11月23日 やはり押さえるしかないでしょう
R1100RSのフロントブレーキマスターシリンダーを交換してもらうため、ディーラーに行く。
そこで何気なくヤフーオークションを見ていたらつい30分ほど前に出品された車検の切れたK100RSの不動車を発見。
値段も悪くないし走行距離もそんなに出てない。何よりMラインの入った私のRSと同じ仕様だ。
「部品取りとしてこれはいい。何とかして落札しよう」と決意して帰宅する。
しかし私はヤフオクのアカウントは持っているものの、有料化して以来一度も利用していないのである。
これまでは欲しい物があると友人に落札を頼んでいたので問題はなかったのだが、今回はそうも言っていられまい。
そんなわけでカード番号等を入力して久しぶりにオークションを利用可能に戻したのだが、あまりに長いこと利用していなかったためか
過去の落札履歴が消失しており、評価も0に戻ってしまっている。
試しに入札してみたが評価制限のかかったオークションだったので受け付けてもらえず、やむなく信用できる知り合いに代理入札を依頼した。

11月28日 オークションの方は終了が12月2日なので当分はこれといって動きなし。その間にバッテリーを取り外して充電をすることにする。
ついでにバッテリーサポートが錆びていたので、錆を落としてから以前フロントフォークを塗った黒のスプレーを軽く吹いてやった。
同時に先日の続きとばかりにセルモーター取り付け部に追加でアーシングを試みたが、なんと固定しているボルトが固くて緩まなかった(ーー;)
仕方ない。六角ボルトの頭をナメたら大変だし、アース増設は断念だな。


バッテリーを外したところ。年式相応に汚れてました。

11月29日 朝になったところでバッテリーの充電器を外し、半日ほど放置して様子を見ることにする。仕事から帰宅して電圧を調べると、
やはり電圧が低下していた。寒くなっていることは考慮しないといけないが、やはりバッテリー自体も多少弱ってきているようだ。
ただし、このRSはABSを持たないためバッテリー電圧低下によるABS起動失敗を気にする必要はない。
セルが回らないまでバッテリーを弱らせるのは論外として、まだ当分はこのバッテリーで粘れそうだな。

11月30日 名は伏せるがあるBMW乗りの人に用事があったのでメールをする。用件のついでに現在ヤフオクで
K100RSを狙っていることを書くと、実はその人もまったく同じ車両を狙っていたことが判明。
競り合って価格を引き上げるよりはと相談した結果、その人にも落札金額の半分を負担してもらう代わりに外装を中心として
必要なパーツは譲ることになった。これで資金力は格段にアップ。落札は見えたな( ̄ー ̄)
ちなみにエンジン調整に備えて、少しでもカーボンを除去するべくSTPのインジェクタークリーナーを購入。税込924円。
 
12月1日 昨晩からもう一度充電したバッテリーをKに取り付け、STPのインジェクタークリーナーを投入してから
このホームページのキリ番の記念品を調達するべくディーラーを回る。
一軒だけで用事を済ませるつもりだったのだが気に入ったものがなかなかなく、結局三軒も梯子してしまった。
しかし、「R1100RSは壊れたんですか?」「最近はRに乗ってないですよね、Kばっかりですか?」「Rは手放されたんですか?」と
行く先々で言われること言われること。
R1100RSはファーストバイクとして健在だっ!!
さすがに以前のようなペースでは走れないけどね。それでもKと一週間ごとに交替で乗ってはいます。
だが、移動中にポジションランプが点灯しないのに気がついた。
以前あったポジションランプ配線の断線はきっちり修理したから原因はただの球切れだと思うが、
このバイクはそうだと断言できないから嫌だ(笑) 確認しようにもKのポジションランプ交換は案外面倒くさいので、
とりあえずディーラー巡りのついでに予備の電球を二個購入した。税込378円。
しかも、今頃気付いたがどうもヘッドライトの配光がおかしく、左が暗いくせに右奥が妙に明るい。このRSは並行輸入車だから、
おそらくはヘッドライトのレンズが右側通行用のままなのだろう。そんなに高価なレンズではないが少しでも安く仕上げるため
何としても例のK100RSは落札したいところだ。

12月2日 落札!
めでたくK100RSが落札できた。落札金額は13万4千円。私は最初14万円を上限に入札していたのだが、
強力なバックがついたことで「どうせ半額出ることだし、これは何としても落札せねば」と
採算度外視の必勝態勢を敷き実に22万3千円まで積み上げていた。
不動車のK100RSにこんな金額をつける奴ははっきり言ってアホウであるが、今回は事情が別である。
代理入札なのでその辺がちょっと面倒だが、ともかくできるだけ早めに車両を取りに行かねばなるまい。
車輛は神戸にあるので仕事のついでにとはいかないから週末になるだろうが、私も今週は仕事が忙しくて休めないのだ。
ともあれ、これでKの今後の整備費用の心配はかなり薄らいだ。できればもっと早くこういう車輛が入手できていると良かったのだが、
まあとりあえずは落札できたことを喜ぶとしよう(^O^)
ともかく、協力していただいた方々にはこの場を借りてお礼申し上げますm(_ _)m

12月3日 つてを頼って借りるつもりだったトラックの都合がつかなくなってしまったので、陸送業者に見積もりを依頼した。
多少の費用はかかるが、自分で行かずに済むならその方が楽には違いない。
K100RSを出品していた業者からメールの返事が届く。
しかし、ちょっと問題あり。こちらが明細を要求した書類は前の持ち主が紛失してしまい、
コピーと紛失届と顛末書だけしかないという。
陸運局で確認したところその書類だけでは登録できないという返事。
本人はこれで問題なく登録できると思っていたので書類付きとして出品してあったのだが、
そういうのは書類付き車輛と言わない。何とかせいと再度要求した。
しかし、私がKに関わった話ってどうしてこんなのばっかりなんだ?

12月4日 陸運局に電話して、現状の書類だけで何とか登録できないものかもう一度聞いてみる。
不可能ではないようだが、書類に旧所有者と私の実印を押して印鑑証明添付で提出しないといけないらしい。
旧所有者は出品者とは別人だから、まあ無理だろうな。
インターネットで見積もりを依頼した陸送業者から見積もりが届いた。27300円なり。
しかし、書類がそういう状態である以上私が自分で車輛を見に行かねばなるまい。
となると陸送はパスだな。

12月5日 今度は直接陸運局に赴き、再登録に必要な書類をもらってきた。しかし、返納証明を紛失した車輛は
再登録が面倒なこと面倒なこと。必要な書類を調べたところ、

自動車検査証返納証明書紛失車輛の新規検査申請願出書(新規検査申請時所有者の実印が必要)
車体番号と原動機の形式の拓本
顛末書(返納時名義人の実印が必要)
実印を押印した譲渡証明書
実印を押印した委任状
返納時名義人の印鑑証明書
新規検査申請時所有者の印鑑証明書
新規検査申請時使用者の住民票
その他、新規検査の関係書類一式

だった。
これだけを揃えて持ち込み車検をすると、即日ではなく何日か審査をした後に!再登録できるという。
とっても面倒臭いので何とか返納証明書を再発行してもらうよう、相手には是非とも頑張っていただきたいものだ。
自宅に戻ると書類の再発行を手配することになったと出品者からメールが届いていた。
しかし私が先刻岐阜の陸運局で確認を取った時には
「この書類は岐阜の陸運局では一切再発行できません」と言われた書類を再発行しようという話なのだ。
ビッグマシン誌の今月号でも同じ事がバックヤードに書かれていたが、あちらの陸運局がそうでないことを切に望みたい。

12月10日 さて、出品元から5日以来未だに連絡が来ない。明日になっても来なかったら督促するとしよう。
代理入札だし極力早期に取引は片付けてしまいたいしね。
入札を頼んだ人にも逐一経過は知らせているけど、あまり長い事引っ張りたくないし。
それにしてもKに乗ってないせいでここのところまるっきりネタが足りないなあ。

12月12日 ヤフオクの出品者に督促メールを出したら返事が来た。元々の所有者が紛失していた書類を一生懸命探しているので
もう少し待ってくれという内容だった。私はオークションに「書類付き車輛」と明記されていた車輛を落札したはずなのだが・・・(-_-メ)

12月13日 BMWBIKESの17号が届く。なんといっても今回は私が書いた文章が載ってるからね。
早速読んでみたが、感想を書くのはここでは控えておこう(笑)
とはいえ、写真が思ったよりきれいだったのには感心した。見ての通りほとんどK日記に使った写真なのだが、
あの写真はほとんどが乗鞍に消えた200万画素の先代デジカメで、800×600のエコノミーモードで撮影している。
一枚のデータ容量は120KB程度のものだ。白黒だからごまかしが効くというのはあるかもしれないが、
さすがはプロの仕事だったなあ。

12月14日 何かと忙しい一日だった
夜更かしがたたって寝過ごしたが、起きるとすぐディーラーから電話がある。てっきりBMWBIKESの一件かと思ったらそうではなく、
随分前に注文していたWPのスプリングが入荷したという話だった(^^;)
年末は納車整備などで立て込んでいるのでスプリング交換とフロントフォークのOHができるかどうかはわからないという話だったが、
できれば何とかしていただきたいところではある。
そうするとKの整備は一応これで一区切りということになるからね。できれば年内に片付けてしまいたいものだ。
もっとも、「一応、機構的にまともな状態になる」という区切りになるだけで、それから先も大きな整備の計画はいろいろあるのだけれど(-_-;)
それからKを引っ張り出して、二週間前から点灯しないままほったらかしにしていたポジション球のバルブをチェック。
結論から言うとバルブは切れておらず、原因はソケット部分の端子の断線だった。ソケット内部の話なので、私にはちょっと手が出ない。
今度もう一台のKが来てから部品を移植するとしよう。
それからDATZ名古屋に出発。DATZのスタッフの方は既に記事のことをご存じだったので、その辺の話で盛りあがる。
帰りに名古屋のレーシングワールドでPAMSのヘッドライトブースターを購入。税込みで8190円也。
これは要するにヘッドライトのリレーで、ヘッドライトの電気をバッテリーから直接取ってまたバッテリーに直接戻してやるものだ。
それに、これがあれば構造上ヘッドライトからのアーシングは不要になるな。
なんといってもヘッドライトのカプラ―からバッテリーの−端子まで配線はほぼ直結だから。


購入したヘッドライトブースター。一応240Wまで使えるらしいぞ!

