Motorcycle Fan Festival in つま恋(2000年)

97年にRSを購入してBMWオーナーになった私ですが、今まで全国規模の集会に参加したことはありませんでした。
行きたくても仕事の都合などで行けなかったのですが、何年も続くと「行ってみたいぞ!」という気持ちがだんだん強くなってきます。
というわけで、2000年に静岡の掛川市で行われたMotorcycle Fan Festival in つま恋に参加を決意したのでした。
しかし、日程を見て愕然。金・土・日の開催でしたが
私の予定表だと金・土曜は仕事、日曜は会社の棚卸になっています(^^;)
けれども、やっぱり一度くらいは全国集会に行って見たいもの。
土曜日だけの日帰り参加という形でしたが、会社を休んで行ってきました。

金曜は実質運営スタッフだけという話だったので参加は見合わせ、土曜の早朝に出発。
天気予報によるとどうも午後から雨らしく一抹の不安もあったのですが、雨具の装備だけ整えてRSで東名を走ります。
ですが、掛川に到着した直後に雨がぱらぱらと降ってきました。
一部では雨男として知られる私は「早くもきたか・・・」と覚悟を決めながら会場に急ぎます。
で、会場であるつま恋リゾートの中には既に多数のBMWが到着していました。
これが全国集会初体験の私には、これだけの数のBMWが集まっているのを見るのは初めてのこと。
駐車場が広範囲に分散していたため広大な駐車場が全部BMWで埋め尽くされて壮観だ・・・ということはあまりなかったんですが、
それでもどこに石を投げてもBMWに当たって、
跳ねかえった石がまた別のBMWに当たりそうに思える光景はなかなかの見物でありました。

初代ネモケンRSと同じ仕様のシートのRSを発見。沢山集まっている写真がなかったのでゴメンナサイ。

降り出した雨はいっこうに止まず、むしろ雨脚が強まる一方でしたがそれでも様々なイベントは行われてます。
というわけで、まず試乗会場に足を向けました。
試乗担当のスタッフには知った顔がおられたので、
先導するスタッフがコースを覚えるため試乗会のスタート前に練習走行をするのに頼み込んで混ぜていただきます。
で、それも含めて都合三台に試乗させてもらいました。これは当日の参加者では最多台数ですv(^o^)
ですが、そこまで乗ったところで雨脚が一段と強まったために試乗会はやむなく雨で中止になってしまいました。
同じく、屋外で行われていたイベントもその多くが中止となってしまいました。残念です。.

ですがそんな中でもメンテナンス講習や救急法講習といった屋内でのイベントは行われ、
気合いの入った方々は雨天をものともせずにつじつかさ氏のライディングクリニック
(伝え聞くところによると転倒する車輛もわりと出たとか)に参加されたり
並行して行われたGSクラブのミーティングに参加されたりしてました。
ですが私はそれらに背を向けて一人で会場のブースをぶらぶら。
型落ちとなって半値で放出された純正アトランタパンツ(ベーシックパンツの一つ前のモデル)を半値で購入して
「むふふ、これでかかった費用の元は取ったな」などと密かに考えていました(笑)。

それからはどこに行くでもなくオーナーズクラブのテントに非会員なのに延々とたむろしていたら、
そのまま雨によるテントの移動とフレンドシップパーティーのステージ設営を手伝わされることに。
アルミパネルのトラックから荷物を搬出したりステージ正面に吊ってあるMFFつま恋のボードを固定したりしていると
「確か自分はスタッフではなく参加者だったはずだが?」という疑念が時折脳裏をかすめますが、
これはこれで楽しいからOKです。
ちなみにボードを固定している時に、これが会の最中に落下して
ゲドゥーンさんあたりを直撃したら面白い一体どうなるだろうなどと
私が考えていたことはもちろん内緒であります(^^;)

フレンドシップパーティーの前には会場に各社からブースが出てまして、
メーカーによってはウェアやパーツなどが結構なお値打ち価格で販売されてました。
オーナーズクラブからも型落ちの純正用品が処分価格で販売されてましたし、
この時R1100用の社外品ブレーキパッド1セット2000円を購入しておかなかったことを私は未だに後悔してます。
他にも抽選会などが行われましたが、私は何も当たりませんでした(T_T)
ちなみにこの時山村レイコさんがTシャツを商品として提供されてまして
「私は着てないですから安心してくださいね〜」と言った時に
「なあんだ」
とものすごく率直な感想を漏らされた業界人の方がいらっしゃったのですが、
その方の名誉のために名前は伏せておきます(笑)

ネコ・パブリッシングのブースの前で。この中に抽選会でBMWの自転車を当選された方が混じってます。

フレンドシップパーティーは食事は予め各自で済ませておいて、
会場ではペットボトルやアルコール類、フランクフルトなどを希望者は実費で購入するという形式でした。
個人的には飲食物が全部実費というのはどうかと思ったのですが、いいのか悪いのか・・・。
ゲストとしては永山郁夫さん、根本健さん、つじつかささん、山村レイコさん、山田純さん、松本充治さんがいらしてまして
それぞれ面白いトークを披露していただきました。

前列右から紹介した順です(^^;)根本さんとつじさんの間はゲドゥーンさん。

根本健さんが少し前に名神で自分のRSでCBR1100XXと大バトルをした話とか
(結局ぶっちぎったそうですが、話を聞いた限りでは性能より腕で抜いてます)
山田純さんが某カメラマンの話を引き合いに出して
「この人は東京から盛岡まで隼だと2時間37分かかったけど同じルートをK1200RSで走ったら
2時間12分で到着してしまった!速いというのは加速や最高速だけでなく、目的地にどれだけ早く着けるかも大事です」
と語っておられましたが、翌年の蓼科Motorrad Daysと比べると話の内容に隔世の感を覚えます。
どれも聞いていて面白かったですけどね(^o^)

根本健さんと山田純さんのトークショー。私が固定した上のボードはこの時に落ちても・・・あわわっ(^^;)

で、パーティーが終わってからはおやすみタイム。
パーティー会場出口で山村レイコさんから丸富製紙のトイレットペーパー(これ、なかなか良かったです)を受け取り
いい気分に浸っていた私ですが、翌日はしっかり会社で棚卸です。
朝以来ず〜っと降っていた雨はこの時には既に台風並の豪雨になっていて
トップケースを開けて荷物を出し入れしている間にケースの底に
深さ1cmほどの水溜りができてしまうほどだったんですが、
それでも私は戻らなきゃいけません。私は買ったばかりのアトランタパンツ(ゴアテックス)に履き替えて
当時クリアタイプを装着していたエアロフロースクリーン越しの視界を頼りに夜の東名をひた走り、
日付が変わって少ししてから自宅に戻ってきました。
ちなみにアトランタパンツの防水性は、豪雨に完敗でした(泣)。
翌日は昼前から晴れたそうなんですが、私が雨とともに会場入りして
帰った翌日が晴れたために一部では円秋=雨男説の評価がますます定まったようです(^^;)
総じて参加費用に対して割のいい、楽しめるイベントでしたね。
雨に祟られたのは残念でしたが、こういう催しの好きな向きには
行って損をしないでしょう。全国規模のMFFはこれで最後となり
翌年2001年からはもう少し盛大なMotorrad Dayという形になりましたが、
どちらにしても参加者が満足して帰ることができればこういうイベントはOKですから。

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