毎年のこの旅行もこれで4度目になる

今年は四国にしようという計画だったのだが

諸般の事情により北海道に変更になった

かえって嬉しい(笑)

しかし問題がひとつある

3年前の北海道で私は自分の経験を駆使した凄いドライブをした

道東を中心に個人的お気に入りスポットは大抵制覇した

つまり今回はひとつ間違うと

二番煎じor出がらし旅行に成り下がる

しかしツーリングマップルと観光ガイドを30分眺めてアウトラインは固まった

前回ほどではないが許容範囲のルートだろう

なんてったって北海道はこれで8度目だからなv( ̄ー ̄)


一日目

滞在日程を少しでも長く取るため
会社を早退しての出発となった

しかしこんな日に限って仕事が立て込む

遅れたために急ぎに急いで

荷物を取りに戻った自宅の滞在時間は僅か8分

生命線である給料袋も大慌てで持ってきた

そして空港直行のバスの中で茶封筒を取り出す

中に福沢諭吉の姿がない

新渡戸稲造も夏目漱石もない

代わりに

OB諸氏の皆様へ 現役部員による活動報告会のご案内

あと大学周辺の地図が一枚

給料袋の隣にあった案内状を間違えて持ってきてしまった

これから北海道に向かおうというのに

手持ちの現金は2400円からのスタートである

旅客機の窓から眺める夕日は美しかったが



私の心は
空の色も凌ぐかのようなディープブルーだった

苫小牧の宿に着いてから気を取り直してセイコーマートに行く



私の好きなサッポロクラシックとガラナ飲料

後者はそんなに好きでもないが

これがなくては北海道は始まるまい

ちなみにリボンナポリンはどうでもよい


二日目

予め送っておいた車を受け取るためフェリーターミナルに行く



こんなのを飲みながら到着を待つ



時間通りにフェリーはやって来たが



同時に雨まで連れてきた(。><)

豪雨の中を傘なしでフェリーまで疾走

ちなみに案内した係員はしっかりマイ傘を装備していた

何故客の分を用意しないのだ?

好感度マイナス30ポイントってとこだな



そんなわけで
嵐の旅立ち

・・・。

・・・・。

・・・・・またか!!

しかし高速道路に入ると



私の心がけを象徴するかのように雨も止む

誰であろうと口出しは無用に願いたい



一路小樽へ



まずは交通記念館を訪れた

エントランスをくぐってすぐの



こんなのや



こんなのを見たときには帰ろうかと思ったが



こんなのや



こんなのやこんなのは見応え充分



これは最近廃止されたという現金輸送車輌のマニ車

実物は初めて見た

そもそも存在を知らなかったという説もある(;^_^A



数十億の現金を監視役の職員とセットで運ぶ

列車強盗を狙うならこれに限るな(笑)



郵便車輌の展示もなかなかキッチュだ



基本的に鉄道マニア向けの施設だが

悪いこと言わないマニアだったら一度は行っとけ

そうでなくても多分損はしない



しかしこれに時間を使いすぎて小樽観光は時間切れ

大半の店が閉まってしまい思ったように見ることはできなかった



これは日本銀行小樽支店

できれば昼間に来たかったところだ


三日目



稚内を目指す途中で北竜へ立ち寄る



ここは
ひまわりの町を自称している

町の入り口には
「ようこそメルヘンの里へ」と書いてある



ひまわりを模した街灯



巨大なオブジェ



レンタル自転車まで
黄色い

狂気への入り口かどうかは
好みの別れるところであろう


もっとも以前から言われていたことだが

ここのひまわり畑は連作がたたって往時の勢いはない



時期の問題も考慮する必要はあるにしろ

9年前はこんなだったのだ



それに比して当時より充実していたのが海外のひまわり





こっちの方が充実しているのでは?と感じたのはここだけの秘密だ

それから併設の屋内売店に行ったのだが

 

 

