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2009年
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1月4日 昨年の大晦日以来自宅にこもってHPの更新に没頭していたのだが、
不健康な生活を続けていたためか遂に体調を崩して風邪をひいてしまった。
年が明けてから初詣どころかまだ自宅から一歩も出ていないという極端な生活だが、
そろそろまともな生活に戻さないと。

1月6日 以前から前振りはあったということで

昨年に掲示板で四輪のサスの投稿にいろいろと思うところを書いたのは偶然ではなく、
二輪のためのトランポが欲しいなあという気持ちは以前からある。
今の私の生活であればトランポがあっても惰眠を貪って元が取れない・・・ということは多分ないだろうが、
レース等をやっていないから使い道は自走不能のバイクをバイク屋と往復させるための道具・・・と考えると
いくら金銭的には元が取れそうでも心情的に少々納得ができかねるものがある。
要するに移動専用車を買わねばならないほどバイクが壊れてばかりということではないか(- -;)
また、現在のところ私には車を二台所有するだけのスペース的な余裕がないので
仮にトランポを買うとしたらこれが自分のプライベートカーを当然、兼ねる。
ハイエースのロングはレンタカーで借りるにはいいが、これ一台で全部こなすのはちょっとなあ・・・。
そう考えていたら、ルノー・カングーにも使えるトレーラーのヒッチが眼に留まった。
成程、トレーラーを牽くという手もあるな。フランスではシトローエン2CVの頃から
実用車兼バカンスの道具としてトレーラーを牽くのに対応した設計をしているわけだし、
カングーもトレーラーを牽けて当然か。来年に会社で使っているカローラの車検が切れたら
買い換えるつもりだから、その時に備えて現行カングーの社外部品を予め押えておくという手はある。
どちらにしても急ぐ話ではないけれど。


1月10日 正月からの風邪が未だに回復せず、楽しみにしていた秘密集会は欠席。残念だ・・・。

1月17日 上京してボクサーハウスの新年会に出席し、修理が完了したK100RSを受け取って
帰ってくる・・・というのが予定だったのだけど、風邪で弱っていたところに
副鼻腔炎と軽いウイルス性肝炎をトリプルで併発してしまってあえなく断念。
しかし仕事は休んでいないというところが我ながら狂っているけど年末からまったくバイクに乗れていないぞ。
免許を取って以来、これだけバイクに乗れない日が続いたのは
たぶん12年前にトヨタでディーラー勤務をしていた時以来じゃないか?

1月20日 ETCは嫌いだが・・・やむを得ないか

カード会社からの請求が届く。私はネット通販もカードを使わずほとんど代引きで
済ませているので実質はほとんどETCカードだけの請求になるのだけど、
そこから計算していくと年間の高速道路料金が14万円弱・・・(*´з`)
いやあ、よく走ったもんだと喜んではいられない。これは馬鹿にならないぞ・・・。
実際にはETC非搭載車で高速道路を使う時にもハイウェイカードの代わりとして使っていたから、
ETCを導入していればもっと支払金額を減らせたと考えると、
やはりK100RSにも早いところETCを導入するしかないか・・・。

1月23日 メガモトのグリップヒーターは昨年のうちに入荷しているのだけど、
風邪やら肝炎やらで取り付けに行けていない。あまり待たせるのも悪いし早いところ取り付けたいのだけど
優先順位から考えたら間違いなく
K100RSの回収が先なので、あと少しは我慢かな。

1月24日 修理の完了したK100RSを受け取るため、新幹線で東京に向かう。
こういう用事で新幹線に乗るのは
メガモトの納車以来一年ぶりだが、それにして新幹線は
パニア2つとヘルメットを抱えて乗るものじゃないと思ったな(^_^;)
これがもっと容量の大きな高年式のパニアだったらヘルメットをパニアの中に放り込んで
もう少し荷物をコンパクトにできるのだけど、2Vの頃はまだそういうことはできなかったから仕方がない。
もっとも、以前から疑問に思っていたのだけど、
フルフェイスのヘルメットをパニアに入れておく意味って本当にあるのか?
シチュエーション的に考えられるのは

・晴れた日にタンデムライダーを待ち合わせ場所に迎えに行く時
・治安上問題がある場所に駐車する時
・ヘルメットを持ち込めない状況下で宿に泊まる時

くらいだと思うのだが、現実的には滅多にないぞ、そんなこと。
個人的には一見凄そうだけど、実際にはあまり意味がない指標の典型的な例だと思うなあ・・・。

1月25日 ボクサーハウスでクラッチ部分からの油漏れを直したK100RSを受け取り、
(代金は前もって払い込んでおいた)そのまま東名に乗って帰宅する。
今更だが高速巡航能力の高さには感心するばかりだ・・・。
ツーリングの快適性はノーマル状態より多少落ちているとはいえ、
それでもメガモトのツーリング能力などあれに比べたら隠し芸みたいなもの。
K1200Rを手放してまでK100RSを手元に残したのは間違いではなかったと改めて思ったな。

で、そのまま帰ってはあまりにも芸がなかったので帰りに用事を片付けるのを兼ねてDATZ浜松に寄り、
発売間もないシューベルトC3をチェックしてきた。
既に11年使っているシステムWの代りはマルチテックでほぼ決まりかけていたのだけど、
これなら価格差を考慮しても「システムWの次はこれでほぼ決まりだな」と思ったのだ。
ここでかぶらせてもらったヘルメットには何故か国内未導入の64−65のステッカーが貼ってあったために
後で少々面倒なことになったのだがそれは8月に改めて書く。
また、これで昨年の9月以来久しぶりに自宅にバイクが戻ってきた
(メガモトはまだ自宅に戻していない)
やはりいいもんだo(^-^)o

1月27日 こういう時は情報収集力がものを言う

K100RSにETCを付けるのはいいとして、どうせ付けるなら取り付けのキャンペーンを利用しない手はない。
ORSEはバリバリの天下り団体で気に食わない点は多々あるが、
現実問題としてETCを含めたシステムには一人当たり10万円以上の税金が使われているし
キャンペーンの助成金だって元を正せば自分で払った税金だ。利用しなければ損というものだろう。
今年は高速道路1000円が控えていることもあって機器の争奪戦は必至だしやらないという噂もあったが、
小林ゆき氏のブログをチェックしていたらどうやら助成キャンペーンの実施は決まった様子だったので
ここは先手必勝だ。早速バイク屋に連絡を取って、
「助成金が本決まりになったらすぐ連絡するから、機器の手配や申請などすぐ動けるように
準備だけお願いします」と話をつけておいた。

2月1日 今年になって初めてメガモトを動かして、ディーラーにグリップヒーターを付けに行く。
ツーリングに行く、でないのが少々残念だが、まあやむを得ない・・・。
グリップヒーターの感想については今更なので省略するが、
これと電熱ウェアが使用可能なことで冬季でも平気で走れる点はBMWの大きな長所だろう。
ツアラーはともかくスパルタンなスポーツでそういう事ができるバイクは他にはちょっとないからな。
それから別のバイク屋さんにも寄って
YB−11の話の詰めなどをいろいろとやってきた。
事情によりかなり停滞してしまっているが、こちらも早いところ走らせたいものだ。
また、モトラッド愛知が閉店する話が入ってきた。母体の柴田モータースさんは
R1100RSを
購入した店だし、何かとよくしてもらっているだけに、残念だな・・・。

2月2日 最近のBMWの戦略は(-_-;)


R1200Sが遂にカタログ落ちしたか・・・。結局はSTと同じく売れない車種として整理されたわけだが、
もし私がBMWの株主だったら「どういう製品企画をしているのだ!」と激怒したところだろうな。
R1200系以降のスポーツ性優先に舵を切ったBMWの路線変更&多車種展開は
BMWに本当にプラスをもたらしたのか?トータルの販売台数は以前より伸びているとはいえ
ブランドイメージは明らかに低下しているし、台数が売れているのは既存のGS系ばかりで
新たな客層に向けて放ったR1200SやGシリーズはコケているではないか。
というか、少なくとも”今のBMWは技術はともかく若者受けするバイクを作るセンスが少々足りない”
ということは早いところ自覚するべきだと思う。

2月17日 仕事の合間にネットを巡回して、メガモトに使えそうなパーツをいろいろと探す。
メガモトは今年になってからまだ一回しか動かしていないが、
逆に言えば乗ってない今は手を入れるには格好のタイミングなのだ。
メガモトのサスは極めてハイレベルと認めてはいるものの、上を見ればきりがないのもまた事実で
できればオーリンズの倒立などを組んでやりたいところではある。
しかしメガモトのフォークの構造からして無理やり最新のFGR等をつけてもジオメトリーが狂ってしまって
ハンドリングが悪化する可能性は高いし、海外では販売されているモタード用のフォークは
メガモトのような重量車は想定していない(はずだ)。
走行距離は1万キロを越えているからフォークのOHはやってもいいが、
それだけでは面白みがないからリヤサスの交換でもやってしまうか・・・?
リザーバータンクの角度が変更できるタイプのTT−Xはまだないし
(その後09年秋の東京モーターショーで発表はされた)、
以前ヤフオクで落札したペンスキーはまだ倉庫で惰眠を貪っている。
オーバーホールを頼むならオクムラに頼めばまず間違いはないから、
ついでにペンスキーをメガモト用に組み直しも依頼しようかな。
問題は冒頭に書いた「乗らない」は「忙しくて乗れない」とほぼイコールで、
ショップに持ち込む時間をいつ捻出できるかすら分かったもんじゃない、ということだけだ(;^_^A


3月1日 バイカーズステーション誌に連載していた「想いをかたちに」が最終回を迎えてしまった・・・。
R1100RSが完成したら出るつもりだったのに(−−〆)


3月7日 ORSEのETC助成金制度が発表されたので、即座にバイク屋さんに電話して機器の手配をお願いした。
予想外に発表が遅れたが、今のうちなら入手はまず心配ないだろう・・・。
ちなみに2月に四輪用ETCの本体無料キャンペーンがあったのでそれも申し込んで
家の車に取り付けておいたのだが、この時点ではその後に起きることは想像できなかった・・・(-_-;)

3月19日 MOJの会費納入期限が近づいてきた・・・が、今年は継続をどうしたものか考慮中。
それなりのメリットはあるのだけど、今の私のイベント参加状況では会費の元を取れているかと考えると疑問だし
ロードサービスは便利だがあまりに気軽に利用されすぎて契約業者が赤字となってしまい、
サービス内容を大幅に変更せざるを得なくなってからは(ここまではまあ書いてもいいでしょう)
お得感がかなり減少したのは否みがたい。結果的には会員が自分で自分の首絞めたわけなのだが、
今年で継続は打ち切るかなあ・・・。(結局更新はせずに退会した)

