2008年
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7月1日 先日の浜松行きでだいたいの目算は立ったということで、オーリンズをウノパーウノさんに送る。
純正のパイオリのセッティングを詰めていく・・・ということも考えないではなかったけれど、
ここまで完成が遅れてしまうと早いところ結果を出したいというのが本音だ。
スプリングレートについては(リンク式サスだから)正直なところやってみないと分からない部分があるが、
純正サスはやはり2人乗りバイクだけにタンデム走行を考慮していると思う(断定できないところが恐ろしい・・(;^_^A)し
私の使い方ならタンデム走行などはまったく無視して構わない。
まずは、完成が楽しみだな。

7月2日 東京のドルフィン紹介に問い合わせて、YB−11に使えるプレミアのパッドの品番を確認する。
それから取引がある店を教えてもらったのだが、あたりをつけていた小牧のライコランドなら
「エイボンのタイヤではお取引がありますし、大丈夫だと思いますよ」という回答だった。


また、先日から気になっていたメガモトのリヤタイヤをいよいよ交換することに決定。
忘れもしない1年前に私は高鷲ラリーの抽選会でK1200R用のメッツラーM3を引き当てているので
賞品のタイヤはディーラーさんに送ってもらってある。
あれから1年が経過しているというのが
タイヤの賞味期限を考えるとちょっと問題ではあるが、まずは交換してしまえとディーラーに電話したところ
有難いことに私のタイヤは誰かのために使ってくれてあった(^_^;)
「新品のタイヤを無料で取り寄せますから、それでよろしいですよね?」という電話に
「それはかえって嬉しい、有難いサービスだなあ」とOKしたが、その時私の脳裏を
「まさかすっかり忘れていて勝手に使ったんじゃあるまいな」という考えがちらっと横切ったのは
きっと私の妄想だったに違いない(^^)
ともあれ、新品タイヤになるのはいいが取り寄せに時間がかかるため、交換は来週ということになった。

7月3日 ウノパーウノさんから電話があり、オーリンズを分解してみたところ実はロッドの見えないところに
深い傷がありロッドが要交換だという。しかも年式が古いためサスペンションロッドは
一つ前の型を使用しており、機能的には問題なかったニードル・バルブも一緒に交換になってしまうという。
要するに、旧型部品はもうストックがないから現行型に交換しないとオーバーホールできないということだな。
レトロフィットできる設計になっていてサスペンションを丸ごと交換しなくてもいい、というのは有難いし
性能的にも現行モデルとほぼ同等になるだろうし(ピストンを換えるとは聞いていないのだけど(;^_^A)
自己責任で外注に出してロッドの再生でもやらない限りこれしか手がないのではあるけど、
OHの部品代が35000円というのは少々効いた(- -;)
まあ、本体が25500円でしたから、OH工賃20000円と合わせれば
中古のオーリンズとしてはまあこんなもんかなという費用ですけどね。
とはいえ、部品代は痛かった・・・。

7月4日 ウノパーウノさんから連絡があってオーリンズのOHが完成したとのこと。
シャフトとバルブとニードルまで換えてこの速度とは、全部の部品を在庫していたな。さすがは直営店・・・。
あと、車種不明のビモータYB用ステッププレートをヤフオクで落札した。
落札価格は9800円。出品者の他の出品物件から考えておそらくYB−7用だろうと見当はついたのだけど、
BMWならともかく私はビモータのパーツの互換性についてはまったく知識がない。
だから勘を頼りに博打をするしかないのだけど、もし駄目だったらこちらからオークションに出品しよう(笑)

7月5日 YB−11を預けている浜松の友人と電話で相談。状況がよければ明日にでも
YB−11を取りに行こうかと思っていたのだが、まだFCRのセッティングで多少詰める余地があると思う、
という意見だったのでそれを容れ、回収は再来週に延期することにした。

7月6日 ライコランド小牧に行ってプレミアのパッドの発注をする。さすがはマイナーブランドだけあって
カウンターの店員さんもブランド名そのものをご存じなかったのだけど、
「輸入元のドルフィン商会さんからこちらなら取り寄せできると聞いてきた」と話すと
きっちりと対応していただきました。ありがとうございますm(_ _)m


さて、計画していた東北ツーリングについて考えてみた。
いろいろ事情があって、
R1100RSは秋までにはおそらく完成が間に合わない。
そうすると掲示板であれだけ公言していた「
R1100RSが完成したら東北に行く」が
事実上反故になってしまうわけで、心情的には少々問題がある。
やらないよりは
K100RSで行くべきとは思うが、K100RSである程度の距離を走るというのであれば
だんだん無視できない量になってきたエンジン/ミッションの継ぎ目からのオイル漏れと
前回の交換で予想外に白濁していたミッションオイルの対策を
予防整備的なクラッチ交換も兼ねてそろそろやっておきたい。
来年4月の車検の時にボクサーハウスさんに預けてまとめて片付けてしまおうと考えていたのだけれど、
結構な重整備になるだけに往復の費用と時間も馬鹿にならない・・・と思っていたら、来月の白馬で
K100RSで長野に行くわけだから白馬をそこそこの時間で撤収して東京に直行すれば
往復の時間と交通費が多少節約できることに気がついた。
問題は、確か昨年の白馬では、確かボクサーハウス御一行様は店を休んで
白馬までツーリングに来ていたことだが(^^;)

7月7日 ボクサーハウスさんに問い合わせたところ、今年は白馬の当日も普通に仕事をしているという。
よし、それで決まった。K100RSをこの辺りで一度リフレッシュするとしよう。

R1100RS
の復活が大幅に遅れることがほぼ確実な現在、それまで
R1100RSとキャラがかぶる
K100RSにはピシッとしたコンディションでいてもらわないと困るわけだし。


7月9日 ここのところの金欠の諸悪の根源だったYB−7用のオーリンズが届く。
これは再来週末に装着するパーツは、先日注文したプレミアのパッドを残すのみだな。

7月10日 オークションで落札したステッププレートが届いた。実車が手元にあれば、こちらで寸法を測ってから
質問するという手もあったのだけど、それができないから仕方がない。まずはYB−11にあてがってみて
うまくいけばステップ位置が下がって万歳だな。


どう考えても削り過ぎで強度の低そうなステッププレート。それにしてもビモータの削り出し加工品、
どうもいま一つ精度が出ていない気がする・・・。

7月12日 ライコランドでプレミアのパッドを受け取ってから、タイヤ交換のためにディーラーに向かう。
交換待ちの間にイモビライダーのサービスキャンペーンの話題が出たので調べてもらったところ、
私のメガモトは見事に該当車両に含まれていた(;´д`)
さて、そうするといつ実行するかだな。サービスキャンペーン自体はどこのディーラーで受けても問題はないが、
できればそこそこ走行距離の伸びてきたメガモトの1万キロ点検と重ねて受けられればそれに越したことはない。
そうなるとやはり、購入したフラットか・・・。6000キロ走ってタペット音が多少出てきているのは確かだしな。

