2011年
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1月4日 このHPの更新作業をする。過去の記憶を掘り起こしながらK日記をまとめていたのだが、
昨秋の伊豆のツーリングは実に面白かったなあ・・・。今年もまたやろうかしらん。

R1100RSが完成する時期にもよるものの、慣らし運転を除けば復活後初のロングツーリングは
御殿場にR259さんの墓参と以前から決めているから、日程さえ余裕があればそこから南下することは可能だ。
完全復活の時期が固まらないと何も決められないが、日程を確保できればやってみてもいいかな。


1月6日 ビモータの快適性向上計画を少しまとめてみる。リヤサスをペンスキーに交換する、というのが
たぶん一番有効なのだが、何度か書いている通り既にオーリンズに金を使いすぎているので
正直費用対効果を考えるとあまりやりたくない。シートは完成待ちとして、残るポイントはやはり冬季の快適性だろう。
先日VFRの試乗をした時にホンダドリーム店で見たスポーツグリップヒーターはかなり良さそうだったな・・・。
あと、電熱ウェアも使えれば申し分ない。ここ数年まったく更新していない独り言(ネタがないのだ)でも書いているが、
私はバイクの快適装備については軟弱だのなんだのとストイックなことを言って結局乗らないよりは、
快適装備を与えて乗った方がいいという考え方だし、指先などを暖めて血行を良くしてやれば
動きが正確になるので安全性にも寄与する。そもそも冬季には凍結防止剤で道路が真っ白になる岐阜の道を
錆に弱いビモータで疾走するかということはともかく、付けておいて悪い事はないだろうな。


1月9日
MOTONAVI誌のカフェミーティングに参加を決めたので、ツーリングを兼ねる事にして友人と連絡を取る。
この冬の時期に快適なのは
K100RSに決まっているが、例のウォーターポンプからの水漏れを
未だ修理していないので(別に走れない事はないが)信頼性は100%とは言い難い。
また、それを対策する時間もあと2週間では作れない。
ビモータならともかくとしてBMWでは「途中で止まっても別にいいか」という気分でツーリングに
出かける気にはならないし、
そのビモータは何度か書いているが錆への耐久性は最低ランクだろうから
塩カルで白くなった東名を疾走する気にはまったくなれない。グリップヒーターもないし。

そうなると現時点で残る手駒はメガモトしかなく、自動的に次の上京のお供はメガモトと決定した。
ただ一つ問題があって、メガモトは荷物の積載力がまるでない。純正のタンクバッグが最大16リッターで、
リヤバッグも精々5〜6リッター程度の容量だから(正確な容量は不明)、バイクから降りて
一日動き回ることを考えたら現地2泊のツーリングにはまるで足りない。
これまでは着替えと荷物を別便で送っていたのだが毎回同じことをやるのもいい加減進歩がないと思うので、
ここは一念発起してシートバッグを購入することにした。

R1100RS用のワンダーリッヒのバッグは以前から持っている
が、あまり高速向けのデザインではないし
どうせならちょっといいものが欲しい。メガモトの狭いシート幅でもうまく載ってくれるように考えると
あまり大きなものは使えないのだが、ウェビックでいろいろと情報収集したりして
最終的にはタナックスの12.5〜18.5リットル可変タイプのものをオーダーした。
これがうまくいかなかった場合、このシートバックには底に穴をあけられて
ビモータの予備シートにボルト留めされる運命が待っているのだが、
何かこう書いていて自分の心が乾いているのを感じるな(^_^;)
あと、長距離走行を快適にするためのパッド入りインナーパンツと防寒用マスクもまとめて発注しておいた。


ということで、タナックスのエアロシートバッグ2で手を打ちました。

1月10日 昨年から計画していたビモータの快適性向上計画のため、休日出勤を終えてから
そのまま高速に飛び乗ってバイク屋まで走る。しかし仕事が片付いたのが18時で、
19時の閉店までに間に合わせるためETCカードがない状態で高速に乗らざるを得ず、
1時間を稼ぎ出すのに高速代1100円遣ってしまった・・・(-_-;)
とりあえず、ホンダ純正グリップヒーターとヘラー電源ソケット装着は確定したが、
先日から預けていたメーターの電球まで欠品になっていたとは思わなかった・・・ビモータあなどりがたし(−−〆)


1月14日 ビモータのモディファイ計画はアイデアだけはいろいろとあるのだが、本気でやるとなったら
(本気と財力とのバランスポイントを見極めることが大切だ)あの外見は51ミリ径のインナーチューブに
アルミの筒にドライカーボンを巻いた(ドライカーボンとのコンポジットと言えば聞こえはいいが、カーボン部分は装飾用で
性能には関係ない。寧ろわずかな重量増とオイルの放熱が悪くなる分性能にはマイナスだと思う)
ハッタリ充分だがどうも動きの悪いフォークをどうするかもやはり避けて通れない部分ではある。
フォークはたぶん96年に生産してから未OHだろうからオクムラに持ち込んで動きを良くする方向で
MEチューンを施すという手もあるが、性能追求なら15年前の正立フォークなどとっとと見切りをつけて
GSX−Rあたりの純正フォークを組めばそれだけでも性能は上がるし、オーリンズの倒立でも組んでやれば
更に上を狙うこともできる。ただしそれをやると費用が半端ではないし、ビモータは明らかに
外見と雰囲気最優先、性能は二の次のバイクだから
(雑誌のイメージと異なるかもしれないが、私のYBに関する限り現実的にはこうだ)
やはりオリジナリティはある程度尊重して外観の雰囲気が大きく変わるカスタムはあまりやりたくないというのも本音。
もう少し、いろいろ考えてみるかな。


1月19日 先日発注したシートバッグなどの用品一式がようやく届く。
思ったより時間がかかってしまったが、間に合ってよかったよかった。
しかし、画像を見た時からある程度予想はしていたがコミネの防寒マスクは外観的には怪しいことこの上ない。
商品の色はHP上に載っていた画像(グレーだった)とは違い届いた現物はブラックで、
かぶった姿はどう見てもコンビニ強盗、控え目に見ても空き巣で「今から犯罪を犯しに行って来ます」と言わんばかりである。


コミネさんのHPから借用しましたm(_ _)m 色調は手を加えていますが、実際には完全なブラック。

これで銀行に行ったら入店後数秒以内に防犯ベルを鳴らされることは確実と思われるが、
その辺はTPOと常識の問題だ。まずは明日の通勤で使って性能を実験してみるとしよう。

1月20日 昨日届いたコミネの防寒用マスクを装着してスクーターで出勤。いやあ、暖かいなあ・・・(^0^)
ちょっとシールドが曇りがちだけど、素材そのものが風を通さないため
ネックフリースとは比較にならないくらいの防寒性がある。「これなら走れる、早朝の中央道も!」と確信したのだが、
スクーターから降りてわざとマスクをかぶったまま無言で自分の会社に入っていくと、女性社員はあからさまに驚いていた。
マスクを取ったら「ああ驚いた、強盗が来たかと思いました」と言っていたから、
概ね予想通りの効果があったわけだな(笑)


1月22日 MOTO NAVIカフェミーティング

前日まで忙しかったので、結局2時間半の睡眠だけで出発する。ヒートテックのシャツに現在輸入されていない
ウィダーの電熱装備をベスト・アームチャップス・グローブ・チャップスと完全装備して
その上に体温を反射するサンステートフリースだの外気を遮断するゴアテックスのウインドストッパーだのを
一応きちんとした理屈に則って重ね着してほとんど身動きが取れなくなってしまったが、
あの着膨れ装備なら道路に叩きつけられてもダメージは軽微で済んだんじゃなかろうか(^_^;)

ちなみに先日のマスクも着用していたのだが、あれをかぶったままサービスエリアに入っていくのは
無用な職質や警備員とのトラブルを避ける上で好ましくない。
しかし今回の装備の関係上一旦脱いでしまうと再度着込むのはかなり面倒だったので、
SAの建物の中だろうと何だろうとヘルメットをかぶりっぱなしでいることにした。
ちなみに缶コーヒーはトイレが近くなるので我慢したd( ̄  ̄)

さて、いろいろと思い出深い駒ケ岳SAに給油のため立ち寄ったのだが、
ガソンスタンド前の水溜りが完全に凍結している。面積があと10倍くらいあったらスケートができそうだ。
「さすがは長野県・・・岐阜とは凍り方が違うな」と妙に感心しながらスタートすると、
間もなく道路脇の外気温計は朝7時だというのに−9℃の表示を指した。


駒ケ岳SAで。路面の白いのは塩カル。これが霜だったらアウトでした。

路面は融雪材で真っ白でどこまでが路肩からの雪でどこからが塩カルかは既に判らなくなっていたのだが、
真ん中なら大丈夫だろうと判断して最強にセットした電熱装備を頼りにかまわずペースを上げる。
160を超えるとさすがに防風要素のまったくない上体は電熱でも追いつかずにわずかな冷えを感じたが、
それさえ除けばバイクは至って快調でこういう使い方をするとさすがにBMWは鍛えられ方が違うと改めて感心した。
感心するバイクが少々違う気もするが、こんな特殊なバイクにもある程度のツーリング性能を
きちんと与えてある所はやはりメーカーの良心と思う部分だ。

ただ、諏訪を過ぎた辺りから多少気温が上がってきた(それでも氷点下)のはいいのだが、
同時に雨まで降ってきたのには閉口した。じゃあ雪なら良かったのかと言われたら判断に困ってしまうが、
全身ずぶ濡れになりながらの120キロ巡航は晴れている160キロ巡航より寒い。
「今年の初ツーリングがこれとは、今年はあまりいい年にならないか?」と
あまり良い予感を感じないまま走っていたのだが、震災の影響はほとんどなかった岐阜県民としては
後になってみてもその判断は難しいところだ。

途中、久しぶりに走った中央道のSAの間隔を忘れていて航続距離の短いメガモトは
あとちょっとでガス欠になるところだったとか(メーターの残存走行距離が12キロまでいった)
仕事のことを考えながら走っていたら圏央道との分岐を通り過ぎてしまい、
一般道から圏央道に入り直す羽目になったとかほほえましいトラブルもあるにはあったが、
目的地の
山猫軒には11時開店に間に合うよう、到着することができた。
コーヒーも良かったが個人的には朝昼兼用で食べたカレー(の、中に入っていた野菜)が抜群に良かった。
林道どころか携帯の電波も届かない山奥の一軒家で案内板がなければ
「こんな人も通わぬ山奥に客商売の店があるわけない」と引き返していたに違いないかなり強烈なロケーションだったが、
雰囲気も私好みで機会があればまた行ってみたいと思わせる店だったな。


山猫軒の駐車場前で。こちら方面に行くことがあれば、また足を伸ばしてみましょう。
今回のスタンプラリーで回った中では個人的にはここが一番のヒットでした。

さて、埼玉県入間郡の山奥(この表現は比喩ではない)の喫茶店に11時に入った私は、
本来の目的であるMOTO NAVI誌のカフェミーティングに参加するため14時までに
東京都港区の喫茶店、スーパーレーサーに移動を完了していなくてはならない。
スケジュールを考えたのが自分とはいえおよそ正気とは言いがたい行動計画だが、
ともかく12時過ぎに山猫軒を後にした私は途中で氷点下高速巡航用の装備から多少軽装に着替えると、
圏央道〜首都高をつないで13時半にスーパーレーサーに到着した。


スーパーレーサーの外観。すごい様子だ・・・。手前のアグスタは中野真矢氏の個人車両。


店内から(自分のではないが)バイクを眺めつつ、一杯のコーヒーを楽しむの図。

しばらくコーヒーを飲みながら休憩していたのだが、何となく落ち着かない感が拭えない。
別にコーヒーに不満があるわけではなく、店内が無駄に騒々しいわけでもないのだが、いろいろ考えてみるに
ちょっとだけアングラっぽいような都会的な雰囲気が私の好みに合わないのか?と思い当たった。
大学を卒業後、迷うことなく世田谷のアパートから岐阜に戻った私はやはり精神的に田舎の人間なのかとも思ったが、
首都高と目と鼻の先のここより携帯の電波が届かない山奥の方が落ち着くというのは詰る所は個人の趣向なのだろうなあ・・・。
そんなことを考えながらも最後のカフェミーティングが始まったのだが、
話題の中心は今回のゲストとして参加された中野真矢氏だった(まあ、当然だろうな)。
ミーティングそのものに不満などなかったのだが、岐阜から参加した私はどうやら西方からの遠来賞だったらしい
(東は仙台から参加の方がおられた)。朝から2時間半睡眠で無理をしていたツケがそろそろ回ってきて
だんだん思考に薄膜がかかり始めていた私は「そうか、遠来賞だったのか、苦労したしなあ・・・」と
何の気なしに聞いていたのだが、そこでコバユリさんから突然中野真矢氏への質問は何かないかと振られてしまった。
正直言って困った。

私は中野真矢氏の名前と大体の実績は勿論知識として知っているが、個人的にファンだったわけではない。
また出入りしているショップがレースに極めて強いショップだったり人付き合い的なこともあって、
決してレースファンというわけではないが公表できない裏話的なネタも多少は聞いていた。
「まさかこの前聞いたあの話を本人に聞けるはずもない、通り一遍的な話は知っているし
ライディングの技術の突っ込んだ話を聞いてもこの場の雰囲気には合わないし、
なまじ変なことばかり知っているからかえって聞けないぞ何を聞いたらいい???」と
眠い頭で考えているうちに頭がパニクってしまい、「すいません、質問は特にないです」と
我ながら最悪の返事をして逃げるのが精一杯だった。かえすがえすも残念だった!( ̄□ ̄*)

その後は久しぶりにフラットに顔を出してメガモトのファイナルのオイル交換をしてもらった。
走行距離はまもなく2万キロに到達だからこれで3万キロくらいまでは放っておいても大丈夫だろう。


店内の様子。正面奥の右側が小林ユリ氏で、左側が中野真矢氏。

1月23日 神奈川の友人が三浦半島へのツーリングを計画してくれていたので、それに合流するべく
東京の友人宅を出発してまずはウノパーウノに寄る。
先日からの懸案事項だったビモータのフロントフォークの
作動性改善のためにどんな方法があるかを相談しに行ったのだが、提案されたのは
他車種用のオーリンズのカートリッジを使用してフォークの中身だけをオーリンズに交換してしまうというものだった。
当然、私のビモータの51ミリインナーチューブに合わせるためのカラーを製作しないといけないが
これは私のつてを頼れば問題はない。検討する価値はありそうだな。

あと、このやり方ならK100RSのフォークの中身と性能をオーリンズにしてしまうことも多分可能だ。
問題は、今の私がK100RSにそれだけのエネルギーを注ぎ込めていないということに尽きるな。
未だに直していないウォーターポンプからの水漏れにしても、以前だったらとっくに手を打っていたはずだ。


車種不明ですが、オーリンズのカートリッジフォーク。確かにこの手もあった・・・。

それから第三京浜〜横浜新道〜横浜横須賀道路〜三浦縦貫道路をつないで三浦半島に向かう。
考えてみれば三浦半島は確か小学校低学年の時に戦艦三笠と油壺マリンパークを見に行って以来だから、
ざっと30年ぶりか。東京在住で時間があった学生の頃、もっと走りに行っておけばよかったとは最近良く思うな。
有意義な学生生活を過ごしたとは自信を持って言えるけど。


横横道の途中でメガモトの走行距離が2万キロに到達。ここまで3年とちょっとだから、
複数所有で普段の多忙さを考えるとまあこんなものか?



友人お薦めの店でマグロ中心の料理を景気良く注文。質・量ともにかなり満足できました(^0^)

帰り道はそれほど気温も下がらず、昨日朝のことを思えばずっと楽なツーリングだった。
積載力のないメガモトではマグロを買って帰るわけにもいかなかったのは残念だったが、
こういう冬でも比較的温暖なツーリングスポットがあるというのはいいものだ。
岐阜だったら南下すればセントレアのある知多半島があるという意見もあるが、
あそこはあまり道路状況に恵まれていないから走りを楽しむには今ひとつだしな。

1月25日 昨年メガモトで参加した袖ヶ浦の走行会はどうやら今年もやるようなのでまずこちらは参加も検討中。

本当はビモータで走りたいところだが袖ヶ浦は騒音規制でアウトなので、素直に考えたら参加車両はやはりメガモト。
R1100RSはその時点でサーキットを走れるとは考えづらいし。メガモトだと性能は文句ないけど昨年走っているから
新鮮な驚きがないのはネックではあるし、どうしたものかな・・・。

1月26日 昨年からの情報収集のまとめとして、F800GS用のナックルガードをユーロネットで発注する。
メガモトのブレーキ性能(コントロール性)を今以上に上げるにはやはりラジアルのマスターが必要で、
現在装着しているR1200GS用前期型のナックルガードにしても高くて装着をやめた
HP2エンデューロ用のナックルガードにしてもラジアルのマスターと干渉するのでそのままでは装着できない。
ということで昨年から調べていて、最後に残ったのが今回発注したF800(F650)GS用のナックルガードだったわけだ。
この形状ならブレンボのラジアルマスターとも干渉しないので、安心してブレーキマスターを交換できるな。
費用は送料込で21600円にあと多少の税金がかかると思うが、
実のところ今回は国内正規ルートで購入した場合の金額を調べていない。
まあこの金額なら・・・ということでオーダーしてしまったのだけど近年のBMWはアクセサリーの総合カタログがないから
価格を調べるにはかなり不便だな。

1月28日 ヤフオクを見ていると、ビモータYB10の部品が大量に出品されている。
直接には要らない部品ばかりだが、何といってもYB−11とは基本設計を同じくする兄弟車。
これを使えば面白いことに・・・という部品はいくつかあったので、明日にでもレッドバロン掛川と
ウノパーウノに電話して調査を頼んでみよう。その結果次第では・・・o(^-^)o

1月29日 ウノパーウノに聞いてみた所、実はオーリンズの倒立フォークにはアウターチューブ径がいろいろあり、
トップブリッジ部が51ミリのものもドカ用などで存在することが判明した。
そうなると、理論上は下の三つ又を作ればオーリンズ倒立も組めることになるな・・・。
トレールが変わるからそう簡単ではないけれど。
どちらにしろ、ヤフオクが終了するまでには方向性を固めておかないといけない。
こういう時の決断力と行動力にはそこそこ自信があるけど、明日はバイク屋に行くからのでちょっと相談してみよう。

1月30日 YB11の面倒を見てもらっているバイク屋に行って先日からのフロントフォークの件を相談する。
言われたのはおなじオーリンズ倒立でも十数年前のと今のとでは性能がまるで違うから
あまり過大な期待はしない方がいいだろうということと、あのフォークの動きが悪い原因は
その大部分がでっかいオイルシールの抵抗にあるから中身だけを替えても当然、今よりは良くなるだろうが
根本的な解決にはならないだろうという意見だった。成る程。


2月2日 いろいろと考えているものの、いろいろと突き詰めていくと
ビモータのハンドリングを向上させる上でやはりフロントフォークの改善は避けて通れない。
YB10の倒立フォーク用ステム周り、押さえるかな。
先日聞いた話を考えても倒立化する可能性は正直低いんだが、もしやる気になった時に出来る環境は用意しておきたいし。
中古部品がそう簡単には出てこなくて、純正新品は欠品かバカ高いビモータの場合、ある程度は無駄出費も覚悟やむなしかな。

