2010年
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1月2日 春の時期は半端ではない仕事量のためバイクに乗る事は困難な私の場合、
年が明けてからバイクで走れるのは精々2月の中旬までが限界になる。 年末に降った大雪のため今日はツーリングなど
夢物語だったが、明日はクラブの初詣ツーリングがあるからこちらに参加するのも悪くない・・・と思っていたところ
いきなり知り合いの訃報が届いたため、予定は全部キャンセルになってしまった。
凶事は延期できないから仕方がないな・・・。余談だが、これでHPのアップ作業も多少遅れることになった。
1月7日 年末に注文してあったセルシオのタッチペンを受け取る。前にも書いた通り価格は630円だが、安いなあ・・・。
1月9日 購入したタッチペンで、早速補修をする。本来ならば元・モデラーの経験を生かしてタッチペンの中身を
シンナーで溶いてコンプレッサーを使って吹き付けとその後のぼかし塗装までやりたかったのだが、
ぶつけた場所がよりにもよってコーナーセンサーの取り付け部分だったために取り外しなどができず、
マスキングにも限度があるので結局簡単なタッチアップでお茶を濁す方向に逃げてしまったのだ。
色は予想していたより合っていたが、手塗りでは仕上げはさすがに最低限としか言えないな。
まあ、やらないよりはずっとましだけど。
1月15日 サーキット復帰を思いつく
ヤフオクで革のつなぎを物色する。学生の頃は今はなき上野の光輪でダイネーゼのつなぎを
税別55000円で買って持っていたものだが、サイズが合わなくなって手放して久しい(;^_^A
それから10年以上購入していないことからでも判るように、私にはなくてもあまり困らないものなのだが
サーキット走行を楽しむならやはりあった方がベターな装備だし、ビモータがある今は買うにはいいタイミングでもある。
新しいS1000RRはできればサーキットでも試乗したいと思っているのだが、機会ということで考えたら
以前行った事があるライダースクラブ誌主催のライディングパーティーは狙い目だろう。千葉の袖ヶ浦なら
東京の友人宅に泊めてもらえばアクセスも簡単だし、つなぎ着てビモータで乗り込んでみたいものだ。
1月16日 ビモータを預けてあるショップに、昨年末に落札したマルケジーニのホイールを持ち込む。
マルケジーニのHPの旧品番の型番ではSB6用とYB11用は同じ番号だったから、
これなら大丈夫ではなかろうか、という予想だ。しかし当然失敗する可能性もあって、
現在判明しているだけで確実にリヤのスプロケの歯数が違う。本当に大丈夫かなあ・・・。
まあ、出来るかどうかはショップの判断だ。無理だったらそれはそれて仕方がない。
1月17日 昨秋に頼んだシューベルトC3の64/65cmサイズの内装がようやく入荷したと連絡があったので
K100RSを動かして早速ディーラーに行く。しかし、届いていたのはチークパッドだけでヘッドパッドは入っていなかった(-_-;)
どうも発送ミスがあったらしい(私はメールでやり取りをした上で注文してあった)。仕方がない、ヘッドパッドは次の機会・・・と
気を取り直してチークパッドを交換していたのだが、ふと気が付くとパッドのタグには62/63と書いてある。
間違えで自分のパッドをもう一度付け直したかと思って確認したがそんなことはなく、
チークパッドはサイズが間違っていた(−−〆)
・・・この忙しい中時間をやりくりして、一体私は何をしに来たんだ( ̄□ ̄*)
ともかく、これで購入後5ヶ月してようやくシューベルトC3を初使用したわけだが、印象は”かなり静か”に尽きる。
もちろん、10年以上前の発売になるシステムWと比べると視界、アンチフォグ性、静粛性、
換気性能、重量、かぶり心地など様々な点で改良されて、長足の進歩を遂げている事は言うまでもない。
ただ、妙にあごがとがった下膨れ形状だったシステムWと違ってチンガードとあごとの空間がタイトになったため
チンガードを一気に引き下ろすのが難しくなったことと、結構スポーティな外観から受ける印象とは違って
実ははっきりと直立ポジションのバイクに特化した設計で、標準の二重シールドは前傾バイクだと
シールドの合わせ目が視界の邪魔になること、前傾すると意外と風切り音が増えること、それにシステムWよりはましだが
耳へのパッドの辺りが比較的タイトで、長時間着用していると多少耳が痛くなることは減点対象だった。
また、先日断線して使えなくなったBOSEのイヤフォンに代えて購入したオーディオテクニカ製の
アクティブノイズキャンセラー装備のイヤフォンも試したが、マイクで周囲の音を拾って
逆位相の音をイヤフォンに混ぜ込んで周囲の雑音を打ち消すシステムは効果絶大。
(四輪の高級車では昔から結構使われている技術だ)
音質そのものはBOSEのイヤホンにはかなわないが、雑音を消すためにはボリュームを上げて
大音響でかき消すしかなかったこれまでとはまるで異なり、140キロで音質を充分体感できるほどだった。
ただし、耳栓してバイクに乗っているような感覚になるしコードが服に触れたりするとかえって音が乱れることもある。
これだけ静かで周囲の音も聞こえにくくなると、基本的には高速道路専用アイテムだろうな。
帰宅してからはセルシオをトヨタに預けてきた。先日右後ろのドアロックのソレノイドを交換して
それから2週間後に今度は左後ろのドアロックのソレノイドが作動不良を起こしたので部品を発注してあったのだが、
その後症状が再発していないという困った状態だ(-_-;)
この金欠な時に余計な出費は避けたかったが、パーツを発注してある手前
いつまでも入庫しないというわけにもいかないし、まあ仕方がないかな。
1月18日 フルフェイスを新調するか
どうやらシューベルトのヘッドパッドは注文されていなかったらしい。
私がメールで注文したというのに、アホめ・・・(−−〆)
さて、現在また入院中とはいえ一応ビモータが手元にやってきたことだし、久しぶりにサーキットを走りたくなった。
そうなるとツナギも必要になるし、フルフェイスのヘルメットも必要だ。
13年前にR1100RSとほぼ同時に購入したX−8Rではさすがにサーキットを走る気にはなれないから、
ここは新調するしかないだろう。
規格外の頭のサイズをしている私はXXL以上のサイズでないとアウトだから種類はかなり限られるが、
現実的なところではアライのプロファイルかシューベルトのS1かショウエイのX−12か・・・。
異説もあるだろうが、個人的にはヘルメットはアライがいいと思っている。
細かい説明は省くが、数年前某メーカーのワークス関係者に
「アライはなあ、ショウエイよりレースで人が死んでないんだよ」と言われた事は未だに頭にこびりついているのだ。
(それにしても、なんというストレートな物言いだろう(;^_^A)
しかし、よく調べてみたらXXL設定があるアライのフルフェイスの最上位モデルはプロファイルになる。
一方、ショウエイは最新型のX−12にXXLを揃えている。私がいくらアライ贔屓とはいっても、
ショウエイの誇る最新型のフラッグシップ性能で勝てるとはさすがに思えない。
シューベルトは最初からほぼ対象外だったから、どうやら今回はX−12で決まったな。
しかし、それをパスしても革ツナギという難問もある。
学生の頃には所有していたのだが、デブになって着れなくなったので後輩に売ってしまったなあ・・・。
ビモータ専用アイテムにした場合予想される使用回数を考えるとヘルメットもツナギもたぶん元は取れないだろうが、
私がサーキットをまともに走れるバイクを所有している時期は人生のうちでも今しかない(かもしれない)から
今後も使うことまで考えたらそう悪い買い物でもないかなと思う。
1月19日 ネタとしては実に面白そうだ
ヤフオクで官公庁のオークションを何となく見ていたら、岐阜県からの出品で30系のセルシオが出ている。ほう・・・。
岐阜県の公用車でセルシオを使うといったらまず知事か副知事だろう。年式からしてたぶん乗っていたのは、
平成で最初に新任の知事になって以前裏金問題を起こした、奴だ。
公用車なら走行距離は出ているが(13万キロ走っていた)車両は税金で完璧に整備してあるし
荒っぽい使い方はしないから素性については申し分ない。それに、あの知事が乗っていたとしたら
リヤシートをめくったら裏金の札束が出てきても不思議はなかろう(笑)
今のセルシオには相応に満足しているが、30系の方が車としてのデキは確実に上なので
少々もったいないけどプラス面も考慮すれば乗り換えてもまあ金銭の損失は許容範囲だろうとか、
2年後にあそこまで異常に綺麗にしてある程度のいい車両が都合よく見つかるかとか、
その時にそこそこの価格の車両を買って修理代や何やらで苦労するなら
極上車両を今買ってしまうのが最善にして確実ではないかとか、
リヤシートにレースのカーテンがついて無線のアンテナが立っている黒塗りのセルシオなら、
リヤのトランクに靖国神社のステッカーでも貼っておけば誰も近寄ってくるまいとかd( ̄  ̄)
どちらにしても私のセルシオの車検は3月半ばで切れるから、乗り換えのタイミングとしては悪くない。
今年はR1100RSの修理代を筆頭に昨年ほどではないにしてもかなりの額の出費が予想されるので
できるだけ貯蓄に励んでおきたかったのだが、こんな面白いネタを放っておく手もないだろう。
とりあえず、ダメ元で落札に向けて動いてみることにした。
また、帰宅してからはヤフオクに出ていたレザースーツを落札した。価格は3万円ジャスト。
勿論上を見ていけばもっといいのがあるが、ヘルメットと違って革のツナギは事実上サーキットでしか使えないし
体型が変わってしまったらアウトというリスクが常にある。
私はもともと太りやすい体質だし、学生の時にダイネーゼのツナギを手放さざるを得なかった経験者としては
クシタニやRSタイチなどの一流どころはちょっと手が出せなったというのが正直なところだ。
1月20日 革ツナギが発送されたとの連絡があった。一応サイズは測ったものの、試着せずに選んでいるのだから
どうしてもバクチ的な要素はある。サイズが合ってくれることを願うばかりだ・・・。
1月21日 革ツナギが届く。早速試着してみたところサイズは何とか許容範囲だった。
測定してみたところサイズそのものは間違っていなかったのだが、LL(175cm〜)と3L(180cm〜)で
着丈と股下がそれぞれ1cmずつしか違わないというサイズ取り(専門用語で言うとグレーディング)には
衣料業界で飯を食っている身としてはどうも根本的に無理があるように思えるぞ・・・(^_^;)
まあ許容範囲ではあったからいいけれど、身長180cm以上に対応の3Lが178cmの私が着た時に
上下方向のきつさを感じたというのは少々問題ではあるな。一応の対策として、革を伸ばすスプレーを吹いてから