3月23日 計画が水面下で正式始動

自宅に鎮座しているシトロエンのエグザンティアは私の兄の所有なのだが、
これの車検(今年の秋に切れる)は継続しない方針が表明された。
さて、弱ったぞ。会社で使っているカローラの代役としてカングーの購入は以前から考えていたが、
あれは基本的にルノー4フルゴネットの流れを汲む貨客兼用車で成り立ちから考えても
純粋な乗用車とはちょっと違う。まともな乗用車が家にあることを前提に
「仕事にもプライベートにも使える車」としてカングーを次期車両に選んでいるわけだから、
エグザンティア無しで自宅にまともな乗用車が初代カローラスパシオ一台だけという状況でのカングー購入は、
間違ってはいないけどいろいろと考えさせられるものがあるな・・・。
しかし、エグザンティアは実にいい車だが私がプライベートカートして所有したいと思うほどの強烈な魅力はない。
昔のGSやGSAならトータルでの出来は比較にならなくてもそういう傑出した部分があったからな。
一応、私がエグザンティアを引き取ることも可能性として考慮に入れておくか・・・。

3月27日 ETCが入手できたとの連絡がある。よし( ̄ー ̄) この辺は情報戦というか、先手必勝だからな。
この後ETCは極端な在庫不足が発生したのだが、まずは争奪戦になる前に楽に入手できてよかったよかった。
K100RSの車検までも一ヶ月を切ったので、時間の都合が付く時にETC取り付けを兼ねて預けてくるとしよう。
先日大整備を終えたばかりだし、本当は費用を節約してユーザー車検で通したいのだが
残念ながら仕事が忙しくて時間の余裕がない・・・。
また、少々事情があってGWは東北ツーリングを中止して近畿方面にツーリングに出ることにした。

3月28日 不覚・・・(− −〆)


スクーターで出会い頭の握りゴケをしてしまった(−−;)
自宅近くの路地の交差点でどこにでもありそうな出会い頭。
ごく当たり前にブレーキをかけ・・・たら、ここのところの過労で脳と手がまともに動かなかったのか、
あっさりと前輪ロックの握りゴケ( ̄□ ̄*)
私もスクーターも怪我はかすり傷程度だったが、
突然トラックに進路を塞がれてどうしようもなかったK1200RSの事故を除けば、
95年7月以来13年半続けてきた立ちゴケを含むバイクの無転倒が遂にストップしてしまったぞ・・・(−−〆)

3月29日 仕事の合間(3月は曜日に関係なく、基本的に私に休みはない)にK100RSを動かして
車検とETC取り付けのためバイク屋に運ぶ。
考えてみたらバイクを動かしたのは
2月1日にメガモトをグリップヒーター取り付けのためにディーラーに運んで以来か。
どうりでこのK日記がネタが少なくてサクサク書けるわけだ(爆)

それはそうと、カングー購入計画はやはり多少の再考が必要になりそうだな・・・。
今年の秋にエグザンティアがなくなることがほぼ決まったことで
自宅には11年落ちのカローラスパシオ以外にまともな乗用車がなくなってしまうことになり、
その状況で貨客兼用車ばかり揃えるのはどうよ?というのが当面の問題。
実際に家族揃って移動する機会はあまりないのだが、セダンが一台あるとやはり便利なのだ。

仮にエグザンティアを手放す今年の秋に現行カングーの中古を購入しても、
カングーの新型発売による中古相場の低下が時期的にまだあまり期待できないし、
来年の年落ちもないから業者オークションで引っ張っても結構高くついてしまって面白くない。
新車を買い換える方には「僕の車をこんなに安くしてくれてありがとう」と敬意は惜しまないが、
ディーラー勤務を経て得た結論は「車はできるだけ安く買って楽しむもの」だ。
かくして、「だったらカングーが安くなるまでつなぎの乗用車を買えばいいではないか」という考えが浮上。
中古のメルセデスCクラスのワゴン買うくらいならエグザンティアを買い直した方がいいだろうし、
Eクラスのワゴンは所有期間を2〜3年と見積もるとちょっとランニングコストが割高について経済的に面白くない。
私は自分が身長が178cmあることもあって車の客室空間にはかなりやかましいから
BMWの3シリーズやインプレッサのワゴンでは(特に後ろが)狭苦しくて問題外なのだ。
できるだけ趣味性のある車にしたいが、そうなるとかなり限られるなあ・・・。

4月3日 K100RSのリヤタイヤがかなり減っていたので、いつも通りマッハで発注をする。
いろいろ新しいタイヤを試したいという欲求はあれど20年落ちの旧車向け新タイヤなど出るはずもなく、
相変わらずグリップは悪くないがまったく新鮮味のないK300GPをオーダーした。
だが、この時きっちりと確認をしておけば・・・(-_-;) 
疲れて余裕がなくなると人間ろくなことができないと身をもって思い知ったな。

4月5日 午前中は何とか時間が作れそうだったので、午前3時まで仕事をしていた私は
5時半に起床してメガモトを引っ張り出し、根尾の薄墨桜を見に行った。
バイクをまともに走らせるのは久しぶりだし、そもそも体調と体力に不安がある。
せっかくの早朝の田舎道ではあったが、安全優先で転がしているに毛が生えた程度のペース、
それに途中からの大渋滞で結構ストレスの溜まる走りにはなった。
初めて見た薄墨桜は見応えがあってよかったけれど、走りとしてはちょっと・・・だったな。
ちなみに午後からは普通に休日出勤。バイクで走るにも体力と精神力のペース配分が必要だと思う。


一応日本三大桜の一つ・・・だが素朴な疑問。三大桜って日本に幾つあるんだ?

4月6日 マッハにタイヤ代を送金したら、その日のうちに発送メールが届いた。
問題はいつ交換するかだが、理想は勿論即時交換に決まっている。
しかし馬瀬オフミ等でこの週末に高速主体で500キロは走るし、
4月中に山口まで往復する計画もあるから、ハイグリップタイヤで寿命も短いK300GPだけに、
ここは来週まで待つ方が得という考えもある。
さて・・・。 よし、やはり明日のうちに交換してしまおう(* ̄0 ̄)o
山口への往復はペイロードを考えると車で行ったほうが理想には違いない。
高速道路1000円がスタートしたから、高速料金は圧倒的に安くなっているわけだし。

4月7日 タイヤが届いたので仕事の合間に時間を作って、
K100RSを馴染みの四輪のタイヤショップに交換に持ち込む。
二輪用の設備がないので交換できる車両は限られてしまうが、技術はしっかりしているし
四輪業界の価格競争で鍛えられている交換工賃は二輪ショップの比ではない
(処分料込みで一本1500円くらいだ)。
しかし、マフラーを外さないとホイールの脱着ができない事が判明・・・というより、すっかり忘れていた(;^_^A
私が自宅で使っている工具なら外せたのだが、生憎と四輪のタイヤに特化したショップなので
ここの工具ではマフラーを付けたままホイールを外せる工具とマフラーを外せる工具がなく、
明日の朝にホイールを取り外して再度持ち込みで交換を依頼することにした。むう。
要するに過労で思考力が低下しているからこういうしょうもないミスをするのだな。やれやれ。

4月8日 ある意味自分が嫌になった( ̄o ̄;)

昨日のリターンマッチとばかりに自宅でKのホイールを取り外して、再度昨日の店に持ち込んだ。
ところが、持参したホイールと昨日ショップに置き去りにしたタイヤの寸法が、あろうことか合ってない!
PVMのマグホイール(17インチ)はサイズが純正と違うことをすっかり忘れていた私は、
リヤタイヤを間違えて純正の18インチで発注してしまったのである( ̄□ ̄*)
マッハは返品・交換一切不可だから、これで週末のi−jayoオフミに提供する景品は決まったな・・・。
ぐわあっ!
帰宅してからは速攻でマッハに再度タイヤの発注をしておいた。
ノーマルホイールは持っているからそちらに戻せば使用に問題はないのだが、
i−jayoの幹事の方々には世話になっていることだし
参加者はオフミの抽選会には景品を何か一つ持参してくれとの依頼もある。
出せば盛り上がることはわかっているから、
ここは気前よく協力するとしよう・・・二度とやらないが(-_-;)

4月9日 マッハからの発送を確認。タイヤの到着待ちでこんな憂鬱な気分になったのは初めてだ(;^_^A

4月10日 再度タイヤが届いたので、速攻でタイヤショップに持ち込む。
(ホイールはショップにそのまま預けておいた)余ったタイヤはi−jayoの幹事の方と電話で相談の上、
宿泊先のホテルにこちらから直接送ってしまうことにした。
タイヤを組み付けてバランスを取り直したホイールを片手に帰宅してから
自宅でホイールを組み付けたのだが、大きなストレスがかかる締め付け部分は
いくら西村コーティング自慢のダイヤモンドコートとはいっても塗装面が痛むな。
(塗装面が金属面より強いはずはないから当たり前)
以前マグネシウムホイール用のタッチアップを購入しておいてよかったよかった・・・が、
維持管理にこれだけ手間を使うとやはりマグネシウムホイールは一般的なものとは言い難い。
マグ鍛はどうなんだろう?あれは材質の見直しで耐久性の問題をクリアしたと聞いているけど。

4月11日 毎年恒例のi−jayoオフミに参加する。
ここの適度にディープかつ緩い雰囲気が好きで毎年参加しているが、
参加メンバーに毎回大差がなく車両もあまり代わり映えしないから新たな驚きはほとんどなくて
だからHPのネタとして書ける事もあまりない(爆)
それにしても4月中旬のこのタイミングは私の仕事の最大のヤマを乗り切った直後で、
命と魂の洗濯には最高のタイミングだといつも思う。
今年はPVMのマグホイール+細いフロントタイヤにものを言わせて
会場まではK100RSをリーンウィズのまま前のBT−45を端まで接地させて遊んでいたのだが、
同行した友人の言葉を借りれば「K90くらいの軽快さ」で、至極ご機嫌な走りだった。
連日の疲労で頭がボケていたせいか、デジカメを持ってくるのを忘れたのがなんとも悔やまれる・・・。


ホテルを借り切っての宴会には、支配人自ら挨拶に登場m(_ _)m


これが例のタイヤ。携帯を構えるのも複雑な心境でした(^_^;)

4月12日 私のK100RSを一目見て「あれっ、フロントタイヤ細い!」と一発で気付く方が多かったのは
さすがはi−jayoのオフミだと思うが、だったら感想を聞かせてもらおうと乗ってもらうと異口同音に
「フロント周りの動きが全然違う」という感想を受けた。予想通りの結果だな。
実際、今の私のK100RSはフロントの質量感はそれなりにあるがノーマルより格段に軽快さが上がっていて、
フロントのリーンスピードは以前所有していた
K75Sより更に素早くなっている。
ただし、細いタイヤと軽いホイールの組み合わせで運動性を稼いでいるということは
同時に外乱に対して弱くなっているということでもあるから、決していいことばかりでもないんだよな。
正直なところトータルバランスではノーマルに負けていると思うので、この辺もう少し詰めてみたいところだ。
あと、ブレーキ性能がちょっと足りないのも気になった。
キャリパー交換でノーマルのK100RSよりもブレーキは格段に強力になっているのだが、
それでも現代のビッグバイクと比べれば見劣りしてしまうのは事実。
バイクはトータルバランスが大切だからブレーキばかり強化するのは・・・という考え方もあるし
それを否定するつもりもないが、
私個人としてはバランスが崩れようが走りがつまらなくなろうが、ブレーキにはここぞという大事な時に
事故を回避できるか(あるいは事故る瞬間までにどれだけ速度を殺せるか)を何より優先することにしている。
今のブレーキも許容範囲ではあるが、やはりブレンボ純正パッドに別れを告げる時が来たか?


