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2013年
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1月5日 正月休みは自宅に籠ってHPの更新作業をしていたので、今日がバイクの初乗り。
R1100RSを引っ張り出して亀山まで東海のクラブツーリングの見送りに行ってから、ショップに新年の挨拶に行く。
今年こそはRSも遂に9年越しの完成形に持っていけるか!・・・と思いましたよ、この時は。(この文章は2014年に書いている)


亀山のPAで。このあとはソロで帰宅しました。

1月10日 アプリリア購入計画はどんなに言い訳をした所で欲しいから買う増車計画に過ぎず、
必要に迫られて買うのものではない。それを自分で正当化するために自分へのご褒美などと称しているわけだが、
そのためには褒美の対象となる内容(何かは非公開)がある程度の結果を出していなければならないだろう。
しかし、この近日のデータを分析してみると対象の成果がどうも思ったほどではなさそうなので少々頭を抱えてから、
対策を次々と考えて実行に移すための手を会社で立て続けに手配した。
仕事の繁忙期が一段落する時点できっちり結果を出していないとご褒美(アプリリア購入)計画は中止と決めていたので
普段以上に必死だが、初めて目先にぶら下がった人参の有難味を理解したかもしれん(;^_^A
余談だが、自腹でアプリリアというそれなりに気合の入ったご褒美に不満はあろうはずもないが、
もしフェラーリF12ベルリネッタの新車を鼻先にぶら下げてくれる奇特なスポンサーでもいれば、
3年くらいは休日なしで死力を尽くし続けていたかもしれない(笑)
アプリリアを購入するとその分ロードスター購入が少々遠のき、四輪の方の将来計画も後ろ倒しにされるので
痛し痒しの部分はあるが、アプリリアはいかにも儚そうなバイクの性格から考えても
BMWのように長期間保有することはないと予想しているので、それほど問題にはならないだろう。
メガモトのモディファイが大部分を終了していて(あと計画があるのはパワコマとシート)
ビモータは予定したというか、必要に迫られた改造はほぼ終了しているから残る金食い虫は実質R1100RSのみだ。
こっちが一段落して改造費用を捻出しなくてもよくなれば、
資金的には随分と楽になる筈と皮算用しているのだ。
それこそアプリリアのローンなぞ楽々払えるくらいに(汗)

1月12日 浜松のホンダモーターサイクリストスクール(正式名称は交通教育センターレインボー浜名湖)から電話があり、
キャンセル待ちだった20日の日曜日に空きができて受講可能になったとのことで、迷わず申し込む。
これで2月になって仕事が忙しくなる前に一通りのオフロードのカリキュラムを受講できる、つまり要約すると
”一通りの教習をアプリリアの納車より前に終わらせることができるようになった”わけだ。よかった・・・。
そうすると既に予約済みだった19日と2日連続で教習を受けることになるから、岐阜〜浜松の日帰り往復を2日続けるより
浜松で一泊したほうが交通費が安くなる。
19日の夜からはたぶん筋肉痛で大変だから風呂つきでないと具合が悪いし、二日目の教習にも影響する。
安宿でないと経費削減の目的から外れるのだが、教習所のある三ケ日近辺は温泉や国民宿舎はあるが
安宿が意外と見当たらない。一軒だけあったバーデンバーデンというスーパー銭湯に宿泊案が有力だが、
浜松駅の近くになるから教習所との距離は高速道路のインタ-2つ分か・・・結構離れているな。
それに、HPを見てみると1月末で閉館すると発表されているじゃないか。う〜む・・・。
とはいえ、岡崎まで戻ってレッドバロン経営のバイクステーションに泊まる手は教習所から遠すぎて
HPのネタ提供以外にメリットが無さそうだし、他に選ぶところがないなら仕方がないだろう。
今行っておかないと二度と行けなくなる宿なのも間違いないし。


1月16日 先日セルシオを走らせていた時に対向車のタクシーからやけに激しくパッシングされたのがきっかけになり、
以前から気になっていた上向きの光軸を調整してもらうためトヨタのディーラーで調べてもらった。
結論から言うと元々上向き気味(ただし基準値の範囲)に光軸が向いていたところにHIDのバルブスライド機構が
左側だけ作動不良を起こしており、左側のライトがハイビーム側で固定されていたとのことだった。
自分で正面から見て確認すれば気付いたのだろうが、そこまではしていなかったからなあ・・・。
右側は正常に動いていたからハイ/ロー切り替えで運転席からの眺めは変わるので気付かなかった。
対向車と前の車には悪いことをした(-_-;)
ちなみに何度もハイ/ローと切り替えるうちに復活したそうだが、
やはりセルシオに付けた安い方のHIDバルブはいまいちだったと評さざるを得ないな。安いから許すけど。


1月19日 予定通り浜松まで教習を受けに行く。これまでの教習は少しでも覚え残すことが無いよう
毎回全力投球で後のことは考えずに体を酷使していたのだが(そして翌日は激しい疲労感に襲われていた)、
今回はいつも通りだと翌日の教習に影響が出てしまうと判断して少しだけ力を抜き、楽な気持ちで教習を受けた。
・・・といえば聞こえはいいが、端的に言えば少し手を抜いたわけだ(;^_^A。
お陰で夕方になって教習が終了してもまだ残存体力には余裕があったが、普段より身に着く所が少なかったような気もする。
最終目的は自分が上達することであって教習を完了することではないから(ちなみにこのスクールに”卒業”はなく、
気に入ったら何回受講しても構わない)、仕事が忙しくなる前/アプリリアが納車される前に一通りの受講を
終えてしまいたかったとはいえ、本当にこれでよかったのかという疑念は少しだけ湧いたな。


奥のXR230が教習車。オンロード組の教習車両はある程度車種選択が可能。
新型のCRFは”重い”という理由で常連さんたちからの評判は悪く、2014年初時点でまだ未導入。


この日は比較的上級者の方が多いカリキュラムだったため、初心者の私は無理せずCRF100を選択。

あとスーパー銭湯に移動する途中でヒョウドウプラス(HYODの直営店)にも寄ったのだが、
「そうだな〜アプリリアをそれらしく走らせるにはしっかりしたライディングパンツも欲しいけど、ツーリング用はともかく
スポーツ走行用のしっかりしたのは持ってないな〜。GWにメガモトでコケて一本駄目にしてから買い直してないし」
などと思いながら店内を見ていたのだが、ふと気付いたら危うくHYODのレザーパンツを衝動買いしそうになっていた!

これからR1100RSの更なる改造計画に加えてメインハーネス発注が待っている
ことを思い出して踏みとどまり、
膝に装着するタイプのパッドだけの購入に留めたけど、危なかった!(;^_^A
ちなみに翌日は一日目に気を抜いた成果か?体力の低下も筋肉痛もほとんどなく、無事教習は終了した。
もちろん2日目は最初から全力投球だったことは言うまでもないd( ̄  ̄)


宿泊した閉鎖間近のスーパー銭湯、これなら閉鎖は仕方ないか・・・と思いました。
泊まることがこれほど後ろ向きな気分になった張り紙は見たことがない。ていうかこええよ!


2日目の受講前に近くのコンビニと春華堂でうなぎパイ等を調達。ここは工場売店です(うなぎパイの工場は別にある)。

1月23日 オフロードバイクの教習は次回で一段落する。入門から始めてだんだん教習内容が高度化するに従い、
やはり実践が伴ってないにわかオフローダーでは上級コースの内容についていくのが困難になりつつあるのも事実だが
(他の全員がオフロードバイク持って自分でダート走行をしているところ、私だけがオフロードバイクどころか
オフ用ヘルメットさえ持ってない、オフロード走行経験がこのスクールの受講時間と同じ初心者だからある程度は仕方ない)
一応すべてのカリキュラムを受講したということでまずは満足かな・・・。
オフロードバイクを買うならもっとスクールに通って走りこむべきだけど、結局のところ私はオフ車乗りではないのだし。
というより、ここまで内容が良いなら春以降にオンロードの教習も受講してみようかという気になる。
まったくの初心者だったオフロードと違い、オンロードこそ私の真の姿だしな。
内容の充実度はさすがホンダ経営としか言いようがないし。
問題はアプリリアのローンと重なることと、仕事のオフシーズンを利用して一気に集中受講できた今回と違って
春以降の教習では自分のバイクに乗る時間が明らかに減ってしまうことだ。
バイクは納車されたがスクールに通っていて自分のバイクに乗る暇がないというのも確かに有意義かもしれないが
それはそれでなんだか本末転倒な気がする・・・。
このスクールは卒業がないというシステムを取っていることもあって常連がやたら多いのだけど
(いい意味での常連さんばかりではあったが)、1年間有効の会員登録をして一回あたり2000円引きになるとは言っても、
一回1万1600円はきっちり支払うわけで(昼の弁当代込み)これを100回以上受講しているとか
自分のバイクを売り払って既にバイクはこのスクールの教習でしか乗ってないとかいう話を聞くと
「お前ら頭おかしいわ」と言いたくなる(^_^;)それはそれでバイクの楽しみ方として否定はしないけれど、
私が求めているものではないからな。

1月26日 オフロード教習最終日 
前日は仕事が長引いてなかなか眠ることができず、4時間弱の睡眠でまだ眠い目をこすりつつ朝起きた時
外は曇り空だった。カーテンを閉めたまま食堂で朝食を摂り、玄関の扉を開けると外は吹雪だった!
道路を見ると既に数センチほども積もっている。
このくらいなら高速道路の走行に問題はないが
(私はスタッドレスを使っていない)重量級FR車のセルシオはやはりある程度神経を遣うことになる。
急な雪対策で慌てた私はバイク用のウェアを車に積むのを忘れたまま出発してしまい、
岐阜各務原のインターのETCゲートをくぐった直後にそのことに気がついた。激マズ!
次の尾西インターで即Uターンして自宅に戻り、ウェアを積み込んでから大急ぎで取って返して
岐阜各務原インターに入り直したものの、天候は多少ましになったとはいえ相変わらず雪のまま。
土曜日午前中の東名は雪で混雑していて三ケ日インターを下りた先のホンダのスクールは140キロ先にある。
残存時間はあと90分。

さすがに「こ、これは絶望的だ・・・」と遅刻を覚悟したが、眠い頭を気合で覚醒させた私は
四輪ではこの数年記憶にないほどの本気モードで右に左に車線を変えながら前が空くと躊躇無く右足を床まで踏んで
飛ばしに飛ばし(高速道路に一時間いなかった。直線で何キロ出したかは聞くなの世界)、

何とか教習開始の10時にはバイク用ウェアに着替え、オフロード用のプロテクターを装着して待合室に座っていることができた。
人間頑張れば何とかなるものだ!
ただし眠い頭を無理やり覚醒させて集中力を最大限まで高め続けた代償は大きく、
教習では激しい疲労感に加えて頭もぼんやりしてまるで集中できなかった。
今回は参加した7人のうち、私以外の6人全員がマイプロテクターで身を固めている経験豊富な方々ばかりで
プロテクターどころかもオフ車すら持っていない私との技量の差は最初から明らかだったのだが、
そこに集中力不足で能力が十全に発揮できないとあっては格差は広まる一方。
更に教習車のSL230がたまたまギア抜けしやすいハズレ車両に当ってしまい
私の存在が他の方々の足手まといになったのではないかと強く反省する一日だった。
何しろウォーミングアップ走行でアスファルト路面のクランクを曲がりきれず転倒してしまう体たらくだったからな(−−〆)
(頭がぼうっとした状態で走っていて気が付いたらオーバースピードでクランクに進入していて、慌ててブレーキかけたら
かじかんだ手がうまくブレーキをかけられず転倒)。転倒もそれまでは一日に2〜3回の所を
たぶん10回ほどやってしまったし、間違いなく過去最悪の結果だった。
ちなみにクランクで転倒した時アスファルトで腰を打ったのだが、ちょうどプロテクターの隙間にヒットして擦り剥いてしまった。
しかも低速での怪我なのに打ち所が骨盤の肉が薄いところだったため傷は意外に深く、未だに傷跡が残っている。
昨年から一念発起してダイエットしたのはいいが、それで肉が薄くなった分体の衝撃吸収力が低下して
怪我しやすくなったのではなかろうか。あと、何度か倒したバイクの引き起こしをやったがダイエットした弊害で
筋肉そのものも痩せているため、バイクの引き起こしのような純粋なパワーが物をいう時には
やはりパワーダウンの影響は否めず苦労した。SL230の引き起こしを「重いな」と感じたのは初めてだったし。
10年前に部品取りのK100RSを片足だけで起こしたパワーは今いずこの心境だ(- -;)

まあそれはさておき、あの教習には結構な費用を費やしたが結論としては”行って良かった”と自信を持って言える。
支払った金額に見合うだけの内容は間違いなくあり、運転技術は確実にレベルアップできた。


なお余談だが、私は教習の帰りにうなぎパイで有名な春華堂(浜松では有名な菓子屋で、直営店をいくつか展開している。
うなぎパイだけの会社ではない)に寄っていくのを恒例にしていたのだが
今回、店の対応がここに書く気になるくらい素晴らしく良かった。そもそもあちらの店員のミスだったのだが、
「いやあ、さすがは春華堂大したものだ、私の会社でもこのくらいできるようになりたいものだ」と感心したな。

1月27日 オフロード教習が終わったのでアプリリアの件を詰めるべく京都のレッドバロンに行こうかと思ったのだが、
昨日の雪のせいで自宅前の道路は完全凍結している。セルシオで行く気にはなれかったので(面白くないじゃないか)
ハーネスの劣化による漏電のせいでABSがまともに起動してくれないR1100RSでわざわざ苦労するのも危ないだけと
京都行きは諦め、
トヨタのディーラーでセルシオのテールライトの球切れを交換してもらってきた。
あと自分でワイパーブレードも交換して、
夜にはヤフオクでキタコのチェーンロックをまたしても落札。
ロボットアームロックとスチールリングロックは複数持っているけど、チェーンの扱いやすさはやはり別格だし
チェーンだとスポークホイールにも簡単にロックをかけられるのは大きな長所だ。
アプリリアにロボットアームロックはたぶん使えないからな。
さて、これでつかの間の平穏な日々もおしまい。来週からはいよいよ仕事が繁忙期に突入だ・・・。

2月9日 アプリリアは”自分へのご褒美”という名目だったわけだが、これまでの内容と結果を踏まえた上で
購入計画の実行を決めた。マツダロードスター購入はこれで当分遠のいてしまうが、まあ仕方あるまい。


2月16日 カローラスパシオの代替として探してもらっていたファンカーゴにいいタマが見つかり、購入が確定する。
仕事は繁忙期に突入しているから忙しいけれど、車庫証明などの手続きは私が時間をひねり出して行わねばなるまい
(というより、他にできる人が誰もいない)。現在車検切れという話だから、車検の方は業者さんに任せよう。
時間さえあれば自分でもできなくはないけれど、今の時期さすがにそこまでの時間は作れない。

2月22日 腰を痛めた真相
ようやく時間ができたのでスクーター(いつものスペイシー100。重量101kg)で職場から10分ほどの所にある警察署に行き、
車庫証明の申請書類をもらってくる。繁忙期の私は昼間だと5分間の自由時間を作るのも容易ではないため、
17日から今日まで時間が作れずにいたのだ。
しかし、確保できた時間が僅かだったので大急ぎだった私はスクーターを警察署の中の側溝の上に停めてしまった。
書類をもらってスクーターのところに戻りスタンドを下ろそうとしたところ、スタンドが側溝の蓋(すのこの様になっているアレだ)に
挟まってしまい、やむなく警官二人に助けてもらうことになった。
そこまではまあ良かったのだが、私がスクーターの後輪を蓋もろとも持ち上げていたのを
(スクーターの重量は私とフタが受けていた)、警官二人は割とあっさり外してしまい、宙に浮いた後輪の重量が
いきなり全部のしかかってきた!腰が瞬間的に大ダメージを受けたのがわかったが
(「切れた・・・ぼくの体内で何かが切れた・・・決定的な何かが!」という奴だ)、足元の様子はまるで見えないし
下手にここで手を離すと警官が大怪我する危険があるから手を離すわけにもいかない。
腰が壊れていくのを実感しながら痛みをこらえてそろそろと車体を下ろした私は、善意で協力してくれた警官を
「馬鹿野郎、合図なしでいきなり外すんじゃねえよ!腰やっちまったじゃねえか!」と責められる程恩知らずでもないので
とにかく顔を苦痛で歪ませながら礼を言ってからとにかくスクーターで一旦会社に戻り、すぐさま仕事を放り出して
スクーターで接骨院に直行。治療が終わってから会社に戻って仕事の埋め合わせをする羽目になった。
今回警官に恨み言を言うのは筋違いではあるのだが、それにしてもなあ・・・。
警官二人を守って負傷したと言えば聞こえはいいけれど、結局私がギックリ腰になっただけだし。

2月26日 仕事が超忙しいため、あれだけ痛い目をしてもらってきたファンカーゴの車庫証明を書き上げる時間が未だにない。
あれ以来コルセットを巻いて生活しているこの苦労は何なのだという気になるが、繁忙期の私の生活は毎年こんなものだ。
接骨院で治療を受けた際に以前聞いた時より治るペースが遅い理由を訊ねた所、
痩せした分筋力まで低下しているので残った筋肉に負担がかかって治りが遅いということらしい。
先月浜松でコケた傷の跡が残ってしまったこともそうだが、ダイエットにはそんな弊害もあったのか・・・(−−〆)

2月27日 場所を考えずに切れかかる
少し時間ができたので、ファンカーゴの車庫証明にようやく手をつける。私は 仕事>私事 と
優先順位をはっきり決めて生活しているので、仕事で手一杯の時には本当に何もできないのだ
(メールの返信や電話連絡なども含む)。
先日もらってきた書類には警察署が作成した書き方の見本もあったのでそれに従って内容を埋めていったのだが、
「あれ?土地の所有のところ、この見本おかしくないか?」と気になったのだが疲れているうえ急いでいたので、
ネットで調べて確認するといったことはせず、そのまま見本の通りに内容を埋めて警察署に持っていった。
この時16時20分。
さて窓口で書類を見てもらったところ、土地の所有の部分の書き方が間違っているので書き直して欲しいという。
ちょっと待てい、それはつまりお前達が作って配布している見本の内容そのものが間違っているということじゃないか。
まあ言いたいことは判らなくもないが、書類は一枚丸ごと書き直しになるし車を購入するのも土地の所有者も
私の名義ではないから警官の目の前で他人の署名を偽造して公文書偽造の現行犯になるわけにもいかず
一旦会社に戻って署名を書き直してもらう必要がある。
やむなくいったん会社に戻り、署名を改めて書き直してもらって残りの項目も埋めてもう一度警察署を訪れたところ
「すいませんねえ、印紙の販売が17時で終わってしまっているんで、明日また来ていただけませんか」と来やがった。
システム上確かにその通りだし(この時17時5分)、そのことをすっかり失念していた私にも責任はあるけど
その担当者、40分前に相談した時にはそんなこと一言も言わなかっただろうが(怒)
さすがに些か頭にきたので、警察署の窓口で制服来た警官に向かって
「仕方ないからまた明日来るけどな、子供の使いじゃねえんだ、そういうことは事前にきっちり説明しておいてもらわないと困るぞ!」と
フロアに居た警官の視線が私に集中したような強い口調(とそれなりの大声)で言って帰ってきた。
先週の腰を痛めた件といい、まったくもって今回は警察署で踏んだり蹴ったりだ・・・。


