2004年
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1月1日 まずはシートの話から
元旦から自宅で仕事を片付けていたのだが、休憩時間を使ってシートレザーの案を考えてみた。
よく考えてみたらKのコンフォートシート装着した状態の写真は一枚しか撮っていないので、
以前に初期のK日記に掲載した元の画像をフォトショップで加工してのイメージ作りである。


他にも何パターンか作りましたが、ここでは一番無難なものを紹介しときます。

ほとんど違和感はないが、面白みに欠けるといえば欠けるな。
実のところパステル調のシートも結構似合っていたのだが、KとRでは意識して目指す方向性や付き合い方を変えているので
今回明るいパステル調はパスのつもりでいる。
とりあえず画像データはシート屋のフクムラさんにメールで送ったので、配色についてはまた後日相談してみるとしよう。

1月4日 Kでは初走りである。しかし元日から仕事が忙しかったのでこの日もまともに走るどころではなく、
結局南海部品に発注してあったパーツを取りに行っただけだった(-_-;)
とはいっても、走らないよりは余程マシというものだ。セルの回りが多少弱くなっている気がするが、
そろそろバッテリーが寿命だろうか?冬でバッテリーの化学反応が起きにくくなり、性能が一時的に下がっていることも
当然あるだろうけど。
ちなみに購入したパーツはKとは直接関係がないので詳しくは書かないが、
店長から「いったいこれを何に使われてみえる(=おられる)んですか?」と訊ねられてしまった。
最初にこのアイデアを提供していただいたササキスポーツさんには改めて感謝である。

1月10日 仕事で休日出勤をする。・・・が、単純なデスクワークと発送作業程度だったのでバイクで出勤(私は普段マイカー通勤である)。
仕事そのものにどうとういう影響はないと思うが、ただでさえ気が進まない休日出勤。
二輪で行くというだけでも、多少なりとも癒された気分になった。よしよし(^^)

1月23日 シートの相談のため、シート屋のフクムラさんに電話をして生地見本のサンプルを依頼した。
今回の作業は私としてもまったく急いでいないのだが、もう残すはシートレザーの設定くらいだ。
しかし先日送ったデザイン案のうち密かに「これが上品だし高級感があっていいかな」と思っていたものは
「あの配色だとものすごく派手になりますよ!本当にあれでいいんですか」と言われてしまった(^_^;)
今更ではあるが、やはり私は派手/地味の基準値というものが普通のライダーの平均値から少々ずれてしまっているらしい。
個人的にはあれで充分いけると思うのだが、まずはサンプルが届くのを待つとするか。

1月28日 シート生地のサンプルが届く。黒やナス紺、ライトグレーといった比較的無難な色調のものを選んでもらったので
どれにしてもそれなりに似合いそうな生地ではあった。しかし、自分で選ぶのであれば生地の色調には
やはり(予算の範囲内で)徹底してこだわりたいところだ。ちょっと思うところがあって写真は伏せるのだが、
どっちにしてももう一度直接会って私の持っているイメージと実現の可能性とのすり合わせをしなくてはなるまい。
というわけで、次の日曜日は浜松行きと決定した。浜松にはKのシート以外の用事もあるし、
行くからには多少なりとも計画を進展させておかねば。

2月1日 さて、次の日曜日である。Kのシートの相談なら当然Kで行くのが筋というものだが、
今回はRの方にも重要な用件があったのでRで行くことにした。
シートそのものはかなりのところまで出来上がっていて、あと最大の案件は表皮素材の決定である。
何種類かのサンプルとベースとウレタンが全面接着されたシートを横に一時間ほども喧々諤々の論議を重ねた末、
最有力候補の案と次点の案を決めた。次点を考えておいたのは素材が仕入れられるかどうか現時点で不明なため。
次点に比べると実用性は落ちるのだが、個人的にはやはり最有力候補の案でいきたいと思う。
まあ、この件もそう遠からず片がつくと思うので写真が無くてビジュアル的に不満がおありの方も
完成品公開までもうしばらく辛抱いただきたい。
ちなみにその後の用事はかなり長引き、朝8時前に自宅を出発した私が帰宅したのは22時ちょっと過ぎだった。
ここのところ走るのはRばかりだが、来週は所属クラブのツーリングだ。東海のハイペースに旧いKでついていくのは
かなり大変なのだが、まあ何とかなると信じよう(^^)

2月6日 参加表明してあったクラブの尾鷲ツーリングだが、Rの方の関連で急遽大阪行きの用事が入ったため
欠席せざるを得なくなった。Rの方の関連となると当然Rで行くべきだが、ここのところKを全然動かしていない。
思いつく限りでもその前に動かしたのが1月10日の休日出勤に遡ってしまうので、
こんなことをしていてはバッテリーが上がってしまう。というわけでやはりKで行くことを決定。
先週に続いてどうもやることなすこと裏目に出ている気がするが、基本は交代交代が私の運用の大原則である。

2月7日 大阪行きに備えて、帰宅してからKで給油しに行く。
前の給油から86キロしか走っていなくて保存してある前回給油した時の
伝票の日付を見ると去年の11月25日だった(ーー;)
これは走っていたというより、単に時々エンジンをかけてやっていただけに近いものがあるな・・・。
ちなみに先日Rを約一ヶ月ぶりに給油した時にもやたらと燃費が悪くて驚いたのだが
(トリップメーターが200キロいかないうちにリザーブが点灯した)今回のKもその例に漏れず?
燃費は13.04kmと極悪だった。以前にも随分乗らずにおいたら燃費がかなり悪化したことがあったが、
ガソリンが多めに蒸発でもしているのかなあ。

あと、市役所の出張所で明日に備えて住民票を入手しておいた。手数料は全国どこでも一緒だろうが300円だ。

2月8日 二桁の数の料金所を通りながらいろいろと考えた&契約!
Rの用事を片付けるためにKに乗って御在所SAに向かう。クラブツーリングは欠席だが名阪を走れば
伊勢道との分岐までは同行できるので、どうせだったらクラブのツーリングにも最低限顔は出しておかねばという魂胆だ。
当然、電熱ウェアをしっかり着込んだことは言うまでもない。しかし考えてみると、Kに乗って電熱ウェアをフル装備というのは
実はこれまで例がない。というのはこれまではアームチャップスを所有していなかったし、以前ディーラーで
「K100で電熱のベストとグローブとチャップスを使ってヘッドライトとグリップヒーターを併用した?それは無茶だよ」
と言われているので、今回もそれは避けようと考えたのだ。また、改めて書くがK100系のグリップヒーターは
R1100系などよりも遥かに強力なので、RSだったら雨でも降らない限りは冬用グローブは要らないのだ。
で、結局愛用の3シーズングローブと電熱ウェアに身を固めて出発。


御在所SAで、出発する直前

待ち合わせのSAではクラブの仲間(多くはRTとGS)から「これで大阪まで?元気だねえ」と感心されてしまったが、
実際のところ旧いKでも高速ツーリングならばそのどちらにもまず遅れはとらない。
パワー(というより、トルク)差は如何ともし難いのでスロットル開度を多めにとったり
高速コーナーではある程度の技を使ったりと多少の技術は必要になってくるが、
晴れた日に高速道路を走っている限りK100RSの快適性は少なくともR1100/1150RSなど目じゃないのである。
まあ、そんなわけで高速道路は充分に楽しめた。足のつま先だけはかなり冷えてしまったが、
今日に限ってはKにアンダーカウルが欲しいと思ったな。

しかし、それにしてもあの高速道路の料金体系の煩雑さは一体何なのだ。
路線を乗り換えるたびに料金所があって停車する訳だが、ほとんど時間の浪費としか思えない。
これまでHP上では特に書かずにいたが、私は高速道路は無料にすべき派である。
利用者負担の原則云々ということを持ち出す向きもいるが、現実に日本の物流は高速道路を中心に動いているわけで
高速道路の恩恵を全く被っていない国民は事実上いない。また、一般道は原則無料とはいえ実際には自動車税や
重量税といった様々な財源で維持管理しているから形の上では無料なだけで、実際には国民の負担の上に成立している。
であれば、高速道路を特別扱いする考え方自体がそもそもおかしいと考える方が自然だろう。
少なくともそれだけで、インターチェンジ運営の経費はゼロになるし料金所渋滞はなくなるし、
ETC(私はあれが大嫌いだ)も一基一億円するETCのゲートも不要になる。
また、無料になれば人の移動が確実に増えるので副次的経済効果も期待できる。
60キロ制限とはいえ、事実上無料の高速道路状態である名阪国道が
何故あれほどの交通量があるかを考えればこれは容易に想像がつくと思う。


で、その名阪国道の天理PAで。写真ではわかりにくいけどエンジン下部は塩化カルシウムでほとんど真っ白です。

財源確保のために自動車税等を値上げしても高速を無料化すればそれに見合うだけのメリットは確実にあるのだが、
道路公団の改革案はその程度のことも発表せず民営化して値下げとセットの恒久的有料化という愚にもつかないことを打ち出し、
政府にしてもその改革案すら骨抜きにして見るも無残な半端な改革にしてしまった。正直言ってあれには大いに失望したのだ。
なお、途中で二度給油して燃費は19.7kmと17.5kmをマークしている。

さて、極めて唐突ではあるが(詳しい事情などはいずれ公開することもあると思う)、実は私はこの日
大阪に行ってR100RSを購入契約して帰ってきてしまったのである。
2月6日の日記に書いた大阪行きの用事の正体がこれだったことは言うまでもない(*^^)v


某ディーラーのHPから画像を拝借。肖像権?今や私のバイクの画像である(笑)


その瞬間(笑) ちなみに、その場にいたお客さんにシャッターを押していただきました。

まあ、Kに乗り始めた時に「ガレージにはバイクを3台も置けない」などとほざいて400刀を里子に出しておきながら
それより遥かに大きなバイクを増車したのだから我ながら後先考えていないという気もするが、
当然私が今さら衝動買いなどするはずもなく、色々と考えた末の決断だったのだ。
勿論欲しかったから買ったのだが、正直言って長期間所有する気はないしね。
その辺は非公開の事情がいろいろ関係しているのだが、ともかくこれで晴れて円秋@トリプルRSである。


それから、以前にも利用した楽天のサイトで永井電子のウルトラシリコンプラグコードのR100RS用の見積もりを依頼する。
K100系乗りの間では有名なところだが(私もそこで知った)ここだとウルトラは3割引なのだ。
86年式のKで効果があったのは分かっているから、88年式のRにも効果が期待できるだろうという単純な予想である。
本当はあの赤色のコードはR100RSには似合わないように思えて好きではないのだが、
色が素敵に黒いノロジーだと1万5千円ほどになってしまうからな。

あと、時計が壊れているという話だったので(車輌は認定外の基本的に現状渡しだった)新品の時計の価格を調べてみたところ
消費税を合わせたら実に2万円を超えてしまう(>_<) 輸入屋ビーマーで時計が手に入らないか調べてみたところ、
1万5千円程で入手可能なのはいいが文字盤が緑ではなく白である。個人的には黒地に白の文字のメーターは好みなのだが
しかし他のメーターが全部緑文字の中にひとつだけ白文字というのはいかにも浮いてしまう気がする。
機能的にはまったく問題ないのだが、本気で機能だけを考えるなら適当なデジタル時計を貼り付けておけば1000円もかからない。
純正品との価格差5000円は判断に迷うところだ。


2月9日 まずは大学の時からバイクの保険を頼んでいる知り合いの保険屋さん(というか、大学の時の先輩)に連絡。
「これで3台目のBMW!?お前も物好きだねえ・・・」と言われてしまったが、返す言葉がなかった(苦笑)
ついでにディーラーに電話してタッチアップペイントを調べてもらったが、ベースカラーの銀色はともかくとして
その上のスモークは手に入らないらしい。まあ、そんなに問題にはならないとは思うが。

帰宅したら楽天のショップから見積もりに対する返信メールが届いていた。
定価7400円 販売価格4950円 消費税248円 送料600円に私の場合代引き料300円がついて合計6098円。
早速オーダーをかけた。

2月12日 ロックや車体カバーも準備しておかないといけないのは当然のことなのだが、私はKの時に車体カバーで
痛い目に遭っている(詳しくはK日記その1の最初の頃を参照)。一応近場の店も回ってみたが当時と品揃えは一緒だったので、
今回はヤフオクで購入することにした。というわけでまずは使えそうなサイズのカバーを5250円で落札したのだが、
あとは手数料や送料がどれだけかかるかだな。
また、事情を知る友人から「ウルトラのグレーは注文できなかったのか?」と指摘を受けたので詳しく調べたところ、
カタログには
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8ミリ径はレッド/イエロー/グレー(外国車専用)
7ミリ径はレッド/グレー(外国車専用)で、色による特性の違いはありません
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と記載されていた・・・。失敗したかも(ーー;)

2月13日 車体カバーの件で出品者から連絡が届いた。しかし仕事が忙しかったので振込に行けずじまいだった(ーー;)
仕方がない。送金は16日の月曜日だな。遅くなるがやむを得まい・・・。
また、購入したディーラーから準備が整ったとの連絡があった。早速車検証をFAXしてもらい、
それをすぐに保険屋さんにFAXして保険の見積もりを依頼する。予め話は通してあったのですぐに見積もりが出てきたのだが、
結局年間37310円の保険に入ることにした。さすがに新規契約だと結構な金額になるなあ・・・^_^;
また、先日オーダーしたプラグコードが届いた。在庫はないだろうから特注製作だろうが、さすがに永井電子は対応が早いなあ。


というわけで、届きました。ラベルから察するにR100RTでデータを持っていてそれを転用したのかも。

とはいっても、案の定届いたコードは赤色だった。やっぱり、もっとよく調べてグレーにしておくんだった〜(>_<)

2月14日 納車!
休日出勤があったので、それを片付けてから昼過ぎにディーラーに電話をする。天気予報では午後から雨ということだったが
現在のところ天気は大丈夫だそうなので、早速システムヘルメット持参で乗り合いバスに乗り込んだ。バス代と電車賃で1150円。
しかしディーラーが近づくにつれてだんだん天気が悪くなり、遂には雨が降り出してしまった。


やれやれ・・・(-_-;)

まあ、嵐を呼ぶ男だから納車も嵐を呼ぶ納車で上等かもしれんなどと馬鹿なことを考えながらディーラーに向かう。
塩化カルシウムにはうんざりではあるが、考え方によっては名高いR100RSのカウルの性能をいきなりテストできるチャンスだ。
支払いを済ませた私は説明をいろいろ聞いた後でお約束の写真を撮ってもらい、雨の中を一路自宅に向かった。


というわけで、お約束。しかし考えてみれば、私が自分用にこういう写真を撮ってもらうのは初めてだった(^_^;)

さて、久しぶりに第一印象のインプレである。

大きなカウルを装備した車体だが、またがってしまえば実はかなりコンパクトだ。フレーム/タンクなどの基本構成部品は
R1100系やK100系よりずっと小柄で、ボリュームは精々600cc程度といったところ。シリンダー位置の関係で
ステップは左右で位置が違うのだが気になるほどではない。膝の曲がりは極めて緩く、R1100RTといい勝負くらいなのに対し
ハンドルはおやっと思うほど近くて低いため、結果として前傾の度合いは後継モデルのR1100RSよりも強く、
K100RS2Vといい勝負くらいになる。ちなみにKのハンドルはもっと遠くて高く、ポジションはもっと大柄だ。
シートはK100系と同じラバーフォームを仕込んだコストのかかったもので、フィット感はそこそこだが座り心地は極めてよい。
ただし経年変化を割り引いて考えるにしても表皮が滑りやすいのには閉口する。また座面が実は僅かな前下がりとなっているので
腰を引いていくと相応にポジションもアグレッシブなものになり気分は巨大なカウルを装着したカフェレーサーなのだが、
当時ならともかく現在は本気でこれでスポーツ走行を楽しもうとする人は少ないだろうから無視してもいいだろう。

エンジンだが、この状態が本来の実力を発揮しているかどうか定かではないので断定はできない。
ただ硬質な振動やメカニカルノイズはR1100系より明らかに大きく、機械としての洗練性ではやはり劣る。またスロットルを開けても
重いフライホイールの慣性を頼りに回っているようなドローンとした感覚があり、総じて高回転域が楽しいとは言いかねる。
また良くも悪くもスロットル操作に対して鷹揚で、回転は上昇も下降も緩やかである。
しかし低速域でのトルク特性はR1100系の比ではなく、R1200Cと比べても見劣りする印象はない。
実際800回転程度でアイドリングするエンジンは1000回転も回してやれば発進は容易で、ちょっとクラッチ操作に気を遣えば
800回転での発進も実用になる水準でこなせる。R1100系が回転馬力で走るエンジンとしたらこっちは
トルクで走るタイプのエンジンといったところか。基本的には動力源として仕事をしている黒子タイプなのだが
単なる黒子にはとどまらないだけの存在感があり、全体的になかなか扱いやすく面白いエンジンである。

