2007年
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1月3日 初乗りとシートの打ち合わせ

今年のバイクの乗り初めということで、昨年来の懸案を前進させるべくK1200Rで浜松に行って
シート屋の福村さんと打ち合わせをする。
K1200Rのシートはシート高を変えられないことを除けば機能的には必要にして充分なもので
座り心地などはともかくバイクの性格にも合っているから、
「だめだ、このシート!早いところなんとかしよう」だったK1200RSの時ほど
強烈なモチベーションに支えられているわけでは正直なところ、ないのだけれど
それにしても上を見ていけばやりたいことはそれなりに出てくるもの。
許容範囲とはいえローシートの低すぎる座面とクッション性の不足はハードな走りではやはり気になる。
シート表皮も含めて何とかしておきたいところだ。

とはいえ、単純に座面を上げると後ろのストッパーが相対的に低くなって役に立たなくなるし
(同じことをR1100RSで体験済みだ)かといって純正ハイシートのように座面の曲率を強めると
フラットな座面の時よりもバンクスピードが落ちてしまうそうで、
スポーツ性は落とさない方向でいきたい今回は
その辺のバランスポイントの要求が結構高いところにくる。
彼に試乗もしてもらってだいたいの改善ポイントは伝わったと思うので、あとは加工に出すタイミングだな。
ナイトロンの製作中というのがタイミング的には良さそうだが、私の仕事の繁忙期の都合などもあるし。
どちらにしろ、早めに完成させたいものだ。


そうして用事を終わらせた私はそそくさと帰宅して、ヤフオクにログインした。
先日から出品されていたPVMのマグホイール(前)がオークション終了日だったのだ。
今度は前だけの出品(出品者は前とは別の人)だったが、あの珍しいホイールがよくぞこんな短い期間に
前後がそれぞれヤフオクに出てきたものだと思う。
多少の競り合いはあったが、今度は必勝体制で落札した。
これでホイールは前後が揃った。次のタイヤ交換でK100RSに装着かな。
直進性は落ちるだろうけど、そう遠からず手元に来るだろう
後ろのハイパープロのフルアジャスタブルと組み合わせればK100RSのハンドリングを
かなりレベルアップさせられるぞ・・・o(^-^)o

1月7日 K1断念! 

K100RSの元々の持ち主の方から
「K1を買い取り業者に売り払うので譲渡の件をなしにしたい」と連絡がある。
結婚して真っ当な生活を送っておられるこの方の場合、予算枠が自分の踏ん切りだけで決まる私とは違って
"K1200S購入に、ここまでならお金を出してもいい"という予算枠は
奥様との合議のもと事前に決められていたのだが(この話は年末にお会いした時にも聞いていた)
さすがは高価なバイクだけあり、ESAなしの車両でもその予算枠は既にいっぱいいっぱいになっていた。
ところが商談をしていたディーラーの営業の方(名前は伏せる)から
「何をおっしゃるんですか、ESAは安全装備の一部ですよ」と吹き込まれたらしく
(疲労を低下させるデバイスも安全装備と考えればその考えは確かに間違いではないが)
ESA付の車両を購入決定したためその予算枠をオーバーしてしまった。
だがしかし、無償譲渡する話になっていたK1を買い取り業者に売り払えば
ESAの差額は出てくるから予算をオーバーしても別に問題はない。
私がそれだけの金額を払うと(東京までレンタカーで往復する費用も含まれる)
部品取り車としては割高に付くし修理して乗るにしてもヤフオクで買ってきた方がトータルで安くなる。
残念だが、K1は諦めざるを得ないなあ・・・。泥沼に投身自殺しなくて済んでよかったという考えもできるけど。
その前に件の営業の方には岐阜の地から呪いの波動でも送っておくとしよう。


1月8日 真相は概して単純で

K1の話が立ち消えになったのは仕方がないとして、やはりどうも落ち着かない。
自分では九割方直して乗るつもりでいて、そのためのプランニングにも実は余念がなかった。
「春にはK1!」という私の意気込みとモチベーションはかなり高かったのだ。
そのやり所を、いったいどちらに向けたらいいのだろう・・・。
(念のため書いておくが、「だったら私が買い取ります」と言わなかったのは私の理性的判断である。
要するに、はしごを外されたのではなくて私が自分の意思ではしごを降りたのだ)

などと考えていると、ふと昨日落札したばかりのPVMのホイールのことを思い出した。
前後合わせればハンドリングの大幅な向上を期待できる・・・装着できるバイクなら、何でも。
もうすぐ届くはずのハイパープロのリヤサスは快適性とスポーツ走行の両立を優先して選んだが、
スポーツサスとしてもかなり優れた能力がある・・・装着できるバイクなら、何でも。
そういえば、
K100RSに先日まで使っていたオフセットを調整した純正の4ポッドブレンボは
そのままにしてあったから、これも転用できるな・・・K75Sに。
慌しく、かつお手軽に考えをまとめてみた。
シートは以前シートJOYで軽く手を入れてもらった(実際には外注に出されているのだが)

K100RSのシートを使えば良い。K100RSには4年前から放置してあるK100LTのシートを
完成させて載せれば問題はない。あとはフロントサスだが、オーリンズのシングルレートの
フォークスプリングでも組んでやればもともと素性のいいK75Sのこと、
かなりバランスのとれたハンドリングマシーンが出来上がるのではないだろうか!?
私のガレージに置けるバイクは3台がほぼ上限で、
K100RSK1200Rが既に鎮座していて
いずれは
R1100RSも復活してくるはず。つまり置き場所の問題が将来必ず浮上してくるわけで、
我ながらかなり後先考えてない計画だという気がしないこともないが
K75Sはいずれ復活させてやらねばと前々から考えていたことでもあるし、
このバイクなら車検を取り直してまで乗る気にもなろうというものだ。

もっとも、そうするとハイパープロのもともとの使い道だったK100RSはどうなるのか、という問題も残る。
これについてはまだいろいろと検討する余地があるな。

また、気を取り直して業界関係者の友人にK1の件で電話をする。
私は金銭的な面で入手を断念せざるを得なかったが、
かといってこのままバイク王に買い取られるのもちょっと悔しいしのびない。
私には無理でも、業界関係者ならつてを頼ったり工賃ただで自分で組むなどして
安く仕上げる方法はいろいろとあるし。
バイク王の買い取り提示額は既に聞いていたから、それ以上のお金ならまず買い取ってこれると思うけど
手を上げる人は知り合いに居ないだろうか?と聞いておいた。


1月10日 やはりサスを何とかしたい

ハイパープロをK75Sに使わないようにするためには
K75Sのサスはノーマルのまま我慢する適当な社外品のサスがあればいいのだが
ヤフオクを見ていてもなかなかいいのがない。4V用ならWPがあることはあったのだが、
パラレバーとモノレバーではショックユニットの長さが違うはず・・・と思って
ダブルエムに電話をかけて問い合わせてみたところ、やはり自由長が4cmほど違うらしい。
この時点でこのサスを落札する案は消えたのだが、後学のためにと
ペンスキーとオーリンズを購入して余っている
R1100RS用WPの部品を組み替えて
K100RS(またはK75S)用に仕立て直した場合のことも聞いてみたところ、
K100系のサスペンションはもともとシリンダーが細いタイプを使っているため
大部分のパーツに互換性がなく、またもちろん旧型WPは既に生産終了していたのだが
シール類など消耗品はともかくとして旧型のエンドアイやスプリング、
ロッドといった部品は既に在庫のみの販売になっていてしかも在庫薄だそうで(^_^;)
K100系に使える目玉のタイプというか、一般的な形のエンドアイで車高調整がついたタイプは
既に在庫切れになってました。むう。
二年前にK75Sに乗っていた時に中古のオーリンズを落札しておけばよかったんだけど、
当時はこんな事態は予想できなかったしなあ。


1月12日 業界関係者の友人に電話して聞いてみたところ、
先日頼んだK1の引き取り先の件は第八候補くらいまで手が挙がったらしい・・・。
いや恐るべしK1人気。
その中にBMWオーナーはほとんどいなかったのだが、
「当時は高くて手が出なかったけどあのバイクは一度乗ってみたかった」
という人は結構居たらしい。なるほどねえ・・・。
つくづくデザインの力というものを思い知った気分だ。

あと、先日落札したフロントのマグホイールもようやく届いた。


なかなかしっかりした梱包で届きました。

1月14日 休日出勤して商品配達をしないといけなかったのだが、
商品は小さくてK1200Rのスポーツインテグラルケース(要するにパニア)に充分収まるくらいだった。
しかも天気は快晴。だったらわざわざ会社のカローラワゴン(ディーゼル)で行かなくても
別にいいではないか、ということでK1200Rで行く。
距離にして往復50キロほどの走行だったのだが、やはりK1200Rは市街地走行向きとは言い難い。
電熱などの重装備をしないとノンカウルではやはり寒いし、
ストリートファイターを気取る割にはデュオレバーなのでハンドルの切れ角は少ないし、
ハイパワーに対応したクラッチはやはり重いし、車重の割には楽とはいえ車体も大きいから
街中での取り回しはそれほどいいわけでもない。
街中のストップ&ゴーの繰り返しでは駆動系を緩く組んである(おそらく、パワー伝達ロスを減らすため)分
駆動系の遊びが過大なスナッチを生むので走っていて快適でもなんでもなかった。
これからの時期は仕事が忙しくてなかなかバイクにも乗れないし
K75S復活計画もある。
ナイトロンを遠からずオーダーすることを考えても休眠させるなら今だな、やっぱり。

1月15日 先日届いていたPVMのマグホイール(前)をようやく開封する。
ヤフオクでの写真からある程度予想はしていたが、状態は年式相応・・・というか正直言ってあまりよろしくなく、
塗膜の下から線状腐食の跡が浮き上がっていた。

 
本当は6月に撮影した画像ですが・・・。20年位前に生産して、
レースでの使用実績もあるマグホイールとしてはまあ相応なところじゃないでしょうか。

まあ、20年前の(防錆処理もそもそも完璧ではないだろう)マグネシウムホイールだから
これは充分想定内ではあった。先日届いたリヤホイールは前の持ち主だった出品者が入手と同時に
西村コーティングに出してきっちりやってあったのでほとんど何もせずにそのまま使える状態だったが、
これは前の保管が悪かったというより後ろの保管が良すぎただけ、と言うべきだろう。
となると、前ホイールは早いところ西村コーティングに送ってしまわなくては。
私はこれまで仕事を頼んだ経験はないが技術力には定評のあるところだし、
後ろと同じところで前を塗れば前後の色合わせもほぼ完璧だろう。


1月18日 K1の譲渡話がまとまる。私のところに来なかったのは残念だが、仕方があるまい。
結局浜松在住の私の友達の友達が買い取ることになったのだが、
間に入った私も受け渡しの現場に居合わせた方がいいだろうということで
急遽次の週末に上京することが確定した。
どうせ浜松までは車で行くのだから、その時に福村さんの所にも寄ってシート等を預けていくとしよう。

1月19日 ハイパープロを頼んでいた友人のKさんから「サスがアメリカに届いたから
岐阜に転送してもらうように手配した」とメールがある。ありがたや〜。
ハイパープロがきちんと手元に届く見通しがついた以上、ヤフオクでのサス漁りは一旦中止が賢明だな。

K100RSにハイパープロのフルアジャスタブル、K75Sにオーリンズのフルアジャスタブルって、
確かにある意味理想ではあるけどいくらなんでもそこまでやらなくてもいいでしょ。
もっとも、ここのところ浪費がいささか度を過ぎている気がしなくもない。
仕事の方では連日体力と精神力をほとんど極限まで追い込んでいるから
その辺のガス抜きという側面もあるのだけど、それにしても精神が病んでいるのかもしれん・・・。

1月20日 ホイールを塗装に出す時にはディスクローターは外しておかねば・・・ということで
PVMのフロントホイールをいつものバイク屋に持ち込んでディスクを取り外してもらう。
「次に何か仕事を頼んでくれればいいから」と工賃無料でやってくれると、
サービスされた以上の金額の仕事を頼みたくなるのは私の性分だ。
K75Sの復活を進めていけば何か仕事も発生するだろうから、そのうち何か頼むとしよう。
ちなみにPVMのフロントホイールの単体での重量は3.2キロだった。さすがに軽いねえ。

