2007年
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7月2日 日頃から雑事に追われている上に事務処理方面の才能がもともと欠如している私の場合
公共料金の支払いが遅れることは(何の自慢にもならないが)別にそう珍しいことではなく、
バイクの税金もまた例外ではない。
幸いにして今年は車検が絡むことがなかったので忙しさにかまけて暫く放り出してあったのだが、
督促状が届いたので「では、そろそろ・・・」と払いに行くことにした。R1100RSとK1200RとK100RSとK75Sと
TS250の分の軽自動車税に1件100円の延滞金を加えた合計は18900円。
いつも思うが、この税金はもう少し高くしてもいいと思う(あるいは、自動車税をもっと下げるべき)。
必要不可欠なものにかける税金は低めに抑え、趣味のものや贅沢品にかける税金は税率を上げるというのは
四輪の世界で乗用車と商用車の税金の違いを考えたら一目瞭然なことなのだが
基本的に自分の趣味の対象でしかない高価な輸入バイクの税金がカローラの約10分の1というのは
「悪いなあ、やっぱり・・・。」という軽い罪悪感を覚えなくもない。
勿論、だからといって警察の手を煩わせて国庫納付金の増収に貢献してやるほど酔狂でもないわけだが。
完全に既成事実化しているガソリン税の特別税率にしてもそうだが、
これだけ自動車が国民の生活と密接に結びついているというのにその運用システムである
法体制の整備があまりにレベルが低過ぎるというのは官僚の無能を論ずる以前に私には一種の驚異である。
それに対して民間からの声がまったく上がらない辺りがこの国の国民性というか、
「お前らには自分たちの生活を自分で良くしていこうという気がないのか?」と大いに歯がゆいのだが。
年金問題が切実な問題であることは認めるが、事態の改善に向けて当事者が本格的に動き出したのであれば
あとは事態の推移を監督していればいいだけの話で、程度の低いマスコミに踊らされて
政府の支持率が乱高下するのも政治に対する見識のなさを見せ付けられるようで悲喜劇的ではある。
そういう国民を育ててきたのも日本の政府と教育なわけだが、自業自得というか
負の連鎖というか、実にやりきれない思いになるねえ・・・。
それはそうとTS250の税金2400円、乗らなくなってから11年が経つがいい加減どうにかしないとな。
復活の可能性はほぼ皆無だから、処分してしまうのがベストなのだが・・・。
7月5日 再塗装して新品のベアリングを組んだPVMのフロントホイールが遂に発送されたと
西村コーティングから電話がある。これでK75Sの部品はほぼすべて揃ったから、
完成まではあと少しだな。正直なところ、ここまで日数がかかるとは予想していなかったけど。
また、自宅に戻ったらヤフオクで落札したK75用のシートが到着していた。
これで将来的にK75Sを手放す時にも福村さん謹製のシートをつけてやる必要はなくなり
その後もシートをK100RSに移植して使い続けられるようになったわけだ。
それにしても、モディファイが一段落するより前に手放す決意をするというのは
R100RSもそれに近い部分はあったもののやっぱりすっきりしないというのが本音ではある。
7月6日 マグネシウムホイールが届いても当然、タイヤとブレーキディスクを組み付けなくては
使い物にならないのだが、いつものバイク屋の設備ではスクーターが取り扱いのメインだから、
マグホイールに傷をつけずにタイヤを嵌める・・・というのは残念ながら設備的に少々心もとない。
実に面倒臭いが、付き合いのある自動車のタイヤ屋さんでまずタイヤを嵌めて、
その後バイク屋に持ち込んでブレーキディスクを装着するという
バランス取りのことをまったく無視した作業工程が必要になりそうだ。
(以前R1100RSのホイールを塗装した時に実行歴がある)
K75Sにあとどれだけ乗れるか定かではないが、乗っていられる間はきっちり楽しんでおかなくては。
7月7日 PVMのホイールがようやく届いた。木曜日に発送したはずなのに遅いなあ・・・と思っていたら、
送り状をよく見ると土曜日配達指定になっている。なんでやねん(-_-;)
早速明日にでも装着のために動き回ってみよう。
西村コーティングご自慢のダイヤモンドコートで塗装。塗装面は濡れたような艶と厚みのある仕上がりで、見事の一言。
7月9日 予定通りタイヤショップにホイールとBT−45Vのタイヤを持ち込み、組み付けをやってもらった。
工賃は1000円。さすが、四輪の業界は競争の原理が働いている・・・。
しかしながらこの店は自動車専門のタイヤショップなので傷をつけずに組むのはきっちりやってくれるが
二輪のブレーキディスクをホイールに組み付ける作業ができない。
自分でもできなくはないがプロに頼んだ方が確実だし、どうせ前輪の交換は最初からプロに任すつもりだから
まとめてバイク屋に持ち込めば手っ取り早い・・・と考えてその足でホイールとタイヤをバイク屋さんに預けてから
自宅に戻ってK75Sで取って返し、バイク屋さんにK75Sを預けてきた。
かくして、明日にはK75Sがいよいよ完成状態になるわけだが、ここまで長かった・・・いや本当に。
7月10日 仕事が忙しかった上に天候不順が重なり、K75Sの受け取りはあえなく延期。やれやれ。
楽しみが明日に延びたと思ってポジティブに受け止めようかな。
7月11日 仕事を早めに終わらせて、遂にK75Sを受け取る。ちなみに工賃は4000円。
早速近場を試走してみたのだが、軽量ホイールはさすがに運動性が違う。
低速ではあまり差は感じられないが40キロを超えたあたりからはフロントサスの動きがいいのがはっきりと体感できるし
交差点で右左折するのでもノーマルより一回り軽く、ハンドルへの手応えがない。
個人的にK75Sのハンドリング最大の欠点は極低速〜低速でのハンドルの不自然な切れ込みの強さだと
日頃から感じていただけに、この変化は実に重要かつ好ましいものに感じられた。
また、車体のリーンも一回り軽くなって車体が小さくなったような錯覚を覚える。
難点としては巡航時の直進性は多少落ちたことと路面の不整にややナーバスに反応するようになったことだが、
個人的にはまあ許容範囲に収まっているから確実に一段階上がった運動性能を考えたら
総合的には大きくプラスに働いたと思う。
もっとも、悪路を走れないとか段差を速度を出して超えるなとか純正ほど長持ちしないとか
錆には要注意とかいろいろな制限もかかるわけで、
全体のバランスで考えるなら純正の方がやはりいい、となるわけだが。
ドイツではマグネシウムホイールは公道での使用が禁止されているはずだし
その辺は納得づくで乗ることが求められるな。
組み付けが完了したpvmホイール。これでK75Sのカスタムは一段落(^^)v
7月15日 いろいろと深かったオフミ参加
岐阜県北部の平湯温泉で行われていたBMW有志のオフラインミーティングに顔を出す。
できればテントを持参で一泊の予定を組みたかったが16日には休日出勤の予定があり、
日帰りとなると現地でアルコールを入れるのもほぼ不可能でしかも台風が接近している。
車で日帰り参加とはかなり憂鬱な参加形態になりそうだな・・・と思って夜中のうちに準備をしていたのだが、
朝起きて休日出勤して仕事を片付けていたら台風が予想より早く遠ざかって行った様で、
正午頃には晴れ間も見えるようになった。
ならばもう車では行けない!ということで15時頃にようやく仕事を終えて帰宅した私は
早速K75Sを引っ張り出し、最低限の荷物と雨具を積んで高速道路を北上。台風一過、一路平湯へと爆走した。
PVMのホイールに履き替えたK75Sは以前より横風に弱くなっており、
(特に、横風で足元からすくわれるように感じることが増えた)
岐阜県北部では天候もまだ完全には回復しておらずあまり快適とはいいかねるツーリングだったが
それでも160やそこらで巡航できるのがK75Sのいいところである。
途中の道の駅で。ホイールの色が合ってねえ・・・。
会場になった平湯の森キャンプ場の様子。
しかし、軽快感あふれる走りはいいのだが(それでも、倒しこみの軽さだけならK1200Rに劣るのだが)
その根源になっているPVMのホイールを良く見てみると前後でホワイトの色調が明らかにずれている。
ヤフオクで入手した後ろのホイールは前の所有者の方が「西村コーティングでマルケジーニホワイトで塗装しました」
と教えてもらっているし、今回塗装したフロントも西村コーティングにはマルケジーニホワイトでオーダーしている。
何らかの理由で色ブレがあったのか、それとも後ろが変色してしまったのか。
実用上問題はないのだが、多少気になる程度のものではあるな。
もっとも、本気で色をきっちり合わせようと思ったら前後同時に塗ってしまうしかないのだけれど。
結局平湯には18時に到着して、奥飛騨温泉郷に行ったのに風呂にも入らず19時半まで酒を飲み
(帰宅のことを考えて物凄くセーブした)23時過ぎにアルコールが抜けたのを見計らって退散したのだが
何というか、単に行って帰っただけという感が強かったな、正直。
明日の仕事もあったし、これが今の自分にできた精一杯だったのも事実なのだけど。
ともあれ、会場で相手をしてくれた方々には篤くお礼申し上げますm(_ _)m
さてその帰り道だが、予想外に苦労することになった。
湿度が高かったため平湯峠はかなりの濃霧で視界が悪く地元の慣れたトラックにも置き去りにされる程度の
ペースしか出せなかったというのはほんの序の口で、
帰宅時間優先で東海北陸道に入ってからは0〜90キロオーバーくらいで爆走していたのだが、
美濃インターの少し手前の緩い左カーブを160キロほどで曲がっていたら中央分離帯から一匹のタヌキが出現。
よせばいいのに私の眼前を超高速で横切ろうとした!
「既にバンク中、今更ブレーキもかけられんッ!」と
仕方ないのでスロットルを軽く戻しただけでそのまま突っ込んだら一年前のK1200RSの事故以来
久しぶりにマトリックスの世界に突入して世界がスローに動き始め、タヌキの表情まではっきり確認できた。
「やってもうたかッ!俺の行く手を塞ぐのはクロネコの次はタヌキか!?タヌキには極楽に旅立ってもらうとして、
ホイールが曲がったらPVMは使用不能だけど、こんなことでPVM失うのはイヤ過ぎるぞ。
いやそれより、この速度でぶつかって果たして俺も生きていられるのか?転倒したらほぼ死亡確定だぞ・・・」
と、急にスローに見え始めた世界の中で流れるように思索の糸が紡がれていった。
人間の死に際の集中力って実に素晴らしい。
結果的には目の前1メートルくらいのところでタヌキは目の前を通り過ぎ、
左ステップをかすめるかぎりぎりのところで接触は免れて無傷で生還する事ができた。
いや本当に、タヌキと衝突して事故死なんてことになったら洒落にもならんところだった。
それから景気よく走り続けていたのだが、最寄の岐阜各務原インターの3キロほど手前で
ニーグリップしていた右側のサイドカバーから突然抵抗感が消滅した。
既に何度か体験したことのあるサイドカバー脱落と同じ感覚である。
10分ほど前にタヌキを轢殺しかけた影響でまだ神経が緊張していた私は電光石火の反応速度で
落ちかけるサイドカバーを右ひざで押さえつけたのだが、疲れが出てきた上に
右足に変な方向の力を入れているせいでバランスが崩れてしまい、
正直言ってそのままうまく路肩に止める自信はなかったので右側だけ極端に強く、
上から下に押さえつけるような変則のニーグリップをしたまま料金所まで走行。
料金所のゲートで停車したらカバーは地面に落ちたので今度こそ拾って付け直したが、
やはりこのカバーは何とかしないといかんな。良品に替えてなお脱落するとは思わなかった・・・。
とはいえ、K1200Rの半分くらいの体力消耗で(巡航速度はあまり変わらず)走ってこれたのには
正直いって感心した。K1200Rとは目指している方向性が違うから直接の比較はナンセンスだが、
「この20年間の進歩って何だったの?」と思ったことは事実なのだ。
最初からある程度判っていたことではあるのだけれど、K1200Rの凄さは大いに認めつつも
「これは私がBMWに求めているものとは方向性が違うよな」とも実感させられた。
7月21日 発注していたK75Sのスクリーン裏のウレタンが届いたので、早速取り付ける。
作業内容はご覧の通りなのだが、多少なりとも気分よく走れるようになればそれでOKだ。
あとは、クランクケースカバーのガスケットも届いているのだけど
どうも最近、自分が普段使っているのトルクレンチの作動精度がどうも信用できない気がする。
こういう時には慌ててトルクレンチを買い直すよりも低料金でやってくれるプロに丸投げするのが手っ取り早いので(笑)
そっちはまた後日だな。
これは古いガスケット。明らかに使用限界ということで交換しました。
古いガスケットをつけて走っている間に、スクリーンには僅かなクラックが・・・。
ポリカーボネートなら問題ないんでしょうが、この辺はやはりアクリル樹脂の強度的限界か。
ガスケットの張替え。結構アバウトでも大丈夫でした。
ついでに先日脱落したサイドカバーにもタイラップで脱落防止対策を。
それにしても、今日はこれだけやってバイクに乗れなかったというのには少々考えさせられたな。
バイクに乗ろうという意欲はあるのに仕事が連日忙しく、
疲労が溜まりすぎて神経もすり減らしているので結局何をするにも気力と体力が足りずに能率が上がらない。
仕事も遊びも用事も中途半端になって思い切り遊ぶ時間もとれなくなっている・・・という、
完全に悪循環に陥ってしまっているぞ・・・。
明日はこの前の平湯で温泉に入れなかったリベンジをするべく奥飛騨温泉郷まで行って
温泉のハシゴツーリングでもやろうかと考えていたのだが、仕事が夜半まで終わらなかったために
早起きして出発することが体力的にできなくなっている。
こうしてバイクに乗れなくなっていくというのが、なんとも歯痒いなあ・・・。
仕事の能率を上げる努力はしているが、仕事量を減らす決定打はないし。
K1200Rも月々のローン支払額に見合った走りをしているかと聞かれたら否と答えるしかない状態だ。
最低限、毎月の支払いがもったいないと思わなくて済む程度には走りたいのだけどな。
7月22日 そうは言っても本当に家に引きこもっていちびっているような性分では、私は断じて無い。
こんな時こそ無理してでも走っておかなくては気が滅入ってしまうと考えて、休日出勤を片付けてから
下呂温泉を経由してパスカル清美にK1200Rでライダー丼を食べに行った。
キャベツの千切り+ポテトサラダ+チャーシューの丼に辛子ドレッシングかけ。
あとはサラダと味噌汁とお新香と煮物に食後のコーヒーがついて1050円でした。
ライダー丼は名前こそ同じでも中身は毎年変わっているのだが、(どうも無駄にひねってあるものが多いと思う)
今年のも素直にチャーシュー丼にしておけば問題なかったのになんでわざわざ辛子のドレッシング
(それ自体は悪くないと思うけど)をかけるかなあ・・・?
素直に甘辛のチャーシューダレをかけておけば良いものをと思ったぞ。
まあ、昨年事故に遭った時に「あの時寄り道して当初の計画通りライダー丼を食べておけば・・・」というのは
今更な結果論ではあるけれども心残りではあったんで、これで一年越しのネタは一つ片付いた。
あとは来週だな。あの忌まわしい事故からもう一年だ・・・。
7月27日 帰宅してから一泊分の荷物をK100RSに積み込み、一年前の事故の行程をなぞるツーリングに出る。
宿泊先で夜遅くまで焼酎を片手にちびちびやっていると、いろいろと考えることもあった。
一年前の今日にはまさか自分が12時間後にK1200RSを失って救急車で病院に搬送されるとは想像できなかったし、
(もし想像できていたら超能力者だという気もするが)K1200Rを買うとかK75Sを復活させるなんてことは
まったくの想定外だった。果たしてそれが良かったのか悪かったのかは今の時点では判然としないが
(少なくとも余計な出費が増えたのは事実)選択自体は後悔のないものだったと感じられているのは
それだけでも良しとすべきかな、とかいろいろだ。
7月28日 本当は時間まで同じにしたかったが、帰宅してからも私にはそれなりに用事がある。
早起きした私は一年前よりも少し早い時間に帰途についた。
そこから帰宅途中に何かが起こったら大いに困ってしまうのだがもちろんそんなことはなく、無事に帰宅したわけだ。
一年前にK1200RSを置いたサークルKの駐車場。勿論、今回は無事に出発できました。
だからどうした、と言われるとちょっと困るのだが、私は基本的にトラウマという奴が大嫌いで
事故でも取り締まりでも、”一度厄介な目に遭ったらそこには近寄らない”ではなく、
”もう一度同じところを無事に通過して、その先に進む”という性分なのだ。
だから、自分が納得するための儀式みたいなものだったわけだ、今回は。
それはそうと久しぶりにK100RSをそこそこのペースで振り回したのだが、
やはりK75Sに比べるとずっしりと重くてコーナリング性能は低い。
(そうなるようなサスの設定を考えたのは自分なので、思惑通りでもある)
これにK75Sの足回りを移植したらかなり面白いことになるだろうが、
K75Sを手放すのは果たしていつになるかなあ・・・。
単純に考えたら、R1100RSが戻ってきて置き場所がなくなった時がXデーになるのだけど。
7月30日 先日作業を見送ったK75Sのクランクケースカバーのガスケットを交換するため、
バイク屋に車両を預ける。しかし、よく考えてみたら発注したガスケットの数はボルトの本数よりも少なかった・・・。
この期に及んで、我ながら何ケチなことをやっているのかと思ったが今更そんなことを言ってもはじまらない。
まずは、オイルにじみの多いところから優先して交換していくしかないな。やれやれ(-_-;)
たかが8本のボルトを8Nmのトルクで締める程度は自分でやりたいところだが、
トルクレンチが信用できないでは仕方がない。ここは楽をさせてもらおう・・・。
7月31日 K75Sを受け取る。作業工賃は別件の費用とあわせてサービスだった(*^-^*)ありがたや〜。
8月4日 白馬バイカーミーティングと運命の出会い
R100RS以来使用しているパニアにキャンプの道具を放り込み、K75Sで白馬を目指す。
昨年は「事故で怪我人のはずが何故ここに!」ということをやりたかったので事故当日から
手の込んだ準備をして当日に備えていたものの、かなり自業自得じみたアホなミステイクと
予期せぬ車のトラブルが重なって(あの時はさすがにバイクでの参加は無理だった)涙を呑んで
駒ケ岳から岐阜に引き返したという経緯がある。
それまで用事が重なって一度も行くことができず、やっと行けると思った昨年は交通事故に遭うわ
無理して行こうとしたら上に書いたような事態に陥るわで断念が続いていたので、
今年こそは白馬に行ってやるぜ(* ̄0 ̄)o!と、かなり燃えていたのだ。
しかし、天気は雨・・・。円秋の行く所雨雲ありですな、特に今年は(*´з`)
天気は雨だったが相応の装備は整えていたので、それほど苦労することもなく白馬に到着した。
近年ではMOJ主催のナショナルラリーに代わってすっかりBMW国内最大のイベントとして
定着したと言われているバイカーミーティングだが、確かにそれだけのことはある、というのが
実際に会場を回ってみての偽りない感想だった。
(オーナーズクラブが主催するかBMWジャパンが主催するかという違いはやはり規模に出るだろう)
会場の規模にしてもイベントのスケールにしても参加費が無料で敷居が低いことにしても、
MOJのナショナルラリーとはまるで違う。
(というより、mdMOJがこのイベントを自前で賄ったら一年で財政破綻するのではないか?)
