2003年道の駅中部スタンプラリー
ファイナルin鈴鹿

2001年から中部地区のディーラーが合同で毎年開催している道の駅スタンプラリー。
全てを回るとそれだけで日本縦断に相当する2000キロほどを走らないといけないというなかなか壮大なスタンプラリーでして
私も最初の年に参加した以外は事実上ご無沙汰なのですが、昨年より鈴鹿でも開催されるようになった
ボクサートロフィーとも重なりますしイベントがあれば顔を出したくなるのが性というもの。
幸いにして日程が取れたので行ってきました。

さて、鈴鹿サーキットで開催するという性質上当然のごとく参加には鈴鹿サーキットの入場券が必要です。
本来はその前日までに前売り入場券をディーラーさんで購入しておくようお願いはあったのですが、
それまで別件で忙しくディーラーに顔を出している余裕がなかった私は「まあ、当日行っても何とかなるでしょ」と
無視しておりました。
で、当日鈴鹿至近のササキスポーツクラブさんに行った所、こんな趣旨の張り紙が。
「本日はスタッフ全員がボクサートロフィー及びイベントのため鈴鹿サーキットに行っておりますので休業いたします」

・・・。

・・・・・・(;^_^A

ちょっと熱意入りすぎだったかも(笑)
というわけで前売り券が入手できないままサーキット入り口までやってきた私は、知人を通して前売り券を手配してもらい
何とか事なきを得たのでした。
ササキさん無理を聞いていただきありがとうございましたm(_ _)m


というわけで、パドック入り口のゲートの前で知人の戻りを待つ(^_^;)

しかしこの日は鈴鹿FUN&RUNというサーキットを挙げてのイベントも兼ねてまして、その中のレースの一環として
ボクサートロフィーも開催されています。そんなわけで何故か(笑)案内板に逆らって会場ではなく
ピットとボクサートロフィー受付の方に向かった私はそちらの方にも挨拶をしてからあらためて会場のCパドックに向かいました。


ボクサートロフィー受付の前には8耐の参加車輌が展示してありました。奥には凄い御方が・・・。


その奥、ピットの様子。

そしてようやく会場入りしたわけですが、受付をすると参加賞のピンバッジと500mlのペットボトルジュースが一本貰えました。
果たして私のようにスタンプラリー完走どころかエントリーすらしていない人間がアンケートに答えるだけでこんなものをもらっていいのか?
という気分になってきましたが、ともあれありがたくいただきます。9月中旬とはいえこの日はまだまだ暑く、
500のペットボトルは本当に有難かったですね。
ちなみに暑がりの私は500mlだけでは水分が到底足りず、会場にいる間にあと1.4リットルほどジュースを追加購入しておりました。
8耐の時には一人で1.5リットルペットボトルを二本空にしますから、それに比べたらああ、涼しいかなと(^^;)


会場遠景。照明塔だけは何とかしたかったんですが構図が・・・(-_-;)

で、スタンプラリーの表彰式ですが実は特に何事もなく終わったというのが正直なところ。
これで三度目ともなれば司会をされるディーラーさんも手慣れた観があって、至極スムーズに運営されてました。
全ポイントを制覇された方の名前を一人一人読み上げて賞品を渡し、それから記念品が当たるじゃんけん大会。
なお、第一回の秘密集会以来この手のじゃんけん大会で一度も勝ったことがない私が
今回も何ももらえなかったことは言うまでもありません(>_<)


完走者表彰の様子。

それから取材に来ていたBMWBIKES誌とボクサージャーナル誌が集合写真を撮影し、道の駅ファイナルイベント自体は
一時間もかからずにわりとあっさり終了。ここで帰られる方もおられましたが、
それだけだと私は何しに来たのか分かりませんので引き続きボクサートロフィーを観ていきます。
イベントが終わってからそのままパドックに移動するとだいたいボクサートロフィーの参加車輌がコースインする
少し前に到着できるという具合に上手にタイムテーブルが組んでありまして、レースをしっかり観てきました。
ディーラー単位で参加されているところもありましたが、そういうところはメカニックはBMW指定の紺色のツナギを着て参加。
参加チーム中でメカニックの技術水準はまちがいなくナンバーワンだったでしょう(^^)


