9月7日 言うなれば納車

ディーラーから整備がほぼ完了したとの連絡があったので、会社をちょっぴり早退して電車でディーラーに向かった。片道の電車賃は1250円。
ディーラーの人が「じゃあ、車回してきますからちょっと待っててください」というので待つが、なかなかKが回されて来ない。
聞いてみると、どうもヘッドライトのロービームが点灯しなかったらしく、慌ててスイッチを分解していたそうだ。
実は私はこれは最初から知っていて、後日自分で修理する予定だったのでその旨を告げる。
ディーラーメカは有り難いことに光軸を調整してハイビームがローの位置を照らすくらいにしてくれてあった。サンクス。


ディーラーの前でいろいろと説明を聞く。右は交換した部品の一部。

そして、一通りの説明を受けてから例の請求書の明細を見せてもらった。
それぞれ税込みで、部品代が110654円、工賃が147682円。


これが明細書。合計三枚にも及ぶ壮絶な代物でした(^_^;)

工賃の明細は一部高いと思えるところもあるけど良く見ていると「ああ、ここは安く仕上げてくれているな」という部分も散見され、
総じて「まあ、確かにこんなもんだな」というのが正直な感想だった。
実際、外装を全バラして燃料系統の消耗部品をほとんど全部交換してOH、ラジエーターを外してファンを換え、
エンジンのロッカーカバーを開けて内部のゴムやプラスチックの部品をこれまたほとんど全交換、
フレームには一部防錆塗装を施しリアサスはアッシー交換している。しかも外装は(私が)修理した上で全塗装。
ここまで来るとやっていることは事実上整備というよりレストアと言うべきだろう。
別のディーラーでも「今時K100にそんなお金かけて整備する人はまず居ないですよ」と言われたけど、
事実中古のK100RSが一台買える金額をかけて手を入れた訳だ。(金額合計はこれまでの記述から適当に計算してください)
確かに普通はやらんわな。
ちなみにハンドルのステムは昨年末に某ディーラーで調整してあったのだが、今回調べると既にぐらぐらになっていたそうだ。
で、もちろん自走して帰宅したのだけどさすがに整備前とはまるで別物になっていた(そうでなかったらディーラーメカにパンチだ)。
車体は安定しているしエンジンは下から軽く吹け上がるし(ただし5000回転より上の無振動領域は無くなった)ハンドリングも随分改善されている。
「ああ、これがKの本来の性能なんだな」とようやく体感できた。
とはいえ、高速道路ならともかく一般道ではテレレバーを備える現代のBMWにまるっきり敵わないのは事実だ。
路面の不整には普通のバイク同様相応に気を使うしブレーキをかける時も路面の状況と相談しながらでないとかけられない。
車体の安定性も旋回力も今となってはそれなりでしかなく、R1100RSなら120キロノーブレーキでいける一般道のカーブを
100キロで走っていて80キロに減速してクリアするのがちょうど安心できる範囲・・・というのがまあ実力だろう。
ただし、高速道路を坦々と走っている限りにおいては現行のRにも明白なアドバンテージがある。
また、いかにもお金と手間かけて作りましたというオーバークォリティ感もこっちの方があると思う。
まあともかく、これで遂にRS二台態勢のスタートだ。最初に話が来てから早五ヵ月。とうとうここまできたぜ!

9月8日 後悔しきり
昼から軽くツーリングに行くつもりで、昨日やりそびれた作業を朝から開始した。要するに外装の最終仕上げだ。
まずMラインのステッカーを貼り、それからピンストライプを再現するべくマスキングテープをベタベタと貼っていく。
それからタッチペンでラインを描き、マスキングテープを剥がしてから細かい修正を行って作業終了だ。


マスキングテープを貼ってから赤を塗ります。右はその成果。やったぜ!

正直塗装にしてもピンストライプにしてもプロの技術には到底及ばないのだが、カウル補修を含めてこれを3万台で実現できた(整備と同時に行ったカウルの脱着工賃は除く)ことに意義がある、と思う。
とは言え・感想としては「二度とやんね〜」というのが正直なところだ(*_*) 何しろ面倒で面倒でたまらなかった。
でも、下の画像を見ると自分に拍手!あと、Tさんありがとうございましたm(_ _)m


さて、ようやく公開しましょう。これが当初のカウル右側の破損状態。かなりキテました(ーー;)


これを約一名の協力のもと、補修(実際は造形に近かった)と再塗装でここまでもってきました。右は追加したアクセサリーソケット。


歪んでいたスクリーンのステーもご覧の通り。角度は完全では無いけどほとんど気になりません。黒い部分の色合いの違いにも注目。

さて、その作業が終ってからグリップヒータのスイッチを修理した後、おもむろにディマースイッチの修理に着手。
しかし・・・バラして見るとこれが予想外に重症で、これは左スイッチボックスのアッシー交換しかないという結論に達してしまった。
昨日と同じハイビームしか点灯しない状態でなら乗ることもできるのだが、心情的にもやはりそれは避けたいところ。
仕方がないのでディーラーにパーツを新たに発注して、代金も払ってきた。税、送料込みで14000円也。
しかし、こうなるとわかっていたら昨日までの大整備の時に一緒にやってもらうこともできたわけで、
結果的にはわずかな工賃をけちったために却って馬鹿を見たような形になってしまった。これは失敗したなあ。

9月11日 Kの整備代金を銀行から振り込んだ。630円の手数料を合わせて258966円。重みのある数字だなあ。
その分こちらの手持ち資金がかなり軽くなったのは言うまでも無いが(;^_^A
その後でパソコン用の耐水性の白ラベルフィルムを購入した。戸隠オフミに向けての準備の一環だ。税込み803円。
その後で、車載用のU字ロックを購入した。バイク用品店でも買えるが、ここは近くのホームセンターで安く売っていた中国製のものを購入。
ロックに関しては高価でも高性能なものを購入するに越したことはないのだが、プロの窃盗団に狙われると
現状ではU字ロックは僅かな時間稼ぎにしかならないようだし、第一プロはこんな低年式車は狙わない(^^;) 
安物といってもプロ以外への抑止力としてはこれでまあいいだろうと判断した。というわけで税込み924円ね。

9月12日 ディーラーに電話して問い合わせたところ、注文した左のスイッチボックスは本日入荷しなかったらしい。
つまり、こちらに届くのは金曜ではなく土曜日だ。これで週末の乗鞍はKで行けなくなってしまった。
もとを正せば一緒に修理を頼まなかった私がいけないんだけど、
ここは月曜日に発注した部品がディーラーに届くのがなんで金曜日なんだとちょっとぶーたれておこう。
いくらBMWジャパンからの定期便に乗せているといってもね。
で、右側のスイッチボックスを多少きれいにした。経年変化でカラフルなスイッチが白っぽくなっていたので、
まずは塗装作業で余った600番の耐水ペーパーで空研ぎだ(笑)確かにましにはなるけど、やっぱり紙やすりでは細かい部分がうまく削れない。
工具箱から引っ張り出してきた真鍮ブラシで磨いてみたところ、今度はなかなかうまくいった。
ライトスイッチはそれでも白っぽいままだが、まあこれは致し方ない。わざわざ塗装するほどでもないでしょ。
あと、レーダー探知機の場所をどこにするかを検討開始。誰が何と言おうと私には必需品だ。
取り付け方法をいろいろ考えてみた結果、ハンドルユニットに開いているK100でミラーを取り付ける為の穴を利用して
ベースを固定するのが良さそうだった。試したところベースに良さそうだったのは、自分で売っているミラーマウントアダプターだった(爆)
何と言っても売っているのが自分だから(^^;)適当な試作品は家に転がっている。
ブラッククロームメッキをした仕様も1セット予備があるし、これは何とかなりそうだな。

9月14日 ディーラーからようやくスイッチボックスが届いたので早速取り付けをする。
しかしこの日は早起きして閉鎖間近の乗鞍スカイラインに行ってきて随分疲れていたためか、作業で大失敗をやらかしてしまった。
あろうことか、左側のハンドルスイッチから伸びる配線のカプラ―(ガソリンタンクの下にある)を外すのに邪魔だった
防水防塵用のビニールのブーツを切断しようとして、間違えて右側スイッチから伸びる配線のブーツを切断してしまったのだ!
しかもその時に雑な作業で、一緒にブレーキランプスイッチのコードを半ば切断してしまった(ーー;)
幸いテストしたところ正常に作動したので絶縁して一応問題無く作動するようにはしたけど、
それにしてもフレームの左右に振り分けられた左右スイッチのカプラ―を間違うか普通!?我ながら信じられない気分だ。
実際今日は整備と言うより半分いじり壊しているようなものだったわけで、これでコードが切れていたら目も当てられないところだった。
改めて思ったけど、頭がうまく回ってない時に整備作業はやるもんじゃないなあ。

9月15日 塗装のアラ隠しも兼ねてカウルにステッカーを貼ってから給油を済ませ、DATZ名古屋の一周年フェアに行く。
40日ぶりにKを見たメカニックの方は「この前とはまるで見違えましたね!」と言ってくれた。うれしいぞ(^O^) 
ちなみにガソリンはタンクの再塗装時に一旦空にしているので燃費は計測不能だった。


これが右サイドに貼ったステッカー。beemers−club.comのステッカーもそのうち貼ります。

平忠彦氏と行くミニツーリングにも誘われたが、他にも予定があったので残念ながらパス。単にUターンをしておられるだけでも
「このスムーズさはナニ事?」と思ってしまった平氏の”世界の走り”は見たかったけど、ここは次のチャンスがあると信じよう。