逆に言うと、いかに販促活動とはいえこんな大規模なイベントを自前でやってしまうとは
BMWジャパンはオーナーズクラブを一体どうしたいのか?という一抹の疑問を抱いてしまったことも事実だ。
もちろんオーナーズクラブはイベント屋ではないし、既にBMWオーナーであるクラブ員に向けた活動を、
BMWジャパンは子供の頃からBMWブランドへの刷り込みと将来的顧客の取り込みから
既存の顧客の買い替え需要の喚起など、ブランドへの親近感と忠誠心を高める活動を行うという点で
その方向性の違いは元来明確ではあるのだけれど。
直径25cmのハンバーガー・・・らしい。味はまずまずだったが、食事はみなリゾート価格で割高だったので
会場近くのコンビニで買出しするのが一番お勧め・・・というのが正直な印象。
オフロード試乗会の受付近くに放置されていたHP2.何故???
G650Xmotoでのエクストリーム走行のデモラン。見応え充分でした。
そして、個人的には会場で最大のサプライズはHP2メガモトのお披露目だった。
これは初日の午前中に撮ったもの。この後周囲にはロープが張られて近づけなくなりました。
後で情報を集めてみたところによると、HP2メガモトはこの日が国内正式発表でこの前日に
ここ白馬でジャーナリストを集めて試乗会を開催し、その広報車両をそのまま持ってきて展示していたらしい。
なんともはや、効率がいいというか、何というか・・・(^^;)
そんなことはまったく知らなかった私は「おおっ、国内未発表の車両まである!」と単純に驚いていた(;^_^A
それから会場を歩いて回り、ササキスポーツさんやネコパブさんのブースで話をしたり
ノジマエンジニアリングのマフラーに感心したりモトコルセやアクティブやタカトリのブースを回ったり
色々していたのだが、やがて会場は雨に見舞われた・・・。
そんな中で行われたGSのヒルクライムチャレンジだったのだが、雨で濡れて地面も緩んだ草地は
ストックのままのGSで登るのは「性能限界をほぼ超えているのではないか?」と思わせるハードなもので、
記憶では16台中登りきった車両はわずか2台だけで(G650Xチャレンジとホンダが1台)GSとHP2は全滅、
デモ走行のHP2はさすがに別格の上手さで登りきったもののタイムはホンダに及ばないという
ある意味現実をシビアに反映した結果になった。
横を向いてしまってスタッフに押してもらうGS。見ている分には面白かったんですが、
「いくら危険はほとんどないとはいえ、なぜ中止にしないのか?」と見ながら思ってました。
後日このヒルクライムに参加された方と偶然話をする機会があったのだが、
コースは歩いて下見した時点で既に足元が滑ってまともに歩くのも困難な状態になっていたそうで
「そんな状態でもリタイヤせずに挑んでいくというのはGS乗りの心意気ですか」と聞いたところ
「心意気です」とその方は力強く答えてくれました。偉いと思うが私には真似できそうにない・・・(;^_^A
私はテント泊だったのでそれから食料の調達と風呂に入るため下界に降りたのだが、
公衆浴場から出てくると雨に濡れていたK75Sの下のアスファルトが不穏な輝きを放っている。
写真ではわかりにくいですが、表面に油の膜が浮いてました(-_-;)
どうやらミッションの上に溜まっていたオイルが雨で流されたらしい。
問題は「そもそも、なぜそんなところにオイルが溜まったか?」なのだが、
量からしても大して問題になるほどのことはないと判断した。
特にイギリス系の旧車乗りでは昔から言うではないか、「オイルが漏れるのはオイルが入っている証拠」と。
所詮は未だ完璧ではない技術で設計、製造して長いこと使った機械なのだから何らかの不具合が出てくるのは
むしろ当然のことで(それを良い事だと言っているわけではない)、某初心者向けサイトなどで
「これはリコールにするべきではないか云々」という書き込みを見ていると
「安全面に深刻な影響が出るような不具合でなければ、日本国内では簡単にはリコールにはならないぞ。
リコールは自分の買ったバイクを完璧にしてくれるものだと思っていないか?」と思ってしまうのだが
(これはBMWに限らず日本車でも基本的に大同小異)、不具合に関する許容範囲を
ある程度鈍くしているつもりの私であってももちろん、事実は事実として評価する。
オイルがにじんだ場所は不明だが、仮に直すとなれば結構な出費が要求されるような場所なのはまず間違いない。
K75Sは重要な問題さえなければ乗れるだけ乗って手放すと方向性は既に固まっているわけだが、
それをいつにするかというのは考えどころではあるな。
どちらにしても、「ハンドリングスペシャルなK75Sを作る」という当初の目的は未だ果たされてはいないし
それを果たすまでは手放すつもりもない。
パーツの組み付けは終わっているのだから、そのうち時間を作ってサスのセッティングをきっちり詰めてみるか・・・。
それから会場に戻って夜のプログラムに参加していたのだが、正直言って雨でそれどころではなく、
内容の半分もわからなかったかったというのが本音ではあった。
このすぐ後に行われたクロス・ザ・ボーダーのロシア〜モンゴル横断の発表などもあったのだが、
私が詳しいことを知ったのはこの時の発表ではなく後日雑誌の記事を読んでからだった(汗)
カスタムペイントタカトリさんのブース。照明で照らされたスペシャルペイントはえらく綺麗でした。
ちなみにヘルメットにフリーハンドで文字を入れてくれるサービスもやっていたので頼もうとしたんですが、
「これ以上目立ってどうする」と友人に止められてやめました(^^;)
BMWのデザイン理論についてトークをする二輪デザイン部門のボス、D・ロブ氏。
途中から雨は豪雨になり、この後大多数が屋内に避難しました。
夜半になり、雨が上がった深夜の駐車場にて。
8月5日 早起きすれば順番待ちが必至の試乗車にも楽々乗れるというのは宿泊組の特権である。
徹営もそこそこに試乗受付に向かった私は、掲示されていた試乗車リストを見て目が点になった。
さすがはメーカー主催のイベント、車種が豊富だ・・・というより、メガモトが試乗車に入っている!
国内未発表の車両を試乗させてくれるとはなんという太っ腹!・・・と思ったのだ。
(繰り返すが、実はこの一日前に国内正式発表されていたがそんなことは知る由もなかった)
HP2の試乗など滅多にできる体験ではないということで、迷わずメガモトに乗ることにする。
後で聞いたところによると昨日は試乗車リストに入っておらず2日目のみの試乗だったようで、
第2組で試乗した私は(マスメディアや関係者を除けば)日本で3番目か4番目くらいに
メガモトを試乗した一般人ということになるわけだ(^^)v
その時の様子は試乗記に詳しいが、走りっぷりにはかなり強烈な衝撃を受けたのである。
ということで、MOJの会報誌に載った写真を無断転載。手前が私ですが、視線からしてやる気充分です(^^)
BMWの試乗はこれまでに回数を忘れるほど経験しているが、「ええなあこれは・・・。」「欲しいなあ・・・。」
と呟きながら乗ったのは私にもこれが初めての経験だった。
試乗を終えてからもフラットの市川さんやネコパブのゼンスケさん等、複数の方々に
「メガモトは素晴らしかった、あれはいい!」と会場で熱弁していたのだが、
それまでひそかに暖めていた「K1200Rの次はMVアグスタのブルターレを買おう」という計画に
この時メガモトが割り込んできたのである。
会場の様子。二日目はうってかわって好天に恵まれました。
HP2など一部の車両向けのオフロード試乗会の様子。私は見ていただけ(;^_^A
某ブースで発見した可愛らしいADV(笑)こういうセンス、大好きです。
無料で振舞われる豚の丸焼き・・・というか、実際には見ての通り半身焼き(^^;)
フラッシュを焚いて撮影したら理科室の標本みたいになってしまいました(汗)
それから友人と一緒に会場をいろいろと回っていたのだが、さあ帰ろうという時になって
パニアケースをロックしておもむろに鍵を抜こうとしたら、キーシリンダーまで一緒に抜けてきた(@_@;)
ちょっと驚きましたね、これは。もうちょっとしっかりしたシリンダーにしてほしいものだ・・・。
後で聞いてみたらK100系のパニアには比較的多いトラブルらしいのだが、
大事なものを安全に入れるために鍵がついているのだからそう簡単に壊れては困るヾ(ーー )
実際には走行中勝手に開くことはまずないので、とりあえずそのまま帰ってきたが
これは早いところ修理をしなくてはいけないな・・・。
ともあれ、色々あったがバイカーミーティング自体は充分に楽しめるイベントだった。
来年も極力参加しなくてはなるまい。
またK75Sはサスとシートの交換で疲労度がかなり軽減されており岐阜まで十分余力を残して帰ってこれたし、
K100RSよりはやはり疲れるとはいえ、それでもツアラーとしての能力に関しては
昔のBMWはダントツだったのだと改めて実感できたのも嬉しい発見だった。
あと、メガモトについても少し頭を冷やさなくてはな。思わず「K1200Rを手放しても欲しいな」と思ってしまったし(汗)
余談ですが帰り道に立ち寄ったコンビニ。何の変哲もない店と思っていたら・・・。
2003年に放送されたアニメ、おねがい☆ツインズでヒロイン二人がバイトしていた店(のモデル)でした(^^)
事前知識がなかったので少々驚きましたね。
8月7日 鉄は熱いうちに打っとけって感じでHP2メガモトの購入計画案がとりあえず発動。
いろいろと情報集めてからもう一辺頭を冷やしてよく考えてみて、
それから更に時間をかけて落ち着いて考えても結論が変わらなければ、
実現に向けて真剣に考えてみるか・・・。
8月9日 沖縄旅行の最中にもバイクのことを忘れているわけではなく、候補車両のリストアップには余念がない。
Jefで買ってきたタコミートサンド。こんなものを食べながらバイクの計画を練ってました(^^)
現時点では購入すると決めたわけではなく「買うとしたらどうするか」という脳内シミュレーションの段階なのだが
私の場合、ほとんどの場合比較対象のバイクはないかと探して検討する。
この時点でざっと思いついたメガモト以外の候補車両は
ビューエル1125R(未発売)
ビクトリー ビジョン(日本未発売)
KTM 990スーパーデューク
MVアグスタ ブルターレ910
カワサキ 1400GTR
ドゥカティ ハイパーモタード
といったところだった。
う〜ん、我ながら節操がない取り合わせだ・・・。
8月10日 豪雨の沖縄を一日走り回ってホテルのベッドで横になっていても、考えているのはバイクのことだったりする(笑)
4月に岐阜でちょっと聞いた話があったのだが、その時の事をふと思い出したら
「そうか、バイクを購入するとしたらその手があるな・・・」という考えが閃いた。(詳細は公表しない)
しかし、この手を使うとなると車種選択はこれまでのように気軽には決められない。
自分的には予算の上限枠をほとんど取り払うのも覚悟するリミッター解除な計画だが、
それを自分に納得させ、実行するためには最低12年はそのバイクに乗り続けなくてはならない。
そうなると昨日リストアップした候補車種はいったん全部白紙に戻して、
世界中のバイクを俎上に上げて一から再検討のやり直しだ。
これ以上は沖縄のホテルで考えていても進展は見込めないな・・・岐阜に戻ってから情報収集をやり直さなくては。
8月13日 いよいよ本気で検討開始
車種選択のため、ネコパブから出ていたドカの別冊などいろいろと参考書籍を買ってきて徹底的に目を通す。
沖縄で思いついた計画を発動させるとして(この辺基本的に慎重)今回の条件は以下の通りだ。
・飽きずに12年間乗り続けること
・12年後に車両本来の味わいを残しているだけの耐久性があること
・12年後でもパーツの供給がまず心配ないこと
・12年後に最新型と並んでも「ああ、新型に乗り換えたいなあ」ではなく、
「俺はこれがいい」と精神的に堂々としていられるようなバイクであること
・所有が苦痛に感じられないようなバイクであること
バイク業者をしている友人とも相談を密にしながら車種選定を進めたのだが、
円秋の判断基準ではこの条件で選ぶと国産車はほとんど全滅する。
もともとモデルチェンジに次ぐモデルチェンジで改良を重ねて良くなってきているから仕方がない側面はあるが、
仮にCB1300を買ったとして、今は満足できるだろうが12年後にその時出ているだろう最新型と並んだら
どんな気分になるだろうか?新型を物欲しげな目で眺める40代後半になった自分の姿が想像できたのでパス。
ドカやMVアグスタも有力候補ではあったが、仮に年間4000キロの走行距離としても12年間乗ったら
オドメーターにはほぼ5万キロを刻む計算だ。5万キロ走ったドカに新車の味わいが残っているか?否だろう。
デスモセディチRRも一応検討はしたが、金銭的な問題もさることながら特殊な車両なのでパーツ供給などに
不安を感じたこともあってこれまた候補から消えた。
MVアグスタも耐久性はドカとそう大差ないだろうし、F4にしてもブルターレにしても新型の話が出てきている。
F4のセリエオロが今出ていれば可能性はあっただろうが、これもやはりパスだ。
ハーレーはその点多くの要素をクリアするが、残念ながらハーレーの提示する世界は
今の私がバイクに求めているものとは少々異なっているためパス。
ビューエルは面白さは充分認めるものの、耐久性や方向性は国産車やドカと大同小異だろうからパスだ。
トライアンフも悪くないと思うが、12年乗り続ける耐久性があるかと聞かれると?だし、
あのメーカーも結構モデルチェンジが激しいから12年後にどうかと考えると自信がない。
(12年前のトラのラインナップと今を比べて仮想検討してみた)
アプリリアも方向性としては国産車と似たようなものだし、モトグッツィは面白いが会社の経営基盤が
個人的には信用できない。(ファンの方、失礼m(_ _)m)
12年後会社があるか、というロングスパンで考えたら存続を保証できるバイクメーカーなど
世界のどこにもないだろうが、その中でも信用度の優劣というのはやはりある。
KTMが耐久性で脱落し、ビクトリーは不確定要素が多すぎる。実のところスーパーカブやセローは
その条件をほぼ満たすのだが、セローの価格帯ならこんな大風呂敷を広げなくても
その気になれば貯金を下ろせば一発で買えてしまうわけで、今回の計画の本筋とは合致しない。
・・・と、こうやって世界各国のバイクをふるいにかけていくとBMWは俄然強いというのが正直な印象だった。
突出した面白さは少ないが、長く乗り続けるための条件はかなりの部分をクリアしている。
ただし、昔のBMWに比べて”12年後に「俺はこれがいい」と言える”バイクがかなり減ったことは否定できない。
自分で所有していてなんだが、K1200Rなど12年後にはすっかり埋没してしまっているのではなかろうか?
オーナーの方には申し訳ないが、新しいGシリーズも12年後には人々の記憶にカケラも残るまい(試乗しての印象)
現行モデルで大丈夫だと思えるのは個人的にはHP2エンデューロ/メガモトとK1200LT、
それにこの時点で情報を掴んでいたR1200SとK1200SのHPバージョンくらいだが、
(R1200GSも存在価値的には落選すると思う)
少し前のBMWならR100RS/K100RS/K75C/K1/R1100RS/R1100RT/R1150GSなど
10年経っても平気と思われる名車がゴロゴロしている。
そう考えていくと、かなり刹那的な台数至上主義に傾いた今のBMWはメーカーとしての姿勢が
大いに気に食わないと言わざるを得ないな、やっぱり。
そうなるとオフロードを走らない私の場合、HP2エンデューロはどんなに良くてもハーレーと同じく
基本的に対象外だし、K1200LTは随分以前に試乗した経験から「これは私向きのバイクではない」と結論付けている。
というより、K1200LTにするくらいだったら昨年K1200Rを買わずに最初からこっちを購入している(^^;)
R1200SのHPバージョン(後にHP2 SPORTとして発表された)はこの時点ではまだほとんど情報がなかったが、
現在のBMWの方向性と以前試乗したR1200Sの性格から考えて私がバイクに期待するものとは
方向性が少々異なるであろう事が容易に予想されたので、BMWの候補は消去法的にHP2メガモトと決まった。
白馬で試乗したことが大きな後押しになったことは否定しない・・・というか、
試乗していなければそもそも今回の計画を考え付いていないと思われるのだが
そこから先の選定は自分なりに公平である。これまでに10年間所有した車両は400刀とR1100RSがあるが、
(TS250もあるが、除外)それにしても400刀は途中で乗らない時期が所有期間のかなりを占めていたし
R1100RSにしても3年間手元にないというあまり面白からぬ事情がある。
ちなみにこの二台は私が車種選定を物凄く真剣選んだバイクの1位と2位なのだが
(結果的に、気軽に選んだバイクは手放すのもやはり早いということだ)その二台にしたところで
最初から10年間乗ろうと思って購入したわけではない。
どちらにしても、最初から12年間乗ろうという覚悟を持ってバイクを選ぶのは私にとっても初めてのことで、
それだけに絶対に失敗は許されないのである。えこ贔屓する余裕などあるはずがないのだ。
8月18日 購入先でかなり悩む
計画はまだ確定してはいないが、車種選定は8割方メガモトで固まった。
そうなると次は購入先だ。周知の通り私は複数のディーラーさんと付き合いがあるのだが
その中でどの店で買うかというのは当然考えなくてはなるまい。
現状のところ、私がバイクを買ってもいいと思えるくらいに付き合いのある店は愛知の柴田モータースさんと
滋賀のオートショップフタバさん、三重のモトラッド鈴鹿さんに東京のフラットさんの4軒だ。
しかしながら、我が家にバイクの置き場は3台分しかなく、現在のところK1200RとK100RSとK75Sが
既に鎮座している。何とか工面すれば4台置くことも(かなり無理はあるが)不可能ではないのだが、
R1100RSがいずれ戻ってくることを考えると最低でも1台ははじき出される計算だ。
よし決まった、K75Sは手放すしかあるまい。ここはドライに割り切って話を先に進める。
しかし、R1100RSを手放すのは問題外だしメガモトも同様。また4台の鎮座を恒常的に続けることもやはり難しい。
そうなるとK1200Rはローンを払い終わったら手放すことになるがこれはまあ計算のうちとして、
果たしてK100RSの運命は・・・。
元々のオーナーに返してしまえば話は早いのだが、
実際のところあれほど私の使い方にジャストフィットするバイクはちょっと他にない。
(事実、K1200Rを購入する時にもK1200GTは当然検討したが対象から外れている)
R1100RSと比べてもスポーツ性はともかくツーリングならこちらが上なのだ。
要するにそう簡単には手放せないということで、つまりメガモト購入以後は私がバイクを買い替えたりすることは
これまでとは比較にならないほど困難になる。
そうなると、フタバさんにも柴田さんにも別に不満はないのだが、以前に車両購入歴があるこの2軒は
申し訳ないが候補から外さざるを得まい。考え方は人それぞれだと思うが、付き合いの関係から私はそう考えた。
ということで残りは2軒。元フラット勤務だった折原氏が経営するボクサーハウスさんとも私は付き合いがあるので
フラットさんからこちらに業販で流してもらうことができればそういう意味ではベストな選択肢だったのだが、
白馬で壊れたパニアの鍵の相談ついでに電話をかけて問い合わせてみたところ
残念ながらBMWの新車販売は行っていないということだったのでこの線も消えた。
そうなると残るはモトラッド鈴鹿さんかフラットさんのどちらか、ということになるのだが
バイクを二台購入するわけに行かない以上(結果的に不可能でもなかったが・・・(;^_^A)どちらを選ぶにしても
残る一方は候補から落とすしかない。随分と考えたのだが、最終的にはボクサーハウスさんの開店以来
少々ご無沙汰気味になっていることが大きな要因となり、フラットさんと決めた。
8月19日 R1100RSの様子見のためK75Sで鈴鹿に行く。
用件自体はいろいろと思惑をはらみつつもまあ問題なく終わったのだが、
(この程度のことを問題にして大騒ぎしていたらR1100RSの改造はやってられない)
その用件。R1100RSの詳細は基本的にここでは書かないんですが、珍しく紹介します。
これが純正の排気バルブ。ステムのメーカー公表値は5ミリですから、まあ問題ないかと。
でもって、これが純正のバルブガイド。なんとステムより内径の方が細い!ガイド一つ一つに完璧な加工をするのが前提かどうかわかりませんが、
それだったら純正品頼まなくても内燃機屋さんで完璧に寸法合わせしたワンオフを作ってもらいますって(^^;)
いざ外に出てみるとK75Sのフロントフォークから盛大にオイルが吹いている。
う〜ん・・・。ここまで盛大に漏ったのは久しぶりです(-_-;)
左右のフォークから同時に漏れていたから、これは炎天下の高速走行で内圧が上がりすぎたのだろうか?