ツナギを着たままで軽くストレッチなどやっておいた。ともあれ、これでツナギの問題は解決。
ただ、現在主流のパンチングメッシュのツナギだから夏場にも着れなくはないが、秋口以降は寒すぎる可能性がある。
インナースーツなども必要になるかもしれないが、そもそもまだいつサーキットを走るかさえ決まっていないのだ。
寒い時期に走らなければ別に防寒アイテムは要らないのだから、慌てて調達する必要もないだろう。
それよりはまずヘルメットだ。
1月22日 ディーラーから、17日に頼んだシューベルトC3の内装とシールドが早くも入荷したと電話がある。
要するに国内在庫があったということなのだけど、今回はまたえらく早かったな・・・。
本当は素早い対応を喜ぶべきところだが、先週パーツの回収に行ったばかりなだけに
この忙しい時期には「またかよ」の感想が先に立ってしまう恩知らずな私である(^_^;)
まあ、近いうちに回収に行くとしよう。
1月24日 C3の内装とシールドを受け取るためディーラーに行く。内装を早速64/65に交換して
暖かくなれば邪魔になる二重シールドに代えて一重のシールドを受け取って
「いや、前回の経験もある。また間違ったのが届いたかも知れん」と念のためラベルを確認すると、
届いていたのはC2用のシールドだった。おい、輸入元( ̄□ ̄*)
仕方がないので、シールドは届いたら自宅に送ってもらうようにディーラーに頼んで
内装だけ取り替えて帰宅した。やれやれだねえ。
また、BMWBIKES編集長の永山さんが退職されると聞いたので早速その場から秘密集会の会場に電話。
いろいろと話を伺ったのだが、内容は勿論非公開とさせていただく。ただ
「バイクブロスのHPで発表するまではそちらのHPで書かないでくださいよ」と釘を刺されたので、
約束どおりその事は伏せたままでトップページだけ永山さんが映っている手ブレのボケボケ画像に変更しておいた(^_^)
ということで、その時の画像。永山様長い間お疲れ様でした、
&いろいろとありがとうございましたm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m
1月25日 ほとんど勢いで、R1100RSのパーツをヤフオクで幾つか落札する。予備パーツとかいろいろ言い訳はあるが、
これを書いている12月末の時点で実働エンジンを落札したことを忘れていたというのは我ながらなんだかなあ(;^_^A
そのうちアルツハイマーにでもなるのではなかろうか。まあ、せっかくのスペアエンジン(落札価格は20500円だった)だ。
排気量をアップして改造申請を行う予定の私のR1100RSにはそのままだと使えないのだが、
有事に備えて大事に取っておくとしよう。
1月27日 仕事を途中で抜けて、県庁まで例のセルシオの現車確認に行く。さすがに程度は申し分ない・・・というより、
見た目だけなら新車に近いぞ。一体どれだけの税金がこの車の整備に費やされたのか・・・と思って
リヤシート周りもチェックしたが、残念ながら裏金は見つからなかった(笑)
車両に問題ないことが判明したので、官公庁オークション(公有財産売却)の参加仮申し込みをする。
その時のメールによるとこんな風だ。
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■岐阜県からのお知らせ
【今後の手続のご案内】
本申し込みを行われる方は、平成22年2月4日までに、以下の書類を岐阜県総務部管財課へ提出してください。
(郵送可、郵送の場合は平成22年2月4日までの消印有効とします。)
1 公有財産一般競争入札参加申込書兼請求書兼口座振込依頼書
2 住民票(法人の場合は登記簿謄本、外国人の方は外国人登録証明書)
3 印鑑登録証明書
4 入札保証金約定書
※代理人の方がインターネット上での手続を行われる場合でも、1から4までの書類は、購入希望者ご本人が作成し、提出してください。また、代理人の方がインターネット上での手続を行われる場合には、1から4までの書類のほか、5の書類も提出してください。
5 委任状
※1、4、5の書類は、岐阜県のホームページからダウンロードしてください。
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よし、頑張ってみよう。おそらくは県外からも入札があるものと思われるが、
県の資産は県内の善良なる納税者に還元されるべきだとは思わないか?
勿論、善良なる納税者とは私のことだd( ̄  ̄)
1月31日 ビモータの様子見のためバイク屋まで走る。しかし、期待のマルケジーニは何と装着不可だった!
予想していた以上に各部の寸法がことごとく違っており、装着するためには後ろはカラー4個造って
スプロケのオフセットまで調整しなければならず、前はディスクを2枚交換するのに加えてアクスルシャフトの径が違うため
(YB11の方が太い)ハブベアリングの打ち換えが最初から必須だったのだが、
SB6用と外径が同じでかつ内径が25ミリのハブベアリングは存在せず、大型旋盤にホイールを固定して
ハブ穴の内径を拡大するまでしてやらないと装着できないことが判明。
それに再塗装の費用もかかるとなると、トータルではBSTのカーボンホイールが買えるくらいの費用になってしまう。
だったらそっち買えばいいじゃねえか、ということで計画はあえなく断念となった(-_-;)
しかし、寸法をきっちり採寸してくれていたメカニックの方が「前だけなら、寸法がほぼ同じ車両がある」と教えてくれた。
(事情により車種名は公表を控える)あまり出てくる車両ではないが、中古を探してみる価値はありそうだな。
ともかく車検は取ったけどホイールの方は断念ということで、まずはマルケジーニを回収して帰宅。
ビモータは来週取りに行くのが確定だ。
あと、バイクに乗る回数が減ったためか最近とみにバイクの操縦技術の低下が目に付くようになってきていたので
ビモータの話ついでに元レーサーだったショップの社長と小排気量のオフローダーで練習する話について相談。
オンロードのリッターバイクの練習(主に荷重とスロットルのコントロール)にはどうですか、と聞いたところ
「そういう練習に使うなら100か125の4ストがいいと思います。車体は小柄な方が練習にはいいし、250だとパワーが
あり過ぎるし車体が大きくて重くなるから乗り方も変わってきて、オンロードの練習用としてはむしろ良くないと思います」
と、さすがの見識だった。しかし改めて考えてみるとその条件に合致するバイク、実はほとんどない(-_-;)
ヤフオクで見ても何とか合致しそうなのは精々ジェベルの125くらいで大して程度も良くないのに結構高価だし、
だいたい私のセルシオの予想下取り価格より高い金を払ってなんでこんなボロバイクをわざわざ買わねばならん(爆)
そうなると新車なのだが、今の日本に新車で買えるこのクラスのバイクは30万円を超えるKLX125しかない。
ヘルメットにウェアとプロテクターまで揃えたら10万コースだろうから、
トレーニングの道具としては少々ハードルが高いなあ・・・。
2月5日 かつてセルシオを売っていた経験のある私だが、退職した時にカタログは処分してしまったので
当時のカタログはもう手元にない。そんなわけで30系セルシオと比較するべくネットで当時のカタログを見ていたのだが、
あの車にはドアミラーのリバース連動機構もあったのか。自分で売っていたのにすっかり忘れていたぞ(汗)
ということは、私のセルシオもこの機能だけは死んでる可能性が高そうだな。
多分直さないと思うけど、そのうち調べてみるか・・・。
2月7日 頭の上がらない相手は居るもので
ビモータを回収する予定だったが、昨日降った雪がまだ残っている。それだけだったらどうにかする自信はあるが、
(R1100RSでは白く雪が積もり始めた橋の上を90キロで疾走したこともあるのだ(^^)v)雪が降ったという事は
道路には塩化カルシウムが撒いてあるはずで、以前から書いているが錆への耐性が最低ランクに違いないビモータには
ろくに洗車をする時間がとれない私がオーナーの場合塩カルが天敵に違いない。
ということで潔く回収を断念して、会社の次期社用車を物色して回っていた。余談だがこの時のことも書いてしまうと、
個人的にはできればルノー・カングーにしたかった(しかし社用車だから無理だろうと思っていた)。
私と過去の職場との関係を考えたらサクシードは文句なしの最有力候補なのだが、
社用車とはいえ私が私用で使うこともあるのでできれば乗用車としての適性がより高い
ホンダのエアウェイブにしたいとも思いつつ、しかしトヨタをいきなり外すわけにもいかないので
まずはカタログを貰うべくかつての職場に足を運んだところ、私がここに勤務していた時の上司が
昇進してここの所長に着任していた!しかも現在私の担当をしている同じく元・上司も途中から加わったので
私がペーペーだった時に一から鍛えてくれて今でも頭が上がらない元・上司二人と向かい合って話す形になり、
「大谷君、車はもちろん、ウチで買うよなあ」
「大谷君、車はもちろん、ウチで買うよなあ」と元・上司二人に左右からステレオで言われた時には
「いかん、もう駄目だ!」と思った(^_^;)
結局ここでサクシードを買うことになったのだが、それ以降の話は割愛する。
かつてここに勤務していた時に「人間関係で車を買って貰える様になれ」と教え込まれたものだが、
まさか退職して12年も経ってからその意味を我が身をもって実体験させられるとは思わなかった(;^_^A
2月17日 一週間遅れでビモータを回収する。天気は雨でできればやりたくなかったが、
これから仕事は更に忙しくなるから今のうちにやっておかないといけないのだ。
持って帰ってもどうせ多忙で乗れないのだが、余り長いこと預けっぱなしにしておくのもショップに迷惑だし。
しかし当たり前だが冬の雨は寒く、結構体にこたえる走りになった。グリップヒーター、欲しいなあ・・・。
2月18日 例のセルシオの入札が始まった。25日13時がタイムリミットだが完全な一発勝負だから、
入札金額を幾らにするかは考えどころだな。
2月25日 敗れ去る(-_-;)
例のセルシオの正式な入札手続きをした。こちらの入札金額は相場のほぼ上限いっぱい。
程度はおよそ文句のつけようかないが13万キロの走行距離はどう考えても過走行だし、黒塗りのセルシオは
もともとあまり人気がないから相場も安め。スマートキーもクリアランスセンサーもついていないし
タイヤが要交換で消費税も別にかかることを考えるとその分は差し引いた金額でしか入札できない。
それに私は無理してこの車両を落札しなくてはならない理由もないので
出せる限度としてはこのくらいだった、ということだ。確率は7割くらいだと思うが、どうなるかな。