で、これがそのほんの一端になるのかな。見事に擦ってます。右と左では場所違いますね。車輛は走行17万キロとは思えないほど綺麗でした。

で、その足で柴田モータースに行ったら同じMラインのK100RS2Vに乗っている人と偶然会ったのでいろいろと話し込んだ。
この人は走行は20000キロちょっとだが所謂洗車マニアの方で、K100RSのために80万かけてガレージを建てられた上に
雨の日走った後はホイールまで外して洗浄するといった並々ならぬ努力をしておられた。驚愕。
私は基本的にバイクは走ってナンボの人間なのでバイクをきれいに保つためにそこまでの労力をかける気はないのだが、
さすがに彼のK100RSの程度は文句なしに素晴らしく、よく知らない人が見たら
2〜3年落ちの程度極上の中古車にしか見えないだろうというほどのものだった。
カラフルなスイッチの色も白や黄色の文字の印刷もほとんど退色が見当たらず、
塗装の艶も汚れひとつないアルミの地肌も実に見事なものだった。
で、その人に言わせると私のKは「妙に黄色っぽいんで、塗装が黄変したのかと思った」らしい(苦笑) 
確かに、最初は全塗装する気がなかったから塗料も黄変したカウルに合わせて調色してある上に、
そこから更にゴールド系のパールを余分に塗り重ねているから黄色っぽくなって当然なんだけど。
しかし私が彼のK100RSの塗装を見た感想は「あれっ、純正はあんまりパールが乗ってないなあ」だった(爆)
モノは言いようであります。実際私のKの塗装、光に反射してゴールドパールが浮き上がってくるために
夜間は黄色が目立たず、純正の塗装より沢山パールをのせてある分パール特有の反射はノーマルより強くて綺麗なのだ。
ついでに夜なら塗装のアラも目立たずわからない(;^_^A やっぱりこのバイクはナイトラン向きだな、うん(笑)
ちなみにようやく安心して使えるようになったロービームも光軸をきっちり出しておいた。
あと、写真を撮らずに記憶を頼りに引いた(汗)タンクのピンストライプが、実は本物より長く引き過ぎていたことが判明。
修正しようと思えば簡単にできるのだが、どうせバグスターのカバーで隠れて見えないし暫くはこのままにしておこう(^_^;)
その後は某所で知り合いの自動車屋さんと会って話。ハンドメイドの謎の添加剤の製作を頼んできた。
完成が楽しみだ(^O^)

9月16日 早くも完成した謎の添加剤を受け取るため、岐阜市内某所の喫茶店で待ち合わせ。
R1100RSの分と合わせて二台分調合してもらったが、一台分だと事実上の原価割れ状態で2500円だ。
持つべきものは人脈だと改めて実感。A様ありがとうございますm(_ _)m
もっとも、効率良く使うためにはオイルとフィルターの交換が望ましいので実際の投入はもう少し後になる。
今のところKとRのどちらに先に投入するかはわからないが、投入の暁にはこのK日記かバイクいじりのどちらかに書くことは確実だ(^o^)
で、週末の戸隠オフミに備えて予め給油をしておいた。燃費は20.56km。Kって経済的だなあ。
今となっては古いボッシュのLE2ジェトロとはいえ、水冷エンジンの燃焼効率はやはりいいのだろう。
ちなみに空いた時間にちょっとだけ地元のワインディング(路面はセミウェット)を走ってみたが、全然ダメだった(ーー;)
ハンドル幅が狭いこともあって徹底したリーンウィズになるんだけど、
テレスコでABSが無くてタイヤのグリップがあまり信用出来ないとなると、いや怖いこと怖いこと(@_@) 
要するに徹底した後ろ乗りでスロットルワークと荷重移動だけしていればいいと気付いてからは多少ペースを上げることができたけど、
いかに自分が今までR1100RSの性能に頼っていたかと思い知らされたね。
あとは動きが悪くなっていたメインスタンドとサイドスタンドに給油して、ハンドルロックのやり方を練習。
K100系のハンドルロックはイグニッションキーとは別体式でロックには多少のコツが要るのだ。
でも、こうして車輛を見ていると今度は塗装がほとんど剥がれているフロントフォークが気になってきた。
戸隠オフミに間に合うように塗装を・・・やるか?

9月19日 戸隠オフミの準備を開始する。今回はK100RSで行くと宣言しているので、まずは荷物のパッキングからだ。
ところが、この後に及んで左側のパニアが持参の鍵で開かないことが判明した。
普段はタンクバッグと、精々トップケースだけで済ませてしまう私はもともとパニアは年に数えるほどしか使わないので
これまでKのパニアも東京から運んでくる時に右側を一度使っただけだったのだが、これでは非常にまずいことになってしまう。
荷物が積めなくてはKで戸隠に行けなくなるではありませんか。
パニアを貸してくれている友人に電話して聞いてみても左右の鍵は同じでいけるはずだとのこと。はて???
セキュリティの関係上詳しくは書けないけど、いろいろ頑張った結果何とか左のパニアも手持ちの鍵で開くようになった。
それにしても、この頃のBMWの鍵の構造ってアバウトやね・・・(-_-;)
ちなみにR1100系の鍵は五年前に知人の鍵屋に聞いたところ「わりと開けにくいように考えてある構造だね」と話してくれましたが、
現在の窃盗団のピッキング技術の前にはあまり役目を果たしていないようです。残念。
さて、パニアとりあえず誰が見ても「円秋が来た!」と判るようにしておかないと。年に一度のお祭りみたいなものだから、
楽しまなくては損ではありませんか。
で、久し振りに当サイトタイトルに使用せてもらっている原画(手書きのサイン色紙)を引っ張り出して
150dpiのBMPファイルでスキャン・・・したところで体力が尽きた。続きはまた明日。

9月20日 左側のみ塗装してあったパニアの蓋を無塗装状態に戻すのは今回諦めた。時間的に辛かったというのもあるけど、
そもそも滅多に使わないパニアにそこまで労力をかけるべきか…と考えてしまったのだ。結局はやる気と気力のものですからね。
ちなみに先日書いたフロントフォークアウターチューブの再塗装も今回はお預け。どうせフロントタイヤの寿命が近いので、
それの交換と同時にやってしまえば手間が省けて助かるというもの。そのうち耐熱塗装のブラックのスプレーでも買ってこようかな。

それから、昨日の作業の続き。フォトショップを使ってタイトル画像と大きいサイズで新造した”円秋のMotorradな生活”のロゴを合成して、
耐水のA4フィルムラベルに印刷。これをスクリーンに貼ったら予想通り、一気にKの外見が恥ずかしい仕様に早変わりした。
これなら誰もまたがれまい(笑)
まあ、どうせ戸隠行ってる間だけだしね。ここはウケ狙いでいこうv(^o^)
あとは車体を愛用のPTFE系ペイントシーラントで処理してからCLUB”BMW”のステッカーを貼っておいた。
別にBeemers−club.comのステッカーでも良かったんだけど、こっちの古いステッカーの方がKの雰囲気には合うかな〜と思ったのだ。
白い車体にはあのロゴはちょっと色的にやかましいかな〜と思ったのもあるけど。


というわけでこんな具合です。左の写真はフラッシュを焚かずに撮ったもの。きつめのゴールドパールの雰囲気は結構気に入ってます。

9月21日 うぬぬぬ…
戸隠オフミに参加のため、朝の4時に起きて勇躍、出発。


初のフル装備状態。この時は三時間後の事態を想像できませんでしたね〜。勿論注意はしてたけど、甘かった。

しかし、帰りは乗鞍に寄って行くため行きは別のルートを通ろう、費用がかかるし高速道路はやめようと考えたのが完全に裏目に出て、
国道19号を松本方面に向かう、木曽福島の辺り。
タイムリーを過ぎてから登坂車線の先でやっていた光電管のネズミ捕りにやられてしまいました。
しかし、サイン会場におとなしく案内されてみると白バイはいないし、パトカーにも誰も乗っていない。
「しまったあ〜、列の先頭だったしこれなら逃げればよかったぁ〜!」と後悔しても後の祭。
ゴールド免許はよっぽど運と要領がいいか、まともに走っていない人のものだと思っているから別に欲しくもないけれど、
34キロオーバーの一発免停は痛いなあ。捕まった回数なら二桁いってますけど、免停は10年ぶりですよ。
私にもここまで走ってきてスピードメーターかクラッチのどちらかがおかしくなかろうかと思う点があったのでその事を言って
「スピードメーターが信用できんような状態では危なっかしくて走れんし、その結果が赤紙ではシャレで済まんよ。もう一度同じところをメーター読み50キロで走るからきっちり測定してくれ」
と随分食い下がったけど、「個人的にはあなたの言う通り測定してあげたいんだけど、規則の関係でそういうことはできないんだよ。申し訳ない」
と断られました。でもまあ、ここまで言えば上等かな。これで随分気が晴れたというのは正直あったんだけど、
「赤紙だと普通に考えて非はこちらにあるから、裁判覚悟で争ってもなあ・・・」と結局サインしてきました。
ただし、光電管測定の現場に案内してもらって間隔をきっちり3メートルかどうか測定させたり
(1ミリでも狂っていると不服申立てが可能になる)
計測機器の前回測定日時の証明や今回取り締まりを開始する時最初に計った測定記録(6時26分だった)を見せてもらったり
たたで転んでは勿体無いので随分いろいろと聞いてきました。
相手が独り言に登場した腐れ警官とはまるで違う対応の良さだったのも大きかったんですが、
「はっきり言うけど、この後も50キロではこの道はとても走れんよ私は」と私が言ったのに対して
「まあ、そうだろうねえ。この先も取り締まりは何箇所かでやっているはずだから気をつけて行きなさいよ」と答えるとはなかなかのものです。
で、ここから戸隠までにどのくらい取り締まりをやっているか聞いたところ
「恐らく五箇所くらいだと思う。君はレーダー持ってるけど、長野県警ではもうレーダー式はほとんど使ってないからね」
取り締まりは三日間ずっとやっているのかと聞くと「そうだよ」との返事だし、ならば高速道路はどうかと聞くと
「下道よりは取り締まりは少ないわな。一箇所だけ速度違反の取り締まりをやってると思うけど、それ以外はパトカーと覆面パトカーだろうね」
との返事。これを聞いた瞬間に「あとは高速道路を行くしかないな」と決断しましたよ私は(^_^;)
で、ここまで来たらHPのネタにするしかないと(笑)写真まで撮ってもらって、再出発。
「どうも」と会釈してKを発進させると、その場に居た警官は全員挙手敬礼して見送ってくれました。
あの敬礼が「お客様どうもありがとうございました〜♪」ではなかったと個人的には強く望みたいところです(^^;)。
まあ実際のところ、今回はKだったから34キロオーバーで済んだもののR1100RSだったらもっとスピードが出ていたでしょうから
この程度で助かったという見方もできます。
どうせ(速度制限が現実の道路事情と車輛の性能に見合ったものになるまで)反省はできないのだから
あとは気に病まない様、また捕まらないよう気をつけることですな。
後で調べてみたら全国オービス&ネズミ撮りマップ完璧ガイドにも載っている場所だったし、私の警戒心が足りなかったと言うしかない。
ちなみに戸隠からお友達二人に連絡を取ったところ、「大馬鹿やね」「ご愁傷さまです」とそれぞれ感想をいただきました(-_-メ)
余談だけど、スクリーンにあれを貼った状態で警察に捕まるのは少々恥ずかしかったぞ(^_^;)