オクムラにOHに出した時に「二年で2000キロしか走っていないから」とオイルシールを交換しなかった
自分のケチぶりを呪っても後の祭りだ。幸か不幸かここは鈴鹿で、モトラッド鈴鹿さんはここからほど近くにある。
とりあえず応急処置をしてから白子の港で写真を撮影し、モトラッド鈴鹿さんでオイルシールを注文して帰ってきた。
バイク歴に使用している写真はこの時撮影したもの。実はこの時フォークからはオイルがだだ漏れでした(汗)
帰宅してからは先日の白馬で壊れた鍵の修理のため、パニアケースを車に積んでバイク屋さんに持ち込んだ。
昨日ボクサーハウスさんに教えていただいたのだが、まともに新品で修理しようとするとシティーケースまたは
パニアケース用の左右一式が揃ったセット(つまり、4個または6個のセット)でしか部品が出てこないそうなのだ。
もちろんそれが完璧ではあるが、幸いにして私の手元には友人から(ほぼ実質的に)譲られた中古のパニアケースが
あと1セット転がっていてこちらのキーシリンダーを移植すれば話は早い。幸いにして鍵のパターンはまあ何とかなる(^^;)
8月20日 部品移植計画に暗雲が
K75Sを手放すと決まった時点で、あのバイクに装着したパーツのほとんどはK100RSに移植することが
自動的に決定したも同じなのだが(今年の1月に復活させた時点でそのことは計算のうちにあった)
メッシュホースはまあ仕方がないとして、今回のフロントフォークからの漏れがその計画に水を差したのは否定できない。
オイルシールがこの構造のフォークからの漏れは以前R100RSでも経験しているから今更驚かないが、
3年前に漏れた時の様子。あれからもうそんなに経ったか・・・。
それにしても左右から同時に漏れたというのがひっかかりる。
普通に考えたら暑さとハードな走行で内圧が上がりすぎたのだろうけど、
時間をおいてからスタティックでストロークさせてもきっちり漏れてきたからな(ーー;)
また、K75Sでもこのスポーツストラット(K100RSには純正オプションの前サス)は
サービスマニュアル通りのフォークオイル管理を行っているものの(数字はK100RSに装着した場合も同じ)
乗ってみた感じでは少々減衰が不足気味だ。
従って、4気筒で大型のカウルがついてこれより明らかにフロント荷重が大きくなるK100RSだと
果たして大丈夫なのか、という心配がでてきた。
12番くらいのオイルを使わないと厳しそうな気がするけど(今は10番を使用)、
混ぜて作るしかないぞそんな番手(-_-;)
また、極めて大事な問題として作動感や機構としての状態はともかくスプリングレートと単純な減衰力だけなら
今の標準サスにWPスプリングの方が明らかにK100RSには合っている気がする・・・。
少なからぬお金を投じてオクムラでOHを決意したのは「K100RSに転用できれば充分元は取れるだろう」という
計算も働いていたからなのだけど、根本的な性能が思ったほどではないとなると・・・。
困ったな(- -;)
8月23日 いつものバイク屋さんに電話をかけて、K75Sのフォークメンテについて相談をする。
作業は普通にやってもらえばいいのだが、既に「フォークをK100RSに移植した後のこと」が視野に入っている以上
そのまま元に戻したのでは芸がない。どうせならK100RSのフロント荷重を想定してフォークオイルの粘度を
変えてやろうと考え、10番から12,5番に変更してオイルレベルを許容範囲内の一番低い方にしてもらうことにした。
これでK100RSに付けた時にうまくいけば万歳だ。K75Sには減衰がかかりすぎになるだろうが
もともと10番ではK75Sにも減衰が不足気味だったから乗れなくなるほどひどくなるとも思えないし、
以前から考えているハンドリングスペシャルを作るにはこのくらいでちょうどいいかもしれない。
失敗したらまたセッティングを変えるだけの話で、(ある程度の経験値の裏づけはあるけど)物は試しだ。
8月24日 いろいろと頭を働かせて、バイク購入計画の資金にだいたいの目処をつける。
別にお金を浪費したいわけではないから購入費用は抑えられるに越したことはないのは当然のことで、
最近BMWジャパンでも低金利ローンのキャンペーンを行うことが減ってきたが
できればそういったキャンペーンを利用できないかと思って手元に残しておいた過去のDMから
キャンペーンの詳細を少し調べてみたところ、やはり特定の期間内に登録を完了できることが条件になっている。
ということはつまり、受注生産で基本的に在庫車両がなく通常の車両より納期が余計にかかるメガモトの場合
今後低金利キャンペーンが行われたとしてもその恩恵を受けられる可能性は極めて低い、ということだ。
よし、これで腹はだいたい決まった。過去に自動車ディーラーに勤務して得た経験や
メーカー等に勤務する友人から聞いた話を総合して、私は初回生産ロットは必ず避けることにしているから
メガモトに決まった場合、第2か第3のロットを狙うことにする。
プレスリリースを調べてみると納車は11月上旬以降の予定とあったから、11月上旬に話をつければ
確実に初回生産ロットは対象から外れるだろう。そこから先は出たところ勝負だな・・・。
待てるものならK1200Rのローン完済を待って乗り換えるのが楽ではあるが、
今回の「最低12年乗る」という縛りをかける以上は残念だが3年後のローン終了まで待つことはできない。
(待てない理由がある)毎月のローンの支払いが倍以上になる計算だから少々苦しくなるが、
K1200Rと二台分のローンを並行して払うことは一応可能だと言う結論に達した。
しかし、改めて仕様を調べてDATZさんのHPなどでHP2の社外オプションなどを物色してみると
本当に走るだけしか能がない単一目的に特化した設計だということがよくわかる。
今回の計画について相談していた業者の友人から電話があったので、
用件ついでに例の計画はほぼメガモトに決まりつつあるという話をしたら
「メガモトにRSのカウルを載せたら(R1100RSがなくても)一台で済んで全部解決するんじゃないですか?」
と言われてしまった。た、確かに・・・(;^_^A
それから、K1200Rで軽く一泊のツーリングに出た。一泊して往復200キロ程度のミニツーリングだが、
気分転換にはいいかもしれない・・・。
ここのところK1200Rの倒しこみがどうも重いのが気になっていたので、
出発前に給油した時にフロントタイヤの空気圧を調べてもらったら案の定2.2まで減っていたので早速調整した。
8月25日 早めに出発して、下呂温泉に立ち寄って帰ることにする。
下呂温泉までの曲がりくねった道は空気圧を規定値に戻したK1200Rにはまるで水を得た魚のようで、
まったく気負った走りをしなくても「ここまでイージーかつ安全に速くていいのだろうか?」と思ってしまうほどの
ハイペースな走りが可能だった。K75Sから乗り換えると、技術の進歩と言うものは本当に歴然としているな。
乗り味の好き嫌いやコストダウンや耐久性といった話はまた別として、
走行性能に関する限りその性能差は圧倒的と言ってしまって差し支えない。
この技術に20年前くらいの志の高さを組み合わせてK100RSを作ってくれれば喜んで買うのだがなあ・・・。
K1200Rスポーツは、スポーツバイクとしては申し分ない性能と多様徒性を持っているだろうが
あれは「ドカのモンスターにハーフカウルをつけたら本格的ツアラーになるのか?」と言いたくなるバイクで、
私がスポーツツアラーに求めるものとはおよそかけ離れているし。
(もっとも、K1200Rを買う時にもし発表されていれば迷わずこちらにしたとは思うが)
それだけに、K1200Rの良さはオーナーとして充分に理解しているつもりだが
そのコンセプトをどうしても好きになりきれない自分がいるのもまた事実なのだ・・・。
この辺は人によって感覚が随分異なるとは思うが、私は自分で所有しているバイクに対しても
どこか自分のものではないような、冷めた感覚がある。
たぶんこの感覚はトヨタ勤務の時に徹底して「車は商品」として扱うことを求められた時に身についたものだと思うが
(もちろん、お客さんに対してはそんなことは言わない)自分の場合代金の支払い方によってもその辺の思い入れは
左右されるきらいがあり、バリューローンで購入しているK1200Rの場合自分が所有しているバイクというよりは
「自分が毎月お金を払ってBMWジャパンからレンタルしている車両」というような感覚が正直なところ支配的だ。
(もちろん、売買契約内容から考えればこの表現は事実とは異なる)
学生の頃と違って、車検証の所有者の名前が自分であることに対しても何の感慨も湧かなくなっているし。
そういう観点で考えれば、毎月のレンタル料の分はきっちり乗ってやらないと明らかに損ということになる。
月に1回やそこら乗るためだけに保険代なども含めると3万円超の支払いというのは、
いくら趣味の対象とはいえいささか投資効率が悪い楽しみ方だからな・・・。
帰り道に立ち寄った水明館の玄関前。HOGのイベントが準備中でした。
帰宅してからはバイク屋さんに行って先日キーシリンダーの交換を依頼したパニアケースを回収してきた。
工賃は正確なところを忘れてしまったが、確か2400円だった・・・と思う(汗)
8月30日 上京の計画を考え始める。10月下旬〜11月上旬に上京するのが望ましいと考えると
もろに東京モーターショーの時期と重なるから、モーターショーを見に行くついでに時間をとって
フラットさんに行くというのが妥当かな・・・。
できれば、K75Sのラストツーリングということで伊豆箱根辺りのツーリングも組み合わせることができれば
それに越したことはない。未だメガモト購入計画は正式に発動してはいないのだけど、
発動させるためには一度関係者の了解を得てこなくては。近いうちに奈良県まで行く予定も作るとしよう。
8月31日 頭の中ではほぼ9割方メガモト購入と決まっているのだが、今回は購入までのハードルは
これまでとは比較にならないほど高い。あくまで理性の安全装置を有効に作動させておくべく
最新バイクカタログ2007を購入してこれまでの条件にあてはまるかどうか、一台一台チェックを行った。
本来なら有力候補車は全部ディーラーまで行って試乗してくるつもりでいたから、これでも随分と簡略化しているのだ。
9月1日 奈良まで行く用事があることはあったのだが、日帰りで忙しく関係者の了解を得る時間がなかった(- -;)
とんぼ返りで帰ってくる途中にモトラッド鈴鹿さんに立ち寄って、先日発注したオイルシールの支払いなどを片付けてきた。
(部品代は前払いで払っていたのだが、ちょっと追加で無理をお願いしたネタがあった)
これでK75Sの完全復活まで秒読み開始だ。復活したらリヤサスのセッティング出しをきっちりやってしまわなくては。
9月2日 戸隠オフミとナショナルラリーの参加を断念する。どちらも非常に行きたいイベントだったのだが、
メガモトの商談にしてもおそらく一回の上京では片がつかないだろう。単純に考えて往復の交通費だけで
4万円以上が飛んでいく計算だから、(値引き値引き条件などを期待してフラットさんにしたわけではないとはいえ)
他の出費は極力控えておきたいのだ。これに北海道旅行も断念したから合計して浮かせた金額は約10万円弱。
楽しみのための投資としてはできれば削りたくなかったが、やむを得まい・・・。
9月4日 いつものバイク屋さんからK75Sが仕上がったと連絡が入った。
明日にでも取りに行ってくるとしよう。
9月5日 仕事を終えてからK75Sを回収改修してくる。作業内容はフォークのアウターチューブを外して
オイルシールの打ち替えとフォークオイルの交換だったのだが、オイル代と工賃は税込みで9450円。
相変わらずここは財布にやさしい店だ・・・(*^_^*)
乗った感じは予想通りフロントの硬さが目立ち従来より快適性に劣るものになっていたが、
高荷重設定を前提として後ろもこれにあわせてセッティングしてやればかなり面白くなりそうだ。
早いところセッティングをしなくてはな。実走しないと細かい詰めはできないから、
適度に道が曲がっていてハイペースで飛ばせて取締りが少ない場所と考えると、早朝のせせらぎ街道か。
友人と相談してK75Sのラストツーリングとして伊豆・箱根への遠征ツーリングもすることに決めたし、
そこで存分に楽しめるように準備しておくとしよう(^^)
9月9日 午前3時過ぎに起きてせせらぎ街道に出撃し、5時20分くらいにパスカル清美に到着。
そこから2〜5キロ走ってはバイクを止めて油圧のプリロードや後ろの車高・減衰の調整をひたすら繰り返しては
曲がり方が納得のできるようになるまで約二時間、距離にして120キロちょっとを延々と走り続けた。
(うち最後の20キロくらいはテスト走行で調整はしていないが)
快適性という観点ではほぼ落第点で段差を越えるたびに腰が浮いてしまうのだが、
それだけに安定感は抜群でリーンウィズのまま安心してタイヤを前後とも端まで使えるような
セッティングになった。また、調整不可能なフロントを主体にバランスをとっていったら
結果的にフロントからぐんぐん切れ込んでいくようになってしまったのも今回は嬉しい誤算で
コーナリングスピードだけならR1100RSとほぼ同等の領域に到達してしまい、
これで伊豆箱根でもパワー以外は遅れをとるまい(^^)v
ただし、自宅まで戻ってくるだけで腰に疲労がきたから疲れ方はノーマルの倍では済まないな、これは。
コーナリングはフルノーマルのK100RSとはほぼ別次元のところまで詰められたと思うが、
その代わりに失ったものもあるというのが正直な感想だ。
まあ、K100RSがあるからこういう尖った設定にできたわけだし
自分でもそれを楽しめているからいいのだけれど。
しかし良いことは続かないもので、帰り道では右ウインカーの断線とスピードメーターの異常が発生。
高速道路巡航中にメーターの指針が0〜140キロくらいまで乱高下するというのは
安全上からいっても極めてよろしくないので、これは近いうちに何とかしなくてはな。
9月11日 先日購入したバイクカタログからの洗い出しが終了。
結構日数がかかったがやはりメガモトという結論になるなあ・・・。果たしていいのか悪いのか。
先日ル・マンに出たR1200Sベースの耐久レーサー、誰がどう考えても中身はHP2の新型だったわけだが
ようやく公道テストの画像が出回ってきた。だいたい想像はついていたものの、
やはりこれは私がBMWに求めているものとは少々違うな・・・。
サーキット志向の方かボクサートロフィーに出られるなら申し分ないだろうが、私は根本的に
「公道を楽しく安全に走れればそれでいい」のであって、楽しめるフィールドが違うバイクを
高いお金を投じてわざわざ買うつもりはない。要は「自分に合うか、合わないか」という話で、
やはりメガモトだな・・・という覚悟があらためて固まった。
車種はこれでほぼ100%確定。あとは計画そのものにゴーサインを出すか、諦めるかだ。
9月18日 ここではさも毎日バイク漬けの生活を送っているかのように書いてはいるが、
実際には朝から晩まで働きづめでその中で捻出できたわずかな時間のことを書いているだけだから
お盆休みが終わってからは大してバイクに乗れていない。
K1200Rはバリューローンが終了したら残額を一括で払って買い取って売り払おうという考えはあるのだが
最後に乗ったのが8月25日でその前に乗ったのは7月22日。
投資効率から考えると、なんとなく汗水たらして稼いだお金を無駄遣いしている気がする。
まず実行はしないと思うけど、一応バリューローンを早期完済するとどうなるのかも調べてみるか・・・。
9月22日 遂に購入を決意する
秘密集会を直前に控え気合充分な私は前日から奈良県に入って準備に余念がなく・・・ではない。
秘密集会ついでに今回のメガモト購入計画に関わる関係各位に了承を得るため、
一日早く奈良県入りしていたのだ。結論からいうと了承が得られたので計画スタートが正式決定。
この瞬間、事実上メガモト購入が(ようやく)ほぼ確定した。欲しいと思ってから最終判断まで約50日。
本当に久しぶりに時間と手間をかけたな・・・。
あとはK1200Rの去就だ。ファイナンスに問い合わせたところ、早期完済してしまえばそれだけでも約6万円の金利が浮く。
心情的には手元に置いておきたいが、手放すべきか、手放さざるべきか・・・。
9月23日 去就について腹をくくる
和歌山県で行われた秘密集会に行った・・・のだが、寝過ごして出発が遅れてしまった。
これはまずい!ということで久しぶりにかなり本気モードで激走したのだが、K1200Rはともかく
R1100RSではこの速度を維持できたか自信がない・・・というペースになっていた。
(山間部の曲がりくねった道を制限速度の60〜100キロオーバーで走り続けていた)
本来こういう使い方を想定してサスをセッティングしたわけではないが、先日出したセッティングはかなり功を奏したわけだ。
もっとも、それだけに上下動も激しく道の駅に着いたら既に腰にきていたが・・・(- -;)
ほぼ新品だったBT−45Vをこの状態に。我ながらツーリング用バイアスの公道での減らし方ではありませんな(;^_^A
しかし、その苦労も空しく集会はなんと開始から30分程度で終了してしまい、「38分遅れ、まだ何とかなる!」と
私が勢い込んで駐車場に駆けつけた時には大多数の参加者は既に三々五々、帰途に着く途中だった(*´з`)
集会が終わって閑散としはじめた道の駅。
幸いにして知った友人も来ていたしBMWBIKES誌のスタッフも残っておられたので話のネタにはあまり困らなかったが、
じゃんけん大会などに参加すらできなかったのは残念だったな。
あと、オーナーの方のご好意でR90Sにもはじめて試乗させていただいたのだが
これがなかなか印象深い体験だった。
単純に性能だけで評価してしまえば、エンジンはかなり粘るがパワーはないしブレーキも効かない、
フレームの剛性も低いしフォークにしてもたいしたことはなく、現代の目で見て本当に性能がいいと思うのは
オーリンズに交換してあったリヤサスと極めてコストのかかったシートだけ・・・ということになってしまうのだが
無理をせず、エンジンや車体がスムーズに機能する速度域を探りながら走っていくと
ピックアップはさほどでもないが適度に鼓動感があってユルユルと回るトルク型のエンジンと
荷重に応じてしなやか(あえてこういう表現を使う)に捩れるフレームとサスが見事に衝撃を吸収して
絶妙にバランスした柔構造ならではの穏やかな乗り味を提供してくれる。
以前R100RSに乗っていた時にはある程度現代化された性能に車体がついていっていないのか
低いフレーム剛性が全てにおいてネガな方向に働いている印象で
「面白いことは面白いが、フレームが弱く機械的に洗練されていない荒々しい乗り味のバイク」
というのが総じての印象だったのだがこちらはそんなことはない。
以前所有していたR100RS同様に評価の低いシフトタッチを除けば極めて上品な乗り味で、
機械の性能に全てをゆだねるのではなく機械と対話しながら走るという走り方をしていれば
性能はともかくとしてその面白さは以前乗っていたモノサスR100RSとは比較にならないほど上だ。
「これがツインショックの乗り味か・・・。成程、未だにツインショックファンが多いわけだ」と
私も大いに納得したのだ。私のR100RSがもしこのくらい面白ければ、私もたぶん手放したりはしなかったぞ。
さて、この時BMWBIKES誌編集部のゼンスケさんに