2月3日 そんなわけでYB10のパーツを落札するべくやる気満々だったのだが、
いよいよ繁忙期に突入した仕事が予定より長引いてしまい、ちょっと仕事に没頭して
ふと気が付いたら数分前にオークションが終了した後だった!( ̄□ ̄*)
久しぶりに自分は馬鹿かと思ったな。
ともかくこれでビモータの倒立フォーク装着計画はほぼ消えた。残念だが縁がなかったものと考えよう。


2月11日 ユーロネットから先日購入したナックルガードが発送完了されたというメールが届く。
さて関税がいくらくらいかかるだろうか・・・。
あと2週間くらいで届くと仮定して、ビモータが仕上がったら入れ替えにメガモトをブレーキ周りのモディファイに出せば
私の手間から考えても効率よく動き回れそうだ。現在バイクに乗る時間はほぼないから
手元にバイクがあってもなくても正直言って大した違いはないのだけれど、
「その気になるか、時間があればいつでも乗れる環境にある」ことが生むオーナーの精神的充足というものはやはりある。
急ぐわけではないけれど、届いたらできるだけ早めに取り付けるとするか。


2月19日 別冊MC誌を買ってきたら、私の年賀状が載っていた。よし狙い通り(^^)v
画像は我ながら久しぶりの力作だったし。


ネット上ではこれまで隠していた年賀状の写真。ようやく公開です。

それと、先日から考えていた5月の袖ヶ浦の走行会は不参加にすることにした。
行きたくないと言えば嘘になるが、
R1100RSが復活する(はずの)今年はツーリングの費用が
相応に増えることが予想されるから、参加費と往復の交通費で約4万かかるという事実はやはり無視できない。

ビモータが袖ヶ浦の騒音規制に通っていれば、喜んで参加するのだけどねえ・・・。

2月20日 ボクサージャーナル誌を買ってきたら、私の年賀状が載っていた。よし狙い通り(^^)v

2月23日 定期的にチェックしているi−jayoの掲示板だけど、まだ今年の参加要項が発表されないな。
忙しい時ではあるけれど、見落とさないようにチェックしておかなくては。

2月28日 忙しさにかまけてi−jayoの掲示板をちょっとスルーしていたら、25日に4月のオフミの申し込みが始まって
わずか2日で95人の枠が一杯になっている。キャンセル待ちで一応参加表明したものの、まいったなあ・・・。

3月5日 ビモータ購入以来懇意にしていたレッドバロン掛川店の店長氏が異動になったとの挨拶状が届いていた。
随分とよくしてもらったからなあ・・・。新たな赴任先はこれまでよりも近い店舗だから、仕事が落ち着いて
時間の余裕ができたら一度顔を出してこよう。いずれバイクを買う時には購入先候補に挙げなくては。


3月6日 私がビモータのクラブに入ろうとしないのは自分のビモータに対するスタイルが
既にあまりにも斜に構えたものになってしまっているためなのだけど、4月3日に富士川SAで
ビモータオフ会なるものが開催されるらしい。行きたいのだけどねえ・・・。あまりにも時期が悪すぎる。
新学期直前の日曜日なんて私の仕事では身動き取れるわけがなく、もし雨天順延になっても
翌週はi−jayoオフミで外せないから残念だけど不参加が確定だ。


3月14日 何とかi−jayoの馬瀬オフミにキャンセル待ちで滑り込むことができた。108人参加の108人目(;^_^A
しかし、今回は個人個人の参加表明は勿論だけれど個人がグループとして複数人数の参加を取りまとめ、
5人6人といった単位でまず参加枠を確保したケースが多かったようだ。それ自体は否定されるべきではないと思うけど
それでキャンセル率が高くなってくると「ちょっと待てよ」と思うのも事実。お陰で私も参加できたわけだけどね。
参加希望者に対して会場のキャパシティが限界に来ているのは事実だし、運営側は手弁当でそうそう増員できないし
場所の確保を考えても、それこそMOJのナショナルラリーのように大規模なイベントとするのは無理だと思うけれど
ほとんど皆勤賞の外野的参加者としては現在の運営形態だといよいよ・・・というのは感じる。
それはそうとして、今年は車での参加もやむを得ないだろうな。当日は休日出勤が既に確定だし。

3月16日 BMWBIKES誌を買ってきたら、私の年賀状が載っていた。よし狙い通り(^^)v
いい加減増長してしまいそうだな。ちなみにMOTO NAVI誌には載らなかった。


3月19日 K100RSの車検をいったん切ることにした。最大の原因は、”金”だ(;^_^A
K100RSに賭ける情熱的なものが衰えてきていることは認めざるを得ないが、これからR1100RSの修理代や
次に手をつけるR1150RSの整備代などで結構な金額が必要になり、
更にビモータの整備も春には完了して
これも結構な金額の出費が予想される。
更にメガモトのブレーキ交換までやるうえ
通勤用にスポーツ自転車を新たに購入することまで考えると、
今はいったん車検を切らせておいて、時期を見て復活させた方がいいという判断になる。
当たり前だが、私の資金力は有限なのだし。
また、R1100RSとR1150RSが出来上がって来たらK100RSとの乗り分けはかなり困難になる、
というよりほぼ不可能だろう。今回の判断は間違っていないと思いたいが、あまりやりたくなかったな・・・。
どちらにしても、車検が切れる前に保管場所に退避させておかなくてはなるまい。

4月2日 福田モーター商会がビモータと独占インポーター契約を結んだという話をネットで見かける。
ディーラー契約を結んだだけかと思っていたら、モトコルセを1ディーラーに格下げて
自らは90年代前半以来の輸入販売元に復帰するとは、なかなかやるではありませんか。
とはいっても、福田モーター商会が輸入していた80年代〜90年代のビモータは異様に強気の値付けだったからな。
今のモトラッド東京がまだ福田のショールームとして営業していた時に大学の帰り道に時々前で立ち止まって
496万円のテージ1Dを眺めていた学生当時の私は、インポーターがレッドバロンに変わるや否や
テージが286万円に値下げされたのを見て愕然とした覚えがある。
そのことが刷り込まれてしまっているから、福田が今後ビモータを幾らで売るかはなかなか興味があるな。
自分でビモータの新車を買う可能性は限りなくゼロに近いので、生暖かく見ていよう。


4月9−10日 i−jayo馬瀬オフラインミーティング

16時まで会社で仕事をしてから、自宅には戻らずその足で馬瀬の会場へ直行する。
昨年は一応土曜日の朝からフルタイムで参加できたのだが、業績が上向くのも考え物だ・・・我ながら贅沢な話だが。
会合については、本当に楽しい時間を過ごさせて貰って幹事の方々には本当に感謝している・・・のだが、
HPのネタとして考えると毎回毎回同じことしか書けない為ここでは割愛する。
つまり去年や一昨年、或いはその前と良い意味で同じような内容だったということだ。
が、今回はHPでいろいろと匂わせるようなことを書いていたためか「R1100RSはいつ完成するのか」と
聞いてこられる方が例年になく多かったのでそういう方にはここではおそらく今後も公開しないだろうことも含めて
簡単に説明をさせていただいた。これを書いている現在、車両は既に車検を取り直し再始動しているわけだが、
あの場におられなかった方は下の画像である程度想像してほしい。


3年前に一旦組み上がったように見えたR1100RSのクランクメタル(新品を組んでから40分ほど回したもの)。
自分の仕事に問題はないと責任を認めなかったメカニックを私は許さなかったし、一旦形になっていたR1100RSも
車両を引き揚げて別の店に持ち込んで信用できるメカニックの手で完全に分解してもう一度最初からやり直していたのだ。



良くも悪くも毎年同じような顔ぶれだけに、見覚えのある車両がほとんどになってHPのネタ写真にも困りだすのは仕方のないところか。
そんな中で個人的な今回のスマッシュヒットはこのLTでした。よく見るとブレーキローターの外周までしっかり朱色に塗装したり
実に隙のない仕上がりです。

4月16日 ビモータのシートが完成したという連絡がある。ここまで本当に長かったなあ・・・。
ビモータの車両そのものも週末に受取れそうな様子だから、これで針テラスの秘密集会は問題なく参加できそうだ。

K100RSはちょうど車検が切れた直後だから使えないしな。

4月17日 メガモトに乗って浜松に行く。バイクに乗ること自体が約80日ぶりだったので慎重な走りを心がけ、
肩慣らしのつもりと思って走った三ケ日のオレンジロードも本当に最後まで肩慣らしのスローペースだった(^_^;)
今更のことだがやはり、バイクに乗るというのは気分が良いなあ・・・。眼前に迫るコーナーを見つめ右手に力を入れて
パワーをアスファルトに叩きつけていると心がすーっと洗われていくようだ(^^)
まだ仕事の繁忙期で低下した体力気力は復活までに暫くかかるから当分はリハビリだが
(昔は「俺の体はバイクに乗っていれば治る!」と言っていたものだが、加齢に伴い体力が低下して言えなくなった)
ぼちぼち復活させていくとしよう。遅ればせながら、これで私もようやく今年のシーズンのスタートだ。
それから浜松で受け取った
ビモータのシートをメガモトに積んで、そのままバイク屋に行ってビモータを受け取る。
そして新しいシートを取り付けて自宅まで走ってきたのだが、さすがにこれまでのシートとは比較にならない性能だ。
シートレザーをグリップ最優先で選んだので良くも悪くも大げさなハングオフはやりづらいが、
クッション性も段違いだしコントロール性も格段に向上している。座面が高くなって膝の曲がりも弱まったし
(前傾が強くなった事には私は耐えられるのでとりあえず無視する)これならツーリングにも使えるだろう。
こうしてみると、メガモトのシートの不満点もはっきりと分かってしまうのだがまずそちらは後回しだ。
ただ、ビモータの請求が新車のカブより高くなったのはさすがに効いた・・・。
工賃はまず納得のいくものだったのだが、ブレンボに該当するオフセット量のものがないため
プラスミューにワンオフ製作を頼んだブレーキのインナーローターが2枚で90000円(−−〆)
あとでプラスミューのHPを見てみたら確かにその通りの値段だったのだが、
当分は心置きなく緊縮財政に専念できそうだな!
他にもホンダ製のスポーツグリップヒーターを装着したり、前回吹っ飛んだシートカウルのロック機構を見直したり
巡航能力を高めるべくドリブン側のスプロケの歯数を3丁落としているし(こちらもオーダー品)
キャブのセッティングを見直したりかなり細かい部分にまで手を入れている。
自宅までの帰り道では、全体に非常に好印象だった。やはりマルケジーニのM5R(マグネシウム鋳造)ホイールが
運動性に与える影響は大きく、リーンは軽いし寝かせていった時の舵の入りも遅れずにスッと決まる。
ホンダのスポーツグリップヒーター(CBR用を加工して装着)は操作系の視認性と操作性ではBMWに劣るが
温まるまでの速さはBMW用純正品など問題ではなく、手の平と指では風が当る指側の発熱体の温度を変えて
(常時指側が20度ほど高くなるような設定)あるのもさすがと感心した。これでBMW並みに配線を隠す努力が
されていればほとんど言うことはないのだが、惜しいなあ・・・。
ただ、ビモータは総じて完成度が大きく上がってかなり良くなったものの、グリップヒーターを装着したため
スロットルのプーリー径がFCRのハイスロより小さくなったのに加えてスプロケが小さくなったため
(スプロケが届いてから気付いたのだが、純正設定より歯数を3つ減らしてオーダーしたら実は前のオーナーが
既に歯数を1つ減らしたものに交換しており、結局2つ分しか変わっていない)全体にマイルドになって
扱いやすくなった代わりに右手とリヤタイヤが直結しているかのような独特のダイレクト感が良くも悪くも薄れて
乗っている時に気分を高揚させる「やっている感」が多少減ったのは惜しいところだ。
プラスとマイナスの合計で考えたら、圧倒的にプラスの方が多いから問題はないのだけど。
また、極めて今更な感想ではあるが中古のマルケジーニを使用したのは費用を抑えるためだったわけだが
結果的には新品のマルケジーニを購入するのとほとんど費用が変わっていない。私の勉強になった度合いは
新品を買うより遥かに上ではあるが、何となく釈然としないな・・・と思ってマルケジーニのHPを開いてみたら、
去年は設定があったビモータYB11用がラインナップから消滅していた。完売したのか・・・。まあ、よしとしよう!


これが新しいシート。


金色のインナーローターは今回ワンオフで製作したもの。ただ、形状がアウターと微妙に合っていないので
これまで使っていたディスクロックが使えなくなってしまった(現在は別のディスクロックを使用中)・・・。

4月18日 K100RSを車検が切れる前にとある場所に移送する。
できるだけ早く復活させてやりたい気持ちとこれで充分という気持ちがあってまだ迷っているのだが、
現在のところは他の事にお金を優先して使いたい心境で、R1100RSが戻ってきたら多分乗っていられない
(昔同じようなことを書いてK1200Rを手放したな・・・)のも事実。まずは時間が過ぎるのを待とう。
その気になれば復活自体はそんなに難しくない。

4月19日 一昨年にヤフオクで落札したビモータSB6用のマルケジーニホイールだが、私のYB11の
ホイール交換が済んでしまえばもう持っていても仕方がない。
かなり勿体ない話ではあるが、損を覚悟で売り捌くこともやむを得ないだろう。
そんな訳でヤフオクに出すべく、まずは写真を撮る。しかし光線の具合に私の腕前もあり、
写真がどうもよろしくない。これでは高値で売れないぞ(-_-;) 
撮り直すには多少の時間と気力も要るので、気力が充実するまで少し置いておこう・・・。


高価なホイールにはまったく見えないというのが何より問題。

4月24日 奈良県の針テラスで行われたBMWBIKES誌の秘密集会に参加する。
時間には余裕をもって参加したつもり・・・だったのだが今回は私の所要時間の予想が見事に外れ、
30分くらい前に到着する予定が開始5分後の到着になってしまった。しかも、今日に限って自宅に親戚が来ており
私はそちらの相手をするために早めに帰るべき・・・か、そちらはすっぱり諦めてバイクに集中するべきか
針に着いてもまだ決めかねていたのだ。
秘密集会についてはこれまで通りで、参加者がやたらと多かった以外は特に変わった事はなかったと思う。
ただ、約160台が集まった秘密集会は私も初めてで、参加者のバイクを見て回るだけでも今回はかなり見応えがあった。


特にこの辺りが見応えありましたね。奥のGSBasicといいR90Sといい、なかなかこれだけ揃うもんじゃありません。


主役が完全にR1200系と横置きKに移行しているのは以前からですが、古めのモデルも結構参加されてました。
そういえば私のビモータも97年式だから、結構古いんだよな(;^_^A

その後の予定という奴が脳裏に引っかかっていたせいで知人との挨拶もそこそこに済ませてしまい
編集部の方々とも12年参加している秘密集会で初めて挨拶程度でまともな話はしなかったのだが、
この直後の号で編集長と主力編集スタッフが退社されたのを知って私は大いに後悔することになった。
それはさておき、R1100RSに乗る関西の友人とビモータを交換して近くの田舎道を軽く走ったのだが
「有り体に言って、R1100RSの方が楽ちんで速くネ?」と思ったのはやはり衝撃だった。
もちろん、言い訳をすればいくらもできる。仕事が落ち着いてからまだ日が浅くて体力的に不安があったとか
走りの勘がリハビリ途上だったとかまだ思い切って荷重かけて走る気になれなかったとか、
高いギヤでハーフスロットルで走っていると巡航ペースの3000回転辺りにトルクの谷があるビモータは
そこからの加速がどうしてももたついたとか(ギヤを落として回転域を変える事はしなかった)、
だいいち私が真剣になって飛ばしていなかった・・・。
しかし、友人の乗るビモータを借り物のR1100RSで楽々追走できた私が
友人の乗るR1100RSをビモータで追走したら遅れがちになってしまったという事実は覆せせない。
詰まる所リラックスして軽く流す程度だと、テレレバーの懐の深い足回りの安定感に
モノを言わせてスロットルを開けていける方が私にはむしろ速かったということなのだが、
絶対的な加速性能で圧倒的に勝り、ブレーキ性能でも旋回性能でもビモータが勝っているのに
トータルの速さでBMWに負けるってどうよ!?
R1100RS乗りとしては喜ぶべきだったのかもしれないが、少々複雑な心境だったな・・・。
ちなみに試乗した友人からのビモータ評は極めて良好だった(^^)vが、私としては友人から借りたR1100RSの
フルノーマルのブレーキシステムに初めて不安を感じた。購入当時はとんでもなく強力なブレーキだと感じたものだが、
あれから他のバイクのブレーキが進歩して自分のバイクもブレーキを次々とパワーアップさせていると
純正そのままのシステムでは現代の最新鋭機と比べて効きが甘いと評さざるを得ない。

自分のR1100RSが今後組み上がっていく上でも、大いに参考になったな。
また途中で燃料の残量がやばいことになって気が付いたのだが、ビモータの燃料リザーブ警告灯が点灯していない。
過去の整備歴から考えていくと、

購入当時 普通に点灯した
    ↓
タンク内のセンサーが壊れて点灯しなくなった
    ↓
レッドバロンで修理に出した
    ↓
メーターを交換した 点灯するほど燃料を減らしていない

たかが警告灯一つに随分と手間がかかっている気がするが、可能性としてはA.レッドバロンで修理したセンサーが
作動不良を起こしているか、B.交換したメーターの警告灯部分のメーター球が”たまたま”球切れしていたの
どちらかだろう。レッドバロンに問い合わせてみたところ「あの年代のビモータは、キーをオンにすると
まずセルフチェックで全部の警告灯が点灯するはずですがどうでしたか?」と聞かれたが、
言われてみれば購入当時は確かに最初グリーンのランプが点灯していた気がする。そして現在は点灯していないから
Bが怪しそうだな・・・。まあ、メガモトが仕上がってきたらもう一度バイク屋に逆戻りだ。
どうせ私の体は一つしかないのだから、どちらがちゃんと動いてくれれば支払い以外に大して問題はない。


4月30日 MOTO NAVI誌が震災の影響で中止になったMOTO NAVI FESの代わりに開催したMOTOAID、
私はここのところの緊縮財政のために断念したのだが、行ってきた友人によるとかなり中身の濃いイベントだったらしい。
残念だったなあ・・・。

そして、私はビモータに乗って完成したメガモトを受け取りに行き、今度はビモータの燃料リザーブ警告灯を対策するため
再びビモータをバイク屋に預けて
帰宅した。行ったり来たり、我ながら忙しいバイクだなあ・・・。
そのメガモトだがブレーキマスターの交換はそう簡単ではなく、ブレーキスイッチがCAN−BUSシステムのため
通電で作動する通常のスイッチではなく電圧の変化を見ているタイプだったためブレンボ付属のスイッチと
配線を差し替えてOKではなく、結局純正スイッチを取り外して移植することになったそうで、やれやれといったところだった。
しかし、さすがにコントロール性の高さは横置きの純正品の比ではなく、レバーのミリ単位の引き具合に応じて
制動力がリニアに変化していく感覚は純正マスターでは味わえないものだ。
ブレーキが楽しいと思える感覚は実に気分がいいなあ(^0^) 投資額も結構なものになってしまったが、
メガモトに関してならまあOKだろう。ちなみにニッシンにしなかった理由は
ブレンボより設計が古く、レバー比の変更もできないことで、
それ以外のマスターにしなかった理由は補修パーツの供給の安定性を考えてのことだ。
割と売りっぱなしに近いことが多いバイクの社外パーツ業界で、販売元がきちんとサポートを続けている
ブレンボ・ニッシン・オーリンズetcといったブランドは相応にアフターサービスの安心感が高いのは事実。
メガモトは長く乗るつもりだから、補修部品がすぐ入手不能になっては困るからな。


