ｂｅｅｍｅｒｓ−ｃｌｕｂ．ｃｏｍ２００４年戸隠オフラインミーティング

今年７月から有料化し、パスワード管理をする完全会員制に移行した日本最大のＢＭＷモーターサイクルのサイト・ｂｅｅｍｅｒｓ−ｃｌｕｂ．ｃｏｍ。
有料化には賛否両論ありましたが、有料化前は管理者の望む形でない方向性の投稿が増加して管理運営の負担が
明らかに過大と思われる状況になっていましたから、サイト存続のための現実的な妥協案として有料化は
選択肢としてかなりましな方だったと思います。
管理者の手弁当と熱意で無料サイトを長期間維持していくというのは並大抵のことではないと経験上断言できるんですが、
サイトの規模も管理体制もココとは比較になりませんからね。よくぞ続いたものだと本当に感心します。
さすがに有料化してからは投稿数も激減して情報ソースとしての価値が大幅に下がったことは否めませんが、
その代わり削除されることを前提とした投稿や明らかな荒らしはほぼなくなって雰囲気は格段に落ち着きましたし
伝え聞くところによると会員数もだんだん増えているそうで喜ばしい限りです。

で、今年はそういう体制変更に従って「ｂｅｅｍｅｒｓ−ｃｌｕｂ．ｃｏｍサイトとしてのオフミは行わない」という告知は
早々と出ていたんですが、有志の方々が中心となって実質的には昨年までとほとんど同じ形で行われることになりました。
要するに土曜日の昼頃から（一部の方は金曜日から）キャンプの装備を積んだＢＭＷライダーが次から次にやってきて、
勝手にテントを張っては夜が更けるまで駄弁って飲んで食べて、翌朝帰っていくという簡単に書くと本当に身も蓋もないような形です(;^_^A
もっとも、参加者は５０名ちょっとと例年の約半分。例年中心から少し離れたところに陣取っていた私の所属クラブも
今年は私一人だけの参加となったように、有料化するとさすがに規模の大幅縮小は否めませんでした。
今年はＢＭＷＢＩＫＥＳからの取材もなかったですしね（ちなみにボクサージャーナルは取材に来たことはない）。
しかしコアな方々の面子がほとんど変わっていないので、参加人数が減ったという実感がほとんど沸かないのは何故なんだ（笑）

で、かくいう私は東京から直行して夕方６時半くらいに会場に到着。既に辺りは暗く食事はほとんどの方が済まされて
キャンプファイアな時間に移りつつあったので私の到着に気付く人はほとんどおらず、私もそれをいいことに自分で簡単に食事を済ませてから
ステルス状態で幾つかの焚き火の輪に入っていって顔見知りの人を驚かせて遊んでました（笑）

夜が更けると毎年こんな感じです。焚き火やランプを囲んで飲んで食べて・・・ですね(^^)
今年は前年対比５０％減という説もありますが、気にならず（＾◇＾）


その輪の中はこんな感じ。


大きな火のところには人がいっぱい集まります。

ちなみに戸隠オフミという有志の方々が自分で道具や食材を持ち寄って思い思いの店（無料）を開くのが恒例化してますが、
今回は私は何となく悪いような気がしてそういうところからは何も頂かずじまい。
もらいに行けば食事の準備も何もしなくてもそれだけで夕食はOKだったでしょうが、
あれは全て有志が自腹切ってやっているものですから自分ではそれに対して何も返せない以上
他人の善意だけを当てにして行くというのはやはり問題あるでしょうし。
もっとも、その後のランプを囲んでの宴会ではつまみの類など大して遠慮してなかったという説もありますが（大汗）
で、今回は日程が９月上旬だった関係で比較的暖かく、おかげで寒い思いをしないですんだ宴会も
午前１時くらいにお開きとなりました。今年は徹夜で飲み明かす方はどうやらおられなかったようです(^_^)

それから私は太陽が昇る前に起床。Ｋ日記に書いた通り一昨日から無茶な行程をこなしていたんですが、人間なんとかなるものです（笑）
で、何をしていたかというとその間写真を撮っていただけでした(^_^;)

キャンプサイト全景。この時点で５時くらいです。


二年前にも同じような写真を載せました。ありがとうございますm(_ _)m


日の出の瞬間。Ｒ１００ＲＳがシチュエーションにやたらとはまってます(^。^)

通常朝食が終わるとほとんどの方々は次々と帰路につかれるんですが、今回は私を含めた一部の方々でお互いのバイクを乗り比べる
ミニ試乗会のようなものがあり、私もこれまで乗ったことのない車種など大いに堪能させていただきました。
ご協力いただいた方々にはこの場を借りてお礼申し上げますm(_ _)m
私のＲのフロントサスの動きが悪かったとか(^_^;)、別のとある車輌は
「このハンドルの不自然な重さはステムの締め過ぎかベアリングの不良では！？」と思ったり、
まあそういうこともあったんですが、ディーラーの試乗車とは違いますからね。ともかく、私には大いに参考になりました。

すっかり閑散としたキャンプ場。

以前ＢＭＷＢＩＫＥＳ誌に「このイベントは日本のＭＯＡのようになっていってほしい」と書かれたことがある戸隠オフミですが、
親元のサイト自体が大幅に門戸を狭めたため今後ともそうなる方向に成長していく可能性はほぼなくなったとみるべきでしょう。
また、私は行けませんでしたが今夏北海道で開催されたBMW Motorrad Bikermeeting ２００４は方向性として
ヨーロッパでのバイカーミーティングに近いものを目指していたようですし、ｂｅｅｍｅｒｓ−ｃｌｕｂ．ｃｏｍの参加規模の大幅縮小に伴って
以前より小粒なイベントになったとの印象があったのは事実です。
ですが私にとって喜ぶべきだったのは”オーナーズクラブやマスコミ・営利団体と一切関係ないところで有志が行う全国規模の集会”という
当初からのスピリットが変わらず続いていたことと、アツい方々も相変わらず健在だったと確認できたこと。
有料化になった時点でｂｅｅｍｅｒｓ−ｃｌｕｂ．ｃｏｍの将来を正直なところかなり危惧していた私としては、
これだけの台数が集まるとは正直思っていませんでしたし（＾_＾；）
ともあれ、戸隠オフミの未来に乾杯！です。

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