4月18日 予想外の前倒し


休日出勤の前に、エグザンティアに乗って隣町の大型書店に行く。
以前から少々整備不良気味なのが気になってはいたのだが、どうやら無理をさせすぎてしまったようで
途中でフロントブレーキから白煙を吹いてしまった(-_-;)
こういうときに頼りになるのはJAFの全国ネットワーク・・・よりも人のつながりということで、
退職してから12年経つのに新車の一台も買ってないが(中古車は一度買っているけど)相変わらず
懇意にしている元・職場のトヨタのディーラーに電話をして積載車で助けに来てもらった。感謝m(_ _)m


で、救援を待つ間に撮影。

とりあえずは工場に放り込んでもらったがさてどうしたものかな。
ローターが赤熱していたからシールは勿論キャリパーまでダメージが出ている可能性があるし、
秋に手放すのであればここで費用をかけるのはあまり得策ではないぞ・・・。
そもそも私の車ではないから、決定権もないのだが。
・・・と思っていたら、所有者が「だったら直さずに手放す」と宣言したので一気に話が進展確定。
一年半後に買う計画が今すぐ買うに変わってしまったが、資金はまあ何とかなる。
・・・よし車買うぞ!(* ̄0 ̄)o

・・・と言うことで、手っ取り早く考えをまとめた。今回の条件はこんな感じになる。
・中古車を購入する
・想定所有期間は2〜3年
・安いに越したことはない
・あまり壊れない車両がいい
・比較的フォーマルなセダンかワゴンタイプ
・家族も運転できることを考えると右ハンドルのAT
・大人四人が快適に移動できて、私がリヤシートに座っても不足を感じない広さがあること
・趣味性も高いに越したことはない
・最低限、乗りたいと思える車なこと(嫌いな車を無理して買う気はない)
・部品の入手とサービス体制で困らないこと

ここで問題になるのが想定所有期間である。
バイクで同じことを言っては毎回同じ轍を踏んで泥沼にはまっている気もするが、
所有期間が2〜3年なら維持費が高かったり自分の使い方に合ってない等の理由で
長期所有しようとは考えないような車両もまあ、乗れる。
候補に挙がってきたのは
マークUクオリス/カムリグラシア
メルセデスの190/C/Eクラス
シトロエンC5(初代)
ビスタ
ルノー・カングー
シトロエン・クサラetcなどで、下はマーチ12SRから上はジャガーの12気筒まで、
現在中古車が流通しているかなりの種類の車を再度検討した。
ちなみにBMWの四輪は維持費がかかるし室内空間がたいしたことないのであっさり脱落した(笑)
アウディのA4も室内が狭いし、ゴルフは相場が割高で中古車の旨味がない。
ランチァは好きなメーカーだが今手頃なモデルがないし、マセラティのビトゥルボ系は問題外、
プジョーの406はいまいち好みに合わずルノーのラグーナは後席が狭い、
サービス体制も考慮するとオペルと独フォードはやめとこう・・・。
車種決定権は私にあるが、今回はバイクと違って私の趣味だけで選べるわけではない。
車両本体価格は50万円までに押えるつもりだったから、これでヤフオクに出ている車両に絞ると、
最終的に候補に残ったのは20系のセルシオだった。
トヨタ時代に自分でも扱っていた車だから要領はわかっているし、車としての出来はまず申し分ない。
信頼性もかなり高いしサービス体制はほぼ万全だ。
しかも台数が売れた車だから在庫は山ほどあるし、レクサスLSが出て暫く経っていることもあって
中古相場は大崩れしていて割安感も極めて高い。
問題は運転しての面白みがおよそ皆無なことと図体が大きすぎて街中では持て余すことだが、
あそこまで突き詰めてあれば没個性も芸のうちだろうと、前向きに考えることにした。

・・・というわけで早速ヤフオクに出ていたセルシオ約280件に全部眼を通して状況確認。
理想を言えば3代目の方がいいに決まっているが、これはまだ最安値でも100万円台前半からで
2〜3年乗るための買い物としては予想される値落ち幅を考えても面白くない。
初代は生産から10数年は経過しているからあとあとの費用がかかるだろうし、
(理想主義的な設計思想は大いに買うのだが)
予算から考えるとやはり2代目、それも前期型ということになる。
2代目後期型の5速ATとHIDと可変バルブタイミングにはそれなりに惹かれたが、
相場が15〜30万ほど違うのでそれには眼をつぶって割安感の強い前期型がベターと判断した。
(私はあまり一般的でない、やや特殊な選び方をしているので念のため)
結局のところ最高出力が15馬力違ったところで、リッターカーならともかくセルシオの4リッターV8では
265馬力が280馬力になるだけだ。その違いがものをいうシーンはまずないと断言できるし、
5速ATにしても極論すれば高速巡航での燃費が違うだけだ(静粛性はもともと充分以上に高い)。
所有している間の予想走行距離からして価格差を燃費で取り返すのはほぼ不可能だし、
手放す時の予想売却価格を考えても前期型で問題ないだろう。エコカー減税?そんなもん知るか(笑)

ただし、ユーザー層が社会的に非の打ち所がない方とそうでない方に二分される種類の車なので
結構な低年式車でもありそれまでの使用状態は慎重に判断する必要がある。
まず車高を落としたりワイドタイヤを履かせる等の怪しげな改造をしてある車両は問答無用で却下し、
トヨタ純正以外のホイールを装着している車両も荒い使い方をされた可能性があると考えて全部候補から除外した。
更に、車体の剛性低下に雨漏りや室内の汚れの原因となるサンルーフ(トヨタではムーンルーフと呼んでいる)と
維持費がかかるエアサス(自宅のメルセデスでエアサスは長所も短所も経験済み)と
手入れが面倒でどうしても布より耐久性に劣るレザーシートの車両も除外して・・・いくと、
あっという間に候補車両が10台程度まで減ってしまった。いきなりタマ数不足に突入である。
「ええい、どいつもこいつも判で押したようにパール+エアサス+革シートの車両ばかり買いやがって!
中古だと面倒なだけだろうが!主体性のない選び方するんじゃねえよ(`0´)ノ !」・・・と思っていたのだが、
そこまで悪態をついてふと気がついた。
「・・・そう言えば、私もディーラー勤務時代に「セルシオは一番高いグレードを勧めろ」と言われていたなあ」
改めて記憶をほじくり返すと、当時の私はこんなことをセールストークで喋っていた覚えがある。
「エアサスは金属ばねより乗り心地がいいから、お勧めですよ」
「セルシオの布シートはウールモケットを使用した高級品ですが、やはり革シートにはかないません」
「ムーンルーフは○○万円のオプションですが、下取り価格ではこれだけプラスされますから
お付けした方がよろしいかと思います」
「パールホワイトは5万円のオプションですが、人気色で下取り価格は現在5万円のプラスで
実質差額なしですから、色は絶対にパールがお勧めです」
・・・全部自分でもやってたんじゃねえか( ̄□ ̄*)
この時ほど”因果応報”という言葉を身をもって実感したことはなかったと思うが、
営業マンは何をさておいてもまず新車を売ることが最優先だし、将来下取り車として買い取るまで考慮して
新車を売ることはあっても(これは、自分の固定客として囲い込むためのテクニックの一つ)
14年後に中古車を買う人のことまで考慮することはない。
ともかく、同じ車でも新車の時にベストと思われるグレード(大抵は一番高いグレード)と
10年後にいい中古車になっているグレードは必ずしも同じではないのだ。
そんなこんなで今の私には金属ばねで布シートのBタイプがベストチョイスと物件を更に3台ほどに絞り込み、
名古屋にあった目ぼしい一台を早速現車確認に行くことにした。長い一日だったな!


4月19日 ここからは超速攻

そんなわけでいろいろと溜まった用事を片付けるぺく、K100RSで浜松に向かう。


ということで、たまに出てくる賀茂の駐車場。旨い白焼きを食べたければ、俺を信じてここに行け(^^)

三ケ日で鰻を食べてから浜松近辺でいくつかの用事を片付け、更に熱田まで取って返して
ビモータの相談を終えた
私は、しかる後にセルシオの車両確認のため名古屋市内の某自動車屋に向かった。
店員に声をかけてから、久しぶりに昔取った杵柄の戦闘モードに突入する。
下取りも行うディーラーの営業マンは新車を売るプロであると同時に、中古車を仕入れるプロでもあるのだ。
ふむふむ、書類と取説は全部揃っている、助手席のロック不良、パワーウインドウのロック不良、
オークションの写真では取り外されていた純正オーディオが付いている・・・ということは
現代のオーディオを組んであったのを外して出品後に付け直したな・・・。
灰皿の動きは不良で、分解整備が必要だ。オーディオの液晶パネルに一部表示不良があるがまあ許容範囲、
ダッシュボード上にナビの装着跡があるが許容範囲、ステアリングホイールとATセレクターの劣化具合からして
メーターの走行距離はたぶん正常、内装の程度距離相応でルームクリーニングの状態は不良、
運転席側パワーウインドウの昇降状態が不良でユニット要交換。
エンジンの始動性は良好で吹け上がりも正常だが音がちょっとうるさい。音源はベルトか?
パワステのオイルポンプににじみがあるがおそらく許容範囲、
外装の傷は走行距離の割には良好で大きな事故を起こした経歴もなし但し左後方に板金修理の痕跡あり、
直す技術はまあまあで、場所から考えても走行性能には影響なし、トランク内の車載工具がケースごと欠品、
トランクに立っている無線のアンテナはどういうわけか配線が付いてない、なんだこりゃ?
サイドとリヤにかなり暗いフィルムが貼ってあることから考えても前のオーナー像はだいたい想像できるが、
ホイールは純正だし(ショップがノーマルに戻した可能性はあるが)サスペンションを交換したような痕跡もない。
タイヤは完全に寿命で即時要交換、ワイパーブレードの状態いまいち、
ドアを外した痕跡とシーリングやり直しの痕跡共になし、灯火類の作動状態OK・・・。
整備記録から判断して整備はディーラーで行っていたようだが、
バッテリーを最近交換したこと以外はこの車整備に全然金かけてないぞこれ(^_^;)
そうすると、後は使い方次第で基本的な耐久性が頼みの綱か。
ある程度の整備費用は計算しておくのが必須だな・・・。
現役の頃に比べれば衰えたと思うが、自動車販売のプロならこの位はすぐに判断できないと仕事にならない。
新入社員だった頃の同行訪問でわかりにくい修復をした客の車両を私に査定させて
「この位の修復歴は見抜けないとやっていけないぞ」と鍛えてくれた当時の先輩諸氏には改めて感謝だ。
他にも2台のセルシオを見たのだが、頭の中では最初に見たこの車両でだいたい決まった。
車両の落札価格に加えて、パワステの油圧系統をスルーできれば修理代が15万円くらいかな・・・。
あとはタイヤか。まともに買うと工賃込みでほぼ7万コースだが、
初代10系のホイールもろとも中古タイヤを一式くれると言っていたから、これで当座はしのげるか・・・。
それに、ETCも必要になるな。高速道路1000円の影響で予想通り極端な品薄になっているそうだから
早目に手を打とう、モノを確保する必要もあるしここは元・上司の業績にささやかながらも協力するか・・・等と
考えながら岐阜に帰ってきた私は、
荷物を降ろすと装備品を防寒仕様に改めてから
今度は東海北陸道を北上して2002年にNHK朝ドラ”さくら”の舞台になった飛騨市古川町に向かった。
年に一度の古川祭りを以前から一度見ておきたかったのだが、
願って10年目くらいにしてはじめてスケジュールの都合がついた(;^_^A


祭りが始まる少し前に、臨時駐車場で。


祭りの様子。だいたいの様子は知っていたけど、かなりの奇祭っぷりでしたよ。

いろいろと感慨深いものもあったのだが、充分満足して帰途に着いたのだ。
それにしても一日600キロ近くを走ってこれだけの行程をこなして余力まで残るとは、
こういう用途にはK100RSは実に適任でいいな。


4月20日 ヤフオクで昨日見たセルシオを落札した。車検が10ヶ月残って落札単価は税込み218000円。
車両の状態も分かっていたので問題はなしと判断して、先方と相談の上落札金額の半額を即日入金して
登録に必要な書類を急ぎ送ってもらうことにした。さて、これから忙しくなるぞ!