というわけで、記念(でもないが)撮影。シャッターは私を捕まえて下さいやがりました警官に押させ押していただきました。
どうでもいいことだけど後ろのパトカーは新車だそうです(^^;)

その後は高速道路で一気に距離を稼いで、戸隠には昼前に到着しました。戸隠の様子についてはイベントレポートをご覧ください。
途中須坂東ICを出てすぐ給油したところ燃費は20.92km。こうも20キロ台を連発されるとR1100RSの立場ないなあ。
もっとも、私のR1100RSはフラットのROMを入れて燃調を変えているからノーマルより燃費は悪いんだけど。
それにしても、安心して航続距離が300キロを超えられると言うのは有難い。
R1100RSはROMが変わってから航続距離が縮んでしまったため、
以前北海道で目的地まで行けずに手前の街で宿を取った苦い経験があるのだ。
なおスクリーンに貼った例のラベルはそれなりにウケを取れたようです。製作時間40分の価値は充分あったかなv(^o^)
ただパニアとトップにフル積載の状態で戸隠バードラインを走っていて気がついたけど、
このバイク後ろに荷物を積むと前後の重量バランスが適正化されるのか、コーナーでフロントカウルの荷重がのしかかってきて
内側のハンドルに力を入れないと倒れ込みそうになるという現象が消えます。
当時の雑誌記事(R/C誌など)を読んでみるとRSはフロントのカウル装着で重量がノンカウル版のK100より10キロ増えていて、
前後重量配分も前48%、後ろ52%と前に1%の荷重増なのにサスセッティングはK100とまったく一緒。
BMWのテストライダーへのインタビューでも
”通常のコーナーでは軽量なK100の方が良い。またこれだけ重量が異なるのに全く同じサスペンションではハンドリングが異なるという意見も正しい”とあります。BMW完全に確信犯かいっ!
これはフロントサスをOHする時にオクムラにでも対応策を相談してみるかなあ。
しかし、もし(多少へたり気味の)スプリングを交換なんてことになるとまた散財になってしまうんだが…。


お仲間ニ態(^_^;) 今や少数派になった同型のK100RSLtdと、同じく戸隠へ行く途中に捕まった某氏と記念撮影(;^_^A 
なお、左右の写真はそれぞれ一切関係ありません

9月22日 戸隠からの帰り道は当初所属する東海のクラブにくっついて行くつもりだったのだが、
どうやら幾つかのグループに分かれてバラバラに帰るとのことで単独行が決定。
ならば時間は融通が利くなと朝からやけ焼酎をちょっと飲んで、酔いが充分醒めてから
(道交法改正に関係無く、飲酒運転は本当にシャレにならない)独り高速道路を疾走して帰ってきました。
覆面かどうか確認のため追い越させた車両を除けば(これもその後でまた抜いた)結局一台も抜かれませんでしたね。
その途中梓川SAで給油したところ燃費は22.58km。下道中心の走行パターンでしたが申し分ありません。
先月空荷で高速を走ったときにはカーブで車体の微妙なよれを感じたのは160キロを超えてからでしたが、
今回は荷物を積んでいるためか140キロを超えると多少のよれと不安定感が感じられます。
この辺はさすがに設計の旧さを感じてしまうところですが、
それでも直線を走っている時の安定感と快適性は本当に大したものです。
で、実際に自宅まで帰って来てもあれだけ手を入れたR1100RSより疲れが少ない。凄いなあ。
ただそう喜んでばかりもいられなくて、クラッチがごく僅かに滑っているかスピードメーターの調子が少々おかしい疑惑が浮上。
それに加えて70〜80キロ辺りで片手運転をするとちょっとした衝撃でいきなりハンドルが左右に暴れ出す現象が発生し、
帰宅後早速ディーラーに電話で相談。
当面の対策としてはステムナットの締め付けトルクを多少増やしてやるか、
フロントタイヤの交換が有効なようですが長期的に考えると7万6千キロをオイル交換だけで走ってきている(と思われる)
フロントフォーク内部のスライドメタルなども限界が来ている可能性が充分あるとのこと。
長期的にはステム部分のベアリングも交換したいところだけど、多少重いし段つきしているようだが
それでもまだ使えない事はないというディーラーの判断だったので、交換費用約35000円を払うのはまだ先として、
それよりまずはスリップサインぎりぎりまで減ったタイヤかな。次いでフロントフォーク。
どっちにしても今は整備費用が捻出できないので当分はこのまま乗りますけどね。
しかし改めて思ったけど、整備はやっぱりディーラーがそれに準ずる技術力を持ったスペシャルショップに頼むべきやね。
私もある程度は割り切っているからタイヤはガソリンスタンドや町のバイク屋で交換してしまうし
多少の整備なら自分でもできるつもりだけど、専門店の経験値というのはやはり素人や普段BMWを扱い慣れていない店には
真似のできないものです。K100系フロントタイヤのメーカー毎の相性なんて普通のバイク屋はまず知らないでしょ。

9月24日 うつみつどきにタイヤで悩む
戸隠の帰りには給油をさぼっていたので、帰宅してからKを引っ張り出してスクリーンの例のフィルムを剥がしてから
行きつけのガソリンスタンドで給油。
219kmを走って14リットルのハイオクガソリンを消費し、燃費は15.6km。あら?
普段よりも満タンぎりぎりまで入れたから燃費計算が渋くなっているのはあるけど、それにしてもいまいち。
高速道路をハイスピードで走ると燃費が悪化するタイプなのかも。まあ、だんだん傾向がつかめてくるでしょう。
その後は近くのバイク屋に行って、タイヤ交換の相談とフロントフォークのアウターチューブ塗装の打ち合わせをしてきた。
塗装作業を簡単にするために、フロントタイヤを交換している間に私が新聞紙マスキングで缶スプレーで
塗装を片付けてしまおうという計画なのだ。これならブレーキキャリパーも外しているし、車体も支えているから安定も問題無し。
問題はバイク屋に許可をもらうだけ(^^;)
それから、夜の12時を過ぎて多少時間に余裕ができたところでフロントタイヤの選定を開始。
私はタイヤ交換は基本的に東京のマッハから通販で取り寄せて近くのバイク屋かガソリンスタンドにタイヤ持ち込みで行っているので
発注も手配もバランス取りが出来ないのも全部自己責任なのだ。
愛知の方に安くていい店があるのも知っているけど、今のところはこのやり方やね。
さて、ここでかなり悩みまくってしまった。
グリップ商事が出している車種別のタイヤ適合表は予めディーラーでK100RSLtdの部分だけ書き写しさせてもらっていたので
先日ディーラーで「減ってもハンドルが暴れにくいのはねえ」と教えられていたメッツラーをその中から選んでOK、おしまいと軽く考えていたら
マッハはメッツラーを取り扱っていなかった。いきなり計画が転覆状態です。
で、K100RSのタイヤサイズはさすがは20年前のバイクだけあってフロント/リアがそれぞれ
100/90V(VR)18と130/90V17または140/80VR17という
現在ではアメリカンの前輪かオフロードバイクくらいしか使っていないようなサイズが指定されています。
私のLtdはもともとラジアルが標準ですが、現在はマカダム50(バイアス)の110/90VR18と130/90VR17を履いてました。
で、調べてみたところダンロップのGT501という中間排気量車用バイアスで100/90−18が6000円と
高価なビッグバイク用ラジアルに慣れた身には冗談みたいな値段であるんですが、これでK100RSの重量とスピードに耐えつつ
長期間に亘って本来の性能を発揮し続けられるかと考えるとさすがに些か疑念が残ります。
で、他には扁平率90のビッグバイク用タイヤなんて全然見当たらないので例の適合表の写しを見てみると、
最初から110/80−18と140/80−17で代用する事を念頭に置いているようです。外径寸法を調べてもかなり近いところにあるので
「これなら問題ないでしょ。しかし、こんなサイズはスポーツタイヤは作ってないぞ」と改めて適合タイヤを探したところ、
一番高性能そうだったのは何とミシュランパイロットロード(爆)!
あったんですねえこんなサイズ。驚きました。さすがに後ろはサイズがありませんでしたが。
しかし今回は「ミシュランはやめとこう」が基本姿勢ですし、できれば前後でタイヤの銘柄は揃えたいですし、
何よりパイロットロードはまだ高価です。というわけで、結局ダンロップのD−205をオーダーしました。
タイヤが届くのは金曜日になりそうですが、これでKのハンドリングが多少なりともよくなってくれればと祈るばかりです。
ちなみに全部終ったら時刻は午前二時を回ってました。仕事が辛いです。