3月1日 i−jayo岐阜オフミの詳細が発表されたので確認する。 昨年書いた通りもういい加減
「K100RSのオーナーでございますd( ̄  ̄)」と自称するにも良心の呵責を感じるようになっているから、
ここは身を引いて他の誰かのために参加枠を譲った方がいいだろう。
ただし、あの参加枠は借り切っている宿の宿泊キャパシティで決まっているから日帰り参加であれば関係ないはず。
2次会タイムになってからノンアルコールのドリンク持参で乗り込めば問題なかろう。かくして今年は欠席だ!(笑)


3月10日 フラット杉並店が今月末で閉店して大森店に統合されるという話を聞く。
しかし店長の市川さんに宇佐美さん他、杉並店の全メンバーは大森店に異動でなくそのまま退職って、
それ統合ちゃうやんけ(−−〆)

フラット杉並店はメガモトを購入した店でもあるし
これが4月だったらどうにかして上京するのだけど、
今月末では仕事で身動き取れないからどうしようもない。ドイツワインでも送って電話入れとくかな・・・。

3月16日 ヤフオクでアプリリアSXVに使える様子の中古のオートシフター(もちろん社外品)を落札する。
BMWの試乗車で試した限り、公道の使用ではまったく必要性を感じないというのが率直な感想のパーツだが
無くても困らないというだけで、あれば便利には違いない。ああいう馬鹿バイクにはあっても楽しいかもしれないな。


3月19日 i−jayoオフミの参加枠がまだ残っている。今年は例年になく集まりが悪いなあ・・・。
原因について思い当たる節もないではないけれど、ここでは触れない。
私は他の方に1名分の枠を譲るつもりで不参加表明しているが別に行きたくないわけではないし
参加をボイコットしているわけでもない。もしぎりぎりまで待っても定員に満たないようだったら正式に参加するかな。


3月24日 遂に行動開始
昼過ぎにレッドバロン京都北店に電話をして、アプリリアSXV550の車両探しを正式に依頼する。
短い時間なら私事の電話をできる程度には落ち着いてきたとはいえ相変わらず繁忙期で忙しいし、
i−jayoのオフミもあるから計算するとレッドバロンに行けるのは早くても4月20日なのだが、
もうそろそろ動いていい頃合だろう。
何しろレッドバロン全店舗でここ3ヶ月間入荷も販売もゼロ台というマイナー車だし、
昨年在庫情報を調べてもらった時には商談で押さえておけるのは大体一ヶ月くらいが上限と聞いているから
時間をかけて探すに越したことはない。
しかし、あの予算があれば結構いろいろ買えるんだよな・・・。
SXVのようなわざわざ地雷を踏みに行く車種選択をしなくても、中古のドカ(空冷)でもビューエルでも楽々手が届くし
KTMのデューク690の新車にもあと少しで手が届く金額だ。まあ仕方ないか・・・。
・・・と思っていたら数時間後に私の携帯に電話があり、「見つかりました!陸送の手配かけますね♪」という。
早っ!
条件を聞いてみると走行距離が1200キロでほぼフルノーマル(残念ながらフルパワー化はしていなかった)、
軽い転倒歴があって本体は85万、乗り出しが90万程になるという。5000キロ台の車両が50万円台半ば、
走行1500キロの車両が本体75万だった昨秋の輸入車フェスタの時に押さえておけばよかった・・・と
ちょっとだけ後悔もしたが、過ぎたことは極力引き摺らない主義だ。
「引かぬ!媚びぬ!省みぬ!」って、最高じゃないか。
規定のメンテナンススケジュールでは9000キロ走行の時点でエンジンを腰上OHして
チタンバルブ×8本とシリンダーとピストンを交換!が指定されている車両だから、
おそらくそこまでお金はかけず、OHのタイミングまで走行距離を延ばした時が手放すタイミングになるだろう。
そういう儚いバイクは価格で選ぶよりもできるだけ走行距離の少ない車両を購入してOH時期が来るまでの
残存走行可能期間を楽しむ使い方でいいだろうから、値段はやや高めだがレッドバロンの在庫車で
現在一番走行距離が短くてその分長く乗れる車両だからとポジティブに考えることにした。
たぶん4月20日にレッドバロンに行ってその場で契約することになるかなと思ったので、
京都北店までの陸送の手配は依頼しておいた。


さて、そうなると問題は2年前から惰眠を貪っているK100RSの去就だ。

R1100RS
が戻ってきた時点で予想はできていたが既に今ある手持ちのバイクの乗り分けも完全にはできておらず、
しかもK100RSが動かせないことによる不自由感がない。
この状況下でK100RSを復活させても乗り分けができないことに苦労するのは目に見えているし、
バイクが一台増えれば置き場所の問題も出てくる。昨年のK日記で書いた二輪のガレージを建てる話は
今のところどこかへいってしまっているが、これともう一度正面から向き合わねばならなくなる。
Kに後ろ髪を引かれる思いはあるが、再び主力に返り咲くことが考えにくい以上
どこかでケリをつけなくては私のバイクライフが先へと進めない。やはり、手放すしかないと覚悟を決めた。

3月26日 レッドバロンで陸送をかけてもらった車両に決まった場合、
殆ど唯一の難点はフルパワー化されていない、日本仕様のままだという点になる(と思う)。
市販車をワークスレーサーと同じラインで組んでいるような代物だから、常日頃から「オートバイはバランス」派を
自認する私もコイツに関しては騒音規制さえどうにかなればフルパワーで乗るべきだと思う。
SXVの出力は非公表だが、ネットなどで情報収集したところ日本仕様30馬力台(後で判ったが、実際はもっと出ていた)が
フルパワー化で70馬力オーバーいくらしいからそれはもうやるしかねえ!って感じだ。
ただしサイレンサーが問題で、エンドバッフルを溶接してあるらしいのだがバッフルのあるなしでどれだけ変わるか・・・。
取り外し可能な構造にすると車検が通らないし、こんなマイナー車の中古サイレンサーはまず出てこない。
幸いにしてアクラポの純正マフラーとサイレンサー(レース用)はまだ新品が取れるようなのでマフラーだけ買って
サイレンサーは知り合いのマフラー屋さんで何か適当なのを安く・・・という手もあるけど、
今回は長期保有を最初から考えていないから(こ、今度こそだ(^_^;))お金をかけずに楽しめればそれに越したことはない。
集めた情報ではインジェクションのマップには最初から改良の余地があるらしく、だとすればどうせパワコマは必要になる。
できればノーマルサイレンサーのままで充分なパワーが出てくれればそれがベストなのだが・・・。


3月30・31日 地元岐阜市は柳が瀬の非公認ゆるキャラだったやななが引退する。
最後の引退イベントは繁忙期で仕事も最後の追い込みだったが、時間の許す限り会社から柳が瀬に出向いて
イベントの様子を見届けていた。最初は「何だこの段ボールは???」だったのだが、あれから5年間、地元のために
本当によくやってくれたと思う。心からありがとうとお礼を言いたいm(_ _)m


引退イベント途中のステージで。


個人的には、柳が瀬に本当に大きなものを残してくれたと思います。
この辺の感覚は地元でないとわかりづらいかも。

3月31日 オフロード教習とR1100RSの慣熟走行兼慣らし走行にかかりきりになっていて
昨年末から動かしていなかったメガモトを4ヵ月半ぶりに今年初起動。休日出勤に出かける前に
40キロほどリハビリを兼ねて軽く走ってきた。今更だけど、いいバイクだなあ・・・。
そこまではよかったのだが、仕事を終えて帰宅して
「よし、次はR1100RSを動かそう」としたら
バッテリーが上がっていて始動不能。97年に購入して以来はじめてRSのバッテリーを寿命以外で上げてしまった(- -;)
とりあえず充電器を繋いでおいたが、これで復活しないと2週間後のi−jayoオフミが少々面倒なことになる。
まだ一年半しか経っていないしそんなに放置していたわけではないから無事復活してほしいものだが、
一昨年の
メガモトの時といいBMWの純正バッテリーは高いくせにやはり少々頼りないな。やれやれ。


この時期の早朝にバイクで独り花見に出かけるのは私の恒例行事。そんなわけで今年はメガモトでした。

4月2日 アプリリアSXVについて情報収集している限りでは、ほぼサーキットオンリーのバイクでツーリングに使うのは
困難ということらしい(買ってわかったが、まったく真実だった)。購入予定の京都のレッドバロンから自宅まで
120キロやそこらはあるから、ちょっとしたツーリングの距離つまり自走は困難と考えていいだろう(なんだかな〜(^_^;))
まだ購入契約をしてもいないのに納車まで気にするとは考えが先走りすぎという気もするが、とにかくフルパワー化
(どうせなら早いほうがいいだろう)を考慮すると納車は軽トラを借りて京都まで受け取りに行き、高速道路を新名神から
鈴鹿に向かい、鈴鹿の町と丘陵地帯をちょっと走ってテストしてから再び軽トラに積み込んで名古屋で
ビモータを面倒見てもらっているバイク屋さんに放り込んでフルパワー化を依頼し、秋から預けたままのビモータを
アプリリアの代わりに軽トラに積み込んで帰宅する・・・どういう納車だこれは( ̄□ ̄*)
確かに移動効率はこれが一番いいのだが、これだとレッドバロンの一ヶ月保証をほぼ捨てることになるのも問題だ。
やっぱり効率だけではなくもうちょっと現実性も考慮して考えを詰めよう。

まもなく繁忙期が終われば、K100RSを手放すべく真剣に動かないといけなくなることだし。


4月4日 
ビモータの整備費用にR1100RSに追加で発生しそうなのワンオフ部品製作費用など
色々な費用発生が確定していて自業自得とはいえ資金捻出のことを考えると頭が痛い。
が、先日陸送を依頼していた件のアプリリアSXV550が今日レッドバロンに京都北店に配送されてきたと連絡があった。
メールに付いていた画像を確認して電話すると「思っていたより綺麗な車両でした。実際の車両は
送った画像より多少しょぼいんですけど充分ですから、これなら大谷さんにも満足してもらえると思います」との言葉。
金欠確定で頭が痛い時にも送られてきた画像を見て購入予定のバイクの話をすると
「燃える!燃えるぜ!」と俄然やる気が沸いてくるのだから、人間なんて単純なものだ(苦笑)

 
その時送られてきた画像はこれ。

4月6日 先週バッテリーがあがっていてエンジン始動できなかったR1100RSはあれから一週間
充電器を繋ぎっぱなしにしておいたのだが、今朝起きたらまだ天気が大丈夫だったので「ならば!」と
早速ガレージでエンジン始動のテスト。問題なくかかったので「よし、じゃあ大丈夫だな」と一旦エンジンを切って
バイク用の装備に着替え、ロックを外し車両を道路に出してエンジンをかけたのだが
その後のスロットル操作を失敗してエンストさせてしまった。
「いかんいかん、久しぶりなんでミスしてしまった」と改めてスターターボタンを押すと、セルが回らない( ̄□ ̄*)
リレーの音しかしないからバッテリーの昇天としか考えられず、仕方なく重いRSを再び車庫に仕舞い込む。
やれやれ・・・。
修行の足りない私はこの状況で純正バッテリーを買い直すほど人間ができていないから次は社外バッテリーが確定だが、
どれにするか。予算優先でクーロンバッテリーという手もあるが、使用に問題がないことは以前愛用して実証済みだが
ハーネスからの漏電がありABSの始動性に難があるとわかっている以上、純正より起動時の電流がやや弱いとされる
クーロンバッテリーは理屈の上ではABS立ち上げが純正より不利になる。
どうせなら多少なりとも軽量化を図りたいし(純正バッテリーは約7キロある)、やはり今度はリチウムにするかな。
こっちは低温時始動性に難がある、つまり寒い時のABSエラーが出やすい筈なのはメガモトでわかっているが
まあ許容範囲だろう。一年前と違いリチウムバッテリーもある程度種類が選べる状況になってはいるが、
在庫と価格と適合車種などを総合的に考えて、結局SHORAIにした。ついでに専用充電器もようやく購入。
メガモトだけではちょっと買う気にならなかったが、R1100RSにも使い回せるならまあ買ってもいいだろう。
ともあれ、これでまた予定外の出費が嵩んでしまったため馬瀬オフの正式参加は消滅確定。
宿泊せず、顔だけ出す形の日帰り参加にしよう。参加費はバッテリー代の一部に化けたか!


12日に届いた時の画像を掲載。一回り小型で二回りは軽く、容量も純正より大きくてしかも純正より安いです。
つながっているのは専用の充電ケーブル。充電はかなり急速に行うタイプでした。やや意外。

4月13日 アプリリアの購入はほぼ確定事項だが、まだ正式契約をしたわけではない。
つまり、白紙に戻そうと思えばやってやれないことはない(店が負担した搬送費用はどうにかしてやらねばならんだろうが)。
中古車に関してはほとんど他の候補を脱落させているから余程の出物が無い限り他車に流れる心配はないが、
発売されたばかりの新車でまだ見ていないバイクがひとつある。ヘッドが水冷化された新型のR1200GSだ。
予算オーバーどころの話ではない高額車両だが、途轍もなく良ければアプリリアの代わりとして候補にならなくもない。
そんなわけで、アプリリア購入の前にはやはり新型GSがどんなバイクか一度乗ってはっきりさせておく必要があると考えて
ディーラーで試乗してきたが、結論から言うとバイクの完成度には一部を除き本当に感心したが買おうとは思わなかった。
80/100のGSは乗ったことが無いものの100GS以降の進化は絶対性能の上昇と、半ばそれとトレードオフにされた
穏やかなフィーリングの減少にあったわけで新しいGSも良くも悪くもそのベクトルの延長線上にある。
単純なパワーや積載性なら近年他メーカーから続々と登場したフォロワーもスペック上別に劣るところはないから、
サスの性能はわからないがライバルと比較して全体的に高価なGSを私に選ばせるには
「昔ながらのBMWらしさ」という数字には出てこない要素がちゃんと残っている必要があるのだが
問題はその要素を近年のBMWが切り捨てている方向のものづくりをしていることで、
私はもはや守旧派の仲間入りをしてしまったのかと認めざるを得ない。
しかし、それのどこが悪いのか?
新しいことを貪欲に吸収し認め、進歩していくのも大切だが自分の価値観がしっかりしていれば
何が自分にとって良くて、好みに合っているかという判断はそうそう揺らぐものではない。
バイクとして凄くよくできていてDOHC時代からも飛躍的な進化を遂げているのは充分に認めつつも、
しかし自分が欲しいと思う類のバイクではないな、と結論付けたのだった。


また、同時にディーラーメカニックの方に意見を伺って、長期放置されたEVOブレーキの耐久性について聞く。
詳細は伏せるが、トラブルが出ている可能性は充分にあり得るという話だった。
そうなると、やはり部品取りのR1150RSは復活計画を中止して部品にして売り払ってしまうのが一番ましかな・・・。
直すことはできるが、お金払って組み上げてみたらEVOブレーキが壊れていたでは洒落にもならないし
仮に交換となると予想される売却額より修理代の方が高くついてしまうから意味がない。
ブレーキが故障しておらず、そう高くない追加費用で組み上げて少し乗って手放してお金にできればベストだが、
その可能性はあまり高くなさそうだからリスクを考えるとここはこれ以上のお金をかけず、
確実に売却してしまった方が手堅いだろう。
しかしこのR1150RS、トータルで考えたらたぶん40〜50万くらいの損になってるんじゃなかろうか。
当初の計画では結構な黒字になるはずだったが、あちこちで放置プレイに遭ったのはあまりにも痛すぎた。


4月13日 例年と同じく仕事を片付けてから、毎年恒例の馬瀬のi−jayoオフミに顔を出す。
今回は前述したような事情で結局正式参加は控えたので、本当に少し顔を見せにいっただけといった感じだった。
従って参加費も払っていないため、一次会が終わる時間を計算して二次会が始まった直後くらいに
二次会・三次会用のつまみとノンアルコール飲料を自前で持ち込んで会場入りして、
会場で用意されていたドリンクやつまみにはできるだけ手をつけないよう小技を弄して気を遣うことになった。
従って今年は参加者ですらない完全な外野だったからあまり語る資格もないのだが、
今回参加者数がはじめて定員に満たなかった事態については(別の見方もあるとは思うが)
「K100系オーナーそのものが減少したり、パワーを失いつつあるのではないか」と率直に思った。
最終型のK1100RSが生産終了して15年が経ち、縦K最終型のK1200LTも07年がラストだからもう6年だ。
長く乗り続けていると大抵のオーナーは少しずつ熱意が冷めていくものだし、まだ旧車系ミーティングになるほど
旧くなってもいないから台数は増えるより減る方が多いだろう。
私にしたところで、K100RSの車検を再取得していない最大の理由は「熱意が冷めてきた」ということなのだし。
R1100RSの一連の問題や生活環境が変わってKをそれらしく走らせていられなくなったことも勿論大きいけれど、
メガモトを修理したりビモータを改造したりしているのにK100RSの車検を取る予算を出していないのは、
つまりはそういうことだ。

来年からはKオーナーでもなくなるはずだから、今後の馬瀬オフミには定員に空きがあるようなら参加するという
スタンスになるだろうな。


というわけで、参加された方々が会場を後にする様子。今回の参加スタンスの変化を如実に表しています(;^_^A

4月19日 私が2月〜4月中旬までの間仕事が繁忙期となりバイクにはろくに乗れない(ウインタースポーツの類も
大学を卒業して以来全くやっていない)ことは掲示板をご覧になっている大抵の方がご存知だと思うが、
その間はバイクに乗りたくても乗れない禁断症状に悩まされるのが毎年の悩みの種だ
(大抵それが物欲に転化して、この時期は通販で散財したりしている)。従って久しぶりにバイクで走れるのが
実に待ち遠しくなるのだが、今年は先週に馬瀬まで走っただけでは治まらず
明日に控えたクシタニのコーヒーブレークミーティングを前にして眠れない(笑)
一体どれだけバイクでの走りに飢えているんだと我ながら思ったが、そこまで禁断症状が悪化してしまうほど
バイクで走れなくなったのかと考えると複雑な心境になる。
学生の頃は今よりずっと金が無かったけれど、圧倒的に時間があって思い立ったら即行動できたからな・・・。
まあ、あの頃には戻れないし当時にはなかった力も経験もある(体力は随分と無くしたけれど(;^_^A)。
魂はまだ磨り減ってはいないつもりだから、まずは明日のCBMだ。
その後は京都に直行して、いよいよアプリリアとの契約が待っている。


4月20日 アプリリア契約!
そんなわけで、岐阜県で行われたクシタニコーヒーブレークミーティング会場を後にした私は、自宅に戻らず
そのまま名神高速に乗ってR1100RSで京都に直行した!
昨日眠れなかった理由は果たして本当なのかどうか自分でもわからん(笑)


