BMWBIKESヒミツ集会in道の駅さざなみとその道中

今年の幕張秘密集会で伺ったところによると秘密集会とは”何がしか秘密な要素をもった集会”なのではなく、
「BMWBIKES誌が行う読者集会のことを秘密集会と呼称している」そうで、これで永年の疑問が一つ氷解したのですが
永年参加し続けてきている身としては(余談ながら私がBMWに乗り始めたのとBMWBIKES誌創刊号の発売はほとんど同時でした)
集会に飽きるとは言わないまでも、新鮮な驚きという類のものはほとんどなくなっているのは事実です。
秘密集会のレポートの度に書いていることですが、主催者がホストとなってイベントを提供するという形式のイベントとは
ほぼ対極にある集会ですし、参加者が受身ではなく自分から積極的にいろいろな話を誰かとしていかなくては
「わあ、BMWがいっぱい集まっている」だけで終わってしまうのも事実。それだけに回を重ねてくると集まるメンバーも
ある程度固定化してきていて、濃いBMWライダーばかりが常連と化して駄弁っている場所となっていたきらいも
なきにしもあらずでした(それを否定する気はありませんが)。

で、そんなことを考えていたらちょうどBMWBIKES誌25号の巻末に永山編集長が
「ヒミツ集会はあくまで皆さんご自身の旅のためのキッカケにしかすぎません」とコメントを書いておられたのを目にした私は、
「では今回は単に自宅と集合場所を最短距離で往復するだけのツーリングではなく、途中の経過も交えた「旅」にしてみるか」
と考えて、先日書店でジパツーを立ち読みした時に妙に印象に残っていた大王わさび園に寄っていこうと考え、実行してみることにしました。
決して、集会の写真が少なかったがためのスペース稼ぎではありません(笑)

というわけで時間に余裕をもって早朝に出発し、国道19号をひたすら北上。秋の交通安全運動が始まったばかりということや
長野県警は取り締まりに光電管を多用しているという事実などを考慮してかなり抑え目に走り(それでも車の流れよりは早い)、
塩尻で遺跡をひとつ見学したり途中の道の駅でナス饅頭(なかなかいけました)を頬張ったりしながらゆったり走っていくと
早朝に出発したにもかかわらず時間にそれほど余裕がなくなってしまった(;一_一)

しかし、やはり初志は貫徹するべきだろうと予定は変更せず、わさび園に到着。
変更したのはその後で、標準的な観光コースはわさび園の主要ポイントをぐるっと一周する標準所要時間45分のコースだそうですが
昼食がまだの考えるとそこまでの時間はとれないと考え、ちょっとさわりを見たら引き返すことに決定。
入場が無料なことはこういう時に決断を後押ししてくれて助かります。
で、中に入るとこんな感じ。さすがは日本最大を誇るだけあって相当なスケールでした。

 
極端に浅い川の中に畝を作って、山葵を植えてます。黒いものは日よけということは、その下は全部山葵畑!

実際の面積はこんなものではなく、この写真は全体のほんの一部に過ぎません。凄いですね〜(@_@;)
で、やはりというか期待を裏切らないというか、食堂のメニューはコテコテの山葵づくしでした。

 

 


なんというか、ここで生活していたら体が緑色になるんじゃないかと思うようなメニューでしたね。
ここに載ってないわさびソフトにわさびジュースとわさび丼は制覇してきましたが、花鰹を大量に載せたごはんに
根を一本まるごとすりおろした山葵を溶いた醤油をぶっかけて食べる(だけの)わさび丼はなかなか強烈でした。
鼻にも目にも強烈な刺激がきて、涙ボロボロ流しながら丼を食べるというのは初めてでしたね。
美味かったかといわれると?なんですが(−−〆)

で、それから急ぎ足でわさび園を後にした私は会場へと出発。いつも通りに会場入りして、知った方々といろいろ話をして、
編集部の方ともいろいろ話をして、じゃんけん大会にも参加し・・・といういつも通りのことをやっておりました。
ちなみに私はその後松本から高山に抜け、途中一泊して翌日に帰宅しています。


今回永山さんは全体的に抑え気味。ほとんどの方から「怪我は大丈夫ですか」と質問されてました(私も含めて(;^_^A)

 
おそらく四輪のBMW用純正色で全塗装したGT。実に品いいです(^_^)  右は見覚えのあるアダプターでミラーを交換したRS。私としては嬉しいかぎり(*^^)v

 
K1200LTは集団で来られてました。これだけ集まるとさすがに圧巻。珍しい刀のサイドカーも来てました。私は見るの初めて。

私は「永山さんとテムジンさんから、このことは聞いておこう」などということは予め考えてあるんですが、
今回それはしっかり聞けました。また会う約束をしてあった友人とも話をしたりとそういう意味ではここに来た目的は達成してます。
そういう意味では行ってよかったんですが、ならば旅として考えるとどうだったかと聞かれると返答に困る部分があります。
往復の行程は少なくとも無味乾燥な単なる移動ではありませんでしたが、じゃあ今回の行程全体を通して
旅だったと感じられるかと聞かれたらそうじゃないわけで、移動と旅の違いには明確な線引きができない分難しいですね。
単に長距離走ればいいってもんでもないですし、

それはそうと、最終的に残ったのは私を含めた三名でした。高ボッチだの幕張だの太郎坊だの、殆ど固定メンバーのような気もしますが
知った人とこうやって気兼ねない話ができるのが楽しみで来ている・・・という部分もありましたね。
旅の一部になったかと考えると脳内評価ではまだまだでしたが、視点を変えて見てみると
確かにそのきっかけのひとつになりそうなイベントではありました。


参加してさえいれば、この三台が最後まで残るのはほとんどいつも一緒です(^_^;)

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