ハンドリングは簡単に言うと旧車のそれなのだが、そう単純には片付けられないものがある。まずタウンスピード+アルファ程度では
Kシリーズほどではないが意外と硬い。設計年時からしても多分フォークの構造は伸びも縮みも同じ減衰力を発揮するタイプだと思うのだが、
微細な衝撃に対するフォークの反応がそれほどよくないのだ。しかしブレーキング時には意外なほどフォークが沈む傾向があり、
無理な注文を承知で言えば高速時の減衰が強い割に低速での減衰がやや不足気味(走行速度ではなく、サスの作動速度の話)。
ちなみにリヤは可もなく不可もなくといった感じで、あまり印象に残らなかった。
また、当然カウルのせいだろうが基本的にテールヘビーなバイクの割にはフロント回りにずっしりとした質量感があり、
ひらひらした軽快感は希薄だ。ただし実際には細いタイヤのせいもあり鈍重に感じることはまずない。
実は相当に低い位置にあるステアリングヘッドの位置もこの感覚と無縁ではないだろう。
また路面の状況にはK100系よりややナーバスに反応する傾向があるが、慣れで解決する範囲。
ブレーキはK100系(2Vに限るが)と比べるとリヤはドラムとスペックでは劣るが実際にはそれほどの差は感じない。
初期制動はそれほどでもないのにある程度握りこむと突然効いてくるのはKと同様で、無茶な走りをしなければ制動力にも不満はない。
ウインカーのスイッチは(小ぶりだが)国産と同じ左側だけで操作するタイプ。ただしプッシュキャンセル式ではなく、
個人的には左右別体式の方が操作しやすい。メーターの視認性はまあまあ。
個人的には角度が寝すぎているように感じたが実用上の不満はない。

さてお待ちかねの高速巡航だが、エンジンは回りたがらない癖でもついていたのか高速道路では正直いまいちで、
少なくともKのように天井知らずで伸びていきそうな感覚とは無縁だった。
足回りは100キロを超えるとフレームやサスがよれてくるのがはっきり分かるもので、この辺は設計年次の古さを感じる。
ガチガチに剛性を高めればいいというものでもないのだが、個人的にはその方が安心感を感じられるし
高荷重走行時もコントロールがしやすくて好みである。ただし、これはこれで特性を理解して走ればなかなか楽しめるのも事実。
一方、カウルの効果はまさに絶対的と言うしかない。スクリーンとヘルメットの位置がかなり近く
しかもヘルメットがスクリーンの上から飛び出すためヘルメットと両肩口には風が当たるのだが、それだけ。
シリンダーを冷却した空気が通り抜けていくブーツにはそよ風が当たるがだからどうしたという程度のものだし、他はほぼ無風状態が保たれる。
この感覚はR1100/1150RTを凌ぎ、K1も上回るかも・・・というほどのものだ。
何よりも雨の中高速道路を120キロ程で60キロちょっとの距離を巡航して、料金所に到着したら
ウェアは肩がちょっと濡れていただけというところにこのカウルの真の価値があるだろう。
ただし、ヘルメットのバイザーにはR1100RTより遥かに雨が当たるため雨天走行時の視野はR1100系(含・RS)には劣る。
この辺は致し方ないところか。

総じて言うなら、ツアラーとしての快適性をある程度犠牲にしてでもオールラウンダーとしての性能を高めたR1100RSとは
コンセプトからして随分異なるバイクだったというのが正直な感想。こっちはあくまで(基本的に)高速ツアラーである。
ツインショックのRSには乗ったことがないのでこの辺は推測で書くしかないのだが、K100RSも所有している身からすると
スポーツ走行もある程度こなすハイスピードクルーザーとしてK100RSは正しくR100RSの正当進化した後継車である。
それ以外の「味わい」の部分が随分と違うために結局KはRに代わる事はできなかったのだが、
両方に乗るとKはRの良さを生かしつつ、欠点をつぶしていこうとしたバイクであることがよくわかる。
そういう意味でKは当時として目一杯の未来を見ようとしているのに対し、
Kが登場後リバイバルしたこのモノサスRはあくまで現状のままであることをよしとしているのだ。と乗って実感した。
つまりそれは絶対性能においてKに劣っているということだし、超がつくような高速での巡航性でもやはり見劣りはする。
ただしその分、中速域までにおいてKより遥かに乗り味豊かである。
BMWがKを発表する時点で切り捨てようとしたそういう要素が実際のBMWオーナーには大事だったわけであり、
(だからRシリーズは消えずに、一度生産終了したR100RSも復活したわけだし)
道具としての優秀性を取るか趣味の道具としての楽しさを取るかはこうしたバイクにとって本当に難しいところだと感じた。

2月15日 入手済みのウルトラシリコンプラグコードを取り付けられないかと思ってちょっと車体をのぞきこんでみたが、
タンクを外さないといけないようだったので延期する(笑)今日は他にもやることがいろいろとあるのだ。
HP用の写真を撮影してから行きつけのガソリンスタンドで最初の給油をしたが、
それまでのガソリンタンクが満タンではなかったので燃費は測定不能。
とりあえず乗る分にはこれで問題ないだろうが、ミッションオイルも交換しないといけないしスロットルケーブルも重いし、
やることは結構ありそうだな。Kでは大失敗したが今度こそはできるだけ費用をかけずに(必要出費までケチるという意味ではない)
乗っていきたいものだ。
しかし昨日の納車の時にも指摘されていたのだがこのRSはどうもヘッドライトユニットが交換してあるようで、
ライトが標準よりも明るいらしい(^o^)
と、それ自体は万歳なのだがポジションライトもヘッドライト内部で点灯するようになっていて、
ヘッドライト上の横長のポジションライトユニットが点灯しない。


左がポジションライト点灯時。右は勿論ヘッドライト点灯時。どっちにしても純正ポジションライトは沈黙してます(^_^;)

ディーラーに聞いたところ「要は配線を一本引っ張れば両方点くようにできるよ」とのことだったが、どうしようかな。
実行して損はなさそうだが・・・。

2月16日 一応の納車整備をされているとはいえ、基本的には現状渡しの車両だからやはり手を入れておかねばならない部分はある。
エンジンオイルは交換してもらっていたがミッションオイルは手をつけてもらっていないので、その交換をするべく
ガスケットの品番を調べたところ、基本的にK100系と同じガスケットが使用されていた。
一昨年Kに乗り始めてすぐにガスケットを大量に買い込んだのが幸いして、家には十分なストックがある。
しかしどうもミッションとファイナルだけを交換すればいいKと違い、同じモノレバーでもこちらはスイングアームオイルが
別に必要になるらしい。こちらはガスケットの品番が違っていたので、これも調達しないとな。
ちなみに車体カバーの件だが、カバー代と消費税と送料と振込手数料で合計6467円を手放して支払い終了となった。
それから自宅に戻ると、ディーラーから契約時に同時注文したサービスマニュアルとタッチアップペイントが届いていた。
請求金額は税込み合計15435円。

2月17日 各部の調整で改善できるような範囲は別として、現時点でR100RSの機構的にもっとも気に入らない点は
妙に硬くて動きの良くないフロントフォークである。
つらつら考えてみるにこのフォークの基本性能などたかが知れているのだし調整機構を一切持たないから
フォークを分解して特性変更でも行わない限りは基本性能の大幅向上などはおぼつかない。
ハンドリングの向上だけが目的なら適当なスプリングを買ってきて入れればいいのだが、
ダンパーのチューニングなしで乗り心地とハンドリングの両立となるとやはりプログレッシブレートのスプリングしか
手はあるまい。そうなると手堅いのは、400刀とK100RSに使用して感覚のわかっているWPのプロラインフォークスプリングである。
早速ダブルエムに電話をしたところ、日本には在庫がありほとんど即納OKという話だった。これは早速注文だな。
しかしさすがに車輌購入で大散財した直後だし、支払い能力にも限度がある。到着が給料日頃になるよう発注日を考えよう(笑)

2月18日 昨日購入を決定したWPのスプリングを発注するべく、一日待って(汗)南海部品に向かう。しかし定休日だった(-_-;)
まあ、どっちにしても給料日までは慌てることはない。
それから自宅でミッションオイルとファイナルドライブオイルを交換して、ついでにいつもの添加剤を入れた。
試走したところフィーリングもかなり改善されていい感じだ。あと、どうやら先日点灯していなかったポジションライトは
どうやら単なる接触不良だったようで、今回の走行ではしっかり点灯していた。
これで今後消えなければ万々歳なんだけどな。
しかし、これらの作業はBMWバイクスアーカイブスのフルコースメンテナンスの記事を主に参考にしていたのだが、
それから車輌に付いてきたR80用の取扱説明書(R100RSの取説ではない)を見たところ、
アーカイブスで例にされていたツインショックのR100RSと私の後期型モノサスR100RSでは、
実はファイナルドライブのオイル量が随分違っていたのである。
アーカイブス記載の容量は0.25リットルだが、取扱説明書をよく見ると0.35リットルと書いてあった(>_<)
まあそう簡単に壊れやせんだろうが、明日早速オイルを補充するとしよう。
ちなみに本日ようやく車体カバーが届き、防犯上も多少は安心感が増した。
なおこの車体カバー、前面の青い部分がちょっと目立つのが気になるが大きさも適当だし前面の防水ファスナーも
アクセスを容易にしてくれて有難い。ヤフオクで頻繁に見かける商品だが、使い勝手はなかなか良いようである。


とまあ、こんな状態。しかし、これはこれで怪しいなあ・・・。

2月19日 昨日ギアオイルが底を尽きてしまっていたので、帰宅してからオイルを購入しに走る。
しかし近場のDIYの店の品揃えは極めて悪く、事実上780円のヤマハ純正ミッションオイルしか選べなかった。
まあ、これなら品質はまったく心配無用だけどね。ちなみに380円のオイル処理箱と一緒に買って税込み1218円である。
早速量が不足していたファイナルに注入したが、テストランもしていないので違いはわからない。
まあ、違いが出るようでは困るのだけど。

2月20日 本領発揮のフィールド
帰宅してからすぐに準備を整え、R100RSで神奈川を目指す。金曜晩は神奈川の友人宅に泊まり、
土曜晩は東京の友人宅に泊まり、日曜は幕張の秘密集会に参加して岐阜に戻るという3日がかりの壮大な計画である(笑)
しかし仕事が長引いたこともあってスタートが遅れた上に、東名も導入直後にこのK日記で不満をぶちまけた
例のスピードリミッターを装着した大型トラックが追い越し車線にも出てきていてまるでペースを稼げない。
およそ不満たらたらの高速走行ではあったが、それでもR100RSのカウルの防風性には本当に感心した。
高性能なカウルはツーリングでの疲労を低減するなんてことはBMWに乗り始めて以来何度も体験しているのだが、
それでもコイツは格別だ。ヘルメットと肩以外はほとんど無風に近いツーリングというのは何とも独特な体験だが、
2月の深夜に御殿場付近を走っていて3シーズングローブだけで手に特に寒さを感じないというのは見事の一語に尽きるだろう。
お陰で防寒性も悪かろうはずはなく、事実かなり楽はできたのだが一方で電装系の限界も見せ付けられることになった。
このバイクには今ではすっかり見なくなった電圧計が付いているのだが(バッテリーから出る電圧を中心にモニターしている)
大雑把に言って電圧が12.5Vを割り込んだら消費電量に発電量が追いつかなくなり、
バッテリーから電気の持ち出しになっていると判断してよかろう。
さてヘッドライトを点けたまま高速道路を疾走していると電圧計はだいたい13Vちょっとを指すのだが、
防寒用に着込んでいたウィダーの電熱ベスト+アームチャップス+チャップスのスイッチを入れると
時間と共に電圧計の表示がじわじわと下がってくる。12Vぎりぎりになった時点でもう限界とスイッチを切っていたのだが、
ヘッドライトと併用では電熱グッズの連続使用は頑張っても1時間が限度といったところだった。
ちなみに140キロを超えるとリヤを中心に車体が振れはじめる感じがあり、
危険を覚えるほどではないがピシッ!とした安定感とは程遠い。
やはりこのバイク、中速域までが本領のツアラーなのだろう。当時そこから上はKシリーズの領域だったわけで、
Rがその領域にまで巡航速度を引き上げるにはR1100RSの登場を待たねばならなかったということだな。
それから一部の人には東名最大のお楽しみポイント(笑)の御殿場を過ぎてからの高速カーブの連続する区間だが、
ここに景気良く160キロ程で進入したところバンク中に前輪が左右に振れだした。
転倒の危険を覚えるほど激しいものではなかったが、やはり驚きはする。しかしこのバイクはこういうことには結構鷹揚で、
その状態でも車体の安定感はあまり崩れなかったので私も「ならばこれを利用してッ!」とハンドルが内側に振れる瞬間に
イン側に荷重をかけることで旋回力を一気に強めたりして遊びながら
「後輪さえグリップしてトラクションかかっとれば何とかなるわい、開け開けやぁ!」と
生命の危険を覚えない程度のペースで新品タイヤの限界近くまで爆走していたのである(;^_^A
もっとも、そういった緊張のせいもあったのか、基本的に遅いペースでの走行にもかかわらずR1100RSやK100RSとは違い、
不思議と眠くなることはなかった。振動で手は疲れたが、まあこれは仕方あるまい。なおシートの座り心地はかなり優秀だった。
ちなみに牧の原SAで給油したところ、燃費は18.6kmだった。

2月21日 友人の家を出発して東京に向かう。Kの時もお世話になったが、上京ついでとフラットで一通りの整備をしてもらったのだ。
(フラットとはもう6年ほどの付き合いであるが)
詳しくは書かないが、ウルトラシリコンのコードの取り付けと同時に細部まで点検・整備してもらうと随分と良くなった。
ちなみに請求金額は合計44320円である。
ついでに壊れて動かなくなっていた時計も取り外して修理に出した。
なお、グリップヒーターのスイッチがついているのに全然暖かくならないから変だとは思っていたが、
何とグリップヒーターはスイッチだけでグリップ自体は電熱線の入っていない通常品が装着されていたことが判明した。
多分、前のオーナーが経年変化で取り外したんだろうなあ・・・。
整備を終えてから、ようやくいつもの添加剤をエンジンにも投入。入れたら整備直後の状態より更に良くなった(*^^)v


いつものネコ・パブリッシングの前で。奥に見えるK1200LTは永山さんの車輌。

2月22日 幕張その後
幕張のBMWBIKES秘密集会に向かう。エンジンの再調整が施されたR100RSは高速道路では更に良くなっており、
二月というのに異様な陽気の中実に快適なクルージングが楽しめた。
ただ、ケーブルを交換したにも関わらず全開近くではやはりスロットルが重い。
純正であるスロットル固定のスクリューの入手を考えてみるのも一計かもしれないな。
一応グリップヒーターレス車輌だから、スロットルロッカー(装着するとGHの効きが大幅に低下する)でも別にいいのだけどね。
なお二年前と同じ幕張のGSで給油をしたところ、燃費は17.6kmだった。
思っていたより悪いという気もするが、燃費には割と鷹揚な性格なので個人的にはまあOKではある。

  
写真はym11s氏に撮影していただいたもの。さすがにお上手です〜(^o^)
ちなみに撮影したカメラは私が普段使っているデジカメだったりする(@_@;)

さて集会が終わってからだが、今回はあまり長居はせず、頃合を見計らってBMWジャパンを後にする。
それから湾岸〜首都高〜東名のお金がかかるが最速ルートのリレーで岐阜へとひた走っていたのだが、
御殿場の手前で遂に雨が降ってきた。もっとも予め雨具を着込んであったので雨でも別にどうということはなく、
ひたすら走り続けるのみである。この時に気がついたのだが、このバイクは意外と雨でも操縦性の変化が小さい。
心理的なものもあるのだろうが、おそらくは乾燥重量209kg(装備重量229kg)というそれなりの重量に対して
フロント90/90−18、リヤ120/90−18という時代を感じさせるタイヤが接地圧を高めているのではないかと思う。
これはなかなか楽しむ余地があるな・・・というのが正直な感想だった。で、富士川SAで給油をして燃費は16.4km。
浜名湖SAでシート屋のフクムラ氏と落ち合っていろいろと話をしたが、シートを診てもらったところ
シートの表皮がやや滑るが年式を考えたらかなりいい状態で、
仮にシートをモディファイするにしてももっと程度の悪いシートを入手してそれをベースに使い、
このシートはもったいないから取っておいた方がいいと思うとの判断だった。やったぜv( ̄ー ̄)