ということでモディファィを終えたメガモト。F800のナックルガードもなかなか有効です。


5月5日 愛知県で車とバイクのファミリー向け合同イベントがあったので、見に行く。
目当てはKTM125デュークの試乗会だったのだが、確かにバイクとしては非常に良くできていた。
ただ、やはり簡単に吹け切ってしまうエンジンのパワーには排気量相応の限界を感じたし
サスペンション設定も主に市街地向けにわかりやすく設定しすぎてあるのかより高荷重での走行では
若干の頼りなさを感じてしまった。「なるほど、楽しく街乗りするには抜群のバイクだろうな」
通勤快速として考えたら実にいい選択だとは思ったが、あからさまな車体の余裕から考えても
本格的なファンバイクとして考えたら少々馬が足りない。
また、価格を下げるためやむを得ない部分があるとは思うが、いくら前後WPとはいっても
調整機構なしのWP倒立と同じくプリロード調整のみのWPモノショックは個人的には×だ。
今年から雑誌でよく拝見するようになったKTMの広報の方は「きちんとしたセッティングが出ていますから
これで大抵の走りは対応できます」と仰っておられたしそれは間違いなく正しいのだが、
ハイエンド級のスポーツバイクばかり何台もいじり倒して乗っていると”いいもの”の価値が
自慢ではないがある程度判る様になってくる。いくら標準状態できちんとセッティングの出た
WPの量産品が付いているとはいっても、プロの助けも借りて自分用に完璧にセッティングを出したペンスキーには
残念だが敵わない。量産車ではそこまで馬鹿みたいなコストをかけてまで性能を求めないから当然だが、
私が乗るのであれば満足のいく水準に達するまで、やる。
ということでデューク125の購入は無くなったのだが、ついでなので自分がこれまでに行った
バイクの足回りのモディファイのうち主なものを書き出してみた。

400刀 
前 WPスプリング
後 KYBのフルアジャスタブル


R1100RS 
前 R1150RSのものに総とっかえ ペンスキー PVMアルミ ブレンボキャリパー
後 オーリンズセミオーダー インタースピードアルミ


K100RS 
前 WPスプリング PVMマグネシウム ブレンボ
後 ハイパープロ PVMマグネシウム

メガモト 
前 純正HPアルミ ブレンボキャリパー/ラジアルマスター
後 ペンスキー 純正HPアルミ


ビモータYB−11 
前 マルケジーニマグネシウム ブレンボキャリパー/ラジアルマスター
後 オーリンズ


ここから見えてくる事実は、私はいったん見込みがあると判断したバイクは
そこそこで満足する、ということをやらずに(特に足回りには)およそ考えられる
ほとんどベストに近いところまでお金を注ぎ込んでいるということだ。
つまり、もし(例えばデューク125のような)軽量スポーツを購入したらよっぽどいい足回りがついていない限り
足回りは殆ど別物になってしまうことが明白。
しかしオーリンズ倒立を標準装備した250のスーパースポーツなんて存在しないから、
買うなら多額の改造費を最初から見越して予算のうちに計上しておかないといけないことになる。
そうなると前後でざっと40万強・・・(;^_^A
サス代だけで中古のドカのSSが買えてしまうわ!
たとえば新しいCBR250Rだったらオーリンズのカートリッジを加工して組んで、ナイトロンあたりを入れるとざっと30万。
本体をあわせると70万台後半で、WR250Xを新車で買うよりもしかして高い!(@_@)
しかしSRX−4を20万で買ってきて上と同じことをやると約50万ですむわけで、
結局、ベースモデルが安いか最初からオーリンズがついていればそれでいいような気がする・・・。
その辺を考えていくと趣味の対象としての軽量な小排気量スポーツは「やめとけ」という至極真っ当かつ
面白みのない結論にたどり着いてしまうな。
私のバイク選びは人様からは概ね大艦巨砲主義のように思われているそうだが、これだけ読み返してみると
それは嘘だ小型軽量なバイクも好きなんだと言っても信じてもらえそうにないぞ・・・。


5月8日 掛川から移動になった店長を追って(笑)ブレーキが新しくなったメガモトに乗ってレッドバロン京都北に向かう。
割と趣味性の高いビッグバイクが多かった掛川店に比べるとこちらは小排気量車の比率が明らかに高く、
そこのところを聞いてみたところ「こちらは学生の比率が高いため、在庫しているバイクも掛川とは変えています」
という話だった。成る程、マーケティングの基本だな・・・。その分妙なバイクを見る楽しみは減るけれど、
本気でそんな代物を見たければレッドバロン(ヤマハオートセンター)の岡崎本店に行けばいいのだし。


5月14日 バイク屋から連絡があり、ビモータのリザーブ警告灯の件はやはりメーターの球切れだったとのこと。
しかし、ガソリンタンク内の燃料メーターに問題があるバイクのメーターユニットを交換したら
ご丁寧に燃料警告灯が球切れしていたとはつくづく運のない・・・。
ともかく、原因が特定できたという事は修理ができるということだ。まずはそれを喜ぼう。


5月15日 久しぶりのBMWイベントということで、高鷲ダイナランドのラリーに参加する。
今回の目玉はまだプレス発表前のK1600GTLを展示するということだったので先日の河口湖のMOTOAIDでも
展示されたと聞いてはいたが、個人的には大いに興味があった。



東海地区ではこの時初公開となったGTL。しかしシートの上には・・・。


これが( ̄□ ̄*) この車両は6月10日のプレス発表にも使う車両だったそうで、それだけに慎重を期しての処置だった様子。

河口湖ではまたがり放題だったと聞いて期待していたのだが、仕方ないとはいえ残念だったな。
まあ、たぶんあと三ヶ月もすればディーラーでまたがれるようになるだろうからいいのだけれど。
イベント自体はこれまでとあまり変わりのないもので(最近こればっかりだな)私としてはMOJの
スタッフの方々お疲れ様でしたと言うしかない。


今回のチャリティー抽選での戦利品(焼酎)。スタッフの方が着ておられるのはMOJ製作の
震災への寄付を募るこれまたチャリティーのTシャツで、私も購入しました。

しかし、ここのところ強く感じるようになってきたのたが私のバイクへの情熱が以前より衰えた・・・とは思わないが
体力が低下し仕事が忙しくなってバイクに費やせるエネルギーと時間が以前より減っている事は否定できない。
後になって振り返ってみても、2011年に土曜か日曜日に早起きしての日帰りツーリングはたった1回しか
実行できていないのだ。つまり、バイクに費やす余力と時間をなかなか確保できないために
バイクで具体的に走り出すためには以前よりより強い動機が必要になっている。
それがイベントというのも自分でもどうかと思わないでもないが、以前元BMWBIKESの永山さんからも
「秘密集会の目的の一つは、ライダーに走るきっかけを提供することです」と聞いたことがある。
これを聞いた10年前には正直ぴんとこなかったのだが、今なら理解できるな。


5月22日 メーター球の交換が終わったビモータを受け取って、鈴鹿に行く。何をしていたかは割愛するが、
これでようやくビモータも機構的にほぼ満足のできる状態になったわけだ(と、この時は思っていた)。
長かったなあ・・・。それにしてもビモータのメーター球、部品は見せてもらったがネットで調べても
どうも使えそうな形状のものが見当たらない。今回はスペアのメーターから移植することで事なきを得たものの
例によってビモータでは廃番になっているので(こんな汎用品を廃番にするなと思うが)
今後のことも考えたらスペアのメーター球の入手ルートは確立しておくべきだろう。
一番簡単なのはやはりレッドバロンで調べてもらうことか?次はピアジオでもドカでもアルファでもいいが、
イタリア車に強そうなショップで聞いてみる事だな。こういう事は四輪の方が詳しい場合も往々にしてあるし。
あとはLEDに交換するという必殺技もあるが、これは寸法とコネクタの規格が合うかどうか調べてからでないと
手がつけられないし。また、今回ショップの人が「最近ミニモトのレース等で使われているケミカルがあるので
試してみますか?」と言われたので試しに取り寄せてみた円陣家至高の
ABSO FRIENDだが、
正直言って驚くほど効いた。ビモータのフォークに塗っただけで明らかに動きが良くなったが、
その度合いたるやサスペンションのセッティングをしないといけないレベルだ。
理屈としては単純にシール部分の抵抗を減らしているだけなのだろうが、フォークの摩擦抵抗は
ここまで大きかったのか・・・とちょっと驚いた。耐久性にもよるだろうが、ここまで変われば動きの良さだけなら
高価なリプレイスサス並といっても過言ではない。結論を出すのはもう少し走りこんでからだな。


外観は油差しにラベルを貼っただけ(^_^;) これが2000円するとはちょっと想像しづらいですが効果は抜群でした。
体感できる耐久性は1回塗って400〜600キロといったところ。一回3〜4滴程度の使用量なので油の酸化の方が心配d( ̄  ̄)

5月26日 掲示板の投稿を書いていて、またぞろ物欲の虫が涌いてきた。
これまでにもツーリングの適性を高めるためのモディファイをいろいろ行ってきたビモータだが、
積載力増大の件は未だに手をつけていない。というよりリヤウインカーをドライカーボンのフェンダーに
ボルト留めしてあるだけ(中にフレームの類は無い)のビモータは当然ウインカーにネットやベルトの
荷重をかけられず、タンデムシートはシートカウルとほぼ面一で隙間無くすっぽりはまり込むから
ここにベルトを通す手も使えず、バッグの後方をきっちり固定する方法が思いつかなかったのだ。
(バッグの前方はタンデムステップのステーで何とかなる)しかし、先日のモディファイで私は
ビモータのシングルシートカウル(またはタンデムシート)を固定するロックに手を加えてもらって
固定の確実性をかなり向上させている。つまり、シートはある程度がっちり固定できていると考えていい。
そして私は現在、タンデムシートのスペアも一個所有しているのだ!
どうやら解決策が見えてきたぞd( ̄  ̄)


5月29日 ネットで色々と品定めをしてあたりをつけてから、近くのバイク用品店に行って
シートバッグを物色してみる。今回の私の計画だとビモータに取り付けられるようにしたシートバッグは
もう他のバイクに転用ができなくなってしまうから「駄目なら他のバイクで使えばいいや」といった
失敗は許されない。よって実際の寸法はもちろん、形状や使い勝手など様々な面から
厳しく見比べてみたのだが、シートカウルの幅が意外と広いビモータの場合どうやら先日購入して

メガモトに使用したシートバッグよりも一回りは大きなバッグが使用できそうなことが判明した。
BMWでは普段からパニアを付けるべしという意見もあるが、私は個人的には好きではない。
明らかに倒しこみがもっさりしてくるし、加速にもいい影響はないしブレーキもタイヤも余計に減る。
倒れた時のバンパーという考えもあるが私はバイクをまず倒さないし事故った時の保険と考えるなら
確かにある程度有効とは思うが他にも手はあるだろう。それに装着したらR1200系だと最高速180キロ、
R1100/1150系なら130キロの速度制限がかかってしまう。そんなわけで私はパニアを滅多に使わないが
同じような理由でビモータも普段からシートバッグを装着状態をデフォルトにしてしまう事は考えられない。
と言う事は、ここぞという時しか使わないと言うことだからここぞという時に頼りになるのは
格好いい外観よりも単純な積載能力だろう。バッグはできるだけ大きなものにするかなあ・・・。


6月5日 高速道路1000円が終わる前にと贔屓にしている三ケ日の加茂に鰻を食べに行く。
途中で覆面にロックオンされたが無事回避して三ケ日に到着したのだが、普段なら開店30分くらいまでは
一人ならすぐに座れたのが開店4分後に着いたら既に店の前には行列ができている。
「一体何があった!?」と思いつつ三重からわざわざ食べに来たというライダーと順番待ちの間に
話をしていたのだが、どうやら4月頃にこの店が食べログで「浜松 鰻」の検索で一番上になったらしい。
ここは比較的他府県ナンバーの客が多い店だから、それと高速1000円終了間際の混雑が重なったか(-_-;)
しかし、これは数多くの人に門戸を開き情報を与えると言う意味では便利だが、
以前からの常連客には入りづらくなるだけで良いことが何ひとつとしてないぞ。
1時間待たされるのではツーリングの途中に組み込むこともできないし。昔からよく言われることだが
有名になるのも考え物だなあ・・・。自分が通っていた店で実体験して、改めてそう思った。


6月6日 ライダースクラブ編集長・竹田津氏の訃報をネットで知る。私は故人とはイベント会場で
話をするのを近くで聞いていた程度で直接の面識がなかったので詳しくはわからないが、
いい人であることには何の疑いもないものの雑誌の編集方針は賛同できない部分が強かった。
雑誌そのものが時代にあわせて変化している部分も当然あるだろうが、80年代〜90年代前半の
理屈っぽい大人向けの、レーサーからオフロード、小排気量まで幅広く扱う趣味のバイク雑誌が
ビッグバイク偏重の中年バリバリマシンに変わった主たる原因はやはり当時編集長だった彼にあるだろう。
それから新編集長として外部からクラキン氏を招聘してその下でキャプテンという出版業界に限らず
意味不明の肩書きでもう一度修行した後改めて編集長に返り咲いてからは
雑誌の内容も随分と良くなったと感じていただけに残念でならない。まずはご冥福をお祈りしたい。
事故の現場は親戚の家からそんなに遠くないから、今度関西に行った時には寄り道して
手でも合わせていこうかな。


6月12日 大事な用事があったので夜行バスを使って東京に行ってきたのだが、戻ってきてから考えた。
本来はバイクで上京したかったのだが、天気予報が雨だったので仕方なくバスにしたという経緯があり
しかも予報が外れて当日は爽やかに晴れたためかなり鬱屈したものを抱えていたのだ。
現在の私の忙しさから考えて、理由無しに一泊二日で走りに行くのは厳しい。休日出勤をしないことで
月曜日にのしかかる膨大な仕事を正当化するだけの(一般常識と乖離した発言だが、私はこれが普通だ)
強いモチベーションとなる動機付けが必要なのだ。これって先日書いたことと共通するな。
さて、都合よく7月2日には大学時代の所属サークルのコンパがある。
久しぶりに同期やOB、後輩と会う・・・理由付けには申し分ないな。よし決めた。東京行きのツーリングを考えよう。
細かい事はこれから詰めるとして、未だに未体験の奥多摩も走っておきたいし
フェアリーカフェにも行っておきたい。
バイクは・・・ここはビモータだろうな、やはり。
先日からの積載力向上計画を進めるいい口実にもなる。


6月16日 そんなわけで、そろそろシートバッグの具体的なことを考える。
基本的には、冬にメガモトで上京した時に使ったシートバッグの底に穴を開けてビモータのタンデムシートに
(当然こちらも穴を開けて)ボルト締めして固定してしまう計画なのだが、
これまでそこで二の足を踏んでいたのが
バッグの底に穴を開けるために固定するバッグは他に使えなくなってしまう

→つまりメガモト用にもう一つバッグを購入する必要が発生する
→BMW純正の汎用バッグ(約2万5千円)を買えば済むけど、本気で荷物を積むなら
私はR1100RSの復活を待っていればよく、メガモトと違ってタンクバッグの容量がほとんどない
(現在所有のものは最大7リッター)ビモータの場合は今回生贄にしようと考えている
最大容量18.5リッターのシートバッグでは小さすぎる可能性がある ということだった。


これまではここで思考が止まっていたのだが、今回は計画を進めると決めたのでここから更に前進する。
だったら今のシートバッグはメガモトに使い続けて、ビモータには同じくタナックスのエアロシートバッグを買えば
出費もこっちの方が安くなるではないか。
こちらなら実売2万円もしないし、容量は30リッターもある。
幅は50cmもあるがビモータはテールカウルの幅が広いからこれでも別に問題はない。
どうせ使用する機会が限られる事はわかっているから、だったらよりお馬鹿な方にすれば余計に楽しめそうだ。
モノについては先日現物を見に行った時にチェック済みだから出来についても不満はない。
・・・ということで、早速ネット通販で購入してしまった。今のうちに購入しておけば準備期間も充分だろう。

こんな大型のシートバッグはメガモトには積めないから、これで本格的に後戻りできなくなったぞ!


今回購入したタナックスのエアロシートバッグ。

6月19日 昨日到着したシートバッグをビモータのタンデムシートに載せてみたが、思ったとおりの位置に収まりそう。
伊達にシートやカウルの寸法を採寸して決めていないからな・・・。
ただ、前回買ったバッグは結構硬い素材で底板が成型されていたのだが、今回届いたのは
底面が柔かい素材で剛性がない。穴開ける部分はハトメでも使って補強してやらないとまずいかなあ・・・。


まずは、こんな感じ。後ろのスペースも充分に残してます。


後ろからだとこう。ビモータクオリティのお陰でシートのセンターが最初から車体とずれているので
どこを基準にするかはかなり頭を悩ませました。

6月21日 先日から届いていたE−NEXCO PASSからの封書を開けてみると、来年から年会費を有料化と
書いてある。新たに設定される年会費は1700円強。私の高速道路使用頻度とあのカードのポイント還元率を
考えるとおそらくETCと年会費無料のカードがあれば、たとえポイント還元率が0%でも
そちらの方が安いという計算が成り立つな。仕方がないが、解約してカードを減らすか・・・。
ETCカードを複数持っている私には少々不便な話ではあるものの、仕方がないだろう。
ただ、気がかりなのは他に契約しているNEXCO中日本のカードだ。大元たどれば同じ会社だから
横並びで有料化の歩調を合わせてくる可能性は充分にある。こちらも解約するとETCカードが1枚になってしまって
さすがにそれはちょっとまずいな・・・。別のカードでも作るか。


6月22日 昨年やって大いに満足した伊豆のツーリングをまたやろうと考える。バイクは当然、R1100RSだ。
カイザーベルクは3ヶ月前から予約可能だから、年末を除けば私が連泊ができる殆ど最後の機会な
9月のシルバーウィークはもう予約できるわけだ。

昨年も伊豆スカイラインの二輪通行規制問題は大きく取り上げられたが、大仁警察署が今年になっても
まだ啓蒙活動を開催しているところからして「スイッチに指がかかっている状態」のまま、
水面下で禁止したい側と禁止したくない側の動きが警察内部でもあるのだろう。
(警察内部に禁止させたい奴が居なければ禁止の話はそもそも出ないだろうし、もし警察が一丸となって
禁止方向で意見を統一していたらとっくに通行禁止になっているはずだ)
その後の事故の再発を受けて問題が再浮上したことから考えても、これでまた死亡事故が多発でもしたら
いよいよ通行禁止の動きが本格始動しかねない。奥多摩のことといいせせらぎ街道の事故といい
どうして自分の力量と社会に与える迷惑を考えない奴が多いかね。結局混合交通の公道を走る以上は
自分も交通の一部でしかないのだから、自分の行動は大なり小なり全体に対しての影響を及ぼす可能性がある
(だから流れに乗って走れというつもりは全くないが)と言う事は理解しておかないと。


6月24日 デイトナのバイク用レーダー探知機を購入。
ユピテルのナビ兼用機MCN43siの導入も考えたのだが、友人とも相談しながらいろいろ検討すると
どう考えてもユピテルはブルートゥースまで含めると10万越えという初期投資が高額すぎるという結論になった。
ブルートゥースまで含めると10万越えで、別売のレーダー探知用アンテナは車体に取り付けないといけないから
違う車両での使い回しが困難で、、これは複数台数を使い分ける私には大きな減点対象だ。
しかもセルシオに使っている比較的初期のイエラでユピテルのナビ機能のお粗末さは身をもって体験しているから
(現行機種はさすがにあんなことはないと思うが、リルートの最中に1割以上の確率でフリーズするのはどうよ?)
もともとユピテルのナビには不信感が渦巻いている上将来的にナビがバージョンアップしたりすると
システム総とっかえが必須と思われるのも大きな減点対象だった。
将来的にはiPodとまとめてブルートゥースで飛ばして走りながら音楽とレー探の音声を・・・と考えているが、
予算の都合もありとりあえずは原始的な有線接続だな。


今年はこの手の手抜き画像が多いな(^_^;) デイトナのアレです。

6月26日 仕事で忙しくビモータの積載性向上計画は全く進んでいなかったのだが、ようやくボルトとナットを買いに行く時間が
確保できたので早速ホームセンターに行ってバラ売りの4ミリボルトとナット、ワッシャー等を購入する。
しかし、勇躍作業を開始してから気が付いたのだが、どうやら4ミリボルトの店頭在庫の中に5ミリボルトが混入していたらしく
4本買ったうち3本は問題なく固定できたのだが1本だけがボルの径が合わず、ナットが入らない・・・うがあっ!