4月21日 セルシオの件を進めるべく、仕事の合間を縫っていろいろと動き回る。
まずはトヨタに行って工場に入庫して放置状態のエグザンティアはキャリパーのシールが
部品単品として出ないので(マジか!?)アッシー交換が必要になる話を聞き、
エグザンティアから保険を移動する手続きの話をして、手配を依頼。
それからETCの予約の話(現在入荷未定で予約のみ受け付け中だった)をするとともに
車両の名義変更のための登録書類を分けて貰い、大急ぎで車庫証明の申請書を書き上げてから
(こういう書類を作成する元営業としてのスキルは多少残っているし、ネットで調べればどうにでもなる)
警察署に行って車庫証明の申請を出すまでを一気に片付けた。
これで順当にいけば29日に受け取って30日に名義変更を済ませ、
トヨタに車両を持ち込んで各部点検と整備・修理を済ませてGW明けには乗れるか・・・といったところか。
しかし、坊主タイヤの代替に無料でもらえるという話だった初代セルシオ用の中古ホイール/タイヤが、
ホイールオフセットが違うのでそのままでは使えないことが判明。
仕方ない、組み替え工賃を払ってまで程度不明の中古タイヤを入手する気はないし、新品を手配しよう。
とはいえ、新品タイヤ4本の購入は少々痛いな・・・(-_-;)

4月22日 メガモトの色で書くという伏線

週末の山口行きを決定した。いろいろと思惑があるのだが、一応の理由は
「以前食べたフグの白子の寿司をまた食べたくなった」ということにしておこうo(^-^)o
本来は退屈な移動時間を少しでも楽しむべくK100RSで行くつもりだったのだが、
だったら土産も買って来いという家族の声もかまびすしいし(気持ちはわかる)
私としてもせっかく山口まで走るならある程度の量をまとめて買ってしまいたい。
当然ながら車なら積んで帰れる寿司の量はバイクとは比較にならないし、
車中泊をすれば宿代が浮くから燃費が違う分のガソリン代はまず相殺できるし、
宿に泊まるよりもチェックアウトがない分スタートが早くなる。よし、今回の足は車と決まったな・・・。


4月23日 セルシオのタイヤをどうにかしなければいけないということで、
早速ネットを巡回して情報収集をする。
調べてみるとNEXENという韓国製タイヤがかなり格安で入手可能なようで、
20系セルシオに適合の225/60R16 が1本税込み5700円で手に入る。なんて素晴らしいヾ(@^▽^@)ノ
・・・て言うか、BMWのリヤタイヤ1本より下手すると安いじゃねえかコラ!国産メーカー!
まあ絶対性能ではBSやダンロップにはたぶん勝てないだろうが
(これで勝ちでもしたら国内メーカーの存在意義に関わるぞ)
これだけ価格差があれば充分に許せる。要は普段の使用で問題が出なければいいのだ。
調べたところ許容荷重がメーカー指定値より少し小さかったのだが、
だいたいこういう規格は余裕を見越して設定しているものだし
セルシオの車重から計算したところ大人5人に荷物を満載して180キロ巡航でもしない限り
問題にはならないようだったので、無視してOKと判断して早速注文することにした。

4月24日 昨日通販でオーダーしたタイヤの代金を払い込む。
送料が4本で2000円だったので、送金手数料と合わせての合計金額は25010円。
これに持ち込みでたぶん多少割高に取られる交換工賃を合わせても、随分と安くついたなあ。
ネットを巡回していると「セルシオにNEXENみたいな安物を履かせて、恥ずかしくないんでしょうか?」
的な書き込みも結構目に付いたのだが、少なくとも私は今回見栄で車を買ったわけではないし、
バイクと違って趣味の対象として性能アップにお金をつぎ込むこともやる気はない。
(ロータスでも買っていれば違っただろうが・・・(;^_^A)
私は複数台数を所有してきっちり整備しているためバイク関係の維持費はかなり高くついているから、
性能的に問題がなければ
経費として削れる部分を削るのはある意味当然なのだ。
無駄遣いばかりしてはお金が貯まるはずがないではないか。
「お金持ちは金使いが荒いのではなく、金の使い方が上手なのだ」という言葉は
自分はまったくもって金持ちではないけれど、至言として意識するようにはしている。

4月25日 早起きして山口まで行く日だ・・・が、仕事が1時まで片付かなかったため、
2時間半だけ仮眠を取ってからカフェイン錠剤と大音響のステレオで脳を無理やり覚醒させて、
山口まで約650キロをカローラで爆走する。
できればまともに睡眠をとってから出発したかったのだが、
現地の知り合いが夕方からは都合が悪く会うなら午前中からということで、
やむなく私が睡眠を削らねばならなくなったのだ。
休日1000円になってからの高速道路を四輪で走るのはこれが初めてだったが、
それにしても高速道路の走り方を知らない車が多すぎるなあ・・・。
まあ、誰でも最初は初心者だから時が経てば多少はましになっていくものと予想するけど、
だいたいにおいて
「迷惑をかける走りをしている奴は、自分が迷惑になっていると気付いていない」ことがほとんどだから
やはり警察は通行区分帯違反の取り締まりなどをもっとPRするべきだろう。
その方がくだらない速度取締りより、よっぽど社会全体の役に立つ。
走行車線より遅い追い越し車線って、どういう冗談だ?とりあえずこれは何とかして欲しいものだ。
あとは以前から書いているけど、免許取得時でも更新時でもいいが、
法規だけではなくてマナーやルール、モラルといったものも併せてきっちり教えるべきだろうな。


昼食は名物の瓦そば。Y様その節はありがとうございましたm(_ _)m


携帯の画像で見づらいですが、有名なやまぐち号。Y様その節は以下略(^^)

さて、高速道路料金2100円で山口まで到着した私は昼過ぎまで知人ご夫妻とお会いしてから
・・・疲れて車の中で横たわった(爆) いやあ、平均睡眠3時間台が続いていたところに
二時間半の睡眠で山口まで走って観光までしたら体力尽きますって、実際。
スーパーマーケットの駐車場に停めた車で仮眠を取ったのだが、
何とか安全に運転できる程度まで体力と思考力と判断力が回復したのは夕方の6時過ぎで
既に秋芳洞など目ぼしい観光スポットはタイムアップになっている。
今回の車中泊は、目的地の下関唐戸市場にほど近い適当なPAかSAに泊まるわけだから、
高速道路に入ったら一般道には降りられない。夜間閉鎖された無人のPAで私は何をしたらいい?
そんなわけで、まずは昨年山口に行った時に利用した湯田温泉の共同浴場に行ってさっぱりした私は
ビジネスホテルすら止めて車中泊を選んだ経費削減の精神に則り松屋の牛めしで夕食。
それからネットカフェが近くになかったのでブックオフで立ち読みをして時間をつぶした!
・・・山口まで来て一体何をやっているのか我ながら疑問に思えてきたが、全ては明日のためである。
頃合をみて再び高速道路に入り、王司PAに車を停めた私は、
「久しぶりにぐっすり寝れるのが高速道路上の車の中とは、我ながら狂っているな・・・(*´з`)」
と思いながら眠りについた。
その前にセルシオ購入決定の旨を友人にメールしたら
「カローラからセルシオとはすごいレベルアップですね」と
返信があったような気もするが、確かにその通りだな・・・。予算の許す範囲でレベルアップする、
という考え方がないからそれまでまったく意識していなかったけど。

4月26日 目が覚めたので早速身支度を整えて、PAの駐車場から車を動かす。
昨日から客観的には変人としか思えないような行動を取っている私だが、
今回の目的は「できるだけ費用をかけずに、安くて旨い寿司を岐阜に持ち帰る」だから
その目的には極めて忠実に行動しているのだ。


市場の裏側。朝の関門海峡です。

市場が開くのは午前8時からという情報だったが、実際には7時過ぎに店が開いていたので
駐車場の順番待ちなどまったく関係無しに車を停め、屋台を見て目ぼしいものを買い漁る。
買ったものは場内ですぐ食べることもできるので、良かったものはある程度のまとめ買いだ。


値段と味は店によって多少の幅があります。ちなみにふく白子200円のところが空なのは、既に私が買い占めた後だからだ(爆)


どれをまとめ買いするか決めるために朝食を兼ねて一個ずつ。これで確か600円くらい。(左からノドグロ/鰻/ふく/ふくのあぶり焼き)
味は回転寿司など問題にならないぜ!ちなみにこの中ではノドグロが一番でした(^^)v

更にふく刺しやら天然ふくの白子やら、目ぼしいものを万単位で買い込んだ私は車と市場を3往復ほどして
アイスボックス等に戦利品を詰め込み、午前8時半には下関インターから帰途に着いたのである。
さあ、鮮度を保つため、あとは時間との戦いだ!
で、岡山県でトイレ休憩と給油のために数分間停車した他はヤクザのベンツSクラス以外には
一台の車にも抜かれることなくノンストップで走り続けた私は、12時半には奈良県の叔父の家に居た。
で、ふくの寿司やら刺身やら白子やら、戦利品の3分の1くらいを景気よく放出してから
「GWにこちらを拠点にツーリングしたいので、週末から泊めてほしい」と頼み込んだ。
今が26日だからかなり急な話ではあったが、絶対に断られないだろうという確信はあったな( ̄ー ̄)
要するにこれを書きたかったからセルシオともまったく関係ない話を延々と続けていたわけだが、
かくしてGWツーリングの宿の確保はできた。
余談だが、夕方に自宅まで無事持ち帰った寿司は自宅でも大好評だったことは言うまでもないd( ̄  ̄)