クシタニCBMの会場。今回はロイヤルエンフィールドの試乗が白眉。
性能云々ではなく、ゆっくりまっすぐ走っているのが楽しいバイクは久しぶりでした。

しかし、ほぼ一ヶ月前に車両の移送を依頼した時には
「気に入らなかったら買ってもらわなくてもいいですから」と言われていたとはいえ、
買わなかったら実費を払って車両を手配したショップには損失が発生する、つまり迷惑をかけることになる。
よほどのことがない限りはその車両を買わないといかんだろうな・・・まずは車両をしっかり確認してから云々と
考えながら京都北店に着いたところ、アプリリアは契約もしないうちから既に納車整備が始まっていた!(@_@)


京都に向かう途中で、RSの走行距離がゾロ目に到達。8万キロに到達してからここまで、9年かかりましたよ・・・。


所謂”祇園さん”の前で。RSを停めている左側の店で買える清浄歓喜団、結構好みで時々買ってます。


事前に「20日に行く」とは伝えてあったけど、まさか納車整備中とは予想の斜め上をいく対応!(@_@)


要するにオンロードバイクを縦に引き伸ばしたような車体構成です。それにしてもこのリヤタイヤとでっかいスプロケ、シビれますね。
ちなみにこの状態で、指二本でハンドルをつまんで車体を直立させて左右にふらふら揺すれるほど軽いです。

まさか、商売やっている私が店側の立場も推測できる(数行上で書いたようなことだ)ことを見越して、
予め納車整備まで開始しておくことでこの場で契約せざるを得ないよう、私を心理的に追い込んだのか???
・・・鈴木店長、やりやがるぜ!( ̄ー ̄)
真相は当人に聞いていないので何ともわからないが、
もしこれで私が買わなかったらどうするつもりだったんだろうな(*^_^*)
結果的にはそれで国内欠品のパーツが早いうちに判明し、本国への手配と入荷・納車もその分早くできたから
お互いにとって結果オーライだったわけだけど。
ドゥカティのSSやビューエルは勿論のこと、数時間前にCBM会場でまたがってみて
「ほぼ同じ価格でこっちは信頼性が高くてしかも新車か・・・」とやっぱり複雑な気分にさせられた
KTMのデューク690なども脳裏をよぎったが、間違いなくそれら以上に突き抜けたある意味比類ないバイクだから
いいだろう、後悔はないッと腹を決めて、契約書にサインをしてきた。


毎回毎回同じフィルタを使用するのも芸がない気がしますが、ともかくこれで契約締結。
90万の借金が私の肩に!・・・って、2週間後にそのことに感謝するとは想像もできんかった(−−〆)

支払いはR1100RSのワンオフパーツ製作や漏電しているメインハーネスの交換費用なども考慮すると
当分はフリーで動かせるお金を手元に残しておいた方がいいと考え、金利がかかるのを承知で
頭金ほとんど無しの24回払いにした。もともとの最低所有期間は2年間と想定して計画をスタートしているから
その間で全部払い終わってしまう計画だ。
ちなみにフルパワー化はされていない状態でアシダムでのパワーチェックの結果は後輪で43馬力だったので、
クランクだとだいたい50馬力弱といったところか。WR250Xはこいつと車重が同じでピークパワー31馬力だから
これだけでも充分な性能には違いないが、やはりフルパワー化してあと20馬力ほど上乗せしたい。
WR250Xでも、DR−Z400SMでもバイクとして何の不満もあるはずがなく、しかもそれらのバイクなら
確実にアプリリアより苦労は少なくお金もかからないのがわかっていて、あえて5.5インチのスポークホイール!に
チューブを入れてダンロップα−12の180/55R17ラジアルを履かせるという、ほとんどゲテモノに転んでしまったわけだ。
もはや私は、普通のバイクでは満足できないようになってしまったのか!?正直なところ、そうだとしたらちょっと問題だな。
ワイン愛好家の世界などその最たるものだと思うが、飲んだことはないがDRCなどたぶんとんでもなく素晴らしいのだろう。
しかし、世界のワイン生産量の9割以上は安価なテーブルワイン等で占められており、要するに世界のワイン愛好家の
約9割は比較的安価なワインで充分に楽しめている、と言える。一本1000円以下のワインを安酒というのは簡単だし
高いワインには安いワインにない美味さがやはりある、それは結構。
ただ、一本が万単位のワインでしか満足できないようになってしまうとそれは一般庶民からすれば舌が肥えすぎで、
趣味としてもある意味普遍性を欠く世界に突入してしまうのではないかと思う。
フェラーリで満足するのはいいけれど、マツダのロードスターの良さも正しく理解できるようでなければいけないと
個人的には思うので、今回のアプリリア購入ではその点だけがちょっと引っかかったのだ。
なお、納車整備の再に判明した国内欠品中の要交換パーツにはなんとセルモーターまで含まれていた(驚)。
いくら7年落ちとはいえ、走行距離僅か1200キロの中古車の納車整備でセルモーター交換なんて聞いたこともない。
やはり、普通のバイクではないなあ・・・。
なお納車予定は5月中旬と言われたのだが、納車方法についてはこちらが話す前からレッドバロンの店長が
あのバイクで京都の町を抜けるのは大変でしょうから、納車は岐阜まで積車で運びますよ」
と提案してくれたので、ありがたくその申し出を受けることにした。しかし本当に公道走るバイクか?これ。
その場で7月の海の日連休にカイザーベルク城ヶ崎の予約まで入れてもらったのだが、
その時はトラックをレンタルしてSXVを伊豆まで積んでいくことになるだろうな。


4月29日 一応ここはKを主体にしているページだし、また未だ保険の決着がついていないこともあり
詳しい説明は控えるが、とにかくR1100RSで車との事故。うがあっ!
ホンダのスクールのオンロードの方で再び教習を受けたい気持ちは充分あるのだが、
多忙と最近の物入り連発に加えてバイクを契約した直後にメインバイクで事故を起こして修理代がかかるという
(R1100RSは特別なので、部品が入手できる限りはニコイチの可能性も含め損得ではなくとにかく直す)
恐ろしい状況に陥ってしまったため、しばらくは静観するしかないな。
正直言って、もし事故が2週間前だったら間違いなくアプリリア購入は中止か大幅延期になっていた。
アプリリアをローン購入にして、現金を手元に残しておいてよかった・・・ヾ(゜□゜;)ノ 」と、心から思いましたとも!


ツーリング途中の写真を少し掲載。TOMO氏のブログにも載ったうみのくち駅。


木崎湖畔の通称みずほ桟橋。わからない人は”聖地巡礼 おねてぃ おね2 うみのくち”辺りでググると色々ヒットします。
(無理して調べるほどのものではないと思うけど)


定番スポットの大王わさび農場。


大王わさび農場の名前の由来になった八面大王の説明書。ここではいいこと書いてありますが、
wikiを見ると全然違うこと書いてあったり。


宿泊したカイザーベルク穂高の近くにある有明山神社(レッドバロンがゴールド会員カードの交通安全祈願をしている神社はここ)。
レッドバロンが奉納した灯篭も立っていますが、ここで参拝して3時間後に事故に遭ったからなあ・・・。
ご利益の程は不明です(−−〆)


交通安全の守神としても信仰を集めている・穂高神社の中で。ちなみにここで大吉のおみくじを引いてから
1時間後に事故の憂き目に遭った( ̄□ ̄*) おい交通安全の神!・・・神!


穂高駅前で。保険の話がまとまり次第必ず復活させてやるぜと固く誓っています。


昨年のメガモトに引き続き、またしてもBMW純正マーベリックパンツのおかげで体はごく軽い打ち身や捻挫程度でほとんど無傷。
しかし、同じBMW純正パンツを二本持っていて、二本とも事故に遭うとは・・・
そういえばK1200RSの事故も純正エアフローパンツだった( ̄□ ̄*)
そのたびに、BMW純正ウェアの安全性の高さは身をもって実体験してるわけですが。

5月3〜4日 昨夏に引き続き、東北の被災地に行く。昨年と同じくあまり詳しくは書かないが、
9ヶ月前に訪れた時から復興は後退してこそいないがそれほど進んではおらず、事前に話を聞いていたとはいえ
「どうしてこんなに復興作業が遅々として進まない?」と非常に歯がゆく思えたのも事実。
原発事故の避難地域の今後にしても、人類が放射線を完全除去する技術を有していない現状では
おそらく帰還までには相当の年月が必要になるだろうとしか私にはわからない。
津波の被害も相変わらず手付かずのまま朽ちるに任された景観が増えてきており、
マスメディアの伝える報道は全体のごく一部でしかないことを否応なしに思い知らされる。
そんなわけで昨年と同じく画像のみを掲載。ご了承を。


原発事故による帰還困難地域を分けるゲート。もちろん、この手前の立ち入り可能なエリアも住民は残らず避難してほぼ完全な無人地帯と化しています。
余談ですが、美味しんぼの福島の真実編で海原雄山が「放射能という邪悪なもの」と語っているのには違和感あり。
放射線自体は自然界にも普通に存在するもので、それ自体は善でも悪でもありません。


放射線量が多少下がってきて立ち入りが可能になった浪江町の海岸近く。これまで立ち入り禁止だったということは
津波被害の片付けもほぼ手付かず。これは現実の光景なのか?と思うほどです。


上の写真のすぐ近くで撮影。こういった車の残骸はここにはまだたくさん残っていました(他のエリアではさすがに減っている)


同じく、浪江近くの道路脇で。地震から2年経って自分の土地に勝手に電柱建てられた土地所有者が黙っているということは・・・なのでしょうね。


浪江町から未だ避難指示が解除されていない双葉町に向けて国道6号を南下。
立ち入りできるようになったとはいえゴーストタウンのままなのは相変わらずで、行き止まりの国道を走る車以外は無人です。


営業を中止したままのしまむら浪江店。店内は地震で多少崩れていたものの在庫はほぼそのままで、
放置されたままの衣服はそろそろ退色が始まってきていました。


双葉町は帰還困難地域のため、警官が非常線を張って行き止まりにしています。ご苦労様・・・。


昨夏にも写真を撮ったところ。季節が違うので緑の色合いは違いますが(デジカメの色調も違う(;^_^A)
要するに、下の画像を撮った時と何も変わっていません。



ここは昨夏にも訪れたところ。仙台市街から車で一時間くらいの場所なんですが、風化が進んでいるだけで事実上何も復旧していないままです。


津波によるゴミの山は、ある程度減っていました。景観と衛生上の理由から土を被せる工事が進み、写真のような廃棄物がそのままの山は少数派に。


土を被せた山はこんな感じ。文字通りの臭いものには蓋な対策ですが、場当たり的でもやらないよりはましかと思います。


石巻市街は比較的復興が進んでいるようでした。


川を逆流してきた津波で85名の犠牲者を出した大川小学校。


問題視された学校の対応はひとまずおいて、津波の破壊力はこの通り(大川小学校は河口から5キロ上流)。
鉄筋コンクリートの柱が倒壊し、奥の建物とを結ぶ2階の渡り廊下もちぎれています。


昨年も訪れたあの建物。劣化はやはり相応に進んでいました。


津波で橋が倒壊し、流されています。車が走っているのは暫定の路線。


鉄道も勿論例外ではなく、JR気仙沼線(現在はバスによる暫定輸送中)もレールごと流されています。


奇跡の一本松として有名になった高田松原。被災前はこの松原だったのが


全部流されて松原は消滅。


奥の倒壊した建物で津波が弱まった幸運もあったのでしょうが、塩水で根腐りして枯れたとはいえ唯一残ったのが奇跡の一本松。
現物を見ると、確かに奇跡的です。


大きな被害を受けた陸前高田の旧市街地。確かにゴミは随分片付きました。
道路は車で普通に走れます。しかし、率直に言ってこれはもう町ではありません。

5月17日 RSの事故の時に被っていたJ−FORCEVヘルメットは一応保険会社に全損扱いで請求しているのだが、
昨夏に購入したものの直後の東北ツーリングは使い慣れたアライを使ったため自宅に置き去りにされ、
秋以降は多忙で殆どバイクに乗れず、冬にはホンダのオフロードスクールで幾度も泥まみれになり、
春になったら交通事故に遭遇とは我ながら不憫なヘルメットだ・・・(-_-;)
で、もうひとつのアライのSZ−RamVが購入からもうすぐ7年。
劣化が進みそろそろ限界が見えているので買い替えるつもりなのだが(実質的にはスペイシー100専用だ)、
J−FORCEVは昨年購入したばかりでもう一度買うのも面白くないし(新型が出るにはもう少しかかるだろう)
J-Cruiseはバイザーを内蔵する構造上額の部分のベンチレーション性能がどうしても劣るし
そもそも私はバイザーを滅多に使わない(現在使用しているシューベルトC3はバイザー内蔵式)。
アライにはXXLサイズがない(私の頭は特大サイズなのだ)ので、候補に残るのはワイズギアとHJCとOGKくらい。
そのうちライコランドにでも現物を見に行ってみるかな。

5月18日 しゃぼん玉にヘルメットを見に行き、SZ−RamVの代替のヘルメットをOGKカブトのavandUに決定。
とりあえず、その日のうちに発注をかけておいた。実質的に会社の備品みたいなものだが、ほぼ私しか使わないから
私費で備品をグレードアップしているのだ(笑)


5月20日 セルシオを手放すことをそろそろ真剣に考え始める

アプリリアを購入したことで、
当たり前だが私の財政事情は多少悪化した。
ようやく親と別居するようになったことで家族4人で移動する機会が減少したため(なくなったわけではない)、
セルシオを所有する必然性が多少なりとも薄れたのは否めない。
セルシオは図体が大きく街中では扱いづらい部分もあるし、燃費にしても税金にしても安くつくならそれに越したことはない
(大抵は、車を買い換える費用が税金やガソリン代の節約分を上回るからあまり節約にならないことが多いが)。
また、運転していてあまりにもつまらな過ぎるために「この車に乗っていたら俺は自動車好きとして駄目になってしまう」という
危機感が背中を後押ししているのも事実だ。
RSの修理や保険の過失分担、改造費などより優先順位の高いネタの費用が概算できないと青写真が描けないので
現時点ではまだ身動きが取れないのだが、まず候補になりそうな車両を見てみないことには何も決まらないので
とりあえずトヨタ・ブレビスを見に行くことにした。
結論から言うと、かなり微妙だなあ・・・。発売直後に試乗したことはあったが、改めて見てみると「狭い」。
外寸が適度にコンパクトなのはいいとして、最近の車に比べたら随分ましとはいえ圧迫感を感じるAピラーの傾きに加え
Cピラーが寝ているためヘッドルームを稼ぐのに後席を前進させてありロングホイールベースが室内空間の拡大にまるで役立っていない。
しかもダブルウィッシュボーンのリヤサスがトランクスペースをかなり侵食していて
「トヨタの開発者は何を考えてこんな不真面目なパッケージングの車を設計したんじゃ?」と思った。
確かに質感は高いし装備も充実しているし維持費も安いだろうし中古価格も格安なのはいいが
残念ながら車としての本質的な設計にまったく魅力を感じなかったというのが正直なところ。
私は普段一人しか乗らなくても、セダンであれば大人4人が楽に乗れる広さがない車は「設計が不真面目だから嫌い」で
問答無用で候補から外してしまうのだ(具体的にはリヤシートに身長177cmの自分が窮屈さを感じず乗れるのが条件)。
今回は「セルシオつまらんし、大きすぎるからもう少し扱い易いサイズの車にしよう」というだけの話で
別に無理して乗り換える必要はないわけだが、経費削減のための我慢の度合いがちょっと大きすぎるかなという印象。
これでAピラーがあと5cm立っていてリヤのレッグルームがあと10cm広ければ決まりだったのだが。
そうなると、残る有力候補は初代のCクラス。途中で雨が降り出したので撤退したけれど、来週にでも見に行っておこう。
ちなみにBMWの3シリーズは従姉が乗っているのでパス。実用車ならともかく半ば趣味の車であれば
私は近所や知り合いが乗っている車には極力乗りたくないのだ。そうして他の車を条件で絞り込んでいくと
ゴルフは実用的過ぎるしパサートは大き過ぎ。アウディA4は狭すぎるしシトロエンC5はセルシオと実力差がありすぎ
中身がフォードのジャガーXタイプには興味なし、アルファの156よりはBMWだろうし、プジョーの406は
エクザンティアの経験で実力はだいたいの想像がつくし、ボルボの40も興味なし・・・と考えていくと
候補に残る車両は本当に少ない。
気に食わない点は色々あれど、セルシオの実力はやはりさすがだと改めて認めざるを得ないな。しかも中古安いし。
趣味性を別にすると、あれからわざわざ乗り換えて言い訳の立つ車(しかも程度のいい中古が割安な車)を探すのは
実に難しい。趣味だけで選べるなら、マツダロードスターのMTで一発なのだが。


5月22日 生活が多忙になりすぎて自分の時間が殆ど取れなくなっている(取れても体力が残っていない)反動で、
ああしたいこうしたいという欲望ばかり出てきて本当に自分がバイクでやりたいことが最近見えなくなっている気がする。
本質的には「走っていれば幸せ」な訳だが、その走りが高速道路を爆走したいのか、
小排気量モデルでトコトコ走りたいのかそれすら曖昧になってきている。よろしくない兆候だなあ・・・。
端的に言えば過大なストレスで精神の安定性が危なくなってきているわけだから、
契約から一ヶ月経過しているのにイタリアから欠品パーツがなかなか届かないお陰で
未だに納車予定日が決まらないアプリリアが手元に来れば
多分言うことも変わるだろう。

5月25日 2日前に届いたOGKカブトのavandUのテストも兼ねて、メガモトで軽くツーリングに出かける。
一般道主体でやまびこロード〜せせらぎ街道〜こもれびロードとつないで240キロほど下道、50キロほどを
高速道路で走ってみたのだが(奥美濃にあるライダーズカフェのアグスタもこの時初めて行った)、
メガモトがいい、などというのはこれまでに飽きるほど書いているので割愛。

avandUヘルメットはフィット感は良好で視界は抜群に良く、軽量で乱流の影響も受けにくく印象は悪くなかった。
ただベンチレーションはSZ−RamやJ−FORCEとはさすがに比較にならないし、シールドが下方向にやや短いのも
先日の
RSの事故の際にあと少しで顎をアスファルトで削るところだった経験からするとかなり気になる。
満足度は充分高くコストパフォーマンスは非常にいいのだが、絶対性能ではアライやショウエイのトップモデルには
やはり差をつけられてしまうな、というのが率直な感想だった。価格を問題にしないほど良ければジェットヘルメットの
メインに格上げ・・・ということも可能性として考えていたが、プライベートに使うなら私はやはりアライやショウエイの方がいい。


また、遂にレッドバロンから電話があり月末くらいに納車が可能になる見込みとのこと。
これだ、これを待っていたのだ! ただし、月末は会社の棚卸とその準備があるから正直言って納車どころではない。
多少時期をずらしてもらった方がいいだろうな。