しかしそれにしてもこのカウルは素晴らしい。岐阜に到着した頃には何やかんや言ってさすがに濡れてしまったのだが、
それでも濡れたのは主に高速道路を降りて一般道に入ってからだったというのには本当に感心した。
いや、確かに見事なものだ、これは。


これは浜名湖SAで撮影。富士川SAで一度停車しているけど(この時は水滴を拭いてない)
秦野中井の辺りから浜名湖まで基本的にず〜っと降られ通しだったのにこの状態。
さすがにタンクバッグの後部上面は濡れてますが、これはただただ脅威ですな。

2月24日 サス交換考
行きつけのGSで給油をする。手近にあったメッシュグローブを使ったのだが、グリップヒーターなしの午後7時だというのに
それでも別に寒くないから凄い。ちなみに燃費は18.3kmだった。

さて気になっていた足回りの性能不足はWPのフォークスプリング装着のみで我慢できる範囲に収まったK100RSとは違い、
個人的にはNGを出したい水準にある。であれば対応策としてはフロントのスプリングとリヤサス交換が手堅いのだが、
やはり世の中にはコストパフォーマンスというものがある。これ以上の大規模な出費は控えたいのも事実だし。
しかし性分としていろいろ調べておかないと気が済まないので、インターネットでいろいろなHPをチェックしてR100RS用の
設定がある社外サスペンションをいろいろとチェックしてみた。

まず、WPとオーリンズはヘソ曲がりの私は問答無用で除外である(笑)
性能だけを考えたらオクムラでペンスキーを頼めばまず間違いはないのだが、既にR1100RSのフロントに
ペンスキー導入を決定済みだからそう何本もペンスキーばかり買っても面白くない。
人生はチャレンジであり、挑戦の先に進歩があるのである(笑)

さて調べてみたところFGは設定がなく、クァンタムもツインショック用しか設定がない。
幾つか(日本では)マイナーブランドでそこそこの価格のモデルはあったが、それだったら私はオーリンズにする。
わざわざ購入計画を考えるからにはそれ相応の性能を要求するので、
安くて性能はそこそこのサス、では今回意味がないのだ。
オーリンズが優れたサスであることに議論の余地はないし。
さて候補に挙がったのはWPのVAPとほぼ同価格で車高調整機構が付き
圧側8段、伸び側25段の調整機構をもつFOXと、ウィルバース。
ウィルバースはR100RS用の詳細は不明だが、仮に最高峰モデルの設定があるとすれば
圧側低速側22段、圧側高速側22段、伸び側22段に車高調整がついて油圧プリロードアジャスターもオプションで付けられる。
性能的には充分以上というか、およそ申し分ないのだけれど唯一ひっかかったのがフロントのスプリングがシングルレートであること。
交換するとなればフロントのスプリング交換も必須と考えていいのだが、以前書いたとおり
フロントのスプリングは可変レートのスプリングが今回絶対条件である。
ウィルバースにもR100RS用のフォークスプリングはたぶん存在するだろうが(ドイツのメーカーだし・・・)
ドイツ本国のサイトまで見てみたがウィルバースのスプリングは残念ながらシングルレートのようである。
先週に購入寸前までいったWPのスプリングと組み合わせることも考えたが、
どうせだったら他のスプリングも試してみたいではないか。
私も一週間の間にそれなりに情報収集を重ねているのである。
という訳で以下は内緒なのだが(笑)いろいろと探してみた結果R100RS用は日本未導入ながら
面白そうなのがひとつ見つかったので、
このサスの輸入元にスペシャルオーダーをかけるべきかどうか、現在悩みどころなのだ。

2月28日 フラットから修理が完了した時計が代引きで送られてきた。工賃と消費税と送料を足して、合計11030円。

2月29日 時計を取り付けたい気もあったが、未だに購入できていないドライブシャフトのオイルドレンプラグの
ガスケットを購入するべくR1100RSでディーラーに向かう。ほとんど一ヶ月ぶりの走行だったのだが、
いや調子の悪いこと悪いこと(-_-;) 定期的に乗ってやるのが最良のメンテとはよく言われることだが、
まったくもって同感だな。走っているうちに良くなってきたからいいけど。
ちなみにガスケットは一枚10円で、これを二つ購入。ついでにスロットルロッカーも購入して、合計2961円の出費となった。

3月4日 88年式の私のR100RSのフロントブレーキには、当時標準装着だった13パイのマスターがついている。
しかしこのマスター、効く事はまあそれなりに効くのだがストロークが過大であり、
指二本がけでブレーキングをする私の場合まともにブレーキをかけるとグリップとブレーキレバーの間に
薬指が挟まってしまう。普通に考えたらマスターをサイズアップすればいいのだが、まあ昨年のKのような面倒なことはしたくない。
純正流用ができればそれに越したことはない訳で、適合するマスターはないかと調べてみたところ
89年式以降のR100RSには14パイのマスターが装着されている。これをポン付けすれば楽勝のようだが、
以前ディーラーで聞いたところではもっと大径のマスターも設定があるらしい。
しかし調べてみたところそれ以上の大径のマスターが見つからないのである。仕方ない、明日ディーラーに問い合わせだ。

3月5日 マスターを発注するべくディーラーに電話をする。マスターの径についていろいろ聞いてみたところ、
純正補修部品としてそういう大径のマスターが16パイまで存在するらしい。むう。
さて電話しながらマスターの断面積を計算したのだが、純正の13パイの面積を169とすると14パイは196、
15パイなら225、16パイなら256となる。単純に考えるとレバー比は現在の1.16倍、1.33倍、1.51倍だ。
これまでの経験から実際のタッチの変化はその程度では済まない事は分かっているつもりだが、
今回は16パイのマスターをオーダーした。
単純な圧力比で考えたら当然現在装着中の13パイがベストだが、いくら圧が高くてもストロークが長すぎて
レバーが指に当たって奥まで握りこめないのではNGである。
多少圧が下がってもレバーと指の干渉を避け、純正ホースが膨らみはじめてからのコントロール性を上げるのが
今回の目的だから後期にライン装着された14パイマスターでもレバー比を考えるとストローク的には残念ながら却下である。
普通に考えたら15パイで既に充分以上だと思われるが、今回ブレーキホースは純正のままなので
ある程度のストロークは許容するだろう。私は性能向上に対する基本的なスタンスとして
「扱い易さが普通の人に扱える程度に収まっていれば、その範囲内で性能優先。あとは自分の技量で何とかする」
という考え方をしている(マン−マシン−インターフェイスに限る)が、今回はスペック上の性能が多少落ちても
使いきれる性能を優先したということだ、珍しく。

それから自動車屋をしている知り合いから、バッテリー充電器を購入した。R100RSの増車によって一台一台の乗車間隔が伸びる上に
一台当たりの年間走行距離も少なくなることはもう確実なので、これまでよりバッテリーの負担も増えてしまうし
バッテリー上がりを防止するためにはやはり有効だろう。
四輪用の充電器ならずっと以前から所有しているが、今回はその性格上BMWのアクセサリーソケットより
微弱電流を流すタイプがいいと判断した。機種はオフィス エベネゼルが輸入している バッテリーDOCである。
通常の純正も考えたのだが、あれだと満充電の状態でも電流が流れ続けるのでつなぎっぱなしにしておくと
過充電にはならないまでもバッテリーへの負担はゼロにはならない。一定電圧に達すると自動的に充電を完全停止する
バッテリーDOCの方が高価だが優れていると判断した。
定価は税別12800円だが、お友達価格で少し引いてもらったので金額の公表は控えさせていただく。

3月7日 Rのサスについての情報収集などをするべく、Kに乗って南海部品に向かう。Kに最後に乗ったのは2月8日なので
R1100RSに続いてまたまた一ヶ月ぶりの乗車ということになるのだが、こればっかりは何ともならないものがあるなあ・・・。
ちなみに鋳鉄のローターは赤く錆びていて、始めの頃はブレーキのたびにキーキーと喧しかった。

で、Rのサスに関してはある程度の調べが付いたので次はタンクバッグを物色する。
物持ちの良い私はこれまで1992年に購入した上野の光輪のタンクバッグをR100RSに使っていたのだが、
寄る年波でさすがに劣化もあったので新調する気になったわけだ。
しかし小型の安価なものでいいと思っていたのだがどうしても少し高くても良い物に目がいってしまう、というより
正直8000円台の小型のタンクバッグが魅力的に思えない。しかしそれだと予算オーバーなので、また出直すことにした。

帰宅してからはKのブレーキレバーの再改造をするべく、取り外して簡単な図面を引いてみた。
正直なところこれについては結構迷ったのである。ブレーキレバーの溶接加工となるとやはり万単位の出費を覚悟しないといけないが、
それだったら以前にも存在を知って大いに嘆いたR100R/ミスティック用の15パイの純正マスターに
ハンドルユニットごともう一度交換してしまうという手もあるのだ。
ハンドルユニット自体は1セット無傷で残っているから費用としても新品のマスター代に雑費を足す程度で一万円台後半で収まるし、
メッシュホースを新調しても自分で作業すれば合計して3万円もかからない。
しかも、困ったことにこっちの方がストッピングパワーは高いのである(ーー;)
迷いどころではあったが、せっかく作ったマスターとここは心中じゃ!と決めて、レバーを作ってもらうことにした。

さて自分が理想とするようなレバーの形の図面と今使用しているレバーの形を比べると
あまりのギャップに正直戸惑ってしまったのだが、ともかくこっちの方もそろそろ作業にかかるとしよう。
全然急いでいないシートのモディファイも含めて、4月中旬くらいまでには完成させたいものだ。

あと、Rの時計もようやく取り付けた。アナログ時計の消費電力は結構馬鹿にならないと脅かされていたので
これまで放っておいたのだが、充電器を購入した現在恐れるものは何もない。やはり静かな中でアナログ時計の
秒針の作動音がかすかに聞こえるのは雰囲気があっていいと思う。完璧に自己満足の世界だが、
一万円を投じた価値はまあ、あったのではないかというところだ。

3月8日 ブレーキレバーを発送する。いつものことだが送料540円。

3月14日 サス交換は必須かなと改めて考えた
友人と計画していた鈴鹿行きが事情でつぶれてしまったので、気分転換を兼ねてR100RSで下呂温泉に行く。
最初は一人で行くつもりだったのだが、クラブの有志がMLで流していたミニツーリングが結構盛況になりそうだったので
途中まではそちらに便乗することにした。

 
というわけで、以前平成の里として有名になった武儀町の道の駅で。


タンクバッグとスロットルロッカーを初装着してツーリング仕様が完成(^^)v

そんなわけで金山ダム近くのタイトなワインディングを走ったのだが、
R100RSでは現行モデルとは性能が違いすぎ、はっきり言って全くついていけない。
未だに慣れが足りないということもあったが、やはり大きな違いは安定感とハンドルの舵角の付き方だろう。
まあ安定感については何とかならなくもないが、このバイクは基本的に後輪主体で前輪は従輪に徹するという
極めてオーソドックスな特性のくせにあのでっかいカウルのせいで意外と前輪に荷重がかかっており、
それが災いするのか低いステアリングヘッドや細いタイヤから予想されるよりもフロントの切れ込みは鈍い。
しかもある程度攻め込んでいくと特徴が明らかになってきたのだが、このバイクは左右で旋回特性がはっきりと異なる。
もちろんR1100系でもK1200系でも程度の差こそあれ旋回特性は左右で異なっているのだが、
このR100RSの異なり具合はそれらの比ではないのである。
右は後輪に荷重をかけていくと素直に旋回力が増していくタイプでまず問題はないのだが、
左は同じようにしてスロットルを開けるとプッシュアンダーが出て外にふくらんでしまう。
体が硬くなってハンドルに余計な力が入っていた可能性もなくはないが、
これほどの違いはやはり車輌の特性から来ているものだろう。
この手のバイクでハングオフも似合わないからほぼリーンウィズに徹して走っていたのだが、
エンジンガードを削るまで攻め込んだ走りをする気も全くなかったしバンク角自体もR1100系より浅く
(R100RSの具体的な数字は知らないがR1100RSは49度、R1100Rが45度、R1100Sは51度である)
私が前90/90−18、後120/90−18という125ccバイク並みのサイズのマカダム50のグリップを
正直そこまで信用していないというのが念頭にあるので、およそ攻め込めないことおびただしい。
しかもパワーもブレーキも現行車より圧倒的に劣るから
性能差についてはもうどうとでもしてくれと言わんばかりのものがあり、
結局他のクラブ員の走りには到底ついていけず、おいていかれてしまった。
私のすぐ後ろで隊列のしんがりを務めてくれていたメンバーの方(とても上手な人)は
「後ろから見ていたけど、なかなか乗れていましたよ」とありがたいことを言ってくれたのだが、
当の本人は「全然乗れてねえ!何とかしないとダメだこりゃ」というのが正直な感想ではあった(-_-;)

なおスロットルロッカー(右側は動研で購入。左側は国内の有志が作っておられるものだが、性能差は事実上ない)の印象だが
要するに握力でグリップを握るのではなく掌底の部分にかける力加減でスロットルをコントロールするもので
(左手はただ保持するだけ)長距離ツーリングでは確かに腕の疲れは軽減される。長所はそれに尽きるだろう。
ただし、慣れの問題もあるだろうがスポーツ走行ではやはり無い方が操作しやすいのと、
右のロッカーの角度を走行中に丁度いい具合に調整すると停車時にはロッカーの位置が高くなって
手首が少々不自然な角度になってしまう。それに耐えられるならいいのではないか、ということで私は現在も使用中である。

さて途中でクラブの本隊と別れて一人で下呂温泉に行って帰ってきたのだが、どうもアイドリングが高すぎる。
空冷エンジンだし走行直後にある程度回転が高くなるのはわかるが、
それにしてもアイドリングが800〜1100回転のエンジンが1800回転でアイドルするのは異常だ。
先月調整してもらった時には勿論きっちり合っていたし、それから添加剤を入れて抵抗が減ったり
春になって暖かくなったせいなどもあるだろうが、何か原因があるのかも知れないな。
とりあえず帰宅してからディーラーに電話して聞いたところ、
「まずはアイドリングを下げてそれで暫く様子を見てくれ」との返事だった。
アイドリング調整はプロは同調などいろんなことを総合的に調整するそうだが、
素人がやるならマニュアル通りの調整でまずは充分だとの話である(そりゃそうだ)。
どっちにしてもエンジンが暖まっていないと調整するにしてもまともな結果は望めないので、
帰宅してから一休みしている間にエンジンが冷えてしまったからこれはまた後日だ。

それと、先日発注をかけておいた16パイのブレーキマスターとガスケットが届いた。
消費税や送料一切合財を合わせて合計17561円。
これでパーツは揃った。明日早速バイク屋に持ちこむとしよう。
なお燃費だが、リッター20キロちょうどだった。


3月15日 ブレーキレバーの溶接は昨年ブレーキマスターの溶接をお願いしたTNMさんにお願いしているのだが、
今回は私が時期的に多忙で直接持ち込むことができなかったので電話で話をする。
ある程度予想していた通り、私が事前に書いた「こんな形にしてくれ」という図面はそのままでは実現困難だったのだが(汗)
それにできるだけ近づけるように作ってもらうということで話をまとめた。あとは完成を待つばかりだな。
もっとも、費用節約のため今回は溶接作業を頼んだだけで、そこから先の溶接跡の研磨や塗装はこちらの仕事である。
どっちにしても完成したらKのブレーキ改造もこれで一段落だ。
帰宅してからは、R100RSのブレーキマスター交換をいつもの近所のバイク屋に依頼してきた。
部品一式に加えて、先日入手したサービスマニュアルも預けてきたことは言うまでもない。
自分でもできなくはないが、ここのところ連日の過労でかなりバテているし時間も不足している。
ブレーキフルードの予備が自宅にないこともあり、今回は素直にプロに任せることにした。
しかし昨日は気付かなかったのだが、右側のミラーが振動か何かの拍子でおかしくなったらしく、
鏡面と本体との固定がぐらぐらになってしまっている。確かKの初期にもこんなことがあった覚えがあるが、
ともかく走っていても鏡面は低い速度からブレて見づらいし、ガチャガチャとうるさくて鬱陶しいことおびたたしい。
それに先日時計は治ったのだが壊れていた電球はオーダーするのを忘れていたので、
実は未だに時計に照明がついてないのである(^^;)細かい出費も馬鹿にならないが、これはパーツを頼むしかあるまい。