4月27日 セルシオのタイヤが発送されたとの連絡が届いた。よし、これで懸案が一つ解決。

4月28日 タイヤが到着。とりあえず玄関に放り込んだが、狭くてかなわん(;^_^A

4月29日 休日出勤を片付けてから、名古屋までセルシオを取りに行く。
支払いを済ませて車両を受け取るときにちょっとETCの話をしたら、
「ETCでしたら、いま一個在庫がありますよ?」と誘われた。
既に元上司に頼んでいたので断ったのだが、今にして思えばこれは失敗だったな・・・。
しかし、考えてみたらこれほど納車までの期待感が少ないのも久しぶりだ。
その辺は趣味の対象と、ある程度割り切って購入している車両との違いかなあ・・・。
車両の状態は確認済みだったので特にどうこうはなかったが、
高速走行からの減速時にハンドルが左右にぶれるのが少々気になった。
これは将来的に対策が必要だな・・・。
なお、運転させたor同乗させた家族の評判は「少々大きすぎる」ことを除けば一様に好評で、
自分でも「およそつまらないけど、それ以上に良くできている車」というのが率直な感想だった。
以前運転した新車や4万キロほど走行した車両に比べるとやや車体(トヨタで言うところのボデー)が
緩くなっているように感じたが、走行距離が9万キロ弱ということを考えたらまあ正常な劣化の範疇だろう。
今のところまあいい買い物をしたかなと思うけど、今後バイクとの乗り分けは大変そうだなあ・・・。
あと、前のオーナーは車に対しての知識はそれほどでもなかったようだし
きっちりとお金をかけた整備もどうやらしていた様子がないから、
中古車なりに本来の性能を引き出すためにはある程度の費用も必要になるだろう。
これが安く済むといいのだけど。
また、タイヤは帰宅してすぐに行きつけのガソリンスタンドに持ち込んで、さっさと交換してしまった。
こんな完全に終わっているタイヤでは、危なっかしくして走れたものじゃないからな。
ちなみにバランス取りを含めた工賃は処分料金まで含めて9600円だった。
トータルでも約3万5千円。素晴らしい金額だ・・・o(^-^)o


ということで、もともと履いていたダンロップ。完全に終わってます(-_-;)


こっちはNEXEN。

4月30日 名変終了と、まずは一通りの点検整備

会社は午後からの出勤にしておいたので、工面した時間を使ってまずは陸運局に行く。
名義変更をして新しいナンバーを取り付け、これで名実ともに車両が私のものになったわけだ。


ということで。後ろ姿は実にこれ見よがしで、なかなかクラクションを鳴らされなくていいぞ(笑)


エグザンティアから移した任意保険もこれで有効になったので、
(この時に「このエコカーの時代になんであんな金のかかる車を!?」はまあいいとして、
「お前がセルシオ!?似合わねえ〜」と言った元同期の営業マン、コロス(`0´)ノ !)
予定通りトヨタの工場に預けて点検整備を依頼することにした。
エンジンオイル/フィルター交換と12カ月点検相当の点検に加えて
、不具合だった運転席側ウインドウレギュレーターの交換と助手席側の集中ドアロックの交換、
あと灰皿の修理も依頼して、気分的な問題で革巻きのATセレクターノブも新品にすることに。
4500円の本革巻純正セレクターノブは完全に自己満足だが、
こういう部分の触感は運転していて結構気になるもので、気分よく走るには新品への交換に越したことはない。
本革巻ステアリングホイールはそのまま使うことにしたが、なにしろこっちは高いからな(^_^;)
しかし、これだけやって6万円でだいたい収まって「安い」と思えたのは
やはりBMWバイクで金銭感覚が麻痺している証拠だなあ・・・。
実際には不具合もいろいろと見つかるだろうから、この金額では収まらないと思うけど。

5月1日 欠品していたセルシオの車載工具を、ヤフオクで落札する。ちなみに落札価格は3000円。
今の車載工具は知識がないのでよくわからないが、この当時のセルシオの車載工具は
一昔前のBMWもかくやというくらいの良質のものが専用のプラスチックケースに入っていて、
ケース自体もトランクルーム内にビルトインされるというかなり凝ったものになっている。
現実的に考えた場合懐中電灯があってもメガネレンチの用意はないし、
本当に役立つ場面は非常時のタイヤ交換くらいしかないだろうから
実質的には無駄なコスト、と言い切ってしまうこともできると思うが、
BMWバイクの車載工具が途轍もなくしょぼくなったことを嘆くユーザーが多いように(私もその一人だ)
そういった無駄とも思える部分にもきっちりお金をかけておくことは
高級感の演出として極めて重要ではないかと思う。
具体的には客を品質でがっかりさせず、客が予想していた以上の高品質を見せ付けてやることだ。
それにしても、誰がやったかは知らないが付属品であり車両の一部である工具を外してあるのは腹が立つ。
解体車から取り外して売るならともかく、まともに動く車両から外すとは浅ましいことを・・・と思う。


5月2日 今日からGWツーリング!・・・の予定だったのだが、仕事が終わらずに出発できない。
やむなく日程を一日短縮する憂き目に遭ったが、
叔父宅に泊まりにしておいたからこういう時には融通が利いてよかった。
しかし、GWのツーリングがたった2泊3日とは・・・泣ける(T^T)
しかも悪いことは続くもので、明日の出発をスムーズに行うために
秘密の隠し場所からメガモトを引っ張り出したらバッテリーがあがっていてかからない(−−〆)
いくら使用頻度が落ちているとはいえ前に乗ったのはi−jayoオフミの時だから
あれから一ヶ月も経っていないし、メガモトにはあまりエレキを食うような装備品は装着していないし、
だいたい新車で購入してからまだ1年半しか経ってない。
どうやらこれが悪名高いジェルバッテリーにしてから頻発しているというバッテリーの突然死か?
ともかくこれでは話にならないし隠し場所に充電の設備はないし、
メガモトのシート高に1200ccのツインという成り立ちを考えると押しがけを一人で倒さずにやる自信はない。
(R100RSでは一人で押しがけをしたことはあるが)
仕方ないので、1キロ以上離れた自宅までメガモトを押して帰り一晩かけて充電をすることにした。
軽量なメガモトだったからまだ一人で何とかなったが、
K100RSだったら死んでいたぞ・・・。

なおセルシオの見積もりも上がってきたので工場に行って説明を聞いて整備箇所を決めたのだが、
予防整備的にプラグコードとどうやら無交換だったらしいプラグは交換して鳴きが出ていたファンベルトや
オイル漏れがあったカムカバー等はきっちり対策しておくことに決定。
圧力が下がってボンネットが自然に降下してくるようになっていたガスストラットは
部品代だけで17000円に達することが判明したので交換は見送ることにした。
「自分で整備するなら交換するがやらないので、メカニックの方にはその都度頑張ってもらおうo(^-^)o」
と言ったら工場長に苦笑された(笑)

あとは気になっていたパワステからのオイル漏れ。交換がベストに決まっているが
見積もりはリビルト部品と工賃で合計約18万円になるし、工場側も
「パワステのオイルを補充しておけば当面は大丈夫でしょう」という判断で私と意見が一致したので
これはオイルを補充だけしてそのまま乗ることにした。

5月3日 荷物を全部メガモトにくくりつけてからメガモトのセルを回す。
これでアウトならGWのお供は今から
K100RSに変更である。かかった! 
一応充電できたとはいえこのバッテリーが本当に大丈夫か少々不安ではあるが、ともかくスタートだ。
(K100RSで行こうという考えは最初からなかった)
それから北陸道をひた走り、敦賀に向かう。
今回はスケジュールにしろ行き先にしろ昨年のようにきっちりとは決めていなくて
かなり行き当たりばったりのアバウトなツーリングだった(うえに、仕事で一日短縮する羽目になった)から
途中でルートを変更したりの気ままなツーリングになった。


敦賀の日本海さかな街。焼津のさかなセンターを二回り小ぶりにしたようなところですが、
売っている魚はなかなか地域色が強くて楽しめました。



美浜原発の手前にある原子力PRセンター。以前の事故を踏まえて前に進もうとする展示姿勢がポイント高し。
ちなみにこのHPの背景画像で奥に写っているのが美浜原発です(見学不可)



左奥に見えるのが日本三大松原の一つ・気比の松原。1万7千本の松原はかなりの見応えでした。

日本海さかな街の駐車場でセルの回りが弱弱しかった時には背筋に冷たいものが流れるのを感じたが、
それ以降は特にどうということもなくまずまず順調に距離を重ねた。


言わずと知れた三方五湖。文句なしの景勝地でしたが、観光客が多くて走りを楽しむ道ではなかったですかね。


小浜市の中。大統領を応援する例のあれはまだ残っていました。


京都北部にあるかやぶきの里・北村。白川郷とはまた違った趣がありました。


周山街道の途中の道の駅。

周山街道については以前2ちゃんねるの周山街道のスレッドで私の名前を騙った偽者が出没して
色々と書き込んでいたことがあったので、当時「私も有名になったものよのォ!」と様子を見ていた私は
(私は見ていたが一切書き込みをしていない)以来どんな所かと興味を持っていたのだけど、
距離も充分長いし舗装状態も悪くないし、なかなかのワインディングだった。
できれば荷物を降ろした空荷のメガモトで、本気で走ってみたかったな。
ただ、伊豆箱根にはやはり及ばないというのが正直な感想かな。やはりあそこは素晴らしい。
ちなみにアウトライダー誌で紹介されていた途中の有名店にも2軒ほど立ち寄ってみたのだが、
残念ながらどちらも噂ほどのものではないな・・・という味だった(-_-;)

5月4日 まる一日日程短縮の煽りを食った上に叔父宅で親族会議に出なければならず、
しかも午後から雨が降る天気予報のため大阪〜和歌山方面へのツーリングを断念せざるを得なくなり、
やむなく距離を半分くらいにした京都近郊のショートツーリングでお茶を濁すことにする。
途中の山道で直線で推定速度90キロと妙に気合入れて追いかけてきたエルグランドを
「メガモトだぞ・・・相手を見てあおってこいよ・・・(-_-;)」とあっという間にミラーから消すなどして
到着したのが・・・信楽の里(;´д`)ノ 信楽焼のたぬきで有名なところだが・・・。


GW中だけに、駅前では即売会を開催中でした(早朝だったので人が少ない)


人間よりタヌキの方が数が多いと自信を持って断言できます。

わざわざメガモトで来ているというのに、このユルさは一体何なのだ・・・(^_^;)
別にGW中にわざわざハードコアな走りをしたいわけではないが、
どう考えてもメガモトで来たのは間違いだったように思えて仕方がない。
日本の食器の約6割を生産する岐阜県民の強みでこの手の即売会には何度か行っているので、
その辺の経験を踏まえて幾つか目ぼしいもの(含・たぬき)を買い込んでメガモトに積んだ私は、
それから京都観光も少しこなして昼過ぎには叔父宅に帰ってきた。
しかしも天気予報が外れて雨は降らずじまい。我ながらなんだかな〜このツーリング(;^_^A

5月5日 ツーリング最終日。天気予報がまた変わり、前日までの予報と違って雨になるとのことだったので、
またまた予定を急遽ショートカットすることにして出発する。
まったく、これほどうまくいかなかったツーリングも珍しいな。
計画性が足りなかったといえばそれまでだが、日程の確保なども含めた根幹の部分から
今の私には根本的に無理があったように思えて仕方がない(- -;)
途中でかつて秘密集会が開催されたこともある曽爾高原にも立ち寄ったのだが、
既に本降りになっていて楽しめるどころではなかった・・・というより、
雨宿りついでに冷えた体を温泉で温めに行ったような感じだったな。やれやれ(*´з`)


ほぼ4年ぶりに訪れた曽爾高原。K1200Rを初めて見たのはここでした。

なお、この後豪雨の名阪国道では雨具の胸ポケットがいつの間にか開いてしまい、
そうとは知らずにポケットに入っていたiPodが雨水で水没して息絶えてしまった!
後日いろいろ頑張ったが結局復活せず、修理せずに捨ててしまったのだが
最後まで何かに祟られたようなツーリングだったな。まだ良かったのは初日だけだったんじゃないか?