リヤシートをずらして裏金の札束でも出てくるなら、銀行から借金してでも必勝体制で落札するけど(笑)
入札の結果はタイムリミットを迎えた直後、25日の13時発表との事だったので、
13時を待って早速ホームページにアクセスしてみたところ、見事に敗れ去っていた(−−〆)
いやあ、まさかヤフオクの落札相場より31万円も上乗せしてくる人が居るとは思わなかった(@_@)
残念だけど、これはしょうがないな。正直私はそこまでのお金を出す気にはなれない。
岐阜県の財政に最も多大な貢献をすると申し出た落札者の方に、敬意を表して乾杯だ(*^-^*)ノ
かくして、私のセルシオは車検を取って乗り続けることが決定。すぐさまディーラーに電話をして、
車検の予約を取った事は言うまでもない。本当ならユーザー車検で安く済ませたいところだが、
残念ながら仕事が繁忙期の時の私は一ヶ月の労働時間が400時間を超えるので、
とてもじゃないがそんな余裕はないのだ。
2月28日 セルシオを車検に出した。無駄金使うつもりはないが、整備をケチって余計な出費というのも避けたい。
点検だけはきっちりお願いしておいた。
ライダースクラブ誌主催のライディングパーティーの日程が発表されたので、早速チェックを入れる。
サーキット走行会としては参加費が高額だが、S1000RRをサーキットで試乗できる数少ないチャンスだから
できれば参加しておきたい。アクセスの都合なども考えると新しくできたばかり(当時)の
袖ケ浦フォレストレースウェイがいいなあと思ったのだが、
袖ケ浦フォレストレースウェイのHPからアクセスなどを調べていると、見逃せないことが書いてある。
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●袖ケ浦フォレストレースウェイの排気騒音規定値は95デシベル以下です。
マフラー出口より後方1メートル、地上1メートルの地点で最高出力回転数の75〜80%まで
エンジンを回した状態を保持し測定。基準をクリアした車両であっても、走行中にはいくつかのポスト及び
コース外(近隣の道路など)にて音量測定を行い、袖ケ浦市の環境基準(敷地境界線にて60デシベル以下)を
超えるものは走行を中止とさせて頂く場合があります。
基本的にはSTDマフラーが好ましくノーマルマフラーがある方は、ノーマルマフラーへ交換してからの参加をお勧めします。
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う〜む。ビモータはコルセマフラーでは無理だな(生産当時の規制値は99デシベル)・・・というより、
陸運局の車検は最高出力回転数の半分の回転数で測定するから、7〜8割の回転数で95デシベル(@_@)って、
そりゃ無理だ、ノーマルマフラーでも確実に規制にひっかかる(-_-;)
メガモトで行けば話は早いんだが、どうしようかな。
3月1日 セルシオを預けていたトヨタのディーラーから電話があり、9万キロ走ったタイミングベルトが
距離的にはまだ大丈夫だが(交換指定は10万キロ)経年劣化もあるので交換した方がいいという。
仕方がないなあ・・・。私はガソリンスタンドのオイル交換の勧めなどははっきり言って信用していないのだが、
元職場の言うことだけに、ここは素直に勧めに従おう。
3月2日 自他共に認める物欲魔人の私の場合、精神的にテンパッてくると物欲モードに走ったりすることは
(実行するかはまた別にして)珍しくないのだけれど、それがピークになるのが
一年でも一番忙しい今の時期だ。しかし、今年は不思議と心が落ち着いている気がするな・・・。
今の時期はバイクに乗れないからヘルメットを急いで購入する必要はないのだけど、
サーキット走るからにはX−12はそのうち購入しなくてはなるまい。
ただ、上のことを考えるともう少しストレスが溜まってきて物欲に逃げないと
精神の安定性がやばい、というところまでは我慢するとしようo(^-^)o
3月8日 セルシオを受け取る。しかし車検費用が15万円を超えており、大部分は税金だからやむを得ないとして、
タイミングベルトの交換工賃が5万円を超えていたのにはちょっと驚いた。
いくらトヨタの設計とは言えさすがにV8エンジンのベルト交換は大仕事だったか・・・。
(ディーラー工賃と言ってもBMWディーラーとはわけが違う)車は税金が税金を食って走っているようなもの、とは
徳大寺有恒氏の喩えだが、自動車の税金は明らかに贅沢品としての扱いだからなあ・・・。
二輪や軽自動車の税金が安すぎるから余計に強調されて見える、という事はあるけれど、
もうちょっと何とかならんものかとはいつも思う。
これが東京だったら、間違いなく私はコストに見合わないという理由で四輪を所有していないだろうし。
3月12日 昨年の夏休みは石垣島に行く計画が台風で中止になったので、今年は台風を避けて
GWに石垣島リベンジツアーと決めていた。しかし、その線で同行予定の友人と電話で相談をしているうちに
いつの間にか行き先は北に180度反転して北海道に変更になってしまったのだ。
まあ、GWの北海道に宿代・レンタカー代込みで4泊5日3万8000円という格安プランがあったからなのだけど。
予定を詰めるため、これから更に忙しくなりそうだな。
3月16日 家族がセルシオのフロントバンパーをぶつけてしまった(-_-;)
様子を見てみると左のバンパーが軽くもげかかり、多少の板金修理も必要な状態だ。
このクソ忙しい時にそんな暇あるか、と言いたいところだがそうも言っていられない。
新品のバンパーなど問題外だから、ヤフオクで中古品を探すかな。
幸い元・人気車のお陰で中古のパーツも比較的豊富だし。
しかし、老化に伴って親の運転技量が低下しているのは明らかに分るだけに、
30年後くらい後の自分が同じ道を辿らない様、色々と努力しなくてはな。
どう努力するのかは何も考えずに書いているけど(;^_^A
3月17日 ヤフオクでセルシオのバンパーを拾ってきた。半分博打みたいなものだが、送料別6800円だったら
まあよしとするべきだろう。届いたらディーラーに持ち込んで修理だが、メタリックの板金塗装とバンパーの脱着だから、
それだけでもある程度の金額にはなるぞ・・・。あと、このバンパーには当時ディーラーオプションだった
伸縮式のコーナーポールが付いているのだが(当時前方向の超音波センサーはまだなかった)私の車両には
肝心のスイッチがついていない。という事はポールはただの飾りで全く役に立たなくなるが、仕方がなかろうて。
3月19日 バンパーが届いた。送料着払いで2300円。結構かかったな・・・。
あんな大きな荷物を運べば仕方がないとも思うけど。
3月20日 セルシオに梱包されたバンパーを積んでディーラーの工場に乗りつけ、バンパー交換のために放り込んできた。
あとは完成を待つばかりだ。
3月22日 久しぶりに少しだけ時間ができたので、半月ぶりにバイクのカバーをめくってみる。
うすうす予想はしていたが、ビモータの鋳鉄ローターは見事に真っ赤になっていた(-_-;)
画像は4月に撮ったのだけど、事実上同じこと。効くからいいけど、それにしてもよく錆びるなあ。
鋳鉄だからある程度錆びるのは仕方がないが、メガモトのステンレスディスクにも錆が発生していたのにはちょっと驚いた。
非クロム系だったのか・・・。
時間的にはちょっとだけなら乗れなくもなかったが、今は仕事の繁忙期で自分の体と精神を限界近くまで
追い込んでいるから、珍しく時間があっても残存体力と精神力がついてこれない。
病み上がりに近いところまで体力が落ちている時にリッターバイクを下手に動かしても危なっかしいだけだからな。
まだ当分は自重するとしよう。
3月24日 セルシオが仕上がってきた。工賃約4万円。バンパー脱着が8000円ほどで、板金塗装が約3万だ。むう・・・。
今回は私の負担ではないが、バンパー代も合わせると4万円台後半。相応の金額にはなったな。
4月4日 早起きして時間を作り、毎年やっているプチ花見ツーリング(と言っても30キロくらいしか走っていない)のため
早朝にビモータを走らせる。
岐阜の陸運局のすぐ近く。ここには毎年行ってます。
2月に岐阜に持ち帰って以来久しぶりにエンジンをかけると、いやあエンジンのかかりが悪い悪い(^_^;)
考えてみたらキャブのバイクもR100RS以来なのだが、普段インジェクションで楽している代償か
キャブ車の始動に関する自分の技量が低下しているのを如実に感じたな。
走りと言っても実際にはバイクの感覚を取り戻すためのリハビリのようなもので、スロットルやブレーキ、荷重移動など
ひとつひとつ感覚を確かめながら流していたのだが、右手がタイヤと直結しているかのような独特のダイレクト感がある
このバイクは、操作にある程度シビアな分そういう感覚を研ぎ澄ませるには悪くない。
性格的にゆったり走るバイクではないし今は車検から戻った時のままでノーマルマフラーがついているが、
それでも排気音は戦闘的だから日本の花見には正直言って合わないとも思ったけど(;^_^A
4月5日 ネットで情報を漁っていると、首都圏のBMWディーラーが主催で5月に袖ヶ浦で走行会をするとある。
これなら何とかなりそうだな・・・。スケジュールの都合はつくし、袖ヶ浦フォレストレースウェイは以前から一度
走ってみたいと思っていたサーキットだし、これならほぼ確実にS1000RRも試乗車があるだろう。
費用もライディングパーティーより安いし、ほぼ言うことなしだ。
4月7日 フラットに連絡を取って、袖ヶ浦はフラットからの参加という形で枠に入れてもらうことにする。一人で走るのも
それはそれで悪くないが、万が一があった時に一人だとどうしようもないし、そこまで孤独なライダーを気取るつもりもない。
遠来の客で余り店にも行けないが、ここは素直にお世話になるとしよう。
4月8日 週末は毎年恒例のi−jayo馬瀬オフミなので、忙しい中準備を進める。学生服関係の仕事をしている私には
ちょうど仕事が一段落する頃合でもあり、仕事漬け生活からまともな人間に戻るためのスイッチのようなイベントでもあるのだ。
しかし、天気予報を見るとオフミ当日の降水確率が50%・・・。
リハビリを兼ねてせせらぎ街道をビモータで走り込むつもりでいたが、計画がだんだん崖っぷちになりつつあるな。
4月10日 恒例の馬瀬オフミ
幸いにして天気が回復したので、意気揚々とビモータで出発する。しかし、このイベントに最後にK100RSで参加したのは
いつだったか・・・と書いていて思ったので、調べてみたら去年だった(;^_^A こりゃ本格的に老後が危ないな。
それはさておき、昨年はPVMのホイールが前後揃ったので珍しくK100RSで参加しているのだが、
今年はビモータで一昨年はメガモト、その前はK1200Rで更にその前はK1200RSで参加している。