あと、プレミアのパッドとステッププレートとオーリンズのサスをまとめて浜松の友人宅に送っておいた。


プレミアのシンターパッド。考えてみれば使うのは初めてです(これまではノーマルだけ)

7月15日 浜松の友人から電話があり、YB−11にまたしてもキャブのオーバーフローが発生したという。
一体どうなっているのだろう? しかし、今回はその後再発する様子がないので
まだはっきりとは原因が分からないという。とにかくまた再発となれば放ってはおけない。
残念だが受け取りは延期するしかないな・・・。
他にもリヤのアクスルカラーの精度が悪いもしくは偏摩耗していたためにリヤのキャリパーサポートと
キャリパーが傾いており、そのためローターがキャリパーと接触していてブレーキの効きが悪くなっていたことも判明。
まったく、とんでもないバイクだこと・・・(−−〆)
実際、こんなバイク普通の客がレッドバロンに任せていたらほぼ確実に投げ出しているぞ。
逆にいえばそれに立ち向かう覚悟と資金力のある客がついてるショップにとってはいいバイクかもしれないな。
別の友人から助言されたのだが、いっそFCRをいったん外してノーマルキャブに戻すという手も無いわけではない。
これならすぐに乗れるようになるし、ほぼノーマルの状態をきっちり体験してから
改めてFCRに戻すという手は確かにある・・・工賃は余分にかかるけど。
しかし、ここまできたら意地でもFCRのまま行ってやるぜ!というのが現在の偽らざる心境だ。

7月17日 YB−11を浜松のバイク屋さんに持って行ったところ、今度もやはりオーバーフローは再発しなかったらしい。
ガソリンが漏れないとなるとショップとしてもFCR周辺をバラすわけにもいかず、
しばらくは経過観察ということになったそうなのだけど、そうなるとある程度走り込んで走行データが揃わないと
YB−11は自宅にやってこないという恐ろしい予想がするぞ。
ちなみにオーリンズは全長が足りなかったらしく、車高調整を目いっぱい伸ばしても多少後ろ下がりになってしまったらしい。
また作動感は格段に良くなったもののスプリングが多少柔らかいかも・・・という話だったが、
スプリングレートについては私が乗ってみるまでは決断を下せないな。
車高の方はエンドアイを変えるとか、何とか対策を考えてみよう。

7月18日 そんなわけで、オーリンズの件をどうにかするべくウノパーウノさんに電話。サスの全長を伸ばす方法としては
・エンドアイを伸ばす
・サスペンションロッドを伸ばす
・シリンダーを伸ばす
の3通りがあることは周知の通りだが(上のボディを交換するは大仕事なので除外)、
YB−11の純正サスと長さを合わせるために必要な寸法を計算していくと、長いエンドアイではどうも具合がよくなかった。
サスペンションロッドを国内に在庫があった長いタイプに交換しても良かったのだが、
あちらで計算してもらったところロッドが長くなり過ぎてフルバンプした時に内部のピストンが
上のヘッドに衝突してしまうことが判明。
「まずそのようなことにならないのは判っていますが、直営店の立場上その仕様変更はお受けできません」
と言われたら私も引き下がるしかなく、結局シリンダーを長いものと交換して全長を伸ばしてやることにした。
しかし、その長さのシリンダーは在庫がないという話で、「そちらの店に?」と聞いたら「国内在庫がありません」という答え。
ぬう・・・。何となくナイトロンを一から作ったのと費用が変わらなくなってきたような気がするが、
乗りかかった船だとそのまま注文してしまった。スウェーデン本社に在庫があればいいのだけど、
なければある程度のオーダーが溜まったら部品を製造する、という形になっているはずだから
もし本国にも無ければ納期はかなりかかるぞ・・・。

白馬バイカーミーティング

前日から用意していた荷物が入ったパニアを取り付け、K100RSで白馬に向かう。
K100RSで長距離を走るのも随分と久しぶりだが、ツアラー然とした使い方をする限り

メガモト
とはやはり快適性も積載性も段違いで、「やっぱりこういうバイクが手元にないとなあ」と
大本命の
R1100RSが手元にないことにいろいろと複雑な心境を覚えながらの走りになった。
午前の早い時間に到着したために試乗会にもまだ若干の空きがあり、私はK1200GTを試乗したのだが
(この時点で生産終了していたから、ここで乗らなかったらもう機会はなかったな。いいタイミングだった)
それについては試乗記を参照されたい。
また、会場内でのミニコース試乗会では現場を仕切られていた方々が面識のある方が大半だったため
もうすっかり特別待遇で、「なんだ、お前あれだけ試乗してまだ乗りたいバイクあるのか!」
「操作の説明?あ、いいんですこいつは判ってますから」等と
人生に生きる希望を与えてくれるような実に暖かい心遣いをしていただいた(笑)


K1200SをベースにしたABEZのレーシングサイドカーの公道仕様・・・らしい。
中も凄い構造でしたが、外見のインパクトも抜群でした。


この時点ではまだ国内未発表だったG450X。この後クリス・ファイファーのデモランに使われた車両です。

クリス・ファイファーは神だったとか今年のヒルクライムはきちんと見れたとか、G450Xの走りはかなりのものだったとか
いろいろと見るべきものはあったのだけどそれについては省略。
試乗を終えた私は会場で再開した友人たちと連れ立って会場内を見て歩き、
夕方からの特設ステージではほぼ中央の最前列に陣取ってビールやつまみを入れながら
気分よくステージの様子を見ていたのだが、よりによってその途中で友人4名が
何やかやの理由で相次いで席を立ち、そこには私一人だけになってしまった。
そしてその時ステージに立っていたのはBMWモトラッド日本・ディレクター(要するにBMWジャパン2輪部門のボス)の
ラルフ・ライナート氏。何度か目が合ったのだが、BMW2輪のトップが挨拶している時に中央最前列付近に空席があって
そのど真ん中に酔って顔を赤くした30男がいるという構図は物凄く居心地が悪かった( ̄□ ̄*)


・・・この状態。友人達が次々と席を外していく時には
「ま、待てッ!一人にするなッ!!」と魂で叫んでました。
しかも帰ってくるの遅いし〜(- -;)