3月16日 昨日のパーツの件でディーラーに電話をしてミラーヘッドと電球を発注する。
またいつものバイク屋に電話をしてみたところマスターの交換は無事完了したとのことだったので、
会社からの帰りにバイクを受け取ってきた。ちなみに工賃は消費税込みで3675円である。
ちなみにその結果なのだが、言うまでもなくタッチはやや硬い感じになりストロークも体感上半分くらいに減った。
ただし最終的にはホースが膨らんでしまうためか、握り込んでいくと相応にストロークはするし、
問題になるほどではないが多少は指にぶつかる(苦笑)
パッドに実際にかけられる圧力は下がっているのだが私には充分だし、メッシュホースならともかくノーマルのホースなら
どっちにしてもある程度の圧力はホースの膨張で逃げてしまうから絶対制動力にも大差はあるまい。
何よりも以前だとレバーが指にぶつかって奥まで握りこめなかった(つまり使えない領域があった)ブレーキが
格段に使いやすくなったのだからこれは大きなメリットだ。
油圧レシオを大幅に下げるというのは一つの賭けみたいなものではあったが、私にとっては正解だったかな。

さて帰宅してみるとサスについて相談していた知人からメールが届いていた。
どうやらこちらの思惑通りに事態を運べそうなので、スペシャルオーダーの計画は中止してサスは海外から並行輸入だな。

3月18日 サスについてひとつ問題が発生。構わずオーダーすることもできなくはないのだが、
今回は将来的にバイクを乗り換えた時にも設定変更で使い続けられるような高性能なモデルをというのが
当初からの計画の一つだったから極力妥協はしたくない。
事態が進展するまでしばらくは様子見してみることにした。

3月21日 ディーラーに行って先日発注したパーツを受け取る。税込みで総額5070円。
ついでに、納車時に依頼していたR100RSの取扱説明書もようやく手に入った。
これまでこの車輌には何故かR100RSではなくR80用の取扱説明書がついていたので、
これでようやくちゃんとしたマニュアルが手に入ったわけだ。
サービスマニュアルはあるといっても、あんなものは普段持ち運べないしね。


このくらいは画像がないと寂しいかと(笑) 新品のミラーヘッドです。

3月24日 Kのブレーキレバーが出来上がったと連絡がある。
金額はまだ計算が出てないので後日だが、メールで届いた画像を見ると確かにこれは凄そうだ。
現物が届いてからでないとなんとも言えない部分があるが、到着が楽しみだな。

3月26日 例のブレーキレバーが届いた。う〜ん、これは凄い(@_@;)
豪快にアルミの肉盛り溶接をしているのだが、そのビードを重ねながら三次元曲面を作ってしまっている^_^;
もっともこのままでは使えないから削りを入れて塗装にも出さないといけないのだが。

 
いつ見てもここの溶接は凄いなあ・・・。元のレバーの写真を撮り忘れたのが残念(-_-;)
右はこれまで使っていたレバーとの形状比較。実際には多少角度がずれてるんですが私のやりたかったことは大体わかるかと。

3月28日 久しぶりにDIY整備
休日出勤が終わってからR100RSの整備にとりかかる。
ここのところ3ヶ月近く平均睡眠時間4時間台の生活が続いていたのでこんな体力を残した休日は本当に久しぶりなのだ。
まずは右ミラーの交換。今回はじめて気がついたのだがミラーのベースのボルトが貫通する部分は6角形の穴が開いており、
ここでミラーのボルトの回転を防ぐようになっている。お陰で交換は楽なのだが、面倒なことをやっとるなあ・・・。
もっとも個人的に言わせてもらえば、ナイロン製か何かで振動吸収性はありそうだが表面の塗装が剥がれてしまう
ベースはもうちょっと何とかして欲しいと思う。余裕があればベースも取り外してポリカーボネート用塗料か何かで
一度きっちり塗ってやりたかったのだが今回はとりあえずパスだ。


わかりにくいですけど、ミラーのベースを真上から見たところ。

それからエンジンオイル量を点検。前回チェックした時には別に問題なかったのだが、この前入手したR100RSの
取扱説明書をきっちり読んでみると、オイルレベルのゲージは本体にねじ込まず差し込んだ状態で測定しろと書いてある。
それを知らなかった前回はねじ込んだ状態で調べていたので、ネジ山の分だけ結果は変わるはずなのだ。
結論から言うと許容範囲内で特に問題はなかったのだが下限に近づいてはいたので補充することにした。
納車時にオイルを交換してもらっているため(異常はない)という前提のもと納車直後のオイルレベル点検をしなかったから
どの程度減っていたのかは不明だが、仮にオイルレベルが真ん中だったと仮定すると1300キロ走って300cc減ったことになる。
う〜ん、これはR1100系の初期状態なみの数字だな。3万キロ以上を後にしてもこんなのか・・・。
まあ、減ったら足せばいいだけなんだけど。
で、家にストックのあるバルボリンのオイルを注ぎ足そうとしたのだがスロットルケーブル等が邪魔をして
ボトルの口をうまくオイルフィラーのところで傾けられないのである。
じょうごで注ぐという手もあったが、ふと思いついたのがカストロールに変わる前のBMWの純正エンジンオイルのボトル。
これは20センチ近くもある長い注ぎ口がボトルに内蔵されており、
購入して使用していた当時「面倒だな〜、こんなもん付いてたら注入に時間がかかるじゃないか」
と思っていたのだが、何かに役に立つかもと思って空のボトルを少しだけ捨てずに取っておいたのだ。
だが今回久しぶりに引っ張り出した古いボトルのラベルにR100系エンジンの写真が印刷されているのを見て
ようやく納得がいった。なるほど、あの長い管はR100系エンジンに注入するためだったのか。
ということでボトルの内栓を外してバルボリンのオイルをこちらに詰め替えて注入して作業はあっけなく終了。
後生大事に古いボトルを取っておいたお陰で楽ができたけど、R1100RSを購入したばかりの時には
まさかこういう形で役に立つ時が来るとは想像もしなかったぞ(^_^;)


ということで、旧デザインのボトル。今や結構懐かしく思えます(^_^)

それからオイル交換のついでがないという理由で長いことさぼっていたドライブシャフトのオイルをようやく交換。
私は廃油処理に吸着パックを使うので、できれば他のエンジンオイル交換と一度にやりたかったのだが
これ以上先延ばしにしてもいられないということで交換したところ・・・前回交換したのはいつだコレ(ーー;)


劣化の程度はミッションオイルとは比較にならないですね。ちなみに二個並んだボルトは左がドレン側です。

本来ガスケットは上下とも共通のはずだが、これは片方は銅製のガスケットを使っている。
私がBMWについて知識のない頃からオイルを交換していなかったとはさすがに考えにくいし、はて・・・?
とにかくここまで汚れていては問題ありなので、どうせならと先月購入したヤマハ用のギアオイルを
少しずつ何度か交換して簡単なフラッシングもやってしまった。これはもっと早く交換しておくんだったなあ。

で、時計の照明の復活である。この頃のBMWの整備性は全体的に現行モデルより遥かにいいようだが、
この照明も例に漏れず工具不要でアクセスできる。
が、ふと気付いたのだが下の写真のとおり電球のソケットには配線が一本しかなく、試しに下の写真の状態で
スイッチを入れてみてもやはり電球は点灯しない。
「マイナスの配線はどうなっているんだ???」としばらく考えていたのだが、結論から言うとソケット自体がマイナスの端子になっており
ソケットのホルダーを通して時計のユニットに電気をアースさせていたのだった。
というわけで、時計に組み付けた状態で試したら問題なく点灯しました(^_^;)
しかしまあ、設計者もよく考えるなあ・・・。


これがその電球とソケット。配線は確かに一本だけです。

それからアイドリングのスクリューにマーキングをしてマイナスドライバーを持参で試乗に出て、
充分温まったところでアイドリングを調整して作業は終了。もちろんまだまだ私の望む形には遠いけど、
整備状況としてはこれで一応問題ないレベルになったかな。
黄昏時に試乗を終えて自宅への帰路を混雑した車の流れに乗って60くらいでトロトロと走らせているのが実に気分よかったのだが、
それだけで結構シアワセな気分に浸れるところはR1100系にはない長所である。
あえて言うならR1200Cの感覚に近いものがあるかもしれない。勿論、見た目もポジションも全然違うのだけどね。
来月には一泊のツーリングが控えているので、ともかくこれで車輌の準備は整ったというところか。

3月29日 いつものバイク屋にKと例の新しいレバーを持ち込み、仮組みをしてみる。
昨日分に掲載した画像の通りレバーはアルミの肉盛り溶接をしたままなのでそのままでは使えず、
一部削り落としてやらないと本体と干渉してしまって組めないのだ。
バイク屋のグラインダーでガリガリと削りながら様子を見たのだが、レバーの角度にあとちょっと改善の余地があることが判明。
わかりずらい図面を書いた私にも責任があるが、どうせやるなら妥協は排そうということで一度返送して
問題点を一部補正してもらうことにした。ちなみにグラインダーの加工費はロハ。ありがたや〜m(_ _)m

4月1日 仕事の都合で一日遅れてしまったが、Kのブレーキレバーを発送する。送料はいつも通り540円。

また海外在住の知人から連絡があり、サスに関する問題が解決したらしい。うん、メーカーの対応は予想外に早かったな(^^)

4月2日 問題さえ解決したならあれこれ迷っていても仕方がない。幸いにして為替レートも非常に良くなってきたということで、
早速サスの発注に向けて動くことにした。(まだブランドは非公開にしておくので書き方がまわりくどいが)
今回は日本に正規輸入されていないサスを頼むとはいえそのメーカーの製品自体は日本にも輸入されているので
ディストリビューター同士の兼ね合い上海外から直接日本に送ってもらうことはできない。
海外在住の知人を経由して日本に送ってもらうことになった。
ついでに、Kのリヤスプリングもまとめてオーダーを依頼した。以前から換えたいという希望はあったのでいい機会である。
まさか、オーダーから一年以上なしのつぶてだった某社が「FGのサスがようやく入荷しました!」と
今頃になって連絡してくることはあり得まい(^_^)


なおオーバーホールに関してだが、これについては非常に楽観的に構えている。一応正規代理店があるということは
パーツは何とかなるということだし、オーリンズが国内某メーカーでOHできるように、大抵の作業は何とかなってしまうものなのだ。

4月4日 雨のためツーリングを中止して自宅で鬱屈としていたのだが、海外在住の知人からオーダーを完了したとの連絡があり
メーカーからの受付メールが転送されてきた。おし!

4月7日 サスを頼んでいる海外在住の知人から連絡があり、私のオーダーしたサスは在庫がなかったらしい。
まあ、相変わらず詳細は内緒なのだが(装着するまではこのまま秘密主義を続ける)オーダー可能なオプションをすべて装備して
体重に応じたレートのスプリングを組んでいるのだからそもそも在庫があるわけないのである。
というわけで、完成までに大体3〜4週間かかるらしい。そこから日本に輸送するまでの日数を考えると
装着は早くても5月の中旬だな。まあ、仕方ないでしょ。

4月9日 Kのブレーキレバーの納期が少し遅れると電話が入る。まあ、i−jayoの集会に間に合えばいいのだから
それにさえ間に合えば多少の遅れはどうということはない。私がジタバタしたも何も変わらないので、
とりあえずは完成を待つとしよう。


4月13日 仕事を終えてから、R100RSで下呂市(2004年4月1日より合併して下呂町から下呂市となった)にある苗代桜を見に行く。
本当は満開だった昨日に行っておきたかったのだが、疲労でちょっと走りに出る余力がなかったのだ。
桜がピークを過ぎてしまうのは残念だが、無理をして事故でも起こしては元も子もない。
しかし、そんな時に限って仕事が長引き、スタートが遅くなってしまった。本気で急ぐのなら私にはR1100RSがあるが、
桜を見に田舎の夜道をR100RSで飛ばすというのもまた良いではないかと思う(笑)

さて、ちょうど一ヶ月前にも同じ道を走っているのだがやはり経験値はこういう時に効いてくる。
ハングオフスタイルだとイマイチだった前回とはちょっと走り方を変えてみよう・・・ということで試したところ、
徹底したリーンウィズ走行で後輪荷重気味に走るのが割と具合がよく安定して速かった。
ただしそれだけでは旋回力がちと足りないので(街灯のない夜道なので、安全マージンを余分に取る必要もある)
思い切って腰を後ろに引き、バイクに伏せてハンドルから力を抜く昔のカフェレーサーまがいのポジションで走った。
気分はほとんどタイムトンネルの参加者である(笑)
推測だが、タイヤが細いためにハングオフでは荷重移動の効果が大きすぎ、それを何とか制御すべく走っていたため
かえって不安定になっていたのではないかと思う。
その効果あってか桜は一応見れたのだが、何しろ元々の出発が遅かったので到着してから5分ほどでライトアップが消されてしまった(ーー;)
仕方ないのでとっとと帰途についたのだが、下道ばかり160キロのナイトランは結構面白かったと思う。
こういう雰囲気や楽しさは、やはりR1100系にはない。ただし体への負担は大きいし、ずっと遅いけど。


一年前の今頃にもトップページの背景に使ってましたから覚えておられる方もいるかも。
高さ30メートルと23メートルのほぼ満開の桜が水面に映る様はちょっとしたものです。

帰宅してから、ブレーキレバーの溶接が完了したとの連絡があった。できれば週末に使えるようにしたいので、
早期に取り付ける方法をいろいろと考えなくては。

4月14日 RSに給油する。燃費は20.3kmだった。

4月15日 考えた結果、レバーをバイク屋に直送してもらうことにする。私が受け取ってバイク屋に預けるよりも
その方がバイク屋の作業時間が長く取れるだろう。要するに一部に肉盛り溶接を追加してもらったのだが、
当然余裕をみて余分に肉盛りしてあるので、Kに装着するにはある程度を削ってやらなくてはならないのだ。
そんなわけで、手元にあったロングタイプのブレーキレバーをくっつけて近くのバイク屋まで走り、Kを預けてきた。
うまくすれば明日には完成だ。

4月16日 仕事の合間に電話してみたところ削りは一応完成したとのことだったので、仕事の帰りに寄り道して
Kを受け取って帰る。今のところはあくまで装着してブレーキが効くようにしたというだけなので
本格的な削りや塗装はこれからになるが、一応問題なく走れるようになっただけでもありがたい。
ちなみに費用だが、ありがたいことにロハでやってもらえた。次回はどんな仕事を回してやるべきか・・・。


左が加工前、右が加工後。まだ完成はしてませんが、それでもやっただけありました(^^)v

4月17日 ツーリングと、トラブル発生!
友人と連れ立って紀州への一泊ツーリングに行く。奈良県を走り回って、途中給油での燃費は21.5km。
それから宿泊地の高野山に到着したのだが、ふとフロントフォークを見ると右側からオイルが盛大に吹いている。

 
アウターチューブとフェンダーはベタベタ。カウル・オイルクーラー・エキパイにオイルが飛び散り
ブレーキローターからタイヤまでオイルが流れてます(キャリパーの上部を参照)。よくここまで豪快に漏れたもんだ(ーー;)


ついでに、オイルを拭き取っていたらバランスウェイトが一つ剥がれてしまいました(-_-;)

以前にも別のバイクでオイルシールがダメになったことはあるが、ここまで短時間で急激に悪化したことはない。
とりあえずディーラーに電話してMOJのレッカーサービスについて相談したが、あれは基本的に自走不可能な状態でないと
使えないものらしい。タイヤにブレーキディスクまでオイルで濡れていたから使えないこともないかも知れないが、
根本的に私はここから自走で帰りたいし、ソロツーリングならともかくグループツーリングで一人だけ撤退など御免被る。
改めてディーラーメカと相談したところR100系はそういう漏れ方をする時があるそうだが、普通に走る分には
別に壊れたりはしないから岐阜まで自走しても大丈夫だろう(私は「翌日は峠を攻めに行くつもり」とは言わずにおいた)との判断だったので
それを信じてツーリング続行決定。あとは明日である。