9月25日 フロントタイヤの問題は一段落するはずですが、フロントサスの動きがおかしいという問題は解決してません。
しかもサスの設定に対してフロント荷重がかかりすぎているという構造上の問題とフロントスプリングがへたっていて
おそらくはその特性がより強調されているという問題も、ここまで来たら解決しておかないといけないでしょう。
結局のところ対策はフロントフォークのスプリングを硬めのものに交換するしかないので、まずはラボ・カロッツェリアに電話。
300件以上の登録がある私の携帯の連絡先には、こういう企業もしっかり入っているのです。
というわけで聞き出した専用スプリングは価格が18500円のスプリングレートが0.75で、共用車種はK100RT/LT/RSとなぜかK75C。
国内には在庫が無く、海外から取り寄せとなる納期は最低一ヵ月半、長くても二ヶ月くらいだろうとのこと。
それから今度はダブルエムに電話して同じ事を聞いてみたところ、こっちは1リットルの専用オイルがついて16500円の
スプリングレートが0.54〜0.7のプログレッシブ、共用車種はK100RSとK75となってました。
こちらも国内に在庫が無く、納期は三ヵ月くらいかかるかも・・・とのこと。大いに頭を悩ませるところです。
ここでフォークのダンピング特性まで変えるつもりがあればこれだけのデータを揃えて車輛を持ち込んで
オクムラさんにでも相談すれば一発だと思いますが、
今回は予算の都合もあって(先日の罰金の痛手は大きい)まずはスプリングの変更のみで様子を見る計画です。
ディーラーに相談したところ、私のようなケースと使い方なら今回はWPの方が合っているのではないかとの意見。
軽快なフィーリングを追求するならオーリンズの方が良さそうですが、以前400刀にWPのスプリングを入れて
かなり好印象だったこともありますし、今回はWPを気長に待つか…という感じですね。
ついでにスピードメーターの件も相談してみたところ、やはりメーターの異常の可能性が大きいとのこと。
帰宅してからメーターのセンサーはきれいに掃除しましたが、やはり分解整備を頼むしかないかなあ。
狂ったメーターでは安心して走れませんからね。予算的に多少無理をしてでも、ここはやっておかなくては。
ちなみに地元のバイク屋ではメーターの分解整備を受け付けてもらえませんでした。
理由を聞くと「岐阜市近辺にはメーターの修理をやってくれる業者が無いから」とのこと。納得です(-_-メ)
あと、フロントフェンダーも外してフォークのアウターチューブサンドペーパーで軽く磨いて脱脂しておきました。
これで塗装も安心…なんですが、フェンダーの固定部分は物凄く凝った構造になってました。
しかもナットは中にプラスチックの緩み止めを鋳込んだタイプだし。凄いなあこの頃のBMWのコストのかけ方。
またフォークの塗装のため本日自宅近くのホームセンターにブラックの耐熱塗料を買いに行ったところ、
あったのは熱硬化型の塗料で150℃を一時間で硬化し、耐熱温度が600℃という代物。
どこをどう考えてもオーバースペックです。そんなわけで代わりに自動車のホイール塗装用のブラックを購入して税込み1344円也。
なお、先日作動が怪しかったグリップヒーターのスイッチもついでに点検してみたところ、内部のプラスチック部品が壊れて使えなくなってました。
グリップヒーターは冬の必需品ですから、ちょっと勿体無いけどこれは注文するしかないなあ。

9月26日 グリップヒーターのスイッチを調達するべく、ディーラーに電話。週末のスケジュールなどを考えていくと
29日の日曜日が取り付けるのに都合がいいという結論に達したので、送料を払ってBMWジャパンからの直送便で取り寄せることにした。
これだとBMWジャパンから週に一度の送料元払いの定期便に入れてもらう場合と違って
1000円ほどを余分に払わなくてはいけないけれど、その代わり週末には何とかなるでしょ。

ちなみに、あくまで個人的な感想だけれど部品を発注した時に送料を別に取られるのは私は好きじゃない。
ディーラーとしても安価なパーツを右から左に流しているだけではほとんど利益が出ないから気持ちはわかるのだが、
定期便の送料は元払いというシステムを知っている以上、送料を請求されるのは面白くないのだ。
以前某所から車を引っ張ってきた時にもそこの業者が約5万円の消費税を二重取り(消費税に消費税はかからないからこれは単なる利益)して
2500円ほど余分に請求してきたため強く抗議したことがあるが、儲けたければ手数料や工賃を水増しされた方がよっぽど印象が良い。
正々堂々の利益なら多少高くても文句は言わないが、本来は存在しない手数料という形で請求されると
たとえ支払い総額が一緒でも私の印象は大いに悪化する。というより、信頼関係に疑念を持ってしまって今後そこで仕事を頼む気が失せる。
あくまで私はこうだ、という話だけどね。
あと、1000キロ後に迫ったオイル交換に備えて、オートバックスで80W90のギアオイルとオイルの吸着箱を買ってきました。
合わせて税込み2278円。ついでにオイルフィルターやガスケットがセットになったKシリーズ用のオイルチェンジキットもディーラーで買って
こっちは税込み2625円でした。

9月26日 銀行から任意保険の保険料が引き落とされた。16180円也。400刀の保険契約を引き継いで
車輛入れ換えという形で契約しているので、93年からずっと無事故で乗り続けた割引率がそのまま適用できるのだ。
その代わり400刀にこの保険契約を戻す時には一度400刀の所有者名義を誰か別の人に移さないといけないのだが、
まあその時はその時だ。今はこの金額で契約できたことを喜ぶとしよう。
以前400刀の任意保険に年間13万円払っていた頃とはまさに隔世の観がある。
ちなみに私は過去に一度もバイクで任意保険を使ったことは無い。複数のバイクを並行所有している関係で延べ年数でいうと
14年間無事故となる勘定だ。我ながら優良顧客だと思う(笑)

9月27日 フロントタイヤ交換で印象激変
ディーラーからグリップヒーターのスイッチが入荷したという連絡が入った。いや早い早い。
これで週末取りに行けば脳内計画の予定通りだ。雨が心配だが、まあ何とかなるでしょ、BMWだし(^_^)
帰宅するとマッハからタイヤが届いていた。代引き送料との合計12900円を払って、早速近くのバイク屋に向かう。
タイヤは浮き輪のように体に通してそのままバイクに乗って行ったのだが、全身にサイズの違うタイヤを20本くらい通したら
黒いビバンダムが完成だな(^_^;)
持参したBMWBIKESアーカイブズの2号と説明書を見て締め付けトルクなどを指示しながらバイク屋でタイヤ交換作業をやってもらいます。
その間に私はバイク屋の中で持参した新聞紙などを素早く展開し、脱脂をしてから缶スプレーでフォークのアウターチューブの塗装を開始(^^ゞ
ここまで来るともう既に実物大プラモデルの感覚ですが、既に全塗装までやっている私にはもはや恐れるものはありません(笑)
タイヤ交換のためタイヤ、フェンダー、ブレーキと邪魔なものは外しているから作業も実に簡単で、
二度塗りはすぐ片付いてしまいました。缶スプレーって便利だなあ。


もろに店内でしたからねえ。黒いミストが周囲に飛ばないようには気を使いましたよ勿論。

厳密に見ているとフォークが微妙に曲がっているような気もしたんですが、組み立ててみるとまず許容範囲内というレベルだったし
別にフォークオイルが漏れているわけでもないのでそのまま組み立て。先月大整備をした時にフロントホイールのバランス取りも行って
ディーラーが平行出しをして組み上げているわけだし、大丈夫と判断しました。それにしてもフロントアクスルクランプボルトの
締め付けトルク14Nmというのは脅威的に軽いなあ。R1100RSでもそうだけど、BMWはフロント回りの締め付けトルクが
やたらと小さく、リヤ回りが自動車でも滅多に使わないような馬鹿力で締めてある傾向にあります。
一度設計の意図を聞いてみたいものですね。
余談ですが、K100RSはステアリングのステムナットのアジャスターはフックレンチではなく素手で締めるようになっています。
しかしマニュアルには素手で締めるナットにも締め付けトルクがしっかりと指定されていて
初期型のフォークブーツがあるタイプは65Nm、それ以降のブーツが無いタイプは74Nmです。
これが本当の手トルクですが、先日ハンドルが暴れた件でディーラーに電話したところ
「ブーツがついてないから規定値の65Nmより多少きつめに(素手で)締めておいたんで、あれ以上締めるとするとあと45度くらいが限界かな。それ以上は締め込んじゃ駄目」とアドバイスしていただきました。う〜ん、まさにノウハウ。プロですねえ(^_^)
 しかし、誰だこんな設計考えた奴。タイヤを交換してくれたバイク屋も呆れてました。
ちなみに交換工賃は4515円。持ち込みタイヤの処分料315円を含んでます。
今回は店の中で新聞紙を広げるわ在庫バイクの近くでスプレーを吹くわの俺様ぶりを大発揮状態だったので
ありがたく支払ってきました。
で、交換して早速テストランしてみましたがまさに印象激変。
倒れ込みがスムーズで走行感覚が軽快になったのは勿論ですが、道路の不整にハンドルを取られることが数段減少し、
これまで弱い弱いと思っていた悪路への抵抗力がようやく普通のバイク以上の水準になり、自信をもってすり抜けができるようになりました。
ハンドルの切れ込み時にカウルの重量を感じることも減少し、もちろんハンドルが暴れる現象も解決。
これまでいろんなバイクでフロントタイヤの交換を経験してきましたが、これほど変化したのは初めての経験でした。
WPのスプリング頼まなくてもよかったんじゃないかと思った位良くなりましたよ(;^_^A
K100系はフロントタイヤの状態にシビアに反応するバイクだとは聞いていましたが、それにしても想像以上でしたね。
スリップサインが出るまで使ってましたが、愚かでした。もっと早めに換えておけば良かったというより、
K100系はそういうバイクなんでしょうね。