できれば今日のうちに取りつけたかったのだが、時間が足りず断念。来週はKで上京する予定なので、それまでに作業を片付けてしまおう。
とはいっても、今朝はセルモーターの回り具合が明らかに弱かった。途中からの始動性に問題はなかったが、
あのバッテリーにもそろそろ見切りをつけるべきかなあ。できればもうちょっと持たせたいんだけど。
ちなみに実に一ヶ月ぶりに給油したところ、燃費は17.7kmだった。どうも最近よろしくないなあ。
アイドリングが下がったことにしたって、結局は調整の狂いが原因だろうから(気候の変化も含めて)そのうち何とかせねば。
それから家に戻ってオークションの出品者に直接電話で交渉する。しかし想像していた以上に面倒な話だった。
順を追って説明すると、
このKは最初に所有していたAさんが自分の名義のまま平成十年に廃車を済ませていた。
それを書類ともどもBさんに譲り渡した。
ところがそのBさんが書類を紛失してしまい、自分では登録を復活させることはなく取ってあったコピーと
顛末書を車輛につけて「これで登録ができます」と言ってそのままバイク屋に売り渡した。
コピーでは登録できないというシステムをよく調べもせずにこれを買い取るバイク屋もバイク屋だが、
昔の登録制度はそこまで厳格でもなかったようなので、制度が厳しくなったことを知らなかった可能性はある。
そのバイク屋が出品した車輛を私が落札したわけだ。
で、バイク屋は私が指摘した自動車検査証返納証明書紛失車輛の新規検査申請願出書を記入するべく動いたのだが、
そうすると最初に廃車したAさんの実印と印鑑証明が必要になる。
出品者が連絡を取ったところ四年も前に廃車して譲渡した車輛のことで今更何を言うという感じで話がこじれていたらしい。

 で、「だったら書類なしのジャンク車として引き取ったら幾らになるのか」という話をして、
車輛価格6万円で手を打つことになった。当然、この車輛に関して今後一切不服の申し立てはしないという念書付きだ。
これなら先手必勝で車輛を受け取りに行ってしまえばまず問題は無い、それまでに書類は間に合うまいと思っていたのだが、
それから1時間ほどしてBさんのところで返納証明が見つかったという連絡が入った。
ぬか喜びに浸った時間はあまりにも短かったな・・・(-_-;)
かくして、ようやく書類付き車輛になり、金額はシステム利用料込みで13万円となった。
多少引いたのは迷惑料だ。ま、ここまですれば当然だと思うが。
結局私は仕事を一日休むことになったわけだし。
出品者のところに書類が届くのが火曜か水曜らしいので、水曜か木曜にでも取りに行くことになると思われる。
しかし、長かったがこれでようやくKを取りに行けるな♪d(⌒o⌒)b♪

12月16日 早速Kを受け取るための準備を開始する。まずはトラックの手配から。Kの全塗装を行ったときに世話になった
自動車屋(ここはレンタカーの代理店業務も行っている)と交渉し、ハイエースバンのロングを24時間で借り受けることになった。
トラックの方が積み込みと固定は簡単だが、バンだと防犯性は高いし荷物を積んでも走行性があまり変わらないし
風の影響も受けない。それに、体力的にやばくなったら車内で寝られる(笑)
交渉の結果、24時間6000円で借りる予約を取り付けることができた。十分に満足だ。
それから車輛を固定するためにホームセンターで綿のロープを購入。20メートル購入して税込み966円だった。

12月17日 先日購入したヘッドライトブースターを装着する。説明書を見ても簡単そうなことを書いてあったし
たかをくくって作業を始めたら、いやとんでもなかった(@_@)
もともとK100系はヘッドライト〜フロントフォーク周辺が狭いスペースの中に非常に整然と組み込まれているのだが、
これはつまりスペース的な余裕は極めて少ないということでもある。
ちなみに本来はステアリングヘッド周辺にはハーネス類を覆うプラスチックのカバーまで装着されているのだが、


これは部品取り車輛を撮影したもの。整備する人のことは多分あまり考えてないと思うけど、見た目はすっきりしてます。

幸か不幸か私の車輛にはこれが付いていない。もしこれがあったらまともには装着不可能だっただろう。
さて装着をいろいろ試したのだが、前述の通りスペース的な余裕がほとんどないためそのまま装着すると
配線が干渉してハンドルの切れ角が露骨に制限されるし、タンク下のメインフレーム周辺には
配線を這わせるスペースがほとんど無い。フレームとハーネスとの間に配線を通そうにも
間隔に余裕が無くてうまくいかないし、取り付け作業を計算に入れていなかったのでガソリンも満タンにしてあった。
やむなく灯油用のポンプでガソリンを半分以上抜き取って(もちろん自己責任だ)家の車に注ぎ込み、
軽くしたタンクをずらしてできたスペースに何とか配線を這わせる。
しかしハンドル周辺にはどうやってもスペースが足りなかったので、やむを得ず
ブースターの配線を束ねていたタイラップの結束を全部やり直して狭いスペースに収まるよう
並べ替えるまでしなければならなかった。結局作業に要した時間は2時間。


これがその作業の成果。カバーは無いけどスペースはまさにぎりぎりです。フォークと干渉するハーネスには固体潤滑剤を吹いておきました。

しかも作業中にタンクが動いてカウルステーと干渉してしまい、タンクに傷まで作ってしまった(ーー;)
しかし、さすがに効果は絶大で体感上ワット数が20〜30ワットほど上昇したような感じだ。
(私のKには120W相当の高効率バルブが付いている)
テストランしたところヘッドライトの電気系統を他の電気系から独立させているためか、
ウインカー作動中にヘッドライトが暗くなることもなかった。これは気分がいい。
カプラ―が少々安っぽくて防水対策がこれで大丈夫か些か心配だが、
これで実売8000円程度なら付ける価値は十分あるな。

12月18日 上京に備えて荷物の準備を進めると共に、ガソリンスタンドで給油をしておく。
家の車に随分とハイオクを飲ませてやったために燃費は284m・・・ではなく、もちろん計測不能だ。
ついでにタイヤの空気圧を調整しておく。従来はテールカウルに貼ってあったドイツ語のステッカーを見ていたのだが、
BMWアーカイブスの整備データを見ているとこれはVタイヤで一人乗りの時のデータで、
VRタイヤ一人乗りだと前後2.55/2.8というかなり高めの空気圧が指定されている。
ちなみにVRタイヤで180キロ以上を出して二人乗りする場合はなんと前後3.0/3.2だ。
前後3気圧って、300キロ級マシンじゃないんだから・・・(^^;)
とりあえず前後2.55/2.8に調整しておいた。

12月19日 時間の都合上家に戻る余裕はなかったので、予め泊まりの荷物を持参で出勤する。
仕事を早退してタクシーで職場から自動車屋に直行した私は、ハイエースを受け取るとすぐに出発した。
ちなみにタクシー代は1120円だった。
で、空荷のハイエースで名神を疾走していたのだがハンドリングのお粗末なこと(*_*)
あれだけホイールベースが長いくせに路面の不整には敏感だし、まともに直進してくれない。
横風が吹くと簡単に進路を乱されるし、これで交通の流れをリードして走るのは結構神経を遣わされた。
もちろん、ステアリングの応答性とか手応えといったものは論外の水準にある。
私も「世の中こんな車ばかりだったら、今の高速道路の100キロ規制もそれなりの説得力を持てるだろうな」と
考えてしまった。
で、瀬田で一度高速を降りた私は滋賀の友人と飲んで、その晩はビジネスホテルに宿泊。
明日がいよいよ本番だ。

12月20日 円秋のクレイジーな生活
宿泊代税込み6825円を払ってチェックアウトし、大津ICから再び名神に乗る。


宿泊したホテルの前で意味もなくポーズを取る私(^_^;) 背後のハイエースが今回借りたもの。

西宮までの高速料金2050円と阪神高速の500円を払い、10時半くらいに神戸の町に入った。


というわけで、高速道路を疾走。撮影場所は吹田の少し前くらいです。

市内で一度給油をして23.7リッターの軽油を補給。2027円也。燃費は約リッター10kmといったところか。
しかし、朝ホテルで調べていた時から気になっていたが
今回の私の目的地であるバイク屋のある町名が地図に載っていないのである。
一応神戸市の全町名の索引で調べると存在しているのだが、該当座標にはやはり表記がない。
困った時にはやはり警察ということで、その地図で警察署の場所を調べて聞きに行ってみた。


道を聞いた兵庫県警葺合署。ハイエースも写ってます。その節はサンクス(^.^)

応対の警官はなかなか親切で良かったのだが、それによると新神戸駅の高架下に並んでいる小さな店の中にあるという。
町名が鉄道の高架と重なっているため、件のバイク屋は住宅地図にすら載っていなかった。
で、早速電話を入れてからそちらに向かう。既に外に出されていたKは、想像していたよりまともな状態だった。
もし今のKと二台同時に私のところに来ていたとしたら、間違いなくこっちをベースにして今乗っている方を部品取りにしていただろう。
さすがに今ではベース車輛の交替は考えられないけどね。
バイク屋自体は完全に国産車メインの中古バイク専門店だったが、整備をしていないのがわかっているので
今回細かいことはどうでもよい。店員はKのバッテリーはおろかパニアケースの外し方も知らなかったが、
要は手続きに問題が無く譲渡してもらえればそれでOKなのだ。
というわけで、ここはサービスというか、餅は餅屋とばかりにKをハイエースに積み込んでから持参したロープで
車体の固定をやってもらった。