車載の状態でガムテープでシートとバッグを固定して、位置決めを行った状態のままキリでシートをバッグもろともブスっと×4発。
あとは大型のワッシャーを噛ませてボルトで留めるだけ。

6月27日 急ぐ話ではないけれど、以前ペール缶2本を買い溜めした10W50のホンダウルトラS9の在庫が
そろそろ底を尽きてきている。S9の10W50が廃盤になったのは随分前の話だが、
R1100RSの完成が
ここまで遅れるのは計算外だったからなあ(慣らし運転用に使うつもりだった)。
安くて使えるオイルとしての定番な
コストコのシェブロンオイルが品切れ状態だから、どこのオイルを買うべきか・・・。純正という線は無いが(笑)
絶対に間違いのない選択肢だが、いくら何でもあの価格は高すぎるだろう。
また、レーダー探知機も無事到着した。今回はマウントにちょっと工夫して色んな車種で使えるようにする計画だ。
二度手間になるが、明日にでもホームセンターで材料を探してこよう。

6月28日 時間の空いた時を使ってホームセンターを回り、作業用の安全ベルトを購入する。ベルトが素材として
切り売りされていれば話は簡単だったのだが、残念ながら近くのホームセンターにそんな便利な商品は無かった。
あと、幅がベルトと合うマジックテープを(これは切り売りで)購入。帰宅してからはメガモト等のハンドル周りの寸法を測って
マウントの図面を引いてみた。
またボルトを買い直したシートバッグも無事に装着完了。
タンクバッグならともかく、グリップヒーターとシートバッグを装着したビモータはたぶん日本で私だけだろう(^^)
v

6月29日 昨晩引いた簡単な図面と、昨日購入した安全ベルト〜から取り外したベルトの部分とマジックテープを
洋裁を勉強している会社の女性社員に渡す。「多少の金を出すから、業務終了後に図面の通り縫ってこい」という奴だ。
立場を最大限に利用しているな、我ながら(^^;)


7月2日 極めて悪夢っぽい一日

レーダー探知機のマウントが間に合わなかったのは残念だったが、それ以外は準備万端。
久しぶりにバイクのために早起きした私は、昨日のうちにパッキングを済ませておいたシートバッグとタンクバッグを
ビモータに取り付け、中央道経由で東京に向かうべく東海北陸道から中央道を目指した。スタートして1時間ちょっとで
恵那山トンネルを抜け、外気温26℃の環境を120キロ程度で気分よく流す。


給油のため立ち寄った恵那峡SAで。この時は30分後の事態を予想もできなかった('・ω・`)

異変はトンネルを抜けてすぐだった。突如としてガス欠のような症状でパワーダウンし、速度が落ちていく。
「何だ、どうした!?」とりあえずすぐ近くの神坂PAに入って様子を見ることにしたが、冷却水や
ガソリンが漏れているといった異常は見当たらない。症状としてはガス欠のようだが
ガソリンは恵那峡で入れたばかりで漏れはないからガス欠ではない。気温は26度で120キロで快調に走っていて
水温は76℃(私のビモータはラジエータ直後に水温計がついている)だからオーバーヒートではなく、
従ってパーコレーションでもない。点火系にしては症状が変だしガスが異様に濃くてプラグがかぶったか?
それにしては発生が急すぎるしキャブのオーバーフローとも違うと思うが・・・?
いろいろ考えたが断定ができなかったので、暫く休んでから再スタートしたらエンジンは普通にかかり、
景気よく回り始めた。「しかし、いかにも気になるなあ・・・。再発したらアウトだぞ」と注意深く走っていたら
5分も走らないうちに症状が再発。幸いにしてエンジンは止まらなかったので、路肩をスローペースで走って
何とか飯田のインターチェンジで脱出し、ゲートをくぐってすぐの場所から迷うことなく4月のi−jayoで入会しておいた
JBRのロードサービスに電話した。
しかし、コールしたのは9時40分頃だったのだが電話を受けた担当者は四輪部門で、二輪部門の担当者は
10時にならないと出てこないと言う。おい、24時間サービスじゃなかったのかJBR!
確かに電話はつながったから嘘ではないが。

仕方がないので10時まで待ってから電話をかけ直し、改めてロードサービスの手配を依頼した。
そこからの対応は良好で、デジカメの撮影記録によると10時50分頃にはもうレッカー車両が到着している。
要はコールセンターから契約した全国のレッカー会社に仕事の依頼を回しているわけで到着までのレスポンスタイムには
運や当日の道路・事故状況などが絡んでくるわけだが今回については最初のところ以外は満足だった。


というわけで、飯田のインター前で作業中。


飯田から名古屋行きの高速バスに乗って屈辱の帰宅・・・(−−〆)

ただしこのロードサービスは年会費1万円で4台まで対応可能で距離無制限というかなり割安なサービスではあるが
BMWのロードサービスなどと違って車両を指定の場所まで輸送する際の有料道路代は実費を請求されるし
当人や同乗者が帰宅する際の費用も自腹になる。その辺りを考えると使いどころは難しい部分もあるな。
私のビモータはもう他のショップにあまり触らせたくないような特殊な仕様になっているが、それでもいざと言う時には
レッドバロンのロードサービスを使えばそれで済む。BMWの(MOJの)ロードサービスが以前のような内容なら
あれに入会すればそれで解決なのだけど。
さて、意気消沈しながら帰宅した私は大学のサークル代表に電話をかけてコンパに行けなくなった旨を伝え、
東京・神奈川で会う予定だった友人にも詫びの連絡を入れてから
メガモトを引っ張り出して
豊田のナムチャイまでタイ料理を食べに行った。最初からメガモトで出発していれば今頃は東京だったと思うと
こうでもしないとやってやれるか!という心境だったな(新幹線で行くのも考えたけど、やめた)。
結果から考えれば、今回のは明らかに私のバイク選択ミスだったわけだし。


7月3日 セルシオのオイル交換の時期が来ていたので、近所のディーラーに持って行く。
普段からやれ東京だ愛知だ三重だ静岡だと県外のバイク屋ばかり行っていると、
歩いて5分の距離にある自動車屋というのがどれ程有難い存在か身に染みて判るというものだな。
どうせセルシオはしばらく乗る予定がないし、
これからビモータの様子を見に行くから
あまり時間を費やしてもいられない。車両の引き取りはまた後日にして、歩いて帰宅した。

昼からはビモータの搬送先に指定しておいたバイク屋に顔を出しに行く・・・と、まさに私のビモータが
積載車から積み下ろされる作業中だった。我ながら神がかったタイミングだな(^_^;)
さて、早速状況再現に取り掛かったのだが普通に始動したエンジンは健康的にアイドリングして異常の兆候も見せない。
が、10分ほどエンジンを回し続けているとメカニックの方が「あっ今燃料ポンプがカラ打ちした!」と異常に気付いた。
ということは、原因はやはりパーコレーションか・・・。
考えてみたら私もビモータのカウル内部をじっくり見た事はなかったのでこれを機会に説明してもらったのだが、
YBシリーズはヤマハのエンジン・キャブレターをほぼそのまま使用する関係でヤマハに付いている
燃料ポンプは当然ビモータにも付いているのだが、その設置場所は同じではなくヤマハでは
熱対策としてリヤサスペンションのできるだけ近くに置かれた燃料ポンプはビモータではシリンダーブロックのすぐ後方にあり
風は当たらずフレームの構造上後ろにも抜けず、フルカウルの縁をゴムでカバーしてまでカウルでカバーしているから
カウルとフレームの隙間からも熱はほとんど逃げない。
いくら水冷とはいえ、こんな閉鎖空間で熱せられたらそりゃあパーコレーションもするわいと
私も説明を聞いて一発で納得した。


写真は取り外した後に撮影していますが、この黄色い枠の中の空間に燃料ポンプが収まってました。アホか設計者(−−〆)

さて、このバイクの設計者はビモータファンには言わずと知れたP.マルコーニだが(SB6、Tesi、スーパーモノなど)
YBシリーズの基本レイアウトを考えたのはDB1の設計者として讃えられるF.マルティーニだ。
古いライダーズクラブなどでマルティーニ時代のYB系ビモータのストリップ写真を見ていると、
どうやらこの燃料ポンプの配置は彼の時期に確立していると思われるので、世間一般の評価は別にして
「お前もか〜( ̄□ ̄*)」というのが私の率直な印象ではあった。
DB1やYB4を設計したマルティーニにしろテージやSB6を設計したマルコーニにしろ、
格好良くて面白いバイクを設計する能力は認めるが
(マルティーニ時代のビモータには乗ったことないですが、YB系フレームから想像はつくかなと)
主任設計士に権限が集中する零細組織の弊害なのか、誰か止める奴はいなかったのかと言うような
エンジニアに根本的な知識が足りないのか信じられないような間抜けた欠点が多過ぎるぞ。

ともかく、入手後3年半が経過しているが考えてみればこのバイクは私の自宅で夏を越したことが一度もなかったので
これまでオーバーヒートが問題にならなかったのだな。嫌な納得の仕方だ・・・。
世間一般では「ビモータはイタリアで使うことを前提にしていて日本の事は考えていないから日本の夏には弱い」
などと言う寝ボケた評価がまかり通っている印象が無きにしも非ずだが、そもそも同じエンジンを積んだヤマハのバイクは
気温30度以上の状態で何時間も走り続けてもへこたれないように設計されているのであって、
それをまともに走れないまでに劣化させているのはビモータの技術力が足りないからである。
百歩譲ってイタリアの気候を前提に設計しているとしても、日本向け車両としてメーカーが輸出しているのだから
日本国内で使って異常が出たらそれは商品設計に問題があるのであり、仕様地向けの設計変更を怠った
ビモータの怠慢と言わざるを得ない。
さて、これでこのバイクが乗っていてつまらないバイクでこれまでにもお金をかけていなかったら
「こんな欠陥バイクは要らん」と速攻で処分するところだが、腹立たしいことにこのバイクは乗っていて実に面白いのだ。
今回の件はどう考えても設計ミスとしか評価のしようがないが壊れたわけではないから秋まで乗らずに我慢していれば
また普通に乗れるようになるのだが、幸か不幸か私はそういうのを我慢する性格ではない。
たとえ完成が秋までかかるとしても「燃料ポンプに常時風を当てて冷やすようにするか、ポンプの位置を変えれば
問題は解決するはず。対策を何とかやってしまいましょう」とバイク屋にお願いして帰ってくる難儀な性格なのだな。
どちらにしても
R1100RSの復活までそう日数はかからないはずだから、ビモータが動かなくても
大して問題にはならない。もともとは
R1100RSが復活するまでのつなぎバイクとして購入しているのだし。

7月4日 早速ベルトが出来上がってきたので(謝礼は渡した)、帰宅してから千枚通しを火で炙って
ベルトに穴を開け、付属していたネジでベルトと本体を固定して完成。
これで「ハンドル部分にベルクロで巻いて留められるレーダー探知機」になったわけだ(^0^)


撮影用に固定したものですが、トップブリッジに固定がもちろん理想(メガモトは無理)。試走しましたが工業用のマジックテープなので
強度はこれで充分でした。ただ、装着位置によっては車体が電波を邪魔してレーダー受信の感度が低下する場合があるようです。

7月7日 オイル交換の終わったセルシオを引き取りに行く。さてトヨタのディーラーは当然、入庫車両の
整備履歴を管理しているのだが「タイミングベルトの交換時期が過ぎてますね。一緒にやりますか?」と言われた。
確か昨年の車検でやったはず・・・と思っていたが私の単なる勘違いで、やはり実行されていないらしい。
見積もり金額を出してもらうとざっと8万6千円とやはり痛い!が、ベルトはエンジンを下ろさないと交換できない構造で
ウォーターポンプと冷却系のホース類をほぼ総とっかえと見積もりに書いてある(14年10万キロだから妥当)。
だとすると結構どころか、かなり安いぞ?10万キロというのはあくまで品質を保証する最低ラインだから
当分は大丈夫だろうが、早めに片付けてしまうに越した事はない。

先日のビモータの整備や何やかやでお金がかかるのは必至だから今すぐには厳しいが、
できるだけ早いところ入庫させなくてはな。

7月10日 R1100RSの完成が白馬までに間に合わないらしい。事情は聞いたが理解できるものだったので
それは仕方がないか・・・といったところ。私のRSを押しのけて入ってきた仕事、断るわけにはいかないだろうしな。


そうなるとK100RSの車検が切れたままの現在、メガモトに大荷物くくりつけて暑い中を白馬まで
追い越し区間の少ない道を苦労して走る
よりは、四輪の車中泊で楽した方がいいと思う。
白馬までの道(高速道路下りてから)がもっと曲がっているとか、市街地走行が少ないとか
追い越し禁止区間が少ないとか流れがいいとかいう条件だったらメガモトで頑張る気にもなるが、
あのルートだとバイクより多少遅くて面白みがカケラもなくても、冷房効かせた室内で音楽聞きながら
四つ輪で走るほうがまだ”まし”ではないかというのが本音。超暑がりの私に、夏の高速道路はこたえるし。
また白馬に行かれた経験のある方はは大なり小なり感じておられると思うが、白馬のバイカーミーティングは
バイカーミーティングといっても参加者が乗りつけたバイクは駐車場に停めておくだけで、
あくまで「往復の交通手段」以上のものではない。
メインとなる会場内の移動手段は徒歩のみだし、会場は意外と暑いから
重くて動き辛いライディングウェアにブーツよりも日除け帽に薄手の長袖上下に軽い靴の方がどう考えても快適だ。
しかも(あまり奨励する気はないが)車中泊ならテントを張る必要もないし、キャンプサイト代も無料ときている
(トイレ・水道などの設備は同じように使える)し、毎年雨に祟られる白馬では雨の中テントに居るよりは
完全防水の車内でエアコンをかけて乾燥した空気を循環させた方がいいと思う。
要するに、往復の楽しみさえ諦めることができれば白馬は車で行った方が楽しめるというのが私の結論なのだ。


7月12日 3日程前にセルシオのタイミングベルト交換資金確保のためスパ西浦モーターパークでの走行会を
断念したばかりだというのに、新たに鈴鹿での走行会の話が入ってきた。今度のはなかなか魅力的だが
何とか費用を工面してみるか?

7月15日 先の走行会はレーシンググローブ/ブーツが必須となっていたので、レーシングブーツを所有していない
私はこれを調達しないといけない。私のサーキット走行の頻度から考えて使用する機会はなかなかないだろうから
安いもので充分・・・とコミネのブーツをネット通販で発注しておいた。コミネのゴアテックスブーツは持っているから、
サイズはあれと同じで大丈夫だろう。あと、サーキット走行会の申し込みのメールも送っておいた。

7月22日 サーキット走行会の参加申し込みに一週間経つのに返信がなかったので電話で連絡を取ってみたところ、
やはりメールが届いていなかったらしい。改めて参加申込書送れのメールを送信した。

7月24日 先日購入したブーツが届いた・・・が、大きすぎて使い物にならないぞ( ̄□ ̄*)
サイズは間違っていなかったからコミネのブーツの大きさが同じサイズ表示でも種類によって異なっていたと
判断するしかないのだが、返品不可のショップで購入したのは失敗だった(−−〆)
これではこのブーツをヤフオク送りにして、新しく買い直すしかないではないか。
ネットショップは試着や試し履きができないからこういうリスクはどうしても避けられないが、
勿体無い事をしてしまった・・・。

7月26日 そんなわけで買い直したブーツが早くも到着。今度はサイズが合ったけど、
しかし参加申込書を未だに送ってこないのが気になるなあ・・・。

7月27日 走行会の参加申込書を送れともう一度メールを出す。あまり使わないだろうブーツを2足も購入してしまったが
あまり反応がないようなら縁がなかったと諦めねばなるまい。ブーツはあくまで私の責任だし。


7月31日 R1100RSの復活がいよいよ見えてきたということで、改めて防犯体制を再検討してみる。
普通に考えたらかなりの防犯装備(大都会はともかく、岐阜の田舎では結構な防犯水準にあると思う)だし
95年式R1100RSなどという低年式車両をリスクを犯してまでわざわざ盗もうとする泥棒もあまり居ないと思うが
万が一の場合に備えての安全対策はやはりしっかりと立てておかねばならないだろう。
自宅に置いておける3台のバイクにそれぞれどういう防犯対策を施せるか考えていくと、
キタコのロックがあと一本欲しいというのが結論になった。
詳細は安全対策上書かないが、これでRSの防犯レベルはたぶん倍くらいになるだろう。
調べてみたらヤフオクでちょうどいいのが出ていたので早速落札。
こんな出費をするから金欠になるのだが、RSの安全には換えられないというのが偽らざる本音だ。


8月5日 これだけ待っても連絡がないとなると、残念だが走行会の方は諦めるしかあるまい。やれやれ。
明日は白馬なので、早起きに備えなくては・・・。


8月6日 白馬バイカーミーティング

車に荷物を積み込んで、白馬に向かう。途中の高速道路では何台ものBMWバイクを抜き去り、
一般道に入ってからは抜かれまくったが(;^_^A余裕を持って会場に到着して受付が済むと同時に
試乗の受け付けにダッシュで向かうという一連の行動は経験値を積んで無駄なくスムーズに行えるようになったと
言っていいのではないだろうか(^^) それが何の自慢にもならないのも事実だけれど。
ミーティングの運営については今回は本当に書くべきことがなく、良くも悪くも変わり映えしなかったので省略する。
私の感受性は鈍ったかもしれないが、決して手抜きではない。

 
間違いなく今回のスターだったコンセプトC。これを書いている時点で既に発表されているC600スポーツの画像と見比べると
似ているようで細部はかなり異なっています。



今回はレッドブルが協賛していて、小さい方の缶を時々無料配布していました。有難かった・・・m(_ _)m


おなじみの白馬豚の丸焼き無料配布。画面左奥の青いテントの前まで長大な行列ができていますが、
私は行列に並ぶ時間を嫌ってたまにしか戴きません(味はとても良い)。



このF800R改造車はもちろんクリス・ファイファーのもの。BMWの本社ビルを屋上まで登ったものと同一車両かどうかは不明。


その妙技というより、神技(@_@)
あの〜、ハンドルに後ろ向きに腰掛けたままブレーキとアクセルを同時にコントロールして
後ろ向きのままマックスターンを決めるような真似がどうして人間にできるんでしょう?