また、シート屋の福村さんに電話をして週末に行くことを伝えるついでにいろいろと打ち合わせをしたのだが、
K75Sにそのまま移植する予定だった
K100RSのシートは、スポーツ性を向上させるという
当初の趣旨に則り多少のモディファイも施してもらうことにした。
K75Sは基本的にそんなにお金はかけずに楽しむつもりなのであまり大きなことはやらず
(K100RS以来、私には空論的枕詞となりつつある気もするが・・・。)
妥協を交えながらのモディファイに留めるつもりではあるのだけど。


1月21日 K1の件・閉幕

早起きしていろんなパーツを車に積み込み、東名を疾走して浜松へ向かう。


積み込んだ荷物。我ながらよく集めたものだ・・・。仮に全部新品で買うと60万円くらいになる辺りに
BMW二輪業界の利益率を感じますが、実際にはその何分の一かに抑えているのは言わずもがな。

それから友人2名と友人の友人を加えた合計4名でトランポの永遠の定番・ハイエースのロングに乗り込んで
一路東京を目指した。
とは言っても東京見物をする時間の余裕があるわけではなく、用賀の東名終点で高速道路を降りてからは
K1を受け取るべくまっすぐ目的地に直行。受け取ったら挨拶もそこそこに環八から東名に乗ってしまったので、
東京インターを降りてからまた東京インターに入るまでの滞在時間は50分丁度という実にせせこましい日程だった。
4年ほど前に私が神戸までK100RSを取りに行った時も神戸の滞在時間は僅か1時間半で
「せっかく神戸まで来て、用事を済ませたらただ帰るだけか・・・」と妙に寂しい気分になったことがあったが
今回はそれを上回ったな・・・。


で、こんな状態で浜松まで走ってきました。
K1を積んでなお大人4人が楽々座れるのがハイエースのいいところ♪

浜松に戻ってからはK1を降ろし、福村さんともシートの打ち合わせをして帰ってきた。
これでK1の一件は片付いたが、やっぱりいいなあ、あのバイク。
性能的には今更だろうが、あの存在感とたたずまいはやはり独特で実写を見ていたら
正直言って欲しくなった(- -;)

まあ、自分はそれより目の前のK75Sを何とかしないといけないわけだが。
車検は春まで待たずに早いところ再取得することにしたので、
どうせなら仕事が本格的に忙しくなる前にモディファイも含めて一段落させたいものだ。


1月22日 K100RSと比べればK75Sのブレーキは同スペックでも車重が軽い分多少効きは良いのだが、
所詮は80年代の水準の話。安全に走るためにはやはりブレーキを強化してやらねばということで、
バイク屋に頼んでR10ORミスティック用のブレーキマスターを発注してもらうことにした。

K100RSR100RSとこの系統のブレーキは二度も改造しているから、もう慣れたものである。
性能だけ考えるならブレンボの社外キャリパーにサポートを組み合わせてやれば良いのだが

(つまり昨年K100RSにやったことと同じだ)そうすると予算に5万円強のエクストラを加算せねばならない。
経験上その金額に見合う内容の変化はあると思っているが、手元に
K100RSに使っていた
BMW純正4ポットキャリパーが残っていてパーツ代無料で組めるのなら話はまた別である。
そういうわけで、ブレーキは15パイの純正マスターとセンター出しをした純正4ポッドという
以前の
K100RSとほぼ同じ組み合わせになった。
残るはブレーキホースで、
R100RSの時は純正のホース(というより金属のパイプ)がそのまま転用できたのだが
K100RSの時は確か同じキャリパーを組んでもホースの長さが足りず、
フラットで現物あわせでブレーキホースを作ってもらった覚えがある。
今回はコストも重視している関係上、投資額を考えたら別にメッシュホースでなくてもいいのだが
それでも必要とあらば作らなくてはならないな。覚悟はしておくか・・・。

1月24日 帰宅したらFedeXの不在者票が入っていた。現在海外からの荷物で心当たりがあるのは

K100RS用のハイパープロしかないので、これでたぶん私にとって最後のハイパープロはOK、と。
発注をお願いした友人K様迷惑をかけてごめんなさいでしたm(_ _)m
どちらにしても、私の手持ちパーツの現状から考えるとこのサスは
K100RSではなく、
とりあえずK75Sに装着することがほぼ確定だ。そうなるとおそらく減衰力もスプリングレートも多少強めになるのだが
(ハイパープロは申告した体重に合わせたスプリングレートで組んでくれる。
また、減衰は標準値がアジャスターの調整幅の真ん中になるようにセッティングしてくる)
K75Sで80年代的ハンドリングスペシャルを目指そうとしている私にはむしろ具合がいいかもしれない(笑)


1月26日 
「ディーラーにマスターが届いたので、受け取ってきた」とバイク屋さんから電話がある。
えらく早かったな・・・。

その後はBMWBIKES誌の夜の秘密集会があったので会社が終わってから京都モータークラブに直行する。
あそこがもっと広い駐車スペースがあれば効率よく車で行けたのだがそれは仕方がない。
多少遅刻してしまい話を全部は聞けなかったのが残念だったが、R1200Rに関する話やETCの話題、
ASCの私見や何故今のBMWがあれほどの変化をしたのか?といった話題は大いに勉強になった。なるほど・・・。
ちなみに
R1100RSの話について現状報告をしたところ「そこまでやりますか!」と驚かれていたことは
ちょっぴり自慢であるo(^-^)o
・・・しかし本当に完成できるんだろうな、あのバイク(;^_^A

 
わかる人には・・・の京都モータークラブの二階ショールーム。こんな大型スクリーンまで用意していたとは驚きでした。

1月27日 無事にFedeXの荷物を受け取ることができた。中身はもちろん待ち望んだK100RS用のハイパープロ。
チタンコーティングは見送ったが、リンクカーブのプログレッシブレート(スプリングレートは私の体重に合わせてある)に
車高調整に伸び側50段、圧側は高速側30段/低速側30段の減衰調整に加えて油圧プリロードアジャスターを備える
特別仕様だ。これをスポーツ走行向きにセッティングしてK75Sに組んだら面白いことになるぞ・・・。

 
スプリングは今回旧車らしく黒にしました。オーリンズの黄色もそうだけと車体全体との調和を無視して
これ見よがしな原色の社外パーツを付けるのはどうも好かん・・・。油圧PAから多少油がにじんでいたのはまあ、ハイパープロですから(苦笑)

それからバイク雑誌を読んでいたらナイトロンの広告が目に留まったのだが、
それを見ると4月からナイトロンジャパンを設立すると書いてある。サービス体制が改善されるのは大いに結構なのだが、
広告の隅のほうを良く見てみるとユーロ高に伴い4月から価格改定とも書いてある。
つまり、ナイトロンジャパンを4月に立ち上げて同時に値上げを敢行するということだろう。
油圧プリロードアジャスターの日本導入までK1200R用ナイトロンの購入は待ちたかったのだが、
そういうことなら早いところサスを頼んでしまって油圧プリロードアジャスターは初回OH時に追加発注すれば
おそらく部品代のみ工賃無料で組んでくれるだろうからこっちも急いだ方が賢明なようだな・・・。


1月28日 バイク屋さんに行って頼んでいたマスターを受け取ってくる。税込み15750円。
だが、これにはいろいろと書けないことがあったのだ・・・。
詳しくは伏せるが、私は大人の判断という奴でディーラーに怒鳴り込むのを何とか我慢した。
それからバッテリーを調達しにDIYの店に行く。4年前に書いた自分のHPを見て機種を調べてみると型はA19Lと書いてあったので
(注・バッテリーは必ず購入前にご自分の車両の型番をご確認ください!)紙に書いて該当するものを買ってきた。
実は4年前に購入したのと同じ店なのだが、その時にはオリジナルブランドの格安品があったのだが今回それはなく、
一番安かったのがパナソニックの34A19L。3780円だったが充分でしょ。


ということで、購入したバッテリー。あとでえらいことになった・・・(- -;)

それから、一念発起してKの鍵を整理することに。
K100系統の鍵もずいぶんと手持ちが増えてきていたのだけど、考えてみたら
・K100RSのメインキー
・友人にもらったK100LTのパニアの鍵(右)
・友人にもらったK100LTのパニアの鍵(左)
・友人にもらったK100LTのトップケースの鍵
・ヤフオクで落札したK100LTのトップケースの鍵
・R100RSのメインキー(車両は手放したが共通キーのパニアは現在も私が使っている)
・シティーケースの鍵
・部品取りK100RSのメインキー
・K75Sのメインキー
・K75Sに付いてきたシティーケースの鍵

と、見た目がそっくりな鍵がこれだけあるのだ。それに、それぞれ最低1本はスペアキーを持っている。
はっきり言ってとても覚え切れん!


ということで、整理した鍵(の一部)。スペアキーを加えたらもっとありました(@_@)

一応種類ごとに改めて区別を付け直してキーホルダーでまとめ、
複製の必要がある鍵は種類ごとに必要本数をリストアップしておいた。

1月29日 いよいよ復活のため本格的に

パーツもずいぶん揃ってきたことだし、K75Sの車検もそろそろ取り直しておかねば・・・と考えて
バイク屋さんに電話をする。最初はまずパーツが全部揃った状態で部品の組付けを一気に片付けてしまって
完成した状態でユーザー車検を受けに行こうと考えていたのだが、どうも一部のパーツが激しく遅れそうな様子だし
今の仕事で多忙な状態ではとてもじゃないがユーザー車検を受けに行く時間がとれそうにない。
ユーザー車検ができないのだったら車検取得時期を遅らせることに別にメリットはないので
早いところ車検を取り直して合法的に行動を走れるようにしてしまえ、と考えたのだ。
前置きが長くなったがそんなこんなで電話して車検整備と車検の再取得を依頼したところ
「整備ならなんとでもやるけど、170キロを超える重いバイクを軽トラに積んだり
車検場に持っていくのはやりたくない」と言われてしまった(−−〆) むう。
積載車を持っていない私は仮ナンバーを用意してディーラーに走ったりといった面倒なことは
今回は考えていないしやる気もない。だから取りに来てくれる地元のバイク屋に電話したのだが、
それならば他所のバイク屋さんに話を振るしかないなあ・・・。
「車検を他所に頼むあてはあるけど、車検が片付いたら当分おたくに仕事を頼むネタがないけどいいか?」と
正直すぎる返事をする私も私だが、「別にいいから何か仕事ができたらその時は頼むわ」と言われると
今回は他所に振るしかないなあ・・・。
まあこの店とはお互い親の代からの付き合いだし、そういうことを嫌味なしに言えるのも人間関係の賜物だ。
そんなこんなで、早速別のバイク屋さんに電話をして車両を引き取りに来てもらうことにした。予定日は31日だ。

1月30日 車検の再取得は普通に考えて何の問題もないだろうが、車検が切れたまま放置してあった
K75Sの名義は前のまま、つまり私の友人の名前になっている。ここまで来たら名義変更も車検と同時に
バイク屋さんに任せてしまうわけで、必要事項を記入した名義変更用の書類は車両と一緒に預かっていたから
まったく問題はないのだが、私の住民票はまだ用意していなかったので仕事の合間に市役所に出かけて
住民票の写しをもらってくることにした。
窓口には私しかいなかったので自動車の登録用と断った上で用紙をもらって職員の前で直接書き込んだのだが
受付の女性職員はやたらと手際のいい人で、やおら私が書き込んでいる申請書を(反対側から)見ながら
住所と名前を見て端末の入力から印刷をはじめてしまい、私が書き上げた申請書に三文判を押して受付に渡すと
既にプリントアウトして目の前に用意されていた住民票を交換で渡してくれた(^_^;)
申請書を提出するより早く住民票が出来上がってしまうとはお役所仕事も実にスピードアップしたものだが、
いいのかあ・・・(笑)私的にはスピードアップは大歓迎だけどね。