4月18日 ツーリングの続き
宿泊していた高野山の宿坊を早目にチェックアウトして、まだ一般車の少ないうちに高野龍神スカイラインを走りに行く。
フォークからオイルの吹いたままのバイクで近畿地方屈指のワインディングを攻めに行くというのもかなり暴挙ではあるが、
道が曲がり始めるとペースの上がる人種である私がここまで来て走らずに帰れるものか。


というわけで、オイルを拭き取ってからディーラーメカの勧めに従ってティッシュペーパーを巻いて出撃。

勿論無理は控えて余裕をもった走りに徹したが、それでも充分に楽しめた。
もっともオイル漏れが続いていたため往きの上りと帰りの下りでは前輪荷重が増えるはずの下りの方が
ハンドルからの接地感が不足していたという恐ろしい状況だったのだが、まあ何とかなってしまうものである。


というわけで、護摩山スカイタワーで。ここは空いている時間に是非一度行っておかれることをお薦めします。


しかし、そのフェンスの下はゴミが散乱・・・(;一_一)
何で日本人はこういうところに無頓着かなあ・・・。嘆かわしいです。

それから鈴鹿に向かって某専門ショップで内緒話をいろいろとしたりしながら帰ってきたのだが、
とりあえず問題が残ったのはフォークの整備である。
どうせフォークスプリングは交換のつもりでいたからオイルシールを交換するのも同時にやってしまえばいいのだが、
フォークスプリングもリヤサスと一緒にアメリカから届くことになっている。
つまり、費用を節約するべく部品が揃うのを待つなら修理完了は今から約一ヵ月後となってしまうのだ!
しかし修理を急ぐだけのために万単位の工賃を二度払うのも馬鹿馬鹿しいので、
知人に連絡を取って先にフォークスプリングだけを発送できないか頼んでみたところ仕事の都合で難しいらしい(^_^;)
どうやら待つしかなさそうだな。途中で給油しての燃費は17.1kmだった。

ついでと言ってはなんだが鈴鹿に行ったついでにササキスポーツクラブさんに寄ってR1200GS等を試乗させてもらってきたのだが、
改めて現行モデルの完成度に舌を巻いたというのが正直なところだった。
R1150RTにも久しぶりに乗ってみたが、ついさっきまで乗っていたR100RSが嘘のようにスムーズかつパワフルに加速して
強烈に旋回して壁にぶつかったように止まるし快適性も格段に高い。運転していての面白さとなるとまた話は別だが、
移動のための路上走行機械といて評価するなら「もう、これは別次元の乗り物だ」というのが正直な感想ではあった。

4月20日 結局同じ道を辿るのか・・・。
いろいろと考えた結果、フロント回りの修理が完了するまでR100RSを封印することに決定する。
同時に、「せっかくやってしまうのなら」とフロントブレーキも強化改造を施すことに決めた。
何と言ってもマスターは16パイに交換済みだし、今回は昨年のKのノウハウが使えるからKの時よりは随分と楽なはずだ。
どうも、このHPを見てくれている方々の期待を裏切らない展開に自分でハマりつつあるように思えて仕方がないぞ(−−〆)

4月21日 RSのカウルの内側をのぞきこんで、ブレーキホースの配管方法をチェックする。
相変わらず手間のかかったことをやっているなあ・・・。しかし、これでマスターを交換できる技術的な目処が立った。
まあ時間的な余裕はあるのだし、今回はぼちぼちやるとするか。それより問題は金策だ(^_^;)
何しろ、フォークスプリングの交換は8月に控えているR1100RSの車検が終わってからでもいいか・・・くらいで考えていたので
交換の予算をまだ組んでいなかったところに、整備前倒しでブレーキの強化まで加えてしまったからなあ・・・。どうしよう(爆)

4月24日 K教徒の黒ミサに参加
仕事が終わってからi−jayoのオフ会に行く。昨年同様激しく遅刻となるが、オフ会が4月の第4土曜
とその翌日と決まっていて私が第4土曜は仕事と決まっている以上、これはいつまで経っても平行線のままである。
まさか変えてくれとは言えないし、仕方ない(>_<)
もっとも、昨年は急ぐあまりKで金山ダム湖付近のタイトなワインディングを爆走しすぎて自分の運転で酔ってしまったという苦い過去がある。
(普通こんなことにはならないが、街灯が無く暗いところでメガネ越しの視界を頼りに注視先を右に左に忙しく移しながら脳をシェイクしていたのが効いた)
この時はホテルの駐車場で休んで回復を待っている間に宴会が終わってしまったので、今年はそんな間抜けはしないようにと
ダム湖付近のワインディングは適度な速度に抑えた(^_^;)
で、無事宴会の終盤に間に合ったのだが食べることで頭が一杯で自己紹介は少々分裂気味のものになってしまった。
会場にいた方々ごめんなさいm(_ _)m ちなみに宴会の写真は撮影していない。ご了承を。
それから客室に移動して酒を交えつつ語らいとなったのだが、私は昨年同様ここに宿泊予約をしていない。
というわけで途中で席を辞してKで宿泊場所まで移動しないといけないためアルコールを入れるわけにいかず、
お陰で他の方々がキモチヨク酔っていく中自分だけ素面というのは少々・・・(ーー;)なものがあった。

4月25日 黒ミサの続きとブレーキ強化計画行動開始
前日からの続きで、午前1時を過ぎた辺りで席を立つ。しかし外に出るとこれがかなり寒く、Kのシートを見ると
この季節にしてしっかり霜が降りていた(^_^;)


こんな感じ。

勿論ある程度の防寒装備は用意していたが、それでも氷点下となるとやはり結構な寒さになる。
わざわざ宿に泊まらないという行為にこれほどわびしさを感じたことはなかったな。
客室にあった中からペットボトルに少しだけ注いできていた芋焼酎を宿泊場所に着いてからストレートで飲んだのが
せめてもの精神的救いだったというか(笑)
さて起きてから再び会場に戻った私は他の参加者の方々と合流したのだが、基本的に去年と一緒なので省略する。


エンジンの調子の悪い車輌をみんなでチェック


集合写真を撮影する直前の様子

相変わらず会自体は充分に楽しめたし、私としてもいい気分で帰途につくことができたのだが、
やはり仕事の都合でフル参加ができないというのが何とも残念だったな。
ちなみに燃費は16.9kmだった。どうもここのところ3台そろって燃費が悪い。
ツーリング途中の給油ではそれほどでもないから乗らない間にガソリンが気化でもしているのか(その割にはガソリン臭くはないが)?

帰宅してからは、Rのブレーキ強化のため少し前からチェックしていたKの4V用キャリパーをヤフオクで落札。
要は昨年KでやったことをRでもやるだけなのだが、そうなるとBMWを3台乗っていて
ブレーキキャリパーは全部同じものになってしまうということになる。
パッドも何もかも全部同じ部品で済むのだが効率がいいというか、ノウハウの使いすぎというか(笑)
しかし、これでGWは何もできなくなってしまった。本当は九州にツーリングに行きたいと考えていたのだけれど、
ここまで豪快に散財してしまっては・・・。まあ、アメリカの知人にサスのオーダーをお願いした時に覚悟してはいたのだけどね(−−〆)

4月26日 昨日落札したキャリパーの代金を振り込む。振込手数料は別で13000円。
あと、Kのブレーキレバーは基本的にこのままいくことにした。きっちり削ってやろうかとも思ったが、
あの物凄い溶接跡を見ているうちにこれを削ってしまうのが勿体無く思えてきたのだ。
形状的に言うと厳密にはほんの少しだけ気にいらない部分があるのだが、まあ許容範囲と判断した。
どちらにしてもこれを単品で塗装に出すと業者が嫌がるので、次回ミラーのアダプターを塗装するついでに頼むとしよう。
問題は、アダプターが売れて在庫が減ってくれないといつまでたってもレバーを塗装できないことだ(爆)

4月27日 キャリパーの出品者から発送したとの連絡がある。早い対応で助かるなあ。

4月28日 オイルを吹いて以来放ったらかしになっていたR100RSのフォークを修理するべく、ディーラーに連絡を取る。
とは言っても今回は同時にフォークスプリングを交換するとかブレーキキャリパーを純正を改造したものに交換するとか
イレギュラーな作業が含まれるのでディーラーには頼めない(というより、普通はやってもらえない)
先日はフォークからオイルを吹いたまま高野龍神スカイラインを爆走するとか命知らずなことをした私ではあるが、
基本的にはそういうバイクであまり距離を走りたくはないので今回はいつもの近所のバイク屋に持ち込み、
私が作業に口を出してきっちり仕上げさせようという魂胆なのだ。オイルシールの交換程度なら別にディーラーでなくても充分だし。
(勿論・いい加減な作業をする店でないことが前提。トルク管理などは私がサービスマニュアルと首っ引きでやるのだ)
ついでにトップブリッジも強化タイプにしようかと考えたのだが、如何せん予算が無い。
今回はオイルシールがアウトになったという事情があるからやむなく行ってはいるが、R1100RSの車検が控えていることもあり
本来ならフロント周りの整備は9月頃を予定していたのだ。しかもどうせならば一気に・・・と当初は考えていなかった
ブレーキキャリパーの交換までもやることに決めてしまったし。という訳で34000円するトップブリッジは断念して、
まずはオイルシールのみを発注した。

4月29日 早くもオイルシールが届いた。パーツ代3381円に代引き送料740円で合計4121円。

4月30日 キャリパー到着
キャリパーがまだ届かないので、出品者に連絡を取って荷物の伝票番号を教えてもらい佐川急便のHPで追跡調査をする。
ところが佐川急便のHPではその伝票番号の履歴が存在せず、最寄の営業所にお問い合わせくださいとの表示が出た。
何じゃそれは??? 早速佐川急便の岐阜配送センターに電話をして調べてもらうと、30分ほどして見つかったとの電話があった。
どうも今日の昼に岐阜営業所に届いていたらしく、本日の配達予定には何故か入っていなかったそうなのだが
迷わず本日中の配達を要求。かくして20時頃にキャリパーは私の手元に届いた。ちなみに代引き送料は1280円。
しかし、履歴が出てこなかったのは一体どうしてだったんだろう・・・?これは未だに謎のままである。


私のためにあつらえたかのように(笑)最初からこの状態。デジャビュを感じましたね(^^)v

ちなみにキャリパーの状態はまずまずだったが昨年Kで使うために落札したものほどではなかったので、念のためOHを決定。
実のところ昨年のKのキャリパーのために発注したキャリパーのリペアキットは新品のまま手元にあるのだが、
今年の8月に4度目の車検を迎えるR1100RSのキャリパーがもう限界のためこちらのOHもしないといけない。
幸か不幸かアメリカの在住の知人を通して発注しているR100RSのサスペンションがまだ出来上がっていないので
(在庫がないので一から組み上げている)これ幸いと連絡を取ってこちらも一緒にお願いすることにした。

5月3日 予算の都合でとりあえずは装着を断念した強化トップブリッジだが、何気なくネットサーフィンをしていると
同じようなものを発見してしまった。メーカーを調べると以前カーボン製のテレレバーAアームを出していた(これに問題が出たはず)
アメリカのCCプロダクツである。価格を見てみると119.95ドル。画面で見る限りモノとしては日本製の方が優れている印象だったが
(少なくとも、明らかに手が込んでました)R100RSならパッドに隠れてしまうので外見は関係なし。
強度も日本製に比べて多少劣りそうな気がするが、今回は予算がない上にちょうどアメリカからの荷物のついでがある!
というわけで、またまたアメリカの知人に連絡を取ってオーダーをお願いしてしまった。
わがままを聞いてもらってありがとうございますm(_ _)m

5月8日 R1100RSの改造の相談で鈴鹿の業者に行ったついでに、R100RSに使用するステンメッシュホースの製作ができないか聞く。
技術的には何ら問題なかったのだが現在そういう仕事をしていない関係で残念ながらバンジョーボルト等の在庫がなく、
仕入れるにしても私の希望する納期にはちょっと間に合わないという話だった。残念。現物合わせでホースを作れればベストなのだが
今回作業を依頼するショップでは製作できないので(自分でやる気はない)そうなるとプロト辺りにオーダーを頼むしかないか・・・。

5月11日 いつものバイク屋に先日入手したキャリパーと昨年入手しておいたキャリパーのリペアキットを持ち込んでOHを依頼する。
ついでに、これまで話していなかったサスのメンテ&モディファイ計画も一通り説明してきた。
どちらにしてもアメリカからのパーツが届かないことには何もできないので作業自体も別に急いではいないのだが、
届いたらすぐ作業にとりかかれるようにはしておかないとな。

5月15日 一向に届かないブレーキレバーの溶接費用の請求金額を確かめるべく、間に入ってもらっていた
浜松の友人に電話をする。結論から言うとまだ費用計算をきっちり出していないので請求できなかったのだが、
「相応のコストにはなるんだけど、"たかがブレーキレバー"に素直にそこまで請求していいものか・・・」
てなことになっているらしい。 あわわ(^^;)
そりゃ勿論、3月26日に記載のあの物凄い溶接(MIGではない。フリーハンドの肉盛りである)を見たら
相応の手間とコストになるのはわかるけどね。ま、今は金額が出るのを待つのみだ。

5月16日 これで5度目となるひるがのラリーに参加する・・・が、雨に恐れをなして四輪で参加してしまったので省略(笑)
実際には天候に祟られて少ない参加者ながらもそれなりに密度の濃い集会で充分に楽しめたのだが、
バイクで行かない集会というのはやっぱり往復の道程が面白くない。まあ、その分楽はできたのだけど。
実はこの時今後の計画に備えていろいろな情報収集もしていたのだが、形になるまで当分は内緒だ(笑)
あと、別件でディーラーに電話をしたところ「まだR100RS直してなかったの!?」と驚かれてしまった。
ハイ、高野山から戻ってきて以来一度もエンジンすらかけておりませんm(_ _)m
さっさと直したいのは山々だが、パーツが揃わないことには私も何もできないのだ。
とっととサスを作れよ某社のUSA子会社!(苦笑)

5月17日 サス(の他にもいろいろあるが)を頼んでいるアメリカ在住の知人から請求金額がほぼ確定したとのメールがあった。
詳細はまだ伏せておくが、全部あわせて部品代は17万ちょっと! 自分でも計算していたからほぼ予想していた通りで
あまり驚きはなかったのだが、改めて目にするとやはりあんまり目にしたくない数字ではあった(汗)
しかもこれは単なるパーツ代に過ぎず、実際にはこれに日本までの送料と取り付け工賃、それにメッシュホースの制作費用が加わる。
どこをどう考えても20万オーバーは必至の情勢だが、まあこれでR100RSにかけるお金は(今後の修理代以外は)おしまいだ・・・たぶん。
本音としてはオルタネーターの容量アップやグリップヒーター装着などもやりたいのだが、壊れて修理ついでの改造ならともかく
今のところ正常に作動しているものをわざわざ出費して改造するほどのこととも思えない。
トップケースを装着可能にしないこともそうだが、いくらRSばかり3台乗っているといっても
私がR100RSに求めているものはK100RSやR1100RSに私が求めているものと同じではない。
使い方もちょっと違うし、これはこれでいいのだ。

しかし件のサスだが、いくらフルオーダーとはいえ注文から6週間が経過して未だに届かないとはいかにも遅い。
最初はアメリカで組み立てているのかと思っていたが、ここまで遅れていることを考えると本社で作っている可能性があるな。
で、今はまだ船に乗って大西洋の上と考えたら・・・それでもやっぱり遅いが(-_-;)

5月21日 ここの所随分お世話になっているアメリカ在住の知人から仕事の都合で一時帰国するとの連絡があり、
ついでに届いているパーツは持って帰ろうかという有り難い申し出があったので大喜びで受ける。
サス以外は届いている・・・ということは、肝心のフォークスプリングは届いていないので結局のところサスの整備には
まだ手を付けられないということなのだが、それにしても早く手に入るならそれに越したことはないではないか。
少しでも荷物を持ってきて貰えれば次回サスを発送する時の送料も安くなるというものだし(笑)

5月22日 知人が帰国される日なのだが、結局サスはそれまでに届かなかった。ということは、どんなにサスがこの後すぐに届いても
彼が再びアメリカに戻るまでは発送不可能だということだ。まあこれは仕方がない。R100RSの復活は遅れるが、
他に乗れるバイクがあるとこういう時本当に精神的に余裕がもてていいな。