あれだけバイクを自由に操れたらさぞや楽しいと思います。

 
で、そのバイクの改造箇所(エンジンとサスはノーマル)。スロットルとブレーキ操作は左手でもできるようですな。

 
車体を立てたり足をかけたりするためのステップを増設して、シートは完全なスペシャル品。


ここまでやらなければあんな瞬間ウイリーやバーンアウトはできないでしょうねえ・・・。
同じ改造をすれば一般人が彼の真似をできるわけでもありませんが。



この時点ではまだ参考出品扱いだったハンドル取り付けタイプの一体型ETC。


いろいろな事情があることを察した上であえて書くけれど、どうしてC600スポーツは
このコンセプトCに比べてあんなに格好悪いデザインになったんだろう!?

過去にTS250ハスラーを所有していたことはあるけれど、私がバリバリのオンロード系ライダーなことは
私と親交のある方なら誰も異論はないと思うが、だからこそオフロードライディングを一度やってみたいと
思っていたのも事実でせっかくの機会だからと白馬のオフロード試乗コースにも今回足を運んでみた。
ちなみに初回はハスクバーナの450で、2回目はR1200GSADV。極端から極端な組み合わせだ(;^_^A
オフロードを走ったのは
(R1100RSを除けば)実に18年ぶりだったが、スロットル操作の感覚や
タイヤが滑ることを前提にして車体をコントロールするのはオンロードしか乗らない私には実に新鮮な体験で
プロのレーサーにはオフシーズンにオフロードバイクでトレーニングをする人が多いという理由がよく判った。
自分でGSを買ってダートに分け入る可能性はまず皆無だろうが、少なくとも随分と参考になった(^0^)


単なるイベントの試乗会でこれだけの景色が見られたのは望外。もっと前から行っておくべきでした(-_-;)


松下ヨシナリ氏のマン島TTレースの展示。参加記念のメダルも見せていただきましたm(_ _)m

8月18日 何を考えたのかBMWのバイクに乗りたいという殊勝な友人に少し前から相談を受けていたのだが、
とうとう初期型のK1200RSを購入してしまったのでならばとK1200RSのパニアとソフトトップケース、
バグスターのタンクカバーにシートを譲ることにした。(ずっと処分せずに持っていたのだ)
仮に新品でまともに購入したら20万を楽々超える代物なのでお互い良い取引になったのではないかと思う。
しかし、これまで僅かに残っていたK1200RSを将来的に買い直す可能性は、これでほぼゼロになったな。


8月23日 セルシオをタイミングベルト交換のためディーラーに入庫させておいた。随分資金確保に手間取ってしまい
入庫が遅れてしまったが、出来上がる頃には給料が入って一息つけているはずだ(そうでないと困る)。
あと、以前から気になっていたのだが私のセルシオはハンドルのチルト機能がうまく作動していない。
キーを抜くとハンドルが自動的に跳ね上がって乗降性を助ける機能は生きているから問題はモーターではなく
スイッチの方なのだが、入庫ついでにスイッチを交換してもらうかと思って軽く聞いてみた所、
なんとこのスイッチはステアリングのコラムと一体になっていてアッシーでしか出てこないため、
交換にはステアリングコラムそのものを総とっかえしないといけない。誰かスイッチを分解できる
電気屋はいないのかと思ったがディーラーではその手の修理は受けておらず、部品代だけで13万円強!( ̄□ ̄*)
「わかりました、もういいです、このセルシオはハンドルはチルトしなくてリーチの調節だけなんだと思うことにします」
と言って、私はそれ以上の見積もりを打ち切った。しかし、どこかに直せる店ないかな・・・。


8月26日 恒例の任意保険問題

毎年この時期になると任意保険の更改でアタマを悩ませるのだが今年も例外ではなく、
これまでは大学時代の先輩が保険会社を経営していたために全てそこに任せていたのだが
その先輩が会社を売り払って別の仕事に転職してから2年も経ち、そろそろ義理立てする必要もなくなった。
ネット契約の保険が安い事は知識として勿論知っていたが、改めて見積もりを取ってみると確かに安い。

チューリッヒで見積もりしたらメガモトが4台以上の多数契約でこれまでのAIUだと16780円のところ
ほぼ同条件の単発契約で8170円で契約できる。
等級が上がる程保険料の差が開くシステムのようなので
比較的等級の低いビモータではあまり差がつかなかったが、
それにしても4台の契約で合計約2万円の差額は
無視できるはずもない。これは保険会社を乗り換えるしかないだろうなあ・・・。

8月27日 セルシオを受け取ってベルト交換の支払いを済ませる。約8万6千円の出費、当たり前だけど些かこたえました(-_-;)
いやあ、タイミングチェーンっていいなあと思ったな。世のユーザーの大半が求めているのは、多少の性能アップよりも
メンテナンスフリーと、買った後の維持費がかからないことだ、間違いなく(^_^;)


8月30日 伊豆ツーリング無念の断念

バイク屋に電話をしてR1100RSの進行状況と、予想される完成時期を聞く。
それによると車検と改造申請を終えてシルバーウィークまでの納車は大丈夫なようだが
そこから距離を伸ばす日程的余裕はなさそうな感じで、つまり私が最低限の慣らしを終えて
長距離ツーリングに出られるような状態までにはならない様子。
また、正直なところこれだけの改造車であれば予期しないトラブルが起きる可能性もある。
以前鈴鹿で作業していた時と違ってメカニックの技量は心配ないものの、R259系の本格的な整備は
初めての方だから経験値が無いのは事実だし。
また、現在装着中のササキのマフラーでもある程度のセッティング出しはやるため、
データロガーを装着して走り込んでからセッティングを修正する手間を考えると
それだけでもある程度の時間が必要になる。
6月から予約を取って秋のツーリングは心の底から楽しみにしていたのだが、7年待ったRSが戻ってくるのであれば
RSで回転数押さえて地元でおとなしく慣らし運転するより
メガモトで伊豆スカ走るほうが面白いと判っていても、
私は迷うことなくR1100RSの慣らしを優先するしかない。これまで費やした7年という年月はやはりそれだけ重いのだ。
電話に出たカイザーベルクのスタッフの方は一年前に泊まった私を覚えていてくれたが、
来年には必ず日程を作ることを約束して予約をキャンセルする旨を連絡した。無念・・・。


9月3日 久しぶりにディーラーに顔を出したところ、制度が変わったBMWカードを勧められた。
カードのポイント率は正直それほど高いとも思えなかったが、エマージェンシーサービスが強力で
BMWの正規輸入車であればレッカー移動と修理後の車両回送が距離無制限で、代替交通手段と宿泊施設の手配と
それに必要な費用が規定の範囲内で無料だ。年会費5000円だから、ロードサービスと割り切ればかなりいけるぞ、これは。
私の場合、
問題は一番レッカーの世話になりそうなビモータに使えないことだな(苦笑)
あと並行輸入車のK100RSにも。どちらにしても、検討する価値はありそうだ。

9月15日 9月のシーズンで連休もあるというのに何も書くネタがないのは、佳境を迎えているR1100RS
全力を集中しているからで、
R1100RSのネタはこのK日記(今年からタイトルに偽りありだが)には
基本的に書かないことにしているので、従って進行がスムーズになってしまう。ご容赦願いたい。


9月18日 一つ上で書いているのは何だったんだと自分でも思うが、それはそれと割り切って書く。
R1100RSの完成が遅れているのは至近では必要なパーツの入荷が遅れているためなのだが、

K75Sに乗っていた頃からK100系のパーツ供給が悪くなったと聞いていて「BMWもいよいよ・・・」と思っていたが
とうとう部品在庫整理の波がR1100系にも波及してきたか。時代の流れを感じるなあ・・・。


9月20日 遂にこの時が来たか・・・。

ネットサーフィンをしていて久しぶりにお気に入りから入ろうとしたら、beemers−club.comのサイトが
閉鎖されていた。お盆明けに見た時にはデータがあったからその後に消されたのだと思うが
90年代後半〜2000年代前半にかけて、あのサイトが果たした役割は本当に大きかった。
あそこで得られた情報も多かったし、あれが縁でつながった人も全国にどれだけいるかわからない。
最近の様子からいずれは閉鎖するだろうと予想していたので驚きはなかったが、一つの時代の終わりのようなものは感じた。
使い古された表現だが、あえて書こう。”さようなら、そしてありがとう”


9月28日 私が先日パニア等を譲った友人は現在北海道ツーリングに出かけているのだが、彼からメールが届いた。
画像は公開しないが、一目見てむうと唸ってしまった。私が以前乗っていたのと同じ黄色の市松模様のK1200RSで
それに見覚えのあるタンクカバーとパニアケースとトップケースとシートがついている。
外見に見覚えがあり過ぎて、思わず所有権を主張したくなってしまったほどだ(;^_^A


10月2日 先日からセルシオのセルの回りが弱いのが気になっていたのだが、とうとうセルが回らなくなってしまった。
先日は充電して復活したけれど今回は回るけど明らかに弱々しいから、バッテリーが寿命だと考えるしかないな。
トヨタで頼むという手も勿論あるが、この手の消耗品はどれでも最低限の性能は確保されているから
あまり性能を追求しなければ値段で選んでしまってもまず間違いはない。そんな訳でホームセンターを回ったところ
最安値が15600円、オートバックス・ジェームズだと21000円くらいからだった。
この値段なら悪くはないが、もっと安いところはないかな〜と思ったので、後でネット通販も調べてみることにした。


そして、夜間はR1100RSの慣らし走行に燃えているわけだが、平日に仕事を終えてから走っているので
必然的に夜間走行ばかりになる。7年前は125W相当の高効率バルブを付けていたのだが
現在はごく普通の60/55Wバルブで走っており、慣れの問題はあるが暗いことおびただしい。
慣らし運転中だから意図的に道が曲がったところばかり走行ルートに選んでいるのだが
久しぶりに体験したR1100系ヘッドライトユニットの配光の悪さもあって見たい部分になかなか光が飛んでくれない。
オーバーペースといえばその通りなのだが、昼間ならごく当たり前のペースで走っていて
2度ほど怖い思いをしたというのはやはり責任をヘッドライトに押し付けてもOKだろう。
R1100RSに乗っていた7年前、私がHIDを使わなかったのはあまりにも高価なことと
闇雲に車検に通らない領域での光の色温度を競う風潮が気に入らなかったことが主な理由だが
7年の間にHIDも随分と安くなったし四輪ではかなり普及が進んで完全な車検対応色の
後付HIDも珍しくなくなった。
そろそろ購入してもいいかも知れないと思ってちょっと情報を集めてみると、R1100RS用では
ソーラムから55WタイプのHIDが出ている。計算上の明るさはハロゲン球にして約260W相当か。
高いけど、これならわざわざ装着する価値はあるかな。


なお、一緒にバッテリーを探していたところセルシオ用は80D26Lの新品バッテリーが
送料込み実に5600円で売られていたのを発見。即座に購入したが、R1100RSの支払いで
財政がピンチな時にこのお手頃価格は実に助かった・・・。


10月3日 とうとうHIDに手を出してみる

私がカスタムパーツを導入する時は極端にじっくり腰を据えてかかる場合と、
ダボハゼのように飛びつく場合のだいたいどちらかなのだが、今回はその中間だろうか?
深夜までネットを巡回してHIDの情報を収集してから、ヤフオクや通販サイトなどを巡回して更に価格情報も集める。
モノの良し悪しで考えるなら高価なものにはやはりそれだけの理由があることも理解できたが、
壊れるのがHIDのシステムだけで車両本体に影響が及ばなければ「壊れたら買い換えればいい」
という割り切りもできなくはない。R1100RSのようなオフロード車なみにヘッドライト位置が高いバイクで
(昔はハイビームと勘違いしてよくパッシングされたものだ)260W相当のHID等付けようと思ったら
個人的には前方車両の迷惑にならないための減光装置が必須だと思うが、私のRSは95年生産だから
堂々と合法的にヘッドライトスイッチが使用できるので減光装置など無くてもまったく問題はない。
そんなわけで、中国製の税・送料込み6000円というHID(リレータイプではない)を楽天で購入した。
失敗しても笑って許せる金額なので、届いたらR1100RSで早速実験してみよう。
具合がよければ他のバイクにも採用拡大(^^)
それにしても、90年代前半に昔ポルシェがリトロニックの名称でHIDをオプション設定した時
確か35万くらいだったと記憶していて、21世紀に入った頃には二輪用のHIDは
アブソリュートの8万円くらいのが一番高いけど結局一番モノがいいなんて言われていたが
いい時代になったものだ・・・。


10月6日 昨日届いたセルシオのバッテリーを交換する。技術的には難しいことなど何もないが、
重いのには閉口させられた。4リッターV8を動かす起動電力が必要だから仕方がないのだけど。
鉛蓄電池は価格は安いし急速充電にも耐えるしメモリー効果も存在せず、充電可能回数も多くて
リサイクル性も高いと実にいい特性を持っているんだけどなあ(だから世界中で普及した)。
これでもうちょっと軽くてエネルギー密度が高ければと思うと、実に残念だ。
リチウムバッテリーも少しずつ市販品が出てきたが、あれは鉛蓄電池のような荒っぽい使い方をすると
性能の低下が早まるはずだしまだまだ高すぎる。
ただ、SHORAIのバッテリーはリチウムでも別格に安いから
機会があれば自分で実験してみてもいいかもしれないな。


また、先日発注したHIDユニットが届いたのだが、私は”バイク HID”で検索したからてっきり1個だと思っていた。
しかし、妙に大きな箱で届いたなと思って箱の蓋を開けてみると、中にはHIDのバーナーもバラストユニットも
すべて2個ずつ入っている。つまり、6000円の内訳はバイク用1台分ではなく車1台分か!
・・・ということは、工賃を別にすれば6000円の投資でバイク2台がHID化できてしまうのである。
1台あたり3000円。そこらの高効率バルブと同じ値段でHIDが買えるとは恐ろしい時代になったものよ・・・。
そうなるとどのバイクに着けるかだが、私の所有しているバイクでH4バルブを使用しているモデルは
R1100RS、R1150RS、
K100RS、HP2メガモト、ビモータYB11だ。全部かよ(;^_^A
素直に考えるなら、次点はビモータだな。メガモトはスペース的な心配があるのと、
あの高いヘッドライト位置にしてヘッドライトスイッチがないから減光装置がないとさすがに前の車に悪い。

ビモータならスペースはたぶん充分だし、あれもヘッドライトスイッチが付いているから
信号待ちや渋滞でも前の車に迷惑をかける心配は無いし。


10月9日 R1100RSはパワーコマンダーの設定で苦労している(私の形式に該当するパワーコマンダーの
ラインナップが実はなく、他車用を工夫して装着しているため)わけだが、
メガモト用のパワーコマンダーVは
商品として存在する。現在の設定に不満があるわけではないが、パワコマ買ってパワー優先のマップを作って
切り替えられるようにしても悪くない。面白さが増す改造は基本的にウェルカムだからな。
急ぐ必要はまったくないが、ピスタルレーシングのR1200用軽量ピストン同様、
こちらも廃盤になる前に押さえておいてもいいかなあ・・・。

10月10日 メガモト軽トラブル

久しぶりにメガモトを引っ張り出して、中津川まで栗おこわを食べに行く
(名産の栗きんとんを買いに行く、とほぼ同義)。曲がった道を主体にショートツーリングのルートを考えて
軽く走ってきたのだが、14時に到着して茶房に入るまで30分待ったのには閉口した。
中津川の栗きんとんもマスコミで取り上げられてすっかり有名になったが、観光客がバスで大挙して乗り付けて
ごっそりと買い込んでいく光景は(それが効率のいいやり方だと理解した上で)地元民としては
なんだかなあ・・・と思わなくもない。5月の加茂もそうだったが、あの店もあれから行っていないしな。
店の側からするとまた違うのだろうが、常連客からするとあまり繁盛するのも考え物ではある。


そんなわけで、ご覧の通りの内容。内容的には川上屋もいい勝負です。

しかし、帰宅してメガモトにカバーをかけようとするとファイナルドライブに妙に濡れたような光沢がある。
さては!と思って調べてみると案の定で、中空のハブ穴の部分からオイルが滲み出ていた。
いつも思うのだけど、中空などにしないでR1100系のような構造にしておけば絶対に漏れないのにねえ・・・。
冷却効果を上げてオイルの寿命を延ばしたかったとか軽量化とか理由は理解できなくもないけれど、
ユーザーが求めているのは技術者の独善ではなく、壊れず余計な維持費がかからないことだ。
K1600GTLではこの穴を塞いでいたからちょっと感心したのだけど、スクープ画像を見ていると
新しい水冷ボクサーは現在の形式を踏襲しているからな。また世界中でブーブー言われないかどうか、ちょっと心配だ。
しかし、よく考えてみるとこれで手元にきちんとした整備状態のバイクが一台もなくなってしまったぞ(−−〆)


修理が完了した後で撮影していますが、黒いプラスチックのリングの周囲から滲んできました。

10月11日 メガモトのオイル漏れは保証で何とかなりそうなものだが、残念ながら私の車両は
有料の延長保証に加入していないため現在では既に保証の対象外となってしまい修理は実費負担となる。
個人的には、有料の保証というのは掛け捨ての保険みたいなものだがBMWとしても壊れる可能性があると
考えているから延長保証を有料にしているわけで、個人的にはそんなことをしなくてもいいよう、
堂々と無料で保障期間を長期間設定できるような品質の製品を最初から作らんかい!と思う。
確かに保証がないよりはましだが、日本人的感覚からするとカイゼンの努力が足りないぞ。
ともかく直さないことには安心して乗れないので、バイク屋に電話をして週末に入庫させる旨を連絡しておいた。

また、帰宅して郵便物をチェックしているとNEXCO中日本のプレミアムドライバーズカードが
来年から年会費無料でなくなるという通知が届いていた。やはりE−NEXCOと歩調を合わせてきたか・・・。
前にも書いたが実質的にETCカードを維持するためだけに年会費1800円強を払うのは少々もったいないし、
やはりこれを機に別のカードに入って、あとはBMWカードに入るべきか、入らざるべきか・・・。
(BMWカードのETCは発行時のみ1000円)ビモータがなければBMWカードは即契約するところだが、

ビモータを持っている限りJBRのロードサービスはやはり手放せないのも事実で(レッドバロンのロードサービスも
もちろん使えるけれど、自動的にレッドバロンに運ばれてしまうのが改造多数の私のビモータには痛し痒し)。

ロードサービスを二つ契約するということへの心理的な抵抗感は正直言ってある。

10月12日 やはりそうだったか・・・。

少し前にヤフオクに出ていたのを落札した別冊MCの90年6月号が届いたので、
目当てだったビモータYBシリーズの追跡記事に目を通してみる。
現在においてもビモータファンがYBシリーズを誉める時の常套句の一つに
「87年のTT−F1で世界チャンピオンを獲得したYB4と全く同じフレームを使用した”本物”のレーサーレプリカで、
外見を似せた日本のレプリカとはそこが違う」という表現があるのだが、
現実にはキャスター角も違うし多少もモディファイはあるものの、市販車とレーサーの相違が
非常に小さい設計には違いない。もっとも、今のWSBK車両のフレームも少なくとも外観に関する限りは
市販車とほとんど変わらないのだけれども。そう思いながら読んでいたら、
当時の輸入元だったカロッツェリアジャパンの担当者のコメントに見逃せない部分があった。