1月31日 仕事を少し早く切り上げて帰宅し、バイク屋さんと一緒にトラックに乗って
自宅とは別の場所に置いてあったK75Sを取りにいく。
3ヶ月放置しておかれたエンジンが(セルの回りは弱々しかったが)あまり苦労せずにエンジンがかかったのには
少々驚いたが、改めてよく見てみると2年前に私の手元を離れてから相応に痛みが進んだなという印象はあった。
その辺もいろいろと手を入れなくてはなるまいて。
あとは、ヘッドライトとセルモーターにアーシングを施して電源ソケットの増設も一緒にやってもらうことにした。
もう20年以上前の立派な旧車だし、だからといって私は使い方を容赦したりはしないので
私が不満なく乗れるようにするためにはやはりそのくらいはやっておかないと、という気分だ。
とはいっても、21日に改造のため浜松に持っていったシートはまだ手元に戻ってきていない。
シートがなくては車検は取れないから、まず車検整備や準備だけを先に進めておいてもらって
その間にシートの方をどうにかするか・・・。何しろK75Sと
K100RSのシートを浜松にまとめて預けてきたからなあ・・・(汗)
なお、先日購入して充電しておいたバッテリーや書類などを一緒に渡したことは言うまでもない。

2月1日 タイヤについても考えておこう

昨日見たK75Sのタイヤが結構駄目になっていたので、次にどうするかを考えてみる。
結論から言ってしまえばフロントはまだ当分は今のタイヤで大丈夫な上に(2年前に私が交換したK300GPだ)
PVMにくっついて来たほとんど新品のマカダム50が一本あるし
後ろはスリップサインが出る寸前まで減っているものの、こっちもPVMにくっついて来た5分山のK300GPが
まだ当分は使える状態だ。つまり即座にタイヤを買い換えなくても問題はないのだが、
そう遠からず交換しなくてはいけなくなるのは必定。では何があるのか・・・と思って調べてみたところ
リヤはやはりバイアスしか合うのがなかったが、フロントはなんとBT−012が使えることが判明した(驚)
どう考えてもパワーにグリップが勝ち過ぎて早く走れないのではないかとか、
K300GPと前後を組み合わせたらバランスが悪くて楽しそうだとかいろいろと想像できてしまうのだが
ハンドリングスペシャルという当初の目的にはある意味ぴったりかも知れない。
まずは、Xデーの時までBT−012の存在を覚えておくとしよう。


そういえば、K1200Rのリヤタイヤもそれなりに減ってきたからこっちもそろそろ次のタイヤを考えておかないとな。
最近古いバイクばかりに乗っているせいで最新タイヤにはずいぶんご無沙汰してしまっているから
評判のいいロードスマート辺りを試してみたいところなのだが・・・。


2月3日 シートがなくては車検が取れん、ということで浜松のシート屋の福村さんと連絡を取る。
まず再改修を頼んでいた
K100RSのシートの方だがこれは過去の改修などで打ち込んだタッカー(大きなホチキス)の跡が
結構な数になっているためこれ以上シートを分解して改修をするとベースの強度が低下する可能性の方が心配だから
今回は改修を見送ることを勧める、という意見だった。確かに、いろいろと突っ込み所はあるとはいえ
シートJOYで改修した
K100RSのシートに現状でそれほど不満があるわけではないし
無理して改修してもあまりいいことがないではやめておいた方が無難だろうということで
取り急ぎこちらを返送してもらうことに決定。また、メーカー関係の仕事(一応詳細は伏せるが、時期から想像してほしい)で
多忙なため納期がしばらくかかるという話だったので、
先月に預けていたK1200Rのシートもいったん送り返してもらうことにした。

ついでに改めてタイヤ関係のHPを見ていると、どうやらエイボンのAV35/36がK75Sに使えるらしい。
2VのK100系は基本設計が古いから現代のラジアルを履きこなすだけの性能はもともとない、とは
以前にも書いたとおり業界人の方から聞かされてはいるのだが、そういうことを承知の上でなら
あえて現代のラジアルでお馬鹿な方向性で遊んでみるというのも悪くはなかろう。
問題は入手ルートだな、エイボン高いし(汗)

2月4日 先日リストアップしたK100/K75用の鍵を注文するべくDATZの一宮サテライト店に行く。
発注はもちろん滞りなく終了したが結局折れ曲がり式のキーヘッドのついたタイプを1本と
通常の安いタイプを4本買って出費は3000円ほどになってしまった。
この辺もチリも積もると馬鹿にならないなあ・・・。

帰宅後は浜松からK100RSのシートが戻ってきたので車検を頼んでいるバイク屋さんのところに持っていったのだが、
そうしたら「バッテリーが駄目だったがどうする?」といきなり聞かれてしまった。
新品のバッテリーにそう異常などおきるはずもないが???と思って詳しく聞いたところ、
私が自分のHPの記述を参考に用意したバッテリー(A19L)がなぜか端子の方向が逆になっており、
「まさか間違ってないだろう」と私を信じて気軽に交換しようとしたバイク屋さんは端子から火花が飛んで大いに驚いたと。
(常識的に考えて私が購入したバッテリーの箱と中身が違っていたと考えるのが妥当だと思うが、
現在既に車両を手放しているため確認ができない。ご了承願いたい)こちらで用意してもいいがどうするか、
という話だったのでとりあえずはそれまで装着していたバツテリーに戻してもらうことにした。
弱々しかったが、先日はセルは回ったし何とかなることを期待したいものだ。
しかし、まいったなあ・・・( ̄o ̄;) 参考にしたHPをアップしたのが自分でなければいろいろと文句でもいいたいところだが(^^;)
ちなみに
K100RSのシートだが、そのまま装着したところタンクとの間にかなりの隙間ができてしまった。

 
携帯で撮影しているので画質が荒いのはご容赦を。隙間できましたねえ・・・。

横方向にずれているのは外装パーツの組み付けの問題もあるから(褒められた事ではないが)まあ調整で
何とかなるとしても、隙間については(75と100で部品は共通だから)以前シートJOYでモディファイした時に
生地の張りが強すぎたとしか言いようがない。
どうやらず〜っとバグスターのタンクカバーを使っていたので
これがうまいことスペーサーの役割を果たして気づかなかったようなのだが(大汗)、
2002年秋に依頼した仕事について今更文句を言うのも非常識だからこの件についてはこのままだな。

2月8日 車検が無事取れたとバイク屋から電話がある。しかし良からぬ事もついてきたようで、
どうもアイドリング中に失火するような症状が出て同時に吸入負圧も変化するらしいのだ。
今度はそんなのか・・・(- -;)
先日のショートによるコントロールユニットの故障も考えなくもなかったが、
とりあえずは同調やカーボン除去などで対処してもらうことにした。
どちらにしても受け取りは休日でないと時間的に無理だから普通に考えたら10日。
置き場所の問題も考えたらK75Sと入れ替えに
K1200Rを預けてきて、
その間にナイトロンのオーダーも片付けてしまうのが効率的だろうな。


2月9日 車検が取れたら次は任意保険だ!ということで、いつもお世話になっている大学時代の先輩の事務所に電話をする。
が、不在で応対した事務員の思しき女性は「社長は現在休暇で鹿児島に行っております」という返事。
社長か・・・。
考えてみたら私も会社では社長ではないが専務取締役としてきっちりした肩書きを持っているのだが
(零細だからはっきり言って実感はないが)改めて聞くとなかなか感慨深いフレーズではあった。
ともかく、それでは仕方がない。契約締結は週明けに延期だ。

2月10日 素性について改めて悩む

K75Sを受け取るべく、
K1200Rに乗ってバイク屋に行った・・・のだけど、
改めてエンジンからの異音を聞いてみるとこれが極めてよろしくない。
私も試してみたがタペットを打つのとは明らかに違う低い音が1500回転くらいから出始めて
(出ない時もあったし暖まるとあまり出ない様子)、回転を上げるとコココココ・・・・と短いサイクルで音が出る。
しかも気になったのは音と同時にスロットルグリップを握る右手に鋭い衝撃が伝わってくることで、
これは「やばくないか!?」と私は考えた。
圧縮は出ているようなのでリングはたぶんシロだし、
音が出る時と出ない時があるからコンロッドやクランクも可能性は低そうだ。
タペットを打つにしては音が低いし伝わる衝撃が大きすぎる。
ガスが濃かったそうだからインジェクターから燃料を吹きすぎて燃料ハンマーも考えたけど
吸入負圧が影響を受けているとこから考えても一番怪しいのはおそらくバルブ周辺。
乗らない期間が長かったから油膜切れでカムをかじったか、
ステムがおかしくなって(オイル下がりの様子はない)バルブの動きが悪くなっているか
焼きつきなどいろいろと複合原因があるのか。厄介だなあ・・・。
ともあれ、あまりにも気になったので(任意保険が間に合わなかったのももちろんそれを後押しした)
受け取りは一旦中止して引き続き調査と対策をお願いすることにした。
しかし、私が乗るバイクはどうもこんなのが多いなあ。

R1100RSがブロー寸前、

K1200RSはエンジンから異音発生で

400刀はコンロッドがエンジンをブチ破り、

K1200Rでは2ストのような白煙を吐いた

という武勇伝を3年足らずの間に成し遂げた私ではあるが、そろそろこんな経歴とは袂を分かちたいものだ!(* ̄0 ̄)o

2月11日 行動が遅れたのがよかったのか悪かったのか

K1200Rのフロントサスをオーリンズに交換するべく、
情報収集のためカロッツェリアジャパンのHPを見ると
いつの間にかK1200R/S用のフロントサスが10万2900円に値上げされている!
よく見ると値上げと同時にサスの形式がエマルジョンタイプの46ERからフリーピストン内蔵の46DRに格上げされている。
つまり性能も上がっているから単純な値上げではないのだが、正直なところ財布の中身や価格表を横目で見ながら
最終的な処分のしやすさやその時の予想転売価格まで考えて(という後ろ向きな理由で)オーリンズを選んだ私としては
今回の値上げはあまり嬉しくないと言うのが本音ではあった。
調べてみたら通販サイトのウェビックではまだ旧価格をベースに値引きした72380円で売っているのだが
これが値上げされるのも時間の問題。ならば!ということで早速発注をしてしまった。

あと、一緒にK75用のフォークスプリングも発注。オーリンズのフォークスプリングはだいたい一割レートが上がるはずだから
今回の目的にはちょうど具合がいいはずだ・・・これが間違いだったと知るのはもう少し後になってからなのだが。
ちなみにフォークスプリングは17094円だった。

2月12日 今度は保険の話をまとめて

保険屋の先輩のところに電話をかけ、改めて保険の相談をする。K75Sをいつまで乗るのかという問題もあるが
ともかくできるだけ安い金額で保険を契約するべく知恵を絞ってもらうことになった。

学生の頃はあと2ヶ月で21歳になるという時に新規契約をして、その時のバイク屋(ニーズセンター)と保険屋が
途中で契約条件は変更できるということを言わなかったために一年間年齢問わず担保で
13万円強の保険代を支払ったなんてこともあったが
(その保険屋と翌年契約を更新しなかったのは言うまでもない)そういう経験の果てに今の自分が居るわけだ。

契約条件は明日には届くだろうが、楽しみに待っているとしよう。

2月13日 保険の見積もりがメールで届く。便利な時代になったものよ・・・。
ちなみに条件は私が現在デフォにしている対人・対物無制限の搭傷500万円で、新規で入って
18900円だった(当然、ルールの範囲内で保険金が安くて済むよういろいろと考えてもらっている)。
条件にはまったく異存がないから、早いところ入金して保険を有効にしてしまわなくては。


あと、ウェビックからメールが届く。あそこは基本的に自分のところでは在庫を持たず「すべて取り寄せ」の販売だから
ある程度覚悟はしていたが、やはりK1200R用の前の型のオーリンズ(フロント用)は既に在庫切れになっていた。
これが後ろだったらオーリンズ以外のどこかにオーダーを頼むとかいろいろ考えるのだけど
デュオレバーのサスのマウントはサスの長さも含めてやや特殊だから
オーダー品を頼むとマウントの一品製作などになって高くつく可能性があるし
(ナイトロンを前にしなかったのはそれが理由)あとK1200Rのフロント用をラインナップしていて
ある程度アフターフォローに実績のあるメーカーは国内だとペンスキーとオーリンズくらいしかない。
となれば、今回は消去法でオーリンズを選ばざるを得ないなあ・・・。
ペンスキーがいいのは充分承知しているつもりだけど、いかんせん高いし。