書いていて自分は一体何者なのかと思えてきたが(^_^;)それはさておき、来年はR1100RSで行けるかはわからないが
(マフラー製作・テストラン・慣らしに加えて春までバイクに乗れない私の生活パターンを考えると現実的には相当難しい)
ともかくK100RSで行く予定はない・・・というよりR1100RSが戻ってきたらK100RSは一線を退く予定だ。
一泊ツーリングはめったにできなくても乗る機会は充分あった7〜8年前と違って、
今はバイクに乗る時間を作ること自体が大変になっているからなあ・・・(-_-;)
スポーツツアラーのRSから、K1200Rやメガモト、ビモータといった短距離ランナーに私の主体が移ってきているのは
そういう生活の変化が最大要因なわけだし。
そんなことを考えながら”寄り道してせせらぎ街道を走りこむ”という目的の元、東海北陸道を北上していたのだが
この日も馬瀬オフミのため仕事を空けるべく、午前2時まで起きて仕事をしてから更に早起きして休日出勤を片付け、
午後になってから出発と無理をしていたので疲労の度合いが凄まじく、高速道路走行中に異様な疲労感を覚えた。
[これは、まずいなあ・・・(-_-;)」体力の限界まで走ってえらい目に遭った経験は何度かあるが(幸いコケてはいないが)
今の体力で無理をするのは少々リスクが高すぎるだろう。月に400時間以上の仕事で痛めつけられた体は、
体力的には半病人みたいなものなのだ。
仕方がないのでルートを半分くらいにショートカットして、短縮ルートで会場を目指すことにした。
しかし、途中で「そういえば、二次会用のつまみを用意していなかった」と気が付いたので、
更に予定を変更していったん国道に出て大型スーパーで袋菓子などをいろいろと買い込む。
ビモータに積載能力は皆無なので(この時の荷物も、リュックサックと小さなタンクバッグに納まる分しかなかった)
買った袋菓子をどこかに収納するわけにもいかないから、
かくして私はバロー(岐阜で最大のスーパーマーケットのチェーン店)のポリ袋を腕からぶら下げながら
3桁の速度で軽く腰をずらしつつビモータで山道を疾走するという怪しすぎる男になった(;^_^A
バイクにはTPOと言うものがあると改めて思ったな。
また、到着は既に夕方近くだったのだがブリヂストンがブースを出してくれていたのでここぞとばかりに
現行のタイヤについて色々と話を聞いてみた。新型のBT−023のグリップ力は実は相当に高いとか、
私がメガモトに履かせているBT−003ストリートのライフは「使い方にもよるけれど5000〜8000キロくらいです」と
予想外の長寿命に驚いたとか、ウエットグリップ時の低下はどのくらいだとか、なかなか有意義だった。
(つまるところ、性能低下は勿論あるが深く寝かさなければどうということはないそうな)
う〜ん、ビモータの次のタイヤ(今はパイロットパワー2CT)はパワーワンか新型のパワーピュアにしようと考えていたけど、
それだけ寿命が長いとなるとぐらつくなあ・・・。003ストリートのグリップは晴れている限りおよそ申し分ないし。
しかしいつもと変わらない平凡な写真・・・というか、平凡でない写真はとても載せられん(^_^;)
かくして、いつも通りにはじまった宴会は深夜まで続き、いろいろと忘れられない記憶を残して終わった。
何があったかはとても書けないな、Tさん(^_^;)
4月11日 未然に防げて助かった
今年のオフミはわりとあっさり解散になったのだが、そこから荘川までK1で有名な草野さん(私は以前から面識がある)
御一行にくっついていくことになった。途中で休憩した時に草野さんにも私のビモータにまたがってもらったのだが、
(写真も撮ったけど公開はしない)初めてのバイクにただ跨っているだけで一応2年所有しているオーナーの私より
その姿が決まって見えるのはさすがと言うか何と言うか。オーナーとしてちょっと複雑な心境ではあった(^_^;)
それはそうと、結構距離を走っているのにビモータの燃料警告灯がいつまでたっても点灯しない。(燃料計は最初からない)
最初は「うん、キャブを調整して燃焼効率と燃費も上がったか」と喜んでいたのだが、普段から40キロ余分に走っても
リザーブの警告灯がつかないとなると少々心配になってきたのでちょっと過去の記憶を整理する。
年末のガソリンの漏れは結局キャブではなく、警告灯のフロートがダメになっていてそこから漏れたのが原因だったから
新品パーツは既に欠品のためやむを得ずショップにダメ元で修理してもらっていたのだ。
それがもしうまく作動していなかったとすると・・・(;^_^A
これはちょっとまずい、と思った私は急遽高速道路を降りて、荘川のインター近くのガソノンスタンドに駆け込んだ。
満タン容量15リッターの燃料タンクに、14リットルのガソリンを飲み込むビモータ。いやあ、危なかった(^_^;)
帰り道にひるがの高原のSAで。まだまだ残雪が残っています。
4月12日 X−12を通販で購入する。来月の袖ヶ浦までに一度試しておきたいし。そろそろ買ってもいいでしょう。
4月13日 X-12が発送されたという連絡があった。これで袖ヶ浦も準備万端だな、・・・とこの時は思っていたのだ(-_-;)
4月15日 袖ヶ浦の参加費用を払い込む。よし、これで参加確定。
4月18日 この件はクラブで未だにネタにされている(−−〆)
袖ヶ浦の走行会に参加が決まったのはいいが、先日購入した革ツナギはまだ一度も着用していないし
サーキットを走る前に「実際着用して体を動かしてみたらどうなのか」テストしておく必要がある。
届いたばかりのX−12のテストも兼ねて、一度走っておかなくてはいけないな・・・と思っていたら、
所属しているクラブのツーリングの予定があったのでそれに乗っかることにした。しかし、私の体力的にも
スケジュールから考えても全行程の参加は無理だし、体を動かさなくてはテストにならない、という事情と
パンチングメッシュの革ツナギは、ノンカウルのメガモトでは寒くてきついという理由から、
体を動かすしフルカウルである程度の防風性もあるビモータで参加することを決定。
郡上八幡で乱入してやまびこロードという地元のワインディングで存分にテストを行い、
ひるがの高原まで同行してそこから高速道路で帰ろうという魂胆だ。
できれば防風性に優れたインナーでも着用したかったが、残念ながら私はその手のものは所有していない(当時)。
こんなことなら昨年末に浜松のヒョウドウプラスで防風・防寒インナーが処分価格でワゴンに乗っていた時に
押えておくべきだったと後悔したが、まさか当時こんな日が来るのを予想できるはずもない。
通販での取り寄せも考えたが時間的に間に合わず、仕方がないので動きを妨げない薄手のシャツなどを
できるだけ重ね着して参加することになった。
そこまではまあ良かった。郡上八幡までの高速道路は寒かったが我慢できないほどではなく、
「メッシュだから風通しがいいのは辛いが、これなら何とかなるかも」と思えたのだ。
現に生還してこうして回想できているから何とかなったと言えば確かにその通りだが。また、集合場所のコンビニの駐車場
(4年前にK1200RSで事故を起こした時に車両が運び込まれたいろいろな意味で思い出深い場所である)に到着した時に
テールカウルが少し浮いているのも気になった。ロックが甘かったのか?きちんと押し込んでいたはずなのだが。
それから走り出して北上していくと、気温はどんどん下がってきた。郡上八幡の時点で既に結構寒かったのだが、
そんなレベルではなくだんだん感覚がなくなってくる。手足の末端ではなく、体が。
パンチングメッシュのツナギで道路脇に雪が残る道路を100〜160キロで疾走するのはリアルで気が遠くなるような体験で
(かつて層雲峡のアイスパビリオンで氷点下42度の冷風体験をしたが、体感的にはあれより寒かったと思う)
本当に死ぬかと思うほど寒くて、何度か意識が飛びそうになった(−−〆)
しかし、テスト走行だしグループツーリングだから勝手にペースダウンするわけにもいかない。寒さはともかく、
本来の技量とビモータの性能からすればまだ速度に余裕はあるのだ(その状況で発揮できるかは別問題だが)。
そう思って速度はともかく気分は必死で走っていたら、やおらシート後方でガシチャンという音がする。
なぜだかわからないが、この時の私にはそれだけでテールカウルが暴れて右後方に吹っ飛んだのだと
瞬間的にわかった(ミラーには見えていない)。
ここまで来ると我ながら動物的な勘と言っていいと思うのだが、このままだと飛んだカウルは後続のバイクにひかれて
使い物にならなくなる可能性が高い。それだけならまだいいが、それが原因で後続が事故でも起こしたら大変だ。
そう思ったのでカウルに伏せたまま反射的に右足を後ろに蹴り上げたら、うまくブーツに何かがヒットする感触があった。
先を行くバイクからいきなりテールカウルが外れて飛んでくるというイレギュラー(;´д`)ノにもかかわらず、
冷静に対処してくれた後続のT氏には改めて感謝申し上げたいm(_ _)m
私が足で蹴っ飛ばしたことがよかったのかどうかは不明だが、
(後続の方は軌道が変わったようには見えなかったと話しておられた)結果的にカウルは傷だらけになっただけで
踏まれることもなく、使用不能にもならなかったのであれで良かったのだと信じることにする。
反対側からだと事態はもっと深刻。やってもうた!ベルトはクラブ員の方に貸していただきました。感謝m(_ _)m
ひるがの高原のドライブインで。一台だけ空気を読めないバイクが混ざっているのは言わずもがなです(^_^;)
そうは言ってもシートカウルが飛んで万単位の出費が確定したのはやはりショックで、
「シートカウルが傷だらけになったからといって頭に血が上ったら危ない、ここは無理せず冷静にペースを上げすぎず・・・」と
抑えて走っていただけにいろいろと見えてくるものもあって、ラインの取り方の鍛え直しが必要だとか
以前からビモータの難点と判断していた初期旋回の弱さはやはり対策が必要だと再確認したなど、
いろいろと考えることも大きかった。
帰宅してからは速攻でヤフオクにアクセスして、以前から目をつけていたビモータのシングルシートカウルを7000円で落札。
ヤフオクの画像ではサフェイサーを吹いてあっていかにも塗装するだけで使えそうだが、
ヤフオクに出ているパーツは現品を見るまで信用しないことにしているので、まずはものが届いてからだ。
ダメだったらスペアパーツだな。ダメだったら即刻売り飛ばす・・・と言いたいところだが、
ビモータの外装パーツはほぼ欠品と考えていい。今回は運よく回収できたが、もう一度同じことがあって
その時になくしてしまったらもう一度入手するのはちょっと大変だ。
しかし、そもそもカウルが飛んだ原因はカウルではなく車体のロック機構にあるから、
これを修理しないと何度カウルを修理しても同じこと。ええい、またしてもビモータは入院確定かっ!