YBシリーズはとにかくストリートで1番速いMCを作るという目的でフレーム命のバイクを造って、
それを試すためにTT−F1のレースにも出た。
結果としてチャンピオンは取ったけれど、本来の目的はあくまで市販車用フレームのテストだ。

とある。(文意を損なわない範囲で多少省略している)
そうなると、上に書いた「YBシリーズ=”本物”のレーサーレプリカ」説は根底からひっくり返るな。
公道での使用を当然考慮しているとはいえ、基本的にWSBKへの参戦を前提にベースモデルとして設計されている
現在の国産リッタースーパースポーツの方が設計の上ではよっぽどレーサーに近いことになるぞ。
自分のビモータYB11にしてもフレームは二昔前のレーサーまがいだけどエンジンはスポーツツアラーだし
足回りの設定もかなり安定性重視だし、決して性能第一主義ではなく、根本的に公道走行が大前提の
雰囲気優先レーサー風スーパースポーツと思っていたのだけれど、
メーカーの思惑もだいたいその通りだったわけだなd( ̄  ̄)


10月15日 仕事を終えてからメガモトをバイク屋に入庫させる。オイル漏れといっても症状はごく軽微なので
バイク屋にも何の不安もなくそのまま乗っていったのだが、バイク屋の判断も「これだけ症状が軽ければ、
分解整備をしなくてもまずオイルシールを膨張させて漏れを止めるケミカルを使って様子を見ましょう。
それで漏れてきたら分解整備ということで」というものだった。もちろん理想はシール交換だが、
盛大にお金を使って重整備ばかりしていればいいというものでもない。


それからセルシオであちこち走り回って溜まっていた用事を片付けていたのだが、ガソリンスタンドで給油すると
燃費がリッター6.9キロしか伸びていない。普段はだいたいリッター8キロ台前半で、今回はクーラーも使わず
高速道路主体の使用だったが、それにしては些か悪い数字だ。前回も燃費はあまりよくなかったし。
走行距離も10万キロを超えていることだし、これを機にエンジンオイル添加剤の実験をしてみることにした。
PTFE系や塩素系については凡そわかっているので、今回は近年ワックスだけではなく添加剤にも進出した
シュアラスターの
ループ エンジンリカバリーを購入して帰宅。同じ理屈の商品は円陣家至高からも販売されているが、
費用対効果の程がわからないのでまずは先日10万キロを超えたセルシオに実験台になってもらおうという魂胆だ。

これが良ければビモータへの投入を検討してもいい。
まあ圧縮漏れでもしていない限りエネルギー効率の大幅な低下は考えにくいので、
燃費向上については最初から期待していないというのが本音ではあるものの、
セルシオは5000キロ前後でオイルを交換しているからリッター150円のハイオクで8.5キロ走ると仮定すると
5000キロ走行に必要なガソリン代はざっと88200円。これがリッター7キロしか走らないとすると
ガソリン代は107100円に跳ね上がるから、添加剤である程度燃費を改善できれば
その度合いによっては金銭的に充分ペイできる、という計算はある。
(私のセルシオには電卓を常備しており、上の数字を計算した上で買いに行った)
とはいっても、エンジンが原因だけで燃費の二割低下はまずあり得ない。
添加剤では精々2〜3%も改善すれば上出来だと思うけど。

ちなみに件の添加剤はゲル状の糊か吉野葛みたいな物体で、
オイルラインが詰まらないかどうか心配になる程の高粘度物質だったが、10分ほども走行すると
エンジン音と振動が多少(劇的にではないが、注意していなくてもたぶんわかる程度)減少したのがわかった。
パワーについては「多少パワーアップしたような」気がした。エアコンを切って走っていたことが多いから
当たり前は当たり前なのだが、エアコンを付けた時でも僅かにパワーアップはしているようだ。
悪くはないが、実売3000円強でこの効果が1万キロ持続と考えると微妙なところではあるな。
もっと状態の悪いエンジンにはいいかもしれないが。私のセルシオに関して言えばまあまあ満足できたが
1万キロ走行後にはたぶん再投入はしないだろうと思える、そのくらいの評価だった。
ちなみにその後燃費は元通りに回復しているが、添加剤のせいかどうかは不明だ(たぶん違う)。


10月18日 メガモトの修理が完了したと連絡があったので、仕事を早めに切り上げて回収に行く。
修理と言っても先に書いたとおりシールを膨張させるケミカル(ワコーズ製)のものを注入して
オイルの総量を調整しただけなので、ケミカルさえ入荷すれば30分もかからないような作業だ。
その分費用も安く済んだのは実にありがたかった。まともにファイナルを分解したら工賃だけで万単位だからな。

10月23日 精神的に打ちのめされた気分

珍しく休日出勤の予定がなく丸一日時間が空いたので、早起きする。雨だった(−−〆)
天気予報を確認してから寝ているので驚きはないけれど、パソコンを起動して最新の予報を確認すると
昼からは晴れになっている。外の様子から考えても雨は午前中に止みそうだと思われたので
目覚ましをセットしてもう一度寝直してから
「晴れたしもう路面も乾いただろう、メガモトでやまびこロードを攻めに行くぜ!」と
普段ジェットヘルばかり使用している私も久しぶりにフルフェイスのX−12Rを被り、
クシタニのレーシンググローブを嵌めて出発。
勇躍東海北陸道に入り、郡上大和から国道156号を北上してやまびこロードに入る交差点を右折して
それから1分も経たないうちに激しいにわか雨( ̄□ ̄*)
すぐに雨は止んだけど、あっという間にセミウェットと化した路面を前に心が折れそうになった(−−〆)
仕方ないのでルートを大幅に短縮してスローダウン走行でゆっくりと走り、
昼食を食べたらすぐに帰途についたけど帰りのやまびこロードは水蒸気で路面の上にもやがかかったようで
見た目は綺麗だったけど正直言って泣けた(ToT) 何しに来たんだ私は!?


友人に教えてもらった風見鶏という店のツインカレー(奥美濃カレーのひとつ)。なかなか頑張った印象で
味もよかったんですが、辛いものが好きな私としてはルーがもう少し戦っていてくれた方が(^_^;)

それからビモータの件を相談するべくバイク屋に行ったのだが、熱対策の目処がついたので
そう遠からず復活することがほぼ確定した。
復活といっても、7月に中央道で止まったのは壊れたわけではなくただの仕様だから
そのまま乗って帰っても夏でなければ走行に問題はなかったのだが。
それがここまで長引いたのはビモータを入庫させた時点で
R1100RSの完成が
もうかなりのところまで見えてきていた
から、両方とも近い時期に仕上がってきても
ビモータに乗っていられない
(RSが当然優先される)とか2台分の支払いは財政的に厳しいとか
いろいろ本音があったので、バイク屋には理由をつけて作業遅延OKにしていたわけだ(;^_^A
もっとも、バイク屋の側からしたら修理が進まない車両を預かっていても邪魔だし作業を進めないと
お金も回収できない。遅らせるのに限度があるのは私ももちろん先刻承知していたから、
対策の目処がついたら「わかりました、では早速とりかかってください」と言うしかないわけだ。
ただ、車両をチェックしてみると前後タイヤの硬化がいかにも気になる。
7月の時点では夏場で暑かったからあまり気にならなかったが、ここまで気温が下がってくると
硬化の度合いからしてタイヤの寿命と考えるしかないだろうな。
普通に転がしている分には問題ないと思うけど、スポーツ走行はもう無理だろう。
パイロットパワー2CTなどというハイグリップタイヤを4年使っている時点で何をやっているかとも思うし。
交換すれば手っ取り早いが、
先日R1100RSの修理/整備/改造費で新車のバイクが買えるくらいの
お金を支払っている
から、現時点で追加出費の余裕はない(R1100RSにはまだお金がかかる)
それに、仮に今タイヤを交換しても
R1100RSを走らせるのが優先される以上、私がビモータでまともに走れるのは
おそらく12年の春以降の話になる。タイヤの寿命のことを考えても、今慌てて交換するのは
ちょっと勿体ないな。春まで待てば財政も多分少しはましになっているだろうし、
タイヤの寿命にしても半年分は稼げる。それまでは倉庫に置いてあるMr.グリップマンで誤魔化して辛抱するか。

帰宅してからは、春に写真を撮影して以来お蔵入りになっていたマルケジーニのホイールを
今度こそ処分するべく、写真を撮り直すことにする。これまでずっと気力が足りずに倉庫の中で寝ていたのが
金欠が確定となると途端にモチベーションが湧いてくるのだから人間って素晴らしい。


4月に撮影した時とは撮り方をいろいろ変えてます。デジカメも違うけど(^^)

その後、友人からR1150RSの部品がヤフオクに出ているとの連絡があったので、タイヤを我慢するくらい
財政的に厳しい時だったが「しかしこの程度の決断を瞬時に下せないようでは所詮大成など望めん!」と
更なる財政難を承知でR1150RSのパーツを立て続けに落札。ありがとう友人m(_ _)m
R1100RSが完成したら今度はR1150RSの番だから、押えられる部品は今のうちに手を打たないと。


10月29日 改造完了と新たな問題発生

完成したビモータを受け取りに、バイク屋に行く。作業内容は燃料ポンプの移設で
工賃は予想していたより高額だったのだが、「固定する場所がないためステーをワンオフで作り、
(アルミのフレームに穴を開けるわけにいかないから)鉄のシートレールを一旦取り外し、
作ったステーを溶接してポンプを固定しました」という説明を聞いて納得。ようやるわ・・・恐れ入りました(@_@)


サスペンションの奥にある筒が燃料ポンプ。これなら熱も問題ないでしょう(^0^)

しかし、帰宅途中にどうもガソリンが濃いのが気になった。帰宅して燃料ポンプを触ってみると、
短時間なら素手でも触っていられたからたぶん50〜60℃くらいだろうか。自動車用ハイオクガソリンの沸点は不明だが
前回ガソリンが沸騰した時に100℃を超えていたのは確実だから、劇的な温度低下はあったわけだ。
そこで調べてみると大雑把に言ってガソリンは温度が10度下がると1%ほど縮むようなので、
仮に60度下がったとすると6%ほどガスが濃くなる理屈になる。
気温が10度下がったとすると空気密度は約3%ほど上がるはずだから、単純に考えたら
濃すぎで調子が悪いとはっきり感じるほどの差は出ないと思うのだけど、はて・・・。
キャブのセッティングをやり直したとは聞いていないし、まさかまたしてもオーバーフローか?

10月30日 バイク屋に顔を出して、ビモータのキャブセッティングについて聞いてみる。
ガソリンの温度変化と気温は考えていたけれどやはり「今回はセッティング変更の必要なし」
という判断だったようで、今回はセッティングは特に変更されていなかった。
しばらく乗ってみて、そのうちまた持ち込むか。
あと、加速ポンプの作動も一気に開けるとガスが濃すぎるきらいがあったから
これを機に作動タイミングを遅らせて控え目な作動ににすることにした。
私はスロットルはエンジン回転がついてくるのをみながら少しずつ開けていくという開け方をしていて
(400刀でそういう運転になった)とりあえず全開にしてトルクがついてくるのを待つという開け方をまずしない。
これはこれで間違っていないがFCRの加速ポンプのセッティングとはあまり相性が良くない開け方なので、
スロットルを開け易くして実質的な速さを増そうという魂胆だ。

11月3日 ビモータを引っ張り出して、気分転換に軽く走りに行く。時々走りに行く長良川の堤防道路は
そんなに飛ばす事はできないが、信号が少なくて見通しがいいので適度なペースで流すには具合がいい。
これを書く少し前にもオープンカーで同じ道を走る機会があったのだが、ゆっくり走って気分いいというのは
バイクより四輪向けの道だな、改めて考えると。
しかしその時ビモータを走らせていた私に”ゆっくり流す”などという思考はあるはずもなく、
”前の車はすべて抜く(`0´)ノ ”というわかりやすい撃墜モードに入っていた。
先日気になったエンジンの調子だが、エンジンをかけてしばらく3気筒状態が続き、その後も
全体的に濃い目だったのは許容範囲とはいえ気になる。セッティングを変えてなかったのなら
問題はキャブそのものの不調か点火系が怪しいが、どっちにしてもろくな事はなさそうだな。
停車してからの再始動性もよくなかったし、走れはするが完調にはほど遠い。
来月には東京モーターショーが控えているから、
それまでにRSの修理が間に合わなかった場合
足にするのはビモータになる。どちらに転んでも大丈夫なよう、今から準備をしておかないと。

11月4日 R1100RSの進行状況を確認するため、バイク屋に電話をする。進行が遅れている
最大の原因はパワーコマンダーがまともに動いていなかったことなのだが、
簡単に説明すると車体にあるスロットルポジションセンサー(以下TPS)からの信号を
パワーコマンダーがうまく拾えていなかったのだ(実際にはその裏側で色々やっていた)。
解決策としてメカニックの方に質問されたのは
「大谷さん、ビモータにFCR付けてましたよね。
純正のキャブはまだお持ちですか?」
だった。「持ってますよ・?・・あっその手があったかっ!」
私も気付いて、ハイレベルな話だなあ・・・と感心した。
私のビモータはYB11だが、このモデルはベースが
従来のFZR1000ではなくYZF1000サンダーエースでキャブレターは当時最新式だった
ミクニの電子制御キャブレターが採用されている(ビモータも多少手を加えて使用)。
電子式というのがつまり、キャブレターにTPSを追加してそこからの信号を元にエンジンの点火時期を
前後させるシステムだったのだが、YB11にはベース車両の変更のためフレームをわざわざ再設計したのに
新しいキャブがそのままではフレームに収まらなかった
ため、ヤマハだとスロットルプーリーに直結している
TPSセンサーはそこから取り外し、スロットルプーリーからもう一つ伸ばしたケーブルで動くプーリーを増設して
そこでTPSセンサーを作動させることで幅を狭めてキャブの搭載を可能にしている
(つまり右手を捻ると、スロットルのプーリーとTPSのプーリーとで合計二つのプーリーが動くわけだ)。
これを見た時には「イタ公アホや」と真剣に思ったが、
今回はその先の部分だけを利用して
RSに本来のTPSとは別にパワーコマンダーに信号を送るためだけのTPSを増設しようという計画なわけだ。
車両の知識からそこまで考え付くメカニックも凄いが、本体から信号が拾えないなら、やってみるしかないなあ・・・。
ビモータは事実上元に戻せなくなってしまうが、まあ仕方ないと割り切ろう。

11月6日 そんなわけで、ビモータ純正のキャブレターをバイク屋に持って行く。
これで問題が解決することを切に願いたい。


11月19日 休日出勤を片付けてからR1100RSの状況を聞くべくバイク屋に電話をしたのだが、
スタッドボルトがまだ入荷していなかった( ̄□ ̄*) 走れないわけではないものの、早目の交換は必要なので
初期伸びの発生も考えるとこれを交換するまでは長距離走行は避けたいところだ。
しかし、パワコマは先日の努力の成果で無事稼動するようになったのでテスト走行に出たところ
6年間放っておかれたフロントのマスターが先日の走行で急に多用したのが祟ってかフルード漏れ!
対策品に換えてあるのでリペアキットで治るとはいえ、6日にキャブを持ち込んだ時には漏れてなかったぞ。
なんとまあタイミングの悪い・・・(−−〆)
あまつさえ16年経過したリヤのブレーキホースがテスト走行中にいきなり裂けたらしく、リヤブレーキが使用不能。
ここまで聞いて、「ああ、これは再来週の東京モーターショーは無理だな」と思ったが、
それにしてもよくぞまあこれだけ次から次へとろくでもないことが起きるものだ。
さて、そうなると次点はピモータだ。明日にでも様子見がてら、ちょっと走ってこよう。


11月20日 まずはビモータで軽く走ることにする。Mr.グリップマンを忘れずにきっちり塗布してから
岐阜市より少し北の辺りをぐるっと回るようなルートで走り出したのだが、空気が冷えているせいか
エンジンの調子も悪くなくて具合がいい。購入以来だんだんマイルドな方向に躾けているけれど、
尖った魅力は多少薄れたものの楽しめるシチュエーションが大幅に広がったからこれはこれでいいと思っている。
納車直後は15分くらい走っただけで疲れてへたり込んでしまうような有様だったからな
(もちろん、私が虚弱体質という意味ではなく)。
ただ、途中で雨が降ってきたため楽しみにしていた山道が濡れ落ち葉で走るどころでなかったのは残念だった。
先日も面識のある方が転倒したと聞いたが、当たり前だが安全には万全の注意を払わなくては。


途中に立ち寄った道の駅で。

ビモータで130キロほど走って帰宅してからはメガモトに乗り換えてRSの様子見のためバイク屋に向かう。
考えてみたら
ビモータとメガモトを連続して乗る機会は納車以来はじめてだったのだが、
直接比較すると面白さと直線加速以外ではどう贔屓目に考えてもメガモトの方が圧倒的にいいバイクだ。

ビモータも購入当時とは比較にならないくらい良く仕上がったものの、直接比べたら
ベースモデルの性能差があまりに大きすぎて何ともならんというのが率直なところ。
どちらも量産スポーツツアラー向けのパワーユニットをスペシャルなフレームに搭載した
小量生産のハンドリングマシンという成り立ちはよく似ているけれど、
年代の違いを差し引いても
ビモータとBMWの開発力に違いがあり過ぎるということだろうか。
いや本当、ビモータが乗っていて面白いバイクで良かった。
これでつまらなかったらとっくにリストラの対象になっているところだ・・・が、よく考えてみると
リストラされていればこうまで坂を落ちるところまで転げ落ちる事はなかったわけで
本当に良かったのかどうかは意見が分かれるところかも知れないな。


そんなわけで、スロットル下のプーリーがビモータからの移植品。当然スロットルが重くなったので
どうするかはこれからのテスト走行で結論を出します(最悪の場合スプリングを新造)。

11月21日 仕事が忙しくて延び延びになっていたマルケジーニのホイールをようやくヤフオクに出品する。
頼むできるだけ高値で売れてくれ(-人-)

11月27日 結局落ち着くべきところに落ち着いたというか

東京モーターショーは来週に迫ったが、ビモータの調子がどうもイマイチ信用できない。
防寒装備のテストも兼ねてビモータの調子を見るため、鈴鹿の喫茶店まで走ることにした。
FCRに交換している私のビモータにはチョークがついていないので軽くアクセルを煽って
加速ポンプからガソリンを出してやった後でセルを回すのだが、始動直後のエンジン回転数が低い状態から
エンジン音を聞きながらじわじわとスロットルを開けていき、スロットル開度が同じままエンジン回転数が
一気に上昇するのを待っていたらなんと失敗してそのままカブってしまった( ̄□ ̄*)
これは初めてだったなあ・・・。明らかに3気筒で走っている状態だったがそこからの回復が異様に遅れ、
実に40キロほども走るまで4気筒に戻らなかった(そこから4気筒に戻るのもある意味凄い)。
そこからは「う〜ん、調子悪いなあ・・・ガス濃すぎるわ」と思いながら走ったが、
この状態ではビモータでの東京行きは諦めざるを得ない。
メガモトがあるからまあいいけど
それにしても私のビモータ、これで購入以来3回連続して上京前(上京中というのもあったが)に
トラブル発生だぞ(未だに一度も上京に成功していない)。どこまでがビモータのせいでどこからが
ヤマハとケーヒンのせいかはいまいち不明だが、現代の工業製品としては些か信じ難しいものがあるな。
仕方がないので帰り道にバイク屋に寄り道してそのままビモータを放り込み、電車で帰宅した。