5月23日 いろいろと勉強になった
クラブのツーリングだったので、Kで参加する・・・が、あろうことか私は遅刻してしまい、
集合地点に向けて激走するあまり途中の連絡を入れていなかったので(私は無線を持っていない)
ほんの二分ほどの入れ違いで他のメンバーは私を待たずに出発してしまっていた(>_<)
待たせてしまったクラブメンバーの方々申し訳ない・・・m(_ _)m
仕方ないので後を追うべく出発・・・と考えたが、2ヶ月前に私がR100RSで走ってついていけなかったことでも察しがつくと思うが、
私の所属クラブの平均走行ペースはかなり速い。
私一人なら休憩の省略はどうとでもなるが、この近辺の土地に不案内だった私が地図を見ながら
取締りを気にしつつ追いかけても追いつける可能性は高いとは思えなかったので、
予定したコースをショートカットして先回りすることにする。
途中で携帯電話をかけてみたら有り難いことに連絡がついたので、待ち合わせ場所を決めて結局スタートから一時間半ほどで
ようやく合流できたのだった。メンバーの方々にはご迷惑をおかけしましたm(_ _)m

さて本日のコースだが、二ヶ月前にR100RSでクラブのメンバーについていけなかった区間が含まれていた。
ちなみにKを動かすのはほぼ一ヶ月前のi−jayoオフ会以来だったのだが、
実は今回の目的地もその会場と同じ美輝の里だったりするのである。
偶然とは言え、なんだかねえ・・・(;一_一)
で、同じところをKで走るとこれが結構いける。R100RSではパワー・旋回性能・ブレーキ・安定感すべてにおいて
R1100系にはかなわないと感じたのだがトルクはともかく額面上のピークパワーだけは90PSと
現代のRにもそう見劣りしないこのKなら(ブレーキ強化の恩恵も大きいが)ある程度の速度域までなら
まあついていくことができる。その辺の基本性能はR100系とはやはり格段の開きがあり、私もヘルメットの中で
ザクRとは違うのだよ、ザクRとは!」と素手で戦艦を沈める男のセリフで一人悦に入っていた(;^_^A
もっとも、腕と努力次第である程度は迫れるという話であって、腕が同じならやはりR1100系の方が
断然速く走れることは疑いない。実際、中速以上のコーナーは問題なかったものの
タイトな低速コーナーが連続する区間ではやはり現行Rにはついていけなかったことを忘れずに書いておこう。
ちなみに燃費だが、17.5kmをマークしている。
これでKが手元に来てからの走行距離はようやく1万キロを超えたのだが、最近の燃費には不満もあるし
前回エンジン調整をしてからそれなりに距離も走っている。
まだ急ぐ必要はないが、いずれエンジン調整とエアクリーナーの交換をしないといけないかな。

また、高野山の時以来殆ど記憶を頼りに手配を進めていた故のミスだったのだが、今回のツーリングに
R100RSが一台来ていたので改めてよく見てみたところ、フロントのアクスルシャフトが前に数ミリオフセットしている。


少しだけオフセットしているのがわかると思います。しかし、なんで今になるまで気付かないかなあ・・・(−−〆)

今頃気付くな俺!!と声を大にして言いたいところだが、最近我ながら不甲斐ないな(ーー;)
ともかく、そうなるとフロントフォークを左右とっかえ、向きを前後反対にしてキャリパーをフォークの後ろに取り付けるという
ブレーキの4ポット化計画に問題が発生してくる。トレール量が10ミリ近く変わればハンドリングは正直なところまるで別物だ。
今度届くはずのリヤサスは車高調整機能までオーダーしてあるのでリヤでもかなり補正はできるが、
根本的にフロントに調整機能がないからセッティングにも限度があるだろう。
私はR100RSにレプリカのハンドリングを与えるつもりはないので、ハンドリングを崩してブレーキを追求するか、
ブレーキの多少の不具合に目を瞑っても自然なハンドリングを残すか、ということだ。
キャリパーサポートを作って前後同径の4ポッドキャリパーを組むという手もなくはないが、今さらあまり余計な出費は避けたい。
ツーリングの帰路はそれをどうすべきかばかり考えていたのだが、ここはもっと詳しい友人に相談してみることにした。
異径ピストンにする理由はパッドの前後での面圧を安定させるためなわけだが、その具体的な効果はピストンの戻りの
反応が良いということに現れるわけだ(自分で試したわけではないが)その代わりセルフサーボ効果は低下するから
絶対的な制動力は多少低下することになる。逆に言えばそれだけで別に壊れたりするわけではないから、
、ピストンの戻りのリスクを覚悟で使うなら何とかなるかも、なわけだ。となると、やはりその辺を覚悟で4ポッドキャリパーを
前後逆に装着するというのが一番ましなように思える。
ボトル1本3000円もするが反応が非常にいいというブレンボ純正フルードも薦められたのだが、
まずは一般的なフルードで使い物になるかどうかを見たいので、それでダメだったらブレンボ製を試してみるとしよう。

5月26日 ネットを見ていて、K100RSのフォークを装着したR100RSの写真を発見した。
多分サスペンションとしての基本性能は剛性以外どっちもそんなに変わらないだろうが、
もしこれが付くというのであれば私にはキャリパーのマウントの問題を一発解決できるということにこそ意味がある。
大体私のところにはフロント回りがほぼ無傷の部品取りのKが一台寝ているではないか(*^^)v
これは早速調べてみなくては・・・と思ってETKを起動していろいろ調べてみたのだが、
不可能ではないが些か面倒だった。
最大の問題は、インナーチューブの径がそもそも違うことで(爆)
当然内蔵のダンパーユニットの品番も違うのでアウターチューブを替えてもこれがポン付けできるかどうか極めて怪しく、
トップブリッジからごっそり移植するしか手がなくなる。
当然面倒ごとが増えるし、せっかく購入したトップブリッジやフォークスプリングは無駄になるし、
費用も余計にかかるし、何より調整機構を持たないフォークユニットのオーバーホールと再セッティングを決めるのは・・・
オクムラに頼めば何とかしてくれるだろうが、面倒ではないか^_^;
しかも、フェンダーはK100用を付けるしかなくなるが私の部品取りKのフェンダーは
購入してすぐ譲渡してしまい既に私の元にはない。
ともかく、どう考えても投資に対して得られるものが些か少なすぎるように感じたので、
この計画は諦めることにした。

5月27日 いつものバイク屋に行ってOHしたキャリパーを受け取る。
11日に持ち込んで以来ず〜っと放ったらかしにしておいたのだ(汗)
費用は消費税込みで3150円。安いねえ・・・。

5月30日 先手必勝
BMWBIKES誌の秘密集会の日だが、会社の棚卸でそれどころではないので欠席する。
しかしそれだけだとあまりに寂しいので、仕事を片付けた後の気晴らしを兼ねて
R100RSのハイスクリーンを手配するためR1100RSでDATZ名古屋に向かった。

さて、DATZで在庫を調べてもらったところご自慢の自社製ハイスクリーンの在庫はクリアは問題ないが
スモークが欠品となっており、再生産の予定は無いとのこと。実質的な廃番である。
が、以前DATZ浜松でスモークの展示品がディスプレイされていたのを覚えていた私は更に詳しく調べてもらったところ、
幸運にも展示品が浜松に一個だけ残っていたのだった。
ただし長いこと展示されていたため多少の劣化があるらしい。
透明外装パーツの劣化というと外見上の劣化しか考えられないが、これを逃せば新品はもはや手に入らない。
何と言っても、新品のハイスクリーンの事実上日本で最後の一枚なのである。
「クリアかスモークか、とにかくどっちかは購入するからまずはその展示品を見せてもらえないか」
と依頼して、ついでにスクリーン交換に必要になる部品を一式まとめて発注してきた。

6月1日 パーツを一部入手
R100RSのパーツの手配などをお願いしていた知人がアメリカから一時帰国されたので、
会って話をする兼パーツの一部を受け取るためKを引っ張り出して会いに行く。
実はこれまで代金も立て替えてもらっていたのでその分に送料もある程度見越して合計17万5千円を手渡した。
明細はもうちょっとしたら公表するが、実際には送料を計算するとおそらくこれでも足りないだろう。
それでも、日本国内で揃えるのに比べたらおそらく8〜9万円ほど安く済んでいるのである。
帰国までにサスも届いているとよかったのだが、届かなかったので帰国までに揃っていたトップブリッジと
ブレーキキャリパーのリペアキットを手荷物で持ち帰ってもらったのだ。
なにはさておき、知人殿感謝いたしますm(_ _)m


今回受け取ったハイライト、CCプロダクツ製のアルミ削り出しトップブリッジ。

6月2日 トップブリッジを片手にどうすべきかいろいろ考える。
アルミ削り出し品のこいつはアメリカ製らしく?実によく光るのだが、
以前にも書いたとおり私は運転中視界に入るところに反射物を置くのが好きではない。
どうせセンターパッドの下に隠れてしまうし自己満足とも思えるのだが、
装着した状態を想像するとやっぱり外見が気に入らない^_^;
アダプターの塗装を依頼しているいつもの業者で塗装してもいいのだが、
きっちりしたマスキングが要求される部分だからできればアルマイト加工が理想だろう。やるべきか・・・。

6月3日 いろいろ考えたり問い合わせたりした結果、とある業者さんにアルマイト加工を頼むことにして
ビニールの封を破ったトップブリッジの梱包をしていたのだが、やはりよく光るのが少々気になる。
いくら何でもおかしいと思って表面をよく見てみると、
クリアーが吹いてあった(-_-;)


ちなみに写真は4日にまとめて撮影してます。切削加工自体はフラットのものに比べると大味な印象。
でも実用上は充分だろうし、何より安い!

道理で光るはずだ。しかし、それではアルマイト加工はクリアを完全剥離しない限り不可能になる。
いろいろと考えた結果、やむを得ずアルマイト加工は断念することにした。業者さんには悪いことをした・・・。


6月8日 これだけ長いこと乗っていないとバイクが腐ってしまうかなと思ったので、
久しぶりにR100RSのエンジンをかける。さすがに調子はいまいちと感じたが、
また走るようになれば元通りになるだろう。ともかく、異常がでていなくてよかったよかった。

6月11日 帰国していた知人の方から遂にサスが届いたと連絡がある。
4月4日にオーダーをしてからここまで、長かった・・・。


6月12日 ブレーキキャリパーのOHとパッドの交換を頼んでいたR1100RSを引き取りにディーラーに行く。
パッドは一年前にKのキャリパーに装着するつもりで購入しておいたカーボンロレーヌのシンターパッドを
ようやく装着したのだが、新品であたりがついてないことを考慮してもどうも効きが気に食わない。
初期制動はかなり穏やかでパッドを通じて伝わってくる情報の判りやすさは秀逸だが
(同時にシール類を新品にした効果も当然あるだろう)どうも握りこんだ時の効きがやや弱いのだ。
初期型のEVOブレーキにも5分で慣れた私は初期段階から強力に制動力が立ち上がる方が好みなので、
使い込めば評価は変わるかもしれないが、現時点ではそれまで使っていたプレミアの方が好みには合っている。
これまですっかり失念していたが、取り置きしてあったカーボンロレーヌをR1100RSに使ってしまったことで
R100RSのキャリパーを交換した後で取り付けるパッドの手持ちがなくなってしまった。
今さら純正を付ける気はないし(長持ちはするし効きもまずまずだが、高価だしあまり好みではない)
サスが届き次第間髪入れずに作業にかかるとするともうあまり時間はないので、
次のパッドを急いで手配しなくては。
あと、DATZから先日頼んだパーツとスクリーンが入荷したとの連絡もあった。早速明日取りに行くとしよう。

6月13日 早朝にアメリカから荷物を発送したとの連絡があった。サスペンションにフォークスプリングに
なんやかやと送ってもらうとさすがに送料がかなりの金額になったので、急遽追加の支払いを決定。
それからR1100RSでDATZ名古屋に向かう。早速ハイスクリーンを見せてもらったのだが、
確かに多少の傷はあったのだが「まあ、このくらいなら許容範囲だろう」と思えるもので充分納得して手を打った。
ちなみに傷の分だけ多少値段を引いてもらっているが、幾らだったかは伏せさせていただく。


というわけで、ほぼ新品の状態で日本に残っていた最後の一枚は私の元にっ!

6月14日 まずは、銀行から送料の不足を振り込む。振込手数料も合わせて9904円。
それからブレーキパッドのオーダーについて考えたのだが、何しろオーダーするのが遅れたために
今からだと普通に頼んでもサスが届くまでに間に合わない可能性も充分になってしまった。
フェロードやデルファイも試してみたい気はあったのだが、せっかちな性分の私はパーツ到着を待って
作業スタートを遅らせるというのをこれ以上続けたくはなかったし、プレミアは前回使ってかなり気に入ってもいた。
というわけで今回はプレミアにすることに決定。これだったらフラットから取り寄せができるので
納期の心配がないというのも大きな理由である。早速フラットに電話をかけて一台分を送ってもらうことにした。
あと、インターネットで荷物追跡をしてみると例のサスペンションは既に日本に向けて飛行中らしい。
もう到着までいくらもないな(^^)

6月15日 勢いでスクリーン交換
仕事を終えて帰宅すると早くもプレミアのパッドが届いていた。代引き送料と合わせて10400円。


見ての通りです(^_^)

仕事を先延ばしにするのは性に合わないので早速パッドとパーツの一部を持ってR1100RSでバイク屋に出発。
実はパンクしてしまっていたのでその修理と、パッドの交換をお願いした。
というわけで、カーボンロレーヌは走行300キロで取り外されてR100RSに使うことに。
R1100RSはより私の気に入ったプレミアである。
工賃として合計3150円を支払った。
それから自宅で、気分転換を兼ねてR100RSのスクリーンを先日入手したハイスクリーンに交換した。
あのスクリーンはボルトやビスではなく軟質プラスチック製のプラグで止まっていて、一応工具不要で脱着ができる。
もっとも構造からして再利用が効くとも思えなかったので新品を使ったが、同時に受け取っておいたはずの
ラバーのシールが何故か見当たらず、仕方ないのでそれまで装着していたシールを汚れを落とした後
アーマオールで拭いて再使用した。


これだけ見ると一昔前のアメリカンフルドレスツアラーに見えないこともない。
一度この状態で走ってみたかった(笑)

見た目は画像の通りなのだが、正直言っていまいちではある(^_^;)
まあ、予想していた通りといえばその通りなんだけど。


ルックスはともかくとして、いかにも空力的に効きそうな高さではあります。
後の評価は実走してからですね。

あと、座高の高い私の場合普段の視界に特別な問題はないが腰を後ろに引いて前傾すると
視界はスクリーン越しを余儀なくされる。スクリーンのスモークの色合いは濃くはないが
DATZのカタログの写真よりは濃かったので、夜間のハイスピード走行には多少の支障が出るかもしれない。
そういう意味ではクリアの方が良かったかもだな。まあ、走ってもいない状態であれこれ言っても仕方がない。
あとは整備が完了してからだ。

6月16日 ふと家の中を見渡したら、昨日あれほど探しても見つからなかったR100RSのスクリーンのガスケットが
目に付く場所に置いてあった。気に入らんなあ・・・(;一_一)

6月17日 R100RSのトップブリッジを強化するのは既定事項だが、単純に考えたら剛性が上がるという事は
衝撃を吸収しにくくなるわけで、それを緩和するべく(というより、ノーマルより振動を低減したい)
簡易ラバーマウントを試みることにする。要はトップブリッジとクランプの間にゴムの板を挟めばいい理屈だ。
本当ならハードタイプのソルボセインでも使いたいところだが、おそらく強度と耐久性が足りないだろうし
ハンドルアップもやる気がない私としてはあまり厚みのある板をかませてハンドルが上に上がってしまう事態も避けたい。
近所のDIYの店で物色した結果、厚さ2ミリのゴム板を税込み368円で購入した。
あとはこれをクランプの形に切り抜けばOKだろう。

それからネットでアメリカから発送されたサスの追跡をしていたのだがどうやら本日岐阜中央局に向けて発送されたらしい。
ということは、Xデーはたぶん明日だな。
しかし喜んでばかりもいられず、詳細を見ていると税関へ提示した結果税付区分が税付になったと書いてある(ーー;)
実際よくあることだとは聞くが、日本は二輪部品の関税は原則非課税のはず。
配達員が来たらいろいろと聞いてみなければなるまいな。