9月29日 朝起きると、先日添加剤を作っていただいた方から入れてみての具合はどうだったとの電話。
でもまだ入れてないの(;^_^A
あと600キロほど走るとエンジンオイルも交換時期になる予定なので、それまでの辛抱ですな。
さて、今日は天候不順のため乗鞍を諦めて、ディーラーにグリップヒーターのスイッチを取りに行ってきました。
実は乗鞍に行ってからディーラーに直行する計画でそれをスムーズに片付けるためわざわざ送料を払って取り寄せていたんですが、
乗鞍行きが無くなって意義半減というのは言いっこなしです(^_^;)
K100RSはどうかというと格段に良くなったハンドリングの好印象は変わらずですが、
5速100キロ時にエンジン回転数が何故か4400を示すメーターの悪印象は変わらずです。
このバイクの回転リミットは8600回転で最高速は220キロですから、このままだと最高速が195キロしか出ない計算。
しかしいろいろ試してもクラッチが滑っている様子はないので、原因はスピードかタコか或いはその両方か、
どちらにしてもメーターの狂いでしょう。まったく、よく昨年の車検無事に通ったものですこのバイク。
ちなみに例のスイッチは送料と消費税の合計で4490円でした。
ついでに先日BMWBIKESアーカイブズ2号に載っていたKのテールランプの価格88110円を見てぶったまげていた私は
改めてディーラーで価格を調べてもらったんですが、これは8810円の誤植だったようです。ああよかった。
今日は交通安全運動の実質的な最終日ということで私もとりわけ注意して走っていたんですが、
燃費を計ると20.9km。いいですねえやっぱり。
で、帰宅途中に寄り道してホームセンターでエンジンオイルを購入。
価格の安さだけを理由に愛用しているバルボリンVR1レーシングは、岐阜県南部では私の知る限り池田町にだけ置いてあるのです。
在庫を見ると1リットルのボトルが七本あったのでおもむろに全部買い占めて、税込み2925円でした。
さて、帰宅してから早速メーターの取り外し作業を開始したんですが、さすがはスピードもタコも電気式のKのメーター。
作業は二つのカプラ―を外してボルト四本を緩めるだけであっという間に終わってしまいました。
で、これを梱包してディーラーに宅急便で発送。例によって会社のルートを使っているので送料は540円ですが、
これでメーターが届くまでまたしてもKは走行不能。早く直ってきてほしいものです。
その後グリップヒータースイッチを交換しようとしたんですが、配線のカプラ―は何とガソリンタンクの下にありました(>_<)
まさかそんなところにあるとは思ってなかった私はよく確認せずにガソリンを満タンにしてしまったので、
あえなく作業は中断。本当にわざわざ送料払ったのはなんだったんだろう…(ーー;)


メーターの裏はこんな具合。車体にはラバーマウントされてますが、重い!このメーターはドイツ製ですが、こういう部品は日本製に限ると思います。
ちなみに最近出番の少ないR1100RSもまったくもって健在ですよん。

10月2日 ディーラーとメーターの件で電話をする。メーターは既に専門の業者のところに送ってあったのだが、
やはりスピードメーターとタコメーターの両方に狂いが出ていたらしい。速度によって狂いの程度に差はあるが、
速度が最高10キロほど、回転数が最高800回転ほどの狂いだったようだ。
電気式のメーターとしてはかなり狂っているわな。しかし、両方のメーターを調整したために整備工賃が当初の倍になってしまった。
しかもメーター屋によるとのハウジングの透明プラスチックの部分(つまりメーターをカバーするガラス)が見えない部分でバキバキになっており、
シリコンを盛った程度では対応できないレベルらしい。となると対策はハウジングの交換しかないのだが、
このハウジング部品代だけで税別13760円もする。高っ!しかし水が入ってしまったらメーターは一発でアウトだから、
ハウジングの交換しか道は無い。かくして、たかをくくって整備に出したメーター修理に
なんやかやで3万以上かかることになってしまった。泣ける・・・

10月3日 ふたたびディーラーに電話して、メーターのハウジングを至急便で取り寄せてもらうことにする。定期便を待っていては、
来週末の乗鞍に間に合わない可能性があるのだ。以前行く予定だったbeemers−club.comのオフミの時には赤紙ゲットのため
とにかく安全を期してどこにも寄り道しなかったので、このK100RSでは未だに乗鞍に行けていない。
やはり、一度は行っておきたいではありませんか。送料が余分にかかってしまうが、それより期日に間に合う方が大切だ。
ちなみに、HPを見た方から「ここでKのメーターを安く直せる」と紹介のメールをもらった。HPを見てみると確かに安い。
修理に出す前にHP上で意見を聞いてみるべきだったか?

10月4日 K100RSの愛称を決定した。私は400刀の時から「相棒には名前が必要だろう」と名前をつけているのだが、
今回は所有権が自分にないことなどもあってどうも今一つイメージが湧かず、そのままになっていたのだ。
(ちなみにR1100RSの名前は納車前に決めていた)で、今回は私の生き血を吸って甦っているところからヴァンパイアと決定(^_^;)
(塗装のあらも隠れるし)夜が似合うバイクだと思っているので、そっちのイメージにもぴったりだ。
名前を考えてくれたSさんありがとうございますm(_ _)m

10月6日 R1100RSで乗鞍から帰って来ると、例のメーターが届いていた。工賃に部品代に消費税など、全部ひっくるめて32056円。
しかし、交換したハウジングも一緒に送ってもらったのだが例の透明部分を見てみると単に接着が剥がれていただけで、
「これならシリコンで何とかなったんじゃないか???」
というのが正直な感想だった。「裏はバキバキ」と主張したメーター屋に何となく言いたい気持ちにもなったが、
まあ理想の対策が交換なことは間違いない。ディーラーもいろいろと値引きしてくれてあったし、新品のハウジングはやはり綺麗だ。
ここは黙ることにしよう。車体への取り付けはもちろん問題無く終了した。

10月9日 グリップヒータースイッチを取り付けた。9月29日にガソリンを満タンにして以来走行しておらず
当然ガソリンも満タンのままだったのだが、R1100RSの方が乗鞍の帰りに給油して走ってきてそのままなので
適度にガソリンが減っている。だったらこっちに移せばいいではないかと考えて、早速実行。
石油ストーブに使う灯油の手動ポンプをKのタンクに突っ込み、抜いたガソリンをアルミのボトルに入れては
R1100RSに注入するということを繰り返した。気分はすっかりガソリン泥棒だ(笑)
R1100RSを満タンにしたところでスイッチ交換の作業開始。タンクが動くとさすがに簡単に終わってしまったな。

10月10日 壊れているハザードスイッチを何とかするべく、ディーラーに発注。
ついでにガソリンタンクを固定しているCクリップ(正確にはロックワッシャー)も発注した。
今月号のビッグマシンのK75Sのレポートにもタンクを固定するCクリップが無かったと書かれていたが、
実は私のRSにも最初から無かったのだ(;^_^A ちなみに価格は記事にあった通りの80円ではなく、100円だった。
帰宅してからはガソリンスタンドに行って昨日減らしたガソリンを満タンに。ガソリンスタンドと自宅を往復して2.6キロ走って
9リットルのハイオクガスを飲み込んだ…のだが、もちろん昨日の行為の結果なので燃費は計測不能だ。
間違ってもlリッター289メートルではないぞ(^^;)
しかし、テストのためグリップヒーターのスイッチを入れて走っていたのだが、左右共に全然暖かくならない。ヒューズを確認したが異常はなく、
カプラ―は昨日私が確かに差し替えた。となると配線の異常になるのだが、そうなるとまたディーラー行き確定だ。
まったくどうなってるんだこの車輛。まいったなあ。

10月12日 乗鞍ラストラン
例によって早起きして、最後の乗鞍スカイラインに向かう。これまでK100RSでは行ったことがなかったので
(本当は9月の戸隠オフミの帰りに寄るつもりだったけど当日の取り締まりの厳しさに恐れをなしてパスした)、
K100RSではこれが最初で最後の乗鞍詣でとなった。高山近辺で途中の気温計は5℃を示していたが、
グリップヒーターが効かないので手がやや冷えることを除けば防寒は問題無し。まったくもってこのカウリングは優秀だ。
R1150RTとK1200LTを除けば、現行BMWの防風性能はどうも気に入らないんだよなあ、個人的には。
なお修理完了したメーターはさすがに狂いの様子もなく、安心して走れるものだった。
実のところ昨年末にも一度このメーターは都内の某有名ディーラーに修理に出されているのだが、
当時の請求金額から考えて端子の清掃程度で内部までは点検していなかった可能性が高い。
あの店も(もちろん名は伏す)こういう大事なところをどうしてきっちり整備しないかなあ。
午前6時40分の時点で既に順番待ちの車が国道にまではみ出て渋滞しており、7時に料金所に着いた時点では
既に畳平の駐車場は満車になっていた。今回は急ぐツーリングではないし走りを楽しむつもりもなかったので、
何度も何度も停車して写真を撮りながらトコトコと登る。途中で北アルプスをバックに写真を撮っていると、
前に止まっていた車に乗っていた幼稚園くらいの男の子がこちらを指して「あーっ、かっこいいバイク!」と歓声を上げた。
うむ、少年。君はきっと将来大物になるに違いないと思いながらこちらも気分よく手を振ってやる。
しかし考えてみたらR1100RSにはもう5年以上乗っているけど、こんな経験はついぞ覚えがないんだよなあ(^^;)

とはいえ外見だけではない性能差というのは確かにあって、モトロニックを備えるR1100RSではほとんど気にならなかった
高所で大気が薄いことによるパワーダウンはそれより世代の古いボッシュのLE−ジェトロを備えるこのK100RS2Vでは明白に感じられた。
両方乗っている身としてはこれを技術の進歩と喜んでいいのかどうか困るところだが、さすがに時代の流れを感じる部分ではある。
だいたいK100の発表は今を遡ること19年前の1983年。基本設計の年式ならもう立派な旧車の部類だろう。
それが今でも充分実用に耐えるところが凄いのだが。


というわけで料金所と、岐阜県側の途中で。うまいこと車がいないタイミングで撮れましたv(^o^)