11月28日 ヤフオクに出品していたホイールは無事落札された。最初に少々高く買いすぎていたため
金額的には結構な損害になってしまったが、まあそれでも売れないよりずっとましだ。ともかく、一安心。


12月1日 上京の際の宿泊場所は例によって大森フラット近くの友人宅なのだが、積載力のないメガモトの場合
(ビモータでも同じだったが)モーターショー会場で貰うパンフレットをバイクに積んで帰るのはまず無理だ。
また、もらえるパンフレットは日本語版ならほとんど全部貰う(もちろん、その後自宅で全部目を通して、
今後の知識に役立てるのだ)ため全部合わせると結構な重量になり、会場内を持ち歩くのも
結構な負担になるのでこれまで通り、多少の荷物と一緒に友人宅に小型のトロリーバッグを送っておいた。
これとコインロッカーを併用して持ちきれなくなったら会場内各地のコインロッカーに放り込み、
最後に全部のロッカーから回収してトロリーに入れれば楽をして帰れるという算段だ。
もっとも、今回はバイクで上京するというのが計画の前提にあったのでトロリーを別便で送ったが
そうでなければ面倒な事はせず最初から新幹線で往復した方が楽ではあった。帰り道に寄り道して
知人友人と会う計画が入っていたから
R1100RSが間に合わなくても、ビモータがアウトになっても
計画は変更しなかったのだが、そうでなかったら最初から新幹線にしていたと思う。

12月2日 仕事が長引いてスタートが遅れてしまったが、メガモトで東京に出発する。よく考えてみると
今年バイクで上京したのは1月と12月の2回だけか。上京する回数も減ったものだなあ・・・。
それでバイクはどっちもメガモトと考えると何かが間違っている気がするが、あまり深くは考えないようにしよう。
幸いにして深夜の東名が思ったより空いていたので、休憩を入れて4時間強で到着した。
数年前にトラックのスピードリミッターが義務付けられて以来深夜の走行車線からの追い越しは自分でも
あまり躊躇がなくなっているが(異論があるとは思うが、律儀に守るのと守らないのでは追い越しをかけるタイミングが
数キロは平気で変わることも珍しくないから、正直言って守ってられない)以前CG誌で当時の編集長が書いていた
「高速道路の左からの追い越しは、する方もされる方も恥」という一文は忘れないようにしている。
そこのところの精神的リミッターがなくなってしまったら、本当にマナー無視の無法者だからな。


12月3日 第42回東京モーターショー

普段は開始前に並んでいて開場と同時にダッシュして混雑しそうな展示ブースを駆け足で回ってしまうのだが、
今年は泊めてもらっていた友人宅からの出発が少々遅れたためしっかり行列に並んで開場から30分ほど経って
ようやくの入場になった。
今回は周知の通り開場が幕張からビッグサイトに移ったためスペース的には狭くなったり会場間の移動距離が長くなったり
ネガティブな面もあったが、個人的には東京からのアクセスが断然よくなったことの方を評価したい。
業界関係者だけを相手にしたショーではなく不特定多数に向けて開かれたショーなのだから、
良好なアクセスは集客のための基本中の基本だ。


ポルシェの花形は勿論新型911。段々重スポーツ化して上級移行していくなあ・・・価格も。

 
アウディはいろいろ展示してましたが、ル・マン参戦車と復興支援で1台のみチャリティー販売のスペシャルペイントが施されたA1を紹介。

 
三菱は新型ミラージュを出品。カネボウと組んで車内の香りを演出する試みをアピールしていました。
シトロエンが先代C4で似たようなアイデアを実行していた気もするが・・・。



そのシトロエンはDS5を日本初公開。万人受けはしないだろうけど、かなり力のあるデザインです。
久しぶりにちょっと欲しくなりました。

 
三菱、日産などが電気自動車のバッテリーをコアにして生活に必要な様々な電子機器を動かすライフスタイルも提案。
わからなくはないけど、普通に考えて満充電までに時間が必要な電気自動車の航続距離をわざわざ縮める行為だし
充電回数に限界がある耐久消耗品の充電池をこう使うと言う事は電池の寿命も縮むように思えてならない。
大型停電の時以外あまり役に立つ場面が想像できないのだが・・・。

 
フォルクスワーゲンは新型のザ・ビートルを展示。視覚的に幅がかなり広くなり、従来型とは予想以上にイメージが違います。
右は一人乗り電気自動車のNILS。2階にひっそりと置かれてましたが、どう見てもコンセプトモデルなのに
あからさまにUP!に似せた御面相が・・・。UP!を出せUP!を。

 
メルセデスは現実味のなさそうなワールドプレミアは脇へ置き、コンセプトAクラスを。素直に考えたら3代目Aクラスなんでしょうが
仮想的をBMWの1やアウディのA1辺りに変更した感じ?初代の理想はどこ行った。AMG仕様のディアベルも展示されてました。


スバルの花形は勿論BRZ。形は86よりこちらが好みです。ちなみに足回りのセッティングも多少異なり、
シートは表皮材が違うため(スバルの方が高いものを使用)中身は同じですが着座感はトヨタがややスポーツ寄り、
スバルはややツーリング寄りでした。開発側の好みでそういう指定になったとのこと。


もちろん新型インプレッサですが、普段と異なりやや見下ろす形で撮影しているのに注目。
インプレッサはこの時点で既に発売されていたため、一段高いステージに一般客も上がれるという異例の展示スタイルでした。


ダイハツのD−X。あくまでデザインコンセプトだそうですが、コペンの後継出すならこの形にはしてくれるな(^_^;)

 
ダイハツが発表したアクティブイグニッション。どうやら開発中の新型2気筒エンジン用の技術らしいですが、燃費向上のために
EGR(排気ガスの循環・再燃焼システム)をほぼ全域で使用しつつきっちり燃やすのが目的のようです。プラグは普通の市販品のようでしたが
火花は市販のいかなる点火強化システムよりも強力で、直径数ミリの火球といった感じでした。

画像からはそうは見えないと思いますが、ひたすら電気自動車&ハイブリッド祭りだった今回のショーで
個人的に最大の驚きだったのがトヨタ。どこのメーカーも”とにかくエコをアピールしていなければならない!”という
強迫観念でもあるんじゃないかと思われるような(実際そうだと思う)状態で、新型のアクアやプリウスの展示はさらっと流して
大スクリーンでは新しい86がリヤを激しくスライドさせながらトヨタスポーツ800やAE86型のパンダトレノとサーキットを走る映像を
ひたすら流し続け、「免許を取ろう」「FUN TO DRIVE、AGAIN」とまず車に触れて欲しい、車の楽しさを知って欲しいというアピールを
一社だけ強烈に続ける姿勢は「これがあのトヨタのやることか!?」と驚愕でした。
正直「まさかトヨタが何も研究してないはずはないけど、環境問題やハイブリッドカーなどへの取り組みのアピールをここまで縮小するのは
日本の製造業のトップに君臨する巨大企業のあるべき姿として果たしていいのか?」と思ったくらい。
ただ、一部の例外を除いて車の楽しさというものを近年まったくアピールしてこなかったトヨタが
(その販売方針が将来の顧客への車への興味を失わせ、現代の車離れを招いた遠因にはなっていると思います)
ここまでするというのは個人的には好意的ですが、同時にある種の危機感の表れでもあるのかな〜とも思いました。


ブースはこんな感じ。中央の人垣の中心は86。しかし、今回はなんとパンフレット配布がなかった!(レクサスは配布していた)
経費削減もここまできたか。


86を取り囲む人垣。4年前にGT−Rが発表された時も同じような熱気でしたが、あの車は人垣の大半には手が届かない車であり
それに比べると今回の86は頑張れば大抵は何とかなるだろう価格帯という違いがありますが、観客層に違いがあるかはわかりませんでした(;^_^A
大スクリーンでは86のプロモーション映像が流れてますが、この後どういう走りをするかは進入角を見れば言わずもがな。
縁石に乗り上げてリヤをスライドさせてコーナーを立ち上がる映像をあのトヨタが流す日が来るとは・・・(@_@)


んで、86。実物の印象は非常に良かったです。実はこの時お台場では86の試乗会をやっていたんですがそちらには行かずじまい。


レクサスLSのハイブリッドシステム。LSのシステムは初めて見ましたが、ハイブリッドはスペースを食うという事実がよくわかる・・・。


これは部品メーカーの展示ですが、レクサスLFA用のクラッチとカバー。500馬力越えで9000回転という条件をクリアするためなんでしょうが
恐ろしく金のかかった部品設計です。


今年元日からトヨタの完全子会社になった関東自動車工業はアクアを展示。鍵のかかっていたトヨタブースと違い、こちらは中に座れました。

 
同じく関東自動車工業のFSハイブリッドコンセプト。トヨタの援助もあったとはいえ純然たるスタディで次期センチュリーのプロトでは
ないそうですが、試作品にしてこの恐るべき工作精度。トヨタの力は凄いと心底思いましたよ。


二輪と四輪のブース一体化はOKだったのに二輪は展示をせず、二階のラウンジは例によって四輪の招待客しか入れないという
相変わらず素敵な参加姿勢のBMWブース。

 
今回のBMWのスターはi3とi8。既に発表されている通り市販予定ありですが、市販の際にはどこまで変えてくるか。
iブランドの今後の展開は非常に興味がありますが、この技術は二輪に生かすのか・・・(結局そっち)。


この格好いいのはいすゞのトラック。「ほぉ・・・」と思って眺めていたら、明らかにプロと思われる方が近くにいた説明員を捕まえて、
「こんな格好いいのを作られても、現場で仕事する人間が使いにくかったら駄目だ!」と実用上の欠点をすぐさま指摘してかみついておられたのが印象的でした。


二輪はまずスズキから。Q−コンセプトやレジーナは華麗にスルーします。

 
ヤマハのPASばりに充電池を交換可能なパック形式にした(ということは電池パックを車体とは別に自宅で複数個充電してステックしておくことが可能)な
e−Let’sの試作車。インホイールモーターを使ってスイングユニットは軽そうですが、電池パックとメットインの両立はあと一声頑張ってほしいです。


その隣に置かれていたバーグマンの燃料電池とリチウムイオン電池を使用したハイブリッドスクーター。
こちらはかなり頑張っているように見えます。後は価格か・・・。


ホンダは直前に市販開始されたN BOXをベースにしたN CONCEPTをN CONCEPT1 N CONCEPT2 N CONCEPT3 N CONCEPT4と展示。
いや、そんなおそ松くん兄弟みたいなそっくりさんを並べられても(;^_^A ちなみに中の人に「これは、どこが違うんですか」と聞きましたが
教えてもらえませんでした(-_-;)


ストーナーのRC212V。またがって写真撮影可能で、勿論撮ってきました(しかし公開しない)(^^)v


市販レーサーのNSF250R。これは良かった!もし公道バージョンが出たら是非欲しいと思いましたね。


市販予定のCRF250L。セローより本格的、WRほどには尖っていないという、まあ見た目通りの印象。


足回りはやはりスーパーバイクから借りてきた様子のRC−E。格好いいですなあ・・。ただ、速度にもよるけれどそれらしい速度で
スポーツ走行をしたら航続距離は「EV−neo(航続距離約30キロ)と同程度」とのこと。「勿論電池の開発を続けてはいますが、電動バイクで
ガソリン車なみの航続距離を出すには何か技術革新がないと無理だと思います」という言葉は重みがありました。ついでに気になっていたことを質問。
「どう見てもスイングアームとスプロケットが同軸ですが、アンチスクワットが働かないからこの手のスポーツバイクには不利じゃないですか?」
「もちろんそのことは承知していますが、今回はまず作りました」ちょっと待てい!

 
敵はドイツにあり、で全部説明できてしまいそうな気がする・・・。左がクロスツアラーで右がNC700X。
NC700Xは国内販売予定あり。それにしても機構はともかく外見からはオリジナリティという言葉はカケラも・・・。


NC700Xの兄弟車のインテグラ。トップケースはR1100RTと似てますがおいとくとして、ホンダがこれをスクーターではなくバイクと呼ぶ理由は
超がつく低重心フレームの基本設計はフレームまで兄弟車のNC700S/Xと全部一緒で、外装を載せ換えているだけのため。
(アルミフレーム風の部品はプラスチックのカバー)誰が見てもスクーターですが、走行性能がバイクというのは評価すべきでしょう。


カワサキはいきなり大嘘から。どこが「ライムグリーン”だった”」って過去形やねん!バリバリの現在進行形やろが!( ̄□ ̄*)


こちらも敵はドイツにありなコンセプトが分かりやす過ぎるヴェルシス1000。世界的に売れているジャンルなのはわかるけど、
柳の下にどじょうはそんなにいっぱい居るのか?


W800をベースにメーカー純正カスタムの提案。この手の展示は初めてではありませんが、
バイクの性格に良く合っていてわかりやすかったですね。


ヤマハの折り畳み電動アシスト自転車のPAS WITH。これは格好いい!欲しい!リーフスプリングはカーボン製でした。


Y125もえぎ。デザイン的には面白いと思うけれど市販はされそうにないし、
このモデルがどうして事前情報でメディアにあんなに持ち上げられたのか正直わからん・・・。


YZF−M1をパーツ毎に展示してました。で、左のカウルを・・・(下に続く)


こんな角度から撮影して大き目の画像で載せる辺りが私の趣味を反映してます。さすがはワークスマシン、
カーボンプリプレグの貼り方は裏側まで一分の隙もありません。この辺市販車用のサードパーティー品とは大きく異なるところ。

 
アディバの3輪スクーター。あからさまな試作品だった2年前に比べるとかなり構造がこなれてきた印象。ハイブリッドモ゛デルも展示されてました。


 
KTMのデューク200とデューク690。どちらも楽しみなモデルです。


 
ここからは、目に付いた技術や部品メーカーの展示を紹介。オーリンズはR1200GS用のESA対応サスペンションを展示。
(今年発売予定)通常のESAの機能に加えて自分で作ったセッティングデータの保存と車速に応じたある程度のダンピング制御を
自動で行うようで(加減速のGやストローク量は測っておらず、あくまで車速のみ。また低速/高速の減衰は非独立型)、
壊れたらおしまいの純正ESAユニットと違ってオーバーホールとスプリング交換によるレート変更も可能ですから、
ベースがTTXで基本性能も純正のESAユニットより高いことを考えたら交換するならまず文句なしにこっちでしょう。
難点は前後で30万を超えるという価格です。今後対応車種の拡大があるかは不明(教えてもらえなかった)。


毎年売ってもいない二輪用ブレーキパーツを展示しているアケボノ。ただ、今年は遂にどこぞのレースチームに供給して
8耐で使用されたらしい!「市販するんですかっ」と聞きましたが、今のところ予定無しだそうで相変わらず石橋を叩いて渡らない会社だなあ・・・。


今回色んなところで提案されていたのが車とスマートフォンの連携。ナビに使う、道路情報端末として使う、バックモニターとして使うなど
まあ何でもありという感じ。ただ、車の利便性と面白さが増すならそれはそれで歓迎します。


これは非接触型の充電システム。絶対どこかがやると思っていましたが、便利な事は確実。コストを度外視すれば非接触型の
トロリーバスのようなこともできるのだろうか?


こちらは世界各国の充電コネクタ。現在ある程度自動車メーカーの垣根を越えた統合の動きがあるようですが(無いと困る)
現時点ではまだメーカーといより国毎に様々な規格が乱立している状態、とのこと。最終的には1つか2つになるのでしょうね。


ニッシンの二輪車用ABS。重量はとうとう1キロを切ったようだ(四輪用では650グラムのユニットもあった)・・・。
10キロもあるBMWの骨董品ABSにレトロフィットする最新ABSユニット、どこか出してくれませんかね?

  
先日事故死したシモンチェッリ選手のバイクと、F.グレシーニ氏からのメッセージ。惜しいライダーを亡くしたなあ・・・。
「レースは危険であるべきだ。しかし誰も死ぬべきではない」けだし名言だと思います。


カーメイトが展示したゼロワイパーという超撥水剤。撥水性は驚異的で、ガラスに当った水滴がほぼ水滴そのままの形を保ったまま
下に落ちていく様子は特撮でも見ているかのよう。ただし、現在はコストの問題と耐久性(2〜3日しか保たないらしい!)がネックとか。
「耐久性と撥水性能は相反する部分があるので、今回は撥水性能をトコトン追求してみました」とは説明員の弁。


リケンのピストンリングの展示説明(の一部)。DLCコーティングやCPC被膜の実際の効果など、チューニング系の雑誌記事が
絶対に載せない具体的な数字は興味深く見せていただきました(確実な効果はあります)。


ミクニはKZ1300の懐かしのツインバレルキャブレターやOW01、ハコスカGT−Rのキャブレターなどを展示。
私には最新技術よりこっちが面白かった(笑)


インホイールモーターのカットモデル。これからこの手のシステムは増えてくると思うけど、
バネ下重量増大による影響はランフラットタイヤの比ではないなあ・・・。


二輪のシートの下に多分PPのクッション材を敷く提案(シートのクッションがプログレッシブレートになる)。
BMWは80年代から違う素材で同様の効果を狙ってますが、これはコストも安そうだし通気性がいいからウレタンの寿命も延びるだろうし
なかなか良いかも。


永井電子は面白いもの作ってますなあ・・・。CAN−BUSシステムの車両に電子機器をディーラーでインストールすることなく
簡単に後付けできるようにするアダプター。お願いですから二輪のBMW用も開発してくださいm(_ _)m


これは驚きました。ニッサンプリンスロイヤル用のラジエータのサーモスタット。設計は優に40年以上前ですね。


トーニチが持ち込んだ超大型トルクレンチ。こんな代物一体何に使うのかと思って聞いたら、橋脚のボルト締めなどだそうで。
なお、重くて一人では到底持ち運びできないので、現場までは2〜3人で抱え上げて運ぶそうなんですが、想像すると
大豪院邪鬼先輩(初登場時)の日本刀を三号生が運ぶシーンが重なってちょっと笑ってしまいました(;^_^A


東レがあのゴードン・マーレイに設計を依頼した試作電気自動車のティーウエーブAR1。東レによると
「2015年以降には普通車の価格帯で、こうした自動車の実現を目指していきたい」そうですから、BMWのiシリーズともども
今のところRTM駆使ですが、是非カーボン素材の低コスト化を頑張っていただきたいと思います。


結局閉場まで会場を見て回ってました。最後はコンパニオンの方々が各社とも整列して見送っていただけますm(_ _)m

今回は国際格式の自動車ショーとして正念場だったと思いますが、その面目は保てたのではないかと思います。
ただ、無い物ねだりかもしれませんが「車を買うことであなたの生活はこう変わります」という提案、既に自動車がほぼ普及しきって
国内マーケットが飽和状態にある中でそれを提示するのは厳しいかもしれませんが、ただパワーが上がった、豪華になっただけでは
車の耐久年数が充分に確保されている現在買い替えを促進するにはちと弱い。プリウスが売れたのは日本人特有の集団心理や
エコカー減税という追い風もあったものの、限りなくエコノミーと同義語なエコロジーブームと、「燃費がこんなにいいんです」という
わかりやすい利点を未来っぽい形で消費者に提案できたからでしょう。(ここで初代を引き合いに出されると舌鋒が鈍るのは否定しないけど)
90年代のRVブームはまさに「これを買うとこんな生活ができます」という幻影みたいなものを売っていたわけですし、
EVやHV、PHVの展示がほとんどデフォルト化して(電気自動車やハイブリッド車の展示数はたぶん2年前の数倍はあった)
来場者の目に映る環境対策ではある意味各社横並びになってしまった現在、先に書いた何らかの提案はどこも弱かったと思います。
車がスマートフォンと連動すれば便利でしょうが、今のところそれで生活が激変するわけではないし。
そういう観点からすると、車の面白さを前面に打ち出したトヨタのPRはよかったですね。
問題は、トヨタの車が運転して面白いのか、個人的には些か疑念があることですが(^_^;)


12月4日 メガモト中トラブル

神奈川で友人と会う約束をしていたため、早めに東京友人宅を辞してからボクサーハウスとウノパーウノに顔を出し、
給油をしてから東京インターに入る。東名の混雑もそれほどではなく、友人宅に到着して一通りのことも済ませて
「じゃあ、出発しますか」とメガモトに跨ってセルのボタンを押したら、モーターが止まってメーターの表示が全部消えてしまったぞ?
困ったな、まるでバッテリーがあがった状態みたいじゃないか。
それもギュル、ギュル、ギュル・・・とセルが弱々しく回るならまだしも最初のギの所で完全停止してしまうのが更に問題だ。
ディーラーに電話をかけたらやはりバッテリー突然死の可能性を指摘され、メーターの表示が消えたのはおそらく
電圧の大幅な低下のための回路遮断だろうと教えてもらったが、結局のところバッテリーがないとどうしようもないわけだ。
軽量化のため他のR1200系より小型化されたメガモトのバッテリーはどうやって取り出すのか不思議なくらい
タイトなスペースに収まっており市販のバッテリーでは寸法的に厳しいうえ、ディーラーにも在庫はまずない。
少し時間をおいてからもう一度試したが症状は変わらなかったので、これは諦めるしかないなと腹をくくった。
これがRTあたりだったらジャンピングコードでエンジンをかけてあとは航続距離にものを言わせて無給油で岐阜の自宅まで
帰り着くことも不可能ではないが、ガソリンタンクが12リットルしかないメガモトではそれは無理な算段だ。
R100RSでは一人で押しがけをしたこともあるがシート高が91cmもあるメガモトでは
私の技量だと失敗してバランスを崩して転倒のリスクが高すぎる。
そもそもセルが全く回らない状態で2気筒でインジェクションのリッターバイクを一人で押し掛けするなど、超高難度だぞ?