(R1100RSとでは熱意が違う分言うことも相応に変わる)

2月14日 銀行から保険金を振り込む。手数料210円を加えて19110円が私の銀行口座から電子の海を渡っていった。
これで保険契約が事実上スタート。車両が出来上がれば安心して乗れるというものだ。

2月15日 手元にあるPVMのマグホイール(後)だが、いくら西村コーティングの塗装がいいとはいっても
ボルトで締め付けた跡はさすがに塗膜が剥がれてしまっている。これを無視してそのまま組み付けるのは容易いが、
材質の改良(というより、耐酸化性を上げるべく合金としての比率の変更)と製法の改良が進んだ
現代のマグネウシム鍛造ホイールならまだしも、20年ほども前のマグネシウム鋳造ホイールでは
長いこと使うことを考えたらそれはちょっと心もとない(そもそも長期間使えるのかという意見もあるが)。
調べてみたら西村コーティングがブライトロジックと共同でマグネシウムホイール用のタッチアップペイントを発売していたので
早速購入することにした。電話をかけて問い合わせてみたら電話でそのまま代引き注文ができるということだったので
そのまま購入。色はもちろんホイールの色に合わせてマルケジーニホワイト近似色である。

あとK75Sの件でバイク屋さんから電話があり、異常に多く付着していたらしいシリンダー内のカーボンを
専用ケミカルを大量に(というより、何度も)使って落としてやったら異音と振動はかなり消えたらしい。
ということは、単純な燃焼状態の不良か?そもそも2番シリンダーだけなぜそれほど大量に
カーボンが付着したのかという原因がわかっていない以上対処療法でしかないとも思えるが、
圧縮が出ているならあとは同調を合わせてやれば(プラグは交換済みで、コードは2年前にウルトラシリコンに換えてあった)
理屈の上ではこれでエンジンは調子よくなるはずだ。そうなってくれれば、あとは様子見で済むんだが・・・。


2月16日 ナイトロンは機を逃さずに手を打とう

K75Sの目処が立ちそうだということで、ナイトロンのサスをオーダーするべくテクニクスさんに電話をする。
「油圧PAが発売されるのを待っていたらサス本体が値上がりしてしまうから、今のうちにサスを買っておきます」と
正直に話したら電話の向こうで苦笑いしておられたようだったが(^^)
R1200GS用は製作経験があったとのことで、純正サスを送って送ってもらえればそこからデータを取って
サスを組むことはできるという話だったのでオーダーを決定。
細かいことまで一気に詰めてしまおうかと思ったが、データを取ってからの方が詳しい仕様を決定できるということだったので
まずは週明けにサスを送ってから頃合いを見てまた連絡するということで話をつけた。


帰宅したらオーリンズのフォークスプリングが届いていた。
これでフォークスプリングが交換できるから、足回りの方も改造を進められるぞ・・・とひとり悦に入る私。
甘かったと気づくのはもう少し後になってからだったな。


結局それなりに納得できる形になりましたが・・・これは失敗でした(- -;)

2月17日 エンジンの振動についてある程度の改善がみられたということで、改めてK75Sの様子を見に行く。
久しぶりに対面したK75Sはエンジンの振動が皆無ではないが激減していて、
「これなら大丈夫だろう」と思えるようになっていた。ありがとうございましたm(_ _)m
あと、国内欠品中だったR100Rミスティックのマスターなども入荷していたのでこれも受け取ると一緒に
これまでの費用もまとめて支払ったのだが、合計で約7万円になった。
内容を考えたら高いとは思わないし(むしろ安い)ケミカルによるカーボン除去など私では明らかにできないことをやってもらっているし
整備内容についても充分満足はしているのだが、もし自分に充分な時間があれば少なくとも車検代は確実に安くできたはず。
(自分でやれば工賃タダだから当たり前)複数台数保有者にとって経費の削減は至上命題だけに、仕事が忙しくなって
バイクに回せる時間が減ったというのはいくら収入が上がったといっても痛し痒しではあったな。
明日はK75Sを受け取って
K1200Rを預けてしまおう。そうすればナイトロンの計画もようやくスタートだ。
また、西村コーティングからMgコートも届いた。これでリヤホイールの補修塗装もとりあえずは安心だな。


実のところ写真は4月に撮影したもの。届いてすぐの写真やタッチアップ作業の写真がないのは
この頃は過労で心身ともに余裕がなかったためです(-_-;)

いちおう復活!

2月18日 休日出勤を片付けてからK1200Rに乗ってK75Sを受け取りに行く。
昨日のうちにお金は払ってあるしこれでようやく改造にとりかかれる・・・と思ってK75Sにまたがり、
セルを回すとなんと回らない!
昨日は確かに私の見ている前でエンジンはかかっていたそれからもバッテリーを充電していたのだが、
3ヶ月の放置にも耐えたバッテリーがよりにもよって受け取り当日に突然死してしまったのだ!
仕方がないので自宅に帰ったらすぐ新品のバッテリーを買いに行くことにして、
まずはジャンプケーブルを使ってエンジンを始動させた。
そしてバイクにまたがった(当然エンジンはかけっぱなし)私はバイク屋から目の前の道路に出て
すぐ先の交差点を右折するためウインカーを出そうとしたその時、突然ニーグリップしていた右足から反発力が消えた。
反射的に右足を車体に押し付け、右折街の間に下を覗き込んでみると右側のサイドカバーが車体から脱落して
右足のふくらはぎのところだ辛うじて止まっている。
確かに右のサイドカバーが壊れていて、前のオーナーが補修していたのは気付いていたけど、
よりによってこんな時に壊れるかあ!?
ポリプロピレンの補修は難しいからなあ・・・。やれやれ(;一_一)
それからサイドカバーを持参のデイパックに放り込んで帰宅したのだが、改めて乗ると何ともマイルドなバイクだ。

K1200Rから乗り換えると同じメーカーの作ったスポーツバイクとはいえ本当に別物だな。
あまり回らないトルク型のエンジンにしろ、尖ったところのない安定志向の操縦性にしろ、
現代のBMWに比べたら相当に快適性重視の設計思想にしろ、あくまでライダーのアドレナリンを抑えて
リラックスして走れるようになっている。これには一長一短あるとは思うが、長時間乗る気にさせるのはこっちだ。
防風性能や積載能力も
K1200Rとは比較にならないほど高いし。
とはいえ、フロントフォークの減衰不足は幾らなんでも少々目に余る。
これは早いところオイルを交換してやらねばなるまいて。

それから34A19Rのバッテリーを3780円で買ってきた私は、そそくさとバッテリーを交換すると
ブレーキ強化・フォークのスプリング交換・リヤサス交換のため改めてバイク屋にK75Sを預けてきた。
しかしサイドカウルは厄介だな。樹脂溶接か新品の発注か・・・。
どっちにしてもお金がかかるし、この忙しいときに面倒なことだ。やれやれ。


2月20日 雨の日に走らないわけにもいかないし

気になったことがあったので、仕事の合間にテクニクスに電話。
最近のBMWは軽量化とスポーティーイメージの追求とコストダウンの為か
リヤのインナーフェンダーを省略している車両が多く、K1200Rもまた例外ではない。
そうはいってもそこは純正、リヤのショックユニットには専用のプラスチックのカバーをつけて
露出したロッドに泥水などがかからない設計にはしてあるのだが
社外品のサスにそんな気の利いたものが付いていない事は言うまでもない。

 
左はR1200R。右のK1200Rのはもっとしょぼいですけど、最低限のカバーはされてます。

しかしながらやはりそういうパーツは用意がないようで、自分でなんとかするしかなくなった。
純正サスのカバーはエンドアイ部分にネジ止めしてあるから移植は不可能ではないだろうが、
他車への将来的な転用もあり得るとなると、やはり新品のサスにネジ穴開けるのは避けたい。
時間と気力があればアイデアをひねり出して何とか安く仕上げるところだろうが、残念ながら今は仕事がピークで
それどころではない(そうでなければK75Sもユーザー車検を通している)。ここは金の力で
「インナーフェンダー購入」をやるしかないか・・・。
しかしながら、社外品のインナーフェンダーをネットで漁ってみるとどれもこれも高価なカーボン製ばかり。
私が自分のバイクにカーボンパーツを付けようとしないのは、カーボン素材には
・無駄に高価(0.6ミリ厚のプリプレグがメートル6000円という価格からして仕方ない部分はある)
・紫外線に弱い(UVカットの塗装を施すことで軽減可能)
・末端の始末を適当にしておくとプラスチックと繊維の隙間に水分が入り込んで劣化する
・素材に粘りがなく、割れやすい(ガラス繊維で裏打ちすれば問題ないが、重くなる)
・リサイクルがほぼ不可能で、環境対策としては逆行する
といったデメリットがあるからなのだが、
こんな小難しいことを持ち出さなくてもそもそもフェンダーなど機能的にはポリプロピレンで充分だろう。
圧倒的に安価だし、塗装はできないが充分な耐久性があり、何より軽量だ。
金属加工業に従事している私の友人は「最高の素材は、鉄だ!」と断言してはばからないし
別の業界関係者の方からは「ドライカーボンはレース用、ウェットカーボンは観賞用」という意見も伺っているが
素材は何でもかんでもチタンやカーボンにしておけばいいというものではないのである。
ライダースクラブ誌のように愛車を走る宇宙開発事業団にしたがる方々の気持ちはわからなくもないが、
それは私の方向性とははっきり言って異なる。
しかし、残念ながらK1200R用の安価なポリプロピレン製のインナーフェンダーは商品が存在しない。
遺憾ながら、高価なカーボン製を購入するしかないか・・・。

2月21日 バイク屋からK1200Rのリヤサスを取り外したとの連絡があったので、
仕事を早く片付けてから受け取りに行く。取り外された純正サスは量産品ながらそれなりにお金のかかった代物で、
「ほ〜、最近ケチな設計が続くBMWもなかなか頑張ったなあ」とちょっぴり認識を新たにした。
工賃はサスを組み付けた時にまとめて払うとして、まずはサスを発送だ。

2月22日 K1200Rのリヤサスをテクニクスに発送する。送料はいつもの540円。
昨年パニアに荷物積んで上京した時に具合が良かった経験からして、K1200Rのリヤサスは
個人的にはややスプリングレートが高すぎる。忙しいので手抜きをしてほとんどリヤサスの調整をしていない私が言っても
いまいち説得力がないのだが、どちらにしてもBMWのリヤサス設定がタンデム+積載を考慮しているのは事実で
そして私がそういう使い方をほぼ想定しなくていいのもまた事実だ(;^_^A
そんなわけで、スプリングレートは一人乗りに絞って多少弱めにするとしよう。
イチからオーダーメードで組むのだからレートを純正より下げたところで別に費用は変わらないし。
実際のところ、ナイトロンの「設定がない車両でも標準サスと同価格で作ってくれる」というシステムは
私にとっては実にありがたい。
昨年東京のウノパーウノでR1100RS用のオーリンズをオーダーした時には
標準仕様にない車高調整/圧側低速/高速独立調整/独立式リザーバータンクを装備するために
K1200GT用のリヤサスを新品で購入して、R1100RS用のスプリングや長さを調節するためのシリンダー・
形状に合わせたエンドアイなどを部品として新品で購入して工賃払ってオーバーホールして
再セッティングして組み直してもらうという力技を使ったが、ここまでやると
値段は今回のナイトロンのほとんど倍額になってしまうし、価格差ほどの性能差は正直言ってないだろう。
油圧プリロードアジャスターの備えさえあればペンスキーをオーダーした方がまだ安くついた、というくらいのものだ。


2月23日 リコールの話

ディーラーからK1200Rのリコールの連絡がある。内容はこんなの。

外気温が氷点下を割込む環境条件下にて、至近距離をエンジンの始動と停止を繰り返し走行すると、
凝結現象によりブローバイガス中に含まれる水蒸気の割合が増えます。
通常、水蒸気はエンジンオイルタンク上部に開口するブリーザーポートから排出されますが、
その発生量と外気温の関係が整った場合、氷結してブリーザーポートを塞いでしまう可能性があります。
ドライサンプ方式の場合、オイルポンプは2つ装備され、デリバリー側よりリターン側のポンプの供給量が多く、
ブリーザーポートが塞がるとタンク内の圧力が上がり過ぎ、タンクが破損し、オイルが外に漏出し、
リアタイヤのトレッド面を汚損してしまう可能性があります。