「あれ(白馬での試乗)からいろいろ考えたけど、メガモトを買うことにした」と話をしたのだが、
それから話をしている間にふと思いついたのだ。
「K1200Rは今すぐに手放した方がいいのではないか?」
もちろん、メガモトと並行所有してローンを払っていく覚悟はできていた。
それに、今手放すと下取り価格はローンの残債より大幅に安くなってしまうから
金銭的には明らかに損失が発生してしまう。
しかしだ。
今回のメガモト購入計画は、事情により発動をそこまで遅らせることができない。
11月に頼めば遅くとも春までには手元にやってくるだろう。
そしてR1100RSが今年は無理でも来年には復活してくるはずだ。
そして、K1200Rの使用頻度がこの2台を上回ることは恐らく、ない。
今でさえ3台体勢は限界を多少オーバーしていて月に1回乗れるかどうかというような状態なのに
この2台が手元に来たらK1200Rにはほぼ出番がなくなると考えて間違いないだろう。
今手放せばいくら金銭的に損をするといっても、このままだとほとんど乗れないバイクのために
毎月28600円のローンと保険代を払い下取り価格が毎月2万円ずつくらいは下がっていくのを
あと3年間座して見続けるということになる。
幾らこの手の金銭感覚がずれている円秋にとってもこれは見逃し難いお金の浪費としか表現のしようがなく、
どうせ損をするにしても一番金銭的損失を抑えられる方法はやはり早期売却しかない。
所謂損切りというやつだ。
特に、1月になったら下取り価格の年落ちもあるだろうしそこから3月末までは多忙でほぼバイクに乗れないし
処分するための時間も確保が困難になるから年内に処分するのとしないのでは
手元に残るお金だけでも約15万円の差額が発生する。
「もはややるしかない!」と心情を脇に追いやって決断した私は、「手放すべきか、手放さざるべきか」ではなく
既に「どう売るか」の領域に頭を切り替えて帰宅した。
そうなると、手放すにしてもK1200Rはまだローン支払いの途中で所有権はオートショップフタバさんが持っている。
どうせ手放すならメガモトの下取り車にしてしまった方がいろいろと楽なのは自明の理だから、
明日にでもフタバさんに行ってその辺を相談してくるとしよう。
バイクの売り方、買い方について詳しいのは何といってもその道のプロが一番だからな。
更に、伊豆箱根のツーリングはK75SではなくK1200Rのラストツーリングになるのがほぼ確定だ。
9月24日 朝イチでフタバさんに行き、今回の計画の趣旨を説明する。
要するに「今回はお宅では買わないよ」と宣言しに滋賀県まで出かけた訳で多少の抵抗感はあったのだが、
ローン途中でK1200Rを手放す以上所有権移動の問題があるからどうせ避けては通れないし、
私にしたところで今後のディーラーとの付き合いをフラットさん一軒に絞るつもりもなければ
これを限りにフタバさんと縁を切るわけでもない。
繰り返すがそもそもフタバさんに不満があったわけではないのだし、もし縁を切るつもりなら
購入してから事後承諾でクレジット会社に任せれば問答無用で片もつく(人としてどうかとは思うが)。
長くなったが、要するに直接出向いて話をするのが今回はベスト、と考えたわけだ。
下取り相場から車両買取りの相談などもさせていただいたが、買取りそのものに問題はないものの
単純な買取りでそう色をつけた額を提示するのはさすがに困難だから、
K1200Rはやはり購入するディーラーさんに下取りとして出すのが購入条件としては
トータルで考えると一番良くなるのではないか、というアドバイスをいただいた。成程、納得だ。
また車両を手放す際だが、基本的に一度ローンを完済しないと所有権の移動が行えないという
(考えてみれば当たり前の話だ)。ディーラーに下取りとして買い取ってもらい、差額を現金で支払うという手もあったが
その場合は結果的に考えると私が多額の手切れ金を払ってK1200Rと縁を切り、
メガモトを単独で購入するのと何も変わらない(というより、本来そういう話なのだ)。
頭金を増やせば当然ローンの金利負担は減らせるから、ある程度貯金を崩してでも頭金を増やす手を使うか。
かなり形式的な自己満足のきらいが強いが、まずはローンの差額を一気に支払ってしまうとしよう・・・。
まず、10月末のK1200Rで行く伊豆箱根ツーリングが終わったら翌日はいったんフラットさんに行って、
簡単な査定やメガモトのローンの相談など、商談のとっかかりをやっておくとしよう。
いったん岐阜に引き上げてウィークデイの間に必死こいて各部をノーマルに戻して、
ほぼノーマルに戻った車両で11月にもう一度上京してフラットさんに下取りとして置いていくとするかな。
もっとも、下取り条件など場合によっては10月末の時点でK1200Rをフラットさんに置き去りにして
あとで岐阜からノーマルパーツを送って工賃払って交換してもらう、という手を使うかもしれない。
この辺は出たとこ勝負だが、そうなるとK1200Rとの蜜月は遅くとも11月3日で終了だな。
それはそうと先日フォークオイルシールを交換したK75Sだが、左右のフォークから仲良くオイルがにじんでいる。
シールの打ち込み具合を確認してみたところ異常はないし、にじみはアウターチューブにじんわり広がるくらいだから
すぐに修理が必要になるほど漏れている訳ではないがかといって無視できるほど少量でもない。
そもそも、一ヶ月前にオイルが噴出するまでは何ともなかったのだぞ。
シール部品の不良なのか詳しいことは不明だが、弱ったなあ・・・。
これではK100RSへの移植の是非をもう一度考えなくてはいけなくなるではないか。
これは後日撮影したものですが、左右ともだいたいこんな感じ。この調子でじわじわとにじみ続けるのには閉口しましたね。
9月26日 バイクの任意保険を頼んでいるいつもの先輩に電話をかけ、
車両入れ替えに伴う保険の契約変更について電話で相談をする。
もともと私は一括契約で割引率を増やしているのだが(その代わり、一度保険を使うと他の車両の両立も全部上がる)
一括契約だと車両入れ替えの時に限り車両間で割引率の入れ替えが可能で
K1200Rではその手を使って対人対物に車両保険までつけて5万円台で契約している。
メガモトの保険料率はたぶんK1200Rと同じだろうが、ABS割引が使えないことは覚悟しておかないといけないし
トータルでの出費を減らすための計算はその道のプロに任せるに限る。
ということで、まずは見積もりを出してもらうことになった。
9月27日 K1200Rの最後のお遊びとして、ユーロネットで純正ハイシートを発注する。単体で38000円、
送料がノーマル便で6250円の合計44250円だ。これに関税がかかるから、ディーラーで取り寄せた場合の
消費税込み52500円との差はかなり小さくなってきたな。それでも無視できない差なのは事実で、
現に私もこうして注文しているわけだが。
10月6日 ふと思い立って、K100RSの今後についてちょっと考えてみる。
理想をいえばメガモトが来てもK1200Rは手元に置いておきたかったわけだが、もし実現できていたらこうなっていた。
R1100RS
HP2メガモト
K100RS
K1200R
BMWを新旧で揃えて旧型は過去の伝統のRSで、新型は毛色の異なるスポーツモデル・・・という組み合わせを
KとRでそれぞれ同時にやってしまえばある意味究極的な組み合わせだったのだが、
残念ながら私の時間と資金は無限ではないので諦めた、というのはこれまでに書いた通りだ。
ある意味こういうことを実現できる生涯ただ一度のチャンスだったかもしれないが(;^_^A、
現在の予定ではすぐ近い将来の私のバイクライフはこうなる。
R1100RS
HP2メガモト
K100RS
R1100RSは完成すれば問答無用の超スペシャルになるはずだし、
メガモトにしても確かに普通のBMWとは一味違ったモデルでおよそ申し分のない性能がある。
そうなると、マグホイールを履いてフロントブレーキを強化し、フォークスプリングとリヤサスを交換した”だけ”の
K100RSは、実用上はともかく性能的には上の2台に比べて大きく劣ることは否定できない。
フロント回りにオーリンズの正立でも組んでやって、K75S用のピストンを組んで
クランク回りのバランスを取り直してやれば・・・とも考えたのだが、
これをやるくらいならK1200RSの中古を買ったほうがおそらく安くついてしまう。
だったら、K1200RSを買ってしまえば良いのではないか?
私はK1200RSのパニアやソフトトップケースなどの部品をまだ所有しているので、
このプランは資金さえどうにかなれば実のところそう無茶な話でもないのだ。
K1200RSの満足度はK1200Rよりも高かったし(主に好みの話)、今後乗り続ける車両を決める生存競争に於いて
結果的にK100RSに敗れたK1200Rと違い、所有当時には「これがあればK100RSは要らないなあ」と
思っていたという事実がある。確かに一つの方法ではあるのだ・・・。
・・・が、そう思って友人に相談したところ極めて強く反対された(;^_^A
そらまあ、言いたいことは十分理解できるしね。
自分で「いつかもう一度K1200RSに乗りたい」という気持ちがあるのは事実だが、
やはり今はその計画は封印するのが無難かつ妥当だな。友よ意見をありがとうm(_ _)m
10月9日 ユーロネットからシートが発送されたとのメールが届く。K1200Rが手元にあるのもあと3週間か・・・。
10月14日 K75Sが手元にあるのもあと僅かということで、久しぶりに単独ツーリングに引っ張り出して
越前市までおろし蕎麦を食べに行く。コーナリング優先で相変わらず乗り心地は悪いのだが
(和歌山の秘密集会のあと、ツーリング向けに多少柔らかく設定変更したが)充分なパワーと
扱いやすい特性のエンジン/車体は淡々と距離を稼ぐにはやはりもってこいで、
「K1200Rだったらこの倍は疲れていたな」と思いながらも呆気なく片道150キロを走りきって目指す蕎麦屋に到着した。
途中立ち寄った九頭竜ダムで。
久しぶりに食べた武生の蕎麦には大いに満足したのだが、調子に乗って少々食べ過ぎてしまったので
すぐ近くの紫式部公園で一休みしてからK75Sのところに戻ると、足元からガソリンがポタポタと漏れている。
スタンドの下にはかなり派手な染みが・・・。タンクの上からも漏れてました。
慌ててバイク屋さんに電話をかけ、事態を説明しながら対策を考えたのだが
よく考えてみたらタンクの上からガソリンが漏れるのを普通「入れ過ぎ」というのは周知の事実。
その前にセルフではないガソリンスタンドで給油した時にちょっと余所見をしていたら不慣れなバイトのお兄ちゃんが
今にも溢れそうなまでにガソリンを入れたので慌ててストップをかけたから、
あの時に入れ過ぎていたというのが妥当だろうな。タンク下から漏れているのもその為か・・・。
そうであれば、理屈の上ではガソリンが減ってくれば漏れは止まるから、まずはできるだけ安全かつ短時間で
ガソリンを減らしてしまおうと考えて一般道で帰る予定だったのを急遽変更して
高速道路で一気に自宅まで戻ってしまうことにした。一応シートカウルの中に入れてあった布テープで
ガソリンがマフラーにかからないよう道を作りはしたが、効果がどれだけあったかは我ながら疑問である。
結果から言ってしまえばその後は予想通り漏れが止まって無事に帰宅できたのだが、
パーキングエリアで小休止する時に「戻ってきたら俺のバイクが爆発炎上してるってことはないだろうな・・・」
と思いながらバイクを離れるというのは16年のバイク歴でも初めての体験だった(;^_^A
10月17日 ユーロネットからの荷物が届いた。関税は1600円。これでK1200Rは最終形態になったわけで
早速取り付けてみたのだが、座ってみただけなら功罪相半ばするというのが率直な印象だった。
いつも通りのでっかい箱で届きました。右は装着した状態。座面のフラットな面積が小さくなっているのに注目。
明らかに変わったところはウレタン材がローシートより柔らかくなっていることで、そのため単純なクッション性なら
厚みが増した恩恵もあってローシートより遥かに優れている。特にタンデムシートには効果大だ。
足つきは当然ローシートよりも悪いのだが、沈み込みが増えたことと股の部分が細くなっているので
3cm嵩上げされたというスペックから想像するよりは悪くなっていない。
また膝の曲がりが緩くなったこともメリットで、前傾姿勢が相対的に強くなったこともファイター的なやる気を盛り上げる。
少しだけ腰を後ろに引いて座れるようになったことも朗報に数えていいだろう。
(斜めにカットされたストッパーのデザイン処理上の理由)
だが、以下のようなデメリットも散見された。
まずウレタンが少々柔らかすぎ、腰を左右にずらすとウレタンの座面が斜めに沈んでしまい体重をうまく支えてくれない。
台形の断面形状をもつシートはローシートと比べて嵩上げされた分素直に座面が小さくされており、
狭い座面にちょこんと座らされる印象があるし断面形状の形が適当ではない上に面圧分布が少々おかしく、
普通に座っている時でもシートの沈み具合が均等ではなく太股の部分がやや不自然に沈んでしまう。
そこから腰をずらすと座面がグネグネと不自然に変形して、はっきり言って安心感に乏しい。
「これは微妙なシートだなあ・・・。ローシートと比べても一長一短だぞ」と私は思った。
10月18日 昨晩取り付けたハイシートを実験するべくK1200Rを動かそうとする。
車両購入時に付属してきた盗難警報装置の取扱説明書には
「電圧が下がってくるとバッテリー保護のため自動的にシステムダウンする」
という存在意義を疑わせるような説明書の記述があるが(そのはずだが、既に手放したので確認不能。ご了承を)、
それを信じてこの一ヶ月ほどずっとセットしたままにしていたのだが、
今日何の気なしにセンタースタンドを下ろしたら大音響でアラームが鳴り響くではないか。
「えっ、警報装置は解除されてなかったの?・・・これはちょっとマズイかも」と不安を抱きつつセルを回したら
燃料ポンプは動くがセルが全く回らない。ほぼ完全放電だなあ・・・(ーー;)
バッテリーの電解質にダメージが残るのは確実だろうが、これ一発で昇天するほどやわでもあるまい。
とりあえずはバッテリードクをつないで日曜のツーリングまで充電しておくことにした。
10月19日 出勤前にバッテリードクの様子を確認したところ、朝の時点で満充電になっていた。
早い充電を喜ぶべきかどうか、微妙なところだが実用上問題なければそれでOKとするしかあるまい。
帰宅しても天候は雨だったのでテスト走行をするリスクは避け、明日土曜日に再起動を試みることにした。
10月20日 仕事を片付けてから明日のツーリングに向けてK1200RとK75Sの洗車と試乗をする。
2台にはこれが最後の洗車になるはずで、そう考えるとなかなか感慨深いものがあった。
試乗したところエンジンのかかりはまったく問題がなく、ちょっと前方に空きがあれば
一般道でも簡単に200キロを超えられる動力性能は素晴らしいとしか言いようがない。
新型のハヤブサやB−KINGは恐らくこの加速を上回るのだろうが、
現時点ではこれ以上の加速力を必要と感じていないからな。
また、多少旋回性を上げるべくナイトロンのリヤサスは少し車高を上げて(やや後ろ下がりの姿勢を戻した)
減衰を気持ち強めに設定し直しておいた。
また、試乗して気付いたのだが純正ハイシートをつけてリヤの車高を戻してやると狭いシート座面は軽い前下がりになり
必然的に上体は肩に力を入れて幅広ハンドルを腕を広げた姿勢で握って腕力で支えるような
(力の入れ方としてはあまりよろしくない)姿勢になるのだが、
どこかで体験した覚えがあると思ったらモンスターのポジションによく似ていた(-_-;)
座面が平板なローシートではこれまで気付かなかったが、ハイシートの狭い着座位置にしても
モンスターのポジションを多少改良したような感じだ。
しかし、乗り心地はローシートよりも大幅に向上したが前傾がきつくなって肩への負担は無駄に増えたので、
長距離はかえってつらくなってしまったかもしれない。
この辺はテスト走行の時点で当然気付いている筈で、ストリートファイターとしてのスタイルを優先させたのだろうが
BMWの煮詰めの甘さを感じるというか、その開発姿勢に対して疑問を感じてしまう部分だ。
そういうことが鼻につかなければ、K1200Rをこれほど早く手放すことにはならなかったと思うのだが・・・。
やはり一台のバイクを長く乗るためには、単に性能がいいだけでも、設計思想が高邁なだけでも私には駄目だ。
その両方が揃って開発陣が掲げた高い理想を高度な技術で手抜きや妥協を極力廃して実現してこそ、
自分もその思想に共感して長く乗ろうという気にもなれる。
私がK100RSやR1100RSの評価が高いのは(もちろんコストや当時の技術的制約はあれど)理想の高さと
開発陣の努力の結果が乗っていて感じられるからで、HP2メガモトにしても基本コンセプトにかなり割り切りはあるが
理想追求のための努力を本気でやっているという姿勢が見て取れ、実際に乗ってもそれが体験できたから
気に入って買う気になったわけだ。単に速いバイクが欲しければ、K1200Rを損してまで売らなくてもいいのだし。
10月21日 K75S最後のツーリング
友人二人と連れ立ってツーリングに出かける。しかしK75Sも手放すなら車検期間が残っている方が
条件的に有利であり、また年が明けたら忙しくて手放すための実務などをやっていられないことを考えると
まだ比較的時間に余裕がある今のうちに手放すのが良いという結論が出てくる。
そんなわけで、今回は友人に頼んでK75Sに一日乗ってもらうことにしたのだ。
思いっきり感傷の入ったツーリングのやり方だが、私はK1200Rで出発である。
岐阜から鈴蘭スカイライン、開田高原から国道19号に抜けるルートでかなり満足のいくツーリングになった。
途中の一部区間では本気モードで調整不可能なフロントサスが減衰不足を感じるまでK1200Rを振り回したが、
その状況でも車体は異様に安定しているし、ナイトロンのリヤはさすがによく動くし懐の深さも素晴らしい。
減衰のアジャストがやや弱かったので本気で飛ばすにはやや限界が掴みづらい部分もあったのだが、
この重量級でロングホイールベースの車体がなぜこれほど軽快に動いてよく曲がるのかと
オーナーになって一年以上が経過したが相変わらず感心することしきりだった。
ただし、スポーツ走行をする限りにおいてはやはりローシートの方が優れている。
座面が広くて硬めなので腰を使った荷重移動が断然やりやすいことと、倒しこみ時の情報量が大きく
不安感が少ないことが主な理由だ。というより、ハイシートのスポーツ走行への適合性は少々首を捻らざるを得ないもので、
相当にスポーツ志向に振った車体とは明らかにミスマッチだろう、と思ったのだ。好みはあるだろうが、
よほど膝の曲がり角が気に入らないかもっと前傾していないと嫌、あるいは乗り心地を優先したい人以外は
標準装備のローシートで充分なのではないかというのが私の判断だった。
鈴蘭峠で、二台並べて撮ってもらいました。
中津川駅前にぎわい特産館で名産の栗きんとん5種類を食べ比べ(5店舗が出店している)。
その分5店舗全部のシールを貼った紙袋は冗談みたいな光景に・・・(^^)
とはいえ、やっぱりK1200Rを今手放すのはもったいないなあ・・・(-_-;)
できればローンが終わるまで所有してそこからメガモトに乗り換えたかったのだが、
今回は事情によりどうしてもそれができない。残念だ。