360度どこを向いても
ひまわりである

郵便局までこんなのだ



率直に言ってこの町は



留萌から海沿いに出て

稚内までの道をひた走る

およそ10キロごとに一枚撮影しているので掲載

見て飽きないように

北海道未体験の方は驚愕してもらいたい

留萌周辺だ
ただ北へ向かう
たまには町もある
有名な鰯番屋の近くだったと思う
景色だけで
お腹いっぱいになりそうだ
風力発電の風車
羽幌だな
風車は以前よりずっと増えていた
オロロン鳥の巨像のある近く
たぶん遠別の近く
流れが良ければ
追い越しも必要ないので
単調だがそれでも飽きない
20キロくらいは追走している計算か
BMWには結局ぶっちぎられた^_^;
柵は冬には防風壁になると
以前聞かされた
取締りがなければ
右足は床に固定だったろう
国道もそろそろ終わり
手塩の町だ
日本のマイベストな道・道道106号
併走する国道40号は
一度も走ったことがない

ここを走っていれば
浮気する気も起こらない
単調といえば単調だが
景色を見ているだけで楽しい
昔観光バスでここを走ったときには
バスを抜いていくバイクを見るたびに
ストレスが溜まりついには
降ろせ〜!!
と、バスの中でマジ叫んだことがある

そこから一旦進路を逸れて



サロベツ原野に向かう

日本で地名に唯一”原野”を冠する土地サロベツ



東西5キロ、南北22キロの泥炭層からなる湿地帯だ



面積実に2000ヘクタール

これが原野だ

しかし

もっとも

単純に考えて、スケールならば阿蘇の外輪山はここを上回るだろう

それでもここに限らず

北海道の自然のスケールが九州を上回ると思える理由を

実際に大きいからだろうという理由以外にいろいろ考えていたのだが

悟った

鍵は空気にあるとみた

空気が汚れておらず、遠くまで景色がくっきりと見えるのだ

九州との比較はあちらの名誉のため控えるが

おお我が故郷の岐阜県では

空も雲ももっとくすんだ色をしている

山はこれに比べたら白いホコリをかぶったかのようだ

南部に限った話だけどな

それから利尻島をバックに写真を撮ってホテルに直行

昔稚内で定宿にしていたどみんご組の隣のホテルだった



今はもう閉鎖されて往時の面影はないな



往時だ

断っておくが族ではないゾ

その晩は町内の夏祭りだった

実は10年前にもこの祭りに出くわしたことがある

その時はもっと寒かったので

参加する方も上着着用が当たり前

カーディガンすら珍しくなかった

セーター着た小学生が白い息を吐きながら
水風船
で遊んでいた
夏祭りの光景は
未だに焼きついて離れないが




今回はそれより少しばかり普通だったようだ

少しだけだけどな



最後には花火も上がった

稚内はがんばっている


4日目

まず目指すは稚内公園

実はこれで四度目だったりする

以前タロの子孫をここの売店で飼育していたこともあったが

ここのメインは南極越冬隊の犬の慰霊碑とか

以前に比べて北海道全域でずいぶん増えた風力発電の風車とかよりも

やはりサハリンを偲ぶモニュメントだろう



氷雪の門をはじめとして

その重さは実際に行かないとわかるまい

中でもやはりこれだろう



こみ上げる想い

突き上げる怒り

燃え上がる民族の血

ここは行く度に気持ちが新たになるな

次はノシャップ岬へ



10年ぶりに訪れたそこは
ずいぶんと変わり果てていた



10年前だ

以前なら岬を見るには一分で十分だったが

今回なら五分くらいかけてもいいかな

そして変わらないのが寒流水族館

アカウミガメの水槽は狭すぎるだろうとか

寒流水族館になんで電気ウナギが居るんでいとか



このブキミな物体は一体なんなのだとか



食べたら美味しそうだとか

言いたいことがないわけでもないが

これで全て許せる



回遊している正面の魚はあの
イトウ

海水に慣らして飼育しているここの目玉

ここは以前訪れたときのままだった



有名な半ドーム型の長大な防波堤

負けじとタクシーが長大な列を作っている



そして最北端の稚内駅



ここが
日本で一番北のホーム



これが
日本の鉄道の北の果て

オチなどない



そして稚内の町を去り



宗谷岬を目指す



一応のお約束を撮ってから向かうのは
その裏

方角的には
最北端の碑の更に北になる

モニュメントの上で最北気分に浸る愚民たちを嘲りつつ



最北の場で自己満足に浸るのだ

それから常呂に向かう

寄り道はほとんどない

ただ走るだけだが

それだけで楽しめるのが北海道である

スコットランド似といわれる宗谷丘陵
単調な道をひたすら南下する
猿払が近い
浜頓別の近くか
たぶんそうだと思うが・・・
走りやすさはそんなに変わらない
変わるのは天候と
景色だけだ
あと気温も少し高くなるが
ただひたすらに走る
走る
既に記憶はヤバくなっている
南下しているのは間違いないが
速度感覚と距離感覚は麻痺している
そうはいってもカニの町・紋別は近い
宗谷岬からこの紋別まで
ほぼ180キロだ