リコール対応
オイルタンクの破損を防ぐため、キャップに内圧の上昇を制限し、破損を防止する大口径のバルブを追加。
オイルタンクキャップを上記のものと交換します。


ということで、右が改良型のキャップ。

以前書いたブレーキの一件とか、もっと他にリコールにすべき大事なことはあるだろうとも思うが、
それを決めるのはBMWジャパンやドイツ本社であってディーラーに文句を言うのは断じて筋違いだ。
ともあれ、せっかくのリコールなら有り難く受けさせてもらうとしよう。


しかしそれより、携帯に入っていた「電話くれ」というバイク屋からの留守電が気になるな。
「出来上がった」という電話ではないのだから、何か面倒なことがあったと考えるべきか・・・。

2月24日 
休日出勤を終えてからバイク屋に寄って詳しい話を聞く。用件はブレーキパイプ
(フェンダー〜キャリパーの部分にホースの代わりに付いている金属製のパイプ)の長さが足りなかったということで、
これについてはメッシュホースを新調することでとりあえず一段落。

R100RSの時はその必要もなかったけど、K100RSの時と同じくK75Sにはやはりパイプを取り外して
長いブレーキホースで引き回さないと駄目なようだな。
まあ最初から覚悟はしていたけど、やっぱりブレーキホースを作るしかないか・・・。
また、前回の試乗で柔らかすぎると感じていたフロントフォークについても相談もして、
オイルは10番を使うことに決定。
K100の2V系はもともと標準は8番でサービスマニュアルを見ている限り10番はコンペティション用らしいのだが、
しかし適合オイルを見ていると0W−5とか15Wシングルグレードとか、果てはハイドロシトロエン用のLHMまで
適合リストに入っている(当然粘度はばらばら)。
これで粘度に関係なくオイルの量だけ決まっているというのは日本人の感覚では考えづらいことで
「ドイツ人は一体何を考えておるのか・・・???」とも思ったのだが。

 
後ろのハイパープロは取り付けが終わってました。前はキャリパーのみ仮組み状態。

2月25日 テクニクスに電話してナイトロンの進行状況を聞く。モノは届いていて既にショックダイノでの
データ取りも終わっておりあとは製作にかかるだけ・・・というところまで話は進んでいた。
進行が早いというのは実に有り難いな。また、スプリングは相談した結果やはりレートを少し落として
標準の75Nmではなく70Nmで組んでもらうことにした。完成が楽しみだ・・・。


2月26日 24日に採寸しておいた寸法でプロトにスウェッジラインのメッシュホースを発注。
費用削減の事情などもあり、マスターから出ている長さ12cmの短いホースは今回も作らないことにした。
納期は大してかからないだろうから、これで発注するパーツもあと僅かだな。
そう思っていたらバイク屋からまた留守電が入っており、K75Sのフォークにオーリンズのスプリングが組めなかったらしい。
これはまた明日にでも様子を見に行かなくては・・・。

2月27日 もっと事前に確認しておくべきだった・・・。

無理やりに時間を作ってバイク屋に行く。先日オーリンズのフォークスプリングを決断したのは
他のK75系と違いスポーツフロントフォークを標準装備しているK75Sでも
サービスマニュアルの記述によればフォークスプリングの長さは同じ、ということを信じたからなのだが、
実際にスプリングを取り出してみると私が購入したK75用のスプリングはS用よりなんと自由長が60ミリほど短かった!


オーリンズのスプリングは撮り忘れましたが、これは純正のスプリング。

しかもスプリングはプログレッシブレートのスプリングと硬そうなシングルレートを二つ並べて、
合計で3段階のプログレッシブレートになっている。
しかも長さが違う部分は樹脂製のカラーを入れて辻褄をあわせているのだけど
このカラー(見た目は白い水道管のような樹脂のパイプ)が径が同じで長さだけ違うものが
縦に二つ並んでいる。何故2個に分けるのだ?どうして一つの部品にまとめない!?
ドイツ人の考えることは相変わらず理解できん・・・と思いつつカラーを一個だけ外して試しても
やはり長さはうまく合わない。ということは樹脂パイプを2分割したのは単なるコストダウンではないのだが、
ますます理解できん・・・(-_-;)
アルミか何かでカラーを一品製作すれば装着はもちろん可能だが、今回はそこまでするくらいなら
潔く装着を諦めてフォークオイルの方だけでセッティングした方がいいだろうと判断した。
しかしそうなると、あのフォークのスカスカぶりではオイルを硬くしただけでは減衰力不足の根本的解決にはならないだろう。
多少費用はかさむが、幸いフォークは取り外してあることだしオクムラに持ち込んでフルOHしてもらうか・・・。

2月28日 プロトからメッシュホースが届く。しかし仕事が忙しくバイク屋に部品を届けに行けず明日に順延。

ナイトロンのサスは本日発送されたようだからK1200Rは週末にとりあえず復活できそうだが
超多忙な今の私にまともに走れる時間が果たしてあるのだろうか・・・?


3月1日 ナイトロン、届く!

バイク屋にメッシュホースを届けに行ったついでに、とりあえず組み直してもらっておいた
K75Sのフォークの作動状態を確認する。しかし右はとてつもなくダンピングが弱く、ダンパーが完全に効いていない状態だった。
左はダンピングこそ効き過ぎなくらいに効いているが、奥まで押し込むとゴリゴリした感触が伝わってきて
こちらはこちらであからさまに作動感がよろしくない。
K75Sの改造の今回のテーマは「ハンドリングスペシャルを作る」だったから、
その方針からするとこれはやはり看過できない。ということでオクムラに作業の依頼を決意した私は
その場でフロントフォークを車に積み込んで自宅に持ち帰った。
普段頼んでいるバイク屋の技術も相応に信頼しているものの、やはり餅は餅屋、サスはサス屋である。
こういう時にはやはりスペシャリストの技術に頼ることにしよう。

また、自宅に戻るとナイトロンが届いていた。よし、これを待っていたのだっ!
しかしリザーバーのガス圧がどれだけかかっているのか知らないが、最低でも10気圧やそこらはかかっているだろう。
このCリングと内部のOリングだけで漏れを止めるということは、余程いいシールを使っているのだろうか?

 
しっかりした梱包で届きました。もう一つの箱の中身は返送されてきたK1200Rの純正サス。
リザーバータンクをつなぐホースのバンジョー部分はこれだけの固定です。


 
その固定のため、こんな具合にホースの角度を自在に変更可能。油さえ漏れなければこれは物凄く便利な機構です。
サスはほとんどの部分がアルミの削り出しで、お金かかってる感は充分。中身も写真で見る限りはかなりのものみたいでした。

3月2日 ナイトロンがそのままでは泥水などの汚れに無防備になる件についていろいろ考えたが
(というより、疲れて頭が回らなかったと言った方が正しいが)結局いい方法が思いつかず
社外品のカーボンインナーフェンダーを購入するというある意味安易な方法を取らざるを得なくなった。
サスが届いてしまった以上は待ったなしだからなあ・・・。仕方がないか。
値段だけならイルムバーガーのをユーロネットで取り寄せるのが一番安かったのだが、
どうせ買うなら(値段があまり変わらなければ)ドライカーボンにしておけ、ということで
今回はウェビックでカーボンドライ社(実態は愛知のモトプラン)のを注文。
あと1万円出せばモトコルセのが買えたのだが、ドライカーボンであればあとは値段を優先だ。
モトコルセのパーツはいろんなところでよく見かけるが、カーボンドライのはまだ見たことがないから
一度どんなものか見ておきたかったという事情もあった。


3月3日 休日出勤で仕事を片付けてから車にK75Sのフロントフォークを放り込み、
愛知県のスクーデリアオクムラに向かう。今回は別にMEチューリングなどはせず単純なオーバーホールだけだ。

以前R100RSのフォークも頼んだことがあるが、セッティング変更がなければお任せで大丈夫と
サービスマニュアルのフォークのセッティングデータのコピーと一緒に預けてきた。
お金はかかるが、本来の性能を取り戻すために避けて通れない道なら仕方あるまい。
しかし休日出勤が長引いたお陰で
K1200Rを預けてあるバイク屋に行く時間がなくなってしまい、
明日は朝イチでヘルメットとグローブとナイトロンのサスを持参してバイク屋に向かわねばならなくなった。やれやれ。

3月4日 サス組み付け完了

サスとグローブを入れたデイパックを背負い、ヘルメットを抱えてバスに乗り込みバイク屋に向かう。
話は昨日のうちにつけてあったので、早速作業にかかっていただく(私も手伝った)。
実はレイアウトやホースの長さに思ったほど余裕がなくて意外と苦労したのだが、
それでも一応の形にはまとめることができた。
しかし仮組みみたいな取り付け方だから、いずれきっちりと組み直してやるとしよう。
なお、エンドアイの上側のボルトは当然フレームに取り付け用の穴が開いているのだがこれは裏側にナットが存在せず、
アルミのフレームそのものに直接雌ネジが切ってあるという恐ろしい設計になっていた。
もしオーバートルクで締めてネジ山つぶしてしまったらとんでもないことになるぞ、これ・・・(;^_^A
(その場合には別のボルトとナットで締め直すと思うけど)

  
ホースの角度を変えられる設計は狭い場所に取り付けるのに物凄く役立ちました。
スペースに余裕のないK1200Rにはこれがなかったら取り付け不可能だったかも。
またインナーフェンダーのない弊害はこれを見れば歴然。早いところ対策しなくては。

工賃5000円を払ってバイク屋を後にした私は、そのままディーラーに向かい先日のリコール対策を施してもらうことにした。
あまり急ぐようなネタでもないけど、放っておいてもいいことは何もないしサスの様子を見るのにも丁度いい。
とはいっても、今回は純正と同じ寸方で同じような減衰特性を発揮するように組んでもらってあるから
わかるのはユニット自体の性能差だけで「ナイトロン独自の味付けはこうだ」というような特性が発揮される余地が少ない。
しかもノーマルとほぼ同じセッティングではノーマルより乗り心地が良くなったとかトラクションのかかりが良くなったとか
判で押した様な感想しか言い様がないのだが、はっきりわかったのは動きがスムーズで
車体の上下動が減った分お尻と腰の痛み、疲労が軽減されたことと
コーナリング中の安定感が一回り増したこと(特に低速での小回りで顕著)。
また、スプリングレートを少し下げたが自由長をそのままにしてあるので足つきも多少良くなった
(前に書いた変化の一部はこれが原因のはず)。
現状では「ノーマルと同じような性格の(当たり前だけど)上質だけど乗り味に個性のないサス」
という印象だが、新品ながらあたりのついた純正サスより遥かにスムーズに動くのはさすがというしかない。
フロントにオーリンズを組んだらセッティングをきっちり出すつもりだが、その時にどうなるかは楽しみだな。
なおリコール対策の方は作業時間30秒ほどで完了した。

それからついでに
K75Sのスクリーンの値段も聞いてみたのだが、こちらは税込みで約19000円弱。
私のK75Sのスクリーンは取り付け穴のあたりにかなり広範囲にクラックが入っているので
修理すべきか新品に交換すべきか、費用を考えると悩むところだな。

 
左が対策前で、右が対策後。キャップ替えてシール貼っておしまいです。簡単簡単。
それよりも、最近のBMWは異常にぶっといハーネスが目立つな・・・。

3月14日 フロントフォークがなかなか出来上がってこないな〜と思っていたら、オクムラさんから携帯に着信が入っていた。
単に出来上がっただけならわざわざ連絡を入れずに即・発送してくるはずだからこれはまたしても何かあったか・・・。

3月15日 そんなこんなでオクムラさんのところに電話。分解してみたところダンパーがスカスカだった右側のフォークは
そもそもダンパーバルブが存在せず、減衰を発生させる構造になっていなかったらしい(@_@)
昔のドカにもそんな構造があったようなのだが、自宅に戻ってからパーツリストで詳しく調べてみると
確かに右側のフォークにはダンパーバルブが無い。そりゃあスコスコ動くはずだわ・・・(^^;)
作業そのものは何ら問題なく完了していたので、あとは到着を待つばかり。しかし問題なのは費用で、