かくして、オーナーはまったく乗っていないのだがK75Sの最後のまともなツーリングは終わった。
次の週末はK1200Rで最後の伊豆箱根ツーリングに行ってから、いよいよフラットさんでメガモトの商談開始だ。
10月22日 週末に向けての準備を開始する。K1200R関係の書類やら取扱説明書、保証書、スペアキーなどを
引っ張り出しては上京時に渡すための荷物としてまとめるのだが、結構いろいろあるなあ・・・。。
10月24日 天気予報を見ていると、今頃になって台風が突然発生して関東地方を目指して進行中らしい。
嵐を呼ぶ男の面目躍如って感じではあるが、よりによってK1200Rでの最後のツーリングにあわせて
台風が来なくてもよかろうに・・・(-_-;)
まあ、こういう事態が発生した場合の保険として先週のツーリングはK1200Rで走っておいたのだけど。
10月25日 K1200Rを手放す際には、純正部品はともかくとして社外品はできるだけ外すに越したことはない。
ナイトロンのリヤサスはどうやら中止になりそうだが伊豆箱根ツーリングのことを考えると外すわけにもいかなかったし
ナイトロンが外せなければカーボンのインナーフェンダーもやはり外せない。
ということで、とりあえず自前のミラーをノーマルに戻すことにした。
作業していると「ああ、自分のものではなくなるのだなあ・・・」という感慨が湧いてくる。
なんだかんだ言ってもいざ作業に入ると辛いものだ・・・。
10月26日 購入計画実行開始
台風接近が如何ともし難いということで、今回のツーリング計画の音頭を取ってくれていた
神奈川の友人と相談してツーリング計画の中止を決定する。さすがに台風直撃の中ツーリングに行く気にはなれないから、
安全面から考えてもこの判断は正しかったと思う。
それから仕事と計画変更の相談で予定より遅くなってしまったが、K1200Rにパニアとタンクバッグを取り付け
私は神奈川へと向かい発進し、自宅から数百メートル離れたところにある二つ目の踏切を越えた・・・直後、
突如背後から停止を命じる拡声器の声が聞こえてきた。
「マジ!?こんなところで捕まえるかあ?」と思ったが、背後の様子から判断するにどうやら赤灯消したパトカーが
少しだけ距離をとってついてきていたらしい。というより、すぐ先の交番に戻るところか。
交通量の少なく街灯のない夜間の田舎道で赤灯消したパトカーに距離をとって付かれたら正直言って回避できないし
前を走るバイクが減速したとはいえ眼前で一時停止無視をしたらそれは捕まえずにはおれんだろうな・・・ということで
「今は早いところ神奈川に到着したい。さっさと済ませてしまおう」と手っ取り早くパトカーに乗り込んだ。
そうしたら、下っ端警官が聞いてもいないのに余計なことを言う。
「う〜ん、踏み切り手前で減速していたし、左右も確認して安全に気をつけていたのはわかるんだけどねえ・・・。」
だったら捕まえるんじゃねえ(怒)
やはりここはK1200Rのパワーで逃げ切ればよかったかと後悔したのだが、
(ちなみにパトカーは日産のティーダだった)後日私は改めてそれを後悔することになった。
踏み切りへの進入時に安全のための一時停止を義務付けている国は日本くらいのものなのだが
(世界的には踏み切りへの進入は安全のために停止しないのが普通)
現場の下級官吏に法律考えた奴のアホさとその危険性を説いても何にもならないし、
以前は捕まった側の反論の根拠として有名だったあの昭和42年8月1日通達は
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(昭和42年8月1日通達)
「いわゆる点数主義に堕した検挙のための検挙あるいは
取り締まりやすいものだけを取り締まる安易な取り締まりに陥ることを
避けるとともに、危険性の少ない軽微な違反に対しては、警告による
指導を積極的に行うこととし、ことさら身を隠して取締りを行ったり
予防または制止すべきにもかかわらず、これを黙認してのち検挙したり
することの無いよう留意すること。」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
小泉改革の際に廃止されて現在では無効となっている(それに代わる通達は出ていない)。
「何故違反をしたのか、言いたいことがあれば書いてください」と言われた記入欄にはよっぽど
法律が間違っているからと書いてやろうかと思ったが、
それよりもここはまず神奈川で待つ友人をできるだけ待たせないことを優先したい。
何も書かずに青切符にサインだけして、用が済んだらさっさと神奈川へと出発した。
以前掲示板に載せた画像を再掲載。途中のPAで撮影したんですが、そんな事情でミラーが純正に戻ってます。
誰か気付いて指摘されるかな〜と思っていたんですが、幸いにして誰にも指摘されませんでしたd( ̄ ̄*)
10月27日 ツーリングを中止にしたので、時間をつぶすべく友人と東京モーターショーを見に行く。
ショーの詳細については別の機会に譲るが、やはりBMWのショーへの出展の仕方は私には大不満だった。
四輪の展示について文句はなかったが、二輪はそもそもブースすら構えていない。
その中で発表目前のHP2 SPORTの耐久レース仕様とHP2メガモトを持ってきたのはまあいいとしても、
展示場所は誰でも見られる1階ではなく、四輪のディーラーでしかもらえないラウンジチケットがないと入れない2階に
車両が置かれていた。普通わからないだろうこんなの!
2階のこんな場所では目を止める人はほとんど皆無。
私もこの時は気付きませんでした。(この画像は11月に再度来訪したときに撮影)
この画像は壁側の階段を上がって2階からズーム機能で撮影したもの。これを撮影した時には既にメガモトを契約した後だったので
「納車待ちのオーナーに車両をまともに見せないとはなんということだ」と怒りもひとしおでしたね( ̄□ ̄*)
四輪の展示ブースに二輪を堂々と並べるのがまずいのではないかとか、その中での苦肉の妥協策とか
公表はされていないがかなり高額なはずの出展料金や運営経費を節約したいとか、
メーカーとしていろいろと考えることがあったのだろうとは想像がつくし
BMWジャパンとしても別に好き好んで2階のこんな場所に置いたのでもなかろう。
その辺は同情したくなるが、しかし東京モーターショーではブースすら構えず、会期がほとんど重なるミラノショーでは
F800GSに新型F650GS(これは売れないだろうな・・・)にHP2 SPORTにG450Xと
4種類もワールドプレミアを出したというのは基本的に日本国内在住者と各国のプレスしか来ず、
BMWの二輪部門にとって世界で7番目の市場でしかない、日本の東京モーターショーで発表するよりも
ユーロ圏の来場者がある程度見込まれるミラノショーでワールドプレミアとした方が
発表時の効果がずっと大きいという経営上の判断なのだろうが、
現実として日本と日本市場はどう考えてもBMW本社から舐められているな、確実に。
明らかにユーロ/アメリカ圏と比べて突出して高価な価格設定にしろ、
(ユーロ高の中での車両本体価格の努力は認めるが、部品の値段は相変わらず法外というしかない)
日本からはしっかり儲けようと言わんばかりの販売戦略が取られていると言う事は
つまり日本人はそういう商売が通用する相手だと判断されているということで、実に面白くない。
改めて、最近の企業としてのBMWに対する好感度やブランドへの忠誠心が下がるのを感じたな。
実際、仮にホンダあたりがノックダウン生産してくれたら迷わずそっちで買っているし。
あともう一つ。二輪オーナーも2階のラウンジに上がれる方法を考えろ(`0´)ノ
BMWジャパンの今回のやり方は、顧客対応の方法として根本的に欠陥があるぞ。
で、幕張メッセからほど近いワールドビジネスガーデンの中ではこんな風に現行車がしっかり展示されてました。
二輪のBMWに関して言えば、こちらだけ見ておけば充分だったぞ・・・。
10月28日 仮契約!
ツーリングに備えて残しておいたR1200STのステップをK1200Rの純正品と交換して、
フラットさんに向けて出発する。
左がもちろんK1200Rの純正品。見た目にしょぼいし滑るし踏める部分も少ないと、個人的には大不満でした。
いよいよK1200Rのラストラン・スタート・・・だったんだけどねえ・・・(-_-;)
かくして最後の東名高速に入ったのだが、今回は台風のためツーリングを最初から諦めて
モーターショー会場での動きやすさを優先した服装だったので超高速走行には少々きつい。
しかし「これが最後だ」と思うとスロットルを握る右手に力が入るのはやはり心情というもので、
着ているウェアが耐え得る範囲で3〜6速で加減速を繰り返して出せるところでは220キロまで出していた。
(自分では200キロ以上の速度での追い越しはまずやらない)
180を超えてなお体が後ろにもっていかれるような加速力は今更だが素晴らしく、
「忘れるな、今この瞬間の走りを・・・!」てな感じで最後は噛みしめるように走っていた。
スポーツインテグラルケースの許容速度が180キロだとか、そういった細かいことにはまあ目をつぶってほしい(笑)
さてフラット杉並店さんに到着したのだが、整備を頼む時と違って今回はまったくのアポなしである。
(友人宅からより近くて便利な大森店ではなく杉並店にしたのは、知ったスタッフが杉並店の方が多かったから)
「お久しぶり!今日は整備の予定か何かありましたっけ?」と聞かれた私は、
2か月以上にわたるこれまでの検討の結果として答えた。
「メガモトの見積もりを出して欲しい」
それから早速商談に取り掛かり、オプション品の有無やローンの金利・支払い金額などについても相談する。
オプションについては”価格次第だが、必要なものがあればたぶんユーロネットで買う”と
既に頭の中で方針をだいたい固めてあったので、ほとんど付ける物は無しで話を進めた。
ちなみにナックルガードだが、HP2エンデューロの小ぶりなものがメガモトにもそのまま装着可能なのだが
これが何と部品代だけで45000円程もする!(値段を聞いたときには思わず吹いてしまった。若山さんごめんなさいm(_ _)m)
さすがは少量生産のプレミアムモデル、パーツの値段も並ではない・・・が、R1200GSのナックルガードなら
多少の加工は必要だがほぼ半値で付くだろうと教えられたので迷わずそちらに決定。
それに見てくれは少々仰々しいが、実際の防風・防雨性もたぶんR1200GS用の方が高いだろう。
グリップヒーターのオプションもない(当時は)から、これは他車種から流用しても付けたいところだが
まあこれは急がなくてもいいだろう。納車しても私がまともに走れる時間を都合できるのは来春くらいだろうし、
その頃にはグリップヒーターは当分必要なくなっているはずだ。
納車の時期は当然初回生産ロットは完売しているのでそれ以降の生産分から引き当てる形となり
詳しくは不明だが来年2月〜3月ということらしい。
わざわざ初回ロットを避けて注文を遅らせていたのだから、それは仕方ないだろうな。
それから、ある意味最大の難関といえるK1200Rの査定の話に入った。
査定額はほぼ私の予想通りだったのだが(別ルートで調べてもらっていたレッドバロンの下取り価格より多少良かった)
それ自体には充分納得できるとしても、できるだけ高く売れるならそれに越したことはない、というのも真理だ。
自分の何日か分の労働に匹敵する額が変わってくるわけだから。
フラットさんからは店頭での委託販売を提示されたので、それをお願いすることにして
メガモトはまずは仮契約という形で車両の発注をお願いしてきた。
委託販売の場合、私の胸先三寸で下取りより高い値付けが可能だが
うまく売れてくれなかった場合のリスクは当然私にかかってくる。
もし売れずに後日下取りを頼めばその際には(下取り価格は毎月下がるから)今回より安い金額でしか
下取りされないことを覚悟しなくてはならないが、その手のリスクを負うことについては慣れたものだ(^^;)
かくして私はK1200Rを置き去りにして、待ち合わせの約束をしていた友人の車で品川駅に向かったのだが
移動途中にフラットさんから携帯に電話がある。
「まさかもうK1200Rが売れたわけではあるまい(笑)」と思いながら電話に出ると、メガモトの第2生産ロットは
入荷予定が年内と意外に早く、その便で日本に入ってくる約20台のうちあと10台くらいの空きがあったらしい。
そこに押し込めば年内納車が可能になるということで、文句なくそれでお願いすることにした。
来春の仕事がピークを過ぎ、暖かくなってからしか取りに行けないことを覚悟していたからこれは有り難かったな。
これでHPは元日のあけましておめでとう更新で購入を公表して、新年早々訪問者の度肝を抜いてやろう(*^▽^)ノ
明日からはフタバさんやアプラスに電話して、K1200Rのローン完済と所有権移動のための手続きを進めなくては。
10月29日 フタバさんやアプラスに電話で連絡を取って、K1200Rを手放すための行動を開始する。
まずはK1200Rの残債1613855円をおろして来たお金で全額払い込み、完済証明書の発行を依頼。
またアプラスに問い合わせて確認したのだがBMWジャパンファイナンスを利用して購入した車両であれば、
所有権の移動や金銭面の話などについては購入者の手を経由しなくても新たに購入したディーラーとアプラスの方で
手続きを完了できるようになっているそうで、それには「ほう、便利だなあ」と素直に感心した。
これで必要になることは
K1200Rの支払い完了−完了
K1200Rの所有権移動−これから
メガモトの頭金金額の決定−K1200Rが売れてから
メガモトのクレジット契約締結−これから
ということになる。K1200Rに買い手がつけば販売金額をそのままメガモトの頭金として組み込む計画だから、
逆に言ってしまえばこれが売れないことにはいつまで経ってもクレジットの正式契約が結べない。
貯金を更に取り崩せばメガモトの現金購入も不可能ではないが、今回そこまではやりたくないから
K1200Rが早いところ売れてくれないと契約上少々困ったことになりそうだぞ・・・。
10月30日 苦行のような計画を思いつく
アプラスからの完済証明が本日発行されていないことが判明する。
アプラスに問い合わせて確認してもらったところ確かに私が昨日払い込んだ分の入金は確認済みだったが
それとは別に10月29日に口座から自動引き落としされた月々の支払い分(の最終回)はまだ確認がされておらず、
11月5日にならないと確認ができないらしい(ーー;)
・・・だったら、わざわざあれだけ急いで送金しなくてもよかったではないかという気もするが、
完済証明と名義変更の書類は間に合うんだろうな。場合によっては上京と正式契約を遅らせることになるぞ。
それはそうと、初回の1000キロ点検をいつ実行するかでちょっと考えが閃いた。
東京のフラットさんから岐阜県の私の自宅までは約380キロの距離がある。
1000キロ点検は文字通り1000キロ前後走った時点で行うものだから、
納車して自宅まで乗って帰ってそのままフラットさんまで往復しても760キロは走る計算で
1000キロに達したらあまり間をおかずに点検に持ち込みたいと考えたら
自分で自由に走れる距離は実質的に300キロもないことになる。
年が明けたら私は忙しくなって春まではそう簡単に上京することができなくなるし、
それでは走れる距離に”通算で300キロ程度”という制限がかかってしまって面白くない。
だったら、12月の3連休を利用して納車したその日のうちに1000キロ走って翌日1000キロ点検に持ち込めば
私としても滞在費用が最低限で済ませられるし何より面白そうだ。
高校生の時に読んだCG誌の長期テストで、シトロエンXMを導入した際に「とりあえず納車当日に1000キロ走って
翌日初回点検に持ち込んだら、セールスマンが呆れていた」という文章があり、
いつか自分でもやってみたいと20年近く思い続けてきたが、それを実行するまたとない機会でもある。
よし、やろう(* ̄0 ̄)o
11月2日 市役所の出張所で住民票を発行してもらう。費用は例によって300円。
仕事が終わってからは、必要書類を持参して新幹線に乗り込んで東京に向かった。
明日はいよいよ最終決戦だな。
11月3日 友人の車に同乗してフラットさんに向かう。条件についてはこれまでに話を詰めていた通りで
それからほぼ変更するところはなかったのだが、残念なことにK1200Rがまだ売れていない。
どうするかはこちらとしても迷ったのだが、一週間引っ張って「やっぱり下取りでお願いします」というのも
自分では「なんだかなあ・・・」と思う節があるし、
かといってクレジット契約が締結できないと購入計画がいつまで経っても前に進まない。
「仕方ない・・・力技で片をつけよう」と腹を決めた私は、頭金をおろすついでに提示されていたK1200Rの査定額を
自分の口座から一緒に引き落として頭金に加え、
下取りは今回なしでK1200Rは委託販売車両として継続ということで購入契約を締結した。
納車は12月22日の予定にしてもらったのだが、これが納車の翌日に初回1000キロ点検に持ち込もうという
計画を見越してのものであることは言うまでもない。
なおプラズマブースターの装着も頼んだのだが、変化を確かめたいからという名目で装着は納車時ではなく
初回1000キロ点検時にやってもらう約束にした。もちろん確信犯だ(^^)v
それからK1200Rについたままだったナイトロンのリヤサスとカーボンフェンダーを取り外してもらい、
友人の車に積み込んで帰ってきた。これでようやく一段落だ・・・。
めでたく契約(これはローンの契約書だが^^;)撮影は営業の若山さんにお願いしました。
K1200Rとも遂にこれでお別れ。さらば・・・(T_T)ノ~~
11月6日 アプラスから完済証明のFAXが届いた。原本はフタバさんに送ってもらうよう手配し、
私は届いたFAXのコピーをフタバさんとフラットさんに送る。
自宅ではヤフオクでK75Sの中古フロントフォークをこっそり落札。オイルにじみが止まらないK75Sのフォークを
どうするべきかは未だに迷っているのだが、今回の落札費用よりも費用をかけてOHしたフォークという事実は
やはりそのまま手放すには少々躊躇してしまう。保険的な意味合いが強いが、まずは交換だけしてしまって
オクムラでOHしたフォークにはいつか復活の時を待ってもらうか・・・。
ともあれ、こいつが届いたらK75Sもいよいよ手放すための行動開始だ。ちなみに落札単価は29,400 円。
11月7日 フタバさんから名義変更の書類が郵送されてきた。早い対応ありがとうございますm(_ _)m
早速東京に郵送したので、これで書類は問題なしだ。
そうなると次に来るのはやはりK75Sということになる。
ヤフオクで落札した未メンテのフォークは本日29400円を送金したから早晩手元に届くだろうが、
これを今付いているフォークと交換して、フロントホイールとリヤホイールを交換して
リヤサスとフロントのマスターとブレーキキャリパーとホースとシートとミラーを交換・・・って、
難しい作業はないけど交換する部品自体は結構多いな、これだと。
かなり急ぎ気味ではあるけど、来月になったらメガモトの準備も本格化するし
近々ユーロネットでメガモトのバッグ類のオーダーもするし、やることは山積みだ・・・。
11月10日 K75Sをほぼノーマル状態に戻すため、いつものバイク屋に預ける。
考えてみるとこのバイク、K1200Rの影に隠れがちだったとはいえほぼ完全な状態で一体何回乗ったのだろうか!?