なお、今回が初使用となったX−12は静粛性、空力的なバランスなどおよそ申し分ない高性能だった。
静粛性ではC3に負けるけど、フリップアップ機構を除けばそれ以外でC3がX−12に勝てるところが思いつかない(;^_^A
不満なのは頭頂部の熱気の抜け方がまだ少し足りないことくらいで、総合的にはかなり満足できた。
高いけど、さすがに値段だけの事はあったな。
4月21日 落札したシートカウルが届く・・・が、残念な出来だった(-_-;)
サフェイサーは下地処理をせずに傷が入った上からただ吹いてあるだけだし、そもそも画像では見えない部分の
FRPが砕けてグラスファイバーが遊んでいる。このままでは、使い物にならんなあ・・・。
まあ、この業者には以前掴まされた経験があるのでこちらもリスク承知でやっているし、その気になれば私は
以前K100RSのFRPカウルを自分で修理した経験もあるからこのカウルも自分で補修はできる。
このカウルはスペアパーツとして倉庫に直行、修理&塗装するのは今使用しているカウルと決まった。
4月24日 この話は本当にためになった(^0^)
そんなわけでシートカウルの塗装とロック機構のメンテのため、バイク屋にビモータを預けに行く。
シートロックはキーを回すとシャッターが連動して開閉するタイプ(スズキのレーサーレプリカに似ている)なのだが、
よく見るとこのシャッターが鍵を回しても殆ど動いていない。これではロックが甘くなるわけだ・・・。
バイクを預けた後で、最近とみに気になっていたライディングの理論面について元レーサーの社長に助言を乞うた。
つまり、ネモケン氏の本で勉強、練習した私は徹底した後輪荷重で後ろ乗り、フロントはフリーにして初期の舵を優先で
走っていたわけだが、これはバイクの構造を考えると間違いなく基本とはいえ現在のレーサーの走り方ではないし、
どうしてもフロントの荷重が抜けやすいので結果的に舵角がついてもフロントのグリップが足りず、
グリップ不足でプッシングアンダーが出た時点がコーナリングの限界になってしまっていた・・・という部分を
理論的にブレークスルーしたかったのだ。詳細はこのショップの財産だと思うので書かないが、1を聞いたら15くらいになって
返って来たような感じで、お金払っても聞けないような実に有益な話を色々と教えていただいたo(^-^)o
さすがは元プロライダー、実に勉強になりましたありがとうございますm(_ _)m
あとは実践あるのみだな!
4月28日 少し前にディーラーで試乗したS1000RRの試乗記を書こうとして、ふと迷ってしまった。
従来のBMWであれば既存の車両はほとんど試乗経験があるから、それと比べてどうか、という評価をするのは
そんなに難しいことではない。しかし、S1000RRは従来のBMWになかったカテゴリのバイクだから
従来のBMW各車と比べてもあまり意味がない。比べるなら同クラスのライバル車と比べてどうかだろうが
これについてはまるで経験不足なのでGSX−RやCBRの現行車と比べてどうなのか、正直言ってまるでわからない。
14年前のビモータは参考にはなっても機構的な比較は無理があるし。
まあ、近いうちにYZF−R1でも試乗してくるかな。
4月29日 北海道初日
先日のコーナリングの技術的な理論を聞かされてからそれを実践したくてたまらない心境になっていたのだが、
GWと旅行の予定は変わらずやってくる。そんなわけで東京の友人宅に前泊して、羽田から釧路に飛び立った。
離陸が40分ほども遅れたとか、異常気象でGWにもかかわらず帯広は雪で機内では「天候状況が不安定のため、
天候が悪化した場合は女満別空港に着陸または羽田空港に引き返す場合がございますのでご了承ください」という
恐ろしいアナウンスが流れたとかいろいろあったが釧路に到着。予約してあったフィットのレンタカーに荷物を積み込み、
持参したナビつきのレーダー探知機を取り付けてまずは釧路の和商市場に向かったのだ。
そんなわけで、おなじみの勝手丼。しかし、今回は・・・。
私が和商市場を初めて訪れたのは94年の時だが、その頃は勝手丼はバイク雑誌にちょっと載るくらいで、
およそメジャーとは縁遠い存在だった記憶がある。8年ほど前に行った時にも、相応に有名になってはいたが
まあこんなこともできますよ〜的な裏技的なもの以上ではなかったと思う。しかし今回は、どこを見ても
「勝手丼やってます」のようなPOPが林立していて、勝手丼用に小分けにされた刺身や魚介類、ウニイクラ等が
100円〜300円くらいで普通に売られているではないか。便利なのは結構だがしかしこれだと、
ちょっと計算すればわかるが市場内の食堂で海鮮丼を注文した方が明らかに安いぞ?
だったら勝手丼意味ないじゃん、はっきり言って。
まあ、全国どこでも大差はないと思うが業者用の卸売市場はともかく、一般客が入れる都市部の市場は
基本的に観光客がターゲットで地元の人は近所のスーパーで食材を購入するものだ。
後で市場のはす向かいにあるスーパーにも行ってみたが、カニもサケも和商市場で買うのが馬鹿らしくなるような値段で
売られていたからな。また市場の中にある店同士でも足の引っ張り合いがあるようで、「今日は漁が休みの日だから、
あの店に並んでいるカニは最低でも昨日の売れ残りですから、やめといた方がいいですよ」とか、
「あそこの店にはシシャモの干物が置いてあるけど、シシャモは今禁猟期ですから!古いのをまだ置いてあるだけですよ」とか。
夢もへったくれもあったものではないが、ビジネスの生々しい世界で生きている身としてはわりと興味深いトークで
斜に構えて眺めるのもそれはそれで面白かった。本命の土産ははす向かいのスーパーから送ったし(*^▽^)ノ
もっとも、観光客だけが頼りだと店の方も大変だろうなとは思う。
私もすっかり観光化された変貌ぶりには今回驚かされたが、それにしたところでたぶん地元民との客の奪い合いで
敗れたから観光客に活路を見出すよう市場の店もシフトしてきた結果として現在の和商市場があるはずなのだ。
だからどうすればいい、と聞かれても私には答えられないが。
ちなみに和商市場で結構いいイクラを見つけたのでその日の夕食はイクラ丼にしようと思ったのだが
時間の都合で白ご飯を買いそびれてしまい、近くのローソンにもご飯が売っていなかったので
その日の夕食はイクラ丼大盛りご飯抜きだった。
同行の友人が付き合ってくれなかった事は言うまでもないd( ̄  ̄)
もちろん和商市場にだけ行っていたわけではない。レンタカー会社から貰った地図に
「この道は悪路なので通るな」と書いてあった指図に逆らってたどり着いたコッタロ湿原展望台。
天気は一日中ぐずついていて、GW初日ということもあってかバイクはまだ一台も見かけず。
15時に開陽台の売店に入ったら売店のおばちゃんに「あなたたちが今日最初のお客さんよ」と言われました(^_^;)
4月30日 釧路を拠点に連泊だったので、今度は北上する。行ったところ全ての画像を載せているわけではないが、
天候はいまひとつでひたすら寒い旅だった・・・という感じだ。
今更だが、バイクで走りたかったというのが本音ではある。そうすればあといくばくか余計に楽しめただろうが、
まずフェリーの手配が大変だし格安ツアーを使えないから費用が比較にならないほどかかるしなあ。
バイクで行きたいがバイクだと渡道へのハードルが一気に上がってしまう、というのが
近年私が北海道にご無沙汰していた理由なのは間違いないところだ。
摩周湖第三展望台の入り口もまだこんな感じ。
おなじみの摩周湖。天気が曇りがちだったためか湖面の色は今回今ひとつ。
それよりも中国人観光客の団体がうるさかった・・・(-_-;)
裏摩周展望台は営業を再開したばかりで、展望台への道の除雪はまだでした。
冬でも凍らない神の子池は相変わらずです。
もちろん美幌峠。今回天候のためか湖の景色は損をしているなあ・・・。
津別峠への道はまだ冬季閉鎖中でアウト。残念!