5月29日 松下ヨシナリ氏が事故死したというニュースに愕然とする。現時点では情報が少なすぎて
現場の状況・事故原因など何とも判断がつかないが、「TTは例えばエベレストに登るようなもので、
レースというより挑戦し甲斐のある冒険だと思います。レースとしての最高峰だとは思わない」
と語っていたのを私は生で聞いているしTTに再挑戦するとMOTONAVIのカフェミーティングで
(場所は浜松のmoimoiだった)嬉しそうに語っていたのをすぐそばで聞いている。
それにしても、余りにやりきれない・・・。
イベントでお会いした時に少し話をしたこともあるけど、本当に惜しい方を亡くしてしまった・・・(T_T)


2010年11月に、モトナビカフェミーティングにゲスト参加して翌年のTTレース参戦を非公式に発表する松下ヨシナリ氏
(この時点ではまだBMWでの参加は秘密だった)。手前はコバユリ氏。

6月2日 納車日確定
レッドバロンと電話で相談して、納車の日が6月4日の夜と確定する。
昨年9月に購入計画が立ち上がってからここまで、結構長いことかかったなあ・・・。
私は車やバイクの衝動買いは極力控えるように心がけているので平均所有年数は全体的に長いのだが
(事故で廃車になった車両や部品取り、名義貸しなどを除くとバイクは一台平均6.8年)
大抵は中古を比較的安値で購入してやたらとお金をかけ、相場の価格で手放すのを繰り返しているため
月あたりの償却額は新車を3年くらいの周期で乗り継いでいるよりむしろ高くついていると思う。
その分一台のバイクへの愛着は強いし「新車が出た!では乗り換えよう」とはまったく考えないのだが
趣味の道具として割り切れるなら性能も程度もいい最新型を乗り継ぐというのはそれはそれで間違いのない選択だ。
どちらがいい(どちらが正しい、ではない)かは完全に個人の価値観によって決まると思うので答えは出せないが、
自分では新車を愛着なく乗り継ぐより濃いバイク生活を過ごせているつもりだから別に後悔などは何もない。
新車のKTMデューク690を中古のアプリリアとほぼ同じ金額で購入するのは間違いなくアプリリア購入より正しい。
しかし、趣味の世界は正しければ良いというものでもないだろう。KTMも試乗したことはあるしつまらないバイクだと
いうつもりは毛頭ないが、しかしいくらデューク690でもアプリリアSXVの代わりはできまいよ・・・。

また、早速ジャパンレンタカー(中部地域に展開するレンタカー屋さん。料金は全体的に安め)のHPにアクセスして
週末に軽トラをレンタルする手配をした。
これで次の土曜日はサンバーのトラックにアプリリアを積んで浜松に行ってうなぎパイファクトリーを見学し(笑)
ヒョウドウプラスにクシタニ本店も立ち寄って、世話になっているブローカーの人と次の車の相談、
更にオレンジロードを走りに行ってからナムチャイ豊田に夕食〜と我ながら遊びに忙しすぎるスケジュールが組めたわけだ。
ただ、今回は目をつぶったがジャパンレンタカーのHPで軽トラの装備品をよく見るとETCがついていない。
ということは、ジャパンレンタカーの場合軽トラはタウンエースのトラックとレンタル料金が3日間で3000円しか
違わないから、燃費を差し引いても海の日連休に借り出すのは文句なしにETCがついてるタウンエースの方だな。

ビモータが動くのは大前提としても
アプリリアのフルパワー化が連休までに間に合えばトラックで2台積んでいけるし、
間に合わなければビモータなら伊豆まで(たぶん)自走できる。
アプリリアが間に合わなかった場合、タウンエースを借りてビモータとメガモトを2台積んでいくという
お馬鹿すぎるプランも不可能ではないけれど、さすがにそれだとメリットが
ビモータが壊れてもメガモトが控えてるぜ!」「クソ暑い途中の移動もクーラーが使えて涼しいぜ!」
という、う〜む、実は巨大なメリットがあるような・・・(大汗)
こういう妄想は考えているだけでも楽しいけれど、全てはアプリリアを一度走らせてからだ。
先日事故ったとはいえ私の技量に衰えはなく、半年前にホンダのスクールで叩き込まれた技術もある。

契約から9日後にR1100RSの事故が発生してしまい、
「わかっていれば(無理だけど)買わなかったなあ(-_-;)」
と今後逼迫するだろう財政状況を予感して気が滅入っているのも確かだけれど、折角5年ぶりに購入したバイクだ、
楽しまなければ損というもの。よし!週末に向けて今から腕が鳴るぜ!(* ̄0 ̄)o

6月3日 ジャパンレンタカーから電話があり、たまたまその日は軽トラの空きがなかったため、タウンエースのトラックを
軽トラと同額の料金で回してくれるという。タウンエースなら軽トラと違ってETCも使えるし、これはついていたな。

6月4日 アプリリア納車
会社のシャッターを下ろして、中でひとり残業しながら京都を出発したトラックの到着を待つ。
レッドバロンの軽トラにはナビがついてないため待ち合わせ場所を会社近くのマクドナルドの駐車場と決めたが、
ロードサービスに使うのにナビなしの車で不便ではないのだろうか?読図能力や土地勘を失う可能性があるから
あまりナビに頼りすぎるのもまずいと思うが、あれば事故やトラブルの現場に駆けつけるのが圧倒的に楽だろうに。
待ち合わせのマクドナルドで合流した私はレッドバロンの軽トラに便乗して自宅に戻り、バイクが下ろされるのを見守った。


夜の10時、自宅前にアプリリアが到着。

これまで何度もバイクを購入しているけれど、自宅まで持ってきてもらったのは考えてみたら今回が初めてだ。
しかしあまりワクワクしないのもこれまで通りで、車やバイクを購入することに慣れてしまうのも考え物だと思う。
多分、昔自動車で飯を食っていた時に”納車”を単なる業務の一環としていたこともきっと大きいのだろうな。
決して40年ほど生きてきた間に魂をすり減らして何事にも無感動な人間になってしまったわけではないと信じたい。

さて、前回京都で契約した時には納車整備の最中だったのでSXVのエンジン音を聞くのは今日が初めてだった。
「V−MAXの改造車と同じくらいで、相当うるさいですよ」と言われたが、もし一人でエンジンをかけられなかったら
厄介だからここで簡単な練習はしておきたいし、もちろんエンジン音を聞いてみたいこともある。
果たして短いクランキングで轟然と始動したエンジンはどう考えても騒音規制に通っているとは思えない大音響で
2ストのような甲高い音を夜10時の住宅街に撒き散らした。
「よくバッフルも何もつけずに車検通ったな・・・というより、よくこれで型式認定取れたなヾ(゜□゜;)ノ 」と
正直なところちょっと感心してしまったが、暖気しないとまともにアイドリングできないようなエンジンを
今の時間帯に住宅街で咆哮させるのはどう考えてもまずい(しかもアイドリングは1800〜2000回転だ)。
更にアクセルをちょっとだけ煽ってみたところ、フルパワー化していないノーマル状態とはいえ
反応の鋭さが尋常ではない。まるで免許取立ての初心者がアクセルを開けすぎてビックリした時のように
ちょっと右手に力を入れただけでも物凄い勢いで回転が上昇する。それだけで
「このレスポンス、軽さ、大音量。ああ、これはまともな人が公道で乗るバイクではないな」と思ったな。
当然今日はテスト的に少し走ってみる気充分だったのだが、この音量では今ここで暖機運転するのは無理だ。
自宅前から幹線道路まで押していけなくはないけれど、今日は疲れているからあまりやりたくない。

同じような体調だった昨年のGWに無理してバイク動かしてメガモトで転倒した苦い経験もある
から、
ここは自重するべきだと諦めた私は、今日はそのままバイクを仕舞いこむことにした。
そういえば、ビモータの納車の時もレッドバロンで受け取ったバイクを駐車場に停めた友人のハイエースに
積み込んでおしまいだったような。
普通でないバイクは納車も普通でなくなるものなのか?
ともあれ今日は火曜日。金曜日までは忙しくて時間が取れないが、土曜日には待ちに待った初走行だ。


かくしてアプリリアがガレージに収まりました。


前のオーナーが装着していたオイルキャッチタンク。車体にきれいに着きすぎているので、たぶんワンオフか車種専用品。
これが必需品だと気付くのはもう少し後です。

6月6日 今更書くのもなんだが、私は負けず嫌いな性分だ。その影響か、事故にしてもなんにしても
一度ケチがついたことは自分の中で一回精神的に決着をつけてからでないと次に進まない性格だから
一度の失敗がトラウマになって以後同じルートは避けて通る、といったことはまずない。
だからGWのツーリングで不幸にして事故に遭ってしまったルートをなぞるべく、カイザーベルク穂高への改めての宿泊と
事故に遭った松本方面から岐阜に抜ける道をもう一度バイクで走ることは必須と以前から決めていた。
理想はもちろん
R1100RSが直ってから同じルートをリベンジツーリングなのだが、そこまでは待っていられない。
どうせ実行するなら長野県で何かイベントのある日がいいと思ったのでちょっと白馬モトラッドデイを調査。
BMWジャパンのHPでは白馬の日程はこの時点で未発表だったが、会場の白馬47のHPの
イベントスケジュールを調べると8月の24.25日にBMW Motorrad Dayと書いてある。
まずこれで確定と判断して、早速レッドバロンに電話してカイザーベルクの予約を24日泊で手配してもらった。
従って24日は少し早めに会場を引き揚げ、カイザーベルクでの宿泊が確定だ。25日にもう一度白馬まで戻るかどうかは
難しいところだが、今回のバイクはメガモトに決まっているのだし8月25日は私の誕生日。
トラウマになったりしないよう私が前に進むため、”誕生日に
RSの仇をメガモトで”というのもなかなか悪くない。
当日は張り切りすぎて返り討ちに遭わない様気をつけないとな(笑)


6月8日 SXV初出撃・・・。
金曜の仕事は早めに片付けたはずなのだが、仕事を終えた後になぜか予定外の用事が山ほど発生して
帰宅したら午前様になってしまった。早目に寝た私は体力にいささかの不安を感じつつも6時に起きてバスに乗り、
レンタカー会社に朝8時から予約していたトラックを借りに行く。
借りてきたトラックにアプリリアに工具・ラダー・ガソリンタンク・工具にオイル等を積み込んだ私は東名で浜松を目指した。


確か尾張一宮PAで。まだセレナ購入前でタイダウンベルトが殆どないのが今見ると自分でも隔世の感。
ベルトの始末もグチャグチャだし、これは恥ずかしいなあ・・・と言いながら、でも載せる(笑)

それから幾つかの店等を回ったのだが、クシタニ本店から出てきた時点で既に太陽が沈んでしまい辺りが暗くなり始めた。
「しまった、遊びすぎてオレンジロードを走る時間がなくなったか!?( ̄□ ̄*)
暗くなってからでもワインディングを走れないことはないが、あまり目が良くない私は暗いワインディングは
走ってもそれほど楽しめない。それに疲労+寝不足はまだ何とかなる程度だったと思うが、慣れないバイクで
暗い中のワインディングに暗い中のバイク積み降ろしまで考えると今から攻めに行くのは幾分リスクが高過ぎるだろう。
(ちなみにオレンジロードは元々農家の方が山間のみかん畑で収穫したみかんを運ぶための農道。
そこそこ面白い道だが走り系のバイクが増えたため最近は取締りがかなり厳しくなっている)
素直に考えたら時間が押してきたこともあり、ここはオレンジロードを諦めて次の目的地のナムチャイ豊田に向かうべきだが
そうするとひとつ疑問が発生する。私は何しにアプリリアを積んできたのだ!?
浜松まで片道160キロ走ってバイクを引き回しの刑にして、関係各位に見せびらかしに来ただけか(^_^;)
仕方ない。走らせるのは明日にして、今日はナムチャイに寄り道して岐阜に帰ろう。浜松は夕日がきれいだぜ・・・(−−〆)


そんなわけで、夕刻の浜松市街地(- -;)


夜の東海北陸道で。

6月9日 前日のアホなミスを取り戻すべく、全身プロテクターにレーシングブーツまで着用して完全装備で
やる気充分の私は朝の6時に岐阜県はせせらぎ街道・パスカル清美の駐車場に現れた。
今の時間ならまだ道路は混んでいないし取り締まりが居ないのも確認済み。そそくさとバイクを降ろし、
ガソリンを満タンにしてオイルレベルを確認してからアイドリングして暖気してやる(SXVは暖気が必要な種類のバイク)。
もともと低速トルクが細いため温まりきらないエンジンでは何度かエンストしてしまったが、
ともかく購入から5日後、ようやくアプリリアで路上へと走り出した。


これは午後になって場所を変えた後ですが、駐車場を拠点に近くの走りどころを次々に走っては戻り・・を繰り返しました。

「軽い・・・信じられないほど軽い」それが第一印象だったが、この時の詳しい様子は試乗記のほうを参照していただきたい。
ともかく乗り手の操作に対する車体の反応が超ダイレクトで、その点では私のビモータも凌駕する。
エンジンは550ccもあるビッグツインのくせに低回転でのトルクがまるでなく、具体的には5速(トップ)8000回転まで回して
145キロしか出ない超ローギアードなのに、5速80キロ以下ではスロットルのみの加速を受け付けてくれず
4速に落とす必要があるほどだ。ただし速度が乗ってきてある程度思い切りのいい乗り方をすると
エンジン・車体すべてがバランスし始め、タイトなワインディングでは(後輪45馬力の日本仕様ですら)
どんなバイクだろうと負ける気がしないほどの驚異的な速さを見せる。
「面白さだけならHP2スポーツより上かもしれん・・・それより、あまりに面白すぎて危険な領域まで
簡単に入れてしまうぞこのバイク。自制心が必要だわ・・・」正直言って脱帽した。
速く走らせるためには腕が必要なバイクで、できれば2ストの経験も欲しい。抜き身の短刀みたいなバイクで
すごく疲れるし集中力も必要だが、椿ラインのような狭くてタイトなワインディングで振り回せば
こんな速くて面白いバイクは他にない。今はなきクラブマン誌に載った永山さんの当時の感想では、
「激しいピックアップでパーシャルで流す乗り方を許容せず、常にイケイケなリズムで走ることを強要される。
チャンスがあれば、経験として一度乗っておくことをオススメする。」と書いておられたがその通りで、
とにかく目を三角に吊り上げてたとえ10メートルでも直線があればそれが下り坂だろうが躊躇なくアクセルを開けて突進し、
激しいブレーキングから一気に倒しこんで鋭いコーナリング、異様に早いタイミングでスロットルを開けて
立て続けにシフトアップしながらロケットのように脱出・・・というような走りに、自然になってしまうバイクだ。
いや、凄いわこれ。購入前は散々脅かされていたが、正直言って拍子抜けするほど乗りやすかったし。
(あくまで、”私の感覚では”ということをお断りしておく。絶対的には極めて過激なバイクに間違いない)
それから場所を変えて合計200キロほど走ったのだが、性能はともかくエンジンオイルの減りの早さには閉口した。
ドライサンプ方式で取り扱い説明書にも「スポーツ走行をなされている場合は、エンジンオイルがブリーザーパイプを通って
エアボックスに入り込んでいる可能性があります」と堂々と書いてあるのだが(なんという開き直りだろう!)、
本当に70キロほど走っただけで、エンジンオイルはMAXからMINまで減ってしまうのだ。
ある意味これは燃費がリッター11〜12キロ程度しか伸びず、燃料タンク容量が7.8リッターしかないことよりも深刻で
ツーリングに出かけるにはオイル缶を背中に背負っていかなくてはなるまい。
それにしても、ガソリンよりエンジンオイルの方が給油サイクルが短いバイクには初めて乗ったぞ( ̄□ ̄*)

 
手作り感あふれるオイルタンクのレベルMAXとMINの間隔は左の矢印の通り。で、左の画像撮ってから60キロ走った後の様子が右。
2ストでもこんなに減らんぞ( ̄□ ̄*) 実際には燃えていたのではなく、殆どがキャッチタンクに入っていた様子。

やはり予想していた通り普段使いはほぼ無理で、運用するにはトランポに積んでいくか走りどころの近くに
置いておくのが現実的だな。ずっと昔、確か84年か85年くらいのNAVI誌のスポーツカー特集号で徳大寺有恒氏が
スーパーセブンを「誰かが箱根まで持ってきてくれるからいいんだよ」と評しておられたが、これこそ正にその典型だ。
大いに満足した私は名古屋のバイク屋さんのところまで走ってフルパワー化のためアプリリアを預け、
自宅に戻って工具やラダーやガソリンタンクを下ろしてからトラックを返却し、バスに乗って帰ってきた。

そんなわけでアプリリアSXVの初運用はひとまず成功したのだが、同時に色々な問題点も見えてきた。
まず、走らせるたびにレンタカーを借りることはやはり運用を著しく制限する。レンタカー会社への往復だけで
一時間半ほどがかかるのだ(後に車で乗りつける手でかなりましになったが)。
また、サーキットではなく一般道の道の駅などにトラックを置き去りにするのであれば、
ガソリンタンクや工具、ラダー等の防犯対策も必要になってくる。ラダー以外は室内に積めなくもないが
それでは手間も時間もがかかるし室内に置くもの(主に着替えとヘルメット・グローブ・ブーツだ)の
置き場所もかなり制限されるし特に室内の狭い軽トラでは室内に詰める物品にも限りが出てくる。
また、レンタカーは事前に予約しておく必要があるが当日雨だった場合にどうするのか?
帰宅時に降られるのは装備品がびしょ濡れになるだけで済むが、
最初から降っていて中止せざるを得ない場合、レンタル代は丸損になってしまう。
ジャパンレンタカーのレンタル代は軽トラ(サンバートラック)が24時間4800円・36時間で7800円だが、
前回借り出した時には軽トラ(同額でタウンエースになったが)を36時間で借りて7800円に
レンタカー会社との往復に2時間以上、1000円ほどかかっていて(歩いたりバス代や待ち時間を含む)
年間10回借りると実質10万くらいは必要になる。
大型バイクで一日ツーリングすればだいたい一日5000〜10000円くらいの費用がかかるものだが、
レンタカーまで借りるとなると結構贅沢な遊びだな・・・。

こういったことを考えていくと、使用頻度がある程度以上確保できるならやはりトランポがあった方がいい、
というよりトランポがないとアプリリアSXV550を完全に運用することはほぼ無理だというのが
今回の一連の計画を終えて私が出した結論だった。
それにしても、久しぶりに心から走りを楽しめた!アプリリア購入は間違いではなかったと思えたな。
いつまで続くかわからないが、アプリリアとの生活がこれでスタートだ。

あと、表裏一体のK100RSの処遇も必然的に待ったなしになってきたな。やはり、手放すしかあるまい・・・。
私がバイクのコレクターでなく現役のライダーとして走り続けるためには、
所有できるバイクの数に限界がある以上アプリリアが増えた分、何かを減らさなくてはならない。
今は事故で修理待ちとはいえ、
R1100RSが復活した以上減らすバイクはK100RSしかないのだ。


九頭竜湖の駐車場で。しかし、我ながら取締りの厳しいエリアばかり走りに行っているような(汗)