店はもろに高架の下でしたね。まずは、おもむろに積み込み。右は固定完了の図です。もちろんパニアは外しました。

やはりトラックとはフックの形状なども違うために随分苦戦していたようだったが、
まあそれなりに作業も終了。店長はこちらの話す内容などでわかったのだろうが「BMWに乗っていらっしゃるんですか」
と聞いてきたが、そう聞いてきたということは私のHPには来ていないな。ああよかった(^_^;)
実のところ間違えて一度このHPのURLを載せたままの署名を付けてメールを送ってしまったことがあったので
それ以来この件に関してHPに書く内容は大幅に制限していたのだ。
で、取引が終了したので書いている、と(^_^;)
それから、約束通り書類が揃っているのを確認してから代金13万円を支払い、私は店を後にした。
しかし、さすがはBMWというか、やはりKは大きい。
日頃からRだろうがKだろうが平気で街乗りにも使っていて大きさも重さも大して苦にしていない私だが、
こうやって車に積み込むとその絶対的な寸法を意識せずにはいられない。
おかげでバックミラーが見えないこと見えないこと(@_@)
まあ、2トンアルミのトラックを運転していると思えばどうってこともないんですけどね。


バックミラーの視界はこんな感じ。何だか夢に出てきそうな眺めでした(笑)

かくして神戸の町を40分ほどで後にした私は、高速道路を駆使してすぐさまとんぼ返り。
くそう、日程に余裕があれば神戸ルミナリエも一度見ておきたかったのに。
途中多賀のSAで食事のため休んだ他はノンストップで走り続けて高速代は阪神高速が500円と
岐阜羽島ICまでの名神高速が4350円でした。


多賀のSAでちょっとだけ休憩。車内にはKが収まってます。

さて、高速道路を出たところで馴染みのバイク屋に電話をして、予め打ち合わせておいた通りに車輛を下ろす手伝いを要請。
そもそもスロープも何も持っていない私は、一人では車からバイクを下ろすことができないのだ。
レンタカーの返却時間は午後5時と早いので家族の助けは借りられないしね。
かくしてバイク屋の手助けを得て、無事自宅とは違う秘密の場所にKを置くことに成功。
BMWBIKES誌にも店内の一部が載ったバイク屋さん、ありがとうございましたm(_ _)m


というわけで、まずは暫くこの状態で放置。

しかしこの時気付いたのだが、このKはハンドルロックがまったくかからない。
ハンドルロックを備えるステアリングステム周辺の組み付けが悪いのか
原因は不明だが、この車輛は姫路カワサキが販売したらしいディーラー車輛で走行距離も17000キロ程度だ。
事故を起こしている様子は無いし走行距離からいってもステム周辺の組み直しをしているとは考えにくいのだが・・・謎だ。
さて、自宅で荷物を下ろした私は休む間もなくレンタカーを返しに行った。
普通なら24時間借りての延長などそう気にすることはないのだが、
今回は価格優先で自動車屋を経由しているために当然24時間営業とはいかず、閉店までに返さなくてはならない。
さすがに疲れていたのか返しに行く途中で道を間違えてしまい、路地を通って元の道に戻ろうとしたら
路地が工事で通行止めで強制的に一方通行の道に曲がらされて遠回りになったり
もう一度ショートカットするべく路地を通ったらわけのわからん細い道に入り込んで立ち往生しそうになったりして
時間を浪費した結果、十分あったはずの時間の余裕はまるでなくなってしまい、
結局返却時刻の午後5時を知らせる鐘が鳴り響く中自動車屋に滑り込むという
無駄にドラマチックな返却劇となった。
で、自宅に戻ってから一時間ほど仮眠を取り、18日のうちに荷物を詰めて用意しておいたパニアをK100RSに装着。
もう一台のKで東京まで疾走した私だった。
正直言って自分でも正気の沙汰ではなかったと思うが、ここまでやらないといけないほど予定はぎちぎちだったのだ。

今回の東京行きでは一週間前のツーリングで初使用したウィダーのチャップスを使用していたのだが、
これは実に良い。ストーブに触るのに手袋をするより素手の方が熱いのと同じ理屈で発熱体である電熱ウェアを使うときには
極力薄着の方が効率はいいのだが、今回インナーパンツの類は使用していなかったのでスイッチを入れた瞬間から
暖かくなるのがはっきりわかる。気温は2〜3℃程度だったのだが、道中寒いと感じることはついぞなかった。
これはKのグリップヒーターが非常に強力なことも大きいだろう。弱だとR1100RSと大して変わらないが
強がやたらと強力で(スペック上の消費電力は同じ)ペアスロープの3シーズングローブだけで楽に走れてしまった。
R1100RSだとグリップヒーターだけでは発熱が追い付かず、冬用グローブや電熱グローブの助けが必要になっているところだ。
ただ、ヘッドライトをつけてグリップヒーターを強にして電熱ベストとチャップスを使っていると
エンジン回転を5000回転にしていてもバッテリー電圧の警告灯がぼんやりと点灯する。使い過ぎなのか?
とりあえずグリップヒーターを弱にすると警告灯は消えたので適当に弱と強を切り替えながら走ったが、
この辺はさすがに時代の流れを感じてしまう。20年前と今では電装品の性能に天地の差があるからね。
ちなみに途中富士川SAで給油したところ、燃費は19.2kmだった。久しぶりの19キロ台。気分も悪くないね。
しかし、先日空気圧を上げたタイヤはハンドリングはシャープになったものの少々寝過ぎる気がする。
これまでよりいかにもタイヤの変形が少ない感覚があり、タイヤの形状で旋回しているような気がするのだ。

東京に着くと私は碑文谷にあるネコ・パブリッシングの前から宿泊先の友人宅に電話をかけるのが常なのだが、
今回行ってみたらBB誌17号に載っていた陰山さんが入手されたK100RS2Vが停まっていた。
良く見てみると、オーリンズのサスは付いているし私のKなど比較にならないほどの程度の良さだ。
実は入手価格も知っている(書かないけどね)だけに、「これで私のKの軽く半値以下か〜(^_^メ)」と思うと
改めて自分は何をやっていたのかという気分になった(ーー;)
それにしてもきつい一日だった・・・(@_@)


で、深夜のネコ・パブリッシング前。Kの後ろでリフレクターが反射しているのが陰山さんのK100RS。

12月22日 整備のため、Kをフラットに持ち込む。夏に大整備をした時にエンジンも調整してあったはずだが、
少々調子が悪くなってきていたのだ。少し前からは不調をごまかすためにアイドリングを上げて走っていたが、
やはりプロの手できっちり調整するのが本筋というものだろう。10920円を支払った。
で、当然と言えば当然だがエンジンは非常に調子が良くなった。以前入れた添加剤の効果もあるだろうが
もはやパワーを落として振動を(あれより)減らしたK1200RSのエンジンと言った感じでこれまでにないフィーリングだ。これは良い。
ただし、燃費が低下していた原因はわからないとのこと。調子が狂っていたということは効率の良い燃焼をしていなかったわけだが、
今回の調整ではパワーとフィーリングを重視してやや濃い目のセッティングにしたので燃費はあまり変わらないかもと言う。
しかし試乗してみたらこれが良かったからそのセッティングで決定。
燃費がいいに越したことはないが、まずは乗って楽しいことが優先。別に燃費スペシャルにしたいわけではないからね。
ついでに昨日の電圧警告灯の話をしたところ、それは使い過ぎだと即答されてしまった(-_-;)
確かにこの頃のKのオルタネーター容量は460Wだからなあ。700Wを発生するR1100系と一緒の感覚で電気を使ってはいけないが、
も、もうちょっと・・・と思ってしまうのは事実だ。
ついでにタイヤの空気圧について相談したところ、これも「そんなに入れなくても大丈夫」と言われた。
詳しいことは聞かなかったが、今のタイヤならそこまで空気圧を上げなくても充分なのだろうか?


フラットの前で。以前も同じ角度で写真を撮りましたが、あの時とは二味ほど違いますぜ( ̄ー ̄)

それから久しぶりにこのKの本来のオーナーのところに行って、Kを見せびらかしてきた。
まさか私がここまで整備をやるとは思っていなかったようで(私自身も思っていなかったが)、
試乗して仕上がり具合にいたく感心しておられた。やったぜv(^O^)
しかし、東京に走ってくるまでの振動のためかヘッドライトユニット内部のプラスチックのパーツが一部脱落しているのを発見。
どうせレンズは部品取り車のものと交換するつもりだからあまり大した問題ではないけれど、気に入らないなあ。
多分、元々の原因は以前分解した私の組み立ての不手際なんだけどね(ーー;)

12月23日 友人宅を後にして、用賀の東京ICに入る前に一度給油。燃費は15.7km。
きっちり調べてはいないがこれは過去のワースト記録じゃなかろうか?いかんなあ。
DATZ横浜で博さんとその友人に加えてカタさんとお会いする。
できればお二人が行きつけのフロンティアにも行きたかったのだが今日は月曜で定休日、
あそこにはドカやKTMの試乗車もあると聞いていただけに実に残念だった(-_-;)
途中でDATZから試乗車を借りてちょっと保土ヶ谷まで走ってきたのだが、
戻ってくると偶然詩神さんもいらしていたので彼を交えていろいろと話をした。
なお、これまでその配光の悪さからてっきり右側通行用レンズがついているばかり思っていたヘッドライトだが、
実は左側通行用に交換済みだったことが判明。詩神さんご指摘どうもありがとうございましたm(_ _)m
で、博さんとカタさんにKに乗ってもらったところどちらの評価も概ね好印象だったようでよかったよかった。
しかし後ろからパニアをつけて疾走しているK100RSを見ていると、
乗車姿勢や雰囲気はR1100RSやK1200RSよりもR100RSに近いものを感じてしまう。
「そういえば、K100RSはもともとR100RSに代るモデルとして発表されたんだよなあ」という事実を
改めて思い出してしまった。