夕食は和商市場内の食堂で。実は昨日の勝手丼と費用はあまり違わない。だったら明らかにこっちでしょうo(^-^)o
5月1日 観光をしながら釧路から帯広に移動する。天気もかなり回復した中を景気よく走り回って実感したのは
「私が今乗っているのは、何故車であってバイクではないのだろう?」という疑問が
何度となく湧き上がってきたことだった(-_-;)
昨日から思考の内容にまるで進歩がない気もするが、人間そう一日で劇的に変わるものか。
北海道をメガモトやビモータで走りたいとは思うが、快適性や積載性を考えるとやはり厳しい。
私にはやはり一台で何でもこなせるスポーツツアラーR1100RSしかないと思ったな。
もっとも、北海道に乗り込む順番はR1150RSの方が先になる可能性は高いのだけど。
いつ来ても変わらない阿寒湖アイヌコタン。裏のライダーハウスの犬は代替わりしてました。
氷結したオンネトー。
道の駅おんねゆ温泉にある世界最大級のからくり鳩時計。作動しているところも見たけれど、
あれは既に鳩というより巨鳥と言ったほうが・・・(;^_^A
セヴン−イレブンの上川層雲峡店。大雪山国立公園内にあるため、配色が焦げ茶です。
あの派手な看板は国立公園だとまずいのね。
途中で連絡を取ってお会いしたいーじーさんのGS(実はこれが初対面)o(^-^)o
実にいろいろと面白い話を聞かせていただきましたが、この3時間後にGSに事件が!
ナイタイ高原牧場。天気はこんなだけど、だからこそ見応えがあったかも。
地元の方に聞いてもこの時期にこれだけ雪が残っていたり、雪が新たに降り積もるなんてことは北海道でも珍しいらしく
良かったのか悪かったのかわからないが、ともかく滅多にない体験ができたなとは思った。
先日聞かされたコーナリングの話も実践する意欲満載で、バイクで走れないなら
その内容を忘れないうちに脳裏に刻んでおこうと、フィットのハンドルを握りながら
「メガモトだったらライン取りはここからで、ここでスロットルを開けて!」と脳内イメージトレーニングをしながら
走っていたのだけど、その場でレンタルバイク屋を探したくなるほどには症状が悪化しなかったのは
この雪のために道路がバイクで走るには大変な状態だったからに違いない。
それにしても、場所は伏せるが某有名観光地の売店のおばちゃん連、「一週間くらい前にここに来ていた
観光客のおじいさんが突然倒れて」「人工呼吸とかしたの?」「するわけないじゃない」・・・(*´з`)
個人の趣向は否定しないし倒れるのは究極的には自己の健康管理の問題で周囲に救護の義務はないが、
店員同士の私語でも観光客が居るところでそういう話はするもんじゃねえd( ̄  ̄)
さて帯広のホテルに向かう途中にぱんちょうの前を通ったのだけど、どうせ90年代前半のロシア人のような
大行列ができているに違いないと思っていたらあにはからんや、GWだというのに誰も並んでいない!
今日の夕食は豚丼の店を新規開拓するつもりでいたのだけど、並ばなくてもいいなら話は別ということで
チェックインしたらすぐさまぱんちょうに行って豚丼を食べてきた。
帯広には何度か来たけど、夕方に誰も並んでないぱんちょうは初めて見ました。
最近はこうなのか?
ということで、迷わず華を注文。大失敗した右の画像のリベンジ、6年ぶりに果たせました(^^)v
帯広の町を友人と歩いていると同じく北海道に来ていた東海のクラブのメンバーから連絡があり、
私と別れてからしばらくしていーじーさんのGSが故障してしまったらしい。
「お前は嵐を呼ぶ男だと思っていたけど、あたりに不幸を呼ぶ男なんだとようやくわかった」と言われたが、
ここで「今頃気付かれましたか(*^ー^)」くらいはできないと大谷円秋は務まらないのだ(^^)
5月2日 本音は旅行とは別にある
今日は半ば移動日で、帯広から小樽経由で札幌に向かう。一般道をまともに走っていたら
時間がかかってかなわんので、途中の道も魅力的ではあるが高速道路で一気に距離を稼ぐことにする。
93年に初めて北海道に来た時には、まだ高速道路はほとんど開通していなかったなあ。
今でも夕張で止まっているから札幌〜帯広の全線開通はまだ先(23年秋予定)だが、
忙しい身にとっては便利になったものだ。失うものもあるのは東海北陸道が開通していく過程でインターチェンジ付近の
地元の盛衰を見ていたからよくわかるつもりだが、全体の利益で考えたらプラスになるのは疑いない。
夕食は最後の晩ということでサッポロビール園で打ち上げたが、以前も書いたが
あそこのビールはどうして自動販売機のビールと味があんなに違うんだ?
学生の町といえば聞こえは良いが、割安なだけでマズい店が多い地域で学生時代にコンパをしていた経験者としては、
サッポロビール園もキリンビール園も近くにある北大生が羨ましくて仕方がなく思った。
トマムのザ・タワー。トマムは観光開発でバブルの頃からいろいろありましたが、
今のところ順調に復興していて喜ばしいかぎり。仕事の関係でウインタースポーツが実質できない私には
いつか仕事をリタイヤするまで無縁の場所のような気もしますが(^_^;)
財政破綻から花畑牧場を誘致するという時流をピンポイントで読み過ぎな経済復興策を図る夕張市。
東京に戻ってから倉田てつを氏のステーキハウスにも行って「ポスターの場所に行きましたよ!」とやりましたが
(同行の友人はここの常連)町の寂れ具合は聞きしに勝る状態。
”夕張はゴルゴムに滅ぼされた”という表現、あながちウソでもなかったです( ̄□ ̄*)
大倉山ジャンプ競技場のジャンプ台。実際に見るとすごいなあ・・・。
実は行くのが初めてだったクラーク像。私はいまや少年でもなんでもないおっさんなので、
違う方向向いて偉そうにしている写真を年賀状の一部に使ってます(^^)v
札幌駅の構内にあったミュンヘン市(姉妹都市)の案内の一部に、写真では見覚えのある建物が・・・。
走行距離が400キロくらいのほとんど新車状態から、オイル交換もせずに毎日アクセルを床まで踏まれて
4泊5日で約1600キロを走破したフィット。お疲れ様でしたm(_ _)m
札幌の本屋で新しいカーグラフィックを購入したのだが、二玄社が自動車雑誌事業から撤退することに伴って
編集体制が大幅に刷新される影響で、廃刊になるわけでもないのに巻末の編集後記にはスタッフ全員が
「これで編集部を去ることになりました今までありがとうございました」コメントを載せるという前代未聞の状態になっていた。
NAVI誌と違って廃刊にならなかっただけでもよしとするべきなのだろうが、クラブマン誌を筆頭にバイク雑誌が
バタバタと討ち死にしていく状況を見ていると、出版業界冬の時代という言葉を改めて考えさせられる。
インターネットの普及で個人が世界に向けて情報発信をすることが容易になり(このサイトだってその一つだ)
情報の受け取り手はほとんど無料かそれに近い価格で大量の情報を得られるようにはなった。
ただ、個人のバイクサイトを見ているとつくづく思うがネット上の情報は質と正確性が玉石混交だから、
(石の比率はかなり高い)読み手にも知識と判断力が要求される。
例えばビモータの個人サイトでよく見るこんな文章。丸写しはせずに私が多少手を加えているが、
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アンチコロダル100という量販車のアルミとは全く違うランクの航空機用素材を使用している。
特殊なアルミを熟練した職人の手によって加工するため、
大量生産されるものとは強度・剛性に大きく違いが出る。
しなやかさに欠けた素材を無理に曲げ、接合面が多少ズレていても強引に合わせてしまうため
残留応力が残る大量生産品のフレームとハンドメイドのフレームの性能が同じはずはないのだ。
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元々は雑誌に書いてあることだが、どこに嘘が混じっているかは一般のライダーにはたぶんわからないだろう。
もちろん、HPに書いている人にも。
(上から目線で恐縮だが、私は少し勉強したり現場を知っている関係者から聞いたりしてこの件は裏を取っている)
つまり、こうして嘘まじりの知識が簡単に拡散して常識になる危険がある、ということなのだ。
気付かなければそれで幸せだから無理に調べなくてもいい、という考え方もあるだろうが、それは私の望むものではないし。
また、情報を発信している側の評価・分析能力も平均値を取ればプロの物書きにはやはり及ばないし
写真の質はまずどうにもならない。
この不況の中、インターネット媒体の中で広告収入と会員登録料だけでジャーナリストが食っていけるかと考えると
現時点では相当厳しいと思うのだが、かといって雑誌が滅びてもいちマニアとしては困る。
「メーカーにすり寄りすぎ、いい加減な記事を書くな!書き手の見識が低すぎるわ!」などと怒る事はあっても、
私は決してメディアの消滅を望んでいるわけではないのだ。
広告収入に頼るのは存続手段としては手っ取り早いが、それだけに頼った誌面づくりはやはり読み手に見抜かれてしまう。
情報のいち消費者としては精々雑誌を買ってエールを送るしかできないが、
雑誌屋さんにはこれからも頑張ってもらいたいものだと思う。
しかし、こんなことを書くと私はビモータのクラブには入れないな(^_^;)
5月9日 BMWBIKES誌主催の秘密集会ならぬ、BB祭りに行ってみる。本当は仕事と用事でそれどころではなかったのだが、
幸か不幸か前日に取引先が出荷を間違え、運送会社がそれを更に誤配してしまったので仕事はやりたくても手をつけられず、
それに引き摺られて私の用事も日程変更を余儀なくされたためにスケジュールに空白期間ができたのだ。
そんなわけでメガモトに乗って開店したばかりのモトラッド光岡に乗り込む。
新編集長自らのご挨拶と、発売直後のS1000RRについてのトーク。中部圏でもぜひやってください(^0^)
内容的にはディーラーの○○記念イベントのような感じで試乗会とバーベキュー等の振る舞いに用品の大量展示と
ゲストのトークショー、更にいつもの秘密集会の内容が加わったものだった。
正直言っていつもの秘密集会よりずっと楽しめたが、あれだけの量の食材は一体誰が用意したんだ?