物凄い渋滞の中をすり抜けと反対車線からの追い越しを駆使して山頂の畳平駐車場にたどり着く。
すり抜けはともかく逆走はあまりやりたくないのだが、これほどの渋滞では正直につきあっていたらオーバーヒートが心配だし
到着までに信じられないような時間がかかってしまうし、クラッチも恐らく焼けて使えなくなってしまう。
それに何といっても、バイクは山頂の駐車場にまず順番待ちと無関係に停められるのだ。
バイクが先に行けば渋滞もちょっとだけ短くなるという考え方もできる。やむを得まい。
で、山頂には既に多数のバイクが集結していてさながら何かの集会のようだったのだが、到着時刻のためもあってか
台数は一週間前に来た時ほどではなかった。BMWも10台ほどが来ており、年式で言うと私のKが一番古そうだ。
興味深くいろいろと見て回っていると、K1200RSとR1100RSで来ていた二人組のおじさんが
「おっ、Kの8Vだ。頑張って乗っている人がいるんだなあ」と言いながら横を通り過ぎていった。
乗っている期間こそまだ実質二ヶ月ちょっとだ(工場入りの期間を除けば僅か一ヵ月ちょっと)が、
確かに我ながら頑張って乗ってはいる。いろいろな意味で。
そこから長野側に向けてエコーラインを下っていき、私の乗鞍ラストランは終了した。
紅葉がほぼ完全に終っていたのは残念だったが、一週間前に凄い景色を見ているからまあ、良しとしよう。
このぐらいの枯れた雰囲気の方がこの古いKには合う、という見方もできる(笑)
ちなみに高山で給油した時に燃費を計ったら20.29kmだった。この点に限っては財布に優しいバイクだなあ。


山頂の駐車場と長野のエコーライン。でも紅葉は見る影もありませんでした(ーー;)

ちなみに、これが右上の写真と同じ場所(20メートルほど奥だけど)で一週間前に撮ったもの。全然違います。


参考までに、標高2702メートルの畳平駐車場で空にしたペットボトルを固く栓をしてそのまま自宅に持ち帰ってみました。

10月13日 またしても入院
乗鞍を走って昨日の今日だが、グリップヒーターが使えないのがやはり気になる。正直10月中旬にグリップヒーターが効かなくても
別にどうということはないのだが、本来機能するべきものが機能していないという状況はやはり精神衛生上いささかよろしくない。
K100RSで休日出勤して急遽入った仕事を簡単に片付けてから、その足でディーラーに向かった。
途中免許を大事に走っていたら70キロ強で走る随分手を入れたモンキーがいたので
しばらくモンキーに先行してK100RSを引っ張ってもらったとか(;^_^A
横合いから出てこようとした白バイに会釈をして”気付いているぞ追い掛けても無駄だアピール”をしたりなどしながら、
結果的には何ごともなく無事ディーラーに到着。
ディーラーのメカニックに事情を説明して、横から手を出し口を出しながら原因をチェックしてもらう。
現在はBMWの指導で工場にはあまり客を立ち入らせないという方針があるらしいが、それではどんな作業をしているのかわからないし
私のように様子を見たい人がそれを見て勉強することができない。
まあ、一般論として作業する側も素人に作業場をうろつかれては邪魔だろうし場合によっては危険だから
当然作業する側の都合や店の方針も考えないといけないが、私としては作業の様子は見せてもらえる方が安心ではある。
詳しくは後述するが、特に今回は様子を見せてもらって本当に良かったと思えた。

デジカメを持って行かなかったのが非常に悔やまれたのだが、テスターを駆使して通電していない箇所を調べていくと
まずグリップヒーターの取り付けそのものが正規の方法ではないことが判明した。「雑な作業のし方だなあ・・・」と
ディーラーメカと話しながら絶縁テープを外していくと、アースの配線の方法が多少違っていた上(これはまあ許容範囲だったが)に
Hi側とLo側で一本ずつ出ているプラスの線が途中で一本にまとめてカプラーの端子に接続されていたのだ!
これではスイッチをどちらにしてもHi側でしか作動しないのは当然で、実際の取り付け作業を行った店
(例によって名は伏すが東京23区内にある某国産二輪メーカーの正規ディーラーだ)のいい加減な仕事ぶりには
呆れて空いた口がふさがらなかった。
で、その付近で通電していなかったのでまずそこの配線をやり直し、スイッチに反応して通電するのを確認。
それからグリップヒーターの作動状況を確認すると・・・通電していない(-_-;)
いろいろと調べて見たが、結局経年変化などもあってグリップヒーター(この場合、正確にはヒートグリップ)が
どちらも内部で断線していたようなのだ。スイッチを注文する前だったら「この車輛はグリップヒーターなし」と諦めをつけるところだが、
既に新品のスイッチは取り付けられているし、ここで諦めたらここまでの作業工賃はまったくの無駄になる。
腹立たしいが、グリップヒーターを新品にするしかないではないか。
というわけでタンクと外装の一部を取っ払ったK100RSは(取り付け工賃を節約するべく)そのままディーラーに入院させることにして、
ディーラーには代車をお願いした。しかし名古屋のBMW認定中古車フェアを間近に控えているので代車で貸せる車両がなく、
代車はナイトホーク250になるという。それでもいいと頼んでみると実はそのナイトホークも出払っていたらしく、
代車はどこからか探して来たスティード400に格上げになった(笑)
何たる偶然と言うか暗示的と言うか、この日私はBMWがR1200Cの発表に合わせて発売したクルーザー用の純正ウェア、
マーベリックスーツ(現・イノテックススーツ)の上下を着ていたので、スティードとの服装コーディネイトは期せずして
最初からほとんど完璧になってしまった。いや我ながら似合う似合う(笑)
もっともR1100RSのテールカウル用BMWエンブレムを貼ったシステムWはご愛嬌だったが(^^;)
で、帰りは下道をドドドド・・・と走っていたのだが、そうするとBMWに乗っていた時にはほとんど見向きもされしなかった
ハーレー乗りをはじめとするアメリカンに乗る方々が良く手を上げて挨拶してくれた。う〜ん、世界が変わるなあ。

10月17日 ディーラーに電話してグリップヒーターの一件の進行状況を聞く。パーツは本日届いたそうなので、
あとは取り付けるだけ。どうってことはない。週末には取りに行けそうだな。

10月18日 整備は技術と知識のあるところに頼みましょう
入院中のK100RSの修理完了時期を聞くべく、ディーラーに電話をする。新品のグリップヒーターは
昨日届いていたのを確認してあったから、普通に考えたら今日か明日には作業は片付くはずなのだ。
しかし。
どうやら修理完了は週末ではなく、来週にもつれ込んでしまうという。どういうことか聞いてみると、
グリップヒーター本体へのハーネスにも最初に取り付けたショップによって要らん加工がされており、
そうとは知らずに取り付け作業を終えたディーラーが作動確認のため
Hi−Loの切替えスイッチを作動させてみるとグリップヒーターが右だけ熱くなったり左だけ熱くなったりと切り替わったらしい(ーー;)
何というお茶目。まったくもってこのK100RS、オモシロ過ぎるぞコラ!
自分でハーネスを加工して元通りにしようかとも思ったが、値段を聞くと新品のハーネスは税込みで4000円ほどらしい。
交換すればまず間違いなく完治するはず(しないと困る)なので、作業の手間と動作の確実性、
今取り付けられているハーネスそのものの経時劣化なども考えたら新品交換がベストだと考えて新品を注文した。
かくしてもう暫くスティードとの蜜月(笑)は続くことに。どっちにしても、修理が完了したら
その次にはヘッドライトリフレクターの再メッキが待っているんだけどね(^_^;)

10月19日 夕方にディーラーから電話がある。。聞いてみると昨日頼んだハーネスが早くも入荷し、既に修理が完了したらしい。
これで代車のスティードともお別れだ、ブラボー(^O^)
というわけで、明日は自宅でゆっくりしているつもりだったが急遽Kを取りに行くことに決定。
代金の準備も忘れないようにしないとな。

10月20日 午前中にスティードに乗ってディーラーに向かう。余談だがこのバイク妙に燃費が良く、二回給油して燃費は
23.8kmと26.0kmだった。中速トルクに頼ってあまり飛ばさない走りをしたのが良かったのかもしれない。
ディーラーでスティードを返してK100RSを受け取ったのだが、請求額の合計は全部合わせて税込み51513円だった。
私も結構作業を手伝いはしたけれど、それにしても随分サービスしてくれてあるなあ。感謝m(_ _)m
かくしてとうとう左右のグリップまで新品になったのだが、よく考えると私は2V系Kの新品のグリップは初めて見る。
以前洗車した時にある程度想像してはいたが、新品はこんなきれいなグレーだったのね。
何しろ素材が生っぽいゴムで、すぐに汚れがついてどす黒い色になってしまうためこれまで知らなかった(-_-;)


とまあ、こんな具合です。ハンドルグリップは4V以降の方が単純にいいという気もするが(;^_^A

帰りはグリップヒーターを試したり(さすがに暖かい♪)意味もなくハザードを点けたりしながら戻ってきたのだけれど、
よく考えてみると私の手元に来てからこのK、左右のハンドルグリップとメーターのハウジングと左側のスイッチと
ハザードとグリップヒーターのスイッチが新品になっている。
いずれも劣化して機能を果たさなくなっていたから換えざるを得なかったのだが、操作系はほとんど総とっかえになってしまったな。
ちなみに燃費は途中でガソリンタンクを外しているため正確な数字は出ないのだが、一応18.6kmでした。

10月26日 今更驚くわけでもないが
仕事から帰ってきて、食事を済ませた後でKのオイル交換の準備をする。前のオーナーは結構高価な
シルコリンの化学合成油を入れていたのだが、これがそろそろ交換時期になったのだ。
更に9月16日のこの項目に書いた謎の添加剤を入れる為オイルフィルターも交換、同時に前はいつ交換したのかはっきり判らない
ミッションとファイナルのオイルもまとめて交換することにした。こちらにもその添加剤を入れる計画なのだ。
・・・しかし、Kのオイルフィルターの交換は面倒ですねえ。R1100系と違うのはオイルフィルターカートリッジが
密閉された中に入っている(当然蓋がしてある)ことくらいだけど、なぜその密閉空間の中にもオイルが溜まる構造にするのだ?
Kを知っている人には今更だろうけど、てっきり中はフィルターの他にはホコリ程度で何もないだろうと思っていただけに
蓋を外したらいきなりオイルが垂れて来たのには少々驚いてしまった。
で、それからミッションとファイナルのオイルを交換。異常に固く締まっていた・・・というより
固着していたミッションオイルのドレンプラグを外したところ、すげえ!