6月10日 アプリリアの純正ミラーをレッドバロンに発注する。納車の時点ではメーカー不明の汎用オフロード用ミラーが
ついていたのだが、機能上の問題はないものの当時の雑誌などを見てみるとオンロードバイクから拾ってきたようなミラーは
これはこれでそう悪くないデザインだ。実際のところこのバイクでは市街地走行も高速道路走行もほぼやらないから
事実上”ついていて車検が通れば何でもいい”というのが本音なのだが、折角だからと購入することにした。
ちなみに一個8400円。輸入車ということを考えたら思ったよりも安かったな。

6月13日 アプリリアが納車されたので、
いよいよK100RSを手放すための行動を起こすことにする。
2002年に手元に来た時から所有権は本来のオーナーのまま変更していなかったので、
こちらで処分するにしろ返却するにしろ、本来のオーナーに許可を取る必要がある。
そんなわけで連絡を取ってどうするか聞いたところ車両を返却して欲しいという返事があったので、
それならば車検整備をして車検も取り直さなくてはなるまい。
2年間放置してあったからある程度の整備は必要になるし、そうなるとユーザー車検というわけにもいかないだろう。
車検を取ってから自分である程度走り込んで不具合が出ないか確認して、それから返却だな。
カスタムパーツの高いものは外させてもらうとして、当面の問題は任意保険か。
アプリリアをK100RSと入れ替えると決めたためK100RSの任意保険は既にアプリリアに引き継いでしまっている。
こうやって無保険で走っている時に事故を起こして泣きを見るのはよくある話だが、
メガモトの時と違って
タイヤは新品に交換するしテスト走行なら無理もしない。まず大丈夫でしょうよ、確率論的には。


6月17日 転機
運がいいのか悪いのか、親が38年間乗ってきたメルセデスを遂に手放す決意をした。
理由としては
私のK100RSと似たようなものだ。手放すには惜しい車両だと思うが、バイクで手一杯の私は
R1100RSや
ビモータ以上に金がかかる四輪車を増車して維持する余裕はないし、単純な道具としての機能だけなら
1969年式のクラシックカーなど
97年式セルシオの敵ではない。こういう車両はオーナーに気力か愛情が尽きてきたら
無理せず手放した方が良いというのが私の持論なので、私も手放すことに反対はしなかった。
しかし
セルシオが手元にやって来た時「これがあればベンツは要らないな」と思ったものだが、本当にその日が来たか・・・。
ここまできて思いついたのだが、大人4人が快適に乗れる車としてはセルシオが手元にあるし、
趣味性を別にすればベンツの代役はセルシオがあれば楽勝だ。
ということはセルシオを親のところに押し込んでしまえば、
私は気兼ねなくトランポが買えるではないか!
これまでトランポ購入を検討こそすれ具体的な行動に移さなかったのは運動性もハンドリングもたいしたことがない、
バイクを運ばない時はガソリン余計に燃やして空気を運んでいるような車をバイクを運ぶためだけに買うのは
個人的には投資に対するリターンが少なすぎると考えていたからだが、(ミニバンの運転経験はもちろんあるけど、
乗って飛ばしてみたいと思えない車を個人的に欲しいとは思わない)、従来は故障したバイク
(主にビモータ(−−〆))
運ぶためにトランポを買うというのはあまりにもバカバカし過ぎたので上記理由に従い手は出さなかった。
だが今回は
アプリリアSXV550をまともに運用するためには必須の装備だという差し迫った理由があるから
そうも言っていられない。グフのドダイYSかベースジャバーかシャクルズか、というようなものだ。
考えをまとめた私は「んじゃ、
セルシオは親父にやる。俺は何か車買うわ」で速攻で話をまとめた。
セルシオを有償譲渡にしなかったのは、近いところに置いておけば使い道もあるという計算と、
”セルシオをタダであげた”という事実はあと10年くらいはネタで使えるのではないかという読みが働いていた(笑)。
走行10万キロを越えた20系前期のセルシオなど、売ってもたいした金額にはならないしな。


そんなわけで、急遽トランポ購入計画を本気でスタートさせることにして情報を集める。昨年トランポ欲しい病が
発生していた時にかなりの情報を集めていたから今回はさほど時間はかからず、
候補車両は割とすんなりハイエースレジアス/ツーリングハイエースに絞り込むことができた。ネットで調べた限り
ミラーとスクリーンを外せばR1200GSもそのまま積める様だから、私のバイクは
R1100RSを含め全部積める。
これがハイエースだとしょぼい中古でも最低でも60万はするのでコストパフォーマンスが悪すぎるし、
街中では大きすぎるし燃費も相応に悪いがこちらは不人気車だから業者オークションなら車検が多少残ったガソリン車が
かなり安い金額で引っ張れることが判明(ディーゼルは相場が異様に強気だったので候補から外した)。
想定3年間のアプリリア所有期間だけ乗って後は捨てるか売り飛ばすものと割り切ってと考えれば
自動車税に任意保険などを加えても買い物としては悪くない。
そうなると
アプリリアを使うたびに発生するレンタカーの費用を抑える意味でも、購入するなら早いほうがいいだろう。

ただし、この車にはひとつだけ厳しい条件があった。標準車両の二列目シートは前後スライドするだけなので、
これではバイクが積めないから(以前も書いたが、バイクを積む度に工具を使ってシートを取り外すのはやりたくない)
当時メーカーオプションで存在したマルチディタッチャブルシート(2列目と3列目を車体から簡単に取り外せるシート)を
装備しているのが絶対条件になるのだ。で、調べてみると当時4.8万円もした結構高価なオプションでしかもこれを選ぶと
シートは取り外せるようになるが二列目シートのスライドはできなくなる。つまりミニバンを本気で荷物運搬に使う人以外には
まず不要なオプションなので売れ行きも悪かったようで、ネットで中古車情報を何台か調べてみたが
このオプションを装備している車両は一台も発見できなかった。
メーカーオプションで後付けはできないから、これが付いていればグレードや程度にはある程度目をつぶることもやむを得まい。
普通に中古車を買ってくるとやはり結構なお値段だし、
アプリリアを購入直後でこれから月々のローンの支払いと
フルパワー化の出費が待っていることに加えて
R1100RSの事故の過失分担が決まらないから費用負担額がわからず
(ショップ算出の修理見積もり総額は104万円だった)、
セルシオの代替とはいえ下取りに出さず無料であげてしまえば
私にセルシオの代金は当然ビタ一文入らない。

どう考えても出費を極限まで切り詰めるべき状況なので、ここは業者オークションから引いてもらうのが吉と
以前から世話になっているブローカーさんに条件を伝えて依頼をかけることにした。

6月20日 自分でも本気でお金を節約する気がないだろうと書いていて思うのだが、アプリリアは先日動かした後、
そのまま直行したバイク屋さんにほぼフルパワー化(車検適合の関係でマフラーは換えない)のため預けたままだ。
作業が海の日連休までに仕上がるかどうかは要するに部品の入荷状況にかかっていたのだが、
電話して確認したところまだ未入荷の様子。ということは連休に間に合わせるのは無理だろうな。

少し前から伊豆を走ったことのない友人に一緒に行かないかと誘いをかけていたのだが
そうなると使用するバイクは
アプリリアでなく、まだ一度も伊豆を走っていないビモータになる。
ただし、いくらツーリングもできるようあちこち手を加えたとはいえビモータは根本的に長距離が楽なバイクではないし
仮に何かトラブルがあった際にも海の日連休に伊豆山中で立ち往生したら積載車到着に相当時間がかかるのは確実だ。
それに、どうせ途中の高速で渋滞に巻き込まれるだろうからその時クーラーの効いた車内なら火傷しそうなフレームと
エンジンからの熱気で苦労し、水温計の表示に神経をすり減らしオーバーヒートの恐怖と戦うより幾らかましだろう( ̄ー ̄)
こうやって人は老いていくのかと書いていて思ったが、ともかくレンタカーを借りて二台積みして伊豆まで乗り込むのは
今回充分なメリットがあると判断したので、早速ジャパンレンタカーでハイエースをレンタル予約した
(正確には商用車版のレジアスエース)。ハイエースレジアスが間に合えばレンタカーを借り出す必要もないかもしれないが
(2台積みできるか確かめたわけではないので正確なところは不明。責任は負いかねるのでご了承ください)
それまでに車両が見つかるかどうかは運次第の話になってしまう。まずはレンタカーの枠を確実に押さえておこう。

6月21日 バイク屋に電話をかけて、K100RSの車検を依頼した。
11年間手元にあったバイクと別れるための具体的な行動がいよいよ始まるか・・・。

6月22日 K100RSが本日積載車に載って旅立っていくのを見送る。自分のバイクが積載車に乗るのを見送った経験は
何度かあるが
(最多記録保持車はもちろんビモータだ。約7000キロで3回(;^_^A)K100RSではこれが初めてだ。
いつもながら、なんとなしに寂寥感を感じるな。たぶん車検再取得にそれほど日数はかからないだろうから、
戻ってきてしばらくしたら返却のためのテスト走行を兼ねたK100RSとの最後の蜜月がいよいよスタートだ。


6月23日 出入りしているショップの工場長の息子さんがCBR250RのワンメイクレースのCBR250Rドリームカップ
参戦するということで、応援というか見物しに鈴鹿のツインサーキットに行く。結果は見事優勝!(^0^)
考えてみればレースの応援は何度か経験があるけれど応援していた車両が優勝したのは初めてで(GP等は除く)、
見ていても実に気分が良かったな。K君おめでとう。それにしても優勝とは見事!(と、妙に上から目線で書く(^_^;))
また鈴鹿ツインサーキットには今回初めて行ったのだが、自宅からの距離は鈴鹿サーキットに行くのとあまり変わらないし
ミニサーキットよりは広く国際格式のサーキットよりは狭いというレイアウト(一周1.75キロ、ホームストレート550メートル)は
アプリリアで遊ぶにはちょうど良さそうだということを発見。
休日朝のフリー走行枠だと4000〜5000円くらいだから、トランポさえ入手したら時々通ってもいいな、ここ。
サーキットは峠に行くよりよっぽど安全だし、サーキットには随分ご無沙汰だが、装備は一揃い持っているし。


コントロールタワー屋上から余裕の観戦モード(^0^)ほぼイコールコンディションのレースは見ていて楽しい!

アプリリアSXVは荷物がまったく積めず、安心できる航続距離は60キロ程度しかないうえに
90〜100キロも走ればエンジンオイルの補充が必要というどうしてナンバーが付くのか不思議になるような代物だから、
予備のガソリンとオイルを背負わないと単独で距離を走るのは無理・・・我ながらひどいバイクだこと( ̄□ ̄*)
そうなると伴走車をつけるか、とても理解のある友人に迷惑をかけつつ一緒に走るかしないとツーリングは困難だから
トランポで走りどころの中心部まで持っていってそこを拠点にガソリンとオイルを補給しながら
片道30キロ程度までの短い距離を往復するだけという使い方が現実的だ。
ただ、それは公道でのバイクのあるべき楽しみ方なのか?と考えたら正直それもどうかと思うので、
ジムカーナをやっていない私にはツインサーキットくらいの小さくて使用料金も安いサーキットで適度に遊ぶというのが
結局あのバイクで一番長続きする遊び方なのかもしれないな。

その後でアプリリアを預けているバイク屋さんに寄って色々と打ち合わせをしてきたのだが、
やはり海の日連休にはアプリリアは間に合わないことが確定。
アプリリアSXV用のパワーコマンダーは私の2006年式だとパワコマVが対応なのだが、車体にまるきりスペースがないため
パワーコマンダーVでは装着ができないという恐るべき事実が明らかになったのだ。
次善の策として小型化されたパワコマXをどうにかしようという話になったのだが、パワコマXは公式には2009年式のみ
対応ということになっており、しかも2009年式用のパワコマXが輸入元の取り扱いリストに載っていなかったので、
まず私の車両に使えるかどうか調べてみて、それで使えると判断できたら並行輸入ルートで手配することに。
いちいち一筋縄ではいかないバイクだなあ・・・。
なお、アプリリアSXVを見たバイク屋さんの社長は「いやあ、もう笑っちゃうなあ」と評したらしく、詳しく聞いてみると
笑うところが文章から想像される箇所と少々異なっていたのだが、これ以上の説明は控えさせていただく( ̄□ ̄*)


6月24日 ヒョウドウプラスから夏のセールの案内が届く。DMを見ていると、キリンのツーピースレザースーツ
一般販売開始とある。ほう・・・。
あれは劇中の見せ方は勿論だが、真木蔵人の体型にあわせた一品モノだから良く見えるというのが大きいはずなので
(ファッションショーで使用される衣服なら、着用モデルの人間離れしたプロポーションにあわせて見た目最優先の型紙を作り
量産品は常人の体型にあわせて型紙からバランスをやり直すのが普通)もし私が着てもあのように良くは見えないだろうが
既にキリンの齢を超えてしまった中年男性(私は真木蔵人とは誕生年が同じ)がバイクで馬鹿やって遊ぶ時の格好には
ぴったりかも知れない。ちょうどアプリリア購入直後で、先日ツインサーキットに行ったことで
久しぶりにサーキット熱が再燃しつつあるところだし、これはいいかもな・・・。


また、職場の近くにたまたまC24型セレナのハイルーフ仕様が停まっていたので、ハイエースレジアスとくらべてどうなのよと
ちょっと中を覗き込んでみた。う〜ん、やはりプラスチックの質感は凄まじくしょぼいなあ・・・。軽自動車かこれは(- -;)
ダッシュパネルのデザインも質実剛健とか実用本位といえば聞こえはいいが、率直に言っていかにも古い。
今のプリウスやレクサスのように、新しさを感じるといえば聞こえはいいがデザイナーの悪ふざけで空間を無駄に利用して
室内をわざわざ狭苦しくしているとしか思えないようなインテリアデザインよりは実用的な分まだましだが
率直に言って一昔前のワンボックスワゴンに毛が生えたような室内センスだと評さざるを得ないな。
デザイナーももっといい仕事せいや・・・。
ただ、ハッチゲートをハイルーフにあわせた高さのある専用品にして開口部を一杯に広く取っているのは評価できた。
以前見たサンルーフのついたちょっと中途半端なハイルーフだとハッチゲートはノーマルルーフと共通だったから
これではバイクが積みにくいと見送っていたけれど、これだったら何とかなりそうだ。
C24のセレナは人気車種だったからタマ数も豊富なはずだから、ハイエースレジアスにいい出物が無かった時の
次点の車としてはいいかもしれない。しょぼいけど(^_^;)

6月25日  心がキリンのツーピーススーツに傾きつつ揺れている・・・。例のレザースーツは税込み21万円だが
ヒョウドウプラスのサマーセール期間であれば最大24回の無金利ローンが可能。つまり、払おうと思えば払える金額だ。
私が持っているツナギはメッシュタイプだから、冬は仕事も忙しいしパスするとしても春と秋ははっきり言って寒い。
だから春と秋に無理なく着られるつなぎが一着欲しかったのは事実だ。
例のスーツは2ピースだがMFJ公認を取っているだからサーキットでも使えるし。
ただ価格が価格だけに将来デブになって着れなくなる可能性がかなり怖いな、正直。

6月26日 坂を転がり始めると加速がついて止められなくなりそうなので、ヒョウドウプラスに電話をする(笑)
件のツナギはやはりMFJ公認を取っているからサーキット走行はまったく問題なし。
ただしあくまで”ツーピースのツナギ”なので、単独で着用すると上は丈が短すぎ、下は丈が長すぎて変だと思うとのこと。
(ボトムにウエスト調整ベルトの類は一切ない)ちなみに映画で使用したものと市販バージョンは多少仕様が違うそうで、
「普通の人向きに体型を変えましたね」と聞いたら「そうです」と予想通りの回答だった。

6月27日 今度は鈴鹿ツインサーキットに電話をかけて走行会の時の必要装備について確認したところ、
ツナギはMFJ公認品であればツーピースでもブーツアウトのタイプでも何ら問題ないという。
「それでは、走行会に参加されるのをお待ちしています」と受付の方は爽やかに対応してくれたが
要するに走行会での着用には問題なく使えるということだ。心の外堀が着々と埋まっていくのを感じるな・・・。
次にもう一度ヒョウドウプラスに電話をかけ3日ほど実施されるサマーセール通常価格より更に10%オフの
会員限定の特典が基本的に値引しないヒョウドウの自社製品、とりわけレザースーツにも適用されるか
まったくの駄目元で聞いてみたところ、何とOKだったのだ!
・・・ということは21万円が1割引の18万9千円になって、更に無金利24回払い。もうやるしかないじゃないか(* ̄0 ̄)o
ただ、一割引での購入が可能になる日は限られていて、現在のスケジュールを調べてみると一割引で買える日は
なんと全部予定で埋まっている!
仕方がないのでK100RS返却上京ツアーの日程を遅らせて対応することにした。
元のオーナーを少し待たせてしまうことになるが、
2万1千円も安く買えるならそのくらいはやってもいいだろう、うん。

6月28日 以前R1100RSを鈴鹿から引き揚げてきた時のゴタゴタで、私が二冊所有していたRSのサービスマニュアルは
一冊が行方不明になってしまっている(もう一冊は非ディーラーのバイク屋さんに預けてある)。
手元に一冊無いと不便なので少し前からモトラッド杉並に頼んで調べてもらっていたのだが、
R1100/1150系の日本語版サービスマニュアルはDVD版も含め全て廃番扱いとなっていた。残念(ーー;)
しかし、改めて時代の流れを感じるなあ・・・。
2002年にK100RSが手元に来た時には86年式で当時16年落ちだったが
私のR1100RSは95年式だからもう18年落ち。立派な旧車か・・・。
何年か前に次期Rシリーズは水冷化される確定情報を得てから「R1200系はポルシェでいうと(最後の空冷の)
993系のような立場になるだろう、その前のR1100/1150系は964系のような扱いになるだろう」と予言したけれど、
果たして現実はどうなのだろう?
今はまだGSが発表されただけで水冷に移行する過渡期だから何とも言えないが、数年したら答えが出ているのだろうな。

6月29日 少し時間ができたので、メガモトを引っ張り出して岐阜〜中津川〜名古屋〜豊田〜岐阜とツーリングに出る。
途中でバイク屋さんに寄ってビモータの状況も聞いたのだが、来週ようやく復活の予定とのこと。
私もどうせ冬の間は乗れないし、
今年はR1100RSの慣らしも事故も(−−〆) アプリリアの件もあったために
ビモータに構っている時間がなく、昨年の10月10日に軽トラで取りに来てもらって以来、実に9ヶ月ぶりの復活だ。
現在動くバイクはメガモトのみという状態で、
これまで何度か計画した伊豆へのツーリングもビモータが調子悪いとか
RSが整備中とかRSが慣らし中とかRSが部品待ちとかRSが事故とか( ̄□ ̄*)で
ことごとくメガモトにお鉢が回っていたから、
いい加減別のバイクで新たな楽しみを見出したいところ。ビモータが伊豆に間に合ってよかったよかった。
あと、K100RSも仕上がったという連絡があったから、こちらも取りに行かなくては。
予想外の不具合でも出たら困るし、セッティング状況等を確認するためのテスト走行もあるから返却のため上京するのは
8月に入ってからになりそうだが、東京で松下ヨシナリ氏お別れの会も開催されるらしい(日程は当時未発表だった)から
都合が合うようだったら、上京の日程をあわせてみるか・・・。