キャンプ場のような一角に唐突に現れるモニュメント

さすがは紋別と言いたいところではあるが

ここまでリアル志向ならできることならば

全長50メートルの全身像を作って
口から火を吐いてもらいたい

そして紋別を抜け
コムケ湖は今回も行き損ね
湧別の町だが
町の画像が二枚続くと
ようやく文明と再会した気分になる
左はサロマ湖だ
唐突だがホタテバーガーは
個人的にはいまひとつだったか
途中でオホーツク国道を外れて


そして到着したのは船長の家



常人には食べきれない異常な量の食事を
確信犯で出す変態民宿である


これがマズかったらそれでおしまいなのだが

食材がえらく豪華で味も良いから

私もこれで三度目の宿泊だ♪d(⌒o⌒)b♪

宿から徒歩2分のサロマ湖の夕日も素晴らしい



今回は天候の関係で今ひとつだったが

ちなみに食事はこんなのだ

泊まる度に献立は違っているのであくまで参考だが

まず最初にこんなのが出てくる

これで3人前



これだけでも充分に「オオ!!」てなもんではある


これが基本だな

かにめし、カニのサラダ、カニ茶碗蒸し、魚の煮物、味噌汁に後一品は忘れた

そして周囲にはこんなものが配膳されている


ハマグリ


カニをほぐした汁物


蒸し蟹


今回タラバは以前より少なめだった
一人のノルマはタラバ半身と毛がに1パイである


よくわからない魚


鮭のフライだ天婦羅ではない


中途リタイヤを予め考慮してかデザートは最初から出ている

カニばかり食べて食傷気味になるなかで

一番美味しく感じたのがこのメロンだったというのは
ここだけの秘密だ


これでようやく初期装備の解説終了

ここからは後から運ばれてきた分だ


ホタテ貝


牡蠣(3人分)