夜に行われたトークショー。中央はクリス・ファイファーです。後ろの2台は特別仕様のF800SとおなじみHP2スポーツ。

それから抽選会ではライダースクラブ誌提供のヘルメットバッグを引き当て、
なかなか有意義だったバイカーミーティングの初日はお開きとなった。


8月3日 今日は日曜日で東京まで走ってバイクを預け、しかる後に新幹線で岐阜へ帰宅して明日は勿論朝から仕事。
できればついでにビーナスラインも走っておきたい・・・と考えていくとどう考えても時間的な余裕はなく、
第1回目の試乗さえも諦めてテントを畳んだ私はそのまま急いで会場を後にした。
考えてみれば私はビーナスラインを走ったことは何度かあるが、全コースを走破したことは未だにない。
いつも長いルートの一部をちょっぴり走るだけだったので、どうせ東京方面に向かうのなら
ビーナスラインの出口は中央道茅野インターから近いことだし、この機会に全ルートを一気走りしてしまうかと考えたのだ。
間違いなく中部屈指のスケールと景観の走りどころだし。
はっきり言ってかなり混んでいて走りを楽しめる状況ではなかったのだが、それでも時々前が空いた時には
「いやいや、ここは我慢だ。点数もピンチだし、しっかり荷物も積んでいる」
「前のCBの走りが甘い・・・抜くのはたやすいがどうする?K100RSであまり大人げない走りはしたくないが・・・」
などと自分に言い聞かせながら、結局前のバイクを抜きつついいペースで走っていたような気がする(汗)
これでフロントフォークの性能がもっといいと、それに合わせてサスのバランスを取り直して
またもう一段上の走りができると思うが費用対効果を考えるとなあ・・・。
高価な社外品のフォークを試した経験がない私としてはオーリンズの倒立(できればTT−Xタイプがいい)は
一度購入して装着してみたいと思っているのだけど、K100RSに付けるのは長さの問題もあるし
費用対効果なども考えると効率的な方法とは言い難い。
YB−11でも具合が悪いから、装着ベースには
中古の国産スーパースポーツでも買うのが手っ取り早いのだろうけど、サスを試すためにバイクを買うというのは
幾らなんでも順序が逆だ(^_^;) いつかやってみたいけど、まだ目算は立たないな・・・。


途中の駐車場で。天気は最高だったし、これで空いていれば言うことなしだったんだけど
8月の日曜日ではさすがにないものねだりでしょうね。

さてビーナスラインを抜けて中央道に入ってからは、予定をこなすべくひたすら東京を目指した。
しかし・・・
暑い!
ただでさえこの日は気温がかなり高かったのに加えて私は日曜午後の渋滞を極力避けるため
東京まで速度優先休憩なしノンストップで走ったのだが、以前にも書いたとおり夏場のK100RSは
停車しているより走っている方が遙かに暑い。8月上旬の気温が30度を超える中、
環八の渋滞で上からの強い日差しとアスファルトからの照り返しで両面焼きのハムエッグになりながら
「ああ、涼しい!」心の底から言えたという辺りから真夏にK100RSで高速道路を疾走することが
どういうことを意味していたかは想像してほしい(−−〆)
暑さは気合いで我慢していたのだが、本当に熱中症になりかかって、しんどかった・・・。
それからメガモトの納車以来久しぶりにフラット杉並さんに行ってイモビの交換と1万キロ点検の相談をして、
ここのところお世話になりっぱなしのウノパーウノさんに行って色々と話をして、
最後にボクサーハウスさんに行ってK100RSを預けてから私は新幹線で岐阜に帰還した。
ただ、K100RSのオイル漏れの修理は現在国内欠品の部品があるため部品を頼むと
入荷までに結構かかる可能性があるという。確かにK75Sの時にも国内欠品の部品は
取り寄せに結構日数がかかった覚えがあるからそれについては理解できるのだけど、
複数台数のバイクを使い分けている私はともかくとしてバイクを1台だけ所有している方だと
その待ち時間は結構きついだろうな。今回は手間の関係で先にバイクを預けただけで
別に部品が届いていから車両を持ち込んでもよかったわけだが、
確実に国内欠品の部品が増えつつある現状を考えるとK100系を一台だけ所有するバイクライフというのが
我が国ではだんだん現実的な話ではなくなりつつあるのは事実だと思う。


8月19日 白馬を終えてから、バイク関係のことが随分とストップしている・・・。
R1100RSは今は様子見状態だし
友人の仕事の都合でYB−11も現在進行が止まっているし
YB−11のオーリンズはスウェーデン本社からの部品待ちで、

K100RSはドイツ本国から修理用パーツの入荷待ち。

メガモトは週末に上京して1万キロ点検とイモビの交換でそれまではすることがない。
というより、たまたまエアーポケットのように空白期間が発生しているだけという考えもできるのだけど、
これだけバイク関係の話を進められない日も珍しいな・・・。


8月22日 メガモトの1万キロ点検のため、仕事を終えてから東京に行く。1万キロ点検といっても
実際にはまだ7000キロ弱しか走っていないのだが、タペットからの音が多少大きくなってきていたのと
イモビライザーのセンサーリングの交換の件もある。
タイミングとして早目ではあるが、早すぎるということはないだろう・・・。
高速道路を淡々と走る分にはメガモトは
K100RSの足元にも及ばないが(笑)走っていての楽しさでは
やはり比較にならないものがあって、東京まで400キロ弱を一気に走るくらいならこれはこれで悪くない。
防風性はほぼないから、冬にはやりたくないけど。基本的に走り優先のハードコアバイクだが
車体全体の作りや躾の方向性が決してツーリングのことを開発者が忘れていないことを伺わせていて、
その辺りの匙加減が実に私の好みに合っている。
ただ、少しずつシートがへたってきているのか長距離を走った時の尻の痛みが新車の時より
多少増しているようだ。急ぐ話ではないが、更にその上を目指すならシートはやはり手を入れなくてはなるまい。
本国標準のハイシートにも興味はあるが、メガモトの硬いサスとシートのもたらす実質的な足つきは
数字の上では同等のシート高なR1200GSアドベンチャー(のシートの低い状態)よりはるかに悪い。
幸い体格には恵まれている方なのでHP2エンデューロの92cmなら乗りこなしてみせる自信はあるが、
メガモトでのシート高92cmという数字はさすがに自信がないというのが正直なところだ。
本国標準のハイシートに交換してサスを低い位置に調整するという手法もないわけではないが、
サスのジオメトリーが変わってしまうからメリットがあまりないだろうし。
もっとも、
K100RSまで預けてある現在このメガモトまで預けると私の手元にはバイクが一台もなくなってしまう!
だから、シートをいじるのはどんなに早くても来年の話だ(^_^;)

8月23日 朝一でフラット大森に行き、予約していた作業を依頼する。今回の上京はスケジュールの都合で
今日中に引き上げないといけなかったため作業を任せた後は友人と東京都内を移動して用事を片づけていたのだが
それにしてもイモビライザーの一件はBMWも不甲斐ないとしか言いようがないな。
推測も含まれるが、不具合が出たのは最初からではなく途中からある時期までの一定期間に生産された分だ。
うがった見方をすると、最初は良かったが作り慣れてきたところで部品メーカーにコストダウンを要請し、
そのコストダウンのやり過ぎで基本的な信頼性まで劣ったものが部品として納入されたと思えるのだが?
対策部品をすぐには用意できなかったという事情は理解できるものの、
内容の重大性を考えたらやはり本来はリコールにすべき問題だったと思うし。

さて1万キロ点検の方はつつがなく終了したのだが、車体全体をチェックしたところの所見では
HP2のエンデューロよりフレームを締結しているボルトの緩みが明らかに少ない、ということだった。
やはりエンジンにバランサーを備えているのが効いている、と考えるのが妥当だろうな。
「メガモトはあまり売れてないんで比較データが乏しくて他のメガモトと比べてどう、とは言えないんですけど」
とも同時に言われてしまったが(^_^;) ・・・そうか、予想していた通りやっぱり台数売れてないのかメガモト(苦笑)
ちなみに整備の終わった車両は明らかにエンジンの調子も向上していて
(エンジン制御プログラムのアップデートもあったようだ)気分よく岐阜まで走って帰ることができた。