また、夜にはブローカーの方からハイエースレジアスが業者オークションに出品されたと連絡があったものの、
残念ながら簡単に取り外しができない標準シートだったようで断念した。
シートを取り外すまでやる気があるならステップワゴンを買えばそれで済むのだから、この点妥協の必要はない。
先日実車を見た2代目セレナも二列目シートを取り外しはできるものの調べてみるとちょっと室内の長さが短いから
ビモータはともかくメガモトやR1100RSを積むのはたぶん無理。やはりハイエースレジアス、もしくは
兄弟車のツーリングハイエースで例の脱着式シートの車両一点買いでいきたいところだ。
ただ、やはりタマ数は極端に少ないようだな・・・。


途中で久しぶりに前を通りました。かつて愛知最大のBMWディーラーだった柴田モータース(現在は閉店)。
私のR1100RSもここで購入しましたが、
無人のビルを見ていると会社経営者の端くれとして非常に複雑な心境になりました。

6月30日 セルシオで京都と奈良と大阪を回ってそれぞれ用事を片付け、更に休日出勤までこなして帰宅。疲れた・・・。
京都のレッドバロンでアプリリアの純正ミラーも受け取ったから、これで汎用角型ミラー(視野は狭い)ともおさらばだ。

7月2日 セレナも候補に加える事にする
一旦トランポを買うと決めたら、それ以降レンタカー会社に支払う費用はある意味無駄金だから
あとは基本的に速攻あるのみで車両は早いところ購入してしまいたいというのは前に書いた通り。
しかし当然条件にあてはまる車両が出てこなければ話にならないわけだが、これがまだ出てこない。
流通台数がヤフオクよりずっと少ないのが業者オークションの泣き所だから(全国各地のオークション会場まで網を張れば
また別だが、そうすると輸送費で金額のメリットが随分失われるし完全自己責任で実車確認なしで落札するリスクがある)
ある程度の期間をおいて実質的なタイムリミットを
アプリリアのフルパワー化が終わる辺りまでと考えていたのだが、
第一候補のハイエースレジアスが私の予想した以上に業者オークションに出てこない。さすがは不人気車(-_-;)

9月または10月のうちにアプリリアが仕上がっていることを前提に高野龍神遠征やら奥多摩・箱根遠征も計画しているので
それまでに条件を満たす車両が出てこなかった場合の次善の策として、やむなくC24型のニッサンセレナにも
網を張ってもらうことにした。ハイエースより明らかに内装がしょぼく、年式・走行距離的にCVTの耐久性に少々不安があり、
荷室長の関係で一台を斜めにしか積むことができず、そこまでやっても
メガモトとR1100RSはたぶん積めないとなると
私には正直言って維持費と取り回し以外には右側にもスライトドアがついている(これは大きな長所)ことくらいしか
ハイエースレジアスと比べてのメリットが見当たらないのだが、
肝心のアプリリアとビモータは積めるはずだから
そういう意味では最低限の要求項目は満たしているので正直なところセレナでもあまり問題はない。
今回は「この車が欲しい」ではなく、会社の営業車選定のように好みを無視して完全に機能上の要求項目だけで
車種選定しているわけだし、タマ数は比較にならないくらい多いから探すのは随分と楽になるはずだ。


また、スペイシー100を今日動かす機会があったのだが、走った後で自分の手を見るとチェーンオイルでも付いたように
べっとり、真っ黒に汚れている。なんじゃこりゃ???
よく見てみると元凶はメットインスペースに入れておいたHit−Airのメッシュグローブの合成皮革のベルト部分が
なぜかガソリンに漬け込んだかのように溶解して黒いゲル状インキのように変質していたことだったのだが、
こんなもの溶けるか普通???そういえば以前使っていたRSタイチのメッシュグローブも
スペイシーのメットインスペースに入れておいたら手の平のスエード調人工皮革の部分がなぜかゴム状に溶解して
今回のようにベタついた(しかも、どういうわけか外に出しても溶解が止まらず、だんだんと変質が広がっていったのだ)
ことがあったな。あの時は「タイチは何をやっとるんじゃ!?」と思ってここで公開はしなかったが、
別のメーカーでも同じことが起きたとなると原因はグローブの素材じゃないな多分。
しかし、こんな現象は聞いたことがないぞ。熱で溶けたわけではないしシンナーなどの有機溶剤でもない。
以前のタイチのグローブはメットインスペースから出して外に放置しておいても変質が進行していったけど
メットインスペースの中に特殊なバクテリアでも繁殖しているのか??? 結局原因はわからなかったが、
仕方がないのでこのグローブは処分して自分用のグローブ(中古)を会社のスクーター用に供出することにした。
とはいえ、私の普段使いのグローブはJRPのADSが主力なのだが、このグローブはJRPにしては珍しく
私の手の形にちょっと合わない。多少とはいえ
R1100RSの事故でダメージも受けたし、買い替えを検討するかなあ・・・。

7月6日 急遽事故現場を再訪する
午前4時に起きて、メガモトにデジカメと予備の充電池を積んで高山経由で松本に出発する。
実は先日保険会社から連絡があり、双方の過失分担の主張が大きく隔たっているため、係争に片をつけるべく
過失分担について判断する第三者の団体に依頼したいがどうだろうという提案を受けていたのだ。
それ自体に問題はないのだが、それを受諾すると結果に対しての抗弁は一切できなくなるから
私としては結果が出る前にきっちり言いたい事を主張しておく必要がある。そのためにはプレゼンの資料が必要で、
その判断する機関とやらからは私に対してヒアリングがあるそうだから、予想されるヒアリングの日時と
現在の私のスケジュールから逆算していくと資料作成のため事故現場を見に行く時間を作れるのは
計算上この6日しかなかったのだ。さらに6日はヒョウドウプラスの一割引の日でもあったから、
2万1千円安くキリンのツーピーススーツを購入するためには岐阜〜松本〜浜松を現実的な時間で回る必要があり、
更に一週間後に迫った伊豆ツーリングのために19時にバイク屋さんが閉店するまでに名古屋に到着して
ビモータの受け取りまで片付けておかなければならない。
高速道路の渋滞(特に岡崎付近)を避ける必然性、絶対的な速度、更に現場を走ったときの感覚と視界を
正確に把握しておくためにはバイクで移動するしかないが、メガモトで一日に750キロ移動か・・・?ぞっとしねえ(- -;)
しかも多忙のため前日の睡眠時間は2時間ちょっとしかなかった。我ながら無理やり感溢れる計画だ(−−〆)

さて、早起きしてメガモトで出発したわけだがトリップメーターはこの時点で100キロちょっとだった。
自宅近くのセルフ給油のスタンドで給油すればよかったのだが、出発したばかりで
「まだ止まりたくないなあ。関のインター手前のセルフGSか長良川のSAで給油すれば大丈夫だろう」と
たかをくくったのが大失敗。関インター手前のGSはいつの間にか24時間営業ではなくなっており、
到着時刻が早すぎて営業開始前。長良川SAのGSも早朝でまだ営業開始前だった辺りでそろそろ怪しくなってきた。
「まずい・・・。」
タンク容量が12リットルしかないメガモトの航続距離は200キロがほぼ限界だ。これから上り坂で燃費は不利だし
ひるがのSAまで無給油で到着できる自信がない。仕方がないので郡上八幡インターで一旦高速道路を降りて
スマホナビアプリを頼りにガソリンスタンドを探したが朝早すぎてどこも開いておらず、時間ばかりが無為に過ぎていく。
唯一看板に電気が点いていた店があったので「助かった!随分時間をロスしたが、あとは高速に戻って一気に遅れを取り戻すぜ」
と乗り入れたところ、どうも様子がおかしい。店のおじさんに聞いてみると、ガソリンのメーターがつい先ほど壊れたため
本日は臨時休業にするという。マジか!( ̄□ ̄*)(念のため書いておくが、ネタではなく実話だ)

これで郡上八幡のGSが全滅してしまったため、空いているガソリンスタンドを探しながらエコロンを心がけつつ
国道156号を北上することにする。我ながらなんという失態・・・。
結局この早朝に空いている国道沿いのGSはひるがの高原まで存在せず、ひるがの高原SAに併設のスマートICから
サービスエリアに入って即座に給油して事なきを得たのだが(要するに、そのまま走っていても大丈夫だったわけだ)
これで一時間ほどを無駄にしてしまったうえ、高山から松本に向かう国道158号も時刻なりの混雑が始まってしまった。
返す返すも大失敗・・・(ーー;)
現場に到着してからは資料写真を撮りながら2ヶ月前の記憶を穿り返して勘違いがないよう、
事故直前の状態から衝突に至るまでを頭の中でシミュレートした。更にだいたいの距離を目測して、
当時出していた速度から到達時間、前の車がハザードの点灯を始めたのが大体どのくらいの位置で
そこから約何秒間何キロで走行し・・・といったことをいちいち計算した。
まるで裁判の証拠を集めるような内容だが、実際のところそこまで想定しているのだ。
事故について書きたいことは色々あるのだが、14年1月時点で未だ過失分担すら決まっていないので控える。


そんなわけで、忌まわしき事故現場を2ヶ月ぶりに再訪しました。


帰宅してからはトイザらスで購入したミニカーを使って資料作成。

それからは松本市街に下りて中央高速で一気に浜松まで突っ走り、ハイエースレジアスの話を詰めたり
ヒョウドウプラスで採寸して遂にキリンのレザースーツをオーダーしたり
いろいろ予定をこなした上で浜松から名古屋に直行。
修理が完了したビモータを受け取って代わりにメガモトをブレーキフルード交換の名目でバイク屋さんに放り込み、
ビモータに乗り換えて岐阜の自宅に帰宅した。
経費削減のことを考えればABSがないメガモトのフルード交換くらいは自分でやるべきなのだが(そのくらいは自分でできる)
来週伊豆へ向かうまでの間にビモータを取りに行けるのは今日しかなく、一旦自宅に戻ってから電車で受け取りに行くと
閉店までに店に到着できなかったから今回はこの手しかなかった。まあ、無駄金を使ったわけではないからよしとしよう。


それにしても、2時間台の睡眠で15時間かけて750キロ動き回った強行軍はさすがに疲れたのだが
こういう使い方をしてもメガモトは普通のBMWほどではないにせよそれなりにこなしてしまえるのはやはり頼もしい限りだ。
なおかつ、 一応R1200Rベースのスペシャルバイクという立ち位置なので、実はツーリングバイク以上に
街乗りバイクでもあるから(これは別冊MCの座談会で聞いた)途中の浜松市街地でも給油の遅れを取り戻すための
爆走ペースで駆け抜けることができたのもメガモトのいいところだ(;^_^A
なお、件のレザースーツの納期は9月下旬頃。許容体重は70キロ程度だそうだから、5キロほど余裕がある計算だ。
意識して体型を維持しないと、恐ろしいことになりそうだな・・・ヾ(゜□゜;)ノ


7月8日 土曜日にビモータを受け取った後私はまっすぐ帰宅せず、100キロほど寄り道しているのだが
「これよこれよ、この感じ!」という部分と、「やっぱりここは何ともならんよなあ」という部分が両方あった。
名古屋の街中で113度まで上がっても回らない電動ファン(しかし、回る時は105度でちゃんと回った)に代表される
水温管理の悪さなどはマイナス方向の筆頭だが、これはトラブルというような(^_^;)
伊豆ツーリングが終わったら再び工場に逆戻りかな。
夏場はK100RSで手一杯になるだろうから、
ビモータがなくても別に困らないのはいつもの事だというか、夏場に手元にあったのは2007年から1シーズンだけだぞ(汗)
アプリリアは想定所有期間を3年としているのは公表している通りだが、3年経った後どうするかを考ると
「売り飛ばしておしまい」が勿論一番簡単だ。
ただ、ビモータの走行距離はいろいろ事情があるにしろ5年半で7000キロほどというのが現実。
トランポなしでの運用をほぼ想定外にしているアプリリアの場合、平均すると年間2000キロの走行は困難だろうから
現在1400キロの走行距離がピストン/シリンダー交換時期になる9000キロに達するまでに
単純計算では数年間乗れることになる。
面白さについては好みがあるとはいえ
ビモータよりアプリリアの方が上だから、
「だったら
ビモータをリストラしてアプリリアに絞るか」という考えも出てきている。
ビモータをK100RSと一緒に放出しなかったのは”かけたお金の元を取れるほど走っていない” のが原因だから、
逆に言うなら充分に走った後なら手放してもOKな理屈。
車検は来年5月で切れるから、これを再取得してあと2年が去就を決めるための目安になるだろうか。
まだ先の話だからどうなるかわからないが、検討の余地はあるプランだ。やっぱりミイラ取りがミイラか!?またしても。

7月11日 帰宅してからは間近に迫った海の日連休のツーリング準備に専念する。
それにしても、いつから泊りがけのツーリングが私にとって何日もかけて準備する一大イベントになってしまったのだろう。
一泊や二泊のツーリングくらい、10年前なら気軽に「よし行こう」で30分位で荷造りすれば出発できたのだけどな。
長年北海道にご無沙汰しているのもそれが原因で、ツーリングが日帰りばかりになったからその分手持ちのバイクが
スポーツバイクばかりになったのだが
実質手放したも同然のK100RSを除けば、R1100RSしかツアラーが残っていない)
果たしてそれは本当に私がバイクでやりたい事なのか?限られた条件下で楽しみを最大化するよう頑張った結果ではあるが
私が本当にやりたいのは、やはりスポーツ走行を交えたロングツーリングだ。これは間違いない。

7月12日 伊豆ツーリング初日
レンタカーで伊豆に向かう日・・・なのだが、そもそも今日は金曜日。仕事が終わってからの出発だし
大阪から同行してくれる友人との待ち合わせもあるので話はそう簡単ではない。
だいたいこういう日に限って急な用事が入ってくるもので今回もその例に漏れず帰宅が遅れてしまった( ̄□ ̄*) 
できるだけ急いで帰宅してから
セルシオに飛び乗ってジャパンレンタカーに向かい、駐車場にセルシオを置き去りにして
借り出したレジアスエースで急ぎ帰宅する。
それから早速ビモータの積み込みにかかったのだが、このレジアスエースはこのグレードだけの問題なのか不明だが
床にタイダウンフックがほとんど付いておらず、ビモータ一台だけでも固定に苦労することおびただしい。何故!?
この後友人のGSX−Rとあわせて二台積みをしなければいけなかったから(ワイドボデーではなく、標準サイズ)
手間は更に増大し、待ち合わせ場所に遅れて到着した私はその後のGSX−Rの積載に更に大苦戦。
これは正直想定外だった・・・。
タイダウンフックさえ充分にあればそれほど問題ではなかったのに(今ならもう少し経験を積んだ分ましだと思うけど)。
結局、岐阜羽島インターから高速道路に入ったのは日付が変わる直前と予定より3〜4時間も遅れてしまった(−−〆)

なお、深夜に浜松のブローカーさんから連絡がありハイエースレジアスの例のシートを装備した車両が
業者オークションにようやく出てきたという。ただし、修復歴ありの事故車で走行距離は14万キロだった(^_^;)
確かにそのシートが付いていれば車両の程度にはある程度目をつぶらないといけないと思ったし
それなら格安で落札できるのはほぼ確実だが、それにしても限度というものがある。さすがにパスすることにした。


7月13日 高速道路に入ってすぐ、日付が変わった。今日は朝7時に神奈川の友人たちと
小田原の魚市場で待ち合わせのため、まずは宿泊する沼津のスーパー銭湯まで全力疾走あるのみである!
私はリッターバイクを二台積んでいかにも遅くなっていたレジアスエースのスロットルペダルを比喩ではなく床まで踏みつけ、
深夜の新東名を150キロで爆走した。途中休憩もあわせて沼津のスーパー銭湯に着いたのは午前3時。
すぐに風呂に入って仮眠室で転がったのは3時40分。朝5時に目覚ましをセットして、一旦眠りについた。
・・・ということで、5時に目を覚まして出発の準備をする。40過ぎた大人がいい年して何をやっているのかと思うが、
いい年した大人こそ本気で遊ぶと凄いんだゾとは昔の自分に教えてやりたい気分だd( ̄  ̄)


眠い目をこすりながら沼津を出発。

かくして大観山のパーキングに車を停めてからGSX−Rとビモータを降ろし、ライディングウェアに着替えを済ませて
戦闘準備を整える。


言わずもがなの大観山。関東のコーナリング命ライダーの甲子園みたいなところですな。

そのまま駐車場に車を置き去りにしてバイク二台で連なって湯河原パークウェイを下り、
途中道を間違えるなどの失敗もあったけれど待ち合わせた友人方と合流して小田原魚市場食堂で遅い朝食。
それから箱根ターンパイク、箱根スカイライン〜芦ノ湖スカイライン等を気分よく立て続けに走っていたのだが、
年甲斐もなく無理をした先日から限界を超えて動き回っていた反動が遂に発生。
椿ラインを下っている時に急に激しい疲労感が襲ってきて、体力と集中力が一気に切れてしまった( ̄□ ̄*)
もともと疲労が激しかったところに1時間ちょっと仮眠しただけでビモータのような疲れるバイクで集中して
ハイペースで走り回ったから仕方がない部分はあるけれど、今の自分の生活パターンの限界と体力の限界、
両方を思い知らされた瞬間だった(- -;)
わざわざ箱根までやって来たのにこの有様とは、正直なところ物凄く悔しかったな。
何しろ、あまりに疲労が激しくて椿ラインでは60キロ出すのがやっとの有様だったのだ。


大観山ビューラウンジで期間限定営業していたKUSHITANI CAFE(14年3月から再開予定)でエスプレッソを飲んで長い休憩(- -;)
カフェはかなり本格的で、好印象でした。

それから神奈川の友人達と別れ、ビモータだけをレンタカーに積み込んで友人のGSX−Rと連れ立って
伊豆スカイラインを南下してカイザーベルク城ケ崎に向かった。
考えてみれば伊豆スカイラインを車で走るのも初めての経験だったが、ビモータを積んだレンカーで走る伊豆スカイラインは
ただの退屈な移動に過ぎず、道中ずっと睡魔との闘いでイヤホンでiPodから大音響で流す音楽で
何とか意識を覚醒させているような状態だった。対してGSX−Rで快走する友人は後ろから見ていても
いかにも気持ち良さそうで、伊豆スカイラインの通行料がこれほど高く思えたことはなかった(苦笑)。


亀石のPAで。ここでビモータ降ろしたかったねえ・・・。

冷川を過ぎた辺りでメールが入ったので確認してみると、学生時代に東京で非常に世話になった牧師の先生が
亡くなったという訃報の連絡だった。
「むう・・・っ」本音としてはすぐにでも東京に向かいたい心境だったが、忙しい中スケジュールを調整して
伊豆までやってきてくれた友人を伊豆の山中に放り出してしまうことはできない。
結局、次に上京する時間ができた
K100RS引渡しの際に時間を作ってかつて通った教会に立ち寄ったのだが、
既に後任の方が着任されており先生の奥様に弔意を伝えることはできなかったのはとても残念に思っている。