前回R100RSのフォークをOHした時には基本工賃と脱着工賃+消費税で36120円だったから
「今回は脱着工賃かからないし、それよりは安く済むだろう」とたかをくくって気軽に作業を依頼したのだけど
電話ついでに費用を聞いたら今回はOHのみで47000円を超えてしまったらしい!ひでぶっ。
フォークの構造が異なれば工賃が変わるのは当然だが、
K100RSに純正オプション(K75Sには標準装備)の
BMWスポーツストラットの構造をちょっと甘くみていたか・・・(;^_^A

3月16日 オクムラからフォークが届く。予想外の出費は痛かったが、フロントがほぼ完璧になったならそれはそれでOKだ。
明日は早速バイク屋にフォークを届けてK75Sを復活させてやるとしよう。
18日の秘密集会にも何とか顔を出したいところだな。


3月17日 休日出勤の前にバイク屋にフォークを持ち込み、早速作業にかかっていただく。
そうしたらほどなくしてK75Sのブレーキホースフィッティングに問題発生したと電話がある。またかっ!(-_-;)
どうやらホースと一緒にプロトで購入した角度の付いたバンジョーでは曲がり角度が足りなかったようで、
もう少し曲率の強いバンジョーが必要になったようなのだ。早速手筈を整えるというか、買いに行きたいところだが
あいにくと休日出勤は夕方までかかるので今日は買いに行くのは無理。
明日も休日出勤はあるから休日出勤(絶対外せない)をこなしてK75Sの用事を片付けて
掛川市の秘密集会にも行くのは幾らなんでも無理だ。
K75Sの完成が一週間遅れてもよければ
K1200RかK100RSで秘密集会にも行けるのだが、
ただでさえフォークを引き上げてオクムラに出したためにK75Sの完成が10日間ほど遅れている
(つまり、狭いバイク屋の作業スペースを占拠して他の仕事の邪魔をしている)ところに
更に一週間遅らせてバイクを預かってもらうというのは幾らなんでもまずいだろう。
残念だがも秘密集会は諦めるしかないな・・・(-_-;)
明日も休日出勤はあるものの、バイク用品店にパーツを買いに行く時間くらいは作れる。
さて、明日も大忙しだ。

3月18日 とりあえず暴れてきました

早速岐阜の南海部品に行ったのだが、残念ながらプロトのスウェッジライン用(または、寸法が同じ他社製)の
バンジョーは在庫がなかった。取り寄せている暇は今回ないので、諦めて愛知県の店を探すことにする。
名前は伏せるが某大手チェーン店で寸法が合いそうな部品を見つけたので店員を捕まえて
「この部品はプロトのスウェッジラインに使えるか」と聞いてみたところ、
「メーカーが違う商品を組み合わせたら何が起こるかわかりませんよ」と脅すようなことを言う。
しかし相手が悪いわい。「何が起こるかわからんって、謎の化学反応を起こしてバイクもろとも地球の半分が
吹っ飛ぶわけじゃなし、起きるのは最悪ブレーキの液漏れだけでしょ?」(これは実際に言った)
責任はこちらで取るから、バンジョーの寸法を調べさせてくれと話をして、店員に袋から出してもらった商品に
持参のプロト純正品をあわせてみたらボルト部分の寸法はほぼ同じ。使える!と判断した私は
そそくさとバンジョー2本とアダプターを購入して帰途に着いた。
しかしいつも思うけど、フィッティングをステンレスで揃えると高くつくなあ・・・。
これだけの部品なのに出費が5000円を超えてしまったぞ(- -;)
ともあれ、これで無事K75Sは復活した。フルOHしたフォークは(この前と同じ番手の)
10番のオイルを入れてあるはずなのにまるで別物のようにスムーズかつビシッとした動きになっていたのは
高かったけどさすがはオクムラの仕事といったとこだな。あとは壊れたままになっているサイドカバーの修理と、
スクリーンだ。パワーのことも考えたらプラズマブースターも付けたいところだ。

3月20日 使いようがなくなってしまったK75のオーリンズのスプリングを処分することにした。
ヤフオクで出せば買い手はついただろうが、ここは知り合いの雑誌編集者の方にポンとあげてしまおうかと。
(誰かは適当に想像してください)メールで連絡したら話が簡単にまとまったので、本日私の手元を旅立っていった。
私が死蔵していてもしかたがないから、どうせなら有意義に使ってくれる人のところで・・・だな(^^)

3月23日 帰宅してからK75Sに乗って本屋に行く。
数日前にも同じルートをK1200Rで走っていたので
直接の比較ができたのだが、現代のBMWの(昔と比べたら)格段にシャープでパワフルな乗り味は
それはそれで魅力なのだが
(倒しこみにしても、K1200Rの方がむしろ軽いその分乗っていてリラックスできないし
走りに上品さが足りない。絶対性能では比較にならなくても、昔のBMWには「やはりこれがいい」と思える部分がある。
もっとも、そのK75Sにしてもまだ車体を組んだだけでサスのセッティングはこれからだし
エンジンも完調とは思えないし
K100RSから借りてきているシートも今の状態ではマッチングが最悪でスポーツ走行は無理。メーターハウジングの取り付け位置が前過ぎるため(これは設計上の欠点)
走っているとよくアッパーカウルとメーターが干渉するので何とか補正したいとか、やりたいことは山積みなのだが。

3月24日 
R1100RSの頃からエンジン調整をフラットのチーフメカ(当時)の折原さんにお願いしていた私としては、
K75Sも一度みてもらっておこうか・・・ということで東京のボクサーハウスに整備の予約の電話をする。
同時にひび割れが目立つスクリーンも新品を発注し、プラズマブースターについても聞いておいてもらうことにした。

3月26日 この前のプラズマブースターの件を聞くべく、ボクサーハウスに電話をする。が、結果は芳しくなかった(-_-;)
開発元の意見としての話で伺ったところ、K1002V系のイグニッションコイルは設計が古くものが大したことがないため
経年劣化で性能が低下しているものが多く同一車体でも気筒ごとにイグニッションコイルの能力に
差が出ていることがほとんどらしい。プラズマブースターは構造上イグニッションコイルの容量にきっちり合わせて作るから
元々の火花が不揃いな状態ならあまり効果が出ないのだろうな。おそらく。
3本スポークになった後期型ならコイルも性能のいいものに変わっているからこれに替えてしまえば
プラズマブースターは充分に効くはず、という意見ではあったものの、正直なところK75Sにそこまでお金をかけたくはない。
ここは断念するしかないだろうな。


3月29日 K100RSの車検が来月に迫ってきたけど、ユーザー車検をやっている時間がなさそうだな・・・。
どうしたものか・・・。
また、K75Sに付けたハイパープロだが美しくまとまってはいるものの車体との間に隙間がなさ過ぎて
このままだと圧側減衰の調整ができない。手間はかかるが、前後をひっくり返して取り付けるしかなさそうだな。
取り付け用の金具も調達してこないと。
しかしサスに付属していた金具の形状から推測する限りメーカーでは明らかに今回の取り付け方を想定していると
思われるのだけど、これでは無理があるよなあ、やっぱり・・・。
まあ、その辺のアバウトなところはハイパープロだなと思うけど。
そういう面倒を避けたいならオーリンズを選んでおけば日本ではまず間違いはない。


パニアのステーとシートレールの間の奥にある紺色と金色が調整部分。短いドライバーでもちょっと無理です(;^_^A


4月3日 K75Sのシートは相変わらず福村さんのところに出したままなのだが、これが戻ってきていないということが
よく考えてみるとK100RSの車検の日程になかなか暗い影を落としている。
現在K75SにはK100RSのシートを必要に応じて取り付けて走行しているのだけど、
K100RSにシートを付けて車検に出すとバイクが戻ってくるまではK75Sも当然走行不能になってしまう。
しかし来週末にはボクサーハウスでK75Sの整備があるから車検に出すにはこの時期を外す必要があって、
K100RSの車検はその一週間後に切れる。さていったいいつ車検に出したものか、弱ったぞ・・・。

4月4日 しかしちょっと頭を使えばいい案はいろいろ出てくるもので、
「だったらシートがない状態で整備だけ先に進めておいてもらえばいい」という至極簡単な解決策が出てきた。
要するにK100RSを週末に車検整備に出す時にシートを外して持ち帰り、そのシートをK75Sに装着して上京。
来週東京から戻ってきたらK75SのシートをK100RSに戻してやれば車検は問題なしということだが
我ながら面倒くさいことに頭を使っているなあ・・・。

4月7日 パーツの取り付けなどいろいろ

例によっての休日出勤を片付けてから、工具を揃えてK75Sと対峙する。来週が整備のための上京なので、
この週末にある程度のことをやっておかないと上京もできなくなりかねないのだ。


まずはアッパーカウルを外してスピードメーターにアクセス。ここまでやらないと手が届かないし
そもそも寸法がおかしいという設計(メーターの位置が前過ぎる)、本当に何とかならんもんかね(- -;)



K1200Rのリコールの時にディーラーで注文しておいた部品。これをアッパーカウルのへりに取り付けです。

 
使用前と使用後みたいな感じですか。ガソリンタンクの塗装がアッパーカウルで削れていたのもこれで一応安心。


残念ながらサス(油圧プリロードアジャスター)の取り付けは完璧とはいかず。明日にでももう少し部品を揃えて何とかしてみましょう。

リヤサスの取り付けは要するに油圧プリロードアジャスターが邪魔をしていて買ってきた金具ではうまく付かなかったのだけど
(金具が大きすぎてパニアのステーに干渉した)
明日はボルトの径を細くして小さい金具を使って対応するつもりなのでまず問題ないでしょう。
(金具を買いに行ければだが)
あと、先日から壊れたままのK75Sの右サイドカバーもどうにかしてやるべく、ホームセンターでポリプロピレン用の
接着剤を金具と一緒に購入してきた。しかしこれ、使ってみるとどうやら前のオーナーが補修に使っていた接着剤と
ほとんど同じもののような気がする・・・。果たして大丈夫かな、これ。

また、先日ウェビックでオーダーしていたK1200R用のインナーフェンダーが届いたので早速中身を確認してみる。

 
中には金具や取扱説明書も一通り入ってました。質感はなかなかのものだし、さすがに軽いです。そこまではいいのだが・・・。

しかし、説明書の記述を読んでいて思わず気が遠くなった。
「スイングアームに穴を開けてタッピングビスで締めこむ」などと恐ろしいことが書いてある。
HPで見た時にはそんなこと書いてなかったぞ、おいヾ(ーー )
最後の車両返却時に痕跡を残さず元に戻せるような改造以外は旧に復するための費用を下取り価格から差し引かれる
認定中古車でこれをやるということは、最後は必ず購入しないといけないということを
(その後売り飛ばすのは一向に差し支えない)覚悟完了する必要があるのだけど、本当にやるか!?


4月9日 仕事を終えてからホームセンターに行って必要そうなパーツを調達し、帰宅後すぐにサスの取り付けにとりかかる。
多少は頭を使ったものの、特に問題もなくハイパープロのサスは無事取り付けを完了した。よかったよかった。
あとはセッティングを詰めるだけだな。その前に、引き摺り気味だったリヤのキャリパーもOHしてもらわないと。

 
追加で買ってきた部品と、取り付けた結果。まあそこそこまとまりました。

4月10日 ということで、早速K75Sをバイク屋に持ち込む。手筈は整えてあったので、
順調に行けば明日には完成するはずだ。で、今日が火曜日で金曜日の深夜にはバイクで上京。
いくら仕事で忙しいとはいえ、我ながら綱渡りな生活だ・・・。
また組んだばかりのハイパープロは一切手をつけずに標準状態で乗ってみたところ、まだ初期の固さが残っている。
とりあえずは減衰を多少弱めて動きを良くして慣らしを早めてやることにした。
その辺の調整については、経験値に基づいた勘で決めている。きっちりセッティングを出すのはまだまだ先だ。

4月11日 予定通りキャリパーのOHは終了したのでK75Sを受け取って帰る。工賃は4200円だった。

4月13日 上京!