6月18日 遂に届いた!
自宅から荷物が届いたとの連絡があったので帰宅したときに中身をチェックする。


さすがに結構な大きさと重量になりました(^_^)

まずは興味の対象だった課税通知書だが、明細はこんなのだった。


つまり、そういうことだ。しかし価格が8万7385円という根拠がよくわからないな。
実際の価格より安くなっているお陰で得はしているからいいんだけどね。
その実際の価格だが、すべてUSドルでの現地価格で以下のようになる。

タイプ41リヤショック             749.95
以下オプション
車高調整機構                  95.95
油圧プリロードアジャスター          95.95
サスペンションロッドの窒化チタンコート  95.95

フォークスプリング               159.95

K100RS用リヤスプリング          109.95

トップブリッジ                  119.85

これに一緒に頼んでいた一部純正部品や送料、保険料などを加えて邦貨換算するとこれまでの金額になったわけだ。
まあどっちにしても消費税と地方消費税はどうしようもないな。


フォークスプリングとリヤスプリング。勿論リンクカーブシステム採用の可変レートタイプです。

それからフォークスプリングとKのリヤサスのスプリングを調べた後でいよいよお待ちかねのリヤサスの開封である。
それなりに立派な木箱に入ってきたが(ビツボの金属ケースには負ける。レムスマフラーの木箱よりは華奢な印象)
これを開けると・・・


右は梱包材を半分ほど取り除いたところ。箱の中のグレーの物体はXLのTシャツでした。

木屑ですか!?
これは予想外だった。りんごじゃあるまいし・・・。
しかもこの木屑がサスの各部パーツの隙間にも結構入り込んでいて、取るのがなかなか大変だったのだ。やれやれ。
窒化チタンコーティングされて薄い金色に輝くロッドの表面に油の染みた木屑がついているのを見たときには正直、萎えた(;一_一)
あと、油圧PAとリザーバータンクのホースが真上を向いて取り付けられていたのもやれやれだな。
まあ最初から調整することを前提としているのだろうけどね。
なおツインショック用のスプリングにはスプリングコンプレッサーが付属するという話なのだがモノサスのこいつには
関係ない話だったようで、スプリングに巻いてある派手な色の緩衝材を何かと思って外してみるとMサイズのTシャツだった(^_^;)
何故サスに付いていたTシャツがXLで
スプリングについていたTシャツがMなのかは謎だが、多分何も考えてないのだと思う(笑)

で、フォークスプリングをバイク屋に預けると共に「仕事が終わったらバイクを持ってきていいか」と聞いたところ、
今修理が終わった車輌を客が引き取りに来るまでは駄目だという。狭い店なので単純にスペースがないのである(ーー;)
まあ、ともかくこれでほとんどのパーツが揃ったわけだ。よかったよかった。
しかしR100RSにサスを試しにあてがってみたところどうも油圧PAが邪魔をしてシートレールに干渉しそうに見える。

 

 
ここまでサス屋置いてけぼりの設計というのもどうかと思いますが・・・。ともかくサブフレームが内側に寄りすぎているのが元凶。

以前掲示板も「油圧PAを付けると車体と干渉するからR100RSに油圧PAは付かない」と指摘されたことがあったが、
ハイパープロでも例外ではないことが立証されたような感じだな。もっとも、そういう仕様を堂々と注文できる辺り
メーカーが何も考えてないだけという気もするが・・・(ーー;)
さてどうやって取り付けるかだが、ハイパープロの油圧PAはボディと一体化はしておらず、
シリンダーにロックナットとスプリングに挟まれる形でねじ込まれているだけの簡単な構造になっている。
つまりスプリングを交換するのとほぼ同じ手間で油圧PAを外すことはできるわけだ。
で、どうしたものか友人に相談した結果

だったらシートレールを加工してしまおう!

ということで方向性がまとまった。
油圧PAはどうしても欲しい装備だから、付けられればそれに越したことはない。
普通のライダーには論外の作業だろうが、このHPを始めて以来とみに広がっている
私の付き合いのあるショップならばそれを可能にするところがいくつかある。
いろいろと考えた結果、今回は鈴鹿のソルパッサーレというところに依頼することにした。
ともかく付きさえすれば、このサスは伸び側減衰力調整50段、圧側高速30段/低速30段に可変レートスプリング、
それに私のオーダーでプリロード油圧調整に窒化チタンコーティングに車高調整機能とスペックだけなら
世界的に見ても比肩するサスはそうそうないほどの凄まじさを誇る。セッティングの難易度は高いだろうが、
やるだけの価値は多分、ある。

6月19日 
ソルパッサーレに行く前にもう一度R100RSにサスをあてがって寸法を計測してみたが、
やはり油圧PAがついている限りそのままでは装着不可だった(ーー;)
やはりシートレールの切断&溶接しかないか。
まあ、今まで誰もやったことがないのなら私が初めての男になるだけである(^^)v
どっちにしても昨日電話した時に「一度見てみたいのでハイパープロを持ってきてほしい」とは言われていたので
リクエストに応えてハイパープロを持参で鈴鹿に向かった。
とはいっても今日は大体の方向性を詰めるだけ。まずは地元のバイク屋で4月にオイルシールがダメになって以来
そのままに放置してあるフロント回りを修理&整備してまともに走れるようになってからこっちの作業も改めてということになった。
工場の作業の都合もあるが、作業開始のXデーは27日と決定である。


というわけで、工場の床で撮影。

6月20日 やはり設計思想の違いだろうな
車のトランクに以前使っていたKのリヤサスと先日届いたハイパープロのスプリングを積み込み、
いつものバイク屋に向かう。スプリングの交換を頼めないかと思っていたのだが、スプリングコンプレッサーがないという理由で断られた。
あれま(ーー;)
が、店内を見たら店の中に多少スペースができているので今日R100RSを運んでいいかと聞くともう大丈夫だという。
今回は前述の通り27日に鈴鹿でシートレールの溶接加工がある上ステンメッシュのブレーキホースを製作する必要があるので
その分の納期を見込んで極力早め早めで作業を進めておかなくてはならないのだ。
という訳で、自宅に戻ってから早速R100RSのエンジンをかけて出発。
考えてみればこのバイクを動かすのはもうまる二ヶ月ぶりである。それはそうとして、新しいハイスクリーンは
視界を少々遮るのが鬱陶しく感じる部分もあるが防風効果はさすがに抜群のようだ。
まだ距離を走ってないし速度も出してないから断定はできないが。

それからバイク屋でいろいろと打ち合わせをしたのだが、やはりオイルシールの形状がひっかかる。
現在R100RS用サービスマニュアルという物は純正部品としては手に入らず、私がディーラーを通じて購入したマニュアルは
R100R/R100GS用で付録としてRS用の整備データが載っているというものだ。
これを見てもよく分からないし(RS用とは構造が多少異なるため)BMWBIKESアーカイブスを見ても
こちらはツインショックの記事なのではっきりとしたことがわからない。
4月の高野山の時にも不思議に思っていたが、どう見てもダストシールがなく(ブーツはついているが)
アウターチューブの一番上に直接オイルシールが付いているようにしか見えないのだ。


これです。国産バイクの常識で考えていたからディーラーに聞くまで「どうやってシールを外すんだろう?」と結構悩みました(^_^;)

仕方がないのでディーラーに電話をして直接聞いたところ、やはりダストシールは存在しなかった(@_@;)
「普通テレスコっていうと、ダストシールがあってロックリングがあってその下にオイルシールがあるもんでは?」と聞いたら
「それは国産のバイクの考え方!」
とあっさり言われてしまった。た、確かに・・・。
まあともかく、これで一応のやり方は分かった。よかったよかった。

6月21日 台風のさ中に打ち合わせ
まずは朝一でバイク屋に電話して、フロントの4ポッドキャリパーの仮組みだけ先にやってもらうように依頼する。
この日は台風が来たお陰で会社が早く終わったので、その足でバイク屋に直行して改造の方の相談をした。
今回私がオーダーした整備内容は
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
フォークオイルの交換とスプリングの交換とオイルシールの交換とトップブリッジの交換
ブレーキキャリパーをまたまた4ポッドに交換して、ホースもメッシュホースに交換
ハンドルの簡易ラバーマウント化
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
だったのだが、メッシュホースにするとなると当然現物合わせの採寸が必要となる。
ディーラーでブレーキホースのマウント類なども追加購入しないといけないことは判っていたので
私が到着次第すぐ採寸にかかれるようにしておいてもらっていたのだ。
でR100RSの様子を見たのだが、もともとR100RSはブレーキホースの一部に金属製のパイプが使用されており、
キャリパー本体にもバンジョーボルトではなくそのパイプをねじ込んで固定する設計になっている。
だからこそキャリパーを外すのが面倒で、私が今回メッシュホース化を決断した理由の一つでもあったのだが、
仮組みしてもらったところそのパイプがオフセットを合わせただけの4ポッドキャリパーになんとそのまま装着できたのだった。
これこそ純正流用カスタムの妙だな。

 
というわけで、いつものバイク屋。4ポッドキャリパーも簡単に付くからBMWは面白い(笑)

ということであればこの辺のパーツは純正品を流用した方がすっきりまとまるので、その場でディーラーに電話をかけて
必要なパーツを発注。同時にブレーキホースの採寸も行った。イギリスのMotobinsはR100RS用のメッシュホースの
海外通販もやってくれるのだが、今回はホースのレイアウトも変えてしまうからと頼んではいない。
ツインショックのRSのようにカウルの両側からホースを伸ばす計画だからな。


作業を手伝う合間に割れていたミラー取り付け部分もプラリペアで補修。

帰宅してからはプロトのHPにアクセスしてスウェッジラインのメッシュホースのオーダーフォームをダウンナロードし、
必要事項を記入してFAXで送った。納期は1〜3日と言う話だから、これなら充分間に合うだろうな。


6月22日 帰宅してみると、プロトからの返信FAXが届いていた。対応早いなあ・・・。あとはスタビライザーを取り外すため
8ミリのトルクスのソケットを近所の工具屋で購入してバイク屋に預ける。価格は税込み860円だった。


6月23日 ハイパープロのスプリングを組み込むためにKのリヤサスを取り外し、まずは知り合いの自動車屋に持っていく。
しかし、四輪用のスプリングコンプレッサーでは寸法が大きすぎて分解不可能だった(^_^;)
交換しないとKが動かないので、こちらも早いところ何とかしないとな。
また、早くもプロトからメッシュホースが届いた。素晴らしいレスポンスの良さだな、これは。
ホースを3本とバンジョーアダプターと三つ又と代引き手数料と消費税を合計して26250円だった。


見た目の印象は申し分なし。あとは実際に使ってからですね。

バイク屋に持っていって確かめてみたが、ホースは思ったよりもずっとしなやかで取り回しは予想以上に楽なようだ。
オイルシールの交換は無事終了していたし、作業もぼつぼつと進んではいる。

 
当然、フォークオイルも同時に交換。オイルの状態はほぼ予想通り。フォークの状態は非常に良かったです。

どちらにしても、ディーラーからパーツが届いてからでないと組めないのだけれど。
今日はディーラーからの荷物はなかったので、明日問い合わせだな。
それから、DIYの店でスパイラルチューブを購入した。最近はあまり使用されないが、
R100RSはカウルの内側をホースが通る部分が長いのでやはり必要になるだろう。一応外側に使う場合も考慮に入れて、
2種類で合計3メートル購入して税込み109円。工業用だから色は半透明と黒しかないけど、
こういう値段を知っているとバイク用のチューブは買う気がおきませんな(^^)v


価格はメーター31円と47円。太さを変えているのは勿論考えがあってのことです。

6月24日 週末までには無理だったか・・・。
21日に発注したパーツについて朝イチでディーラーに問い合わせたところ、実はまだディーラーに入荷していなかったことが判明。
その日のうちにBMWジャパンからの荷物はディーラーに届いたのだけど、その中に入っていたのは私が同時に発注を頼んだ

R1100RSの(大して急いでいない)パーツだけで、肝心のR100RS用のパーツは届かなかった(;一_一)
ということは国内在庫なしですか!? BMWの部品供給体制は結構高い評価をしていたので(価格はともかく・・・)
まあすぐ届くだろうとたかをくくっていたのだが、これはちょっとあてが外れた。そうなると最低でも今週末の完成は無理だな。
しかしソルパッサーレさんとこには27日に行くことになっているし、あちらの仕事の段取りをそうそう勝手に変えるのも悪い。
26日までにとりあえず走れるようにするべく計画変更だ。


昨日外したKのサスを別のバイク屋(私はあまり付き合いがない)に持って行こうとしたが、仕事の都合で閉店までに間に合わなかった。
仕方がないので、とりあえずいつものバイク屋に寄ったついでに預けることにする。
バイク屋ではフロントフォークを車体から外すのを手伝ったが、フォークは外れたもののフォークスプリングが結構な難物のようだ。
フォークの上の蓋がねじ込み式などではなくストップリングで抑えている構造で、要するに上から力技で押し込んで
スペースを作ってロックリングを外すと蓋は抜けるはずなのだが、これが異様に硬くてまるで押し込めない(@_@;)
もちろんディーラーなら特殊工具を使って一発なのだがさてどうしたものかな。その作業だけ別のバイク屋に横のつながりで依頼するという手もあるが・・・。
それはそうと、ロワーブリッジの右側クランプ内側は何故か妙に凸凹していてというより傷が入っていて、しかもそれが盛り上がっていた。
無理な取り付けなどで凹んでいるならわからなくもないが、なんで盛り上がっているんだ???謎である。
あと、模型屋(岐阜では最大の模型店であるタムタムの本店)に行ってタミヤのポリカーボネート用スプレーのブラックを税込み525円で買ってきた。

6月25日 装備と経験値はとても大事だと実感した
仕事の合間にバイク屋に電話をしてみると、やはりフォークスプリングは外れていないらしい。
別のバイク屋にも聞いてもらったところ、専用工具はやはり所有していなかったのだ。
まあ、その店もディーラーではないから専用工具については正直期待していなかったのだけど。
で、最初の店はもともと一人でやっているところなので力仕事にはやはり限度がある。
というわけで仕事が終わってからの手助けを要請された私は、その前に何か特殊工具の代用品はないかとホームセンターを回った結果
三方向締めのクランプを購入した。あと、フォークを傷つけないようにするためラバー製のコーナープロテクターも切り売りで購入したのだが、
94円と書いてあったからてっきり1メートルあたり94円と思っていたのだがレジで940円を請求され、よく見ると10センチあたり94円だった。
よく確かめずに景気良く買い過ぎたな(-_-;) 切り売りだから返品もできないし・・・。ともあれ、合計は1462円だ。

さてその二つの秘密兵器と以前取り外した13パイのブレーキマスターを持ってバイク屋に出発。
もちろんBMWディーラーが持っているスペシャルツールのようにはいかないが、
その二つを活用してスプリングは無事交換することができた。それにしても、ストップリングの固かったこと!
バイク屋に言わせると「国産の倍くらいの固さ」だった。しかし、専用の特殊工具を持って経験値を積んでいるディーラーなら
ほんの数分の作業なんだよなこれ・・・。ちなみに私とバイク屋は手探りの状態で40分を費やした(^_^;)


要するに、こうして押し込んだわけです。まったくクランプ様々(^_^)

そうして交換したハイパープロのフォークスプリングだが、見てみると純正スプリングとは随分と違う。
バネレートが一段や二段などではなく、無段階に連続可変するというハイパープロご自慢のリンクシステムカーブを採用しているのだが
確かに見事に不等ピッチにはなっている。バネレートは太さの二乗に比例し巻き数に反比例するので並べて見ていると凄まじく柔らかい
スプリングかと思ったのだが、実際にフォークに装着する時に力技で押し込んだ時の手応えは純正とそんなに違わなかった(^_^;)


上が純正、下がハイパープロ。純正品の長さが2センチほど短いのは元々かへたりのせいかは不明です。
多分ハイパープロが自由長を長くしてプリロードを余分にかけて反応を良くしているんだと思いますけどね。