写真がないとHPの構成的に寂しいので(笑)帰り道の浜名湖SAで。

9月1日 会社に行くためにスクーターを動かそうとしたら、自宅の庭の方にコーラの空き缶が落ちているのに気がついた。
位置的に考えて、外から投げ込むのはほぼ不可能な位置だ。つまり、誰かがここまで入ってきたということになる。
気に食わないな・・・。


9月5日 防御戦というか何というか


出勤しようとすると、母親が「家の玄関にこんなものがついていた」とバイク買い取り業者の紙を見せてくれた。
しかも、実は先日にも同じものが玄関口についていたという。
随分と久しぶりだったが・・・。改めて本気で対策をする必要がある、そう思っていたらその日の夕方自宅から電話があり、
「自宅の前にライトを消した不審な白い軽のワンボックスが止まっていて、ガレージの様子を伺っているようだ」
いかん、既に臨戦態勢かっ!
電話をしている最中に車はどこかに走り去ってしまったそうなのでナンバーの特定はできなかったのだが、
最低限2回の下見を済ませていると考えねばなるまい。詳細は公表しないが、
私がメガモトに使っているメインのロックはかのBM−10ではないもののキタコのそれなりのロックに
友人が作ってくれた物凄いアンカーを固定しての地球ロックの組み合わせだ(それ以外の情報は公表を控える)。
2回下見をして更にもう一度見に来たということは、たぶんこの組み合わせを突破できると考えているのだろう。
友人知人には盗難関係に詳しい方もいるので、まずはそちらに相談してアドバイスを受ける。
どういう知識を授けられたかは控えるが、「今晩にも来る可能性が高い」ということでは私と意見が一致したので
まずはバイクのロックをかけられるだけかけてから複数の車でその脇を固めた上で
古典的にして有効な対策
「不寝番」を行った。結局朝の5時過ぎまで起きていたのだが、
この日が金曜日で良かったな。平日だったら翌日は仕事にならないところだった(;^_^A

9月6日 明るいうちに周囲に監視の目がないのを確かめてからメガモトを動かし、とある避難場所に退避させる。
暫くは簡単には動かせなくなってしまうが、やはり背に腹は代えられない。
自宅の防犯体制がほぼ満足できるものになるまでの辛抱だ。
それからいろいろと情報を調べた上で盗難防止アイテムを大量発注。全部をこの日注文したわけではないが、
種類の異なる盗難防止ロックを新たに5種類5個(うちキタコ製が3個)に補助アイテムを複数個と
発見された後のロックによる盗難防止対策としては多分最大級の防御策を講じることになった。
ただ、それだけやると当然出費も馬鹿にならず、できるだけ安く済ませたとはいえ
盗難対策だけで9月には約30万円を使う羽目になっている。そのしわ寄せは当然一般会計に及び、
かくして予定していた東北ツーリングは中止・戸隠オフミは不参加のやむなきに至った(−−〆)
もっとも、これは自分でいろいろやってみて思ったのだが複数台数を同時所有する場合
バイクの盗まれやすさとは別のところで防犯対策のレベルはある程度均一にしておく必要がある。
ガレージにバイクをどういう順序で停めるかはその時の都合によって異なり一定ではないためだが、
つまり −完璧な防犯体制なぞ存在はしないが− まず盗まれないだろう、という水準の盗難対策をするなら、
3台バイクを持っていると費用は1台所有の場合の3倍かかるということなのだ。
K100RSにメガモト並みの防犯体制が必要だとは思わないが、だからといって手は抜けないのだな。
幸いその後下見と思しき痕跡は現在に至るまで発見されていないが、
今回の一連のことではそういったことを実にいろいろと考えさせられた。

9月15日 本屋で別冊モーターサイクリストの新刊が出ていたので手にとってパラパラとめくっていると、
追跡シリーズの座談会募集はBMWのHP2シリーズと書いてある。ほう、HP2シリーズねえ・・・。
HP2エンデューロと書いてあれば車種限定でアウトだが、シリーズということはメガモトも含まれるのだろう。
座談会の方向性からして編集部はメガモトを一台は加えたいだろうし、メガモトなら競争倍率もかなり低いだろう(笑)
とりあえず雑誌を買って帰り、参加希望のメールを送信しておいた。

9月20日 R1100RSの関係でディーラーの知恵を借りるべく、車に乗ってディーラーに行き
チーフメカニックの方といろいろ相談をする。内容については公開できないのだが、
オートショップフタバさん今回はありがとうございましたm(_ _)m


9月27日 休日出勤の関係で朝から車を動かして中央高速を走る。午前7時半頃に恵那峡SAで休憩していたら
RTの集団が止まっているのが見えたので興味本位で近づいていくと、
なんとGWのツーリングでお世話になった山口在住のCLUB−RTの御一行様だった(*^▽^)
その節はたいへんお世話になりましたm(_ _)m
この日は菅平での全国ミーティングに参加のため長野に向かう途中とのことだったけれど、
昨晩20時に山口を出発して、午前3時頃に名神高速多賀のSAで3時間ほど休んで
そこからずっと走り続け(会ったのは午前7時半頃)だったそう(@_@)
夜8時から仮眠だけで山口から長野まで集団で走り続けてしまうとは
普通に考えたらバケモノの集団としか思えないのだけど、
冷静に考えるとR1200STも居たとはいえ基本がRTの集団だったから可能だった・・・ということはあるのだろうな。
以前どこかのイベントでネモケンさんから聞いた話では
「RSならだいたい1000キロ走ったら疲れが出て走るのが辛くなってくるけど、
RTは1500キロくらいまで走らないと同じような疲れ具合にならない。
ツーリングバイクとしてのRSとRTのパフォーマンスの違いはそこです」だったのだけど、
なるほどと頷けるものを感じたな。正直言って、今の私に同じことはたぶんできない。

10月2日 別冊MC誌の編集部から、座談会への参加をお願いしたいというメールが届く。
よし、狙い通り(* ̄0 ̄)o これで10月半ばの上京が確定したな。


10月5日 久しぶりに時間ができたのに加えて、座談会参加の前に「メガモトとはどんなバイク?」と
自分の中で改めて整理しておきたくなったこともあり、メガモトを引っ張り出して奥飛騨方面にツーリングに出かける。
普段私が奥飛騨方面に行くというと目を三角にして狂ったペースで走ることが多いのだけど、
今回は免許の点数復活まであと2ヶ月と迫っていたり連日のハードワークで疲労が蓄積していたりで
おとなしめのペースで走ることを主眼に置いた、あまり普段の私らしからぬツーリングになった。