K75Sに荷物を積み込んで東京に向かう。しかし、先日補修した右のサイドカバーがどうも心配だったので
カウルの中に布テープを一巻き突っ込んでおいた。
リヤサスはまだ少々動きが渋く乗り心地もまだ少し硬い感じがあるが、基本的な作動感は初期が柔らかくて
奥で踏ん張る感じがなかなか好印象だ。もっとも、その辺の印象が良くなかったら私もハイパープロのサスを
3本も買ったりはしないわけだが。
(R100RS/K1200RS前/K100RS)
またK100系と共通の適度のダルなレスポンスとフラットトルクな特性は刹那的な面白さはともかくとして
こういう淡々と巡航する時には実に頼もしい。OHしたフロントフォークもいい感じで動いているし、

K100RSのお古なブレーキキャリパーも交換前より確実にストッピングパワーを増している。
最初に比べたら随分と良くなったな〜と思いながら上機嫌で走っていた私だったが、上郷のSA辺りで
どうも右足に不安感を覚え始めた。「やっぱりダメだったか、あの接着剤・・・(-_-;)」
とりあえずSAに入ってチェックしてみると、案の定サイドカバーの接着が外れかかっている。
しかし私がやっている補修方法は前のオーナーがやっていたこととほぼ同じはずなのだけど、
耐久性に明らかな違いがあるのはどうしてだろう???
模型作りの経験からしても、接着剤の扱いはそこそこ経験があるつもりなのだけど。
とにかく、用意しておいた布テープでサイドカバーを車体に固定して再度走り出した。

 
この写真は富士川SAで撮影しています。テープが何とも気になる・・・。脱落するよりはましですけどね。

4月14日 友人と一緒に東京都内をあちこち移動していたのだが、移動ついでに渋谷のモトコルセに行って
K1200S/R用のカーボンインナーフェンダーについて幾つか問い合わせをしてみた。
話を聞く限りではかなり良さそうではあったな。現品が見られなかったのは残念だったけど。
さて、手元にあるフェンダーをヤフオクで売り払ってモトコルセのフェンダーを買い直すか
それともこのまま取り付けてしまうか・・・。どっちにしても費用が馬鹿にならないだけに迷うところだ。

4月15日 ボクサーハウスに車両を持ち込み、スクリーンの交換やエンジンの調子など、各部をいろいろとチェックしてもらう。
どこに手を入れたかは事情により伏せるが、「これだけ良くなってこの金額なら申し分なし」と充分に満足して帰途に着いた。

帰り道の途中でディーラーに寄ってK1200Rのリヤフェンダーについて意見を求めたところ、
バリューローンと言っても結局は下取り車として査定をしますから、フェンダーがついたならついたで
普通はそれに応じた査定をしますよ。穴を開けたスイングアームを交換する分の実費を差し引かないと引き取らないということは
まずないと思います」という意見だった。K1200Rを購入したディーラーでの意見ではないので絶対ではないが、
少なくとも大いに参考にはなったな。1月からの呪いの電波は少しだけ弱めるとしよう(笑)


見事にひび割れだらけになったK75Sのスクリーン。限界と判断し、潔く新品に交換しました。

4月17日 K100RSを車検のためバイク屋に預ける。自業自得とはいえ、ここのところ物入りが続いて財政がピンチだ・・・。

4月18日 ヤフオクを見ていたら、K75用の右側サイドカバーが出品されていた。色は私のとは違うのだけど
K100用と違ってK75要はあまり出てこない(互換性はない)からなあ・・・。
ここは押えておくべきか、ということでとりあえず一発落札。単価は8000円として、その後の塗装の費用も考えておかないとな。


4月20日 K100RSが車検から戻る。事前に手筈を相談して打ち合わせ済みだったとはいえ、いや早い早い(笑)
とはいっても、先週は上京してK75Sを整備、その前にもK75Sの整備と車検で決して少なからぬお金を使っている時に
ここでK100RSの車検というのは正直なところかなり痛かったな。
これで明日はi−jayoオフミだから、財布の中身はもう笑うしかないって感じだ(≧∇≦)
しかし、自宅まで帰る途中に右側のウインカーが点かなくなる事態が発生。球切れか!?
陸運局で球切れするよりはいいけど、やれやれ、手間のかかることだ。
あと、昨日落札したサイドカバーの代金も送金しておいた。手数料込みで8610円だ。

4月21日 i−jayo岐阜オフミ

そんなこんなで毎年恒例のi−jayo岐阜オフミに行く。しかし今年は休日出勤の上に車で郡上方面に
荷物を運ぶ用事ができてしまい、天候が悪かったことも重なってK100RSやK75Sでの参加は断念。
やむなく郡上への荷物運びを片付けてから、その足で会場の美輝の里まで車で直行することになった。
結果的にはお陰で楽ができたのだけど、それが面白いかと言うとまた話は別。
雨でもやはりKバイクで行きたかったなあ・・・(- -;)


ということで、夕食の途中に現地着。どなたが手配されたかは想像がつくけど、よくこの旗を用意できたな〜と感心しました(*^-^*)
i−jayoのイベントも大きくなったものだ!

イベント自体についてはこれまでにも書いているが、年々増え続ける参加者は今回90名を超えるという
BMWの宿泊イベントとしてはかなり大規模なものになった。それだけに運営側のキャパシティにしても
基本的にもっと少人数向けの今のやり方では限界が近いかな〜とも思ったのだけど
(単なる参加者で運営にこれといって協力していない私があれこれ書くのもなんだが)オーナーズクラブの
大規模な宿泊イベントのように最初から大人数向きの運営にしていないが故の良さというものがある。
イベント屋が仕切るようなものにしてしまうと面白さが薄れるだろうし、
今のままでは来年にはおそらく100人を越える参加者で運営側も大変なことになりそうだし、難しいところだと思う。
BMWBIKES誌の秘密集会にしても、運営がほぼルーチン化して手馴れすぎてしまった今より
初期の頃の方がいろいろと試みがあった分面白かったし。

4月22日 オフミ2日目・・・だが、依然として天気はよくならず、予定通りに集合写真を撮ってから
パスカル清美に移動して解散と相成った。


いつもの駐車場。タンデム参加などもあるので90台が集まったわけではないけど、初期に比べると本当に賑やかになりました。


タンクの塗装を剥離してバフ磨き。アルミタンクならではの楽しみ方ですな(^0^)


ETCを取り付けたK100RS。私もいずれ参考にさせていただきますm(_ _)m


カウルとメーターの間にウレタンを挟みこんで干渉を低減されてますね。
オーナーでなければすぐにはわからないだろう凄く丁寧な作業です。

運営された方々、楽しい場を提供していただき本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m


また来年もお会いしましょう〜(*^-^*)ノ~~


妙に気に入ったので掲載。坂本トンネルを疾走するRとK(^^;)

4月23日 先日ヤフオクで落札したサイドカバーの塗装だが、調色の手間を考えたら純正タッチアップを入手して
シンナーで溶いてエアブラシで吹いてやるのが一番手っ取り早い(過去に1分の1スケールK100RSの塗装経験もある)。
そんなわけでショップに確認したところ、幸いにしてまだ廃番色にはなっていなかったので早速発注。
先日にオイルレベルゲージやカムカバーのグロメットなども発注したので、到着はそれとまとめてということになる。
まあそう急ぐものでもなし、気長に待つとしましょう。


4月24日 ずっと放り出していたK1200Rのインナーフェンダーだが、やはり今のモトプランのものを取り付けることに決める。
何といっても買い直すより費用が安いし、モトプランのHPを隅から隅まで読んでいると
「なお、より強固なお取付けをご希望のお客様のために、ステーにはリベット取付時のための穴を設けています」と書いてある。
と言うことは、リベット無しでも(強度は落ちるが)取り付け自体は可能だということだ。
タイラップは付属のものよりもっとがっちりしたものを用意できるし、両面テープは住友スリーエムの非常に強力な
アクリル系粘着テープがある。これならなんとかなるだろう・・・。


4月27日 K75Sのシートが届く。こちらの依頼通り車体の荷重コントロールを正確に行うために
通常より硬めにセッティングされていて、見た感じの印象は相変わらず非常に良好だった。
早いところ装着して走りたいものだな。何やかやでK75Sも入院してばかりで大して距離を走れていないし。


4月28日 GWに向けての準備

GWのツーリングを目前にした休日ということで、休日出勤を片付けてから
K1200Rのリヤインナーフェンダーの取り付けとリヤサスの(リザーバーの)きっちりした取り付けをやってしまうことにする。
ホームセンターやバイク用品店で透明の保護フィルムやセルスポンジを買ってきて、早速作業開始。
一人で効率の悪い作業をしていたこともあって見た目にも失敗してしまったし反省点はいろいろあるのだけど、
それでもひとまずフェンダーを固定することはできた。
あわせてリザーバータンクの方も無事しっかりと組み付けることができた・・・が、例のホースの可動部からは
多少のにじみ(漏れというほどではない)が確認された。
考えてみたらサスが動いてホースが可動式なら、サスが動くたびにホースとの角度はごく僅かに変化するはず。
シール類には相当厳しい条件だと思うけど、その辺の判断はもっと使ってみてからだな。


要所要所に保護用シールと粘着剤つきのセルスポンジを切り貼りして(それでも傷はついたけど)

 
何度も仮組みをして位置をあわせてから(これが二人ならもっと簡単だった)、両面テープを倍くらいに増量して貼り付け。


あとはタイラップで固定して終了。あまりガチガチには固定せず、タイヤに干渉しない範囲である程度動くようにしました。
緑のネットの中身は暫定的に取り付けていたナイトロンのリザーバータンク。


それからリザーバータンクもきっちりと付け直しました。タイヤとパラレバーのトルクロッドの干渉を避けると
取り付け可能な場所は意外に少なくて苦労しましたね。

それから先日球切れと思っていたK100RSのウインカーバルブを交換したのだけど、どう見てもフィラメントは無事に見える。


こんな感じ。汚れはどうやら外からのものの様子で、フィラメントは無事にしか思えない・・・。

しかし接点を掃除したりいろいろ試してもこの電球は復活せず、セルスポンジと一緒にホームセンターで126円で購入した
汎用の電球は一発で点灯したのでこの電球にこれ以上労力をつぎ込むのはやめることにした。
明日からは久しぶりの一泊ツーリングだ・・・が、サスのセッティングが出ていないしフロントホイールがまだでは、
そこそこ長距離を走るといってもK75Sではやや欲求不満が溜まりそうだ。
やっぱりK1200Rで出かけるかな。

4月29日 友人たちと連れ立って、長野〜飛騨のツーリングに出かける。
早起きしてK1200Rで待ち合わせ場所の安曇野に向かったのだが、5〜6時台の上りの中央道は混雑もそれほどではなく、充分快適なペースで快走することができた。


長野道の途中で一休み。GW中とはいえ、結構すいてました(^^)
ただ、他のBMWなら休まなくても快適に走り続けられたという気もしますね、実際。

ただ、長時間走っていると右肩に負担がかかるのか結構な痛みがある。
体が鈍っているのかバイクのポジションが悪いのかさだかではないが、肩から腕にかけて妙に力が入っていたのは事実だった。
しかも、バイクの振動のせいか左手に妙な痺れが残り深夜になってもまだ消えない。
ますますもって悪いのは自分の体調の方ではないかとも思えてくるが、BMWのツーリングで
肉体的にこれだけしんどい思いをしたのは随分と久しぶりのことだった。

 
走りを楽しむと言うよりバイクを降りてから楽しむようなお気楽ツーリングだったのでこんなとこまで行ってます。
相変わらず上高地は美しい・・・ヾ(@^▽^@)ノ

それにしても、最近は目を三角にして走り続けない、バイクに乗っているより降りている時間の方が長いような
緩いツーリングに行くことが多くなってきたな。俺も年をとったもんだ(爆)

4月30日 お気楽なツーリングは二日目も続き、朝っぱらから下呂温泉に日帰り入浴に行くなどという暴挙を敢行したため
ツーリングにまともに出発したのは12時半というとんでもない状態になっていた。
結局予定していたルートを回りきることができず、申し訳ない・・・m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m