余談ながら、Kのパニアは邪魔なのでDATZの店内に外して置かせてもらっていたのだが、
途中バイクで食事に繰り出した時にもパニアはそのままだったのでDATZでは私がパニアを忘れて帰ったと思って
随分慌てたらしい。その節はご迷惑をおかけしましたm(_ _)m

で、一人になった私は再びKで東名を疾走。途中富士川SAで給油をして、燃費は16.2kmだった。
う〜ん、どうも燃費が前より悪くなっている気がするぞ。

12月24日 過労気味のところに風邪を引いて寝ていたのだが、長野県警木曽署から電話がある。用件は9月の速度違反の一件で
供述調書を作成しないといけないのでご足労願いたいというものだった。
はっきり言って行きたくもないが、正式裁判を希望した以上当然協力せねばなるまい。というわけで日程を決めた。
しかしクリスマスイブの晩にかかってくる電話がこんなのかい俺って・・・(ToT)

12月25日 オークションで後ろ盾(笑)になってくれた人と連絡を取る。どうも30日に岐阜に来る用事があるらしい。
今のところ風邪でそれどころではないが、風邪が治ったら29日にでも外装を取り外すとしよう。

12月28日 オートショップフタバの忘年会に出席する。
頼んでおいたタンクを固定するサークリップが届いていたのでその場で購入した。
しかし、通常サークリップは二つ使用するのだが何故か届いたのは四つ。はて???
うっかり二度注文してしまったのかもしれない。消費税はおまけしてくれて合計320円だった。

12月29日 戦慄のドナドナ
28日は滋賀のビジネスホテルに泊まりだったので、まずは岐阜に戻る。
風邪が完治しているとは言い難かった体調が少々不安だったが、ともかく今日中に外装を外さないといけないので
昼食を済ませてから道具を持って自宅から1キロほど離れた保管場所に行く。
それにしても、R100RSの両側に(一応)同じ色のK100RS二台が並んだ写真を撮る暇がなかったのが
何とも悔やまれる。撮っておけば当分HPのタイトル画像は間違いなしだったのに。
風邪さえひいていなければ何とかしたのだが、もともと連日の過労が祟って風邪になってしまったようなものだ。
まあ自業自得と考えることにしよう。
で、早速作業開始。何と言っても過去に脱着を経験して要領がわかっているから話も作業も早い。
前回はアッパーカウルを外すのに三時間近くかかってしまったが、今回は外装一式全部取り外して2時間10分だった。
実はボックスレンチを自宅に忘れてきた(-_-;)ために余計な苦労をしたことも考えれば、素人作業としては十分でしょう。
ちなみに、ガソリンタンクは既にホースや配線を外してあり、単に置いてあっただけ。
オークションの質問欄ではセルは回ったけど燃料ポンプの作動音が確認を取れないとありましたが、そりゃそうだ(-_-メ)
しかし、このKには私のKに付いてなかった部品も幾つか付いていたのでその辺はしっかり外しておいたのですが、
やはり必要以上に手間がかかってます。特にボルトやハーネスを隠すための努力には驚嘆するべきものがありますね。


まずは作業開始前。まともな姿の最後の写真かな。右はテールカウルの中。フレームとの結合部分に二重のラバーブッシュとワッシャーをかませ、
緩み止めナットで締めて更に上から樹脂のキャップ。はっきり言って凝り過ぎですが、その設計思想は大いに評価します。


で、ここまで外しました。現在もこの状態です。右はガソリンタンク。しっかり穴が開いてます。

で、外装を外して取り回し画異様に軽くなったKを倉庫に入れ、外した外装を持ち帰って作業は一段落。
それから自宅で外装を雑巾で拭いて段ボールに詰めていたんですが、車輛を受け取った時には
カウル内側のトリムパネルに隠れて見えなかったタンクの穴を発見。こうしてみると、位置からして
ガソリンタンクからのホースが外れてホースのガソリンに着火し、タンクが火で炙られたような感じですね。推測ですけど。
後ろ盾と相談の結果ガソリンタンクは譲渡せずに私が持つことになりました。で、パニアは譲ることに。
最初はてっきりキーシリンダーが存在せず、ロックもできないと思っていたら実はそうではなく、
バネ仕掛けの蓋を開けると出てくるカギ穴に専用の小さなカギでロックをするという初期型のレアな一品でした。
しかしそんなことは知らない私は「ロックができないんじゃ使いものにならないし、差し上げますわ」と一度言った手前
実はロック可能だとわかったからといってそう簡単に前言撤回はできません。
どうせ使い勝手はモノキーシステムの後期型の方が優れているわけだし、
パニアが2セットあっても仕方ないのでそのままあげてしまうことに決定。しかしちょっと惜しい気はした(;^_^A
なお、ヘッドライトを外してレンズを見た所何故か右側通行用のレンズが付いていることが判明。なんでやねん。


左が私のKで、右が部品取り車から外したもの。明らかにレンズカットが逆です。しかし、右のはディーラー車のはずなんだが・・・。
私のKは下にプラスチックのパーツが外れて落ちてますね。

12月30日 岐阜の某所で後ろ盾氏(^_^;)と待ち合わせをして外装を引き渡し、約束通り落札金額の半分を受け取った。+65000円也。
このページを始めて以来はじめてお金が増えたな(笑)

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2003年

1月2日 K100RSではなくR1100RSを駆っての新年初ツーリングである。行き先は・・・長野県警木曾署(ーー;)
実は24日に日程調整をしていたところ相手は平日しか都合が悪いらしく、私は仕事の関係上学生服のシーズンに入ってから
仕事を休むのは極力避けたい。という双方の思惑と調整の結果、正月の長野行きと相成ったのだ。
私も罰金額を安くするべく不服申立てをしているだけで、別に私をとっ捕まえた警官に恨みがあるわけではない。
従って極力協力的にいこうじゃないかということで出向いた・・・のだが、出頭するのにかかる往復の交通費は自腹である。
従って電車で往復というのはあまりやりたくなかった。事前に電話で相談した所
「連絡してもらえれば、パトカーで駅まで迎えに行くよ」と担当のKさんは言ってくれていたのだが、
そんな送迎は絶対イヤだったのでパス。
かといって自動車ではスキー客の渋滞に巻き込まれる事は必至だったからこれも却下して、
バイクで行くということになった。KとRはルーチンワークで交替で使用と決めている私だが、
こういう悪条件時にはやはりABSとテレレバー/パラレバーは強い。という訳でR1100RSで行くことにしたのだ。

かくして中津川から国道19号を北上したのだが、何しろ一日前に雪が降ったばかりだったため
正午過ぎだというのに気温は既に氷点下で、影になっている所ではアイスバーンが当たり前という道路を
慎重かつ車の流れから遅れない様なペースで走るのはさすがのR1100RSをもってしてもかなりの緊張を強いられた。
正直、K100RSだったらまず間違いなく途中で転倒していただろう。
最後の木曽福島の商店街の中は完全にブラックアイスバーンとなってしまい、
まっすぐ普通に走っていても後輪が右に左に滑るし信号待ちの時には靴の下の地面はスケートができそうなほど滑るしで
大変だったのなんのって(-_-メ)
ようやく木曾署に着いた私に、担当のK氏は「まさかバイクで来るとは思わなかった。白バイでもこんな日は走らないよ」と
呆れたように声をかけてくれた。ありがとさん。しかし私はやるのである。
供述内容に関しては詳しくは書けないが、普通取調室(刑事ドラマでよく出てくる殺風景で狭苦しいあれだ)で行う
調書作成を「寒いだろうから、こっちの部屋でやろう」と交通課の部屋でやってくれたのは実にありがたかった。
私も調書作成には協力するつもりで来ているわけだし、この天候では帰り道の道路の再凍結が何より怖い。
「路面凍結が怖いから早く帰りたいんで、できるだけ協力するからさっさと終わらせてしまいましょう!」
と言った私に「よしわかった!」と答えて本当に手早く終わらせてくれたKさん、あんたはいい人です(^^)
で、調書が完成すると私は早速帰途についたのだが、予想に反してこれまで凍結していた日陰の部分も
日の当たり方の変化で思ったより溶けており、想像していたよりも楽に戻ってくることができた。
とはいっても、中津川市に入るまでの間ずっと右手は精密機械状態だったが(^_^;)


1月3日 年が明けたが、Kに関してやりたいことはまだまだいっぱいある。最初の計画ではこのK日記は1ヶ月くらいで
やることが終わってネタ切れしたページになり下がる予定だったんだけど、あろうことか年を越してしまった。
まあ、まだHP更新のネタ切れに困っていないことをここは喜ぶとしよう(^^;)
で、まずは昨年のうちに部品取り車から外しておいたテールカウルの蓋を移植。
しかし、先日はあまり気にしなかった・・・というより並行輸入車の私のKが(本当は違うのだが今後は便宜上そう表記する)
そうだから気にならなかったのだが、テールカウルの蓋の注意書きがドイツ語だ。
返納証明書で車体番号を見ても日本向け車輛であることを示すJが入っていないし
(そもそもK100系に入っているのかは確認していないのでどなたか詳しい人フォロー求む)
右側通行用のヘッドライトが事実上動かぬ証拠。やはりこいつも並行輸入車なんだろうなあ。
しかし、日本に正規ルートでは70台しか輸入されなかった限定車の並行輸入ものを
一人で二台手元に置くことになったとは、我ながら信じられん気分だ。
それからメーターを取り外して、部品取り車のメーターを取り付けて作動をチェックしてみるが問題無し。
それからそのメーターをもう一度取り外し、二つのメーターを一緒に梱包してメンテナンスのため某所に送った。
今回は修理ではなく、メーター内の時計は例の後ろ盾氏に譲り渡すことになっていたので
そのために時計を取り外す必要があったのと、あとは液晶が薄れていたギアポジションインジケーターと
タコメーターの文字盤を部品取り車から移植する計画なのだ。
文字盤は別に今のままでも問題ないのだが、実は初代のオーナーが貼ったと思われる
社外マフラーのステッカーがご丁寧に貼られている。
中古車に前のオーナーの名残が残っているのはよくあることだが、
今回はちょっと気分的なものもあり、せっかくメーターを分解するのなら一緒に替えてしまえということだ。
まずは送料540円を支払った。