そんなわけで、新穂高ロープウェイの西穂高口駅(標高2156m)から。

新穂高ロープウェイに乗るのは随分久しぶりだったが、高校生の時には学校の林間学舎でまだ1階建てだった
このロープウェイに乗ってここから西穂山荘(炎上・再建される前年の話だ)先のお花畑まで歩いたなとか、
久しぶりにやって来ると色々と思い返すものはあった。帰り道は雨に降られたこともあって
結構疲労してしまったのだが、それにしてもこの程度の行程で疲労するとは我ながら少々不甲斐ない。
たぶん体が鈍っていることと連日のハードワークで過労となって基礎体力が低下していることの相乗効果だろうが、
バイク乗りとしてはもっと頑健であるべきだ・・・とも思った。
仕事の関係もあってこればっかりはそう簡単にはいかないのだけど。
それにしても、いくら免許が心配とはいえ制限速度を守って車の流れについていくというソロツーリングは
おそろしくストレスが溜まった。普段の私は取り締まりがないという確信があれば制限速度の倍くらい出すし
それはそれで問題があると自覚しているが、やはりメガモトはツーリングよりも飛ばしてこそ輝くバイク。
私はまだまだハーレーの世界には行けそうにないな。
今はそれよりレーダー探知機が無性に欲しくてたまらない(笑)

10月8日 別冊MC誌の編集部から座談会に先立ってのアンケートの依頼メールが届く。
アンケートは要するに追跡シリーズでのオーナー紹介の内容を埋めるためのものですぐに返信したのだが、
同時に添付されていた会社への行き方には会社付近の取り締まり情報が丁寧に記されていて
「さすがにわかっていらっしゃるぜ・・・」と読んでいて感心してしまった。
あとは、座談会当日を待つだけだな。

10月14日 目前に迫った上京に備えて、メガモトを久しぶりに洗車しておく。
さすがに、買った時に比べると汚れてきたなあ・・・。
錆への耐性はかなり高いのが以前からBMWの美点だと思っていたけど、
ブレーキディスクのボルトなどに多少の錆が浮いているのを見ると
BMWの良き伝統もだんだん失われつつあるなと思う。
こういうのは、高くていいボルトを使うかどうかというだけの話だし。
一度ネジ屋の友人にでも聞いてみようかな。

10月17日 仕事を終えてから座談会に出席のためメガモトで東京に出発。個人的にはメガモトには
似合わないと思っている小さな純正テールバッグはできれば写真映りの関係上外して行きたかったのだが、
他にはタンクバッグしか付かないメガモトではこれがないと雨具を入れるスペースもないから仕方がない。
パニアが付けば問題はないのだけどねえ・・・。さすがにそれは無いものねだりだろうし。
東京には無事到着したので、後は明日を待つだけだ。

10月18日 かねてからの予定通り、八重洲出版社に行ってHP2の座談会に出席する。
座談会での内容についてはほぼ雑誌に書いてある通りなのだが、
実は事前に「HP2スポーツのことは話題にしないでください」とBMWジャパン側から頼まれていた。
だから私の「購入時の比較検討車両」にHP2スポーツという名前が入っていたのを雑誌で見た時には
「おっ、ここはカットされると思っていたが・・・チェックを通ったのだな」と軽い驚きを受けたのである。

あと、補足というか突っ込みを入れさせてもらうと
「ユーザー層が高齢化してきているから会社の将来のためラインナップの若返りを図って
若年層を取り込むため”若い人にも買える車両”としてGやFを出している」というBMWの戦略はどうかと思った。
Gは650にしても450にしても、若い人が買うには公平に見てハードルが高いぞ。
Fにしても、バイクの出来はいいが経済力に乏しい若者には競合他車と比較して少々割高なことは否めないし。
BMWも本気で若い層を取り込もうとするのだったら、もうちょっと他のメーカーの戦略と商品を
学んだ方がいいのではないかとは正直なところ思った。
また、座談会では発言しなかったのだが
「ブランドのためには、若い人が買えなくてもいいから、憧れとなるバイクが必要だ」
という判断からHPシリーズが出たという点には正直首をひねった。
オーナーとしての立場からすれば自分の気に入ったバイクを出してくれれば
どういう企業戦略を取ろうが結果オーライという部分はあるが、それは脇において企業戦略ということで考えたら
HP2シリーズ3車種の中で一番若者の憧れになりそうなバイクは、まず間違いなくHP2スポーツだろう。
だったら何故あれから出さない?
いつかHP2エンデューロを振り回したいと夢に見る学生ライダーがどれだけ居ると思う?
先も書いたようにHP2はエンデューロもメガモトもバイクとして非常によくできているから
製品としては結果オーライだが、企業戦略としてはどうも自己矛盾を抱えているように思えてならなかった。
あとはやはり、BMWの中での1台のモデルの存在価値の低下だな。
Rシリーズが1150に移行していた頃にある雑誌関係者の方から「最近のBMWはお手軽なモデルが多過ぎです。
昔はそうでなかったけれど、今のBMWに10年経って名車として存在感を残しているモデルがどれだけあると思います?」
と言われたことがあるのだが、その話を聞いてから8年、当時のラインナップが現在どう扱われているかを鑑みるに
確かにその通りだったと言わざるを得ない。
車両の存在価値が低下するということはブランド力が低下するということでもあるだろうし。

なお、座談会に参加された方はなかなかBMWブランドへの忠誠心が厚い方が多く、
購入する際に国産車と最後まで迷った人が誰もいなかったとかK1300の新しいスイッチは全員が反対していたとか、
まるでi−jayoの現代版みたいでなかなか楽しい座談会だった。
なかなか得難い体験をしたな・・・と思いながら、私は満足して帰途についたのだ。

 
車両の撮影の様子。ここで撮っていたのか・・・。


写真の右端には私のタンクバッグが写っていますが
もちろん雑誌写真では入らないように構図組んでます。



昼食に出たおこわ弁当(うな丼と選択可能)。なかなかの美味でした(^-^)


翌日の帰り道に立ち寄った焼津さかなセンター。中央左側の衝立が構図をぶち壊していることは大目に見てくださいm(_ _)m
行ったのはこの時が初めてでしたが、冷凍マグロとカツオを買うなら最高に近いところですね。



更に浜松の友人のところにも寄り道。YB−11はブレンボの新型ラジアルマスターで更にパワーアップ中!