カイザーベルクに到着してからは寝不足と疲労で力尽きてほとんど半病人状態で身動きできなかったのだが、
海産物に満足し温泉に入ると少し復活したので友人とささやかに乾杯。あとはただひたすらに眠りについた。

7月14日 昨日のうちにビモータを下ろしておいたので、カイザーベルクを出発した時刻はそこそこ早かった。
一直線で向かったのは交通量の少ない、早朝の伊豆スカイラインだ!(*^▽^)ノ しかも天気は快晴。
今を遡ること5年半前の07年末、
メガモトと同じ日に納車されながらも色々な事態に巻き込まれ信頼性の低さもあって
納車から今に至るまで6000キロ強しか走っていないビモータに、ようやく訪れた晴れ舞台である。
「さあ目覚めろYB11!お前に相応しい舞台がようやく整ったァ!」喜び勇んで全力にかなり近いところまで攻め込んでみたが
(公道だからある程度の安全マージンは絶対残す)、いや楽しい!物凄く楽しい!!
コルセのサイレンサー(性能はどうか知らないが、音は非常に良い)から集合管の快音を響かせつつFCRの吸気音を聴き、
右手がリヤタイヤと直結しているかのようなビモータ独特のダイレクトなフィーリングでトラクションをかけながら
プッシングアンダーが非常に出にくい特性を生かして前へ前へとバイクを進めていくのは
20年以上バイクに乗ってきた中でもスポーツ走行では5本の指に入るくらい最高に楽しい経験で、
「今悟った。これまでのビモータの苦労はこの一瞬のためにあったんだ。これからのビモータとの生活はただの消化試合だ!」
とここに書く気になるくらい、良かった。
これまで購入金額より高い費用を投じて!ビモータの改良に努めてきたのがようやく報われた気分だったd( ̄  ̄)

そこからは冷川から天城越え〜下田〜国道136〜魚重で深海天丼〜西伊豆スカイラインを南下して
牧場の家でソフトクリーム〜だるま山レストハウス〜修善寺温泉で入浴(ここだけイマイチだった)〜冷川から天城峠まで
伊豆スカイライン〜カイザーベルク着というルートだった。
昨日と違ってぐっすり眠って体力も回復していたので走りも存分に楽しめたし、大満足の一日だった(⌒O⌒)


で、景気よく走りすぎて伊豆スカでは写真なし(;^_^A でも個人的には西伊豆スカイラインの方が好きだったりします。
路面は荒れているしコーナリングは伊豆スカの方が楽しいけれど、あれだけ気分爽快な絶景ロードは滅多にない。

なお最終日はバイクを二台とも車に積み込み、伊豆高原と城ヶ崎海岸をうろうろしてから国道135〜県道39〜
海女の小屋(偶然通りかかったけど時間が良く並ばず)〜伊東〜伊豆スカを亀石〜熱海峠〜
事故渋滞があったので大観山は素通りして国道1号〜沼津から新東名で帰途に就くというルートだった。
バイクは車に積んだまままったく動かさなかったけれど、その分気分のいい区間だけをバイクで走れて
混雑しているところは冷房の効いた車内でまあ快適に移動できたのでこれはこれで満足度が高かった(^0^)


以前も訪れた海女の丼屋が閉店してしまったのは残念でしたが、
海女の小屋で昼食は豪勢にいきました。味もボリュームも充分満足。



新東名清水PAの今回の期間限定展示車は、シュワンツが乗って鈴鹿八耐で3位に入賞した
ヨシムラスズキGSX−R750でした。こういう車両がPAで見られるとは、いい時代になったものです。

前回の一泊ツーリングがR1100RSが事故に遭うという最悪の終わり方だっただけに、その鬱憤を晴らすかのような
我ながら会心のツーリングになった♪d(⌒o⌒)b♪同行・協力していただいた友人方々には改めて感謝したいm(_ _)m
それはいいとして、
RSで事故に遭った前回のツーリングではカイザーベルク穂高に泊まっていて
今回はカイザーベルク城ケ崎に宿泊している。更に次の宿泊ツーリングは8月の白馬モトラッドデイになる予定だが、
前回の事故の精神的リベンジを兼ねて行程をできるだけなぞるため宿はやっぱりカイザーベルク穂高で確定。

私もだんだんレッドバロンの回し者のようになりつつあるな・・・魂は売っていないけど。

7月20日 ビモータの冷却ファンがどういうわけか回らない(ことがある)のは6日に車両を受け取って
名古屋市街を走った時にわかっていたので、伊豆ツーリングが終わったビモータを再びバイク屋さんに放り込んで
ブレーキフルード交換が完了したメガモトを引き取ってきた。
冷却ファンははヤマハのパーツだけにそれなりに信頼を置いていたのだけど、イタリア人何かやらかしてないだろうな。
イタリアの(ビモータの、ではない)基本的な技術力は信頼しているのだが、
あの民族の作る工業製品は個人的にはどうもいまいち信用がおけない(- -;)
ともかく、これでビモータは2週間の休暇を終えてまた定宿バイク屋さんの整備工場に帰っていった。
あと、以前レツドバロンでリメイクしてもらったリザーブ警告灯が使い物にならなくなっていたので
(昨年はこれに気を取られたため危うく事故りかけた(−−〆))これを国産のパーツが使えるよう改造してもらうことに。
ガソリンタンクを一個潰すことになるため以前から隠し持っていた純正燃料タンクを献体に使うことにしたが、
予備の燃料タンクがまさかこんな形で役立つとは思わなかった。


7月21日 伊豆から帰ってきてご機嫌なので、気分よく秋のツーリングの計画を考える。
今度は関西の友人と打ち合わせてアプリリアで高野龍神に遠征することにした。
また、前回の伊豆で体力というか、寝不足に泣いたリベンジとして今度はアプリリアで伊豆に再訪する予定も決めた。
アプリリアはまだパーツが入荷していないのでフルパワー化はたぶん間に合わないから、
この期間だけバイク屋さんから引き揚げさせてもらおう。
ピークパワーが本来の2/3程度しか出せない日本仕様のままとはいえ、
それでもアプリリアの実質戦闘能力は
ビモータよりずっと上だからまったく問題はないはずだ。
宿泊ツーリングになるが、その時には
トランポも手元に来ているものと思いたい。
トランポがあれば車中泊でもたぶん大丈夫だろうしな。


7月22日 車検を取り直したK100RSをまだ取りに行っていないのにはもちろん理由があって、
返却する際にノーマルに戻す部分が多少あるため、ノーマル戻しに必要だったいくつかのパーツが届くのを
待っていたからなのだ(最終仕様でないとテストしてもしょうがないし、もう任意保険に入ってないから
テスト走行以外ではできるだけ動かしたくない)。
今日ノーマル戻しのために私が手配していたパーツが全部揃ったため、早速バイク屋に届けに行く。
これでKの整備はほぼすべて終了したも同然で、あとは自分でやるオイル交換くらいだろう。
手元に来たのが2002年7月末だったから、ここまで長かったな・・・。オイル交換が終わったら、テスト走行開始だ。


7月23日 ここのところ出費が続いていたので来月予想される出費をざっくり考えてみたのだが、
我ながらあまりの散財ぶりに青くなってしまった(@_@)

・カード払い 約11万(祖母の見舞いに多数使用した高速料金や会社のPC周辺機器の立替払い分含む)
・まだ払ってなかったセルシオの税金 約8万
・ビモータの修理代 約4万
・K100RSの車検整備+自賠責代 約13万(5万は内金として支払済。タイヤの前後交換が痛かった)
・バイクの任意保険更新 4台で約5万
・アプリリアのローン 約4万

これにハイエースレジアスかセレナを買うとプラスして15〜25万くらい!?
・・・大赤字すぎて生きるのが辛くなりそうだ・・・(−−〆)

7月24日 完成したK100RSを受け取る。返却まであとちょっとだ・・・。

7月27日 進歩についてちょっと考えさせられた
K100RSに異常が出ないかテストするため、高速道路〜一般道まで軽く200キロほど走らせてみる。
Kに乗るのは2年ぶりだが、相変わらず加速力は遅いが異様にフラットトルクで反応が穏やかなエンジンと
今となっては剛性も低いのだが路面からの反力をうまくいなす安定志向の車体の組み合わせは
今見ても高いバランスを保っており、徹頭徹尾乗り手の神経をかき乱さずリラックスしたまま高速度での巡航を可能にする。
R100RSではフレーム剛性が低すぎてペースアップすると不安定な挙動を示したものだがKはそんなことはなく
本来持っている性能の範囲内で飛ばしている限りは乗り手に不安感を抱かせることはほとんどないから、
結果としてR100系より圧倒的に高いペースで安心して走り続けることができる。
この高速巡航性能が私がKを長いこと手元に置いていた理由でもあるし、
この性能を30年前に実現していたことにはBMW凄いと素直に脱帽する。
そして、この穏やかな特性こそ今のBMWが失ってしまっているものだ。
先日水冷のGSを試乗した時にも感じたが、今のBMWは絶対性能は比較にならないほど進歩した代わりに
性格もイケイケで走るスポーツバイクに近くなってしまい、RAINモードを除き穏やかな気持ちで周囲の景色を眺めながら
軽飛行機のように滑空するかのような走りはもはや望むべくもなくなってしまっている
(デュアルパーパスに後輪170のタイヤなど要らんだろう)。
平均巡航速度は上がったしコーナリングやブレーキングなどでもK100RSを圧倒はするが、
あのGSがもたらす移動の楽しさは個人的に言わせてもらえば古いK100RSの移動の楽しさとはもはや別のものだ。
技術の進む方向がそちらなのは判るし、それが進化の方向として間違っていないことも認める。
ただ、それはBMWが私の知る限り唯一独自で持っていた走りのキャラクターとは違うものであるが故に
私は今欲しいと思えるバイクがBMWに限らなくなり、新型のBMWを購入する必然性を別段感じなくなっているのだ。

R1100RSを乗り続けているのは、その独特の乗り味のキャラクターがR100やK100よりは薄れたものの
まだまだ充分に残っていて、なおかつそれらの旧モデルより圧倒的に優れる運動性能を両立させた
バランスポイントの高さを私が高く評価しているからだが(RTやGSではなくRSなのは、単に自分の使い方には
RSがシリーズで一番合っているからだ)、
R1200系ではそれが随分薄まってコストダウンも進んだとはいえ
「薄れても消えないあの香り」程度には昔からのフィーリングが残っていたから、
性能の大幅向上とあわせて考えれば個人的には充分だと思った
(しかし薄味のためBMWならではのアピールが1150系より弱く、RSを乗り換える気にはならなかった)。
今のGSではそれは薄れすぎてほとんど嗅ぎ取れなくなっており、代わりに新しい魅力がいろいろと盛り込まれている。
それこそが新しいBMWですと言われればその通りだが、それは私が好きになったBMWの魅力とは別のものだし、
新要素が全部気に入るとは限らないのだ。
それに対して、古いBMWは”私が好きになったBMWの魅力”を全身で体現しているような存在だから
私が気に入って当たり前。それだけにK100RSを手放すのは忍びないが、今はそれよりも
R1100RSは勿論
メガモトやアプリリア、ビモータ等で走り続けることが優先だ。
これだけの台数を乗り分けるのは今の生活ではもう不可能だし、また先日までのように乗らずに朽ちていくのを見るのも辛い。
やはり元のオーナーの所に返却してやるのが一番いいだろうと結論付けざるを得ない。
これまでに乗った色んなバイクから様々な経験や知識を吸収してきたが、K100RSから得られたものは

R1100RS
の次くらいに多いし「K100RSがあったお陰でライダーとしての今の自分が在る」のも間違いない。
しかし一時
R1100RS/K100RS/R100RS/K1200RSと自分のバイクが全部BMWのRSだった時とは異なり
(この4台体制も一週間くらい実行した経験がある)
スポーツツアラーばかり何台も持っていても宝の持ち腐れになってしまうのが今の私の生活だから

R1100RSがあることを前提に、
アプリリアSXVに乗って「素晴らしい・・・この反応速度!この戦闘能力!!」と
ほぼ純血のレーシングエンジンを景気よくブチ回している方が今の望みには違いない。

「K100RS・・・お前がいてくれたお陰で、私はここまで走ってくることができた。心から感謝している。
お前と別れるのは忍びない!だが、今は走り続けることが先決だ!」ここで雄牛の群れを道連れに
K100RSを自爆させたりはしないが、K100RSの良さを改めて確認したと同時に
自分の中でK100RSとの決別についても納得ができたテスト走行だった。


「どうして、30年前の古いバイクが乗るとこんなにいいんだ!?」というのが久しぶりに乗った印象。
この頃のBMWはメーカーとして本当に凄かったと思いますよ。

7月28日 迷う
ちょっと用事があったので浜松に行く途中、1月まで通っていたホンダモーターサイクリストスクールに
寄り道して教習の様子を見ていくことにした。オフロード教習を受けていた時にはオンロードの教習を
じっくり見る余裕はもちろんなかったのだが、オンロード教習の常連と思しき腕達者な方々が
NC700Xをモタード並みにリズミカルかつダイナミックに操ってスラロームを抜けていくのを眺めていると、
やはり血が騒ぐのを感じる。
秋以降にSXVを走らせるのに一番いい場所は鈴鹿ツインサーキットだろうと思うが、
更に楽しくかつ安全に走るためにはやはりきちんとした教習を受けておくべきなのは確か。
今月は大赤字で緊縮財政を余儀なくされているが、秋になったらやはりオンロードの教習を始めるかなあ・・・。

あと、
昨日K100RSを2年ぶりにまともに走らせてみて改めて思ったのが
「結局私はどんなバイクに乗りたいんだ?」という疑問。

一台だけに限定するなら”R1100RS”と書くと話はそれで終わってしまうが、
R1100RSの世界
だけに満足できるなら私は最初からバイクの複数台数所有をしていないので
それ以外の要素を考えた時に限られた所有キャパシティの中で何に乗りたいかだ。
私はいつか
ビモータとアプリリアを両方とも手放す時が来たらたぶんレッドバロンでスーパーカブを買うんじゃないかと
以前から漠然と考えているが、これはレッドバロンの会員資格を維持するためという多分に政治的理由からで
別に今カブが欲しくてたまらないのではない(余談だがレッドバロンの会員資格は、”レッドバロンで購入したバイクを
所有している限り自動的に継続”。従ってバイクを手放すと同時に会員資格は消失する)。
近年欲しいバイクの要素がいろいろとありすぎて、正直なところ自分でもどんなバイクに乗りたいのか
明確にはわかっていないので(数台買えば欲しいバイクの様々な要素を網羅できるけど、そんな買い方できるか)
浜松の帰りにレッドバロンの岡崎本店にふらっと立ち寄って色んなバイクを見てみたのだが、
「これは!」とピンとくるバイクはなかった。
たぶん、小型軽量なスポーツバイクになるのだろうがF800STのような路線かDR−Z400SMのような路線か、
今の私は率直なところそれすらわからず迷いまくっている。

アプリリアを購入したばかり
で新たなバイク購入の計画は当分無いから急いで結論を出す必要はまったくないが、
自分が欲しいバイクが自分でもよくわかっていないというのは初めての体験で、いささか頭を抱えてしまった。


あと、いつの間にか割れていたK100RSのテールライトをヤフオクで落札。一応車検は通ったのだが、
車両を返却するとなればきっちりと直しておかねばなるまい。ちなみに落札単価は送料別1100円だったが
ほぼ2年間物置で放置プレイ状態だったバイクのテールレンズがいったいいつ割れたんだ???わからん・・・。


7月29日 ハイエースレジアスの物件が業者オークションになかなか出てこないのはある程度予想していたが、
セレナのいい物件もまだ出てこないというのは少々想定外だった。
あまり遠隔地でも取りに行くだけで足が出かねないし、業者オークションは完全自己責任のため
場合によっては現車確認もヤフオク以上に必須だから(現車確認はブローカーの人に任せているが)
各地で開催されている業者オークションのうち実際にチェックしているのは浜松、名古屋、東京くらいのもの。
オークションにいいタマが出てくるかどうかは純粋に運の問題だが、
アプリリアが仕上がってきたらトランポは必要になるから
私としてもそういつまでも悠長に構えてはいられない。現車確認のリスクや余分にかかる搬送費の問題を差し引いても、
もう少しオークションの網を張ってもらうエリアを広げてもらった方がいいかなあ・・・。

8月3日 ヤフオクで落札したK100RSのテールライトが到着したので、早速交換する。
K100RSのDIYもこれでラストかな・・・。


8月9日 モトラッドデイのあり方に少々毒を吐いてみる
25日に開催の白馬モトラッドデイの案内メールがBMWジャパンから届いた。
それ自体は結構なのだが、内容を読んでみると従来は無料だった会場内での車中泊も
今年からはオートキャンプ扱いにしてキャンプ料金を取るとある。
昨年から場内駐車場を二輪専用にして四輪での来場者は場外からのシャトルバス移送にしていたこともそうだが
今回の車中泊の件といい、運営側はどうやっても四輪を会場から締め出して白馬を二輪ばかりのイベントにしたいようだな。
名前からしてモトラッドデイだから運営側の理屈は想像できなくもないが、
ではその理屈は来場者のニーズに合致しているのか?という点が問題だ。
近年は白馬にほぼ皆勤の私から率直な感想を言わせてもらうと、あのイベントにバイクで参加する意味は
場内駐車場に停められること以外にほぼない。
会場内で自分のバイクが役立つなら話は変わってくるが
自分のバイクを活用する場内プログラムは任意参加のヒルクライムコンテストくらいで殆どの参加者には縁がなく、
駐車場にバイクを停めたらあとは自分の足で歩いてばかりなのだ。しかもあの時期の白馬は結構暑く
重たいライディングウェアを着込んだまま一日炎天下を歩き回るのはちょっとした苦行になる
(私は会場内では試乗以外軽装に着替えている)し、会場で購入した物品〜例えば処分特価のかさばる純正ウェアだ〜を
気軽に積んで帰るのはBMWの積載量でもそう容易ではなく、自宅まで発送してもらえばやはりハードルが多少高くなる。
また、会場へのメインルートになる大町〜白馬間の国道147/148号・県道51号はほとんどが追い越し禁止区間で、
あの時期は車の交通量も多く混雑しているからバイクで行っても所要時間は車とそれほど変わらず
そう走りを楽しめるわけでもなく、しかも真夏のBMWは周知の通り暑い(^_^;)
つまり、イベント内容そのものが二輪で来場する人向きに特化しておらず、寧ろイベントを楽しむという観点では
日よけ帽子も軽い靴も涼しい衣服も気軽に持って来れて、しかも会場で買った物品も簡単に積んで帰れる
四輪で来場した方がはっきり言って理にかなっている。
また、どう理論武装したところでモトラッドデイはBMWジャパン主催の一大販促イベントだから
主催者側としては旦那の帰りを待つ妻子や、家族サービスの一環として一家でやって来る参加者を楽しませてやり、
BMWブランドへの好感度をアップさせて味方につけ、できれば将来の顧客の青田刈りも進めておく必要があるはずなのだが
四輪は場外にシャトルバスで車中の忘れ物を簡単には取りに戻れないとか、
車中泊は料金取るとか家族での来場者数をわざわざ減らすようなことをするとはBMWジャパンはバカか!?と思うのだ。
BMWジャパンがオーナーの嫁と子供を楽しませるようなイベントにするべく内容をよく考えてあれば、
家族サービスを口実にBMWオーナーなど黙っていてもやって来るだろうに。