ミッションオイルを抜いているところ。赤錆の色にしか見えませんねえ。粘度は・・・水よりはましでした(-_-;)
右はそのドレンプラグ。鉄粉が多過ぎて下の磁石が見えませんでした(*_*)

う〜ん、なんなんでしょうねコレは(^^#)
私もこんな凄いの初めて見ましたよ。一部は白く乳化してましたし。あと臭いも。
ちなみにファイナルのオイルの方はかなりましで、こちらは定期的に交換していた様子でした。
ただし、そっちも複数回分はありそうな量の鉄粉がドレンプラグに付着してました。交換の時に拭き取りをしてなかったんでしょうね(-_-;)

前のオーナーはエンジンオイルは自分で定期的に交換しているという話でしたから
おそらくミッションオイルはショップに任せていたんでしょうが、そうするとショップがエンジンとは別体の
ミッションオイルの存在を知らなかったということに・・・んなアホな。
あまりに酷かったので、ミッションは一度新品のオイルを500ccほど入れてからギアをニュートラルに入れて手で後輪を回し、
オイルを循環させてからそれを完全に抜くというフラッシングの真似ごとまでやってしまいました。
ちなみに気分的にはここで灯油でも入れてやりたかったんですけど、さすがに実行するのは躊躇われました(^^;)
しかも、某ディーラーでガスケット等全部入っていると聞いて買ったK用のオイルチェンジキットには
エンジンオイルドレンプラグガスケットだけでミッションとファイナルドレンのガスケットは入っていなかった(ーー;)
しかし今更どうにもならないので、ガスケットの転用と再利用で切り抜けです。
たかがオイル交換に異様に時間がかかってしまいましたが、今日の作業はここまで。添加剤投入はまた明日です。

10月27日 前日は添加剤投入に備えてオイル注入口のボルトは極端に弱く締めておいたので、
ガスケットは再利用OK。例の添加剤を倉庫から引っ張り出して、おもむろに振ります。


これは振る前の写真。右がエンジン用、左がミッション用ですが要するにPTFE粉末の混入量が違うだけです。

で、定着させるために入れてからすぐにスタートして走りだします(このために昨日は投入しなかった)。
行き先は名古屋・吹上のBMW認定中古車フェア・・・なんですが、その前に前回のような失敗を繰り返さないために
ディーラーに寄ってオイルチェンジに必要なガスケットを一通り、五回分購入。しめて税込み813円也。
再利用したミッションのガスケットに不安があったのでミッションには入れずにエンジンとファイナルにのみ投入しましたが、
それにしても効きますこれ。エンジンの振動は減るしエンジンブレーキの効きも悪くなって
スロットルオフにしても速度の落ちるのがゆっくりでつーっと走っていってしまいます。
シフトフィーリングも良くなっているんですがこれは添加剤とは関係ないので割愛。
まあ、ミッションにもそのうち入れるとしましょう。
家に帰ってからはミッションとファイナルのオイルフィラーボルトのガスケットを交換しておきました。

10月28日 昨日R1100RSのシリンダーヘッドカバーが戻ってきた、ということは次はK100RSのヘッドライトリフレクターを再メッキに出す番だ。
Rが動かなければKがあり、Kが動かなければRがある、と(^_^)
ということで、帰宅してから作業を開始。しかしちょっと調べてみるとわかるのだが、このヘッドライトはアッパーカウルにボルト止めされており、
ヘッドライトを分解するにはアッパーカウルを外さないといけない。説明書やBMWBIKESアーカイブズのバーツリストを見ながら
作業を進めたのだが、いや、とんでもなかった(*_*)
ディーラーメカニックの人に言わせると
「面倒くさいだけで、技術的にはそれほど難しくない。R100RTやK100/1100LTに比べたらよっぽどマシだよ」
ということなのだそうだか、確かに高度な技術こそ要らなかったが複雑な構成のカウルをひとつひとつ分解していく作業は
まるで知恵の輪を解いているようだった(-_-;)


なんとか自力でここまでもってきました。右はメッキのはげたリフレクター。

結果は写真のとおりなんだけど、ここまで来るのに三時間近くかかってしまいました。慣れれば1時間もあればできるのでしょうが、
私は当分やりたくないぞ(^_^;)
しかしミラーを外すのに失敗して力を入れ過ぎ、ウインカーの配線をぶっちぎってしまったとか(汗)
最初から点灯しなかったポジションランプがてっきり玉切れだと思っていたら実は配線が断線していたとか、
また余計な手間のかかることも背負い込んでしまいました。まあ、ここまで来たらどっちにしてもさっさと直すしか道はないんですけどね(;^_^A

10月29日 メッキ屋さんに取り外したヘッドライトのリフレクターを送った。リフレクターにくっついて来た照射角調整用のプラスチック部品が
ネジではなくリベットで止まっていたのには驚いたけど、相談の結果それらも付けたまま送るということになってまずは一安心だ。
例によって送料は540円ね。

10月30日 切断してしまったウインカーの配線を修理するべく、仕事の合間に策をめぐらす。
まずはディーラーに問い合わせて見たところ、あの二極カプラ―はハーネスと一緒でしか部品では出ないらしく
メインハーネスもろともの交換になってしまうという。はっきり言うがアホな設計だと思った。
となるとパーツを探すのが早道だが、おそらく愛知の大須を探せば何とかなるのではないかと思われる。
しかし”たかが”カプラ―一個のために愛知まで車や電車で出かけていては経済的に割に合わないし(見つからない可能性もある)
最近は愛知でも窃盗団の噂を良く耳にする。交通手段が16年落ちのK100RSならともかく
R1100RSでは長時間の路上駐車は危険だと言わざるを得ないだろう。
ということで愛知行きは却下して岐阜の中だけでオートバックス等を回った。
しかし、どこにも売って無かった(^^;)
何しろ国産では見たことない形状だからなあ。
カプラ―内部の端子を外に押し出せなかったので後は鋸などで分解するしかないのだが、
もうちょっと知的な修理方法を考えたいところだ。とりあえず配線修理用に税込み186円のコードを買って帰宅。

11月3日 友人に付き合って浜松のシートJOYに行く。彼が現在加工を依頼しているR1100RSのシートの様子を見るのが目的なのだが、
私もあそこにはこれまで三度仕事を頼んでいるわけだしKのシートの感想を言いに行こうというのもあった。
実際、今のKのシートの完成度は相当なものだ。R1100RSのシートほど手間の掛かった構造にはしていないが
それでもクッション性もホールド感もノーマルより格段に良くなっている。
私の手元にはK100LT用コンフォートシートが別にあるのに長距離でもそれを使わないのは、
単純にシートJOYでモディファイしたこのシートの出来が良いからなのだ。
で、話をしたところ「あんなシート35000円ではもう二度とやらんぞ」と言われてしまったが(;^_^A
また機会があれば仕事を頼むとしよう。
デイトナと共同開発のCOZYシートにもBMW用を出してはどうかという話もあるらしく、
私も「RTやGSはどうでもいいから、RS用を作ってくれ」とお願いしてきた(笑)
実際のところBMWのシートは分解するといろいろと構造上の問題点が見えてくるし
ツアラーバイクのシートは要求が厳しいから特にRTとGS用は出したら売れると思う。
問題は日本人の標準体格を考えるとハイシートとローシートの両方を用意しないといけないことだが。
ちなみに途中に寄ったDATZでもウインカーのカプラ―を調べてもらったが、
やはりハーネスごと注文しないと無理という答えだった。
やむを得ない、自分で何とかするとしよう。

11月4日 ホームセンターでウインカーの修理に備えて中継端子を買いこむ。
端子の形状は細い丸棒なので、中継端子を二本並べてやれば使えるのではないかと言う計算だ。
今日は他にもやることがいろいろあったので実際の作業には取り掛かれなかったが、
どうせ次の週末までにはヘッドライトのメッキ処理は終らないのだからまだ時間はある。
ついでにポジションライトの断線も修理するため、平型端子を買い込んだ。
それにしても中継端子の50個入り税込み409円はどうもバカバカしい気がしてしょうがない。
平型端子の税込み186円には納得ができるが。
ついでにオートバックス等も回ってアーシングの情報も集めてきたが、
部品の高いこと高いこと。とてもじゃないが手が出ない。お金が勿体無いので自分で何とかするとしよう。
これもカウルを外してある今のうちに片付けてしまわないとな。

11月7日 ホームセンターに行ってアーシングのターミナルを購入。
こんなものをわざわざ買って付けなくてもバッテリーの端子に直付けした方が抵抗は少ないはずだが、
まったく初めての作業だからコツも何もわからない。何か起きた時に対応するための保険と思って購入した。税込み417円。
その後でディーラーに電話してK100系のアーシングポイントを聞いた。
エンジンのアースを追加するには左のサイドカウルの取り付けステーの部分に端子をかませるのが簡単らしい。サンクス。

11月8日 アーシングのコードをネット通販で東京の小柳出電気というショップに発注した。
これまでの情報収集活動の結果、どうも追加するアースケーブルは小指くらいの太さがないと効果が薄いらしい。
22spなる規格のケーブルを発注した。
あともう一つ話が舞い込んだのだが、これについてはまだ暫く内緒。