船長の家で無駄死にする食材の筆頭、北海シマエビ
これで3人分と以前より大幅に量が減っていた
食べるのは初めてだったが味はなかなかいけた


上の写真でスタンドと化した毛がにを一枚撮っておく


貝はこれも3人分


カニの吸い物でようやくジ・エンド

見ての通り異常な量でとても全部は食えたもんじゃない

しかし

ある意味強烈なカタルシスは味わえる

ちなみに私は食べすぎて部屋で倒れこんだ

二日続いたら新手の拷問になるぞ

これで儲けが出ているのか行く度に心配になってくるが

行く度に建物が増築されてることからしてたぶん無用の心配なのだろ


5日目

布団は薄いがそれなりに快適な睡眠から覚め

出発の前に朝食だ

しかし昨晩の食事は以前より少し量が減ったと思ってはいた

疑念を抱きつつ朝食に行くと



増えている

以前は朝食だけはまともだったのだがな

そして行きつけのスーパーで海産物の土産を買おうとしたら

鮭がまだ揚がっていない

帆立貝もない

運がないなあ



レーダー付パトカーのネズミ捕りは難なくクリア

こうして写真を撮る余裕すらあった



そしてチミケップ湖に向かう

北海道三大秘湖のひとつだ

道はダートで行くのは初めてだったが



行った価値は充分あった

観光化されておらず、俗化していないのがいいな

さて、昼食の時間だ

昨日残して預かってもらっていた毛がにと北海シマエビも片付けねばなるまい

以前は衛生上の理由で食事の持ち帰りなどはできなかったが

今回は翌朝まで袋に入れて宿の方で預かってくれるようになっていた

大いに有難いな

これまで無駄にその生命を全うしていたシマエビにも
ようやく日の目が巡ってくる
というものだ



そういうわけで陸別駅前のベンチでカニとエビをナイフと鋏で解体しながら食べる

いい年した大人が3人も揃って駅のベンチでカニを食べていたわけで

すっかり怪しい集団なのではあるが

味はよかったので許そう

ちなみに陸別駅は陸別道の駅と建物を共用している

これが本当の道の駅



足寄を素通りして帯広駅前へ

ラリージャパン2004のスタート地点となったところだ

できれば開催時に来たかったものだ



これは六花亭の本店

店は落ち着いた高級な雰囲気だが

店内は落ち着いてない客たちで溢れかえっている

実は価格はかなり安い

普通のケーキなどシャトレーゼより安いくらいだ

店内ではコーヒーが無料セルフサービスで飲めたりする

そして忘れてはいけないのが



本店限定販売の
サクサクパイ

知る人ぞ知る存在だったが最近は結構有名

生地が湿気るので3時間以内に食べろとある

お値段は120円とリーズナブル

黙って買うことをお薦めする

なおマルセイバターサンドはどこで買っても価格は一緒

25度以上で溶け出すので購入はできるだけ後回しにした方が無難だ

無論、すぐ食べるならこの限りではないが

さて、他に帯広で有名な店というと



やはりここではなかろうか

並んで時間がかかるというのでこれまでずっと敬遠していたが

おやつにどうかと思って行ってみた

ホテルの夕食のことなど既にイカゲル星の彼方である

しかし



この行列はいったい何なんだ

気分はまるでロシア人

お盆の時期でもあり観光客がかなりを占めていたようでもあるが

それでも店内に入るまでに60分待った

ちなみに店内で注文してから出てくるまでに25分待った

有名な話だがここは
価格の順に松<竹<梅<華

で、三人で実験してみることにした


これが竹





華だ

すまんm(_ _)m

味はうな丼ライクなもので非常によかった

有名になるだけの味ではあったな



そして雨は本降りに

温泉宿ホテルへの道を急いだものの

食事はまったく急がず極限まで遅らせてもらった

しかしだ

予想以上に待たされたためぱんちょうの豚丼は18時になった

一番遅らせてもホテルの夕食は20時

そして出てきたのがこれだ



食生活は既に常軌を逸している



十勝川の花火大会もこの日行われていた

広大な平野での花火は遠めにもなかなかの見物だったな

珍しいモール泉の温泉も二度目だが非常に気に入った

循環湯かどうかは知らないが

そして夕食の後二日続けて食べすぎで倒れこんだのだが

夜の12時頃に復活したので六花亭の袋を開け

買ってきたケーキ3つと二つ目のサクサクパイの片付けにかかる

もはや人間の生活ではないな

サクサクパイは作りたてに限るというのも新たな教訓だった

人間は体験を経て成長していくものだ

体重も含めて(核爆)