途中で立ち寄った鈴蘭高原の展望台。この写真だけ見ているとまともなツーリングに見える(;^_^A
交通のアクセスは悪いけど、ここはかなりのビュースポットです。

もっとも、言い訳がましくなってしまうがK1200RではなくてこれがK100RSやK75Sだったらもっと疲労が少なく、
結果としてツーリングの終盤にももっと余裕を持って楽しんで走れたのではないか、という気はした。
一日の走行距離は400キロにも満たないくらいだったが、その間の疲れ方は(肩の痛みや腕の痺れもあって)
かなり強烈だったのだ。K1200Rの従来のBMWからの変節振りを嘆くべきなのか、
BMWバイクの中でも用途や好みに合わせた選択肢が広がったことを喜ぶべきなのか。
理性で納得はできるが、感情では割り切れないものがあるというのが正直な印象だ・・・。
同行していた友人のR1100RSを途中で運転させてもらって、「やっぱり俺はこれがいい」と改めて思ったものね。
メーカーとしての立場からすると最新型と乗り比べたら「当時はいいと思ったR1100RSも発表から14年を経て
さすがに古くなった。経済状況さえ許せば、もう新型に乗り換えない理由はないぞ」と、本来こうでなくてはならないはずなのだ。
また、それを可能にする技術力の蓄積もBMWにはあるだろう。
しかし実際に乗ってみてそう感じないということは、それは現在のBMWの商品企画そのものに
問題があるのではないかと考えざるを得ないのだな・・・。

5月5日 K100RSの元々の持ち主の方から電話がある。私が以前K1200Rに施したCR−1コートを検討しているが
実際のところどうだろう?という話だったので、「余っているしあげますよ」と答えて倉庫から昨秋に使って以来の
CR−1を引っ張り出してきたのだが、ビンの中を見ると見事に成分のガラスが凝固してしまっている。


底の白っぽい部分がそう。見事に・・・(- -;)

説明書には空気中の水分と反応するので保存はできませんと書いてあったし、使用してから半年以上が経過しているから
さもありなん・・・とも思ったが、こうして実際に凝固の様子を見るとそれはそれでインパクトがあったな。
ともかく、これでちゃんとガラスの成分が入っているのはわかった。次回があればその時もCR−1を贔屓にするとしよう。

5月8日 GWのツーリング以来続いている左手の痺れが未だに消えないので、行きつけの接骨院に行く。
診断してもらったところ原因は前傾姿勢で長時間ハンドルを握り締めていたので筋肉が固まってしまい
神経を圧迫していることによるものだ、という診断結果だったd( ̄ ̄*)
治療の結果腕の具合は随分と楽にはなったのだが、痺れの原因が診断の通りなら私の腕の筋肉は
一週間経ってもまだ固いままということになる。
そちらの方の原因も聞いてみたところ、「年」もあるけど主要原因は普段使い慣れない筋肉を一気に使ったからと
いうことらしい・・・(- -;)
つまり、私はスポーツバイクで心置きなく走るには事前のトレーニングが必要な年齢に既になっていたのだ!
4月中旬までまともにバイクで走れてないので体が鈍っていることもあると思うけど、嫌だねえ・・・;。


5月20日 タイヤが当たればオールOK♪d(⌒o⌒)b♪

MOJ東海ブロック主催のひるがのラリー改め高鷲ダイナランドラリーに行く。
考えてみると、今年は本当にバイクで長距離を走れていないなあ・・・。
ラリー自体は昨年までとそう変わるものではなく、G650Xカントリーに試乗した他は
だいたい予想の範疇にあるものだったのだが
(こう書いてしまうこと自体、私がここのところ精神的に疲弊して無気力になっている証明かもしれん)
有り難かったのは毎回恒例のグリップ商事さん提供のタイヤが一本当選したこと。


当選のときの私。MOJの会報誌に掲載された写真をスキャンしました。
写っているのが自分だからまず著作権では何も言われまい(笑)

K1200Rはパワー相応にタイヤの減りが早い印象があったので、これは正直言って嬉しかったな。
抽選で見事私の番号を引き当てていただいた(といってもズルをしていたわけじゃないぞ)S様、ありがとうございますm(_ _)m


めでたく当選したメッツラー賞。当然後ろを頼んだんですが、K1200Rの走行距離が伸びないせいで
10月初旬現在未だに交換しておりません(;^_^A

5月26日 PVMの塗装再始動

1月に塗装を依頼したPVMのフロントホイールがまだ仕上がってこない、ということで
ホイールを回収するべく自動車で浜松に向かう(他の用事と組み合わせていたけど)。
遅れたのにはいろいろと事情があり、人づての人づてで依頼したらそこがカドワキコーティングさんとは取引があったが
西村コーティングさんとは取引がなかったので、依頼をうけた方は会社の上司に伺いを立てて
新規取引のための書類まで書かなくてはならなくなり・・・という予想外の面倒な事態になっていて
お陰で話が止まってしまっていたのだ。(技術的に差はないと思うが、後ろを西村コーティングで塗っていたから
前も同じところで塗装した方が色合わせの都合からも具合がいいと判断した)
結局のところホイールの塗装については一から再スタートという形になってしまったのだが、
これが終わればK75Sの改造も一通り片付いて一段落する(はずだ)。ここは一気にやってしまいたいものだな。

6月6日 仕事が異常に忙しい日が続いていたけど、ようやく時間ができたので西村コーティングに電話をする。
ご自慢のダイヤモンドコートでフロントホイールをマルケジーニ白色の光沢で塗装してもらうということで
大体の話はまとまったのだが、この日私が捻出できた時間はその電話の時間のみ。
発送するのは明日だな。

6月7日 梱包用の段ボールを調達して、PVMのホイールを西村コーティングに発送した。
電話で聞いた限りだと出費はだいたい35000円+交換を依頼したベアリング代+必要な部品代になりそうだが、
適合サイズのベアリング、ちゃんとあるだろうな・・・。ベアリングは国際規格だから大丈夫だろうとは思うけど。
とにかく、これで随分中断していたK75Sの計画もようやく最終段階に突入だ(* ̄0 ̄)o!

6月12日 西村コーティングから電話があったので、マグホイール再塗装の細かい打ち合わせをする。
とはいえ、送ったホイールは腐食が結構キているのでもしかすると西村コーティング独自の
「マグネシウムホイール3年保障」の対象外になるかもしれないとのこと。
(腐食がキャスト内部のす穴とつながっていれば腐食を除去できないので対象外になるらしい)
もっとも、それならそれで仕方がないので耐用期限まで使ったら手放すしかなくなるのだけど。
何しろ前の持ち主が大してメンテもせずにレースにも使っていた20年前のマグホイールを
今新たに公道で使ってやろうというある意味命知らずな計画ですから、
その辺のリスクは先刻承知していなければやっていられない。
少なくとも、塗装をやらないよりは確実に寿命は伸びるだろうからそれだけでもOK、と考えてゴーサインを出すことにした。

6月16日 K75Sに最初から続いている(考えてみたら、2年半前に初めて手元に来たときからそうだった)
エンジンからの妙な振動、増えたり減ったりいろいろあるのだけど完治しないという一点が不変である以上、
私は性格的にどうにかしないと気分がよろしくない。原因の可能性としてはある程度絞り込んでいるものの、
そのうちの一つをつぶしておくか・・・と考えてオルタネーターを以前
K100RSに使用して
現在は余っていたものと交換してみた。(ガタが出ていれば異音の発生源になることもあるそうだ)
しかし結論から言うと結果はシロ。事態は改善されなかった・・・。
そうなるとエンジン分解大出費コースが予想されるのだけど、それはやりたくないんだよな、正直。

6月17日 仕事のついでがあったこともあり、K75Sで鈴鹿に行く。
ついでに用事で鈴鹿に来られていた
シート屋の福村さんとも会ってR1100RSのシートの相談をした。
先日シトロエンC6の試乗をした時にも感じたのだが、サスがきっちり衝撃吸収の仕事をしてくれれば
シートはその分運動性向上の方に振れるのではないか、と考えたのだ。
要するに、足回りのセッティングが仕上がってからそれに合わせてシートを改修しようということだな。
サスとシートのバランスが崩れたら変なバイクになるのは言うまでもないから性能を追求すれば確かにそうなる理屈で、
納期はかかるが面白くなりそうだ・・・。


ということで、鈴鹿サーキット。走行会やっているところに行ってきました。

6月18日 仕事で忙しくて、先日落札したK75用のサイドカバーを塗装する時間が取れない・・・。
そもそも発注したタッチアップペイントがまだ届いてないからどうしようもないのだけど、
右側のサイドカバーがついてないK75Sに2ヶ月ほど乗り続けるのもそろそろ飽きてきた。
「明日は久しぶりにパーツの進行状況を電話して確認してみるか」と思いながら
何の気なしにヤフオクをチェックしていると、K75Sの右側用サイドカバーが出品されている。
しかも、色は私のK75Sと同じコロンビアシルバーだ。
はっきり言ってこれは迷った。
開始価格は7500円だから競合がなければ(たぶんないだろう送料を加えて9000円弱も見ておけば入手はできる。
そして私は塗装のために貴重な休日の数時間を割かなくて済む。
しかし、別の色のサイドカバーは既に手元にありタッチアップペイントも発注済だ。さてどうする???

6月19日 ショップの方に電話を入れて、タッチアップペイントの在庫を含めて頼んだパーツの状況確認をする。
どうやら外装のパーツに結構国内欠品があったらしく、それが揃うのを待っているという話で
タッチアップペイントはしっかりと入荷済みだった(;^_^A 迷うなあ、実に迷う。

6月22日 やむを得ず大いなる無駄遣い

結局K75Sのサイドカバーを7500円で落札した。自分で塗装するかどうか最後まで迷ったのだけど、
正直なところ多少お金が余分にかかっても今はその時間が惜しい。
少々もったいない気がしないこともなかったんですが、まあやむを得ないかなと。

6月24日 買い物ついでにK75Sをちょっと動かす。そうしたらエンジン回転が2000前後のところで
妙な振動が出るようになっていた。燃焼状態の異常か、カーボンをある程度除去したことでバランスが狂ったのか
詳しいことは不明だが、あんまり気分のいいものではないな。
K100RSをはじめとして中古のBMWはそれなりに経験値を積んでいることだし、
ここぞという時にK75Sを見限る覚悟もしておかなくては。
それが判断できるくらいにはライダーを続けてきたつもりだ・・・。
具体的にいつにするかはともかく、K75Sは車検を取り直さずに手放すかな、やっぱり、
また、落札したサイドカバーも本日到着した。近いうちに装着してやらなくては。
無駄になったもう一枚のサイドカバーとタツチアップ代金の分、多少なりとも心情的に納得させなくては。

6月25日 西村コーティングから塗装が完成したと連絡がある。一緒に交換を依頼したベアリングが届けば
こっちに送ってくるように話をしてあるから、次の週末にはいよいよ・・・。楽しみだ(^^)v

6月26日 K75Sの外装パーツがいろいろと届く。最大のハイライトが純正タッチアップ×2セットで、
しかもそれがすでに不要になっているという事態に自分でしたことながら哀愁を感じてしまったが
とにかく支払いはきっちりやっておかないとな。あと、せっかく買ったパーツも早いところ交換・装着してしまいたいし。

6月27日 パーツの代金を送金する。手数料とあわせて合計10269円だった。

6月29日 思うところあって、K75Cのシートをヤフオクで落札した。落札価格は9500円。
要するにK75Sをいずれ手放す(だろう)時に、K100RSのシートもK75Sのシートも
一緒に手放すのは勿体無さ過ぎるので、今回は手放す時に備えて
車体に付けて売り払うためのノーマルシートを予め手配しておこうと考えたのだ。
計画発動がいつになるかは不明だが、少なくとも当分先の話なのは間違いない。
その時が来るまでは倉庫に放り込んでおくか・・・。


6月30日 車検を取り直して以来一度も乗っていなかったK100RSを引っ張り出して、一時間で50キロほど走ってきた。
久しぶりに乗るとK100RSは古いけど実にいいバイクで感心するのだが、(そうでなかったらとうに手放していると思う)
よく考えてみたら車検期間の1/12(2ヶ月だ)が経過する間に走った距離が50キロちょっと・・・。
我ながら泣ける数字だな、これは。
今のバイク3台体制が私の今の生活パターンではほぼ限界にきていることは認めざるを得ないなあ・・・。

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