まあ殆どのパーツはK100RSに流用するし(そうでなければあれだけ景気よくお金を投入しない)、
勉強したとか経験値積んだとかいろいろ考えたら自分では充分満足できているつもりなのだけど。
こっちはローンの支払いも中古車としての月落ち・年落ちもほぼ関係ないから
急いで手放す必要はないのだが、来年になったらちょっと時間を取るのは難しいし年内に片を付けておけば
「車検一年残」として売ることができる。やはりやるなら今だろうな。
で、そっちが一段落したらメガモトが来る前に今度はK100RSにパーツの移植だ。
しかし、何だか乗ることよりもバイクをいじることそれ自体が目的化しているような気がするぞ・・・(-_-;)
11月11日 K75Sのフォークが届く。これをバイク屋に預けて、交換作業を依頼しなくてはな。
これさえ片付けばK75Sをノーマルに戻す作業は終わったも同然だ。
あと、以前ヤフオクで入手してそのまま倉庫に放り込んでおいたK75のシートをK75Sに移植した。
入手後半年してはじめて開封されたシートの程度はまあ年式相応だったが、今回の目的には充分だろう。
それから外したK75SのシートをK100RSにドミノ移植。これまでより明らかに座り心地は硬めになったが、
収まりのよさとコントロール性は大幅に向上するはずだ。で、シートJOYでOHしたシートは予備として倉庫に直行(爆)
11月12日 メガモトの納車翌日初回点検の計画だが、天候がどうにかなったと仮定して、
荷物については毎回泊めてもらっている東京の友人宅に預かってもらえばこれも何とかなる。
そうすると、残る最大の問題は「防寒対策」これだ。
ある程度の天候の変化にも耐え、慣らし運転という方針から考えると岐阜に戻る時くらいはできるだけ一般道を走りたい。
復路だけでも8〜9時間はかかる計算で翌日に疲労を極力残さないことも考えたら
やはり防寒には電熱装備を使うしかないのだが、K1200Rで電力貧乏に苦労した経験から
「CAN−BUSのアクセサリーソケットだからどうせ大した電力は取れないだろうな・・・」と考えて
まずはフラットさんに電話して標準装備のアクセサリーソケットの許容電流を調べてもらった。
その回答によると基本が4A程度までで、それ以上の電流が流れると通電時間やアンペア数に応じて
適時回路を遮断するようになっているらしい。
つまり、確実に連続使用できるのは48Wまでで、ベスト/チャップス/アームチャップス/グローブと
フルパワーで使ったら消費電力が100Wいってしまうウィダーのフルセットは問題外ということになる。
やはり現行のBMW、厳冬期の走行については資質に些か問題あり、と言わざるを得ないな。
GSアドベンチャーのユーザーなど、文句が出ないのか?
BMWがその気になればCAN−BUSのシステムをアップデートするだけで解決しそうなものだが、
R1200GS登場からほぼ4年が経つのに未だに改良されていないし極端なことを言えば
今回は長丁場だけに装備品が劣悪だと命にかかわりかねない可能性もある。
ましてやメガモトには、今回必須ともいえるグリップヒーターの装備がないのだ。(この後でオプション設定された)
「K1200Rではやらなかったが、ここは頼むしかないな」と思った私は、すぐにフラットさんに電話をかけて
「バッテリーから直接電源を引っ張った電源ソケットを納車の時点で増設しておいて欲しい」と追加オーダーをした。
オルタネーター容量自体は600Wと充分な容量があるし、K1200Rと違ってブレーキにはABSもなければ
サーボモーターも備わっていない。無茶な連続使用さえしなければ、まず大丈夫だろう。
あとは、予定通りK75Sと落札したフォークをいつものバイク屋さんに預けてきた。
こっちが完成したら、K75Sも別れの時まで秒読み開始だな。
11月15日 仕事の帰りにバイク屋さんに様子を見に寄っていろいろと話をする。こちらから用意した交換用の部品を
K75Sに取り付けたり外したりしていたわけだが、その過程で純正のマスターの手持ちを調べてみたところ
どうやらK100RSは私の手元に来た時点で(標準の13ではなく)15パイのマスターが既に付いていたことが判明。
ということは私はマスター交換の必要がないバイクにニッシンのマスターを溶接したりブレーキレバーを延長したり
いろいろ苦労した挙句、あまつさえ新品の15パイのマスターを買ってきて15パイのマスターと
わざわざ交換するという大間抜けをやっていたことになる・・・( ̄□ ̄*)
当時は2VのKについてほとんど知らなかったし、まさか最初から必要もないのに大径マスターと交換してあるとは
想像だにしていなかったから調べようともしなかったなあ・・・。
今更ですが、失態でした(ーー;)
さて、K75Sの方もこれで旧に復したので今度はK100RSを預ける。工賃はこちらが片付いてから一括払いだ。
それで入れ替わりにK75Sに乗って自宅に帰ったのだが、2ポッドに戻ったブレーキが効かないのは仕方がないとして
重い純正前ホイールのあまりの切れ込みの強さには驚いた。切れ込みを内側の手で押さえていないと
安定して曲がらないからな。モタードじゃあるまいし・・・(^^;)
考えてみたらこれがK75Sの標準状態なのだが、以前R100RSを手放す直前に元に戻した時ほどではないにしろ
「ノーマルはやはりこの位」という印象は受けた。
帰宅してからは、K75Sの作業が片付いたということで具体的な売却話にとりかかることにする。
ディーラーに頼んだら買取りどころか処分料を請求されそうなバイクだから普通に売るという線は却下で、
ヤフオクで売るのが無難だろうとしごく順当に結論付けた。
名義変更などは自分でできるから自分で売り払ってもいいのだが、
私はこのHPを続けていて良くも悪くも名前がある程度知られてしまっているので
あまり表立って動いて痛くもない腹を探られるのも面白くないし売った車両について後でいろいろ言われても面倒だ。
それに、K75Sを売却したことがばれたら来年正月のHP更新で皆を驚かせようとする
私の計画が水の泡になってしまうではないかd( ̄ ̄*)
ということで、以前お世話になって面識のある業者の方にいったんバイクを譲渡して出品を依頼することにした。
話がついてしまえば善は急げ。次の日曜日に早速K75Sを持っていくとしよう。
11月16日 K100RSへのパーツ移植が終わったとのことで、早速バイク屋さんに取りに行く。
工賃は12600円だったが作業内容を考えたら申し分ないな、これは。
なにしろこれだけの内容だ。ディーラーで頼んだらいくらかかるかわからん(汗)
リヤサス交換×2
前後ホイール交換×2
フロントブレーキマスター/ホース/キャリパー交換×1
フロントフォーク交換×1
これで工賃に文句をつけたら罰があたるぞ(笑)
かくしてK100RSに前後のPVMとハイパープロのリヤサスが装備されたのだが、乗ってみた感じは
「おお、この自然で軽快なハンドリング!K100RSがこう変わるとはっ!」というなかなか新鮮な驚きだった。
K75Sとまではいかないが、それに近いくらいの軽快感を得ている。
再び「オーリンズのフォークを組んでパワーアップさせたい」という欲望が湧いてきたが、それはまあ我慢した(^^;)
11月17日 都合により、K75S譲渡の話が一週間延びる。残念。
いよいよ来週はK75Sとのラストランか・・・。
11月20日 タイミングを見計らっていたが、そろそろだろうということでユーロネットでHP2のバッグをオーダーする。
メガモトもエンデューロもバッグは共用なのだがこれがやはり割高で、正規ルートで購入すると
タンクバッグだけで55000円もするのだ。テールバッグも合わせて購入すると(ディーラーで購入するのと比べて)
ほぼテールバッグが無料でついてくるような計算で、並行輸入に走らせるだけの価格的メリットはあると判断した。
しかしユーロ高でやむを得ないのはわかるが、タンクバッグとテールバッグと小物を買って送料7700円とは
ユーロネットのメリットも以前に比べて随分薄れてきたな・・・。
11月24日 K75S別れの日
足掛け3年に亘って関わってきたK75Sともこれでお別れ・・・ということで、今回の件につきあってくれた友人と一緒に
業者さんのところまで走る。満足度は充分に高かったのだが、車両の細かい不具合は
「長期間乗るとすればこの車両ではちょっとな・・・」と思わせるものがあったし、
メガモトに加えてR1100RSも戻ってくるとなれば置き場所の面から考えてもやはり売却以外に道はあるまい。
何度も書いていることだが、仕事が忙しいため年が明けたら私は春になるまでバイクにほとんど乗れないし、
その間死蔵しているくらいなら今のうちに売ってしまったほうが合理的だ・・・というのはK1200Rの時も考えたことだ。
ついでに、一ヵ月後に迫ったメガモトの納車時にどの位冷えるのかを実験するため、
いくつかの防寒装備を組み合わせて走ってみた。
、この時の体験は一ヵ月後の装備を決定するのに大いに役立ったのだ。
K75S最後の雄姿。昔のBMWの良さを残した、実にいいバイクでした・・・(*^-^*)ノ~~
かくして、K75Sは私の手から離れた。その後のオークションの結果などについては割愛するが、
新しいオーナーが大事にしてくれることを願うばかりだ・・・。
また、未だに売れていない私のK1200Rに知り合いの知り合いが買うかも、という話が浮上。
その場合またいろいろと動く必要があるが、また東京まで取りに行くのか!?
11月25日 そして新たなる暴走が
大人の事情という奴で書けないことが多いのだが、某所で中古のビモータYB11を発見した。
懐かしいな。ずっと以前、まだK100RSを入手する前にK1200LTと並行して購入を真剣に検討して、
「中古価格が下がってきたら買い」と思って見積もりまでもらっていたが手が届く値段になる前に
自分がK100RSに乗り始めてしまい、ビモータは倒産から再建の話がいつまで経ってもまともに進まず、
遂には私がMVアグスタF4Sに試乗して大きな衝撃を受けた時点で計画は完全に棚上げにしていたのだったな・・・。
そしてフラットさんに昨日の件を電話して問い合わせてみたところ、車両を購入してもらっているので
委託車両のK1200Rを引き揚げるとなっても経費や手間賃については特に請求しないという。
これは心からありがたいと思った。改めて、ありがとうございますm(_ _)m
11月26日 赤いバイクが妙に気になる・・・。”中古車は出会いとタイミング”と誰かに聞かされた覚えがあるが、
こうして考えてみると一つ一つのピースが吸い寄せられるようにはまっていくのを感じるぞ・・・。
もちろん、最大の障害は「メガモトが納車待ちになっていること」なわけだが。
確かに普通は断念するしかない状況だ。普通はね・・・。
11月27日 ビモータの中古車情報を改めて漁り始める。以前購入を検討したバイクだけに多少の知識はあったが、
やはりもう一度調べておくに越したことはない。ということで、早速ヤフオクで当時のバイク雑誌を2冊ほど落札した。
便利な時代になったものだなあ・・・。
しかし、冷静に考えたら今ビモータを買うくらいならK1200Rを手放さずにそのまま持っていればいいわけで、
それにしたってR1100RSが戻ってきたらやはり置き場をなくしてさ迷う運命なのは確定だ。
そもそも、それが見えていたから損を覚悟でK1200Rを手放すことを決断したわけだからな。
しかし、前提として「私は3台までしかバイクを置けない/乗り分けられない」というのがあり、
「R1100RSとメガモトは事実上手放せない」という条件も加わるから、もし今度バイクを購入するとなれば
ほぼ確実にK100RSを放り出さないといけなくなる。
しかし、今回K1200Rを手放してまでもK100RSを手元に置いておくことを選んだように
K100RSはR1100RSなみに私の使い方にうまいこと嵌まるバイクだから
これを手放すというのはかなりの覚悟が要る。
であれば、金銭的なことは別にして趣味的なバイクを気兼ねなく買えるのは
R1100RSが手元になくガレージに空きがある今しかないぞ、という判断なのだ。
つまり今購入するバイクはつなぎバイク以上にはまずなり得ないのだが、
そう割り切って考えることができればこれほど趣味性に富んだバイクはそうそう多くない。
頼む誰か俺を止めてくれと思ってメガモト購入を知らせていた複数の友人に相談したら、
絶対反対から賛成まで意見は見事に分かれた(;^_^A
最終的には、「そこまで割り切って買うつもりなら問題ないと思う」という意見が多数を占めたのだけど。
この前あれだけ時間をかけて慎重にメガモト購入を決めた自分はどこに行ったとも思うが、
あれは12年乗るバイクでこっちは1年乗らないバイクだ。正直なところ最初から心構えが違うのだな。
11月28日 ビモータ購入の方針がだいたい固まったということで、業者の友人に電話して相談をもちかける。
「バイクの購入を検討しているので相談に乗ってほしい」
「???円秋さんこの前メガモト買ったでしょう」
「実はもう一台バイクの購入を検討している」
「・・・。今度は何にするつもりですか」
「ビモータ(*^▽^)ノ」
「はァ!?」 ほぼこんなやり取りが電話口で交された。
詳しい内容については非公開とさせていただくが、購入方法についていろいろと相談したのだ。
その結果、より有利な条件で購入するには現在東京に置いてあるK1200Rを下取り車として取ってもらうのが
適切だろうということで話がまとまり、友人の方からショップにあたりをつけて明日連絡を入れてもらうことになった。
11月29日 ビモータ購入計画のスタートが決定する。
今日は木曜日だから、早速土曜日の晩に高速バスで上京してK1200Rを引き揚げてくるとしよう。
もちろん、私がすぐにフラットさんに連絡してK1200Rの委託販売中止をお願いしたことは言うまでもない。
私のわがままで振り回してしまい申し訳なかった・・・。
11月30日 業者の友人に動いてもらい、まずは全国のレッドバロンに在庫がある何台かのYB11のうち
状態と価格のバランスが良さそうな車両を車両検索システムで調べて大体のあたりをつけてもらった。
これで現車さえ問題なければ購入しても問題なかろう。そのための保証制度だからな。
しかし、聞いてみたところレッドバロンの中古車は1000キロまたは1ヶ月の保証だという。
別に不満はないのだけれど、車種を考えたら少々不安の残る保証期間ではあるな。
何といっても80〜90年代に道楽バイクの代表格だったあのビモータだ。
BMWの認定中古車とはわけが違うからな・・・。
さて、購入するなら必要ということで前回と同じく市役所の出張所で住民票を発行してもらった。費用は300円。
また、上京のための高速バスのチケットをオンラインで予約。岐阜バスと小田急バスが共同で運行している
岐阜〜新宿間の高速バスを予約したのだが、岐阜バスからでは夕方5時で窓口が閉まりオンライン予約もできないのに
小田急バスのHPからだとオンラインで簡単に予約をして会社近くのコンビニで代金を払って
すぐに乗車券を発行してもらえた。会社としての規模が違い過ぎるからあまり高望みはしないが、
岐阜バスももうちょっとこの辺の対応を改善しないとまずいのではないか・・・?
12月1日 バイク屋さんの忘年会を終えてからウェアとヘルメット・グローブにブーツを持参で高速バスに乗り込む。
さて、明日は今年何度目か忘れたがとにかく正念場だ。
12月2日 改めて、別れと自爆と契約と
この時私はアレルギー性鼻炎(花粉症と症状はほぼ同じ)で苦労していたのだが
よりによってその薬を忘れたまま高速バスに乗り込んでしまった。
毎年花粉症のシーズンになると重症患者と化して日本中の杉と桧を全滅させてやりたい欲望に駆られている私には
バスの中で夜半に薬が切れてから新宿に到着するまでは地獄の3歩ほど手前で根性試しをしているような状態で、
ほとんど眠れず他の乗客の睡眠を妨げないよう静かにせねばならずとかなりの苦労をした。
幸い歌舞伎町に深夜営業の薬屋があったので新宿に着いてからは復活できたのだが、
この時の寝不足と薬の副作用がこの後の大ポカにつながった可能性は少しだけだが、あるかもしれないな。
この時点で午前5時32分。夜の歌舞伎町には久しぶりに来ましたけど、この時間で薬が買えるのがさすがというか・・・(^^;)
さて、それから新宿周辺をぶらぶらして時間をつぶし、フラットさんが開店する10時に店に到着するよう行動を開始した。
画像は新宿中央公園から。K1200R最後の走りまで秒読み開始・・・。
フラットさんではつい先日HP2とメガモトにはグリップヒーターが追加設定されたと教えてもらった。
有り難い話だが、先日のK75Sでの走りで岐阜〜東京の往復だけならグリップヒーターなしでも
電熱グローブだけで何とかなると結論付けている。来年の冬になるまでには装着すると思うが、
ここのところ異常に出費がかさんでいるので納車までの装着はひとまず見送ることにした。
さて、名義変更用の書類とK1200Rを受け取ってから、スタッフの方にお礼を言って店を出発して
東名に乗って今回YB11の商談をしているレッドバロンの掛川店を目指す。
名義上まだK1200Rは私のバイクなのだが、既に「さよならは言ったはずだ、別れたはずさ」な状態で、
移送するにしても万が一がないよう、交通の流れを軽くリードする程度のペースで流していた・・・のだが、
御殿場近くの東名西ルートを160キロくらいで右に左に切り返している内にだんだん気分がハイになってきて、
「やっぱりデュオレバーいいなあ・・・。今ならまだ間に合うぞ・・・」などと色々考えながら
ペースが自然と上がりはじめてしまったのであるヾ('o'ヾ('o'ヾ('o';)
そして御殿場インターに達し3車線区間が終了する直前で、「これで最後、行くぜ!」と
周囲と後方を確認しながら私はK1200Rのスロットルを5速で全開にした。
230キロまで出した時点で走行車線を走っていた車を追い越しそうになったので
「はい、ここまで。最後のお遊び終了〜」と減速して走行車線に戻って流していたのだが、
ふと後ろを見ると覆面のクラウンが赤灯を回して後ろにつけている。
「マジかよ・・・( ̄□ ̄*) この車は追い抜いてないが、一体どこで後ろについた?」と思ったが、
まあ覚悟を決めるしかなかろう。よりによってこの最後の最後にピンポイントで捕まるとは何たる不運と思ったが、
200キロオーバーを追いかけられてはあらゆるセコい言い訳も通用するまいと腹をくくってパトカーに乗り込んだ。
結論から言うと、どうやら御殿場インターから東名に入ろうとする辺りを私が疾走していったらしい。
200キロオーバーでランプウェイの車まではさすがに見ていなかった・・・。不覚(- -;)
しかし、よりによってそんな都合のいいタイミングで遭遇するかね?