10月20日 ヤフオクをチェックしていたらYB−11用のオーナーズマニュアルが出ていたので、
まずは即決価格2000円で落札する。英語版だしT型(私のはU型)のマニュアルだが、
無いよりはよっぽどいいだろう。何より、滅多に手に入るものでもないだろうし。

10月26日 落札したマニュアルが届く。程度はまあまあだったが、これならまったく文句はないと
個人的な満足度はかなり高かった。で、さっそくページを開けてみると1ページ目にいきなりこんなことを書いてある。
The motocycle You bought is a statos symbol intended for the few people
who know how to choose the best.
何を、どう・・・( ̄o ̄;)
一体ビモータは何を考えてバイクを作っておったのやら。あるいは、この根拠のない自信は一体どこから来るのかとか。
公平に考えて、工業製品として考えたら少なくともドカの方が圧倒的に優れているぞ。
あとはバイクとしての総合評価だが、レーダーチャートを作って評価したらやっぱりドカにはかなうまい。
苦手分野では1や2になる代わりに長所では5や6がつくという、典型的な1点豪華主義バイクだからな。
まあ、なかなか笑わせていただきましたよ(;´д`)


11月1日 早起きして仕事を片付けてから、バイク屋さんに行ってメガモトのオイル交換をする。
私の生活パターンから考えてこの次のオイル交換は来年の夏が予想されるので
「今2つ目のペール缶を開けるのは、酸化によるオイルの自然劣化を考えるとあまり好ましくないな」
と考えて自分ではやらずにバイク屋さんに持ち込んだのだが、奮発してリッター2000円を超える値段の
Mobil1を入れたために工賃を含めると結局ペール缶1本とあまり変わらない金額になってしまった(汗)

さて、気を取り直してメガモトに荷物を積み込んで神奈川の友人宅に向かう。
K1200Rで実行しようとして台風のために果たせなかった伊豆ツーリングの、1年越しのリベンジだ。
疲れていたこともあって今日は早めに就寝。明日が本番だ・・・。

11月2日 伊豆箱根ツーリング

西湘バイパスから椿ラインを経て、大観山まで一気に走る。椿ラインを走るのは4年ぶりだが、
相変わらず腕達者が多いことには驚く。私は「どこそこの峠走ってる連中はあちらの峠よりレベル低いから」
といった類の話が嫌いで平均的なうまい、ヘタはあまり言いたくないのだが、ここに上手い人が多いのは認めるなあ。
また、関東の慣れた方には常識なのだろうがほとんどの方が走行ラインは
車線の中央付近をキープしていてそこから決して外れない。
私などは普段交通量の少ないところばかり走っているため道路の幅は端から端まで利用する方なのだが、
この走り方だと伊豆箱根のような交通量の多いところでは対向車にとっても危なっかしいだろう。
(で、私も「ライン取りの自由度がねえ・・・」と思いながらそれに合わせて走っていた)
この辺りはいい意味での地域性を感じたな。

大観山の駐車場では事前の情報通りBMWバイクの試乗会を開催していたので様子を見に行く。
最初はその後の予定もあり冷やかしてスルーするつもりだったのだが、受付におられたクラフト店長の滝本氏
(面識はないけど)に乗せられたというか、「ようし、やってやろうじゃねえか!」になってしまった(^_^;)
その時の試乗記はR1200GSアドベンチャーの項でアップしているが、出張試乗会とはいえ
これだけの試乗コースを用意できるというのは関東は恵まれているな・・・というのと、
有料道路の通行料金を参加者ではなく主催者が負担していたのには感心した。
もちろん出張してくる燃料代や人件費等に比べたら微々たるものだろうけど、
二桁の台数を連れて1日に何度も走行すれば、通行料金も馬鹿にはならないぞ。
ディーラー関係者の皆様、その節はありがとうございましたm(_ _)m

それから伊豆スカイラインを経由して南下し、西伊豆スカイラインを走る。
ターンパイクや芦ノ湖・箱根スカイラインなどは私も何度か走っているが、伊豆は未体験だったので
大いに楽しみにしていたのだが・・・交通量の多いことを脇に置くと、うーん、この気持ちよさは何なのだ。
ビーナスラインを全体に高速よりにしたようなルートだが、走りの楽しさでは明らかに上だな。
伊豆スカイラインは交通量が多過ぎて楽しめない部分もあったが、空いていた西伊豆スカイラインでは
メガモトはまさしく水を得た魚のようで、「道路もいいし景色も最高、これは楽しい!」と
かなりハイになって走っていた。東京に住んで400刀に乗っていた大学生の頃、
一度も伊豆方面にツーリングに行かなかったのは大失敗だったな・・・。実に勿体ないことをしたものだ。


関東の方にはおなじみですかね、亀石のパーキングです。
ここで知人の方とばったり出くわしたのには驚きました。


西伊豆スカイラインの途中。道路が空いていたこともあり、個人的には伊豆スカより西伊豆の方がツボでしたね。


西伊豆の途中でちょっと休憩。いいところだ・・・(*^▽^)ノ

ただ、それだけに惜しまれたのが私の体力不足。
連日のように無茶な生活をしているためかこの時期は恒常的な過労状態で
普段から半病人のような体力しかないのだが、
この日も西伊豆スカイライン入口までやって来た時には既に体に突き刺さるような疲労感があって
「いや、ここは少しセーブしておこう。体調が万全でないなら無理は禁物だ」というセーフモードに入っていたのだ。
わが身の安全が第一と考えればそれは間違っていないのだが、
私は楽しむために伊豆まで来ているのであって不完全燃焼感を得るために行ったのではない。
ツーリングを楽しむ上で体調管理は基本中の基本なことは自分でも十分に理解しているつもりなだけに、
仕事で仕方なかったとはいえそれがうまくできなかったことが残念でならないのだ。

さて、遅めの昼食は有名なティハールのカレーだった。

 
特大大盛りカレー・ヒマラヤ盛りを注文。横から見ると・・・なるほど、この辺がヒマラヤですか(^-^)
この手のカレーの味がわかる方なら十分にお勧めできる味で、満足度はとても高かったんですが
一緒に付いてきたカレー味のキャンディは・・・(・ε・。)

試乗会に参加したために時間が遅くなり、途中の混雑が予想以上だったとか昼食に時間をとられたなどで
当初の予定を短縮してティハールで引き返すことになったのだが、この時点で私は相当に疲労してしまっていて
正直なところ走りを楽しむどころか、道路の脇に転がって眠りたいような心境だった。
それでは危なっかしいので極力ライダーズハイな状態になるよう努め、途中からは体力的にもある程度復活して
無事友人宅に戻ってこれたのだが、体調のこともありまだ走り足りないという思いが強く、終盤は
「いずれ体調を整えて必ずリベンジしてやろう」と呪文のように呟きながらの走りになっていたのだ。
実際、あれだけの好ルートをあれだけの距離でつないでいけるというのは、私が走った限りの道では他にない。
(北海道はまた方向性が違うので除外)また、あれだけ走り応えのある道だと日帰りで駆け抜けるのも勿体ない。
ということで神奈川のK様、次回は是非伊豆で1泊の予定でお願いいたしますm(_ _)m


帰り道途中の光景。いいですねえ・・・はぅ。

11月3日 すっかりお世話になった友人宅を辞し、東名を走って岐阜に戻る。途中浜松西で高速道路を下りて
DATZに立ち寄ったのだが、その後高速道路に戻る直前に給油をしてからエンジンをかけると、
メガモトの多機能ディスプレイにLAMPF!の警告が表示されている。取扱説明書を取り出して調べてみると
(某掲示板にも同じような質問があったが、自分のバイクで説明書に明記してあるのだからまず自分で調べるべきと思う)
・・・なになに、ヘッドライトの球切れ?
調べてみると、確かにロービームが球切れを起こしている。さて弱ったな。
ヘッドライトの要る時間帯ではないから安全上まず問題はないが、このまま走っていてパトカーに見つかると
整備不良でキップを切られる可能性がある。あと1ヶ月間は残存点数が1点だから、捕まったら即免停だ。
とりあえずライトが消えたままで高速道路に戻ったのだが、やはりこのまま走るのは
わが身以上に免許の安全性にリスキー過ぎると考えて新城のPAに入り、普段から後ろのバッグに積んである工具で
光軸をめいっぱい下に向けて(メガモトのヘッドライトはネイキッドバイクと同じような固定法になっている)
ハイビームに切り替えてそのまま帰ってきた。これならまず捕まることはあるまいて。
(もちろん、その後切れたヘッドライトを交換しておいたことは言うまでもない)