帰宅してパソコンをチェックしてみたら、出発前に入札しておいたセルシオのシフトゲートと灰皿が
無事落札されていたのは精神的に唯一の救いだったかもしれない(^_^;)

5月7日 セルシオの整備が完成したとの連絡がある。
四輪ディーラーは二輪のショップとは規模が違うからマンパワーなどは直接比較できないが、
2日の夕方に発注部品を決めてからGWをカレンダー通りに休んで7日に仕事が終わるとは、
それにしても早いねえ・・・。ちなみに請求金額は約14万円だった。
また、落札した灰皿およびシフト周りのパネル(3000円)も入金したところ、
その日のうちに発送の連絡があった。

5月8日 セルシオを引き取る。さすがに別物のように良くなったなあ・・・。
細かいことを言えばあの雲を掴むようなハンドリングは何とかならんのかとか、
サスがへたっているからどうにかしたいとか色々あるのだけど。
帰宅してからは、届いた灰皿を分解、清掃してきちんと動くように組み立て直した。
営業マン時代からあの何ともいえないスムーズさで開く灰皿は実に見事な設計だと感心していて、
客には「この灰皿の開き方までこだわった細かい気配りがセルシオです」と喋っていた覚えがあるが、
実際にどういう構造かは知らずに喋っていたので一度見てみたかったのだ(;^_^A
写真を撮る余力がなかったのが悔やまれるが、さすがに手の込んだ構造で2本のばねでテンションをかけ、
樹脂性のギヤのところには軟質樹脂のフリクションダンパーが仕込まれていた。やるなあ・・・。
もちろん、蓋やパネルの木目はクラウンのようなプラスチックにフィルムを貼った”木目調”ではなく、
薄くスライスして着色した木材を鉄板と接着した上で樹脂でコーティングして研磨した本物である。
個人的には木目パネルへのやたらと赤黒い着色はあまり好きではないのだが、
たぶんアンティーク家具をイメージしていると思われる
それでもこの辺りはさすがに高級車だけあってコストがかかっているわいと素直に感心した。

5月9日 セルシオの内装をクリーニングする。勿論、自分でだ。
私は不精な性分なのでバイクにしても滅多に洗車はしないが、
やる時はある程度徹底的にやるということで半日を費やしての作業がスタート。
まずはフロアマットを全部外してホースで水を流しながら業務用の床用洗剤とブラシで洗い、
こびりついて固まっていたタールピッチは鋏で切り落としてから洗剤をすすいで落として洗濯機で脱水。
これで1時間。
室内はまず全体に掃除機をかけてから、各所に付いていたコーヒーのような染みを
以前から使用している業務用の床用洗剤(超強力)を原液で使用して雑巾でこすって叩いて落とし、
全体はマイペットを使ってシートからダッシュボード、天井まで拭き上げた。
カー用品店で売っている専用洗剤はどうしたって?
冗談じゃない、マイペットが日本の家庭に浸透してほぼ半世紀。
入手が簡単で高性能で安価で除菌効果もある、あれこそ日本の名品である。
少なくとも、個人的な評価はクイックブライトよりも遥かに上だ。
内装の掃除が終わった後は、車体にシュアラスターのワックスをかけておいた。
現代の焼付けクリア塗装の品質なら透明度がワックスより高いから塗るとかえって透明度が落ちるし
耐久性も充分にあるから別に油分を補ってやる必要もなくて、
要するにワックスがけは事実上要らないのだが、表面の多少の保護とあとは気分だ(^^)
その後で、車両と灰皿/パネルをトヨタの工場に持ち込んで灰皿とバネルを交換してもらった。
多少の経験があれば素人でも充分にできる作業なのだが、
セルシオのパネルは先に書いた通り本木目を使用しているから割れる危険は避けたい。
私は自分でできないことと、自信がないことは無理せずプロに任せる主義なのだ。
流石に手馴れた様子でパネルの交換が終わり、セルシオは内外装とも見違えるように綺麗になった。

5月10日 ナビの導入を検討する。後期型なら純正のDVDナビがあったのだが、
私の前期型だと純正ナビは時代を感じさせるCDナビだったので(当時システムで75万円もした!)
「あっても邪魔なだけだ」と判断してナビの有無には一切こだわらなかったのだ。
バイクでは未だに納得の行くものがないという理由で装着していないが、四輪なら話は別。
しかし私の車両にはトヨタ・スーパーライブサウンドシステムといういかにもな名前の
カセット/CDオーディオシステムがデンと居座っていて
(当時のトヨタの最上位品だけあって音は非常によい)インダッシュ型を取り付ける空きはないし
これをわざわざ取り外してナビを付けるというのも馬鹿馬鹿しい。
となれば前のオーナーもやっていた通り、ダッシュボードの上にモニターを立てるしかないのだが
しかし私の使い方から考えてもレーダー探知機はどうしても取り付けておきたい。
私はあまり配線を引き回すのが好きではないし二輪でも四輪でも運転中に余計なものは
視界に極力入れたくないという考え方だから(どのくらい嫌うかというと、R1100RSの後期型と
R1150RSのインナーカウルが同色塗装されたのを反射が増えて鬱陶しく感じるほどだ)
現実的にはレーダー探知機兼用タイプのポータブルナビということになるか・・・って、イエラしかないぞ(^_^;)
あのタイプは画面が小さすぎるしナビとしての機能は現在のHDナビに到底かなわないが、
もともとスペースが限られている車なので1台で両方まかなえる
(しかも、バイクへの転用も不可能ではない)のは合理的という考もできる。
これでフルセグ対応でメモリーが4Gだったら文句なしなんだけどな。

5月16日 予想外の盲点・・・。

K100RSで日帰りツーリングに出かける。またしても雨に降られたのだが( ̄□ ̄*)、
そこで無視できなかった点が二つ。
どういうわけかi−jayoオフミ直前に履き替えたK300GPが滑りまくり
(ハイグリップ系とはいえ、決して雨に弱いタイヤではないはずなのだが)
それだけでもおっかなかったのに加えて低い速度域では軽量マグネシウムホイールの
外乱に弱いネガがもろに出てしまい、滑るわ振られるわで怖いのなんの。
4月のi−jayoオフミの時にはリーンウィズのままフロントタイヤを端まで使っていたのだが、
今日のコーナリングスピードは区間によってはなんと4輪の流れよりも遅かった(- -;)
やはりドライ路面のコーナリングを優先して意図的に車体のバランスを崩した弊害が
こういうところで出てきているな・・・。これだけ極端に出るとは思っていなかったけど。
あと、フロントブレーキの効きも悪かった。雨だから当然ある程度の性能ダウンは仕方ないにしても、
パッドに油がついたような空走感があってなかなか止まってくれない。
確認したところフォークのオイルシールもディスク面にも特に異常はなかったし
キャリパーはブレンボ汎用キャリパー+ブレンボ純正パッドの組み合わせだから
本来の性能は純正のブレーキシステムを大きく上回っているはずだ。
とにかく、これは手を入れるしかないなあ・・・。まずはブレーキパッドからだ。
純正パッドを捨てるのはちょっと勿体無いが、効きが良くて古い鋳鉄ローターにも使えるパッドとなると、
やはりメタリカは間違いのない選択だろう。
あとはフロント回り。原因が
R100RSをそのまま流用した純正より1サイズ細いタイヤと
軽すぎるPVM製ホイールにあるのはまず確実だから、
BMWが選び抜いた純正品に戻せば万事解決オールOK!・・・は、やらない。
せっかくのホイールなのだから、それを生かす方向を模索するのが私のやり方だ。
まずタイヤはあと1サイズ太いものまでは装着できるはずだからこれに交換して、
フロントフォークは以前K75Sに装着していたオクムラでフルOH済みの純正スポーツストラット
(フォーク)がまだ自宅の倉庫で眠っている。
(K75Sは、オクムラでOHしたものをヤフオクで落札した純正スポーツストラットに付け替えて売却した)

これに交換すれば基本性能を多少上げられるから、
あとはハイパープロのリヤサスを調整すれば今回のケースにもある程度対応できるだろう。
問題はそれをいつ実行するかだな。


5月19日 セルシオのETCを予約してもうすぐ一ヵ月経つのに、まったく進展が見えない・・・。
注文殺到で遅れているのは理解しているし元上司との付き合いもあるから
できればキャンセルは避けたいのだが、
ヤフオクならセットアップ済みの本体がまずまずの価格で出品されていて即納可能だ。
あまり遅くなるようだと予約をキャンセルしてヤフオクで落としてしまった方がいいか・・・?