1月4日 メーターの送り先から電話がある。メーターが届いたので早速カバーを外したところ、
部品取り用メーターの方が随分と程度が良く、どうせならこちらをベースにした方がいいのではないかという相談だった。
私もはっきり言って全くその通りだと思ったが、メーターユニット丸ごとの交換となるとスピードメーターの積算計が
まるっきり変わってしまうし、スピードとタコは昨年あの忌まわしい取り締まりに遭ってからすぐにきっちり合わせたばかりだ。
さすがにもったいない気がしたので、今のメーターが終わったら部品取り用に乗り換えるということで
今回は文字盤等の交換程度にしてもらうことにした。
費用に関してだが、ディーラーではなく個人に依頼したのでここでは書かない。
ただし、調整を含まない交換作業だけだったため5000円を大きく下回った。
費用は郵便局から郵送したのだが、郵送料は80円。まあ、細かくは突っ込んでくれるな(;^_^A
ちなみに、既に作業は完了して発送したとのメールまで受け取っている。めちゃめちゃ速いなあ。これにはただ感心。

1月5日 冬休み最後の工作
早くもメーターが届いた。素晴らしい速さだな。代引き送料は850円と思ったより安かった。
早速開封してみると、かなりきれいな仕上がりになっていて充分満足のいくものだった。
さて、とりあえずKを走行可能に戻すにはこのメーターを取り付ければいいのだが
そう簡単には話が終わってくれないのがこのバイク。
どうせ部品取りも手に入っていることだし、これまで気になっていたところを一度に片付けてしまおうと考えていた。
さてその結果やることになったのが、

フロントフェンダーのボルト穴のカバー取り付け
ヘッドライトの分解清掃とメンテ
ヘッドライトブースターの一部配線引き直し
スモールライトユニットの交換
ライトスイッチ交換
といったところだ。
これだけの作業をこなすにはあの面倒なアッパーカウルを外す必要があるのだが、
外すのはこれで既に三回目。Kが手許に来てから4000キロも走っていないのに
三度もアッパーカウルを外すと言うのはどうかとも思うが、
さすがに慣れていたのでそれほどどうということもなかった。
しかし、外は雪が降り始めたほどの寒さだったのでゴムが硬くなっていたのか、
サイドカバーを取り外す時に力が入り過ぎて下のフックを折ってしまった(*_*)
なんてこったい。気を付けて両手でしっかり押さえていたというのに。

気を取り直して作業再開。アッパーカウルとガソリンタンクを取り払い、先日の仕上がりにちょっと満足できていなかった
ヘッドライトブースターの配線の引き回しを変更。これでほぼ完璧だな。
ついでに吸気ダクトの状態を点検し、先日部品取り車の外装を外した時に一緒に外しておいた
フロントフェンダーを固定しているボルトを目隠しするカバーとスモールライトユニットを交換してから
ヘッドライトスイッチを取り外しに別の場所に置いてある部品取り車のところに向かう。
さて、この時既に日は沈み、外は雪になっていた。Kを置いてある倉庫に電気はないので、
愛用のマグライトの明かりが頼りだ。そしてヘッドライトスイッチを外しにかかったのだが、
ついさっきまでやっていた自分の車輛でスイッチを外すのに使った工具ばかり用意していて、
12月17日の写真に写っているステム周辺のカバーを外すドライバーの用意を忘れていた。
(スイッチユニットを固定するビスは昨年のうちに外してあった)
自分の車輛に付いていなかったからドライバーが必要なのをすっかり忘れていたが、
こうなっては作業にならないので急遽DIYの店に走って安物のドライバーを一本購入し、作業再開。
しかし悪いことは重なるもので、作業中に突然マグライトの電球が切れてしまった。
スペアの電球は既に使ってしまっているので、倉庫の入り口から入ってくる僅かな雪明りだけが頼りだ。
暫くするとだんだん目が慣れて来て「おお、作業がしやすくなった」と喜んでいたのだが、
既に蛍の光窓の雪〜♪と歌いたくなるような状態である。
しかし絶対的な明るさはそんなもので到底足りるはずも無く、実質的には何も見えないところに
手探りで工具を当てて作業しているのに近い状態だった。
正直いってまともな作業ができるとは言いかねる状態だったが、正月休みもこの日で終わりだし
ここまで来たらあとは勢いである。作業をすすめ、いよいよ最大の山場にさしかかった。
普通のバイクならスイッチボックスを外すのに山場も何もないのだが、
とにかくケーブルやパイプ、ハーネスの類が露出するのを極端に嫌ったこのK100RSは
フォークとカウルの隙間をゴムブーツでカバーするという構造上の理由もあって
フロントブレーキのホースがステアリングステムの中心を貫通して
ロワーブリッジ下で左右のディスクに振り分けられている。
エンジニアの夢はメカニックの悪夢でもあるとは輸入車の世界ではたまに聞かれる言葉だがこのKも例外ではなく、
ハンドルとホースとのクリアランスが極端に狭い上にその間をスイッチのハーネスが通っているために
そのままではスイッチを取り外すことができない。
で、交換するにはハンドルを固定しているクランプを外し、フリーになったハンドルを動かして
ハンドルのホースとのクリアランスを広げてやらなければならないという
設計図面を引いた奴を連れてきて火あぶりにしてやりたくなるような構造になっている。


これですね。スイッチのケーブルの束はパイプハンドルとその下のブレーキラインの金具の間の僅かな隙間を通ります。
ちなみに写真は翌日撮影したもの。

で、暗がりの中ほとんど手探りでクランプを緩めていったのだが、どうもその過程で
いつの間にかセンタースタンドが外れてしまっていたらしい。
暗い上にもともと足場が少々不安定なところだったのでそれに気付かなかった私は、
暗がりの中いきなり自分のほうに倒れてきたK100RSを支えることができずその場で下敷きになってしまった。
幸い背後には農具やむしろが山と積まれていたのでそれが支えになってくれて尻餅をついた程度で済んだし
私が支えになったお陰でKにも破損は無いようだったが、7年ぶりにバイクを倒してしまったという衝撃よりも
(R1100RSは自分では一度も倒していない)右足首がKに挟まれて身動きが取れないことの方が当面は重要だ。
幸い携帯電話は手元にあったからこのまま凍死する心配はないが、この状況で助けを呼ぶのはあまりにも情けなさ過ぎる。
「やっぱり、自分で何とかするしかないよなあ、これは」と決めた私はハンドルは外してあって力をかけられないので
手探りで探したフレームを両手で掴むと、「男は、気合い!」と自由な左足一本で何とかKを直立させた。
常日頃バイクは力じゃなくて技で扱うべしを信条としている私だが、こういう時にはやはりパワーがモノを言う。
Kが外装が外してあったおかげで軽くなっていたのは僥倖だった。
で、センタースタンドをもう一度かけ直してから床に散らばったパーツやネジ類は後日探すことにして帰宅し、作業再開。
ライトスイッチをとっとと交換するとともにステアリングステム周辺の配線の並びをもう少し整理してから
ヘッドライトを分解。本当はレンズだけ残してユニットは部品取り車のものに交換してしまいたかったのだが、
パッキンが固着しているのかなかなが外れない。仕方がないので分解したヘッドライトの内部を掃除して12月29日の写真で
脱落していたプラスチックのパーツを再度組み付けてからもう一度アッパーカウルともども組み直した。
更に例のメーターを取り付け、すべての動作が正常なのを確認して作業終了。
我ながら自分にお疲れ様と言いたくなるような面倒な作業だった。

1月6日 部品取り車を置いてある倉庫に行って昨日Kを倒した時に散らばったパーツを探す。
ほとんどは見つかったのだが、例のステムのカバーを固定していたボルトが一本見つからない。
当分装着する予定もないが、やはり気分のいいものではないなあ。

1月7日 昨年のうちに届いていたWPのフォークスプリングを取り付ける日程を考え付いたのでディーラーに電話。
今度の週末はディーラーのツーリングなので、それに参加してそのままKをディーラーに置き去りにしようという作戦だ。
その次の18〜19日は用事で上京しているので、12日から最大で今月26日までKを預けておける計算になる。
それだけ日程に余裕かあれば、もし予想外の故障箇所が見付かっても充分対応できるでしょ。

1月8日 我ながらよくこれだけ毎日バイクに関してやることがあると呆れるが、実際にあるのだから仕方がない。
寒さのせいもあるが、先月充電した時にバッテリーの性能が低下しているのは分かっていたので、
そろそろ交換するべくDIYの店に走る。純正品やR1100RSで使っている台湾性のクーロンバッテリー(MFタイプ)も
考えたのだが、ここは価格を重視して四輪用を購入することにした。水素ガスによって端子等が腐食する可能性があるとも
言われているが、自動車のボンネット裏の腐食の程度からしてまあ大丈夫だろうと判断。
いろいろ調べた所自動車用のA19Lのタイプが使えるようなのでこれを探したが、
(注・ご自分でバッテリーを交換される際は、ご自分の車両のバッテリーの型番をよくご確認ください)
現在バッテリーターミナル端子の形状はテーパー型が主流だ。だからB19Lのタイプなら
軽自動車用バッテリーのところを探せば転がっているが、A19Lとなると意外に扱っている店が少ない。
結局三軒回ってしまった。価格は税込みで2604円とさすがに安い。純正バッテリーが税別19800円だから
文字通り桁違いの安さだ。私が購入したバッテリーは開放型のくせに注液および充電済みとなっていたが、
どの程度自然放電しているかわからないので自宅で改めて充電してみたところ、電圧は要充電のレベルだった(-_-;)