スタッフには聞かなかったがまさかディーラーが全部自腹なわけはないし出版社が持つにしても結構な金額だぞ。
はるか昔の第一回秘密集会の時には30人近くの参加者全員で忠ちゃん牧場でバーベキューを食べて、
永山さんが食費を全部クラブマン編集部の経費で落としていたが
(この時に永山さんと席が向かいになったのが知り合ったきっかけ)今では到底そんな事は不可能だろうし。
その後は知り合いの案内で以前から名前は知っていて「面白いことをやっているなあ〜」と興味を持っていた
エルフモトラッドさんにも行って「なるほどこういうBMWショップもあるのか」と新鮮な驚きを受けて帰ってきた。
久しぶりに関西の知人にも会えたし、忙しい中だったが行ってよかったな。
しかし、会場でBMWBIKES誌のスタッフの方に挨拶するなり
「円秋さん、この前のi−jayoオフミにビモータで参加したんですって?」と聞かれたのだが、誰だ情報提供したの(−−〆)
なお余談だが、メガモトはこの時点で国内ではほぼ完売に近い状態だったそうだ。
トータルで160台くらいを(うち40台がパイクスピークレプリカ)約2年8ヶ月で売った計算だから、
同じ期間で300台強を売ったHP2エンデューロや半年で100台をほぼ完売したHP2スポーツに比べると、
いかにメガモトが売れてないかわかろうというものだな(^_^;)
一台のバイクとして考えたらメガモトの完成度は兄弟車に勝るとも劣らないと思うが、
ユーザー層が既存のBMWユーザーとかぶらないといかに販売で苦労するかという見本みたいな話だと思った。
5月11日 来週末には袖ヶ浦だが、GW前に聞かされた例のコーナリングの技術論を未だに自分で試せていない。
袖ヶ浦の前までにはどうしても一度走り方を変えて試してみたいから、今度の週末は休日出勤する前に
早起きして久しぶりに走り込みをやってみるかなあ・・・。
5月15日 ここまで”乗れなかった”のも珍しい
早起きして、以前ビモータのカウルを飛ばした早朝のやまびこロードをメガモトで走る。
つまるところ現代のレーサーの前乗りを一度きっちりと練習しておこうということと、
カーブの脱出時に後輪への荷重移動を着座位置を変えずに効率よく行える着座位置の俺的スイートスポットを
探しておこうと考えたのだ(普通のオンロードなら簡単だが、メガモトはベースがオフロードのシートなので
前後方向に自由度が高過ぎてちょっと厄介)。
前輪がプッシングアンダーを出さない程度にグリップした状態を保ちながら、上体の姿勢変化で後輪荷重をかけていって
無理のない姿勢を保てる着座位置は果たしてどこかいなと思いながら試行錯誤していたのだが、
これまでの無茶の連続で倒れる寸前まで基礎体力が低下している時に寝不足のうえ寒い中の全力走行がたたったか、
そのうち思考に膜がかかってきて、体力が急速に落ちてきて気分も悪くなってきて、否応なしにペースダウン。
「38度の熱出しながらバイク運転するとこんな感じかも」などと考えながら50〜60キロくらいまで速度を落として
ひるがの高原までたどり着き、栄養ドリンクを2本ほど飲んで40分ほど休憩したら多少体力が戻ったので、
事故らないのが何より大事とその後の予定を全部中止して高速道路で早々に帰宅した。
実は先日カウルを飛ばした時も近い症状になっていたのだけれど、(その時はペースダウンするほどではなかった)
この持久力のなさは我ながらちょっと問題だな。結局まともに練習になったのは10分くらいだったぞ(−−〆)
まさか三半器官が前後左右のGに耐えかねて酔ったという事はないと思うけどなあ。
帰宅してからは仮眠を取って休日出勤したあと、袖ヶ浦に備えてメガモトのオイルを交換。
約3800キロを使用してようやく交換したモービル1は汚れは少なかったが粘度はさすがにかなり低下していた。
きっとパワーは出ていたに違いない(笑)
5月21日 袖ヶ浦の参加案内がようやく届いた。開催は明後日で私は明日には出発して友人宅で前泊だというのに、
届くのがちょっと遅いぞ(*´з`) しかし、要項をよく読んでみると私が参加する中級クラス以上は
(上級クラスを走れるほどの腕は残念ながらない)装備のところにレーシングブーツにレーシンググローブと書いてある。
・・・この前の案内ではブーツとグローブとは書いてあったが、”レーシング”の5文字は入っていなかったぞ(−−〆)
とり急ぎ主催者側に電話して問い合わせたところ、何とかなると思うがレーシングブーツにレーシンググローブは
やはり推奨になっているらしい。推奨という事は一般のグローブやブーツでも理屈の上では大丈夫だろうが、
出来れば用意するに越した事はない。(サーキット走行だから当たり前だが)
ただ、現実問題として私は足のサイズが28.0なのでレーシングブーツは取り寄せしか手がなく、
出発までに用意するのは不可能だ。これは仕方がないから諦めるとして、問題はレーシンググローブか。
これなら南海部品で何とかならなくはないな、手のサイズは普通だから(^_^)
あと、革ツナギは友人宅に宅配便で送っておいた。この時期にパンチングメッシュのツナギなんか着て
長距離移動なんかやりたくもない(帰り道はまあ仕方がないが)し、メガモトには着替えを積む積載力はないし。
しかし、いつものことだが明後日の天気予報は雨だ。メガモトにはブリヂストンのHPにも
”※このタイヤはドライコンディションにおけるグリップ性能を優先して設計しておりますので、雨天時には安全走行を心がけてください。”
と明記してあるBT−003ストリートをフロントに履いてあるし、パンチングメッシュのつなぎはもちろん雨とお友達だ。
この装備で走行会に突撃して、その格好のまま(雨具はあるが)岐阜まで日帰りしないといけないというのは
我ながら正気の沙汰ではないなあ。どうしてキャンセルしなかったのか、自分でも不思議だ(^_^;)
5月23日 南海部品で購入したグローブを装備して、袖ヶ浦フォレストレースウェイに出発。
天気は予想通りぐずついていて、これからのコンディションを考えるとおよそ気が滅入ってくる。
どういうわけか途中でETCカードを紛失するというトラブルにも見舞われたが(その後停止手続きはきっちりやっておいた)
小雨の降る中袖ヶ浦に到着した私は、フラットさんのテントに入れてもらってテーピングなどの準備をした。
私が岐阜に引っ込んでからの開通だったので、これが初めてとなる海ほたる。
よくぞまあ、作ったものだと感心しました。
まずは豪華インストラクターによるコース説明と走行上の注意。
既にレインウェア装備の辺りが今後を予感させました。
会場にはクシタニやモチュールなどいくつかの企業がブースを出展していて、モチュールは抽選で当選した方に
走行前の無料オイル交換サービスを行っていて この抽選会はなかなか盛り上がった。
さて、それから走行前の車検のため順番に並んでいたところ、私のメガモトはなんとオイル量がわずかに足りなかった!