その途中で走行距離が10000キロに。そんな理由でハイビームと警告表示が出ています(^_^;)

11月12日 仕事の関係の付き合いで、ホンダの鈴鹿工場を見学に行く。自動車工場の見学は
小学生の時にトヨタの工場を見学して以来だが、あれから20年以上が経った自動車生産ラインは
すっかり様変わりしていて、「なるほど、効率よく儲ける仕組みとはこうやるものか」と短い見学時間で
質疑応答もなかったのは残念だったが、実に興味深いものだった。

それからとあるビジネスフェアに行って様々な企業ブースを見て回っていたのだが(動研も出展していた)
自動車用のアフターパーツメーカーのブースで後付けスーパーチャージャーのカタログを貰い、
会場の外で一休みしながらそれを眺めていたら目を惹く記述があった。
「ラインナップには2輪用もあり、R1150GS用もラインナップされている!?」
急いでブースに取って返して詳しく聞いてみたところ、このスーパーチャージャーはベルギー製で
R1150GS用は本国にあるかどこかのディストリビューターが設定しているもので日本国内用ではないという。
ただし、こちらから取り寄せられるかもしれないし、それがアウトだと個人輸入という形になるが
どちらにしても日本でも入手は可能だと思う、という返事だった。
自宅に帰ってから早速ネットで検索していろいろ調べてみたのだが、問題のGS用は
どうやらイギリスの販売店が取り扱っているものらしい。私のR1100RSに使えるかもしれないと期待して
ネットサーフィンを続けた私は、ようやく出てきた画像を見て愕然とした。


これです。縦置きだから取り回しが難しいのはわかるんだけどね・・・(-_-;)

だめだ、俺の美的感覚がこれを許せねえ(爆) なんという醜さ( ̄□ ̄*) それ以前に、雨が降ったらどうするんだこれ?
場合によってはシステムの実験台にR1150GSを期間限定で購入して・・・ともうっすらぼんやりと考えていたが、
この画像を見て気持ちは固まった。私はやっぱり自然吸気でいくとしよう。


11月22日 休日出勤を片づけてから毎年恒例の川湯オフミに参加する。今年はできればバイクで・・・と考えていたのだが
K100RSは国内欠品の部品が未だに入荷せず、メガモトは積載力が足りない。
更に先日の伊豆でも痛感した過労による体力不足はまったく改善されておらず、
メガモトだと無事に往復できるかすら怪しく思える上に、11日後に迫った免許の点数復活まで
絶対にミスは許されないとあっては、残念だが車で行くしかない。それにしても、今年はこんなのが多いな・・・。


どうも毎年同じような写真ばかりだと飽きてくるな・・・。今回は写真が少なかったものですいませんm(_ _)m

実際、現在の私の仕事中心の生活はいつか倒れるぞ、というようなものだし夕方近くまで休日出勤をした後の
出発だからある程度は仕方がないのだけど、先日の伊豆箱根といいイベント参加の方にも
仕事の予定が平気で影響してくるというのはやはり憂慮すべき事態だな。
そんなわけで今回は夜の10時頃に現地に到着し、疲労していたので酒盛りも途中で中座して
二重の寝袋に入って車の荷台で寝てしまうという、
事情を知らない人から見ると何をやっているのか意味不明な参加になった。やれやれだねえ・・・。
もっとも、戸隠もそうだがこの川湯オフミも集まる方々がディープなので話していても実に楽しい。
以前にも別のところで書いたが、参加のためのハードルが高いと参加者も一味違った強者が揃うので
そういう空気は私には合うのだ、実際のところ。

11月23日 車中泊は久しぶりだったが、考えてみれば車中泊はテントを畳む必要がなく
テントの荷物を外に出してケースに詰め込む必要もない。その後テントを干して乾かす必要もないし、
雨の日ならこれは大きなメリットになるし。実は何気に効率的なやり方だな・・・と思いながら
人の輪の方に加わって朝から食べて飲む優雅な生活を楽しむ。
これで温泉にも入れるのだから、もう言うことなしときたものだ。
人はパンのみにて生きるにあらずと言うが、こういう息抜きはまったくもって人生に重要だと思う。
しかし、こういう集まりは是非フルタイムで参加するべきなのだが、現実的には仕事が忙しく
3連休の3日目(つまりつまり翌24日)は丸一日かけて休日出勤が待っている。
もう少し仕事を減らせるようにしたいものだ。そうすると、私の生活はもう少し楽しめるのだけどな。

12月3日 昨年捕まって以来の懸案だった免許の点数がついに復活!d(⌒o⌒)b!
とにもかくにも、これで検挙即免停のリーチ状態から脱出できた事は大きい。
もっとも私は過去2回の免停経験があるが、そのどちらも速度違反での一発免停で
累積で免停になったことは一度もないから、今回も多分大丈夫だろうな〜と思ってはいた。
(自慢するようなことでもないが)。
どっちにしても普段から捕まれば一発免停になるような速度で走っているのだから、十分に気をつけなくては。


12月5日 別冊MC誌の編集部からメールがある。読んでみると以下の通りだった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
現在12月15日発売号の校正作業をしておるのですが(略)

「(メガモトは)以前乗っていたRSと比較すると高速道路の移動距離が
少し短くなりました」というくだりがあるのですが、
RSとは
R100RS? K100RS? K1200RS、のどれなのでしょうか?(以下略)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「全部」と書いて返信したことは言うまでもない(笑)
もちろんそれだけは不親切なのでメールには細かい説明も書き加えたのだが、
その結果として雑誌の本文中では「以前乗っていた
R100RSK1200RSと比較すると〜〜」という
表現になったわけだ。お手間をとらせてすいませんでしたm(_ _)m

また、何気なくヤフオクをチェックしていると、ビモータYB−9用の中古ペンスキーが2万円台で出品されていた。
これはいいなあ・・・。装着するバイクの目算ははっきり言って全く無いのだけど、
性能ならおよそ申し分なしのペンスキーだ。おそらくOHして設定変更をしないと使えないだろうけど、
仮にこの値段で落札できるならとりあえず買いこんでおくのも悪くはないな・・・。