1月9日 週末の使用に備えて、整備作業を楽にするため昨年末からずっと空に近かったガソリンを給油しに行く。
先日メーターの修理をした時にトリップメーターはゼロに戻ったのだが、そうなることを予想して予め数字を書き写しておいたのだ。
燃費は17.7km。まあ、こんなもんと考えることにしよう。しかしそうなると、秋頃までのリッター20km台を連発していたのは
一体なんだったのかということになるのだが・・・。走り方はそんなに変わっていないと思うんだがなあ。
あと、時計の照明が何故か点灯しなかったのと燃料計がまるきり狂っていた。
時計の照明は走っているうちに自然治癒したが、やはり古くなっているのかなあ。
先日のメーター整備ではまったく手をつけていない箇所だし。

それから充電しておいたバッテリーの交換をする。しかし今回、どういうわけかこれまで装着していたバッテリーが
車体にひっかかってうまく取り出せず、少し液をこぼしてしまった。まあ、そういう場合の用意はしておいたから問題なかったけど。
ついでに燃料計の方もカプラ―を一旦外してはめ直す。完全な電気式メーターだから、接触不良だったらこれで直るはずなのだ。
試したところ作動は正常に戻ったし、エンジンの始動性も目に見えて良くなった。
しかしこの新しいバッテリー、ちょっとキャップの高さがあるので結果としてバッテリーの高さが以前より増してしまい、
バッテリーサポートを車体に固定しているボルトのネジをあまり締め込むことができない。
どうせサポートも予備があることだしバッテリーをしっかり固定する方が重要なのでサポートが曲がるのを承知できつく締め付けたが、
いつかまたバッテリーを交換する時にはその辺もよく考慮して選ぶとしよう。

1月11日 名古屋の輸入車ショウを見に行った帰りに明日の琵琶湖一周に備えてもう一度給油。14.6kmだった。ううむ。

1月12日 オートショップフタバ恒例の琵琶湖一周耐寒ツーリングに参加する。とはいっても、電熱ウェアがこれだけ普及してくると
耐寒の意味は薄れてきたことは否めまい。実際私の装備なら氷点下2度や3度は楽勝の範疇だから、
気温が氷点下にもならないツーリングなら単なる冬季ツーリングという気がしないでもない。
しかしもっとハードな行程を求めようにもディーラーツーリングで雪道に分け入るのはもちろん無理だし、
結局ここから先は個人のお好みでということになるだろう。
とにかく琵琶湖一周を終えた私は、そのままフタバにKを預けて電車で自宅に戻った。
ちなみに電車とバスの運賃は合計1150円。
これからBMWBIKES誌でも「やる」と宣言したフロントフォークのOHと、WPのスプリングへの交換作業、
それに破れて無くなっていたフォークのラバーブーツを再装着だ。
18、19日の連休は上京しているので、作業時間も十分にあるはず。
これで整備はほぼ一段落・・・の予定なのだが、実は既に次の修理の予定は控えているから始末におえない(-_-;)

1月13日 ディーラーから電話がある。聞いてみるとKのフォークブーツの在庫がディーラーになく、定期便を待っていると
日程的に再来週末までに間に合わないので至急便を使うがいいかという内容だった。
そりゃまあ、2VKのゴムブーツが常時在庫しているとは私も最初から思っていない。
当然OKを出してあとは修理完了を待つことにした。
あと、ゴムブーツがないことを考慮して多少規定値より高いトルクで締め込んであったステアリングステムの締め付けトルクも
同時に再調整を依頼しておいた。

1月18日 私はこの時用事で上京していたのだが、午前中はフラットに居ると掲示板に書き込んだところ
kussyさんと詩神さんが顔を出してくれた。ありがとうございましたm(_ _)m
随分長い間居座っていたのだが、今回R1100RSで来ていた私にはこれといって整備を依頼するネタがない。
この辺ネタがあり過ぎて困るK100RSとはさすがに一線を画しているのだが、それだけではさすがに悪いと思ったので
未だに作成していない部品取りKのスペア用にブランクキーを購入。409円だった。

1月20日 先日購入したブランクキーをいつもの鍵屋でキーカットしてもらう。なじみの客ということで、
今回はなんと無料でやってくれた。ありがとうございますm(_ _)m

1月24日 用事があったので家族で大阪まで車で行き、帰り道で下ろしてもらってディーラーで
フォークのメンテが完了したKを受け取る。費用は49210円(@_@)
しかし、明細を見てみると「これは、むしろ安くないか?」と思えるような内容だった。
(うち、17325円はWPのスプリングが占めている)
部品は高いと思ったが。


で、これがその成果。うーん、あんまり格好良くないような(;^_^A

写真で分かる通りこれまで外れていたフォークのゴムブーツを取り付けたのだが、感想としては正直
「ひょっとしたら、付けない方が良かったんじゃないか・・・?」というものだった(ーー;)
ある程度の高速で走っている時(つまり、ハンドルの舵角が小さい時)は確かにステアリングダンパ―として機能する。
安定が増していい感じだ。多少ハンドリングは重くなったが、充分許容範囲だろう。
(これまでブーツが無いため多少強めにしてあったステムナットの締め付けトルクは規定値に調整しなおした)
しかし、低速走行時や取り回しの時が問題だ。見ての通りゴムをよじることでダンパ―としているわけだが、
構造上抵抗が一定にならないためハンドルを大きく切ると途中でハンドルが重くなったり軽くなったりと変化し、
慣れの問題かもしれないがかなり自然なフィールが損なわれる。
当然耐久消耗品だから破れたら交換しないといけないし、その場合にはわざわざフォークを車体から取り外す必要がある
(これはR100RSでも同じ)先日ブレーキホースの取り回しを見た時(1月5日参照)にも感じたのだが
なんと言うか、日常の整備性や使い勝手に対する高邁な設計思想の勝利のようなもの
(単純に技術オタクと言ってもいいが)を感じてしまった。K100RSが4Vになった時にゴムブーツを捨て単純な
油圧式のステアリングダンパ―を装着したことは、工業製品として正しい進化だったと断言してしまおう。
ちなみにWPのスプリングだが、これまで78000キロ以上を走破してかなりへたっていたスプリングに比べると
明らかに硬くなった。とはいっても大差はなく、プログレッシブレートのお陰で奥の方ではしっかり踏ん張ってくれる。
オーバーホールしたフォークも減衰がしっかり効いていていい感じで、これまでフロントのみが柔らか過ぎて
荷重変化などのストレスが集中していた感じだったがこれでようやく前後のバランスが取れたような感じになった。
リヤはMEチューンをしたいとも思ってはいるのだが、ともかくこれで基本性能はようやく本来の状態に戻ったわけだ。
本当に長かったなあ。それに大変だった(主に金銭的に)・・・しみじみ。

1月27日 二日前に発売されていた別冊CG  超 クルマはかくして作られる を買って読んでいたのだが、そこで気になる記述を発見。
ばねがへたるというのは俗説に過ぎず、長い間使っているうちに塑性変形してばねの長さが多少縮むことはあっても
材料の合金鋼の弾性係数などは変わらない、つまりばねがへたって柔らかくなるという現象は起こらないというのだ。
そう感じるのは、何か別の原因があると。
大いに勉強になったのだが、ばねがへたってフォークが柔らかくなりすぎていると言われてWPのスプリングに交換した
私の立場は一体どうなる?まあ交換した費用に見合うだけの変化は確かにあったからいいけどね。

1月28日 ついでがあったのでKを引っ張り出して給油する。燃費は18.2kmだった。

2月26日 前回からほぼ一ヶ月も間が開いてしまったが、実際この間Kにはほとんど乗っていない。
この時期は仕事が忙しいのに加えてKとRは普段単純に交代交代で乗り分けているので、
たまたまツーリングに出かける予定とぶつからないと距離がまるきり伸びないのだ。
ネタとしてもただ用事で街中を走っているだけとか、ディーラーに部品を注文しに行ったなんてことを
いちいち書いていても仕方がない(それが面白ければ書くけどね)。
前置きが長くなったけど、先月から今日までにちまちまと走って178キロを走行したので給油。
しかし燃費を計算してみてびっくり。わずか15.5kmしか走っていない。一体何があった?
普通に考えて燃費が低下する原因は燃焼効率の低下が主犯のことが多いのだが、
いい燃焼の条件は「いい混合気」「いい圧縮」「いい火花」というのが定説だ。
しかしエンジン調整は先日行ってから2ヶ月ほどしか経っていないし、
体感的なパワーはそれまでよりずっと上がっている。プラグはまだ確認していないが、
そうするとその他の原因を疑ってみた方がいいかもしれない。
ここのところ停車中妙にガソリン臭いのが気になってはいたのだが、まさか燃料漏れか?
これは近々調べねばなるまい。
あと一ヶ月前にOHしたフロントフォークだが、あたりが付いてきたのか当初より作動が随分とスムーズになった。
これまでは少々渋い印象があったのだが、現在は適度に固く締まっていてしかも当たりは柔らかく、
奥のほうではしっかり踏ん張るというWPプロラインフォークの感じだ。
個人的にWPのリアは減衰の効き過ぎで作動感がスムーズではなくてあまり好みではないのだが、
このフロントの感覚は気に入っている。以前400刀にWPのスプリングを組んだ時もこんな感じだったが、
これならわざわざ付けた価値があったというものだ。