一台のバイクで東京に往復して行きと帰りでそれぞれ捕まると言うのもご丁寧な話だが、
「黄色い車両は私に不幸をもたらすジンクスはまたしても破れなかったか・・・」と私は内心臍を噛むとともに、
「やっぱり岐阜で捕まったあの時、全力で逃げ切っておけばよかった!」と地団駄踏む思いだった。
今回のは私が全面的に悪いから言い訳する気はないが、岐阜であのアホウな警官がこちらを捕まえなければ
そう大したことにもならなかったものを・・・。まあ、自業自得と言ってしまえばそれまでだし
まともに飛ばしていた時にはパトカーは追いつけず、こちらが減速して巡航しているのをようやく捕まえたため
200キロオーバーで飛ばしていたのを追いかけられて3点減点で済んだという強運に恵まれてはいるのだが、
人間の欲には限りがないのだ、実際。
しかし、とにかくこれで私の免許は残存点数1点になってしまった。
免停よりはましだが、これからビモータを買おうという時に何ともはや、やれやれだな・・・(*´з`)
それからは特に何事もなく、目的地のレッドバロン掛川店で滞りなく契約を済ませた私は
K1200Rを下取り車として引き渡し電車を乗り継いで岐阜県に帰ってきた。
これで、久しぶりにバイクは一台だけになったわけだ。暫くはK100RSだけか・・・ガレージも広くなったぜ(^_^;)
どうもこんな写真ばっかりだな・・・(^^;) 条件的には相当に頑張っていただきました。
なお、今回バイクを購入したレッドバロン掛川店の鈴木店長さんにはかなりの好条件を出していただいた。
どの程度かというと後日ビモータを納車する時に「手放す時は、できればうちに売って下さい」と言われた私が
「確かにそうしないと人道にもとるなあ・・・」と素直に思ったくらいだ(;^_^A
ということで、機会があればご覧の皆様もBMW以外のバイクはレッドバロン掛川店さんで買ってあげてくださいと
応援しておく♪d(⌒o⌒)b♪
12月3日 恒例のシート改造計画
山口県在住のお友達からツーリングの誘いがある。といってもGW頃の話なのだが、
行くとしたらさて、何で行くべきか。完成の時期が読めないR1100RSはひとまず除外するとして、
K100RSは選択肢として正しすぎて今回は面白みに欠ける。
YB11でもメガモトでもろくに荷物が積めないという点では大差がないのだが、YB11は一応タンデムステップと
シートの備えがあって一人乗り登録のメガモトにはできないタンデムが(隠し芸程度だろうが)できる。
メガモトと違ってR1100RSが戻ってきたら手放すつもりのYB11には
再来年以降にツーリングをする機会はおそらく無いので(あるようだとそれはそれで困る)
ここは敢えて足つきのいいYB11にしてみるか・・・より馬鹿っぽくて楽しそうだし。
ただし、色んな情報を集めてみてもYB11のシートの出来がいいという話は聞いたことがない。
私が購入したのは後期型だから前期型に比べると多少シートの快適性が上がっているはずなのだが、
先日実車を見た限りではシートの出来はほとんど絶望的だったように記憶している。
そして、ツーリングをするならちゃんとしたシートが不可欠だ。
ここまで考えたところでいつもお世話になっている浜松のシート工房福村さんに電話をする。
ビモータのシートはどうなのか聞いてみたところ、実物を見てみないと詳しいことは何とも言えないが、
その年代のビモータならおそらく型に表皮のウレタン樹脂を吹いてから内部のウレタンを流し込み、
シートベースとあわせて一体整形したものだろうから、見た目はそこそこいいが構造上品質が安定せず、
水分が抜けにくくウレタンの劣化が早くて耐久性が劣るというなかなかシビアなお話だった(;^_^A
なるほど、これはまたお願いするしかないだろうな・・・。
しかし、改造したシートは売りにくいというのが残念ながら現実。
スペアがあれば問題はないが、世界で600台しか生産されなかったYB11の中古シートなどそうそう転がってないぞ。
しかしそう思ってヤフオクをのぞいて見たら、運よくYB11の中古シートが二つも出品されている。
よく調べてみると出品者は同じだがどちらもまだ入札がなく、現在の価格は2000円と2500円。
送料や失敗するリスクを考えたら、両方まとめて落札してしまうというのも一つの方法だな。
12月5日 ユーロネットから商品発送案内のメールが届いた。しかし明細を見てみるとバッグは問題なかったが
一緒に頼んだツアラテックのシートのクイックファスナーが発送されていない。
品切れでキャンセルになったか?それならそれで仕方がないけど。
12月6日 先日から目をつけていたYB11のシートを二つ落札する。合計の落札額は4500円だ。
これは助かったな。安心してシートを改造できるというものだし、元々のシートは保管しておけば手放す時にも困らない。
12月7日 落札したシートの代金4500円を出品者に払い込んだ。あとは送料着払いで届くのを待つだけだな。
それから、納車予定日についても検討してみた。YB11の納車は一応22日でも可能だったようだが
メガモトの納車が22日だからと29日にずらしてもらっている。
しかし、今更のようだが私は多忙だ。今回は年初はメガモトにかかりきりになるだろうし、仕事が忙しく
保証期間にまともに乗れない可能性が高いので業者の友人にしばらく預かってダメ出しをしてもらうつもりでいる。
(これについては契約時に許可をもらっておいた) その時に福村さんにシートも一緒に作ってもらえば
時間的にも効率がいいなと皮算用を巡らせていたのだが、
29日に納車すると当たり前だが貴重な休日が一日つぶれるし何やかやで1万円近くの出費になるだろう。
しかも、そのバイクはすぐに自分が乗るわけではないのだ。
そう考えると、メガモトを納車して岐阜に戻るのは極力一般道を使うつもりだからルートとしては国道1号を西進だ。
都合のいいことに、レッドバロン掛川さんは国道1号沿いにあったじゃないか。
ということであれば、メガモトとYB11の納車は同じ日にやってしまうのがベストだな。
関係者に無理はかけるが、まあ許される範囲だろう。
それに、こういう他の誰もやらないようなことを実行するのが私は大好きだ♪d(⌒o⌒)b♪
12月8日 レッドバロン掛川さんに電話をして、YB11の進行状況を聞く。
納車整備は現在キャブのOHに取り掛かっていると聞いて「そこまでやってくれるのか!」と素直に驚いた。
納車整備費用は契約書にきっちり金額を記入してあって、青天井じゃないんだけどね・・・。ありがとうございますm(_ _)m
また、車両そのものは「11年落ちのビモータならアルミの地肌は普通見られたものじゃないんだけど、
この車両はかなりきれいですよ・・・」という評価だった。おしo(^-^)o
まあ、11年落ちのワンオーナー車で走行距離が7000キロなら盆栽バイクに決まっているのだ。
私と違ってあまり距離は走らないけどバイクをきれいに磨く人だったようで、その辺は有り難いことだな。
さて、納車を一週間早められないかと聞いたところ、
「たぶんできなくはないですが・・・何か理由でも?」と聞かれたので私は率直に答えた。
「おもしろそうだから(*^▽^)ノ」
どんな理由をくっつけたところで、輸入物の大型バイクなど究極的には持ち主のストレス解消の道具である。
納車それ自体も楽しんで悪いはずがないだろう。
勿論時間と費用の効率なんてこともあるが、所詮は二番手以降の理由だ。
かくして、22日に空前のBMWとビモータの同日・連続納車が決定した。
BMWとビモータを連続して購入したのは私が日本で初めてではないかもしれないが、
同じ日に二台を納車するというのは私が初めてだろうな、おそらく(^^)v
それにしても、現在のところ「新しいバイクが来る!」というワクワク感は新車のメガモトより
中古のビモータに対しての方が断然高いということに気付いた時には些か驚いた。
乗ったら言う事が変わる可能性は大いにあるが、納車を前にしても比較的メガモトに対しては冷静でいられる辺り
ビモータはさすがというか、イタ車とドイツ車の違いが如実に出ているというか。
12月10日 ヤフオクで落札したシートが届く。送料は800円。
二つのうち、状態の悪かった方は「どうせ改造するのだから」ということで即刻シート屋の福村さんに送ってしまった。
こちらは私からのオーダーは伝えてあるし、好みもわかってもらっているはず。
この時ヤフオクに出ていたYB11の出品者からのコメントには
「情熱と体力さえあれば長距離でもツーリング気分で乗って帰れます」とあったのだが、
その出品者の方には悪いが私は情熱や体力はできるだけ使わずにツーリングを楽しみたい。
”走りを楽しみたい”と”疲れたい”は本来別々のものではないかと思うのだ。
サーキットを本気で飛ばせば話は別だけど。
ともあれ、届いたシートは予想通りクッション性の低い初期型で快適性は思っていた通りなかなか絶望的。
「さぞかし、福村さんも腕の奮い甲斐があるだろう!」と思えるものだった。
とても新車価格204万9700円(3%の消費税込み)のバイクのシートとは思えない出来映えだが、
もともとビモータというのは最初からそういうことを理解して許せる人が買うバイクだろう。
もとよりBMWや日本車などとは違って、高度に品質管理された量産車ではないのだ。
まずは完成を楽しみに待つとしよう。
ということで、届いたシート。表皮のシボ模様は型に直接刻まれているので、シボの位置と模様は全部一緒。
シート表皮(に見えるウレタン)はベースと完全に一体化。ほぼ通気性ゼロですし、
この構造だと表皮の厚みは一定にならないから内部の発泡ウレタンの厚みも不均等になるはず。
シートの厚みが薄いとかいう以前の問題ですね。
結果として、シートのクッション性は場所によって激しく違います。どちらもほぼ同じ力で押してますから
へこみ方で大体の想像をしてくださいませ。これは前と後ろの比較。
実際の座面の辺り。この辺はまだましですが・・・
太股が乗る辺りはこんな感じ。クッションストロークは2ミリもないです。既にシートというより板ですね、これは(*´з`)
12月13日 メガモトが無事に車検が取れたとフラットさんから電話がある。これからオーダーしたナックルガードや
電源ソケットの取り付けにかかるそうだが、この辺はもし間に合わなくても最悪の場合後日に手配という手段もある。
これで、22日の納車その1はほぼ確定したな。
12月14日 フラットさんから車検証のFAXが届いたので早速手筈通りに保険の先輩のところに転送する。
まずはこれでメガモトの任意保険は片付いた。あとはYB11の車検が取れたら同じ事をすればOKだ。
また、帰宅したらユーロネットからの荷物が届いていた。よし、こっちもメガモトの納車には間に合ったぞ。
もっとも、納車の時にこの辺のバッグを持っていって店内で自分で装着したら幾らなんでも印象が悪いから
少なくとも1000キロ点検が終わるまでは隠しておくのが無難だな。
そうなると納車直後の往復ではタンクバッグが使えないことになって不便だが、その位は我慢しなくてはなるまい。
関税は1400円でした。
タンクバッグとテールバッグとヒップバッグ(ウエストポーチ)。後ろの黒いのは自室に放り出してあるYB11のシートです。
しかし、説明書を見ながら届いたバッグをチェックしていくと、だんだん表情が険しくなっていくのを抑えられなかった。
いくらハイエンドとかプレミアムとか偉そうな文句を並べ立てたところで、
HP2シリーズは例えばR1200GSほどの開発費がかかっているわけではなかろう。
また、積載性が他のBMWより劣るのも車両の性格を考えたらそれは仕方がない。
但し、純正アクセサリーは「BMWが品質を保証し、BMWの車両と同等の品質で製造されている」というのが建前だ。
もしメガモトの製造品質がこの程度だったら、私はこれまでの過程を全てご破算にしてメガモトを売却し
車両選定のところからもう一度やり直すぞ、実際(-_-;)
これはタンクバッグの固定用パーツを裏から見たところ。小学生でも縫えそうなダイナミックな縫い目が素敵です。
タンクバッグの縫製も「かなりひどいなあ、これは」というのが正直なところで、もしこれをディーラーから52500円で
まともに買っていたら私は暴れていたかもしれん( ̄□ ̄*)
どうやら中国製のようなのだが、職業柄中国製品に触れる機会は多いので書かせてもらうと
量産衣料品の製造技術なら、中国の技術は日本とほぼ同等だ(少なくとも僅差)。
作業服の製造技術では既に日本は中国に抜かれている。
というより、もともと練習して技術を習得する類のものなら日本人が中国人に絶対勝つなんてことはあり得ないのだ。
もし本気でそう思っているなら、その人は無知か中国人を甘く見た勉強不足の人種差別主義者だと言ってしまおう。
ただし、以上のことはきちんとした品質管理を行っている(そこそこの加工賃を取る)工場での話で、
「ものはそれなりでいいからとにかく安く作れ」などと(特に内陸部の工場で)オーダーしようものなら
安いには安いがとんでもない代物が出来上がってくる場合があるのもまた事実である。
今回のこのバッグは、残念ながら後者だったとしか思えないなあ・・・(- -;)
コストダウンを努力するのは企業として当然のことでそれ自体は私も否定しないが、
「努力と工夫でバイク1台の製造原価を1万円下げました。品質はまったく変わりません」と
「部品を安物にし、下手だけど賃金が安い工員に作らせて品質は落ちましたがバイク1台の製造原価を1万円下げました」
ではコストダウンの意味合いがまったく異なる。前者は立派な企業努力だが後者は単に価値を下げて安物化しただけだ。
先程書いたこととだぶるが、最近のBMWが気に食わないのは後者に属する安易なコストダウンが
あまりにも目に付くからで、このバッグには特にそれを感じたな。
日本のタナックスあたりだったら多分品質検査で不良品としてハネられるレベルだぞ、これは。
それからテールバッグだが、こちらは縫いはまあまあだったが固定方法がこんなのだった。
これはバッグの底面を裏から見たところ。バッグの底の穴に合わせてネジの切った
金属板とボルトが付属しているということは・・・。
つまり、テールランプ上のプレス板を使ったボルト締めのキャリアを取り外し、バッグをはさんで金属板を
ボルトで締め付けて固定するというちょっと信じがたいような固定方法だったのだ。
底の穴から水が入ってきたらどうなる? 簡単に取り外しはできないが付けっぱなしか?
そもそも鍵をかけるのも困難なようだが?