6日目

旅も終わりが近い

この旅行記も終わりが近い



車を先にフェリーに積むのに備えてから朝食

バイキングなのであまりセーブはしなかった

食べれるときに食べておく主義なのだ

そして帯広から私の愛する
夕張

現地で夕張メロンを安く買おうと訪れたのだが



なんと農協の直販所にも在庫切れ

今年は早く終わってしまったらしい

ロードサイドの販売所に足を伸ばしたところ

あるにはあったが在庫僅少で値段が吊り上がっている

3年前にはB級品を格安で買って夕食はメロンだけなんてこともやったがこれでは無理

やむを得ず

お土産にメロンをリクエストしていた友人たちには

代品として夕張スイカを買い込んだ

夕張産の丸くて甘い果物で

外が緑で中が赤いからまあいいのではなかろうか

もっと安い夕張カボチャも検討したのだが

冗談が通用しない可能性を考慮して止めにしておいた



そして高速道路をひた走る

片側一車線の道路ではない

右側は中央分離帯だ

これに慣れると首都高は走る気になれないな



そして苫小牧で荷物もろとも車をフェリーに積み込む

身が軽くなったところで電車で札幌に移動して夕食

昼食を抜いたにもかかわらず
午後6時に未だ満腹感に包まれていたのには問題がなくもないが


7日目

最終日である

既に機動力はない

そんなわけでただの観光旅行だ



北海道旧道庁舎

やはり外せない観光スポットだろう



内部はこんな感じだ

自治体レベルで発行している北海道各地の観光案内パンフがここなら無料で揃う

ありがたく戴いてきたが

もはや遅きに失した感120%ではある



これも観光ガイドでおなじみ

あまりといえばあまりな名前だ

宣伝するなら是非ハルク・ホーガンを起用してくれ

続いて

一部では

日本三大がっかり名所筆頭といわれる



札幌の時計台

11年前に初めて見た時には俺もそう思った

バスの窓から見たあの時はここが価値ある観光名所だなど冗談にしか聞こえなかったのだ

だが

今回初めて中に入ってみて判った

建物にまつわる数奇なヒストリー

120年前の精緻を極めた時計のメカニズム



往時の面影を留める内部

札幌随一の観光名所にもっともふさわしい

見てくれがいまひとつなのが玉にキズだが



2003年に竣工した新しい札幌駅ビルには今回はじめて行った

またの名を
JRタワー

どう見ても塔じゃねえだろという気もするが

ゴーメンガースト城を連想させるような天理教本部周辺ほどではないにせよ

160万都市の玄関口に恥じない壮大な建築物である

とはいえ

かつてライダーチャリダーの定番野宿スポットだった昔日の面影はもはやない

「ああ俺が寝袋で寝たのは奥のガラス張りから東に30歩の地点だった」とか

思い起こすのは複雑な心境だった



それからバスで向かうはサッポロビール園

実は行くのは初めてだったりする

何しろ
毎回自分で運転していたからな(^_^;)

ルールを(なるべく)守って安全運転

なぜか内部撮影禁止のビール博物館を見てから

有名なジンギスカン食べ放題に向かう

オーストラリア産の羊肉はなかなかいけた

某チェーン店より確実に味は上

できれば高い方の肉を選びたい

しかしここで最大の驚きはジンギスカンではない

あの中央が盛り上がった形の鉄鍋は蒙古軍が自前の鉄兜を調理具に利用したことに由来するのだが

鉄が鈍って防御力が下がらないかとか

中が真っ黒に煤けて被りたくないとか

羊肉の匂いが染み付いて集中力を妨げないかとか

そんなことはどうでもいい

最大の驚きは
ビール

厳密には産地直飲ではない

サッポロビールの生産設備は現在全て千歳に移転している

千歳のマンション価格は非常に安くて欲しくなったのだがそれはおいといて

ビールは生物

出来立てが何と言っても一番美味い

そう聞いた言葉が真実だったと実感する

サッポロクラシックを頼んだ

黒ヱビスも頼んだ

香りが違う

味は全然違う

深みはそのまま喉ごし別物

妙な雑味や苦味はない

麦茶並みに飲みやすい

正直ビールはあまり好きでなかったがこれは別物

これなら潰れるまでいくらでもいけるぞ


俺は間違っていた。


このクラシックは本物だ

今まで飲んでいた
缶入りのほうが偽物だ!!


問題はその後内地でビールを飲む気がしなくなったことだ

さてメニュー表で目に留まったのが



ナポリン

最初の方でも書いたサッポロが誇る北海道限定清涼飲料

そのカルトなこと比類なき無敵の王者

ラック色素がもたらす
毒々しいオレンジ色

はじめて見た時は合成着色料に違いないと思っていたがどうやら天然のものらしい
カイガラムシ科ラックカイガラムシ(Latifer lacca KERR.)の分泌する樹脂状物質より抽出して得られるラック色素だそうだ

一袋10円のクッピーラムネを水に溶いて炭酸を加えただけのような
チープな味

かすかなシャンペン調の口当たり?

レッドオレンジの爽やかさをイメージした清涼感のある味わい?

嘘だ

絶対嘘に決まっている


疑う人は自分で試してみてくれ

今なら楽天で取り寄せもできる

24本セットと敷居は高いが(−−〆)



併設されていたファイターズの屋内練習場

地元の球団として愛されている印象を受けた

B・Bのあの濃いツラ構えを私はどうも愛せないのだが

ファンにとっては些末な問題なのだろう



そして再び内地へ

名残惜しかったが

あと10年くらい旅していたかったが

諸般の事情がそれを許さない

さらば北の大地よ

Tshall return




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