2月27日 本日発売のライダースクラブ誌に目を通していたら、プラズマブースターの記事が目に入った。
フラットでテストを行っているという話は以前から聞いていたのだが、測定結果を見ると予想外にいい。
点火系の変更ではフィーリングに違いは出てもシャシーダイナモではほとんど差が出ないことが多いようだが、
このデータをそのまま信じるならばササキのマフラーに近いくらいのパワーアップを果たしていることになる。
これだけなら迷わず装着したいところだが、燃費対策で購入しても結局余計に払う部品代の
元を取ることは難しいし、燃費向上なら後付デバイスに頼らなくてもまずノーマルの状態で
きっちり調子を出しておくのが本筋というものだろう。そう考えると、Kに付けるよりも
むしろRの方に付けた方がいいかも知れないな。リヤサスも交換したいという希望はあるのだが、
5月にKの車検を控えている現在ではそう大きな買い物は難しい。
どっちに転ぶにしても、結局は暫く様子を見るしかないと思われる。

2月28日 リヤに履いていたマカダム50が結構減ってきたのでリヤタイヤをマッハに発注した。
昨秋フロントタイヤを発注したときにはどの銘柄にしようか随分と悩んだが、
今回は単純に前と同じダンロップのD205にするだけなので話は早い。
もっとも、2V系K100の指定サイズに適合するタイヤというのが現在殆ど無いのは事実だ。
フロントが100/90V18で、リヤが130/90V17か140/80VR17なんて、
そんな寸法が前後揃うタイヤは皆無に近いだろう。タイヤメーカーの車種別適合表を見ても分かるのだが、
ほとんどはフロントを110/90V18にして適合可能としているのが実情だ。
いわば代品で、私が選んだD205もその例に漏れない。個人的にはグリップ力さえ確保できれば
タイヤはなるべく細いほうが好みなので(というより、ワイドタイヤにグリップと外見以外のメリットはほとんどない)
極力サイズは純正で揃えたいのだ。
そうは言っても130/90V17をラインナップするビッグバイク用ラジアルはまあ、無い。
バイアスならないこともないのだが、私のLTDモデルはせっかくラジアル対応なのだから
できればラジアルを履かせたいではないか。
従って140/80VR17を選ぶしかなかったのだが、こういう妥協は現代では仕方ないのだろうなあ・・・。
ちなみに発注はR1100RSのリヤタイヤの発注と同時に行った。これで購入金額が3万円を超えるので
送料も代引き手数料も無料だ。実のところKのタイヤはもう少し使えるのだが、
両方で2300円ほど安くなるとあればまとめ買いも悪くない。

3月1日 マッハからタイヤが届いた。税込みで17200円也。
それにしても今履いている130に比べると140は幅広く見える。
とっとと履き替えてもいいのだが、現行のマカダム50もスリップサインまであと0.5ミリほど残っている。
どうせR1100RSのようにハードな走りはしない(できない)のだから
まだこのままでも走れないことはない。あと数百キロの寿命だろうがしばらくはケチでいくとしよう。


左側がそう。右は同時に発注したR1100RS用(17インチ)。サイズの違いに時代を感じます。

3月2日 正直どこが壊れてもおかしくない年式ではあるし
過労気味だったので昨日は20時前に寝てしまった分、朝は早くに目が覚めた。
もうちょっと無理していたら昨年のように過労で倒れていたかもしれないが、
私も伊達にHPの更新やメールの返事を遅らせているわけではないのである(;^_^A

で、R1200Cのデビューフェアに行くため名神高速で滋賀へ出発。
ディーラーに行く前に片付けておきたい用事があったので往路は150程で巡航したのだが、
そうしていると燃料計の針がみるみる左に動いていく。燃料計の表示が本当に正しいかという問題はあるが、
120キロほど走った時点で燃料残量が4割強になってしまったのには私も焦った。
これでは無給油で帰れなくなってしまうではないか。
もちろんK100系の燃費が140を越えたあたりから大きく落ち込むという話は聞いて知っていたし
帰りはもっとゆっくりのペースになるから大丈夫だろうと思ってはいたが、
それにしても推定燃費10キロ/1リットルでは問題があり過ぎる。
用事を片付けてから下道でディーラーに向かったのだが、この時は40キロ強の距離を走って
針は1目盛り(約2リットル相当)動いただけだった。うむ。
で、ディーラーで燃料ホース等からの漏れをチェックしてもらうつもりでいたのだが
停車してみると特にガソリン臭いところが無い。実際には時々臭っているし
それがどこからであれ全く漏れが無いということはないと思うが(タンクのブリーザーの可能性もある)、
どちらにしても漏れはそう大した程度ではないということだろう。
最初の時から比べて燃費は2割ほど悪化しているが、仮に消費燃料の2割が外に漏れていたら
今頃私のKはとっくに炎上しているはずだ。
しかし逆に指摘されたのが、リアブレーキの引き摺り。そういえばここのところ引き摺りが
多少増えているのは気付いていたが、中古として在庫していたK100LTのリヤホイールの
軽快な回り方とは確かに雲泥の差がある。ブレーキフルードの量が多すぎないことはわかっているので
まず間違いなくリヤのキャリパーのシールが寿命なのだと思われるが、
さすがに2V系K100のリヤのシールの在庫はディーラーにもなかった。
果たしてこれが燃費悪化の主犯かどうかはまだ不明だが、その後でR1100RSに乗ってみたところ
KのエンジンブレーキがRより明白に良く効いていたことは体感できたしここの所リヤタイヤの減りが
妙に早かったことの説明もつく(エンジンブレーキは後輪のみに作用するため)。
とりあえずシールを発注して帰宅。自宅近くのいつものガソリンスタンドで給油したところ
燃費は15.4kmだった。大いに不満だが、原因の一つは分かったことだし今回は大目に見よう。
ちなみにK100RSの燃料タンク容量は21リットルで残量5リットルで警告灯が点灯するのだが、
警告灯が点灯してから2キロほど走って給油したところ16.02リッター入ったところで満タンになった。
燃料計よ、疑って悪かったm(_ _)m

それはそうとディーラー在庫していた中古のK100LTだが、ABSもステレオも付いているし走行距離も
2万キロ走っていない上にお値段もお値打ち価格(詳細は直接問い合わせてください)で
言うことは(ほとんど)なしの車両だった。これがあと半年早く入庫していれば私は間違いなくこれを買い、
これをベースに今のRSのカウル類を移植して意気揚々と乗っていたと思われるのだが
部品取り車まで購入してしまった現在ではさすがに今更である。中古車はめぐり合いだと改めて思ったね。

3月9日  FGのサスが4月より値上げするという情報が入る。要するにフロントフォークで有名なパイオリなのだが、
輸入元のデビルテクニカがこれまで宣伝のため安くしていたのをまともな価格にするらしい。
情報としては以前から聞いてはいたがいよいよ4月から値上げとなるとK100RSに装着する計画を進めなくてはなるまい。
何しろ4月からは8万円のサスが12万円になってしまうのだ(>_<)
現在Kの純正リヤサスがあたりが出てきて絶対性能はともかく乗り心地については文句ない状態となっているだけに
正直ここは断念するかとも考えたのだが、やはり高価な社外品サスの性能には瞠目すべきものがある。
やっぱり、金銭的には苦しくても多少なりとも無理をする価値はあるだろう。
それにしても、この手のパーツは何といっても知名度がものを言う。オーリンズと同じ値段にしたら
性能はそう違わないだろうからみんなオーリンズに走ってしまうと思うのだがなあ。

3月14日 松本地検から電話がある。この日は私は電話に出られなかったのだが、呼び出しがとうとうきたか!
とりあえず17日に改めて電話をすることにした。

3月15日 フタバから先日頼んだリヤブレーキキャリパーのリペアキットが届いたという連絡がある。そうなると当然、
早めに取りに行かなくてはいけないのだが明日はちょっと無理だし休日出勤があるから次の週末も怪しい。
ABSはついてないからキャリパーのオーバーホール作業はどこでもできるわけで、
それだったら自宅近くのバイク屋でやれば安く片付くはずだ。どうするべきかちょっと考えてみよう。

3月16日 フタバに電話してキャリパーのオーバーホールをどうしたものか相談したが、結局自宅近くでやることにした。
今は忙しい上に予算も苦しいのだ・・・(-_-;)

3/17 約束通り松本地検に電話をする。内容は予想通り昨秋の速度違反の一件での呼び出しだったのだが、
4月に入って年度が変わってしまうといろいろと面倒くさいこともあるのでできれば3月中に一度来てもらいたいという。
とりあえず3月27日に出頭することを決めて、時間などの約束をした。

3月18日 フタバから荷物が届いた。送料は1790円。着払いだしそれほど荷物を発送するとも思えないから
運送屋も正規の運賃を請求してくるのは仕方ないが、
仕事では普段元払いの荷物を1個540円で送っていることを考えるとやはりなあと思ってしまう部分はある。
運送業界は値段の交渉幅が大きいので、岐阜の私の職場なら非常に限定された行き先ならば
岡山まで荷物一個の送料が300円も不可能ではないのだ。
中には頼んだとおり、今日届いたパーツの請求書が入っていた。

3月19日 まずは昨日の請求書分を振り込む。リアキャリパーのリペアキット+消費税で2520円と、
銀行からの振り込み手数料420円を支払った。
それから岐阜の南海部品でパッドを探す。リヤのパッドは厚みからいってまだ使えなくもないのだが、
どうせキャリパーをオーバーホールしてしまうなら同時に交換すれば工賃は無料だ。
メーカーは正直どこでもよかったのだが、適合表を見ていたらカーボンロレーヌのストリート用シンタードが1セット3900円と
お値打ち価格だったのでこれを発注した。前金で全部払って税込み4095円。

3月21日 デビルテクニカのHPよりFGのサスを発注した。K100RSなどという今や旧車に入る輸入バイク用のサスなど
在庫を持っているとはちょっと考えられないが、私も別に入手を急いではいないし納期が遅れたからといって
請求金額が8万円から12万円に跳ね上がるわけではあるまい。
まあともかく、いつ到着するかが楽しみではある。