11月9日 ヘッドライトリフレクターの再メッキが終っていないので、週末だというのに未だにKは復活できない。
明日10日の秘密集会と鈴鹿のイベントまでには復活させて、サーキットをKで走ってみたかったのに。
先日カウルを外したときにコードをぶっちぎってしまったウインカーの配線と断線していたポジションライトの配線を修理するため
ホームセンターで電線を調達する。自動車用のコーナーで買ったのでちょっと割高だが、まあいい。税込み248円。
またついでにアーシングに使うビッグサイズの丸型端子も購入してきた。例によって多少余裕をみて購入したので
ケーブルの両端を処理するのに購入した個数がナゼか奇数だったのだが(^^;) 
まあ、素人作業ではこういう部分はある程度やむを得ないと思う。トライ&エラーが許されるのはアマチュアの特権だし
それも勉強のうちだ。嫌ならプロに任せるに限る。ともかく税込み497円を支払った。
更にミラーを外した時に右ウインカーのリフレクターが外れているのが分かっていたので、
これも修理するべくタッピングビスを4個とネジ径に合わせた2.8ミリのドリルを一本購入。
このリフレクターはダイキャストのベースから出ているボッチをかしめて固定してあるのだが
Kが手元に来た時既に右側のミラーはそのかしめが全部外れていたのだ。
以前全塗装をした時にハンダ付けしてみたのだが、結局取れてしまった。
今度はミラーのボッチの部分に穴を開けてビス止めで完全固定としたいのだが。
これは全部で税込み420円。
そして自宅に戻ると、昨日発注したアーシングケーブルが早くも届いていた。
1メートル950円のケーブルを4メートル購入して、代引き送料や消費税と合わせて合計5250円。
細かい出費も、これだけ数があると馬鹿にできないなあ。

11月13日 ようやくヘッドライトのリフレクターのメッキが完了した。メッキ代は3500円とお値打ちだが、
元払いの送料が1560円。も、もうちょっとなんとかならんか・・・(-_-;)
それにあと消費税だ。しめて5313円。
メッキそのものは非常に綺麗で「おおっスバラシイ!」と思えるのだが、ちょっと問題なのが光軸調整用の支点となる
黒いプラスチックのボールジョイント。K100RS(LTでもK1でも同じはずだが)はこれがリフレクターにリベットで取り付けてあり、
外せないことはないが面倒だからあまりやりたくないのが本音。素直にビス止めにしておいてくれればいいのに。
メッキに出す時に相談したら「溶液の温度は80度くらいですし単にメッキが乗らないだけだと思います。
まずいと思ったらこちらで外しますから」というのを聞いてそのまま送ったのだが、
同じく付けたままにしたヘッドライトバルブを固定する白いプラスチックは外して送り返されたものの、
そのボールジョイントの方は色がカーキ色に変わって随分変わり果てた姿で戻ってきた(ーー;)


これが再メッキしたリフレクター。実に綺麗ですがこのボールジョイントは・・・(ーー;) 念のため書いておきますが元の色は黒です。

まあ、壊れなければ別にいいんだけどね。さっさと組み付けてしまいたいところだが内緒の用事で忙しいし、
寒くなって夜の作業はちょっとつらくなってきた。連休はもうすぐだからそれまでお預けだな。

11月16日 電気工作と復活作戦
ほぼ一日をKの復活に費やすと決めたので、午前中に他の用事を片付けてから早速行動開始。
まずは以前フロントタイヤを交換したバイク屋にミラーとドリルとビスを持ち込み、
ミラー内部のダイキャストにドリルで穴を開けてもらった。
自分でもできなくはなさそうだったが、構造上塗装面とかなり近いところに穴を開けなくてはいけないので
私の持っているハンディの電動ドリルよりプロの使うボール盤の方が失敗の危険が少ないと判断したのだ。
本当は穴は3つあるボッチ全部に開けたかったのだが、うち2つは位置の関係上ボール盤では穴を開けられないことが判明。
やむなく1つだけ開けてもらうことにした。
工賃は幾らか聞いたところ、「次に何か頼んだ時にしっかり代金は貰うから、今回は無料でいいや」とのお答え。きゃー!
それからホームセンターで平型端子と並行コードを調達して税込み586円を払ってから、ようやく作業開始です。


作業を開始した時の状態。世界は明るいです。

まずは無難にアーシングの作業から。ヘッドライトやセルモーターにも取り付けようかと思いましたが、
今回は多分に様子見の部分もあったのでエンジンとミッションに2本だけアースを追加しました。

それからウインカーの修理です。ビスが通った1つはいいとしても他のボッチはどうしようもないので、
ここは無難にシリコンのコーキング材を使用しました。
この車輛は前のオーナーかショップがウインカーへの配線の途中にギボシ端子をかませて
配線を外せるようにモディファイしてあり、その発想は良かったんですがそのため配線全体の長さは短くなってしまい、
それで前回ミラーを外した時に余裕がなくなった配線をぶっちぎってしまったという(^^;)
そして壊れたカプラ―を一般的な平型端子に置き換え、コードも余裕をもった長さに伸ばして作業完了。
その後でポジションライトの配線も途中で切断し、市販品のコードに置き換えて修復しました。



アースケーブルはこんな感じ。右下に残っている本来のアースと比べると太さの違いがわかると思います。
右は補修したウインカー。ビス止めできたのは右上の部分だけでした。

それから再メッキしたヘッドライトを組み立て。ついでにバルブは家に余っていた120/110W相当の高効率タイプに交換しました。


う〜ん、さすがに全然違います。右上に写っているのは後述する手順表。

それからようやくカウルの組み付けに取り掛かります。順序の必要な非常に面倒くさい作業ですが、
今回は間違えないよう、前回カウルを分解した時に作業一つ一つ毎にデジカメで撮っておいた画像を
逆から順に番号をつけてプリントアウトしておきました。これで組み立て順序もだいたいOK。
この秘密兵器のお陰で作業はかなりスムーズでしたね。
とはいえ絶対的には相当に根気の要る作業で、別に急がなかったとか
カウルの内装を全部アーマオールで磨いたなんてこともありますが、
12時半にはじめた作業が全部完了したのは23時半でした。
きつかった〜(*_*)


というわけで、ようやくこれで完成。カタルシスは満点でした(-_-;)

11月17日 以前ミッションには入れずにおいた添加剤の投入と定着のための走行も兼ねて、昨日復活したKのテストランに出発。
ところが、添加剤投入の作業中に誤ってミッションオイルのフィラーボルト周辺の黒いプラスチックにひびを入れてしまった。ぐわ!
気を取り直してスタートすると、今度は昨日修理したばかりの右のウインカーが点灯しない(球切れを起こすと点滅が早くなる設計)。
「作業に何かマズイところがあったか!?」とすぐ自宅に引き返して配線をくまなく調べるが異常は見当たらない。
「おかしい、馬鹿な!作業は完璧だったはずだ!」と思って良く見てみると、電球が切れていた(ーー;)
早速目的をウインカーバルブの購入に変更し、ディーラーに出発。ところが一軒目には運悪く在庫が無く、
別のディーラーで調達することになった。予備にもう一個購入して、合わせて税込み336円。
途中で給油したところ、燃費は17.4kmだった。ここのところどうもいま一つだなあ。
ちなみに例の添加剤の効果は抜群で、シフトフィールが一気に最高クラスになったばかりか、ギア抜けも減った。
添加剤の力を借りてというのが少々残念だが、これなら充分ミッションは合格点だ。
しかし、アーシングの効果については今のところわからないというのが正直な感想だ。
少し前からアイドリングの回転数が少々下がり過ぎていた(おそらく燃調が多少濃いのだと思う)のだが、
アーシング後でも体感上アイドルアップなどの症状改善は見られなかったように思う。
まあ、アーシングは本質的な改善とは違いあくまできっちり調整をした上でのプラスアルファと考えているので
その効果にあまり多くを期待してはいけないのだろうが、これについてはそのうち結論を出すことにしたい。
しかし、どっちにしてこのエンジンはそのうち調整をしてもらわねばなるまい。
自宅に戻ってから、夜になったところでもう一度Kで外に出て昨日出来なかったヘッドライトの光軸調整を行った。
これは簡単に片付いたのだが、今度はアイドリング中にも時々バッテリーの警告灯がゆっくり点滅をはじめた。
寒くなって来たから、ウインカーバルブの球切れも含めておそらくはバッテリーが弱ってきたためだと思いたいが、
まさかダイオードボードの不良じゃないだろうな。高いからあれの交換だけは勘弁してほしいぞ。

11月18日 昨日のバッテリー警告灯の点滅に対処するべく、ディーラーに電話をかけて意見を聞く。
自分でもやっているわけだしアマチュアイズムを否定する気は毛頭ないけれども、
確率的に言ってアマチュアの掲示板に頼るよりはディーラー勤務のプロに相談した方が
手っ取り早く正確な情報を得られる可能性ははるかに高い。
海外からの部品の直輸入とか普通やらないような改造のノウハウなどはアマチュアの方が優れている場合もあるし
ごく稀にプロよりアマの方が正確な情報と知識を持っている場合もあるが、その確率は本当に低いし
情報を見分ける目がしっかりしていないと難しいだろう。
さて、相談したところおそらくアイドリング回転の下がり過ぎが原因だろうということだった。
エンジンは夏に整備して調整をしているわけだからそれが何らかの原因で狂ってきて
アイドリングが下がったいうのが一番可能性が高そうだが、バキュームゲージを用意しての完璧な調整は私の手に負えない。
それまでは自分でアイドリングを上げて当座をごまかすことにして、
とりあえずアイドリングの調整方法だけ教えてもらった。ありがとうございますm(_ _)m

11月20日 別件でいつも世話になっているバイク屋に行く用事があったので、ついでにアイドリングの調整をする。
しかしこれにもカウル内側のダッシュパネル(厚さ1センチ強のウレタン素材で、重量は1キロほどもある)を外す必要があり
その場にいたバイク屋さんも「何じゃこの重いパネルは!?カウルの固定もこんなにビスは要らんしこんな面倒なことやらんぞ普通」と
呆れておりました。まったく同感です。
とりあえず600〜800くらいまで下がって不整脈が出ていたアイドリングを950ほどに上げたところ
バッテリー警告灯は消えっぱなしになってくれました。しかし対処療法だけで根本的解決にはなっていないから
そのうちどうにかしないといけないなあ。

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