ディーラーのレベルで奥さんと子供にゴマをするのは大変なのだから、
こういう時こそ現地法人が先陣を切ってゴリゴリにゴマを摺るべきなのだ。
それで奥さんが味方につければR1200RTとK1600GTLの売上も伸びるだろう(笑)
姑息だが、それも立派なマーケティングだ。

逆にお子様お断りで、25歳以下は入場不可で参加費も取り、大型バイク以外では入場できないような
大人向けイベントに徹すればそれはそれで面白いかもしれないが、
基本的に本国のプログラムフォーマットに従っているイベントだからCIにやかましいBMWのことだし
多分日本同時の内容に変える事は簡単にはできないだろうから、
主催者側がやるべきなのは四輪大歓迎のイベントにして間口を広げるか、或いは来場者がバイクで来る必然性を持たせる、
またはバイクで行きたいと思うようなイベントにするにはどういった内容にするかに知恵を絞ることだと思う。
バイクでの来場を奨励するだけならまだしも、四輪での来場を制限するなどというのは
駐車場が二輪で埋まってから初めてやるべき内容であって、今のイベント規模では単なる愚行にしか見えないぞ。


8月12日 K100RS本来のオーナーと日程をすり合わせた結果17日土曜日にK100RSの返却が確定した。
手元に来てから11年。実に長かったなあ・・・。

8月13日 K100RSからハイパープロのリヤサスを取り外す。これで最後の大物を外したので、
いわば返却する最終仕様になったわけだ。今は車の購入計画のため金が必要だし。
その後は久しぶりに装着した純正サス(スプリングはハイパープロのものに交換してある)が急に油漏れを起こしたりしないか、
きちんと作動するかといったテストを兼ねて軽く片道30キロほどのツーリングに出かけた。
久しぶりに純正サスで乗ってみると、ハイパープロの性能の良さがよくわかる。
K100RSに付けてもリンクサスと違ってスプリングレートは二次曲線的に変化しても
減衰特性はたいして変わらないからセッティングが難しく、スポーツ走行向きとは言い難い面もあるのだが、

ビモータや
アプリリアSXVは問題外としてもR1100RSだったら総合的に考えてプログレッシブレートスプリングの
メリットの方が大きいだろうと思える
位には良くできたサスペンションだ。
厳密に言うならシリンダー径が細いからダンパーバルブの性能を出しにくかったり
(その代わりフリーピストンのフリクションが少なく、初期作動性では有利)鉄のシリンダーは熱ダレを起こしにくく
アルミシリンダーより性能上有利だがそもそも一般のライダーはそこまでサスペンションを酷使しないだろうとか、
シリンダーの防錆対策が完璧ではないなど細かい不満点もあるが、総じて買って損はなかった。
ハイパープロの輸入が途絶えていた数年前に個人輸入を手伝ってくれたK氏には改めて感謝したい。


8月10日にセルシオで出かけた観光ヤナの画像も一緒に載せます(^0^)
鮎尽くしの料理はなかなかおいしゅうございました。


今回向かった伊自良湖畔の駐車場で。暑さに閉口する以外は実に快適。
これがK100RSでの最後のツーリングになりました。

8月16日 K100RS最後の上京
仕事を終えてから、K100RSを返却するため深夜の上京をする。昔は年に何度も東名高速を深夜に走って
上京していたものだが、思い起こせば一体いつからご無沙汰になったのか・・・。

R1100RSが鈴鹿の工場に入ったため、フラットでエンジン調整をやらなくなったこと、
R1200系エンジンを積むメガモトは
メカニックの名人芸によるエンジンの調子の差が出にくくなったこと、
仕事が忙しくなり長距離ツーリングの機会が減少し、
BMW以外のバイクが増えてきたことなど理由はいろいろあるのだが、
要するに東京でBMWの整備をしてもらう機会が随分減ったからバイクでの上京も減ったわけだ。
メンテナンスのインターバルが延びた事は技術の進歩で結構なんだけどな。
K100RSで新東名を走るのはこれが最初で最後の体験だったが、瞬間的に160程まで出した限りでは
相変わらず非常に暑いことを除けば絶品だったとしか言いようがない。
性能的にははっきりと旧車だが、ツアラーとしての能力ならABSが無いことを除けば未だにトップレベルと断言できる。
先日も書いた通り昔のBMWの濃厚な風味が残っていて、設計者の顔まで見えそうなくらいに作り手の思想が
伝わってくるバイクというのは私の好みにはドストライクなので、新東名を疾走しながら
「こんないいバイクどうして手放すことにしたんだろう俺・・・」と考え悩んで、何度か岐阜に引き返そうかとすら思った(;^_^A
ただ、高速巡航では最良の面を発揮するもののそれ以外の点ではやはり最新型にかなわないのだから
冷静に考えたら
アプリリア購入に伴うリストラ対象はやはりこのK100RSしかなかったのだが。

8月17日 Kが去る!
朝起きるとすぐに泊めてもらっていた友人宅からK100RSを引き出して、本来のオーナーの元へ走らせる。
最後の走りをしながら、私の脳裏にはこれまでKと共に過ごした時間が走馬灯のように・・・ということは全くなかったが、
11年間手元にあったバイクを手放すというのはやはり感慨深いものだった。
車両を本来のオーナーのガレージに停め、鍵と名義変更に必要な書類一式
(実はこの時、取り直した車検証と自賠責の書類を自宅に忘れてきていた(!)ことが判明してマジ青くなった)を渡して
K100RSは私の手から離れたのだが、これほど納得づくで思い残すことなくバイクを手放したのは
以前400刀を手放した時以来のことだった。
ある友人にも言われたが、私にとってK100RSは決して主役でこそなかったが、
長年屋台骨を支え続けた名大関だったのだと思う。
浮気の相手はビモータでもアプリリアでもいいが、安定して家を守っていたのはK100RS。
いかにもそれらしいではないか。


11年前に撮影したのとほぼ同じ場所(方向は違うけど)でK100RSのラストカット。さらば!

その後は新装開店したモトラッド杉並にちょっと顔を出してから友人と一緒に東京プリンスホテルに移動して、
松下ヨシナリ・お別れの会に参加した。
こういうイベントは楽しかった・面白かったから良かったといった類のものではないと思うし
個人を偲ぶあまりお通夜のように暗くなってしまっても本来の趣旨から外れる。
従って良かった/良くなかったという論評は差し控えたいがこれほどバイク業界人が一堂に会したのを見た経験はなく、
彼の死がバイク業界にとって如何に大きな損失だったのかと否応無しに実感させられた・・・。


モトラッド杉並にも立ち寄りました。まんま、旧フラット杉並店ですね(^_^;)


故人の所有されていたR1100S。


TTの記念メダルの数々と寄せ書きなど。


様々なレースで使用されたレーサーも展示されてました。


ステージには雑誌で見る方々が次々と・・・。


上の画像は氏のHPのトップ画像から無断使用させていただいておりますが(;^_^A
私はここに座ってました。

8月24日 白馬モトラッドデイ2013
Kを手放しておいてK日記も何もあったものではないと自分でも思うが、既にここは私のHPの
事実上のメインコンテンツと化しているから構わず続く。

R1100RSがまだ直ってこないため、
私は以前から書いていた通り次善の策としてメガモトで日帰り前提の会場入りをした。
考えてみればこれまでの参加は 1.バイクでキャンプ泊 2.バイクで日帰り 3.車で車中泊 のいずれかだったから
今回のようにバイクで宿で宿泊というのは初めてだ。当たり前だがキャンプより荷物が少なくて済むため、
積載力のないメガモトではこの方法しかなかったという事情もあるが、それよりも・・・というのは7月14日に書いた通りだ。


いつもの受付順番待ち。今年は全体に天気がすっきりしない一日でしたが、
その分暑さは例年よりましで却って過ごしやすかったかも。



F800GSのカスタマイズコンテストも実施されてました。

肝心のイベント内容の方だが、私が撤収する17時前までを見ていた限りでは安定こそしていたものの
BMWモトラッド90周年という節目のイベントにしては特段のサプライズがあったわけでもなく、
少なくともコンセプト90は持ってくるものと期待していただけに少々肩透かしに感じたのが正直なところ。


最新のHP4と最初のR32を突合せて並べた意図は理解できるんですけどね。
もうちっょと未来を感じさせて欲しかったというのは高望みしすぎか?

試乗会にしても展示にしても、良くも悪くも期待値通り(純正エクイップメントの試着ができたのは高く評価する)で
がっかりこそなかったが目新しさやワクワク感は感じられず、
悪い意味でのルーチンワーク的な内容になりつつあるのではないかと少々気になった。
まあそれはそれでイベントとして一つのあり方かも知れないが、イベントへのリピーターを獲得するという意味では
各地のオーナー間の交流なんてことをまったく考えていないのはどうよ?とも思った。
オーナーが社交的な方とは限らないのも事実で交流すればいいというものでもないし、このイベントの主催者は
BMWジャパンという企業であってBMWオーナーズクラブではない。
だから交流など必要ないという考え方もありだろう。
しかし、”何のために全国から人を集めているのか?”というのは考えてもいいのではないか?
モトラッドデイは基本的に参加型イベントではなく、来場者は事実上お客さんだから費用対効果を別にすれば
極論すれば来場者は1人でも成立する内容になっている。
だからディーラーツーリングの目的地としても具合がいいのだが、同時に新車を試乗してブースやエクストリーム等を
一通り見て回ったらそれでおしまい、というイベントになっているのも事実。
それでは、地方毎に開催した方が予算はかかるし規模は縮小しても、トータルではより多くの参加者(潜在的顧客)を
集めることができてベターだという意見も出てきてしまうだろう。
全国規模のイベントとして開催する理由が経費削減では話にならないから、いち参加者としては
”何故に全国規模で開催せねばならないか?”に明白な理由付けが欲しいと思うし、
同時にそれを反映した内容であって欲しいと思う。
先日も書いたが突き詰めて言えばBMWジャパンが主催するオーナーとオーナー予備軍に向けた
一大販促イベントなのだからBMWのブランドイメージとブランドへの忠誠心を高めるべく
来場者に刷り込みをしないといけないのに、一番実利的な目玉が純正ウェアの売れ残りの在庫処分販売では情けない。
もともとの販売価格がドイツ本国よりかなり高いから相応に意味はあるのだが(本国でも純正ウェアの型落ちセールはある)、
BMWブランドのイメージを高める戦略としては安売り以外にもうちょっとやるべきことがあるのではないか?
今のままではいずれ飽きられてしまうのではないかと、個人的には少々心配になった。


それぞれ、レースに参戦したS1000RR。


BMWBIKES誌などの表紙の写真を撮影しておられる大谷耕一カメラマンの写真展。
寧ろこういった展示の方が見応えあります。新車はディーラーに行けばいつでも見られるけれど、
こういった写真はここでなければ見られないものですからね。



オフロード試乗会は自前のバイクでも参加OKなんですが、これには驚きました。確かR69。やるなあ!


今回は宿の食事に間に合うよう、早めに撤収。帰り道に立ち寄った木崎湖の前のYショップニシ縁川商店で。
おねてぃ、おね2ファン聖地巡礼のド定番スポットです。

なお宿泊は前から書いている通りカイザーベルク穂高だった。京都北のレッドバロンから予約したから
件の鈴木店長が私が24日に泊まるのを知っていたのは当然なのだが、夕食の時間に食堂に行ったら
「レッドバロン京都北の鈴木店長様から、大谷さんにお好きなワインを一本お祝いとのことです」と言伝があった。
予約していたステーキディナーに合わせて赤ワインを有難く頂戴したが、
「鈴木店長、やるなあ・・・。」と改めて唸らされた。私の仕事では絶対に真似ができないけれど、
商売人としての心構えには大いに参考になるものを感じたな。
次にバイクを買うのがいつになるかはまったくの未定だし私は人付き合いだけでバイクを買うことはしないから
このワイン一本で私が「次もレッドバロンで」と転ぶことはないが、しかしワインを頂いた事実は忘れない
商品が同じであれば好感度の高い店で買うのは人情というもの。
既に私がディーラーから客として見られていないからという話もあるが、
白馬でブースに立ち寄っても放っておかれる馴染みのあるディーラーと、客が泊まる宿にまで気を回す店の違い。
顧客の店舗に対する好感度ポイントはこうやって差がついていくものだ。


カイザーベルク穂高のステーキディナーのメインディッシュ。誰でもわかるな(^_^;) ワインは本文中で触れた例のもの。


GWに続き、今回も再訪した有明山神社。


同じく再訪した穂高神社。今回は御神籤は引かずに帰ってきましたd( ̄  ̄)

8月25日 今自分が本当にやりたいことは?
結局白馬は再訪せず、カイザーベルクを出発した後は安曇野を軽く観光して帰ったのだが
白馬で最新のBMWをじっくり見たり試乗したりして改めて実感したのは
”今の私の生活スタイルに合うパイクは現行のBMWには無いな”という、ある意味イベントの意義を
根底から揺るがすようなことだった。

以前から掲示板でも時々書いているが、このHPを始めた2001年当時は仕事も現在とはまったく違っていて
土日は連休が当たり前だったし春の繁忙期でも一泊二日で遊びに行くことも不可能ではなかった。
それだけに日帰りまたは一泊のツーリングで、荷物を積んだままツーリング先でのワインディングを楽しむという
使い方にはBMWのRSモデルはまさに格好のバイクだったわけだ(ツーリング/スポーツのどこでバランスさせるかは好み)。
勿論、仕事が暇なのはいいことではないし現在は収入も当時より増えているから仕事の内容を大きく変える方向に
経営者として舵を切ったことは間違ってないと信じる。ただし代償として自分の自由になる時間が大幅に減ったため
日帰りツーリングすら気軽に出かけられなくなり(整備のためフラットに行く機会が激減したのも無縁ではない)
かつて年間1万キロほコンスタントに走っていた走行距離は現在年間5000〜7000程度を前後する有様だ。
バイクにお金をかけているのも、たまに乗った際の楽しみを最大化しようという試みの一つでもあるし
(以前はそうでもなかったが、最近はそういう意味合いもある)時間が無くて距離を稼げないなら質で補おうと
スポーツバイク系統に傾いているのもその一環には違いない。
しかし、昨年からのダイエットの弊害で軽量化に成功した代わりに筋力が低下してしまい、白馬でG650GSを
場内試乗した際にサイドスタンドから起こすのが「重っ!」と感じたのには我ながら愕然としてしまった。
もちろんダイエットをやめれば筋力はたぶん戻るのだが、そう簡単にはせっかく減らしたウエスへの執着を手放せないのが
40代中年男の性というものであるd( ̄  ̄) 身体能力の変化に伴い自分にとっての最適なバイクが変わるというのは
理解しているつもりだが、では軽いバイクが今の私が乗りたいバイクなのか?軽いバイクに乗ることは
手段であって目的ではないから、私がバイクでやりたいことは別にある。素直に考えたらスポーツ走行も含んだ
ツーリングということになるのだが、そのために現在最適なバイクは何なのか
(R1100RSと書くと話がそこで終わって
先へ進めないので、他のバイクで考えての話だ)。
そこまで考えてなお、車種が絞り込めないことには驚いた。
結局自分が何をしたいかが明確な形になっていないから望むバイクの方向性が定まらず、
従って乗りたいバイクのジャンルも絞れないのだ。先日から時間を見つけて遊んでいる風雨来記3で現在の
北海道の情勢などを仮体験していると、やはり北海道に行きたくなる自分が居るのを強く感じるのだが、
北海道はおろか一泊二日すら容易ではないから苦労しているわけで、考えれば考えるほど思考が堂々巡りになるな・・・。


8月29日 先日から業者オークションのチェックする会場はほとんど本州全域にまで広がっているのだが
遂にセレナの条件に合う車両が岡山で出てきたという連絡が入った(実は少し前にも名古屋で出品されていたが、
落札価格が高騰しすぎて断念していた)。車検なしの車両だから後から費用が余計にかかるし
岡山からいったん浜松に陸送する費用も発生するのが難点ではあるが、落札できれば来月の3連休の伊豆ツーリングや
その後に計画している関西(たぶん高野龍神)ツーリングがかなり楽になる。レンタカーの費用も抑えたいし、
ここらで落札してしまいたいところだ。


8月30日 フラットの会長が逝去されたというニュースが入る。そうか・・・。

以前某ディーラーでエンジンの調整をしてから1ヶ月ほどしてたまたまフラットでRSを整備するネタがあったため
某ディーラーで整備したエンジンの調子がどうもいまいちだったのでついでに同調とタペット調整も頼んだところ
当時社長だった柳澤氏が調整をくやってくれて(私は元々現・ボクサーハウスの折原さんについていた客)
バキュームゲージを見ながら「おかしい・・・こんなに同調が合わないはずがない」とテスターを持ち出して調べたら
案の定ポテンショメーター(TPS)が終わっていて、その場で交換したのをよく覚えている。
別のディーラーではポテンショメーターの異常そのものをスルーしていたわけで、他にも別のディーラーでは
こうしていた整備の内容が実はこうだった・・・というネタは幾つか実体験しているのだが、
ともあれそういった体験が「あの人の整備したバイクであれば、命を預けて走れる」という
安心感の原動力になっていたわけだ。以前から病気療養中とは聞いていたが、
また現場に復帰されるのを願っていたのだが・・・。本当に惜しい方が亡くなってしまった。心よりご冥福をお祈りする。

8月31日 遂にセレナ確定
岡山の業者オークションで先日のセレナを落札したと浜松から連絡が入った。
2リッターの4WD・ハイルーフのコールマンバージョンナビなし仕様だ。私の使い方には4WDは要らないのだが、
CVT一択となるFFモデルと異なり、4WDはトルコンATだから、燃費では不利だが耐久性ではFFより有利という
考え方もできる。走行距離が116000キロの車両だから、ある意味賢明な選択かもしれないな。
これでセルシオは親に譲渡することが確定だ。”バイクを積む”ためだけに維持費以外はセルシオに勝る箇所が
ほとんど見当たらない車(新車価格は340万円ほど異なる)にわざわざお金をかけて乗り換えるというのも
かなり愚行のような気もするが、
アプリリアをきちんと運用して楽しむためにはやはりトランポが必要だというのが結論だ。
まずはシルバーウィークの伊豆ツーリングがトランポ初運用になるだろうから、それまでに一通りの準備を済ませなくては。
整備や車検や保険・名変など、やる事は山積みだからこれから忙しくなるぞ!



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