5月20日 ・・・ということで、元上司に電話をしてETCの状況を聞く。
やはり納期未定だったのでヤフオクのことを説明して
「・・・というわけで、申し訳ないけどキャンセルしてもいいですかい?」と聞いた所
「今は多数のお客さんを待たせてるから、キャンセルが入っても待ってもらってる
他のお客さんに回すだけなので全然大丈夫」との話。売れている商売って実に素晴らしい。
そんなわけでETCはキャンセルし、その日のうちにヤフオクで落札してしまった。落札価格16500円。
昨年までの相場から考えると決して割安感はないが、
ETCが超品薄のの現状が現状だけにまあ仕方ないでしょ。儲けられる時には儲けておかないと、
毎日バーゲンセールでは小売業は商売やっていけないからな。

5月21日 ヤフオクにETCを出品していた業者に車検証をFAXしたら、その日のうちに発送の連絡があった。
あとはETCを持込で取り付けてもらうだけだが、トヨタ勤務時代に電装品の取り付けを頼んでいた
専門業者という非常に強力なあてがある。この点については心配なしと(^^)
あと、納車以来はじめてセルシオで高速道路を走らせてみた。
サスのセッティングが速度の低い日本向けなのでハンドリングに安定感がなくてわりと神経を遣うとか
いろいろと気に食わない部分はあるものの、
9万キロ走ってダンパーがへたってきている車両として考えたらまずまずかな。
しかしトヨタって、昔っからブッシュの容量大きくしてスプリングレートを上げる設定が好きだなあ・・・。
トヨタがよかれと思ってその方向でセッティングを詰めたことはわかるのだけど、
ハンドリングにもっと正確さを望みたい私は個人的にはどうもこれが気に入らない。
20系セルシオ用のビルシュタインダンパーは一台分で68000円だったな・・・。

5月22日 ETCが届いた。おお、早い! 
しかし、一ヶ月待って未だに入荷日すら不明だったものがオーダーした翌日に届いてしまうとは
(文章の製作上20日にまとめたけど、ETCを落札したのは正確には21日午前3時)
世の無常を感じるというか、何というか。 
ともあれ明日は土曜日なので、早速ETCを取り付けるべく先の電気屋に作業の予約を入れておいた。

5月23日 ETCの件、決着

ETCの取り付けが完了。さすがに手馴れたもので、外見上申し分のないように取り付けてくれた。
ただ、今回の件で私は自分の車にETCを取り付けるために2万円以上の金額を投資したわけだが、
少し前にはETC取り付け助成キャンペーンを私の名前で申し込んで、本体タダ・取り付け工賃タダで
自宅用のカローラスパシオにETCを取り付けている。
時期が悪かったとか、あの時点では自分の車を前倒して購入するとはまったく予想していなかったとか
理由はいろいろあるが、どちらにしてもあまり面白くないのは事実だな。

というか、高速道路は基本無料にするべきだと思っているがそれはまあ脇に置くとして
(国は最初からその約束で建設している。維持費のための税金等の値上げは止むを得まい)
料金を徴収するのであれば
その料金支払いのシステムは当然、道路の供用者側が利用者に無料で提供するべきなのではないか?
わざわざETC普及のために別の団体を設立して(ORSEはほぼ完全な天下りの利権団体だ)
「システムを購入すれば大幅な料金割引が受けられますよ〜」と甘い言葉で利用者に購入を促したり、
税金を使ってETC導入の助成キャンペーンをするなどというのは典型的な官営団体のやり方で、
民間企業だったら絶対に通用するまい。
ましてや高速道路の複雑怪奇な割引制度にしてもそうだが、
あの割引はNEXCOが自分の利益を削るのではなくて
政府が割り引いた通行料金を肩代わりすることで成立している。
NEXCOはまがりなりにも民営企業なのだが、
政府に投入してもらう税金をそのまま会社の収入に組み入れて
新規事業を起こす民間企業って、そんなアホな話があるかい( ̄□ ̄*)

例えていうなら”私の会社が全商品8割引のセールを行い、値引きした8割分の売上を
政府から税金で補填してもらっている”のと同じことになるから、
一般常識からすれば「ふざけんなコラ!」てなものだ。
フェリー会社や航空会社等を除けば誰も損をしないから文句はほとんど出ていないし
高速道路料金が高すぎるのも事実だし無駄な公共事業などに血税を費やすくらいなら
こういうことに使用したほうが余程国民の役に立つのも事実だから
私としても高速道路1000円には総論ではまあ賛成だが、
ETCそのものには問題が山ほどあるなあ・・・。
だからETCは以前から嫌いなのだけど、
Windowsのパソコンと同じで「それでもなお使わねばならない」という
環境に既になっていることがたまらなく嫌だな、本音としては。

5月24日 巷のエコカーについて斜めから考えた

セルシオでBMWバイクのディーラーに出かける。しかし・・・休業中だった(- -;) 
高速道路ツーリングとか、臨時休業の告知も何もなかったぞ。)
何と言うか、ガソリン使ってセルシオのETCの動作確認と
クルーズコントロールの習熟訓練に行ったって感じだな。
それならそれでやることがある、とさっさと引き返したのだが、
4リッターV8エンジンでユルユルと巡航しながらそこそこのペースで減っていく燃料計を見ていると
「1.5トンを超える車重、5メートル近くの車体、4000ccV8DOHC265馬力のエンジン、
これらがたった一人の人間を移動させるために本当に必要だろうか?」という懐疑的な気分になってきた。
その辺のことは十分承知して購入しているのだけど、
やはり絶対的には大きすぎるしこれだけ世間が環境コンシャスになり
個人が移動の自由のためにガソリンを自由に使える時代の終焉が確実に近づいている現在、
こういった車が社会にとって本当に必要だろうか?とは運転していて思った。
ある意味、「エコカー」という言葉を実によく体感させるドライブでもあったな。

もっとも、世間一般でいう「エコカー」の関心の対象はほぼ
「燃費がどれだけいいか」にのみ向けられている。
だが、それはあくまで問題の一つでしかなく、環境負荷という観点で考えるなら車は

・製造する際に巨大なエネルギーと資源を消費する
・使用する際にエネルギーと資源を長期間に亘って消費する
・解体・リサイクルする際にエネルギーを大量に消費し、
一部は資源として再利用できるが利用できない資源も発生する

ということで、最初から最後まで環境に対して付加はかけっ放しなのだ。
低燃費車が環境負荷を減らせるのは現状では使用中のエネルギーと
CO2排出量低減による温暖化防止への貢献くらいで、
ハイブリッドカー製造時の環境インパクトは実はガソリンエンジン車よりもずっと高い。
また、車が売れるということはそれだけで生産に資源とエネルギーを消費し、
寿命を終えた車が一台解体されるとすると再処理のためのエネルギー資源の消費も必要になる。
要するに、(営利企業としてのメーカーの活動もあるし誰も言わないが・・・)
エコカーを買ってもほとんど乗らずに放って置くくらいなら、
買い換えずに一台の車を長期間乗り続けた方が間違いなく地球環境には優しい。
(新型車はだいたい性能も安全性も向上しているから乗り換えるメリットは相応にある)
本気で環境インパクトを減らしたいなら軽自動車以外の販売を禁止するとかするのが効果的だが
まだ世間の潮流はそこまで過激な論調にはなっていないし、
環境性能改善はできることから穏やかにやっていく、その中で自動車の面白さはできるだけ残し、
大型車やスポーツカーもできるだけ生き残れるよう技術の可能性を追求していこうとする
メーカーの姿勢(主に欧州メーカーに顕著だが)は方向性として理解はできる。
ただ、猫も杓子もハイブリッドカー一辺倒でプリウスを買っておけばエコカー生活は万事OKと
するかのようなマスメディアと世間の風潮にはどうにも強い違和感を覚えるのだ・・・。

なお、走行中に右後方からのギシギシいう異音がかなり気になったので
帰宅してからトヨタの工場にまたまた持ち込んだところ、
どうやら右後輪のサスペンションユニットの車体側マウントのブッシュがダメになっていると判明。
12年で9万キロ弱走ってますから、まあ仕方無いなあ・・・。
どうせならへたっているリヤダンパーも一緒に換えてしまえということで
それなら左右同時交換だから部品代2万5千、工賃2万5千円の約5万円の出費を決定。
この頃はまだダンパーがツインチューブだったからか、ダンパーは思ったより安かったな。
(部品の製造原価と比べてはいけないが)
あと4万円ほどエクストラを払えばビルシュタインのダンパー4本セットを買って
後ろだけでも組んでしまうことも可能だったので、
工場のフロントで携帯からインターネットにアクセスして調べるまでやったのだが、
それをやると後戻りできなくなりそうだったので熟慮の結果やめにした。
その辺、やはり2輪とは接するスタンスが違うのだが、
この車は基本的にノーマルの旦那仕様国内向けセッティングでいこうということでもある。
あともう一つは、許容範囲だが記憶にあった新車の状態と比べると車体剛性の低下は感じられたので、
ビルシュタインを組むとその劣化が進む可能性も一応考慮した。
しかしある程度は予想していたが、私が使うとそれまで隠れていた不具合はやはり一気に噴出するな。
実際、車体にかける負荷も違えば乗り方も多分違うし、走行速度に至ってはたぶんまるで違うし(^^;)


あと忘れずに書いておくが、クルーズコントロールは私には正直言って無用の長物だった。
確かに「こんなに楽でいいのか?これに慣れたら俺はダメになってしまうぞ」と思うくらいに楽だが、
(現代のレーダークルーズコントロールがこれより格段の進化を遂げていることは承知の上で書く)
基本的に120〜140位で走る私に時速100キロまでしか設定できないクルーズコントロールは
正直なところ使い物にならないのだっ(笑)
ついでに書いておくと、実はこのセルシオ車格の割には意外と燃費がよくて
街中でリッター7キロ台、高速道路では8キロ台、流れに乗って走れば9キロいく。
当然ハイオク指定だが、四人乗って高速巡航すれば快適性まで考えると結構経済的かもしれない。
ある意味、燃やしたガソリンの一部は快適性に還元されているわけだし。

5月29日 セルシオが出来上がったとの連絡が入る。
しかし仕事で多忙だったので親に修理代を渡して取りに行ってもらった。
帰宅してから走らせてみたところ、確かにリヤが落ち着きを増して
これまでよりカーブでスロットルが多少開けやすくなっている。
(どういう走りをしたかは聞かないでほしい)しかしフロントはそのままなので、
相対的にフロントのダンピング不足が目に付いてややちぐはぐな感じを受けるようになってしまった(- -;)
痛し痒しといったところだが、ビルシュタインを諦めたこともあり
サスの交換は故障しない限りやらないからこれはこのまま乗るしかないな。

5月31日 雨の天気予報が外れてくれたので、急遽予定を変更して高鷲のダイナランドラリーに行く。
GW以来久しぶりにメガモトを隠れ家から引っ張り出したが、
明らかにセルの回りが弱くなっているのには嫌な感じを覚えた。
とりあえず始動に問題はなかったものの、確実にバッテリーが劣化している。
次にバッテリーがあがってしまったら、もう交換しかないなあ・・・。
自宅で充電器を繋ぎっ放しにしておけば事態はもう少しましだったと思うが、
盗難防止のためにはやむを得ないしそもそも年間1万キロ走ったおろして1年半程度の
バイクのバッテリーが1ヶ月ほっといただけであがってしまうことの方がおかしいのだ。
私は中国製だからといって特に偏見で見ることはないが
(つまり、例のバッテリーは「中国製だからダメ」だとは思っていない)
このバッテリーに関してはBMWが調達コストを下げすぎたのだろうなあ・・・。
それはともかく、久しぶりにメガモトを走らせたら走りの感覚があまりにも鈍くなっていたのには驚いた。
最近はあまり腰をずらさずにリーンウィズで深くバンクして曲がることが多いのだけど、
変な癖でもついてしまったか?
帰り道にやまびこロードで練習がてら走ったら多少は勘が戻ってきたようだったが、
どちらにしても運転が下手になっているというのは問題だ。早めに対策をしないと。
なおラリーについては今回チャリティー抽選のクジ運がことごとく悪くて
かなり鬱屈たる思いをしていたことと、抽選会の商品として出ていた
「ホテル美輝の里(i−jayoオフミの会場でもある)」の宿泊券を抽選に参加していた
今回の会場である高鷲ダイナランドの支配人が引き当ててしまい(@_@)
「どうするんだあれ???」と思っていたことだけ書いておこう。