幸いにして、私が今居る場所は友人宅の玄関前だ。メガモトは預かってもらうことが可能だし家に入れば
ゆっくりと対策を考えることもできる。そんな訳で慌てず騒がす、今年2度目のJBRレスキューを手配することにした。
・・・が、日曜日の午後でレッカー車が出払っているため本日中には回収に来れないという。
「さては箱根で事故があったに違いない!さすが神奈川だぜ」と思ったが、
伊豆スカイラインはまだ二輪車通行止めになってくれるなよ・・・。
さて問題は搬送場所だ。JBRのレスキューは夏に我が身をもって体験した通り帰宅に要する費用は自腹だから
夏場にさっさとBMWカードを契約しておけば今回の件だけで楽々元が取れたのだが、今更それを言っても仕方がない。
ただ最初の搬送先が自動的にBMWディーラーになるBMWロードサービスのような縛りはJBRになく
搬送先を自由に指定できるのは今回の私には有利な点だ。
今回のケースならどう考えてもバッテリー交換が必須だろうが、ディーラーに持ち込んだら
交換するバッテリーは自動的に純正バッテリーで確定してしまうから、これが面白くない。
初代が1年半で昇天、2代目も2年で突然死したようなろくでもないバッテリーを誰がわざわざ買い直すか。

以前からR1150RSを復活させる際にはR1100RSに現在絶賛使用中の純正バッテリーを押し込んで、
R1100RSにはSHORAIのバッテリーをテストを兼ねて使ってみようと考えていたのだが
こうなったら予定変更だ。
いろいろと相談のできる岐阜の店に搬入して、
R1100RSの前にメガモトをSHORAIバッテリーの実験台にしてくれるわ!

ともかく、そんなわけでメガモトに積んであった荷物は急遽クロネコヤマトで自宅に送り、
しかる後に別の知り合いに会う為友人一家の車で待ち合わせ場所まで送ってもらい、
その後は御殿場の駅で降ろしてもらってあとは電車を乗り継いで帰宅した。
迷惑をかけまくった神奈川の友人には改めて深く感謝の意を捧げたい。


帰り着いた岐阜駅前のイルミネーション。夜風がしみるぜ・・・(−−〆)

しかし、バッテリーがやや弱ってきているかという印象は以前からあったもののセルの回りが弱いというほどでもなかったし、
東京で普通にエンジンがかかったメガモトが70キロほど表面上は普通に秦野市まで走ってきてそこで完全に息絶えたとは
突然死もここに極まれりといった感じだな。問題は何故突然バッテリーが死んだのかですが、
これは調べてみないと何ともいえないだろう。壊れているのがバッテリーだけならいいんだけどな。

ただロードサービスを頼んだJBRの対応は悪くはなかったが、100点でもなかったな。
今日が日曜で快晴で気温も高く、秦野市は箱根から遠くないといった事情はわかるが14時半に電話して積載車が出ずっぱりのため
当日の回収が手配できなかったというのは、「晴れた日曜日の伊豆箱根は事故も多いからねえ・・・」ということを頭で理解してはいても
客としてはやはり満足のできる対応とは言い難い。
手配する便や積載車の連絡、相談は明日以降らしいが「そんなもんすぐやれ、即やれ。明日に回すな」とは思った。

YB−11を所有している限りJBRの契約は安泰なのだが、年間5千円のBMWカード、やはり加入しておくかなあ・・・。
それにしても、まともに動くバイクが遂に私の手元から一台も無くなってしまった!
バイクを5台も所有しているのに稼働率が0%というのも我ながら珍しい奴だと思ったぞ(−−〆)


K100RSの近いうちの車検再取得を断念する。K100RSを手放す気は今のところない(簡単に手放せないという事情もあるが)
のでつまり乗っておかないと損で、車検を取り直すなら今は一年でも8月の次に仕事が暇な12月だから
ユーザー車検の時間確保は不可能ではない、というより絶好のタイミングなのだが運悪くというか自業自得というか、
メガモトの修理代とレッカー代が新たに発生し、ビモータは今回の整備に加えて1月には車検もある。
R1100RSは完成させるまでにまだ費用がかかるのは確実で、3月にはセルシオが車検を迎える。
列挙していて自分でも涙が出てくるが、優先順位の問題からすると今のところK100RSに予算を回せないということだ。

12月7日 友人と電話でバイクの話をしていたのだが、私のビモータが調子が悪いという話になった時に
「そういえば、あのバイク確か納車の時にヘッドを開けてなかったっけ?」という指摘をされた。
むう。オーナーもすっかり忘れていたが、言われてみれば冷却水が漏れるということでヘッドガスケットを交換したはずだ。
その後水漏れはなかったので放置していたが、考えてみたら7000キロやそこらでヤマハのエンジンがシリンダーヘッドから
水漏れを起こす事態が既に異常であって、これまでに書いてきたビモータの間抜けた設計がその原因となった可能性は高い。
もしヘッドが歪んでいたとなると最悪の場合はシリンダーヘッド交換だが、そこまではやりたくないぞ・・・。
もしヘッド交換するとなったら、ただ交換するだけでは面白くないので一応YZF−1000用のボアアップキットも調べてみたが
今でもまだ入手できなくはないのだな。覚えておこうd( ̄  ̄)


12月10日 神奈川に置き去りにしてきたメガモトは5日に友人宅から回収されて8日に指定のバイク屋に搬入されたのだが
(高速道路代を安くするために、搬入遅れを了解した上で少しワザを使った)本日バイク屋から電話があり、
バッテリーは予想通りバッテリーが昇天済み。しかし、標準装備のジャンプスタート用端子からコードをつないで
スタートを試みたところ、やはりセルが回らなかったらしいのだ!
正直血の気が引くのを感じた。よりによってこの時にセルが逝ったか!?バイク屋は次はモーターを取り外して
単独でも回るかどうか状態確認をすると言ってくれたので、そこで無事回ってくれることを願おう、強く(-人-)

12月13日 バイク屋から電話があり、幸いなことに取り外したセルモーターは単独では普通に回ったらしい。
セル回りを一旦分解して端子を清掃して再度組み付けたら今度はジャンプスタートで普通にエンジンがかかったそうだから、
そうなると原因はバッテリーの突然死に加えて異物の噛み込みか接点の不良か・・・。
正確なところは不明だが、直ったならここはよしとするしかないだろうな。一時はセルのアッシー交換を覚悟していただけに、
セルモーターの部品代が浮いただけでも本当にほっとした。
あとはバッテリーをどうにかするだけだが、調べてもらったところSHORAIのHPで調べられるメガモト用のバッテリーは
残念ながら国内在庫なし。マイガッ(- -;)
メガモトをバイク屋に預けていつになるかわからない再入荷を待つのはさすがにできない・・・ことは全く無いのだが、

どうせR1100RSにかかりきりになるし、その後は仕事が繁忙期だし)そこまでバイク屋に迷惑をかけられないから
次善の策としてサイズの合う適当なバッテリーを純正以外で探してもらうことにした。


12月14日 ビモータの整備が意外と長引いているから、このまま車検整備と車検もまとめて・・・になるのだろう。
と言う事は年内のビモータ復活はなく、結局ビモータは1年のうち9ヶ月をバイク屋で過ごすことになったわけだ。
改めて考えてみると凄まじい稼働率だこと・・・。
それはさておき、車検整備もやるとなればクーラントの交換は必須。クーラントについては普通なら
ワイズギアのヤマハ純正クーラントでも入れておけば良さそうなものだが、あれだけ熱問題が噴出したビモータは
あくまで一般的な性能の純正クーラントだとちょっと怖いからやはり2年前に購入して効果絶大だったオベロンA648を
継続して入れておくのが確実だろう。そんなわけで、通販で2リットルの小分けを再び注文した。


12月15日 再びバイク屋から電話があり、ユアサのメガモト対応という触書のバッテリーは詳しく調べたところ
実は高さが純正より30ミリ以上高かったので装着できないとのこと。メガモトのバッテリー周辺、スペース無いからなあ。
で、SHORAIのバッテリーはHPの適合表でメガモトから検索すると出てくる品番は現在国内在庫なしだが
SHORAIのバッテリーは対応車種は容量で合わせてあって寸法は基本的に純正より小さいから、容量が一回り大いものでも
寸法上はメガモトに載る筈。多少値段は上がるけれどこれで探してみようか?という提案をされた。
言われてみれば、確かにSHORAIには”小さい”というメリットもあったのだった。ともあれそれで頼んでみることにした。

ただ、R1100RSが一段落すると次にはR1150RSの復活というか、初稼動が控えている。
以前書いた通りこの時にはR1100RSにSHORAIのバッテリーを購入すると決めているわけだが、
在庫状況があまりよろしくないようだと、バッテリーだけ早めに押さえておくべきか?・・・あまりやりたくないが。


12月17日 仕事をしていると名古屋の知人から携帯に「お前のR1100RS、名古屋高速を走ってなかったか?」と電話がある。
「ははあ、さてはRSが仕上がってテスト走行をしているな・・・」と感づきつつ話を聞くと、
「車体が黒でホイールが金色でマフラーを替えてあったから、あれは円秋のじゃないかとぴんときた」そうな(;^_^A
さすがにあの人はよく見ているな〜と感心した。テスト走行中は私のバイクだと気付かれないよう、スクリーンとシートは
R1150RS用の純正品で地味に擬装していたつもりだったが、甘かったか(^_^;)

帰宅したらオベロンが届いていたので、こちらは週末にバイク屋に持っていくとしよう。
なお、後日確認したところによるとクーラントを抜いた時点で特に水漏れは確認できず、キャブのオーバーフローもなし。
しかしプラグの状態はバラバラだったそうだ。FCRのセッティングも変更するが、この件は来年に持ち越しだな・・・。


12月18日 バイク2台まとめて復活

R1100RSを回収に行く旨は前日のうちにバイク屋に連絡してあったので、予定通り回収に向かう。
「じゃあ、バイクを回収しにバイク屋に行って来る」
冬用のライディングウェアを着込んでヘルメットバッグを持ってバスに乗り込み、岐阜駅からJRに乗るのはいつものパターンだ。
BMWから部品がもう少し早く入荷していれば慣らし運転はもっと楽ができたのだが、それを言っても仕方がない。
支払いを済ませてRSを受け取り、慣らし運転中なので一般道だけを走って帰宅する(この時点で4000回転まではOKだったが
一定の負荷と回転数が続く高速道路は慣らしに向かないので、ショップのテスト走行はともかく自分ではまだ使用しない)。
パワーコマンダーを動かすための改造でスロットルがかなり重くなったが、それ以外は至って好調で
着実に完成に向かっているのが実感できて思わず頬も緩んでしまう。
R1100RSを自宅に戻した私は、ロックをかけ
ヘルメットとグローブをバッグに入れるとそのまま徒歩で家を出た。
「じゃあ、バイクを回収しにバイク屋に行って来る」今度はメガモトの回収である。
トランポでも持っていれば話は簡単なんだけどねえ・・・。レンタカーを借りるよりは自分が電車とバスで二度手間の方が安いし
何とか前向きに考えたいところだが、数時間前と同じ格好をして同じバス停で待っている自分に複雑なものを感じたのは事実だ。
幸いにして車両を預けているバイク屋が違うので「また来ました〜♪」とか間抜けな挨拶はしなくて済んでいるのだが。

メガモトだが、セル不動はバッテリー死亡を除けば「原因不明」だった。詳細は前に書いた通りだが、
可能性がありそうなところを分解清掃して異常がなければ、当分は経過観察というのは妥当なところだ。
さてSHORAIのバッテリーだが、昨日テストした時には問題なく始動したらしい。
しかしセルを回してみると、起動時の周りは少々勢いが足りないぞ?
装着直後から異常が出るようでは困るのだが、その後は安定したし30分ほど走ってから再始動をすると
なかなか勢いよくセルは回ってくれた。帰宅してからHPを見るとこんな記述がFAQに載っている(以下
ここから転載)。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
リチウムバッテリーは、鉛酸バッテリーと比較して、温度が低下するにつれて抵抗が上昇することは事実です。
しかし、リチウムは低温環境でもクランクキングの反応は鉛酸とくらべて優れています。
鉛酸は、エンジンが始動しなくなるまで、クランキングの度に抵抗が上昇します。
しかしSHORAI LFX は最初のクランクキングでエンジンを始動できない場合、最初のクランクキングはバッテリーを温め、
2 回目以降はエンジンが十分始動できるようにさらに強くなります。
SHORAI LFX は当社独自の低抵抗のeXtreme のフォーミュラにより低温環境でも、
他社のリチウムのスターターバッテリーよりも、優れた性能を発揮できます。
ほとんどのユーザーは気温−7℃までは、最初のクランクキングで正常にスタートできるとしています。
静止電圧が、12V LFX では12.86V、6V LFX では6.43Vにならないようにしてくだ さい。
ときにヘッドライトを点灯し、低温環境でクランキングする前に少量の電流をバッテリーに流す事により
バッテリーを活性化する事が出来ます。クランクキングの前にヘッドライトをつけておくべき時間は、温度によって異なります。
気温5℃で始動させる場合、30 秒程でバッテリーを起動、クランクキング性能を上げることができます。
気温-17℃の場合、クランクキング前にヘッドライトを4~5 分間点灯した状態にしておけば、
最初のクランクキングで始動出来、バッテリーも長く使えます。
この目的のためにクランクキング前に使える別のアクセサリーは、ヒートグリップやオーディオなどです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ふむふむ、従来の鉛蓄電池の常識を覆すようなことが書いてあるな。今日の気温は0℃ほどで雪も降っていたから、
始動性がいまいちだったのはそのためか?
現時点でのバッテリーの評価は合格だが、これから使ってみて評価を決めることにしよう。
ただ、小さくて軽いことは疑いなくその点は鉛蓄電池に比べて圧倒的と言ってもいい。
今回のバッテリーの重量は800グラム程度しかなく、軽いというのは何かにつけて結構なことだ。

K100RSくらいの大型バッテリーなら7キロくらいあるから、あれを換えれば運動性にも結構効くんじゃないか?
費用的なことが優先するから自分ではやらないけれど。

 
サスを外さないと脱着困難ではないか?と思えるほどフレームに囲まれたメガモトのバッテリー。純正なら何とかそのまま交換可能。
SHORAIのバッテリーが小さいのは右の画像の通り。分り易く画像加工してますが、グレーの部分は切り貼りしてサイズ調整するためのウレタン(付属品)。
ウレタンの色はグレーですが、外部にバッテーが露出する車両のことも考えてできれば黒にしてほしかった・・・。

あと、R1100RSは不動期間が長かったため(2004年9月26日入庫、2011年9月23日納車)考えてみれば私は
自分のメガモトと
R1100RSを同じ日に続けて乗ったことがない。乗り比べは今日が初めてだったのだが、
やはり2台の運動性能差は圧倒的だった(;^_^A
おそらくパワーはたいして変わらないのだろうが
(RSはいろいろとパワーアップを施している)、
軽さが違いすぎて走る曲がる止まるともに絶対性能ではどれを取っても比較にならない。やはりABS、外したいなあ・・・。
ABSがあれば安全性が向上する事はわかっているが、SHORAIのバッテリーとあわせれば楽に10キロ以上軽くなるから
安定感は減るだろうが運動性には相当効くダイエットになるだろうな。


12月23日 R1100RSの慣らし走行の際にウィダーの電熱ベストのケーブルが断線してしまったので、修理する。
幸い断線の場所が最高に判りやすかったので簡単に直せたが、いずれはシステムそのものを
買い換えないといけない時がやってくるかな・・・。


これで分からなかったらどうしようもないです(^_^;) 修理時間約5分。

12月28日 K100RS復活決定

R1100RSのサスセッティングの問題について相談ごとがあったので、
久しぶりにスクーデリアオクムラに寄ってペンスキーのサスについていくつか教えてもらってからバイク屋に行く。

ビモータはこのまま年を越すのが確定している
ことを前提に帰宅途中の車の中でいろいろ考えたのだが、
来年には事情により
現在車検を切らしているK100RSとK100RSの部品取り車両を置いてある場所が
それほど遠くないうちに使えなくなってしまうことが確定している。
以前からなんやかやと理由をつけてはバイクを外に出しているから28日の時点で自宅にあるのは
5台のバイクのうち
メガモト1台だけなのだが、来年はいよいよのっぴきならない状況に陥る。
追い出されるK100RSは車検を再取得して自宅に戻すしかないだろうし、K100RSの部品取り車は処分するしかないだろう。
メガモトは更なるモディファイを理由に外に預けることがたぶん可能だし、
R1100RSもマフラー製作があるからこちらも車両を預けることができる。
そうなると、来年はメインバイクたるR1100RSメガモトを外部に預けて、
自宅には
ビモータと修理を完了するはずのR1150RSK100RSという布陣になりそうだ。
ここまで考えたところでまず脳内に浮かんだフレーズが二軍か!!だった(爆)

・・・ビモータは一軍半だな、あれは(笑)

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