なかなかお手軽というか安易というか、荷物を積むことを本気では考えていない様子がありありと伝わってきて
いい感じだった。しかし底面のイボ模様のゴム引き素材は妙に質感が高かったりするあたりが
さすがは高価なバッグだけのことはあるなあと納得したりして、
やはり普通のBMWとは少々違うのだと深く納得したのだ。やれやれ(;´д`)
12月19日 ユーロネットから定形外郵便が届く。何かと思って開けてみると、キャンセルされたと思っていた
HP2のシートのクイックファスナーだった。これが届いたとは有難いが、説明書を見てみると車体のステーに
穴あけ加工が必要だし、シートのロックができなくなるという痛し痒しの弊害もある。
どちらにしても車両がまだ手元にないのだし、暫くは様子を見てからでもいいだろうな。
また、YB11は無事予備検に通ったとのことでこれから岐阜の陸運局に書類を持ち込んでの車検取得になるらしい。
どうやら、こちらも間に合ったようだな。これで、22日の納車その2もほぼ確定だ。東京行きの準備にも熱が入る・・・。
しかし、荷物の積めないバイクで岐阜〜東京を2往復するとなると荷物はかなりの量になる。
最初に新幹線で上京する時に必要な荷物を全部持っていって持ち帰れない分は友人宅から送ってもらうしかないが
これはかなりの大荷物になるなあ・・・。人間は一人で生きているのではないということを実感する思いだ(^_^;)
だが、天気予報を見ていると例によって雨のようだし天気図を見ていても好転しそうには思えない。
私は未だに防水ブーツを持っていないのだが、今回ばかりは必要になりそうだぞ・・・。
12月20日 時間を作って南海部品に行き、防水のブーツを物色する。しかし、足のサイズが27.5〜28.0で
しかも幅広・甲高な私に合うサイズの防水ブーツは残念ながらこの時在庫がなかった。
土曜日になれば商品も入るという話ではあったが、土曜日には私は東京から岐阜に走らなくてはならない。
残念だが諦めて、東京の適当なショップで防水のブーツを買って帰ることにした。
12月21日 今年最大のイベント・開始
仕事を片付けてから、荷物を担いで新幹線に乗って東京を目指す。
それにしても、大きな荷物が邪魔だ・・・。
上着が乾くのをあてにしてはいられないとか、二日目に雨が止むなら二日目は雨具を着なくても
軽防水程度で充分だとか、「走行中の装備品を軽量化するよう」いろいろ考えたのだが
結果として”バイクに積んで帰れない荷物”が増えてしまったのは否定できないぞ・・・。
実際、ハードなバイクのウェアにブーツにタンクバッグに大型ダッフルバッグと
一体何しに行くのかわからないような荷物だし。
もちろん新幹線の中。しかし70リットルのバッグとタンクバッグがほぼいっぱい。
とても2泊3日のバイクツーリングの荷物とは思えない・・・(;^_^A
いつも世話になっている東京の友人宅に落ち着いてからは、明日に備えて早目に就寝した。
さて、明日はいよいよ本番だ。
12月22日 今年最大のイベント・本番
ライディング用のウェアに身を固めてヘルメットや雨具などの荷物をまとめ、
友人に車で送ってもらってフラット杉並さんへメガモトを受け取りに行く。
この日は時間との戦いだったので開店直後くらいに来店したのだが、
いろいろな説明を聞いていたらスタートしたのは結局11時くらいになってしまった。
掛川のレッドバロンまでできるだけ早く到着したいというのに、いきなり時間がピンチである(- -;)
なお、フラットさんを出発するときのセリフが「じゃあ、ビモータの納車に行って来まーす!」
だったことは言うまでもないo(^-^)o
フラットさんの前で。タンクバッグを使用していないので荷物のまとまりが悪い・・・。
収納力を少しでも上げるため、大型のウエストポーチを使いました。
それから一昨日入手できなかった防水のブーツを調達するため、手近なところにあるNAPS世田谷店に向かう。
メガモトは足つきの悪ささえ除けば全体に極めて好印象だ。
それでこそ、私が今後12年間のバイクライフの相棒として(R1100RSを除けば)最も相応しいと選び抜いたバイク(^^)
もっとも、まったくの新車だったためか白馬で乗った試乗車と比べるとエンジンの回転がまだ重くて
回転フィールがまだ雑な部分があるとか、足つきが試乗したときより悪いとかシフトのタッチが白馬の時よりいいとか
排気音量が白馬の時より少し大きくなっているといった細かい印象の違いはあった。
NAPS世田谷店の前で。
それからNAPS世田谷店に乗りつけ、年末特価だったCR−1コート剤と防水ブーツを購入する。
ブーツについては店員を捕まえて防水ブーツを試し履きさせてもらい、
「よし、このサイズならOK。おいくら?・・・9334円?よし買った!このまま履いていくから箱はいいですわ」
と実にスピーディーな買い物になった。ちなみに、それまで履いていたブーツはビニール袋に入れて
後ろのネットの荷物の一部になった。
それからエンジンの慣らしは勿論のこと、ミッションとサスの慣らしもやりたかったので国道246号を法定速度程度で走って
沼津方面に向かったのだが、溝の口の辺りで早くもスロットルを押える右腕の筋肉が痛み出すという
いささか予想外の自体が発生した。信号待ちで停車するたびに即席のマッサージで何とか痛みを減らしたのだが、
これほど早く体に痛みが出てくるとは思わなかったな。幸い、筋肉に負担がかかりそうな所には
予め湿布薬を貼っておいたおかげで痛みからの回復がかなり早いのは救いだったけど。
大井松田で友人と待ち合わせて昼食にするとともに、
だんだん雨がぱらついてきたのでレッドバロン掛川さんにも電話をして現状を伝える。
ある程度予想はしていたが、だんだん天候が悪化してきそうだしこちらの進行状況にしても
期待値よりはかなり遅れてしまっている。残念だが掛川まで高速道路を使って一気に距離を稼ぐか・・・。
さて、高速道路を走っている最中に雨は本降りになり、カウルやスクリーンの類をもたない
メガモトでの高速巡航はますますもって苦行じみたものになった。
慣らし運転は1000キロの間4000回転以下に抑えて走るという指定は他のR1200系と同様で、
その通りに走っていると最高速度は110キロ程度しか出せない。
スピード違反で捕まる気遣いが不要なのは余計な神経を遣わなくていいが、せっかく高速道路を使っているのに
あまり時間が節約できないというのにも困ったものだな。
また、ウィダーの電熱グローブは基本的に晴天用で防水構造ではなく、裾が大きく広がった形状なので
長時間走っていると冷たい雨水が腕を伝ってグローブの中に入り込んでくるのは如何ともしがたい。
雨水でぐっしょりになってしまうといくら電熱グローブでも発熱が追いつかないのだが、
しかし、それでもこれより防寒能力に安心できるグローブはいま手元にないのだ。
(スペースの関係で普通の冬用グローブは積めなかった)このグローブで何とか頑張らなくては。
そうこうして、予定よりは遅くなったがレッドバロン掛川さんに何とかたどり着いた。
雨の中を走り続けてそれなりに体力を消耗してはいるが、腕以外はほとんど濡れていないので随分と救われている。
本当に、出発直後に防水ブーツを購入しておいてよかった(^_^)
さて、今度はYB11の納車である。要領がわかっているメガモトと違い、ビモータはまったくの初体験。
きっちりといろいろな説明を聞き、レッドバロン独自のサービスについても詳しく教えていただいた。
後期型なので水温計やトリップメーターなどはアナログではなく、多機能液晶メーターを切り替えて確認する方式。
単に見にくくなっただけのような気が・・・(^^;) 写真ではわかりにくいですが、その液晶メーターの切り替えスイッチはメーターパネル上には無く、
何とハンドルステム中央の黒いものがそう。無駄なコストのかけ方が、さすがはプレミアムブランド(;^_^A
レッドバロンについてはいろいろと評判はあるが(私もレッドバロンで購入するのは初めて)、今回に関する限りは
「さすがはバイク販売の国内最大手だわい」というのが率直な印象だった。
できれば時間を工面して、このバイクで久しぶりにサーキットを走ってみたいものだ。
BMWの走行会は無理だからショップ主催の走行会などになるだろうけど(那須はちょっと遠いぞ)
その時は国産スーパースポーツにいじめられないようにしなくてはな・・・などと考えている時点で
既にレッドバロングループの販売戦略に取り込まれている気がしないこともないが、
日本でライダーやっているのであれば食わず嫌いせずに"最大手のサービス"を一度くらいは体験してみるのも勉強のうちだろう。
まあ、レッドバロンのHPに載っているバイクライフ比較物語のアリとキリギリスの寓話のような内容は
さすがに何だかなあと思うけど(;^_^A
それでもって、早速HPと年賀状用の写真を撮影。快くご協力いただいた鈴木店長様には深く感謝しますm(_ _)m
写真撮影用にメガモトを店内に入れさせていただきました。雨の中を走ってきたので濡れたメガモトの車体は
実はわざわざエアガンで吹いていただいて水分飛ばしてます。感謝m(_ _)m で、奥には私の雨具が干してあると(^_^;)
改めてYB11と対面すると「今のバイクと比べてみると、丸まっちくて結構デブだなあ」と思ったのも事実なのだが、
逆に言えば現代の1000cc級スーパースポーツと比べて明らかに一回り大柄でコンピューター解析による
軽量化設計なども進んでいない時代のバイクなのに、現代のバイクにも見劣りしない乾燥重量183Kg(公称)
というスペックを実現したのはやはり大したものだ。また、96年式だから既に11年落ちのバイクなのだが
オーナーの身贔屓を考慮してもハッとさせる存在感の強さは同年代のサンダーエースやCBR954RRなどの比ではない。
例えばYZF−R1の初期型やCBR1000RRの程度のいい車両が乗り出し価格70万円程度で買えるとして、
果たして買おうという気になるだろうか?
絶対性能なら今の国産スーパースポーツには到底かなわないだろうし手間もお金も明らかに余計にかかるはずだが、
それでも買おうという気にさせてしまうところがやはりビモータのビモータたる所以だろうと思う。
さて、そうは言っても私の体は分裂したりといった器用なことができないので(できたらいいと本気で思う)
このまま乗って帰れないのは自明の理。雨さえ降っていなければ意地でも多少は距離を走らせてやったのだが、
雨の夜に疲れた体で綺麗に磨かれたビモータでリスクを犯すこともあるまいと判断して
当初からの予定通り納車に付き合ってくれた友人に暫く預けることにした。
同日納車とはいっても、円秋の脳内でこの2台の比重は等価ではない(今後変わる可能性も皆無ではないが)。
まずはメガモトにかかりきりになるはずだし、YB11にしても保証期間内にできるだけ走っておいて
不具合か出た場合に備えた方が堅実だから現状で最善と思われる策を取ったということだ。
とはいえ、駐車場に停めた友人のハイエースの手前までYB11を動かすのはオーナー様の特権で私がやった。
1速で7メートルほど動かしただけだが、低速からかなり力があったのと異様に軽い車体、
意外と緩い前傾にベニヤ板のようなシートに強烈なバックステップという独特なポジションは印象に残っている。
ということで、納車されて一度もオーナーの手で公道を走らないままYB11は友人のトランポに直行。
一ヶ月後に取りに行くので、その時が実に楽しみだ!
YB11の納車が終わったということで、挨拶もそこそこにすぐに出発の準備を始めたのだが
メガモト以上に納車に時間がかかったため出発は午後7時になってしまった。
仕方ないとはいえ、少々長居をし過ぎたな・・・(- -;)
明日は早起きして東京にとんぼ帰りする計画だが、いくら早起きするといっても今日の疲労を考えると
安全に東京まで走るには最低限度の睡眠時間が必要だ。
傍目にも無茶な行動だが私は楽しむためにこれをやっているのであって、別に自殺したいわけではない。
そんなわけでオイル交換に必要な時間と最低限の睡眠時間を計算し、必要な到着時刻を逆算する。
遅くなっても22時半くらいがまあ限界だろう。あと3時間半で残る距離は約170キロ。
一般道だけの走行では不可能だから、できるだけ一般道を走って時間と距離を勘案しながら
適当なところで高速道路に乗る事に決めて、私は国道1号を再び走り出した。
それから雨の中を豊橋まで走り続け、豊川インターから東名に入ったあと
「どうせ高速道路に乗るならここは確実に距離を稼いでおこう」と考えて、東海環状道にルート変更。
約480キロを走破して夜の11時に自宅に帰りついた私は、早速使用していた雨具を干すと
金曜日のうちに用意していたオイルや工具を引っ張り出してメガモトのオイル交換に取りかかった。
その時に工具を握る手が滑ってエンジンオイルが手にかかったのだが、意外なほどオイルの温度が低い。
いくら雨の中を走ってきたといっても予想外の低さで、R100以来R1100、R1200と世代交代の度に
BMWの空冷エンジンの油温管理の技術は確実に進化を続けているのだなあとこんなところで実感した。
なお、先日K1200Rから取り外したクロス2ミラーをアダプターともどもメガモトに移植したことは言うまでもない(^^)v
全てが終わって自室の明りを消したら日付が変わっていたが、実に濃くて楽しい一日だった。
今後のバイク人生のうちでもこれだけ濃い日が果たしてあるのだろうか?と思えるくらいの一日だったな♪d(⌒o⌒)b♪
12月23日 就寝前に天気予報を調べたところ、雨は午前中にはあがるらしい。晴れるのを待ってはいられないが、
小雨程度にでも落ち着いてくれれば雨具を持参する必要はないし、フラットさんで点検を済ませるにしても
開店と同時に行かなくてはならないという程時間がかかるわけではあるまい。
そんなわけで、3時起床の予定を急遽4時半に変更して時間調整とともに睡眠時間を稼ぎ、5時に自宅を出発。
高速道路に入ってからはまっすぐに東京を目指さ・・・なかった。
昨日の時点で480キロの走行ではそのまま東京に直行すると走行距離は精々850キロにしかならない。
単に1000キロ点検を受けるだけなら問題はないが、それとは別に1000キロという走行距離は
やはり精神的象徴としても達成しておかねばなるまい。
そんなわけで、まずは東海北陸道から東海環状道に入り、雨が止みかけて朝もやに煙る高速道路を時計回りに疾走。
岡崎のJCTから東名を名古屋方面に向かって西進し、一宮JCTから東海北陸道を北上して
高速道路170キロをぐるっと一周したところで私はようやく呟いた。「さあ行くぞ、東京へ!」
そうは言っても、慣らし運転の最中で最高速度が実質110キロ程度だからやりにくいことおびただしい。
全体として流れをリードはできるが速い車の流れにはついていけないというアンニュイなペースで、
しかもタンク容量が13リットル(そのうちリザーブが4リットル)しかないメガモトは給油から150キロも走れば
リザーブのランプが点灯する。(リザーブの警告灯は8リットル弱くらいの消費で点灯しているようだ)
速度にもよるが自信をもって無給油で走れるのは頑張っても200キロまでで、
今回は長良川SA/浜名湖SA/富士川SAと3度も給油しなければならず結果として平均速度も上がらない。
この辺はバイクの性格上仕方がない部分だとは理解できるが、
HPNがエンデューロ用のビッグタンクを発売したのがよくわかるなあ・・・。世の中、需要あるところに供給ありだ。
さて、昨日から問題になっていた右腕の痛みだが昨日の痛みは尋常ではなく、
今日もそれに備えて右腕は尋常でない枚数のサロンパスでほとんどミイラ男のようになっていた。
この辺、私の発想はものすごく直線的である(^^)
しかし痛みはやはり消えないので、豊川の辺りでちょっと気分転換のつもりで腰を大きく後ろに引いて
YB11なみの強い前傾姿勢をとって暫く走ってみた。
何と腕と肩から痛みが引いていくではないか(@_@)
まさかと思って上体がほぼ直立した一般的なオフロード車の姿勢に戻してみると、
ほどなくして右腕から肩にかけて痛みが戻ってきた。もう一度前傾姿勢をとるとまた痛みが引いていく。
すぐに痛みが引くのはサロンパスのおかげだろうが、これで原因ははっきりした。
私が前傾でないバイクを買うのは12年前のTS250以来のことだが、その間前傾のバイクばかりに乗っているうちに
いつのまにか私は前傾のバイクにしか乗れない体になってしまっていたのか!!
しかし、これを意訳すると「俺はRSには乗れるがRTには乗れない体なんだ」にできるのだが、
これが比喩ならいいが言葉通り文字通りの意味だったらかなり情けない話だぞ、控えめに言っても。
どちらにしても、このままではメガモトとのバイクライフの存続に関わる。早いところ対策を考えるとしよう。
ということで、富士川SAで。昨日とはうってかわった快晴で気分よく走れました。
そして、1000キロ達成の瞬間は海老名SAの近くでやってきた。
冷静に考えたらあくまで通過点でしかないのだけれど、「俺はやり遂げたぞ〜!」というカタルシスは充分にあったな。
そう言いながらタイミングを逸してメーターはいきなり1001キロ(汗)
それから淡々と距離を稼ぎ、無事フラット大森店さんに車両を入庫して本日の走行はつつがなく終了した。
結局トータルではこれだけの走行距離になりました。
1000キロ点検の途中。
点検それ自体は他のBMWと何ら変わるところはなく、タペットクリアランスが少々多めに狂っていた以外は
まったくの正常だった。ただ、エンジン制御のBMS−Kのプログラムが早くもアップデートされていたのには
ちょっと驚いたな。一応最高13回までプログラムは上書き可能で、それ以上のアップデートは
システムそのものを入れ替えなくてはならないというとんでもないシステムだが、
そもそもそこまでの回数アップデートされることはないだろうという話だから問題はないだろう。
また、納車時点で取り付けてはあったものの素の状態を知りたいという私の希望で
配線を抜いてわざと作動不能にしていたプラズマブースターも今回作動するようにしたらその効果は明らかで、
総じて点検を終えたメガモトはエンジン/ミッション/サスペンションの全てがスムーズに動くようになった印象だった。
いいのか悪いのかは微妙なところだが、K1200Rではここまで大きくは変わらなかったな。
あと、標準設定ではまだ動きが渋すぎると感じていたオーリンズのリヤサスも減衰を弱めておいた。
今後あたりがついて動きがスムーズになってきたら、おいおい設定を変更してやるとしよう。
12月24日 お世話になった友人宅を辞し、東名を走って中井PAに向かう。友人たちと食事の約束をしてあったのだ。
(付き合ってくれた方々には改めて御礼申し上げますm(_ _)m)
行き先は以前ボクサーハウスさんのHPで見て以来気になっていた魚啓。
店に行く前に御殿場で少し寄り道して亡き友人の墓参りをしていったのだが、
遂に私も彼が亡くなった後に発表されたバイクに乗るようになったのだという事実に気が付くと、
時の流れというものを感じずにはいられなかった。
次はR1100RSが完成したらまた行くとしよう。以前私の掲示板のあけましておめでとう書き込みに一番乗りして
R1100RSの完成が楽しみだと書いてくれたことは忘れていないからな。
さてその魚啓だが、噂にたがわぬ相当なボリュームだった。味は美食とまでは思わなかったが水準は楽にクリアしていて、
価格と量を考慮した満足度はかなり高かった。
カキフライ定食と、天丼定食。味噌汁のお椀が異様に大きいわけで・・・。
割り箸の長さや携帯と比べるとよくわかります。それにしてもうな丼の重箱より大きなお椀ってどうよ(^^;)
これは名物の海鮮丼。どんぶりはやや浅めでご飯は見た目より少な目。具の種類と量は尋常じゃありませんでした(@_@)
ここでやめておけばよかったと私は後で後悔した。ネットで情報収集したときには持ち帰り可能と聞いていたから
何とかなるさとたかをくくっていたのだ。また、ネットで画像を見た時にも
「この人は人数分頼んだに違いない。こんなに量があるわけないものな」と思っていたのだ。
だから別のテーブルに山のようなかき揚げが運ばれるのを見ても「あれは人数分だろう」と信じて疑わなかった。
そうして友人が止めるのを聞かず、かき揚げ1人前税込み1050円を注文したのだ。
そうしたら出てきたのはこれだ。
な、何だこれは・・・(@_@) これで一人前。
直径は22〜25cmくらいで厚みは3〜4cmほど。既にナベ蓋に匹敵するくらいの大きさだ。
大皿の上にはそれが3枚乗っている( ̄□ ̄*)
1枚半は友人たちにも助けてもらって何とか片付けたが、残りを袋に包んだらメガモトのタンクバッグが
容量3分の1ほど埋まってしまった。味は良かったのが救いだが、これを全部食べたら一体何kcalになるのだろう?
これに比べたらすき家のメガ牛丼など児戯に等しいぞ。
ともあれ、これで2泊3日の計画は無事予定していた全てを完了した。
随分沢山の方々にお世話になったが、改めてお礼を申し上げたい。
帰り道の富士川SAで。帰り道なので遠慮なくタンクバッグを使ってます。
12月29日 年内最後の予定として、メガモトとK100RSと会社で使っているスペイシー100に
先日NAPSで購入したCR−1コートを施すことにする。そう思ってメガモトの洗車から始めたのだが、
マフラーに大型昆虫でも衝突していたのか広範囲に亘って樹脂がこびりつき焼け焦げて固まっており
ちょっとやそっとでは取れてくれない。
3台まとめて作業していたこともあって、結局洗車だけで終わってしまった。
仕方ない、コートは明日だ。昨年K1200Rにやってみて要領はわかっているからいいけどね。
12月30日 昨日の続きで、3台まとめてCR−1コートを施してからK100RSに乗って中津川に行く。
新年1日から東京に家族旅行に行く計画があったので、今年何回食べたか忘れてしまったが(岐阜県民の特権o(^-^)o)
中津川名産の栗きんとんを買いに行こうという魂胆だったのだ。
できれば賞味期限の関係で31日に買いに行きたかったが、こちらにも都合があるからな・・・。
更に言うなら心情としてはK100RSではなく買ったばかりのメガモトで行きたかったが、
冷静に考えたらこういう使い方をするならK100RSの方が圧倒的に優れている。
第一、メガモトでは無給油で中津川まで往復できない(爆)
そんなわけで、電熱なしの通常防寒装備に最近お気に入りのペアスロープのウインターパンツを装備して、
3シーズングローブを着用して出発。
出発して5分で右側のミラーが飛んで行き、後方視界が著しく悪化したことを除けば
(これで3度目だぞ・・・。もうちょっと何とかならんものかな(- -;))
K100RSで行ったのは結果的に大正解だった・・・というより、グリップヒーターのないメガモトでは
ほとんど氷点下だった中津川はかなり厳しかっただろう。
あれを電熱ウェアなしで快適に走れてしまうK100RSはやはり素晴らしいとしか言いようがないな。
付け加えれば、先日メガモトで大いに気になった腕の痛みもまったく発生しないのも最高だ。
これについては筋肉を使い慣れてくれば改善されるだろうが、あまり改善がないようならトレーニングだな。
できればそこまではやりたくないものだが・・・。
今回買いに行ったすや(の配送所)の前で。実際の店舗はこの隣です。
それにしてもK100RSはホイールが白くなって少々間延びした印象になったな・・・。
12月31日 2007年走り納め
今年も最後だということで、初詣ではなく最終詣に行くことにする。ほとんど気分だけの問題だが、
天気は快晴となればバイクで行くしかあるまい。行くならばやはり、メガモトだ。
そんなわけで木曽三川公園すぐそばの治水神社まで走る。距離は往復60キロ程度でたかが知れているが、
快晴の冬空の下ピリッとした空気を感じながら走るというのは実に気持ちがいい。
それに加えてバイクが最新のメガモトであればもう言うことはないだろう。満足のできる走り納めだったな。
ということで、2007年の走り納めですm(_ _)m
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