かくして、フォークのメンテが終了。

まあ、これでパーツを組み上げればとりあえず走行可能な状態には復活する。私の望む完全な状態には程遠いが、
これも勉強のうちだ。あと忘れないうちに13パイのブレーキマスターを渡してとりあえずこれを装着するようお願いしておいた。
手順からいけば面倒なだけなのだが、いくら4ポットキャリパーを装着すると言っても片側だけではパッドの面積は勿論
ピストンの断面積が小さすぎる。この車輌の標準状態だと油圧レシオは22.7(89年式以降は17)で
私のRSはレバーストロークが大きすぎて指に当たるのを嫌がって16パイのマスターで油圧レシオを15まで落としている。
これを4ポットシングルキャリパーにしたら油圧レシオは11.4になってしまうのだ。
パッドの面積は増えるので単純に標準状態の圧力半分パッドの面積半分で合計4分の1の制動力なんてことにはならないが、
どっちにしてもこれではブレーキが効かなさすぎるだろう。少なくとも私は二日後にこの車輌で鈴鹿まで自走して
無事に生還しなくてはならないので、一回だけの使用でもその間の安全性が向上するなら工賃を余計に払う価値はある。
一応これでうまくいけば13パイのマスターのまま4ポットキャリパーを装着ということも考えてはいたが
(K100の2Vならメッシュホースを使用すれば不可能ではない)以前13パイのマスターを付けていた時の経験からして、
R100RSにそれを期待するのは恐らく誤った分別というものだろうな。
あとバイク屋に指摘されたのだが、今回の目玉の一つでもあったCCプロダクツのトップブリッジは
そのままでは取り付けられないことが判明した。アルミ削り出しのこのトップブリッジは厚さが約4ミリ!しかない純正と違って
厚さは13ミリもあり実に頼もしそうなのだが、そのためハンドルを固定しているクランプのボルトの長さが足りなくなって
ハンドルが固定できないという実におマヌケな欠点があったのである(−−〆)
しかもこのボルトはスタッドボルトでクランプの中にねじ込まれているタイプだから、クランプもろとも交換しないことには
長いボルトへの交換がかなり困難な設計になっている。
スタッドボルトを抜いて交換するという方法もあるが、私の周りには今のところ適当なスタッドボルトを入手するルートがなく
都合よくポン付けできる代用クランプもたまたま知っている(^^)v
とりあえず当面は純正トップブリッジで組んでおくことにして、代品としてホンダのCB400SF用のパーツを発注した。
これのクランプ上部だけを流用して、長いボルト(キャップスクリュー)を別に探してトップブリッジを組み付けようという作戦である。

それから自宅で以前取り外しておいたミラーの基部の塗装をする。この基部はナイロンのような半透明の樹脂の上に塗装をしてあるのだが
樹脂の部分にそこそこ弾性があるためか振動による変形に塗装面が耐えられず塗装が剥がれてしまっていたのだ。
前のオーナーもタッチアップで補修した跡はあったが、所詮普通の塗料ではたかが知れているので昨日購入しておいたポリカボ用の
スプレーを使用する。スチロール樹脂には適さないこの塗料がうまいこと定着してくれるかは不明だが
(定着しなければソフビ用シンナーででも溶いてやらねばなるまい)これは塩化ビニール系塗料で塗膜の弾性が通常の塗料とは
比較にならないほど高いうえ、食いつきを少しでも良くしてやるべく表面は塗装を簡単に剥がしたあと400番までのペーパーで
荒らしてあるのだ(ちなみにKの塗装をした時の下地処理には1000番まで使用した)。
半分寝ボケながらのやっつけ作業だったが、まあ手抜きしたなりの仕上がりにはなったと思う(汗)


これは塗膜の剥がれている部分を剥がして軽く表面を荒らしたところ。
定着性にあまり自信はなかったので全剥離はしませんでした。

6月26日 仕事の帰りにR100RSを受け取りに行く。当然走れる状態にはなっていたのでそのまま乗って帰ってきた。
費用はどうせ欠品中のパーツが到着次第再入院して整備&改造をするので、それが終わってからまとめて請求するということになった。


いんちきシングルディスクの図(汗)左側にはちゃんとキャリパーが付いてます。7月1日現在まだこの状態。


ついでに片側だけ4ポッドキャリパーを装着した時のブレーキレバーのストロークの様子を公開。これはフリーの状態です。


これがブレーキが効き始めた状態(実際には軽く引き摺っている程度)


これはそこそこ効かせた状態。これでほぼレバーがグローブをはめた指に干渉しますが、実際にはもっと奥まで握りこみます。
購入当初はストロークがこの約4割増だったと書くとどうして私がわざわざ16パイのマスターを装着したかが多少はわかってもらえるでしょうか?


ハンドルのクランプ基部のむにゅっとしているのは簡易ラバーマウントの潰れた部分。

自宅まで短い距離を走った限りでは、ハイパープロのスプリングはなかなかいい仕事をしている様子だ。
オイルの量まで多分違うので(純正は容量で計りハイパープロは油面の高さで測るので正確なところは不明だが)
スプリングだけの比較はできないが、純正にあったスプリングの強さの割にダンピングが効き過ぎている印象がなくなり、
低速走行からサスがよく動いているのが伝わってくる。快適性と安心感は向上しているしある程度以上のストロークでは
サスが急激に硬くなって踏ん張る感覚があり、これはまた頼もしい。
ただし、全体としてはコンフォート性(これもノーマルより向上はしているが)よりもややスポーツ性優先に振ったような感覚で、
これまで二台のバイクにWPのプロラインフォークを組んだ経験からするとあれよりも性格をスポーツ向きにしてある印象だ。
それをどう取るかは好みの問題だが、私は装着前より明らかな改善がみられたということでマルをつけておこう。
なおゴムの板を切り貼りしただけの簡易ラバーマウントもまずまず効いているのか、不快な微振動は多少抑えられているようだった。
本当はもう少し容量のある分厚いゴムだとなお良かったのだが・・・。まあ、この辺は不満に思ったらやり直すだけだ。元手は安いものだしね。

6月27日 とうとうやってしまいました(;^_^A
約束の期日来る!ということで、昨日とりあえず走れるようにしたR100RSで鈴鹿のソルパッサーレに向かう。
なおその前に給油も済ませた結果、燃費は18.4km。まずまずだな。
今回はハイスクリーンの実質的な初使用でもあったのだが、純正との違いは良くも悪くも大きかった。
高速道路はやはりハイスクリーンが本領発揮できる場所で、純正スクリーンだとヘルメットのシールド下辺りからもろに直撃していた風は
このハイスクリーンならまともに風圧を受けるのはヘルメットのシールドの上辺りからで、従って高速道路をシールドを上げたまま
巡航するということがある程度できる(ドライアイになるので長時間は無理だが、風圧的には充分可能)。
ヘルメットを直撃する風が減るのだから風切り音も静かになる理屈で、これまでの高速巡航は不気味なほど風圧がかからない割に
風切り音だけは意外なほど煩かったのが劇的に低減されている。また肩に当たる風もかなり減少し、総じて高速巡航には
大いなる平安がもたらされている。この変化はちょっとしたものだった。
で、純正に比べて良くない点なのだがルックスを別とすればやはり視界の低下が挙げられる。身長176cmで座高もそれなりにある私の場合
普通に走っている限りまず問題にはならないが、小柄な方だと明白に視界に入ってきて鬱陶しい事態になることは容易に想像される。
また、私もこのバイクでまともにワインディングを走るときには腰を思い切り後ろに引いてタンクの上に伏せていたのだが
ハイスクリーン(しかもスモーク)でそれをやると視界は完全にスクリーン越し(歪みはけっこうある)となって視神経は疲れるし
安全上もよろしくないのでそういう走りはかなり制限される。これは高速道路で5速フラットアウトでも似たようなことが言えるが、
基本的に伏せて走ることは無視された設計になっているのでその点は不満といえば不満だ。
また重箱の隅をつつくようだが防風性が良すぎてメッシュのジャケットを着ていてもそれほど涼しくなかったのと
(つまり、夏の暑さが増す)より強い風圧を受けるため走行中のスクリーンの変形は純正より大きい。
要するにR100RSをハイスピード(と言うほどでもないが)クルーザーとして特化させるためのアイテムで、
私は純正とどちらかと言われたらこちらを選ぶが純正とTPOに応じて使い分けられるといいなあと思ったのも正直な感想だ。
そう考えるとR1100RSでスクリーンが角度調整式にされたのはまったく正常進化なのだと思う。

余談だが急遽間に合わせで左だけ取り付けた4ポッドキャリパーとオリジナルの13パイマスターとの組み合わせはまずまずで、
フルブレーキをしない限り(試さなかったけど)実用上まあ不満のない制動力になっていた。これがちゃんとダブルディスクになったら
どうなるのかは実に楽しみだな。なおキャリパーのシールを交換した直後ということもあるのかどうかは不明だが
異径4ポッドキャリパーを通常と逆向きに付けたことによるネガはとりあえず体感できなかった。


ということで、ソルパッサーレの前で。

さて早速作業に取り掛かったのだが、技術的なことは専門外でもあり簡単に順を追って説明させていただく。
6月18日のところに写真を載せたとおりシートレールを支えるサブフレームが車体中心に寄りすぎていて
油圧PAの付いた太いサスを装着できないので、これを何とか間隔を広げてやろうというのが目的だ。
勿論、「油圧PAを諦めて、PA抜きで普通に組み直せば簡単に付くじゃないか」というようなヌルい考えは既に地平の彼方なのである(^^)v


まずはシートレールをぶった切り・・・。


切断した部分を取り外し・・・。


ステンレスの板を炙って曲げてアールを作り・・・


切断面(溶接する部分は油圧プレスで平らに潰しました)でステンの板とサブフレームを再溶接。
溶接跡の仕上がりも申し分なしでした。この後塗装を施しています。

と、写真4枚でさらっと説明するとこれだけなのだが実際にはもちろんそんなに簡単ではなく、
細かい微調整や接合面の研磨、合わせ角度の修正などでかなりの作業量となった。
たまたまここを訪れていたとても有名な業界人の方も「ようやるなあ〜」と半ば呆れていたくらいだ(*^^)v
私も学生の時に当時乗っていたハスラー250のヘッドライト照射角を好みに合わせるため邪魔となるミニカウルのステーを
鋸で切断したことがあるが、まさかそれから9年後に自分のバイクのサブフレームを鋸で切断する日が来るとは思わなかった(爆)
しかし、正確な図面なしのほぼ現物合わせのみで切断面をピタリと合わせて溶接しきっちり形にしてくれたのには驚きました。
技術ですねえ・・・。これで油圧PAも使えるようになりましたし、私としてはただ万歳ですo(^-^)o

もっとも、この作業は塗装以外は完全にプロの領域で私はデジカメを構えていただけで出る幕無しだったのだが、
開いた時間に私が行っていたサスの交換はこれはこれで予想以上の難物だった。


純正サスとの比較。う〜ん、ハイパープロコストかかってます(当たり前)(@_@;)

とにかく、油圧PAとリザーバータンクの二本のホースが短すぎてどうやってもまともな角度で取り付けができないのである。
ホースの角度を何度か変更しながら1時間以上格闘して出した結論は「このままではきっちり取り付けるのは不可能」というものだった。
要はホースを長くすれば問題はないのだが、それをするならオーバーホールと同時にやるべきだろう。
まだ一度も使用していない新品のサスでいきなりOHしても意味がないし、第一癪に障る。
これがちゃんとした正規ディストリビューターを経由したものなら「付かねえぞコラ!」と文句の一つでもつけるところだが、
このサスはアメリカ経由で個人輸入で引っ張ってもらったものなので当然その辺のリスクは私が全部負わねばならない。
どちらにしてもこのまま諦めるという選択肢は私には存在しないので、やむなくシート下の工具箱を取り外して開いたスペースに
油圧PAとリザーバータンクを突っ込んだ。これは近々対策しなくてはならないな。
もっとも、そうしたら余計なタンク類が外に出ないためか見た目は予想していたよりおとなしくてこれ見よがしな印象も弱かった。
この外見は次にサスをOHするまでだが、怪我の功名だったかもしれないな。


ということで、完璧ではないけど一応装着できました。かなりフレームを外に出したにもかかわらず
なんとサイドカバーもそのまま装着可能と判明したときには
「いやあ、日本の職人さんの技術って凄いなあ」と思いましたよ、マジで(@_@;)
ソルパッサーレさんブラボー!ですな。


溶接面を塗装したついでにフォークのアウターチューブも簡単に塗装してしまいました。
もちろん撮影後に左側も塗装しています。

なお作業のついでに前のオーナーが傷隠しに貼っていたステッカーも剥がしてみたのだが、ううむ(-_-;)


補修しようとした跡はあるんですが・・・。悪いが中途半端な作業でした。

クリアを剥がさずに合ってない色をその上から上塗りして磨いてあった。しかしこれではちょっとねえ・・・。
ついでにステッカーを剥がしたところ上塗りのクリアの無事だった部分も一部一緒に剥がれてきたのには閉口したが、
以前Kで経験しているから今さらそんなことでは驚かない。ま、これについては近いうちに何とか補修してやるとしよう。

あと、ついでにKのブレーキレバーも研磨してもらった。従来のままでも機能的には問題ないのだが、
やはり外見的に多少手を入れたい部分はある。まあ、本気でやろうとするととんでもない手間になるし
ある程度は溶接跡を残そうとも考えているのでそれほど豪快に削ったわけではないのだが。


手前の部分などを研磨してもらいました。技術と道具一つで仕上がりは随分変わるものだと改めて実感。


ちなみに今回の請求金額なのだが、これについては諸般の事情により伏せさせていただく。
それから高速道路を走って帰ったのだがサスの性格は(新品のサスで標準セッティングのままでの印象だということをお断りしておくが)
先日「初期作動が良くて奥でしっかりと踏ん張るスポースサス」というフォークの印象とあまり変わらなかった。
恐らくメーカーがこういう性格を良しとして意図的にそう躾けているのだろう。以前ハイパープロのサスが正規輸入されていた時には
「マシンは今、しなやかでかつ強靭なアスリートの足を手に入れた。」というコピーが広告に踊っていたが
確かにこれは硬いがしなやかな筋肉の上に乗っているような感じの「スポーツサス」という印象である。
車体の安定感も随分向上しているし「おいおい、R100RSってこんなにスポーツ走行し甲斐のあるバイクだったか?」と思えるほどの
変化が良い意味であったのだが、それは私がR100RSに求めているものとは少々異なるベクトルを向いているというのが
私のワガママな要求に対しては問題と言えば問題である。まあ調整次第で随分変わるだろうし、この辺は今後のセッティング次第だな。
一切の調整機構を持たないフロントもそういう特性になっていることがそういう意味では将来的な足かせになるかもしれないが。
ともあれ、サス交換の計画を立ててから足掛け三ヶ月。とうとうやったぞ!(^^)!

6月28日 サス交換が終わったと言っても、まだブレーキの強化作業は依然として残っている。
まずはその辺の打ち合わせをするべくいつものバイク屋に行ったのだが、25日に頼んだCB用のクランプが早くも届いていた。
至急便でもないのにすぐ届いて、パーツ代は税込み一個1050円(らしい)。それでこの質感。さすがは世界のホンダである。


アルミ鋳造+一部切削+バフがけですね。パーツとしての出来映えはさすがに申し分なし。

CBのクランプはR100系のハンドルクランプとボルト穴の間隔が同じで転用が効くことは私も以前某ディーラーメカから聞いて
たまたま知っていたのだが、当時はまさかその知識を自分で役立てる日が来るとは思わなかったぞ(^_^;)
とはいっても、当然キャップスクリューを調達しないといけないわけでこれは明日だな。

6月29日 ディーラーに電話して工具箱の値段を聞く。今のところハイパープロのリザーバータンクと油圧PAはシート下に置くしかないのだが
シート下という事はつまりバッテリー上でもあるわけで、今のように新聞紙で包んで置いてあるだけでは所詮たかが知れている。
工具箱に穴を開けて加工できないかと思ったのだが、新品の部品代は下の箱だけで5000円を超えた!(ちなみに蓋は税込み1890円)
もちろん却下である。ヤフオクに穴の開いた工具箱がジャンク扱いで出ていたのでこれを押さえるとしよう。
会社が終わってからDIYの店に行ってキャップスクリューを探す。計算上必要な長さは67ミリと82ミリだったので
70ミリと85ミリのボルトを2本ずつ買ってくればいいかと軽く考えていたのだが、実際には長さ60ミリまでしか置いていなかった。
ボルトなら簡単に揃うのでこちらを買って邪魔になるボルト穴の周辺を削り落とそうかとも考えたが、いくらパッドで隠れるとはいえ見苦しいし
やはり余計な手間はできるだけ省きたい。仕方がないので金属加工業をしていてネジのプロでもある友人に連絡して助けを求め、
適合するサイズのキャップスクリューを探してもらうことにした。なお、ついでに工具箱の補修用にベニヤ板を一枚164円で購入している。

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