スタート直前の様子。

レース自体はほぼ予想通りSのワンメイクに近い感じで、他のRやGSとの戦力差は明らかな印象でした。
BMWはサーキットでもここまでいけるのか・・・と、何度目か忘れましたが改めて思いましたね。
しかしその直後のドカやスズキのレースを見ていると、音も速さもBMWとはまるで違ったのも事実。
来年の8耐も是非とも頑張って欲しいと祈らずにはいられませんでした。

それからテント前で仮の表彰式。一応最も遅い人が最も長い時間レースを楽しんだ偉い奴という趣旨の元
遅かった方から昇順で表彰です。今回協賛されていたBSとメッツラータイヤの使用者に限っては
それぞれのタイヤを一本ずつもらえるおなじみの特典も健在でした。


表彰式とタイヤを渡している様子。よく見ると有名な方が大勢いらっしゃってます。

実際先日死亡事故が立て続けに起こっていたためボクサートロフィーの今後も危なかったようなのですが、
今回は無事故無転倒で次回につなげることができてまずは、めでたしでした。
これが終わった時点で参加者の半分程が鈴鹿を後にされたんですが、本日はイベントの締めくくりとして
鈴鹿の無料体験走行が残っています。BMWのイベントではなく鈴鹿サーキットのイベントのため
ボクサートロフィーが終了してから一時間以上の間隔が開いてしまいましたが、これは仕方ないでしょうね。
そんなわけで、残った数十台のBMWは先導車の後に続いて20台ごとにコースイン。
私は先導車のすぐ後ろになったんですが、このお陰で随分と助かりました。


係員から走行ルールの説明などを聞きます。


今か今かとコースインを待つBMW軍団。

というのは、昨年にもやろうとして果たせなかったんですが、鈴鹿のコース走行中の写真を撮りたいなと前から思っていたんですよ。
先日の九州旅行で大体やり方は掴みましたのでそれなりの自信はあったんですがやはり普通と同等の走行は無理ですから
前後を挟まれると走行ペースを合わせたりラインの取り方などにいろいろと支障が出てきます。
しかし、今回は前が先導するインストラクターだけだったのでそっちは心配なしだしコースの見通しも二重丸。
最初の方は操作ミスでまともに撮れていなかったんですが、後半を一部紹介。


立体交差を過ぎて、ヘアピンの入り口手前です。モニターの視界で走っていたのでラインには目を瞑ってほしい(-_-;)


最もスピードの伸びるバックストレッチ。この奥が130Rになります。


130Rを過ぎてカシオトライアングル手前。大治郎〜(T_T)


おなじみのメインストレートとコントロールラインです。

今回、楽しむためのイベントとしてはどうかな、と思う部分もあったんですよ。
そもそもスタンプラリーに参加していない私にはそのファイナルイベントといっても
それだけでは楽しむための引きとしてちょっと弱かったというのは正直なところ。
勿論スタンプラリーを完了された方々には充分楽しめたでしょうが、そうでない方には何となく呆気ないものがあったと思います。
そういう方が実際におられたかどうかはわかりませんが、エントリーしていないのに集会だからと遠くからやって来て、
イベントが手短に終わってはいこれで一応の解散だと、何しに来たのか分からないものがあるでしょう。
ですからツーリングの途中に目的地の一つとして組み込むとか、私のようにこのイベントよりもどちらかというと
鈴鹿でのイベント全体を楽しむことを目的に行くかしないといけないでしょうね。

ただ、イベントといっても様々で、何から何まで主催者任せで用意された楽しみを享受するものもあれば、
BMWBIKES誌の集会のように場所を提供して人を集めてイベントとして最低限のことはやるから、
これをツーリングのきっかけにしてもいいし会場で楽しみを自分で見つけてくれてもいいという趣旨のものもあります。
今回は明らかに後者だったと思いますが、趣味で大型バイクに乗っているなら楽しみ方くらい自分で見つけなさいよ、
その位のことはできる大人でしょ、というのはライダーなら言われて当然くらいのつもりでないといけないと思うんですよね。
「あんたらが店員で俺は客だから、店は俺を楽しませるようなイベントをやって当然」なんて
考え方がまかり通るとしたらそれは健全ではないですし。
そういうイベントはひとつ間違えると運営側の手抜きイベントに成り下がってしまいますが、
今回運営するディーラーさんの一生懸命な様子は見ていてよく分かりましたし、いいのではないかと。

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