3月23日 南海部品からパッドが入荷したとの連絡があったので早速受け取りに行ってきた。
これで週明けには作業に取り掛かれるな。

3月24日 仕事の合間にタイヤと発注した部品をバイク屋に運ぶ。できれば車両本体も預けてしまいたかったのだが
バイク屋の都合でそういうわけにもいかず、肝心のKは仕事が終わってから改めてバイク屋に走って預けにいくことなった。
ともあれ、明日には完成しているはずだ。

3月25日 部品取り車がなかったらパニックになってるとこだな
仕事が終わってからKを引き取りに行く。さすがにリヤブレーキの引き摺りはほとんどなくなっていて、
後輪を回すとおお回る回る!先日ディーラーで「本来はこのくらい後輪はスムーズに回るんだよ〜」と中古車の後輪を
回して見せてもらった時には及ばないが、それでもかなりのものだ。ただし聞いてみたところ、絶対的には充分スムーズに回っているとはいえ
後輪を外した状態でのハブの回り方は少々重かったから、ファイナルドライブユニットのベアリングが劣化している可能性はあるという。
まあ、どうせ部品取り車があるので今回はよしとしよう。
さらに、リアのブレーキディスクを固定しているボルトが一本作業の際に折れてしまっていた。


こんなの。うーん、思いっきり劣化してますね。

話によるとどうも固着していた上に手応えからして半分ねじ切れていたらしく、
破断面を見ても一部に以前から亀裂が入って劣化していたっぽい跡がある。
どっちにしても後輪を固定するとぶっといボルト4本が貫通するから強度的な問題は気にしなくてもいいだろう。
気には入らないけどね。
更に交換したパッドを見せてもらったのだが、う〜ん、なんじゃこの減り方は(-_-;)


左右で減り方違いますねえ。下の方はローターの形に削れてます。右はパッドを下から見たところ。何ですかコレは?

シールが劣化して戻りが悪い状態で長いこと乗っていたためだろうが、左右で減り具合がかなり違う上に上下の減り具合も
大きく異なっている。しかも一部はローターに合わせて丸く減っているし(@_@;)
社外品パッドの品番間違いはまず考えられないが、この寸法は本当に大丈夫だったのか?
正規の厚みが4ミリで使用限界が3ミリの2VKのローター(4V以降は多少厚くされている)は8万キロ近くも走れば
当然といえば当然だがもう充分使用限界に達していて、指で挟んでみてもあからさまに薄い。
しかし測定してみたところ一番薄い部分でも辛うじて3ミリはあったので、もう暫くはこのまま使うことにしよう。
前から時々書いていることだが、クラッチとミッション側の合わせ目からはオイルのにじみが確認されているし
これまで無交換のクラッチにもいつ寿命が来てもおかしくはない。ディスクのローターにしても今回明らかになった
ベアリング疑惑にしてもそうだが、Kのクラッチ交換は車体からクラッチ/ミッション/スイングアームを取り外して行うため
そのついでにまだ2万キロも走っていない部品取り車両のものにごっそりと交換してしまえばいいのだ。
スタンドだけは部品取り車のオートリターン式サイドスタンドが使いづらくて嫌なので移植だが。
(当時はこっちがオプションだったそうだが・・・わざわざ注文する人がいたとは信じられん)
当然費用はかかるが、ディスク一枚購入すると思えば充分納得できるだろう。
今のミッションもやはり相当痛んでいるしね。
どっちにしても、「確か5月だったよなあ・・・」とうろ覚えだった車検の有効期限をついでに確認したら4月22日だったので
こいつをまず片付けてからになるけど、またまた10万オーバーの大出費になるのもそう遠い話ではなさそうだ。うう(>_<)
ちなみにリアブレーキキャリパーのオーバーホール(含・リアのパッド交換)とタイヤ交換で、工賃は税込み11550円だった。
これは充分納得。

3/27 決着!
松本地検に出頭するべく、会社を休んで松本に向かう。本来はバイクで行くつもりだったのだが、
天気予報を見ると午後からは雨だったので車で行く。
しかし往路の中央高速と長野道はどピーカンで、「こんな天気に俺はなんでバイクじゃねえんだあ!」と
およそストレスが溜まることおびただしかった。


まあ、車だからこそこういう写真も撮れるんですが。長野道で。

というわけで、多少遅刻してしまったもののやって来ました松本検察庁。


ここやね。余談ですが法務局も同じ建物でした。

早速担当検察官との話(取調べ)に入ったんですが、検察官の方は最初に厚さ2センチほどもあるファイルをデンと机に置いて、
「ここに君を有罪にできるだけの書類は充分揃えたから」とのっけからプレッシャーをかけて来ました。
もう完全にやる気充分って感じです。こんな事件のためにそこまでしてもらって申し訳ないm(_ _)m
で、色々と話を聞かせてもらったんですが、要略するとこういうことです。

・スピードメーターが具体的に何キロ狂っていたと立証できなければ、
私の証言だけではまず通らないであろうこと(これは最初から私の泣き所だった)。
・メーターの誤差が私の言う通りだったとして、その範囲は車検時に認められる誤差の範囲であるため
整備不良車とはならず、従って通常の車両として速度違反を判断されること。
・過去にそのような理由で減刑された判例は存在しないこと。
・80キロを超えないように走っていたとは言っても、それは制限速度を超えないように走っていたが実はオーバーしていた
(この場合過失とされ、減刑された例はある)というのとは異なり、制限速度を超えているのを自覚しており
単にその超過速度の範囲を自分で決めていただけだから過失ではなく故意にしかならないこと

以上のような理由から、裁判になっても罰金額がこちらの希望通り減額される可能性はまず皆無だという説明は
私にとっても充分理解のできるものでした。なるほど。
幸いにも取調べが午後までかかったので昼休みを挟んで一度仕切りなおすことになり、
その間に近くの食堂でミソラーメンをすすりながらじっくり考えてみた。
当然焦点は裁判をするかしないかだが、裁判をしても費用が安くなる可能性はほぼ無いと判った以上
事件発生現場を管轄する木曽地裁で裁判をやるというのは結審まで私が仕事を休んで木曽まで行かないということです。
となると、往復の費用がかかる分かえって高くついてしまうわけ。
もともと今回は取り締まり自体には充分な正当性があったと納得した上で、
「しかしながらメーターの狂いがあったのでできることなら情状酌量で罰金を安くしてもらいたい」と始めたのだから
それが無理だと分かったら金銭的負担を減らすためには引いた方がむしろ賢明ということになります。
もともとメーターの狂いがなければ素直に略式に応じていた話ですからね。
大変な労力を払って分厚い書類の山を作成してくれた木曽署のK氏には申し訳なさを感じつつも、
午後からの取り調べで略式に応じることを述べて必要書類を作成して帰ってきました。
これで、判決が郵送されてくるのでその分の金額を払い込めばおしまいです。

3月30日 車検に備えて、自賠責更新の手配を保険屋さんに頼む。Rの車検は全てディーラーに任せている私だが、
今や誰にも信じてもらえないとは言えこのKはあまり金をかけずに楽しむのが基本方針だったし、
あれだけ整備に整備を重ねているのだ。車検くらい眠っていても通るくらいでないと困る。
というわけでユーザー車検で通すことに決め、保険屋さんにはKの車検証をFAXして送った。

4月1日 ユーザー車検で鬼門といえばヘッドライトの光軸調整だが、私のKにはどういうわけかリフレクターの周りにある
ライトバルブを取り巻くリング状の部品がついておらず、そのせいかどうかはわからないが配光パターンがどうも変だ。
最初はてっきり右側通行用レンズが入っていると思っていたほど、右上にも光が届くのである。
これで車検を通るかどうか正直自信はなかったので本来のオーナーにメールで質問したところこれまで
ユーザー車検で何の問題もなかったという返事が来た。それならまずは安心だ。

4月4日 陸運局に行って車検に必要な書類一式を購入してきた。合わせて141円。自宅に戻ると保険屋さんから
自賠責の書類が届いていた。これで保険料を振込めば大丈夫だな。

4月5日 Kの話が来てからちょうど一周年だ。正直言って全然記念日という気がしないのだが、
ともあれ私のバイクライフがこれで大きく変わったのは事実だ。まあこれからもぼちぼち、だな。
久しぶりに給油をする。ここのところどうもよろしくなかった燃費だが、結果は17.3km。一回だけでは断定できないが、
リヤブレーキの引き摺りがなくなって多少は改善されたとみるべきだろうか?とはいえ、絶対的にはまだ不満だ。
どちらにしても原因がそれだけとは考えていなかったので、他の要因も探らねばなるまい。
まずは燃料漏れの点検。その次に意図的に濃い目にしてある燃調だ。もっとも、燃調については
これでエンジンは非常にいい回り方をしているので無理して変える必要はないと思っている。
それでも原因を探るためには一度薄くしてみるのも悪くないだろう。どちらにしろ濃い目にしたから
回し気味に走れと言われているのだが、次に捕まると60日免停だから回して走るのもなかなかハイリスクだし(苦笑)

4月8日 自賠責の保険料を振り込む。18440円に振込手数料を足して、合計18545円だ。

4月10日 デビルテクニカにFGサスの納期を問い合わせるべくメールする。もともと値上げの前の駆け込み発注だし
今のサスの性能に(攻めた走りをしない限り)それほど不満はないので正直言ってまったく急いではいないのだが、
デビルテクニカのHPを見てみると私が発注したサスのBMW用はほとんど即納に近いようなことを書いてある。
多少は話半分と大目に見るにしても、オーダーした時にも「納期が遅れるようなら連絡してくれ」と
備考覧に明記しておいたのに何の音沙汰もないというのはやはりあまりいい気のするものではない。
しかし実は4月16日現在、未だ何の返事も届いていなかったりする。しっかりせいや!

4月12日 木曽福島簡易裁判所から判決文が郵送されてきた。ちなみに「被告人を罰金5万円の刑に処する」というもの。
まあ、こんなもんでしょ。

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