センタースタンドを持たないメガモトの場合、メンテナンススタンドがなければオイル量の正確な調整は不可能で
私も普段は家族に協力してもらって量を合わせているのだが、
今回は時間がなく一人で勘で入れざるを得なかったのがたたったか・・・(-_-;)
(マニュアル通りだと大抵オイル量がうまく合ってくれない)足りないといってもごくわずかな量だったが、
油面が例の赤丸からわずかに下だったのは事実。モチュールのブースは店ではないのでオイルの販売ができず、
ディーラーはオイルを持ってきておらず、近くのガソリンスタンドに走るのも時間的に避けたかった私はピットに走り、
ちょうどその時先の抽選の当選者にオイル交換サービスを行っていたモチュールのスタッフに頼み込んで
交換後にちょっと余ったオイルを分けてもらって事なきを得た。
スタッフの方々その節はありがとうございましたm(_ _)m
車検前の整列。参加台数がすごく多いのはさすが首都圏の走行会(@_@)
さて袖ヶ浦だが、短めのかなり忙しいテクニカルサーキットで、当たり前だが鈴鹿とはまるで違う。
ランオフエリアのスペースやかなり考えられた通路のレイアウトといい、決して広くはないスペースを極力無駄なく
有効に使って面白いレイアウトにしようと、設計者が苦心したのが見えるようなコースだった。
その中でもメガモトはかなり頑張った走りができ、コース上は完全ウエットどころか川が流れているような悪条件下で
「BT−003、意外とグリップするもんだなあ・・・」と感心しながら走っていたのだが、
期待通りに試乗できたS1000RRとはさすがにサーキット上での性能差が歴然だった。
何しろパワーが根本的に違う上にトラクションコントロールやABSがあって
パワー特性も走行中に切り替え可能というのが大きい。勿論それだけが速さの理由ではないが、
乗り換えるだけでタイムが何秒かは確実に向上するぞ、というS1000RRの性能は見事なものだった。
また、路面が川になって流れている状態で水しぶきを上げつつバンクして川を横切りながら加速、などという走りは
いくらサーキットとはいえそこらのバイクでは無理な芸当で、「S1000RRのようなスーパースポーツにも
タイムを追求するだけではなくこういう能力をしっかり与えておくとは、何やかや言ってもやはりBMWのバイクだなあ」と
乗ってみて大いに感心したのだ。
また、S1000RRの試乗車は装着タイヤが半分スリックみたいなメッツラーのレーステック(標準装着品)で、
試乗時の路面は既に半分川。サーキット試乗なのでコケた時の修理に保険がきかないから
もしコケると最悪の場合廃車済み車両を新車価格で買い取りという世にも恐ろしいことになる( ̄□ ̄*)ので、
「この車両が10分後に”オレのS1000RR”になっていないよう」このタイヤで深いバンクは絶対にやめようと思って
不足するバンク角を無駄に大げさな荷重移動で補う走り方に徹していたら、先導走行をしておられた松下ヨシナリ氏に
「フロントから入っていくようにうまく体を使っていますね」とお誉めの言葉をいただいた。
誉められたことは素直に嬉しいけど、何が幸いするかわからないものだな(^_^;)
それにしても、あの豪雨の中、よく中止にせず全行程を消化できたものだ。折角岐阜から来たのにいつ中止になるかと
ハラハラしていたが、転倒なしで無事終えられたのはさすがはBMWといったところだな。
参加者に無茶走りする奴が居なかったというのももちろん大きな理由だろうが、
走行会でグラベルに刺さるバイクは何度も見ているだけにこれには素直に感心した。
走行会終了後、撤収開始直前。フラットさんには今回相当お世話になりましたm(_ _)m
ちなみに雨具は勿論用意していたものの、ツナギの上から着用できるような気の利いた雨具は私は持っていないから
普段は雨具着用で、肝心の走行時には動きやすさを優先してパンチングメッシュのツナギで走るという
後先考えないことをやっていた。ブーツの中もプールになってしまったが、メガモト納車の日に買った安物の防水ブーツも
さすがにここらが限界だな。そろそろ買い替えないといけないか・・・。
それからは雨具を着用して豪雨の中を千葉から岐阜まで黙々と走って帰宅したのだが、今はなき光輪で買った
プリカーナの雨具が今度は限界を迎えるわ、グローブはとっくにどうしようもないわで、雨具を着用していて
ここまでずぶ濡れになったツーリングは10年以上前のつま恋のミーティング以来か?と思える、過酷なものだった。
とはいえ、何年ぶりかのサーキットはやはり面白かった。次回はやはり、ビモータを走らせてみたいな。
5月26日 袖ヶ浦からの荷物を整理していたが、どう探しても持参した工具が見つからないのでフラットに電話をする。
雨のためフラット所有のバンに荷物を置かせてもらっていたのだが、その時に荷台に工具を置き去りにしてあったようで、
幸いにして所在はわかった。さてそのまま送ってもらうのもなんだし、今回は随分世話になったから
何か一緒に注文して送ってもらうとしよう・・・ということで、先日これがないためえらい目に遭いかけた
メンテナンススタンドを発注。昨年動研が在庫処分セールをした時にはタッチの差で売り切れだったし、
そろそろ買ってもいい頃だろう。
5月30日 昨日から奈良県の親戚宅に泊まっていたのだが、帰ろうと思って車に近寄ってみるとどうも左側前輪の
空気圧が減っているようで、車体が傾いでいる。パンクしているというわけではないが、ちょっと減りすぎだなあ・・・。
車検から戻ってきたら空気圧が上がりすぎていたからこの前多少空気を抜いたけど(乗り心地は格段によくなった)、
ここまで抜いた覚えはない。ほとんど1気圧に近いのでは?と思えるくらいまで減っていたので、高速道路に入る前に
ガソリンスタンドで給油ついでに調べてもらったところ、タイヤのエアバルブが劣化して裂けていてそこから漏れていた(-_-;)
う〜ん・・・。エアバルブは経年劣化するものだからある程度は仕方がないが、私は1年前の納車のその日に
タイヤ交換に持ち込んで「エアバルブも全部新品に換えておいてくれ」と頼んだ覚えがある。
さてはその時にショップが交換を忘れていたな(−−〆)
仕方がないので車体をリフトアップしてタイヤを全部外してバルブを付け替えたが、工賃でほぼ一万いってしまった。
ええい、無駄な出費をしてしまった・・・。
携帯で撮ったんですが、何考えて縦に撮ってるんだろう俺(-_-;)
こうしてみるとセルシオのリバウンドストローク、意外と長いです。
6月4日 袖ヶ浦に忘れてきた工具と、メンテナンススタンドが届いた。さて、これでメガモトのオイル交換は
かなり簡単になるはずなのだけど何しろつい先日袖ヶ浦に備えてオイル交換したばかりだから当分は必要ない。
何かのメンテナンスかオイル交換でもする時までは、倉庫で寝かせておこう。
6月6日 ビモータの相談をしにバイク屋に行ったついでに、近くのYSPでYZF−R1の試乗をする。
ビモータのカウル修理と塗装はとうに終わっているが、季節が変わったのでFCRのセッティングをやり直したり
残念ながら私には使いこなせなかったETCの取り付けボックスをヤマハ純正部品を使って
ベルクロで止める簡便なものに変更したり、先日カウルが飛んだ原因のシートロックの調整をしたり、やる事は意外と多いのだ。
しかし例のシートロック、前回の原因はゴミが噛みこんでシャッターの動きの邪魔をしていたことだが
ゴミの噛み込みについては微調整程度の対応しかできない。だったらキーシリンダーと直結しているワイヤーを引っ張れば
解決しそうなものだが、私のビモータの場合このワイヤーはなんと非調整式なのだ!(@_@)
まったくイタリア人、何を考えているんだろうな。
またようやく試乗したYZF−R1だが、性能だけなら実に良くできたバイクだった。不等間隔爆発なので高回転まで回しても
4気筒の等爆特有のカン高い排気音はないが、トライアンフの3気筒エンジンのようなトラクションのかかり方と
フロントから積極的に旋回力を引き出すハンドリング設定にパワーも充分にあって、
「成程、これは速いわ・・・。機械としての総合力ならBMWより上だろうな」と思えた。
自分で興味はあっても買おうとまでは思わないのは性能はともかく乗っていて感じる突き抜けた面白さでは
私のビモータの方が上と判断したからだが、それにしてもあのバイク良かったな。
どうして試乗記を書かなかったんだろう(^_^;)
6月12日 伊豆に走りに行きますか
どうやら、またしても伊豆スカイラインの二輪車通行止め計画が再浮上してきたようだな・・・。
警察としては(方法論について言いたい事は腐るほどあるが)交通事故と死亡者の数を減らそうとしているのはわかるし
伊豆スカイラインで二輪の死亡事故が多いのも事実だから、事故を減らすために二輪を締め出そうという警察の考えは
まったく同意できないしやるべき事は他にあるだろうと言いたいが、気持ちだけはわからなくもない。
ともかく、走り納めのつもりで伊豆に走りに行く計画を考えることにした。宿泊先は以前からレッドバロン主体のバイクライフを
やってみたいと考えていたこともあり、ほぼ自動的にカイザーベルク城ヶ崎に決定。私はレッドバロン会員だから
宿泊には何の問題もないし、折角だからビモータを買った掛川店から予約の手配を頼んでおくかな。
時期的には夏場は無理とすると他に私が宿泊ツーリングの日程を空けられるのは年内はシルバーウィーク以外に無いから、
3ヶ月前から予約できるカイザーベルクの手配にはちょうどいいタイミングだ。頃合をみて電話だな。
6月16日 レッドバロンに電話してカイザーベルクの予約の手配を依頼する。
当然問題なく予約が取れたので、これでシルバーウィークの伊豆ツーリングがほぼ確定。
しかし、伊豆半島をツーリングするライダーにとっては伊豆スカイラインと西伊豆スカイラインが
基本的な大動脈になっていることはまず疑いないだろうから(海岸線は混雑しすぎる)
もし伊豆スカと西伊豆が二輪通行禁止になったらカイザーベルク城ヶ崎は間違いなく存亡の危機突入だろうな。
6月22日 これが新たな泥沼とはまた気付かず
SB6用のマルケジーニを断念して以来ヤフオクにアラート設定していたホイールが、
ようやく程度の良さそうなものが出品されたので早速落札。もともとタマ数が少ない車両とは聞いていたが、
自分で入手してもいい、と思える程度の中古品が出てくるまでに3ヶ月もかかるとは、やれやれ想像以上だったな。
それだけに激戦になって、結局フロントホイールが46000円にもなってしまった(- -;)
とはいえ、ビモータはほぼ出来上がっているのだがこれを持ち込むとなるとまた納期がかかってしまうな。
まあ、水温の上がりやすいバイクだから夏場は厳しいだろうし、今のうちにきっちり手を入れておくのは
方法論として間違っていないと思う。ここは多少時間がかかっても、きっちり望む形に仕上げてもらうか。
6月23日 ホイールの代金を送金する。ビモータのようなタマ数が極端に少ない車両の場合
ヤフオクはいつ商品が出品されるか予想できないから、どうしても出費が突発的になるのが厳しいなあ。
6月25日 ホイールが無事届いた。ちっょとした理由で画像は無いのだがご了承願いたい。
早速開封してみたところ予想していたより程度が良かったので一安心だ。
6月26日 ホイールを届けにビモータを預けてあるバイク屋に行く。一見した感じは大丈夫そうで、
カラーとスペーサーのワンオフ製作で何とか装着可能なようだった。
ヤマハの純正部品がまだ出れば話は簡単だったのだが、絶版車だからこれは仕方がないか。
ただ、私が落札したホイールは純正ではなくマルケジーニなのでもしかしたら多少の寸法の違いがあるかもしれないから
簡単には付いてくれない可能性も否定はできない。そうならないことを願うのみだな。
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