12月7日 ほぼ天中殺な一日


今年最後のDATZチャリティーラリーに行くべく、休日出勤を早めに片付けるため
午前2時まで仕事をしてから6時半に起きて8時前に出社する。
しかし、想定外の仕事が山のように入ってきたために仕事が大幅に長引いてしまい、
ラリーは12時から静岡県掛川市でスタートだというのに
仕事が片付いて自宅に戻った時には既に12時を過ぎていた( ̄□ ̄*)
「せっかく静岡方面に行くのだから、昼はうなぎでも」と思っていたのだが、これでは時間的に少々具合が悪い。
かといって、ラリーには間に合わないとしてもこのまま家でフテ寝するというのも私の性に合わないので
「そういえば、
YB−11納車の時にもらったレッドバロン経営のタイ料理屋のタダ券がある。
YB−11が仕上がってきたらこれで食べに行こうと思っていたが、
諸般の事情により
ちっとも完成しないのでそのままになっていたけど、今こそこれを使うしか!」と思って
チケットを調べてみたところ、6000円分の食事券は12月4日付で期限の切れた紙屑と化していた( ̄□ ̄*)
・・・お、俺はキレた。「こ、このやる方ない怒りをどうしてくれよう・・・。」と思ったのだが、
先にも書いた通りここでフテ寝するという選択肢は私にはなく、
かなり勿体ない気はするが、鰻を食べるためだけにわざわざ浜松方面まで走ることに決定。
個人的には浜松近郊の店ではトップの評価をしている三ケ日の賀茂に行ったのだが・・・。
三ケ日まで一気走りして14時3分に店の前に着くと、「準備中」の札がかかっている。
「ここは鰻がなくなるまでは基本的に昼休み無しの店で、普段鰻がなくなるのは15時位のはずだが・・・」と思って
一応店に入って聞いてみたところ、今日に限って14時前に鰻がなくなってしまったという。うがあっ!
さすがに17時からの営業再開を待つわけにもいかず、仕方がないのでまだ営業中だった
近くの観光客向けっぽい鰻屋に入ったのだが、これが大外れ。
天然鰻の店とは言うものの値段が高いばかりで味は大したことがなく、
これまた大いに私の心中の行き場のない怒りをかき立てた(- -;)

かなり不機嫌な状態で気晴らしにと思ってオレンジロードを走ったのだが、そうしたら今日の仕事を早く片付けるために
睡眠時間を4時間に抑えて早起きした弊害が出てきて、ワインディングを走っていて睡魔が襲って来るという
極めて危なっかしい状況に陥ってしまったのでやむなくペースダウン。事故を起こしては何にもならないと
ゆっくり走っていたが、自分は浜松まで来て一体何をやっておるのだろう・・・とは強く思った( ̄□ ̄*)
ここのところこんな話ばっかりだが、要するに私の仕事量が絶対的に多過ぎることが
とことん裏目に出てしまっているわけで、仕事によって趣味の分野が非常につまらなくなってしまっているのは
否めない事実だな。何とかせにゃあ・・・。

12月8日 結局ペンスキーのリヤサスを落札する。同じくペンスキーを所有している友人と連絡して
「お前が落とすつもりならこっちは手を引くけど・・・どうする?」「いや今回はやめとく」「わかった」
などと相談しながら別の誰かと競り合い、結局28500円で落札した。
まともに購入したら18万円くらいの代物だからなあ。現在のところ使い道が決まっていないことが問題だが、
いい買い物をしたと思う。ただ、「次にサスを買う時はクァンタム」と公言していたのをどうするかが少々ネックだな。
これでクァンタムが随分遠のいたことは否定できないぞ。というより、私の手元にはR1100RSに装着していた
スクーデリアオクムラでMEチューンを施した旧型のWPが一式あるし、R100RSに使っていた
ハイパープロのフルアジャスタブルもある。昨年来友人に貸し出し中のナイトロンもあるし
今回のペンスキーも加えたら、冷静に考えるとあと10年くらいはサスを買わなくてもいいんじゃなかろうか?

12月11日 ペンスキーが手元に届く。見た感じでは予想していたより状態も良いようで、一安心だ。
たぶんYB−11にも装着できるのだろうけど、それをやるとオーリンズの部品の発注とか入荷待ちとか、
夏場からこれまで何をやっていたのかわからなくなるからな。


12月14日 ディーラーに行ってメガモトのグリップヒーターの部品発注をする。想定外の出費が続いたために
随分と遅くなってしまったが、これでこの冬は快適に走れるだろう。
それにしても、BMWジャパン設定のグリップヒーターのスイッチの値段はどうしようもないな。
ハンドルスイッチ交換するだけでに部品代が工賃・消費税別32000円って、ナメてんのかコラ!

12月15日 で、ディーラーから昨日の件で電話がある。要するにグリップヒーターのパーツ(R1200GS用と共通)が
現在国内欠品で、少なくとも年内は無理だろうという話だ。これは仕方がないし需要の集中する冬になるまで
資金を捻出できなかった(最大の元凶はもちろん盗難対策だった)私にも責任はあるけど
あんまり面白い話ではないなあ。
早いところ入荷してくれることを願うばかりだけど、もし入荷が3月なんてことになったら嫌だぞ。
それでも買うけど。

あと、別冊モーターサイクリスト誌が発売される。早速読んでみたのだが、「ここは書かないでくださいね」と
言いながら喋っていたところが何カ所か書かれていたのにはちょっとまいった(- -;)
で、車両の改造でミラーアダプターのところは写真撮影もされていたけどここはスルーだったな。ふむふむ。
個人的には「・・・うん、まあ、こんなものかな」というのが読んでみての正直な感想だった。
そうは言いつつも、自分で雑誌を2冊買ったりしているわけだが(笑)

12月20日 クラブマン誌の朝ミーティングに行く。う〜ん、あまり厳しいことは書きたくないのだが・・・。
正直に言ってしまうと、BMWBIKES誌の秘密集会と比べると運営側の対応が「本当に同じ会社か?」と思えるほど
上手ではなかったということになる。結果的に編集部の方が何もしなさ過ぎで、締めの写真撮影等にとりかかるのも
遅過ぎた、ということになるのだけど、この辺はBMWBIKES誌のスタッフからノウハウの伝授などは無かったのかな。
他にもいろいろ書きたいことはあるのだけど、
ここは次に中部圏で開催する時には随分と改善されていることに期待したいと思う。
因みにその後は岐阜にとって返して休日出勤で、それを更に途中で切り上げて所属クラブの忘年会に参加、
更にそちらも一次会で撤収して岐阜に戻ってからまた日付が変わる頃まで休日出勤の続きと、
自分で書いていてもおよそ正気とは思えないような一日だった( ̄o ̄;)

12月27日 仕事納めの翌日と言うことで、おもむろに休日出勤をしてからこれを適当なところで切り上げて
相談と依頼事のため車で熱田にあるバイク屋さんに向かう。こちらの方の用事は問題なく片付いたのだが、
それから中津川に向かう用事があった私は急いでいたので高速道路を利用することにした。
(車にはETCが付いていない)そうしたら、料金所のおじさんの勘違いと機械のトラブルが重なって
なんと名古屋高速から中央道のジャンクションまでの区間を無料で走れてしまったのだ!
詳しいことは控えるが、はっきり言ってETC割引で安く通るよりずっと嬉しかった(笑)
その後の中央道ではETC割引の対象外だからトータルではETC付けていた方がより安く通行できたのは
間違いないんだけどね。しかし、免許取って18年経つけどこんな体験は初めてだったな(^^)v


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