6月7日 ヤフオクでナビを落札する。機種は順当にイエラのYPB435siになった。
レーダー探知用のスタンドも同時落札たので、これで安全対策はまず一安心。
ただし、VICSに非対応というのはちょっといただけないなあ。
岐阜の田舎では混雑といってもたかが知れているから
無くても本格的に困るわけではないけれど、あるならそれに越したことはなかった。
ちなみに本体+スタンドのセットで49800円。
ほぼ最新型のレーダー探知機を兼ねると考えれば充分でしょう。

6月9日 イエラのナビの代金を送金する。これでセルシオにお金をかける部分は一通り終わったけれど、
これで終わってくれることを切に願うなあ。

6月14日 バイクを思うように走らせられなくなった時、自分の技量を鍛え直すのはまったく正解だが
バイクの性能を上げてカバーしようという考え方も一般的ではないが間違いではない。
ビモータのように所有期間を最初から区切っているバイクはともかくとして、
メガモトは最低あと10年は乗ると決めているから結構な額の投資に対してもわりと踏ん切りはつく。
TT−Xの改良型が出るのを待っていたが未だその様子はないし、
純正のオーリンズのリヤサスの性能に限界を感じているのも事実だから、やはりやってしまうか!
・・・と考えて3月に実行するつもりで計画していたら仕事が忙しくてそれどころではなくなり、
春になったらセルシオの話が割り込んできてやはりそれどころではなくなっていた
メガモトのサスのOHを近いうちに実行することにした。
フォークをOHして、リヤサスは以前入手しておいたペンスキーを組み付ければいいだろう。
これから梅雨に入って乗れない日が続くし、8月の白馬は積載量の関係でメガモトでは行かないから
8月22日のもてぎのHP2秘密集会に間に合えば大丈夫だな。


なお、イエラの作動実験を兼ねて高速道路を走ってみただが感触はまずまず上々だった。
少なくとも心理的な安心感は大きく向上したな。

6月20日 所要でセルシオに家族を乗せて東京に行く。


余計なものまで写っていてすいませんm(_ _)m 途中で立ち寄った丸天の新メニュー・海鮮丼。満足o(^-^)o

印象はやや横風に弱いことを除けば有り体に言って「ひたすら楽ちん」に尽きるのだが、
それにしてももうちょっと運転する楽しみを出せないものかな。
運転を単なる作業にして”高度な機械を操っている”という感覚を消し去ることに腐心してきた
トヨタの車作りはそれはそれで理解できなくもないが、その結果として所謂車好きがトヨタに乗らず、
ホンダやスバルやマツダや輸入車に流れるという構図を作ったのみならず
大多数の日本人に「車は運転していても面白くないもの」という意識を植え付けてしまったのも事実だろう。
今の若者が車に興味を示さなくなった云々というニュースはよく目にするが、
メーカーは興味の対象が他にも色々あるとか責任転嫁するより前に、面白い車作れよ!と言いたい。
これはトヨタの車を売っている時にも強く感じていたのだが、
車を白物家電化するつもりがないのであれば、車作りの進むべき方法はやはりそちらだと思うぞ。
あと、後席に座っていた母親からは「シートの形状が今ひとつでエグザンティアより疲労が大きい」との声があった。
確かに、いくらセルシオが当時かなり頑張ったとはいっても
長距離クルージングでハイドロシトロエンと比べるのは厳しいかもしれないな。
完調なハイドロシトロエンほど人を唸らせる車は確かにそう多くない。
以前試乗したC4にはまったく感心しなかったけど。


せっかくなので、当時完成直前だったお台場のガンダムも見てきました。夜中に行ったのがかえってよかったかも(^^)


建設現場なので常時照明がついていたんですが、「地球光」という単語が脳裏に浮かびましたよ(;^_^A

6月21日 イエラ・・・(−−〆)

予定を終えて岐阜に戻る。ここまでは良かったのだが、イエラのナビが遂に馬脚を現したというか
化けの皮が剥がれたというか・・・(- -;) 
レーダー探知機としての性能にはまったく文句がなく、不満点はナビとしての機能面に尽きる。
高速道路インターを降りてすぐの店に入ろうと目的地設定をしてからインターに入り
ハイウェイモードに切り替わったのを確かに確認しているのに、
インターを降りろという指示がないまま高速道路走行中に
「目的地周辺です。音声案内を終了します」といきなり言い出したのには驚いたが、
それを除いてもこのナビ、フリーズがやたらと多いのだ。
特にルートを外れた後のリルート検索中に結構な頻度でフリーズするのは困り者で
(きちんとデータは取っていないが、リルートするたびにフリーズする確率は感覚上一割程度か?)
料金1000円で大渋滞の東名を降りて一般道で迂回しようと抜け道を探している途中で
リルートする度に連続してフリーズしたのには参った(-_-;)
その度にシステムリセットして復活させていたのだが、
これではナビとしての能力はダメダメとしか言いようがないぞ。
せめてファームウェアのアップデートでも行って安定性を上げてくれればかなり評価できるようになるのだが。
なお、帰りの東名で黄色いルノー・カングーに遭遇した時には
「俺は確かに一年半後この車を買うつもりで計画を立てていたはずなのだが・・・。
それがどこをどう間違ってセルシオを買うことになったのだろう???」と
自分でもよくわからない気分になっていたことを告白しておく。

6月26日 メガモトをオクムラに預けるのはまず問題ないとして、ペンスキーを用意しておかないと・・・と思って
夜中に久しぶりに倉庫の扉を開けて中を探し回ってみると・・・ペンスキーどこに消えた!?(@_@;)
単純に探し方が足りないだけだとは思うが、最近モノが増えすぎてブラックボックス化しているからなあ・・・。
仕方ない、明日明るくなってから、もう一度きっちり探してみるとしよう。

6月27日 バッテリー遂に昇天

改めて探したらペンスキーは問題なく発見できたので、秘密の場所に行ってメガモトを引き出す。
スターターを押す。・・・セル回らない(−−〆)
やれやれだなあ・・・。先月末に走らせた後で充電はしておいたから、
ほぼフル充電から4週間持たずにバッテリーがあがるということはもう寿命だ。
諦めるしかなかろう・・・が、不甲斐ないぞBMW(- -#)
充電すればオクムラまで動かすことはできるだろうが、そうしたらあちらでバッテリーがあがるのは確実だ。
仕方がない、行き先をオクムラにサス交換からディーラーにバッテリー交換に変更するか。
それにしても、ディーラーには悪いがまるで夢のない行き先変更だな(^_^;)
再び大きな労力を払ってリッターバイクを自宅まで1キロ以上押して運んだ( ̄□ ̄*)私は、
早速ディーラーに電話をかけて確認したところ、メガモト(というよりHP2)は軽量化のため
小型化された専用バッテリーを使用しており、今すぐには在庫がないという。
まあ、HP2のバッテリーを常備するような店はよっぽどコアな一部の店だけだろうし、
これは仕方がないが専用品のためか容量が小さいくせに価格は21000円とR1200GS用より高い!
「GS用のバッテリーサポートを移植すればたぶん積めるようになると思いますが、試してみますか?」
とは聞かれたが、ここまで来たら
「専用品でやってやろうじゃねえか」という気持ちの方が先に立つ。
そんな細かいところまで軽量化に血道を上げなくても・・・とは思ったけれど。
ともあれ、あまりジャンプスタートはやりたくなかったし
どうせバッテリーの在庫がないなら慌ててディーラーに行っても仕方がない。
どうせバッテリーの交換は確定だが、一応一晩かけて充電をしておくことにした。


その後は遅れている
YB−11
再起動の相談をするため、K100RSでレッドバロン掛川に出発。
せっかくだからと、レッドバロン経営のタイ料理レストラン・ナムチャイにも寄ってみることにした。
昨年は「初来店は必ずやビモータで!」と思って直るのを待っていたらちっとも直ってこずに、
有効期限一年間の5000円分のチケットを無駄にしてしまったという忌まわしい思い出もある。
これはレッドバロンのせいではないのだが、
結局初来店はビモータではなくK100RSになったかと思うと少々複雑な気分ではあった。
味の方は「美味しいけど、人を選ぶな・・・。」という印象。
私はタイには行ったことがあるし本場のタイ料理も経験があるのだけど、
日本のタイ料理屋で食べるタイ料理はそれに比べたら何やかやで日本人向けにアレンジしてあるものが殆どで
それはそれで結構なことだと思うけど”現地の味”とは良くも悪くもちょっと違う。
ナムチャイは味付けにしても「以前バンコクに行った時に食べた、現地での旨いタイ料理の味」という印象で
良くも悪くも日本人向けのアレンジをやってない。
で、レッドバロンで
YB−11が早いところ稼動状態に戻るよう、いろいろと手を打つついでに
ナムチャイでお昼を食べた話をしたら「どうでした?」と感想を聞かれたので、
「気に入りましたよ。日本人向けのアレンジをまったく考えてないあたりが特に」と答えたところ、
「あそこは「二度と行くか」と「客に媚びてないところがいい」と評価がまっぷたつに分かれるんですよ」との返事。
聞けばコックは「日本語の話せない人をタイから連れてきてます」だそうで、
「そこまでやるか!?えらく本格的だなあ・・・(@_@;)」と大いに感心したのだ。
私は後者だったので、それからも何度か足を運んでいる。

6月28日 ディーラーに行く準備を整えてから、メガモトのセルを回す。
残念だが弱々しすぎて回らないなあ・・・。
前回のようにスターターリレーの音しかしないよりはましだけど、
一晩かけて充電してセルが回らないではもうどうしようもない。
最後の手段としてジャンプケーブルを使っての直結スタートをすることにした。
四輪ではトヨタ時代に何度か仕事の一環として経験しているけれど、二輪ではやったことがないし
万が一高価な電装系をぶっ壊しでもしたら大変なので確実を期して取扱説明書を確認。
ふむふむ、プラスは当然バッテリー端子につなぐとして、
マイナスはターミナルがないのでリヤサスの取り付けボルトにワニ口を噛ませる?まあいいけど。 
さすがに簡単にかかったので、今後のためにケーブルをセルシオのトランクに放り込んでから
(こういう時の電源には大型のバッテリーとオルタネーターを装備した大排気量車を使うに限る)
絶対にエンジンが止まらないよう非常に気をつけて慎重に発進して、ディーラーに向かった。
一回でもエンストしたら、その瞬間に押しがけ確定である。
さてディーラーに到着したところ、なんと昨日注文したバッテリーは既に入荷しており、
私のメガモトに装着するための充電の真っ最中だった。異常に早いがどうなっているんだ?
本来ここは喜ぶべきところなのだけど。
「あと数時間待てれば乗って帰れますが、どうされます?」とディーラーメカは実に甘美な誘いをしてきたが、
残念ながら仕事で忙しくて時間の余裕がまったくなかったので代車を借りてそのまま帰宅。
ここで待てればディーラーまでの往復の費用が一回分浮いたしいろいろと便利だったのだけど、
あくまで仕事が優先なのだ。実際、昼に帰宅してから夜の11時半くらいまで仕事してたし。

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